JP4813172B2 - ステータの製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータコアのスロットに、予め巻線された複数のコイルの一側辺をそれぞれ挿入した後、前記複数のコイルの他側辺をそれぞれ他のスロットに挿入して、ステータコアの端面から見たときコイルが螺旋状に重なった形態をなすステータを製造する方法及び製造装置に関する。
巻線されたコイルを有するステータの製造方法としては、ステータコアの内歯に直接コイルを巻き付ける直巻線方法と、予め巻線されたコイルをステータコアのスロットに挿入するコイル挿入方法とが主として知られている。
しかしながら、これらの方法では、各磁極に対して同心巻きされたコイルしか形成できないので、そのようなステータコアを用いたモータは、周方向の起磁力密度が不均一になるという現象によってトルクムラが発生する。このトルクムラはモータの振動や騒音を発生させる原因となるため、これを解決するための様々な提案がなされている。
上記トルクムラが著しく低減されたモータとして、ステータコアのスロットに、予め巻線された複数のコイルの一側辺をそれぞれ挿入した後、前記複数のコイルの他側辺をそれぞれ他のスロットに挿入して、ステータコアの端面から見たときコイルが螺旋状に重なった形態をなすステータ(以下「螺旋巻きステータ」とする)を用いたモータが知られている。
こうして得られたステータコアは、コイルエンドが短く、その高さが比較的均一でコンパクトな形状となると共に、モータとしたときのトルクムラが小さく、モータの振動や騒音を低減させることができるという優れた特性を有している。
しかしながら、上記のような螺旋巻きステータコアは、コイルの両側辺を一つずつ他のコイルと重ね合わせながらスロットに挿入しなければならず、その作業を機械化することが困難であった。このため、予め巻線されたコイルをステータコアのスロットに手作業で挿入しなければならず、製造作業性が悪く、製造コストが高くなるという問題があった。
一方、螺旋巻きステータに関する技術として、下記特許文献1には、外周層と内周層を有するスロットが複数形成されたモータのステータコアに、予め内周層挿入辺と外周層挿入辺とを有しコイル形状に形成されたコイルピースを前記ステータコアの円周方向に順次挿入してなるモータのステータ作製方法において、複数の細線を束ねた導線束が複数回巻回された複線コイルピースを前記スロットに挿入する工程であって、N個の前記複線コイルピースを順次コイルピース挿入順に前記スロットの内周層とN個隔てた外周層に挿入する複線ピース挿入工程と、単線が複数回巻回された単線コイルピースを前記N番目の複線コイルピースに続いて前記スロットに挿入する工程であって、前記単線コイルピースを前記スロットの内周層とN個隔てた外周層に挿入する単線ピース挿入工程と、最終N個の前記単線コイルピースの外周層挿入辺を先に挿入されている前記複線コイルピースの内周層挿入辺の下側に挿入する時に、前記複線コイルピースの内周層挿入辺をスロットから一時引き出し、前記単線コイルピースの外周層挿入辺を割り込み挿入する割り込み挿入工程と、を含むことを特徴とするモータのステータ作製方法が開示されている。
また、下記特許文献2には、ステータのスロット内に、1段にて施すべき巻線導線数を分割して複数段に構成したステータ巻線を施したことを特徴とするブラシレスDCモータが開示されている。
更に、下記特許文献3には、毎極毎相当りのスロット数が1未満の2層巻多層電機子巻線で、複数個の相隣り合う極の同相コイルを1スロットおきにスロットに収納するように連続巻きする多層電機子巻線の製造方法において、複数個連続巻きした複数層の同極コイルの一部をそれぞれのスロットに収納した後、隣接する他極の少なくとも一部分のコイルをスロットに収納し、それらに隣接させ前記連続巻きの残りの一部分又は全部をスロットに収納することを特徴とする多相電機子巻線の製造方法が開示されている。
特開平10−42528号公報 特開平10−28346号公報 特開昭56−41736号公報
しかしながら、上記特許文献1、2,3においても、巻線されたコイルをステータコアのスロットに挿入する作業を機械的に行う方法については開示されておらず、コイル挿入を手作業で行わなければならないので、工業的に安価に製造することができなかった。
したがって、本発明の目的は、螺旋巻きステータにおける巻線されたコイルをステータコアのスロットに挿入する作業を機械的に効率よく行えるようにして、螺旋巻きステータを工業的に安価に製造できるようにしたステータの製造方法及び製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のステータの製造方法は、予め巻線された複数のコイルの一側辺をそれぞれスロットに挿入し、その後、前記複数のコイルの他側辺をそれぞれ他のスロットに挿入して形成されるステータを製造する方法において、
スリット状の複数の保持溝からなりステータコアのスロットのピッチの整数倍ピッチで形成される保持溝群が外周に形成された治具を用い、
予め巻線された複数のコイルの一側辺を前記治具の外側に出し、他側辺を前記保持溝群にそれぞれ挿入した状態で、各コイルを前記治具の円周に沿って配列し、
前記ステータコアの内歯の1又は複数個ずつに対応して立設された複数本のブレード部を有する補助部材を、前記治具の端面に設置して、前記各コイルの一側辺を対応する前記ブレード部の間隙に保持させ、
