JP4812121B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
特許文献1には、ヒータを備えた本体と、底面と当該底面の四辺より立ち上がる側壁とを備えた水受けトレーと、この水受けトレーに取付け可能な焼き網とを備え、上記水受けトレーの後方側壁に、上記ヒータを挿入可能なヒータ挿入孔を備え、このヒータが水受けトレー内に挿入された挿入姿勢(加熱手段が第1トレーに配設された使用姿勢の一例)で、水受けトレーが上記本体に載置されて使用されるフィッシュロースターが開示されている。
この特許文献1に開示の技術は、水受けトレーの上端の焼き網上に載置された魚などが加熱されて生じた脂が、水受けトレー上に落ちて焦げ付きや煙が発生することを、水受けトレー内の下部に水を貯留させて当該水に脂が落ちる構造とすることにより防止している。
特許文献2には、ガステーブル本体と、この本体に載置可能な水受けトレーと、この水受けトレーに取付け可能な焼き網と、上記本体に取付けられ上記焼き網の上下に配置されるヒータと、上記水受けトレーに注水板を用いて水を注水して、この水の層の上面に浮いた状態のアルミ箔やボール紙からなる反射トレーとを備えた加熱調理器としてのガステーブルのグリル装置が開示されている。この特許文献2に開示の技術は、焼き網上に載置された魚などが加熱されて生じた脂が、水受けトレー上に落ちて焦げ付きや煙が発生することを、脂が上記反射トレーに落ちるようにし、この反射トレーを交換可能な構成として防止するとともに、反射トレーによる熱線の反射及び水受けトレーに水を貯留することにより、水受けトレーや反射トレーが高温となることを防止している。
上記特許文献2に開示の技術では、ヒータからの熱線を反射させて利用して、水の蒸発による熱エネルギーを節約できるとともに、蒸発に伴う蒸気量を比較的少なくすることができるが、水が少しずつ蒸発した場合に、再度、水を注水しようとしても反射トレーが水受けトレーの上部全面を覆っているため、注水板を用いて注水する必要があり、迅速かつ簡便に注水を行うことができないとともに、当該反射トレーはアルミ箔等により形成されているため汚れや破損が生じると継続的に使用することができず、ランニングコストが増大するという問題があった。
また、第2トレーの面積が第1トレーの底面の面積より小さく構成されているので、第2トレーを第1トレーに収納した状態で、加熱手段を第1トレーに配設した使用姿勢としても、第1トレーの底面には第2トレーに覆われない注水領域が形成される。これにより、仮に第1トレーの底面に水を貯留させる場合において、当該水が全く無い、あるいは少なくなっている場合などであっても、第1トレーと第2トレーとの間に水を注水するための注水領域を確保することができ(平面視)、加熱手段を第1トレーに配設した使用姿勢のままこの注水領域に注水して、迅速かつ簡便に第1トレーの底面に注水を行うことができる。
さらに、第1トレーを上から見た平面視で、第1トレーの少なくとも1つの側壁に、第2トレーの対応する辺が当接する全ての当接状態で、加熱手段の下方に第2トレーが常に位置されるので、上記のように、第2トレーの面積が第1トレーの底面の面積より小さく構成されていることにより当該第2トレーが移動して、第1トレーの側壁に第2トレーの対応する辺が当接してしまっても、第2トレーは加熱手段からの熱線を常に反射することができ、第1トレーの底面の温度が上昇することを確実に防止できる。
加えて、第1トレーの前方側壁の内側に反射プレートが設けられているので、加熱手段からの熱線を反射プレートにより反射して、第1トレーの前方側壁の温度が上昇することを防止することができる。これにより、加熱手段からの熱エネルギーを第1トレーの前方側壁の温度上昇に用いることなく、有効に利用することができるとともに、前方側壁に触れた場合であっても火傷することを防止することができる。そして、反射プレートの最下部が、標準水量の水を第1トレーに貯留した状態で形成される水面の位置と同等、若しくはこの水面よりも低く設定されているので、加熱手段からの熱線を反射プレートにより反射する際に当該反射プレートの温度が上昇しても、貯留した水に常に接触している状態とすることができ、当該水により冷却して、高温となることを防止できる。その結果、第1トレーの前方側壁の温度を低下させることが可能となる。
また、第2トレーが水の水面に浮く浮動状態となっていると、この第2トレーは当該水面上を容易に移動して第1トレーの少なくとも1つの側壁に当接することとなりやすいが、このような場合であっても、上記のように当該第2トレーは加熱手段の下部に常に位置するため、熱線を常に反射して第1トレーの温度が上昇することを確実に防止できる。
〔第1実施形態〕
1 全体構造
図1ないし図12は、当該フィッシュロースターの実施形態を示し、図1は正面図を、図2は平面図を、図3は側面図を、図4は斜め前上方向から見た全体斜視図を、図5は斜め前下方から見た全体斜視図を、図6は斜め後上方向から見た全体斜視図を、図7は斜め後下方から見た全体斜視図を、図8は図2のVIII−VIII断面図を、図9は図1のIX−IX断面図を、図10は図1のX−X断面図を、図11は図8のXI−XI断面図を示す。図12は、蓋体5を開いた状態のフィッシュロースターを示している。