この治具を前記補助部材側から前記ステータコアの内周に挿入して、前記各コイルの一側辺を、前記補助部材によってガイドしつつ、前記治具の端縁部によって前記ステータコアの対応するスロットに押し込み、
こうしてステータコアの内周に配置された治具を所定角度回動させて、前記保持溝が前記ステータコアの対応するスロットに整合するように位置決めした後、前記各コイルの他側辺を押出し手段によって外径側に押出して、前記ステータコアの対応するスロットに挿入することを特徴とする。
上記製造方法によれば、複数のコイルを一側ずつ螺旋状に重なるようにスロットに挿入することができ、螺旋巻きステータコアを機械的に効率よく製造することが可能となる。
上記製造方法においては、前記治具による前記一側辺と前記他側辺のスロットへの挿入操作を二回以上繰り返して行うことにより、コイルを重ねて挿入することが好ましい。この態様によれば、ステータコアの内径等の制約によって治具の保持溝の幅や長さを大きくとれず、一回の挿入操作ではスロットに十分に充填できる量のコイルを挿入できない場合でも、操作を二回以上繰り返して行うことにより、スロット内に十分な量のコイルを挿入することができる。また、螺旋状に重なったコイルを複数の層状にして挿入することができるので、コイルエンドをより均一化して短くすることができる。
また、前記押出し手段として、先端に向かうほど幅狭となる板状のプッシャが、前記保持溝に対応して配置された押圧治具を用い、この押圧治具の前記プッシャを、対応する前記各保持溝に先端から挿入し、前記保持溝に挿入されたコイルの他側辺を外径側に押出して前記ステータコアの対応するスロットに挿入することが好ましい。この態様によれば、押圧治具のプッシャを対応する各保持溝に先端から挿入して押し込むことによって、治具の保持溝に保持された複数のコイルの他側辺を同時に対応するスロットに挿入することができる。
また、前記押出し手段として、コイルに電流を流すことにより、渦電流による反発力を発生させる手段を用い、前記反発力によってコイルを前記治具の保持溝から外径側に押出して前記ステータコアの対応するスロットに挿入することが好ましい。この態様によれば、コイルに電流を流すという簡単な操作によって、コイルの側辺を対応するスロットに挿入することができる。
また、前記押出し手段として、前記治具の前記保持溝を横断する磁界を発生させ、その状態でコイルに電流を流すことにより、ローレンツ力を発生させる手段を用い、このローレンツ力によってコイルの他側辺を前記治具の保持溝から外径側に押出して前記ステータコアの対応するスロットに挿入することが好ましい。この態様によれば、コイルに電流を流すという簡単な操作によって、コイルの他側辺を対応するスロットに挿入することができる。
また、前記ステータコアのスロットに挿入後のコイルに対して、直流電流又は20Hz以下の低周波の交流電流を流して、コイルをステータコアに押し付けることが好ましい。この態様によれば、挿入後のコイルを確実にスロット内に保持できる。
更に、各コイルの一側辺がステータコアの対応するスロットに挿入され、他側辺が前記治具の保持溝に挿入保持された状態で、前記治具を前記ステータコアのスロットに対して所定角度回動させる際に、コイルに直流電流又は20Hz以下の低周波の交流電流を流して、コイルの一側辺をステータコアに押し付け、他側辺を治具に押し付けながら治具を回転させることが好ましい。この態様によれば、コイルの一側辺をステータコアに押し付け、他側辺を治具に押し付けながら治具を回転させることができるので、コイル線が治具とステータコアとの間に挟まれて、コイル線の絶縁被覆が損傷したりすることを防止できる。
更に、各コイルの一側辺がステータコアの対応するスロットに挿入され、他側辺が前記治具の保持溝に挿入保持された状態で、前記治具を前記ステータコアのスロットに対して所定角度回動させる際に、各コイルの前記ステータコア及び前記治具の両端面から突出したコイルエンドを、一対の回転補助治具によって前記治具に向けて軸方向に押圧させることが好ましい。この態様によれば、回転補助治具でコイルエンドを治具に向けて軸方向に押圧することにより、コイルのループが広がるので、治具を回転させる際にコイルの剛性に抗してコイルを広げるために治具にかかる力を軽減することができ、治具の変形を防止できる。
更に、コイルの一側辺をステータコアのスロットの一つ置きに挿入し、その後、コイルの他側辺を残りのスロットに挿入することにより、一回の操作で、各スロットに各コイルの側辺を一つずつ挿入することが好ましい。この態様によれば、ステータコアのスロットの半分の数の保持溝を治具に形成すればよいので、保持溝の幅及び長さを比較的十分にとることができ、保持溝に保持できるコイル線の総断面積、言い換えると一回の操作でステータコアのスロットに挿入できるコイル線の総断面積を比較的多くすることができる。
更に、前記ステータコアのスロット内に挿入されるコイル断面積の合計をScuとし、前記ステータコアの内半径をRinとし、スロット数をSlotとし、保持溝の幅をdとしたとき、以下の式が成り立つステータコアに適用されることが好ましい。
Scu>Rin・d−Slot・d/4π
上記態様によれば、治具の保持溝に保持されたコイル線をステータコアのスロットに無理なく確実に挿入することができる。
一方、本発明のステータの製造装置は、ステータコアのスロットに予め巻線された複数のコイルの一側辺をそれぞれ挿入し、次いで前記複数のコイルの他側辺をそれぞれ他のスロットに挿入してステータを製造する装置において、
ステータコアの内周に挿入できると共に、スリット状の複数の保持溝からなりステータコアのスロットのピッチの整数倍ピッチで形成される保持溝群が外周に形成された治具と、
前記ステータコアの内歯の1又は複数個ずつに対応して立設された複数本のブレード部を有する補助部材と、
前記治具の前記保持溝群に挿入されたコイルをそれぞれ対応するスロットに挿入する押出し手段とを備えていることを特徴とする。
上記製造装置によれば、複数のコイルの一側辺を治具の外側に出し、他側辺を保持溝群にそれぞれ挿入した状態で、各コイルを治具の円周に沿って配列し、ステータコアの内歯の1又は複数個ずつに対応して立設された複数本のブレード部を有する補助部材を治具の端面に設置して、各コイルの一側辺を対応するブレード部の間隙に保持させ、この治具を補助部材側からステータコアの内周に挿入することにより、各コイルの一側辺を、補助部材によってガイドしつつ、治具の端縁部によってステータコアの対応するスロットに押し込むことができる。こうしてステータコアの内周に配置された治具を所定角度回動させて、保持溝がステータコアの対応するスロットに整合するように位置決めした後、各コイルの他側辺を押出し手段によって外径側に押出して、ステータコアの対応するスロットに挿入することにより、複数のコイルを一側ずつ螺旋状に重なるようにスロットに挿入することができ、螺旋巻きステータを機械的に効率よく製造することが可能となる。
本発明によれば、複数のコイルを一側ずつ螺旋状に重なるようにスロットに挿入することができ、螺旋巻きステータを機械的に効率よく製造することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1及び図2には、本発明によるステータの製造装置の一実施形態が示されている。
図において、10はステータコアであり、ステータコア10はその内周に内歯11を有し、内歯11同士の間にスロット12が形成されている。
この製造装置は、上記ステータコア10の内周に挿入される、全体としてほぼ円柱状の治具20を有している。治具20は、中心の軸部21と、この軸部21の上端面中心に設けられた孔22と、軸部21の外周から円柱状の外周に向けて放射状に形成された複数の保持溝23とを有している。
保持溝23は、ステータコア10のスロット12のピッチの整数倍ピッチで形成されている。この実施形態の場合、保持溝23は、ステータコア10のスロット12のピッチの2倍のピッチで形成されており、スロット12の半数の数の保持溝23が形成されている。また、この実施形態では、治具20の軸部21の外周から保持溝23が半径方向に向けて放射状に形成されているが、保持溝23を、例えば、螺旋形状等の湾曲した形状でも良いし、放射方向に対して傾いた方向に形成することもできる。この場合、保持溝に収容できるコイル側辺を増やすことができる。
コイルCは、その一側辺Caを治具20の外側に出し、他側辺Cbを治具20の保持溝23に挿入されて、治具20の円周に沿って配列されるようになっている。特に、図2に示すように、治具20は、その周面と端面26との間にR状に面取りされた端縁部27を有している。本発明において、端面とは、治具20をステータコア10の内周に挿入する際の挿入方向における、治具20の挿入方向端部の面を意味し、また、端縁部とは、前述したように周面と端面との間に位置する角部周辺を意味している。
治具20の一方の端面には、補助部材70が配置されるようになっている。補助部材70は、全体として円筒状をなし、基部71と、この基部71から周方向に沿って所定間隔で、かつ、軸方向に伸びる複数の板状のブレード部72とを有している。そして、ブレード部72同士の間には、スリット状の間隙73が形成されている。補助部材70は、ブレード部72の遊離した端部を、治具20の一方の端面に当接するように設置される。このとき、治具20に前述した態様で保持されたコイルCの一側辺Caが、ブレード部72の対応する各間隙73に挿入されて、一側辺Caが外径側に出た状態にセットされる。
補助部材70のブレード部72の外周は、ステータコア10の内歯11の内周に当接し、間隙73がステータコア10のスロット12に対応する位置となるように回転位置決めされて、ステータコア10内に挿入されるようになっている。
再び、図1を参照すると、この製造装置は、上記治具20の保持溝23に挿入保持されたコイルCの他側辺Cbを、ステータコア10の対応するスロット12に押し込むための押出し手段として、押圧治具30を有している。この押圧治具30は、中心に軸31を有している。この軸31の外周には、軸方向に沿ったガイド溝32が周方向に所定間隔で形成されており、軸31の軸下端35は縮径されて、前記治具20の孔22に挿入されるようになっている。
軸31の外周には、環体33が上下スライド可能に装着されている。環体33は、軸31のガイド溝32に嵌合する内歯を内周に有している。環体33の下面には、板状の複数枚のプッシャ34が取付けられており、各プッシャ34は、軸31の対応するガイド溝32に嵌合し、軸31に対して放射状に取付けられている。プッシャ34は、その下方部分に軸31に向けて次第に幅狭となるテーパ部34aを有している。軸31のガイド溝32及びプッシャ34は、この実施形態の場合、ステータコア10のスロット12に一つおきに入るような数及びピッチで形成されている。
図3〜図15には、上記製造装置を用いた本発明によるステータの製造方法の一実施形態が示されている。
前述したように、コイルCの他側辺Cbを治具20の保持溝23に挿入して、複数のコイルCを治具20の円周に沿って配列しておく。この状態で、補助部材70の各ブレード部72のそれぞれの間隙73にコイルCを挟ませながら、補助部材70を治具20の端面に設置する。コイルCは、その一側辺Caが治具20及び補助部材70の外側に出た状態で保持される。
この状態で、ステータコア10の内周に補助部材70側から治具20を挿入していく。このとき図4に示すように、ブレード部72はステータコア10の内歯11の内周に当接し、ブレード部72の間隙73がステータコア10のスロット12に対応する位置となるように回転位置決めされる。また、ブレード部72の間隙73は治具20の保持溝23同士の間に位置し、間隙73から外側に出されたコイルCの一側辺Caが治具20の端縁部27に乗り上げるように配置されている。
こうして、補助部材70側から治具20をステータコア10の内周に挿入していくと、図5及び図6に示すように、ブレード部72同士の間隙73をガイドにして、治具20の端縁部27によって、コイルCの一側辺Caがステータコア10のスロット12に押し込まれる。このとき、ブレード部72の両側辺部が内径側に間隙73が広がるような蒲鉾型のR形状をなし、治具20の端縁部27もR状に面取りされているため、コイルCは損傷することなくスムーズにスロット12内に挿入される。なお、ブレード部72をステータコア10の内歯11の内周に当接させたとき、保持溝23がスロット12に整合しないような角度にすることにより、治具20をステータコア10の内周に挿入する際に保持溝23内のコイルCの他側辺Cbがスロット12に挿入されてしまうのを防止できる。
図7は、こうして治具20をステータコア10の内周に完全に挿入した状態を示している。なお、この実施形態の各斜視図においては、便宜上一つのコイルしか示していないが、実際には、治具20の保持溝23のそれぞれにコイルCが保持されている。そして、この状態では、コイルCの一側辺Caが対応するスロット12に挿入され、他側辺Cbは対応する保持溝23に挿入された状態となっている。この状態で、図8に示すように、補助部材70を治具20の端面から離して、間隙73からそれぞれのコイルCを抜き出す。
図9は、この状態を平面的に示す説明図である。すなわち、コイルCの一側辺Caは、ステータコア10の対応するスロット12に挿入され、他側辺Cbは、治具20の前記一側辺Caが挿入されたスロット12に隣接する保持溝23に挿入保持された状態となっている。この状態で、図10に示すように、治具20を所定方向に所定角度回動させて、保持溝23に保持されたコイルCの他側辺Cbが所定のスロット12に整合するように回転位置決めする。この実施形態の場合は、一側辺Caが保持されたスロット12に対して五つ先のスロット12に、他側辺Cbが保持された保持溝23が整合するように回転させている。
次に図11に示すように、前述した押圧治具30を用いて、治具20の保持溝23に保持されたコイルCの他側辺Cbを外径側に押出して、ステータコア10の対応するスロット12に挿入する。すなわち、図2に示した押圧治具30を治具20の上部に設置し、プッシャ34が保持溝23に整合するように回転位置決めする。
そして、軸31に対して環体33を下方にスライドさせ、プッシャ34をその下端から保持溝23に挿入していく。すると、保持溝23に挿入されたコイルCの他側辺Cbが、プッシャ34のテーパ部34aによって押されて外径側に押出され、ステータコア10のスロット12に挿入される。図12は、こうしてコイルCの他側辺Cbを、対応するスロット12に完全に挿入した状態を示している。
こうして、コイルCはその一側辺Caを一つのスロット12に挿入され、他側辺Cbをそこから五つ離れたスロット12に挿入される。この挿入作業は複数のコイルCに対して同時になされるため、図13に示すようにステータコア10の端面から見て、コイルエンドが螺旋状をなすように、コイルCが挿入された状態となる。
図14は、こうして製造されたステータコアの側面図を表し、図15は、同ステータコアの斜視図を表している。このように、ステータコア10の両端面から、コイルCが突出した部分であるコイルエンドは、その高さが比較的小さく、かつ、全周に亘って均一となる。
また、治具20によって保持されたコイルCの一側辺Caを挿入した後、治具20を回転位置決めした後に他側辺Cbを挿入しているので、回転位置決めによってコイルCが円周方向に好適に広げられて挿入される事となる。また、通常のステータコアの一端から他端に向かってコイルをインサートする方法と違い、ステータコア10の内歯11に対して内径側からコイルCを挿入するため、コイルCが円周方向に好適に広げられて挿入される事となる。従ってコイルエンドを小さくすることができる。
このステータコアは、各コイルCが部分的に重なりながら、周方向に並んで配列されているため、モータにしたときのコギングトルクムラが極めて小さくなり、振動や騒音を著しく軽減することができる。また、コイルエンドがコンパクトで均一に突出した状態となるので、ステータコア10やそれを用いて作られるモータをコンパクトにすることができる。
図16〜18には、本発明によるステータの製造方法の他の実施形態が示されている。この製造方法では、前記実施形態による製造工程が二回繰り返される。すなわち、ステータコア10の各スロット12には、一回目の工程で挿入されたコイルC1の一側辺C1a又は他側辺C1bがスロット12内の外径側に挿入され、二回目の工程で挿入されたコイルC2の一側辺C2a又は他側辺C2bがスロット12内の内径側に挿入されている。すなわち、ステータコア10の一つおきに配置されたスロット12には、コイルC1,C2の一側辺C1a,C2aが外内に重なって挿入され、これらの間に位置するスロット12には、コイルC1,C2の他側辺C1b,C2bが外内に重なって挿入されている。
こうして形成されたステータコアは、図16及び図18に示すように、一回目の工程で挿入されたコイルC1のコイルエンドが外径側に螺旋状をなして形成され、二回目の工程で挿入されたコイルC2のコイルエンドがその内側に同じく螺旋状をなして形成された2重の螺旋形状をなしている。
この方法によれば、治具20の保持溝23に一つのスロット12に挿入するのに、十分な量のコイルCを挿入保持できない場合であっても、挿入操作を二回繰り返して、行うことにより図17に示すように十分な量のコイルCを挿入することが可能となる。なお、挿入工程は、二回に限定されるものではなく、三回以上繰り返して行うこともできる。
図19には、前記製造方法において、コイルCの押出し手段を変えた他の実施形態が示されている。
この実施形態では、ステータコア10の内周に、例えばアルミニウムなどの非磁性体で形成した治具20を挿入し、コイルCの一側辺Caをステータコア10の対応するスロット12に挿入し、他側辺Cbを治具20の対応する保持溝23に挿入した状態で、コイルCの両端部に電源40が接続され、コイルCに電流が流されるようになっている。この場合、コイルCの他側辺Cbを保持する治具20の保持溝23は、一側辺Caが挿入されたスロット12に対して五つ先のスロット12に整合するように、治具20が回転位置決めされている。この状態でコイルCに急峻な過渡電流を流すと、渦電流による反発力が作用して、コイルCの他側辺Cbを外径側に押出そうとする力が作用する。その結果、コイルCの他側辺Cbを対応するスロット12に挿入することができる。このように、電流を流すだけでコイルを外径側に押出すことができるので、製造装置の構造が簡略化され、コイル挿入を迅速に行わせることができる。
図20には、本発明の製造方法において、押出し手段を変えた更に他の実施形態が示されている。
この実施形態では、治具20の各保持溝23の間に位置する放射状の隔壁内に永久磁石Mがそれぞれ埋設して配置されており、この永久磁石Mによって、それぞれの保持溝23を周方向に横切る磁界Gが形成されている。この状態で、電源40によりコイルCに電流を流すと、ローレンツ力が作用して、保持溝23に保持されたコイルCの他側辺Cbを、外径側に押出す力が作用する。その結果、他側辺Cbを対応するスロット12に挿入することができる。
図21には、本発明の製造方法において、押出し手段を変えた更に他の実施形態が示されている。
この実施形態は、基本的には、図20に示した実施形態と同様であるが、永久磁石Mの代わりに電磁石Emが用いられている点が異なっている。すなわち、各保持溝23の間に形成された隔壁に軸方向に延びる挿入溝を形成しておき、この挿入溝に電磁石Emが挿入され、この電磁石Emに図示しない電源回路から電流を流すことにより、各保持溝23を周方向に横切る磁界Gを形成する。したがって、この状態でコイルCに電流を流すことにより、前記実施形態と同様に、コイルCの他側辺Cbに外径側に押出す力を作用させ、他側辺Cbを対応するスロット12に挿入することができる。
図22には、本発明の製造方法において、押出し手段を変えた更に他の実施形態が示されている。
この実施形態では、コイルCの押出し手段として、引き出し装置50が用いられている。引き出し装置50は、ステータコア10の両端面に配置され、この両端面の近傍において半径方向に進退可能に設けられたアーム51と、このアーム51の先端部に取付けられたフック52とを有している。そして、アーム51をステータコア10の内径方向に進入させ、フック52をコイルCの他側辺Cbに引き掛けた後、アーム51を外径方向に引き戻すことによって、コイルCの他側辺Cbを外径側に引き出すような動作をするようになっている。そして、ステータコア10の両端面近傍に配置された一対の引き出し装置50により、コイルCの他側辺Cbをフック52に引き掛けて外径側に引き寄せることにより、他側辺Cbが保持溝23から対応するスロット12内に押し込まれるようになっている。
なお、図22においては、一対の引き出し装置50しか図示していないが、実際には、各コイルCに対応して一対ずつの引き出し装置50が、ステータコア10の外周に放射状に配置されている。
図23には、本発明の製造方法において、押出し手段を変えた更に他の実施形態が示されている。
この実施形態では、押出し手段として空圧装置60が用いられている。空圧装置60は、圧縮された空気を送り込む空圧機61と、この空気を供給するチューブ62と、このチューブ62の先端部に取付けられたノズル63とを有し、ノズル63は円筒形状をなして、その周面に多数の噴出孔64が形成されている。治具20には、その中心に孔25が設けられ、この孔25内に上記ノズル63が挿入されるようになっている。治具20の保持溝23は、それらの内径側端部に、前記孔25に連通するスリット状の開口部が形成されている。したがって、治具20の孔25内にノズル63を配置し、空圧機61によってチューブ62を通してノズル63に圧縮空気を供給することにより、ノズル63の噴出孔64から圧縮空気が吹き出され、治具20の保持溝23の内径側の開口部から圧縮空気が送り出されて、保持溝23に保持されたコイルCの他側辺Cbが所定のスロット12に押し込まれるようになっている。なお、この空圧装置60は、前述した各押出し手段と併用して用いることもできる。
図24〜図26には、本発明による製造方法の更に他の実施形態が示されている。
この実施形態では、治具20の保持溝23がステータコア10のスロット12と同じ数で設けられている。つまりスロット12のピッチの1倍で保持溝23が設けられている。各コイルCは、治具20の保持溝23に他側辺Cbを挿入保持され、一側辺Caを外側に出した状態で、治具20の周方向に沿って配列され、その状態で前述した補助部材70を設置されて、コイルCの一側辺Caを、補助部材70のブレード部72の間隙73を通して外側に出た状態にする。そして、補助部材70のブレード部72がステータコア10の各内歯11の内周に当接するように回転位置決めして、治具20を補助部材70側からステータコア10の内周に挿入することにより、治具20の端縁部27によって外側に出たコイルCの一側辺Caが押圧され、ブレード部72の間隙73を通して、ステータコア10の対応するスロット12に挿入される。図24は、こうしてコイルCの一側辺Caがステータコア10の対応する各スロット12に図3〜5と同様な方法で挿入された状態を示している。コイルCの他側辺Cbは、該スロット12に隣接する治具20の保持溝23に挿入保持されている。
次に、図25に示すように、治具20を所定角度回動させ、コイルCの他側辺Cbを保持する保持溝23が、一側辺Caが挿入されたスロット12の五つ先のスロット12に整合するように回転位置決めされる。この状態で前述した押圧手段、例えば、図1に示す押圧治具30を用いて、保持溝23内にあるコイルCの他側辺Cbを外径側に押出し、他側辺Cbを対応するスロット12に挿入する。その結果、図26に示すように、各スロット12内の外径側にはコイルCの一側辺Caが挿入され、該スロット12内の内径側には他のコイルCの他側辺Cbが挿入されて、一つのスロット12内に二つのコイルが挿入された状態となる。
こうして得られたステータコア10においても、外径側に位置する一側辺Caと、内径側に位置する他側辺Cbとを有するコイルが、ステータコア10の端面において螺旋状に重なったコイルエンドをなす形状となる。
図27は、各保持溝23に各コイルCのコイル線が1本ずつ一列で挿入配置される場合をモデルにして、スロット12内に充填されるコイルCの総断面積Scu、保持溝の幅をd、スロット数Slot、ステータ内半径Rinのそれぞれの関係を考察するための説明図である。
すなわち、治具20の保持溝23にコイルCの線を一列に配列して、保持溝23からステータコア10のスロット12に挿入する場合であって、スロット12に挿入されるコイル断面積の合計をScuとし、ステータコア10の内半径をRinとし、スロット数をSlotとし、保持溝の幅をdとしたとき、以下の数式1、2が成り立つ。
(各スロットにコイルが一つだけ入る場合:例えば図9−15の実施形態の場合)
[数式1]
Scu>(Rin−Rdd)×d={Rin−(d×Slot/(4π))}×d=Rin・d−Slot・d/4π
(各スロットにコイルが二つずつ入る場合:例えば図24−26の実施形態の場合)
[数式2]
Scu>(Rin−Rdd)×d×2={Rin−(d×Slot/(2π))}×d×2=2・Rin・d−Slot・d/π
したがって、上記数式が適用できるステータコアに対しては、治具20の保持溝23にコイルCの線を一列に配列して、保持溝23からステータコア10のスロット12に挿入することが可能であり、本発明の製造方法を好適に実施することができる。
図28及び図29には、本発明による製造方法の更に他の実施形態が示されている。
この実施形態においては、コイルCの一側辺Caをステータコア10のスロット12に挿入し、治具20を所定角度回動させて、他側辺Cbを保持する保持溝23を所定のスロット12に位置決めする際、ステータコア10及び治具20の両端面から突出するコイルエンドを一対の回転補助治具80によって、治具20に向けて軸方向に押圧するようにしている。
すなわち、図28に示すように、上記回転補助治具80は、治具20の両端面の孔22に挿入される支軸81と、この支軸81にスライド可能に装着された筒体82と、この筒体82の治具20側の端部に取付けられたフランジ状の押圧板83とを有しており、筒体82及び押圧板83を図中矢印で示すように支軸81に沿ってスライドさせることにより、コイルエンドを軸方向に押圧するようにしている。
図29において、Tはステータコア10及び治具20の厚さである。同図(A)は、コイルCのコイルエンドを押圧しない状態を示し、コイルCは、ステータコア10及び治具20の軸方向にL1の長さで伸びたループをなし、コイルエンドが長く突出している。これに対して、同図(B)は、コイルCのコイルエンドを上記回転補助治具80の押圧板83によって押圧した状態を示し、コイルCは、ステータコア10及び治具20の軸方向長さL2が短くなって、図中矢印で示すように幅方向に広がる。
その結果、ステータコア10に対して治具20が回動して、コイルCのループが押し広げられるときに、上記回転補助治具80の押圧板83によってコイルエンドを押圧することにより、コイルCが幅方向に広がるため、コイルCの剛性に抗してコイルを広げるために治具20にかかる力を軽減することができ、治具20の保持溝23の隔壁部分が変形したりすることを防止することができる。
なお、上記各実施例において、電磁吸引力を利用してコイルCをスロット12内に保持するようにしても良い。例えば、一側辺Ca(C1a,C2a)挿入後の状態でコイルCに電流を流しつづけることで、一側辺Ca(C1a,C2a)を磁性体であるステータコア10に押し付けておくことができる。ただしローレンツ力を利用した押出し手段の場合は、他側辺Cb(C1b,C2b)が保持溝23から出ない向きに電流を流すか、電磁石Emを使った場合は電磁石に流す電流を止めて磁界Gをなくすようにする。こうすることで確実に一側辺Ca(C1a,C2a)をスロット12内に保持することができる。
また、同様に他側辺Cb(C1b,C2b)挿入後の状態でコイルCに電流を流しつづけることによっても、一側辺Ca(C1a,C2a)と他側辺Cb(C1b,C2b)を確実にスロット12内に保持することができる。
また、一側辺Ca(C1a,C2a)挿入後、治具20を回転位置決めする際にコイルCに電流を流しつづけることで、治具20の回転による力で一側辺Ca(C1a,C2a)がスロット12から出てくることが抑制され、ステータコア10と治具20との間にはさみこまれることが抑制される。ローレンツ力を利用して押出し手段の場合は、他側辺Cb(C1b,C2b)が保持溝23から出ない向きに電流を流すことでさらに、他側辺Cb(C1b,C2b)を保持溝23に確実に保持することができ、治具20の回転による力で他側辺Cb(C1b,C2b)が保持溝23から出てくることが抑制され、ステータコア10と治具20との間にはさみこまれることが抑制される。
ここで電磁吸引力を発生させるのに流す電流は、コイルCに渦電流による反発力が無視できる電流であれば良く、例えば、20Hz以下の交流や直流であれば良い。
また、上記実施の形態では一側辺Ca(C1a,C2a)が挿入されたスロットから五つ先のスロット12へ他側辺Cb(C1b,C2b)を挿入したが、五つ先に限られない。
また、図16〜18で、各スロットにコイルが一つだけ入る場合において二回以上挿入工程を行うことを示したが、図24〜28に示す各スロットにコイルが二つずつ入る場合においても二回以上挿入工程を行っても良い。
本発明によるステータの製造装置の一実施形態を示す斜視図である。 同製造装置における治具と補助部材とステータコアとの関係を示す斜視図である。 本発明によるステータの製造方法の一実施形態において、コイルを治具に保持させ、この治具に補助部材を設置した状態を示す面図である。 同実施形態において、補助部材側から治具をステータコアの内周に挿入する状態を示す斜視図である。 同実施形態において、治具をステータコアの内周に挿入した状態を示す部分拡大断面図である。 同実施形態において、補助部材のブレード部の間隙を通してコイルの一側辺をステータコアのスロットに挿入する状態を示す部分拡大斜視図である。 同実施形態において、治具をステータコアの内周に挿入した状態を示す下方から見た斜視図である。 同実施形態において、補助部材を取外した状態を示す斜視図である。 同実施形態において、ステータコアの内周に治具を挿入した状態を示す平面図である。 同実施形態において、ステータコアに対し治具を所定角度回動させた状態を示す平面図である。 同実施形態において、治具の保持溝に保持されたコイルの他側辺を押圧治具によって外径側に押し出す状態を示す斜視図である。 同実施形態において、治具の保持溝に保持されたコイルの他側辺をステータコアの対応するスロットに挿入した状態を示す平面図である。 同実施形態で得られたステータコアのコイルエンドの形状を示す平面図である。 同ステータコアの側面図である。 同ステータコアの斜視図である。 本発明のステータの製造方法の他の実施形態を示す模式平面図である。 同実施形態で得られるステータコアのスロット内に充填されたコイルを断面にして示す説明図である。 同実施形態で得られるステータのコイルエンドの形状を示す平面図である。 本発明によるステータの製造方法における押出し手段の他の例を示す説明図である。 本発明によるステータの製造方法における押出し手段の更に他の例を示す説明図である。 本発明によるステータの製造方法における押出し手段の更に他の例を示す説明図である。 本発明によるステータの製造方法における押出し手段の更に他の例を示す説明図である。 本発明によるステータの製造方法における押出し手段の更に他の例を示す説明図である。 本発明によるステータの製造方法の他の実施形態において、ステータコアの内周に治具を挿入し、コイルの一側辺をステータコアのスロットに挿入に、他側辺が治具の保持溝に保持された状態を示す説明図である。 同実施形態においてステータコアに対して治具を所定角度回動させた状態を示す説明図である。 同実施形態において治具の保持溝に保持されたコイルの他側辺をステータコアのスロットに挿入した状態を示す説明図である。 治具の保持溝とステータコアのスロットとの関係を考察するための説明図である。 本発明によるステータの製造方法の更に他の実施形態で使用される回転補助治具を示す説明図である。 同実施形態において、コイルエンドを押圧する前と押圧した後の状態を示す説明図である。
符号の説明
10 ステータコア
11 内歯
12 スロット
20 治具
21 軸部
22 孔
23 保持溝
25 孔
26 端面
27 端縁部
30 押圧治具
31 軸
32 ガイド溝
33 環体
34 プッシャ
34a テーパ部
35 軸下端
40 電源
50 引き出し装置
51 アーム
52 フック
60 空圧装置
61 空圧機
62 チューブ
63 ノズル
64 噴出孔
70 補助部材
71 基部
72 ブレード部
73 間隙
80 回転補助治具
83 押圧板
C、C1、C2 コイル
Ca、C1a、C2a 一側辺
Cb、C1b、C2b 他側辺
Em 電磁石
G 磁界
M 永久磁石
Rin ステータ内半径
Scu 総断面積
Slot スロット数
d 保持溝の幅

Claims (11)

  1. 予め巻線された複数のコイルの一側辺をそれぞれスロットに挿入し、その後、前記複数のコイルの他側辺をそれぞれ他のスロットに挿入して形成されるステータを製造する方法において、
    スリット状の複数の保持溝からなりステータコアのスロットのピッチの整数倍ピッチで形成される保持溝群が外周に形成された治具を用い、
    予め巻線された複数のコイルの一側辺を前記治具の外側に出し、他側辺を前記保持溝群にそれぞれ挿入した状態で、各コイルを前記治具の円周に沿って配列し、
    前記ステータコアの内歯の1又は複数個ずつに対応して立設された複数本のブレード部を有する補助部材を、前記治具の端面に設置して、前記各コイルの一側辺を対応する前記ブレード部の間隙に保持させ、
    この治具を前記補助部材側から前記ステータコアの内周に挿入して、前記各コイルの一側辺を、前記補助部材によってガイドしつつ、前記治具の端縁部によって前記ステータコアの対応するスロットに押し込み、
    こうしてステータコアの内周に配置された治具を所定角度回動させて、前記保持溝が前記ステータコアの対応するスロットに整合するように位置決めした後、前記各コイルの他側辺を押出し手段によって外径側に押出して、前記ステータコアの対応するスロットに挿入することを特徴とするラップ巻きステータの製造方法。
  2. 前記治具による前記一側辺と前記他側辺のスロットへの挿入操作を二回以上繰り返して行うことにより、コイルを重ねて挿入する請求項1記載のステータの製造方法。
  3. 前記押出し手段として、先端に向かうほど幅狭となる板状のプッシャが、前記保持溝に対応して配置された押圧治具を用い、この押圧治具の前記プッシャを、対応する前記各保持溝に先端から挿入し、前記保持溝に挿入されたコイルの他側辺を外径側に押出して前記ステータコアの対応するスロットに挿入する請求項1又は2記載のステータの製造方法。
  4. 前記押出し手段として、コイルに電流を流すことにより、渦電流による反発力を発生させる手段を用い、前記反発力によってコイルの他側辺を前記治具の保持溝から外径側に押出して前記ステータコアの対応するスロットに挿入する請求項1又は2記載のステータの製造方法。
  5. 前記押出し手段として、前記治具の前記保持溝を横断する磁界を発生させ、その状態でコイルに電流を流すことにより、ローレンツ力を発生させる手段を用い、このローレンツ力によってコイルの他側辺を前記治具の保持溝から外径側に押出して前記ステータコアの対応するスロットに挿入する請求項1又は2記載のステータの製造方法。
  6. 前記ステータコアのスロットに挿入後のコイルに対して、直流電流又は20Hz以下の低周波の交流電流を流して、コイルをステータコアに押し付ける請求項1〜5のいずれか1つに記載のステータの製造方法。
  7. 各コイルの一側辺がステータコアの対応するスロットに挿入され、他側辺が前記治具の保持溝に挿入保持された状態で、前記治具を前記ステータコアのスロットに対して所定角度回動させる際に、コイルに直流電流又は20Hz以下の低周波の交流電流を流して、コイルの一側辺をステータコアに押し付け、他側辺を治具に押し付けながら治具を回転させる請求項1〜6のいずれか1つに記載のステータの製造方法。
  8. 各コイルの一側辺がステータコアの対応するスロットに挿入され、他側辺が前記治具の保持溝に挿入保持された状態で、前記治具を前記ステータコアのスロットに対して所定角度回動させる際に、各コイルの前記ステータコア及び前記治具の両端面から突出したコイルエンドを、一対の回転補助治具によって前記治具に向けて軸方向に押圧させる請求項1〜7のいずれか1つに記載のステータの製造方法。
  9. コイルの一側辺をステータコアのスロットの一つ置きに挿入し、その後、コイルの他側辺を残りのスロットに挿入することにより、一回の操作で、各スロットに各コイルの側辺を1つずつ挿入する請求項1〜8のいずれか1つに記載のステータの製造方法。
  10. 前記ステータコアのスロット内に挿入されるコイル断面積の合計をScuとし、前記ステータコアの内半径をRinとし、スロット数をSlotとし、保持溝の幅をdとしたとき、以下の式が成り立つステータコアに適用される請求項9記載のステータの製造方法。
    Scu>Rin・d−Slot・d/4π
  11. ステータコアのスロットに予め巻線された複数のコイルの一側辺をそれぞれ挿入し、次いで前記複数のコイルの他側辺をそれぞれ他のスロットに挿入してステータを製造する装置において、
    ステータコアの内周に挿入できると共に、スリット状の複数の保持溝からなりステータコアのスロットのピッチの整数倍ピッチで形成される保持溝群が外周に形成された治具と、
    前記ステータコアの内歯の1又は複数個ずつに対応して立設された複数本のブレード部を有する補助部材と、
    前記治具の前記保持溝群に挿入されたコイルをそれぞれ対応するスロットに挿入する押出し手段とを備えていることを特徴とするステータの製造装置。
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