図13、図14は本体1の正面図及び全体斜視図であり、図15、16は水受けトレー2の斜め前下方向から見た斜視図及び斜め後下方向から見た斜視図である。
本願にあっては、構造を説明するのに、「前後方向」「左右方向」「上下方向」なる記載を用いるが、「前後方向」は図1に示す正面視で紙面表裏方向となるフィッシュロースターの奥行き方向であり、「左右方向」は図1に示す正面視で左右方向となるフィッシュロースターの幅方向であり、「上下方向」は図1に示す正面視で上下方向となるフィッシュロースターの高さ方向である。
本体1は、図13、図14に示すように、水受けトレー2が載置される底板部11、左右の支持部12、13と中央支持部14等からなる。前記底板部11は、金属製の方形の平板部材からなり、その左右端には、夫々、左側支持部12及び右側支持部13が一体に連結されている。左側支持部12は、樹脂製の概略L字部材からなり、その左上端部に取手12aを備えるとともに、その右下部位に底板支持部12bを備えている。右側支持部13は、樹脂製の概略逆L字部材からなり、その右上端部に取手13aを備えるとともに、その左下部位に底板支持部13bを備えている。そして該取手13aには、温度調節用つまみ13cが配置される。この例では、左右の取手12a、13aの形状として、異なる形状が採用されている。即ち、図示するように、左側の取手12aが前後方向に伸びる平板状の取手として形成されているのに対して、右側の取手13aは、右方向に円柱状に突出する温度調整用つまみ13cを先端に備えた調整機能部13dとの意匠的一体性を重視した涙滴状の取手13aとして構成されている。
中央支持部14は、樹脂製の概略L字部材からなり、その後方部がヒンジ収納空間14aを形成しており、その前側底部に底板支持部14bを備えている。
そして、図14、図20に示すように、本体1の本体側ヒンジ部71の前方面には、横長な金属製のトレー塞ぎ板Pdが取り付けられるとともに、該トレー塞ぎ板Pdには、前方へ前記底板部11と平行に張り出し、加熱手段としての平面視略W形の下ヒータHdが取り付けられる。この加熱手段としての下ヒータHdは、加熱線としてのシーズヒータを、前記底板部11と並行な平面状に屈曲して形成されている。そして、この下ヒータHdの上記本体側ヒンジ部71側端は、図14に示すように、比較的温度の低いコールドエンドCeとされている。
水受けトレー2は、図15、図16に示すように、有底箱型の上方開放状に形成されている。そして、前方側壁2aは単純な断面円弧状の側壁面として構成されるとともに、その左右側壁2b、2cにそれぞれ、一対の焼き網支持突起2dが内側に突出して形成されている。一方、後方側壁2eには加熱手段挿入孔としての下ヒータ挿入孔Odが形成されている。
反射トレー4は、図8に示すように、前記水受けトレー2に収納されて使用されるものであり、水受けトレー2と同様に、金属製の上方開放の方形の箱型状からなっている。但し、その側壁高さは水受けトレー2と比較して十分に小さく設定されており、水受けトレー2内に水Wを入れた状態で、その水Wの水面Ws上に浮く構造が採用されている。従って、この反射トレー4は、水受けトレー2とは別体の部材であり、水受けトレー2を引き出すことにより、常時、取り出し可能である。なお、当該反射トレー4を、金属製で、特にアルミ箔等ではなく、比較的強度を有する状態で成型された箱型状とすることで、当該反射トレー4に脂等が付着したとしても取り出して洗浄することにより、再度使用することが可能である。
蓋体5は、図8に示すように、金属製の下方開放の箱型状からなり、その後方側壁部には、加熱手段としての上ヒータHuを挿入可能な上ヒータ挿入孔Ouが、その前方側壁部には、透視窓51が設けられている。さらに、頂部には排気処理部52が設けられるとともに、その下に反射板53が取り付けられている。又、左右の側部には取手54が備えられている。
さらに、この蓋体5は、図6に示すように、上ヒータ挿入孔Ou内に上ヒータHuを挿入後、蓋体5の蓋止め片55を後述する蓋塞ぎ板Puの左右端近傍に設けられる係合孔56に係合することにより、蓋塞ぎ板Puに一体的に固定され、水受けトレー2に対して略90度開閉自在にされる。
前記本体1と前記蓋体5との間における揺動軸7を介したヒンジ構造に関して以下に詳細に説明する。先にも説明したように、蓋体5は本体1に対して略90度揺動可能に構成されている(図12参照)。
図8からも判明するように、本体1が本体側ヒンジ部71に、蓋体5が蓋体側ヒンジ部72にそれぞれ固定され、本体側ヒンジ部71と蓋体側ヒンジ部72とが揺動軸7を介して揺動自在とされている。そして、図14からも判明するように、本体側ヒンジ部71の前方面には、横長な金属製のトレー塞ぎ板Pdが取り付けられるとともに、該トレー塞ぎ板Pdには、前方へ前記底板部11と平行に張り出し、平面視略W形の下ヒータHdが取り付けられる。
蓋体側ヒンジ部72は、図8、図12に示すように、本体側ヒンジ部71に対して揺動軸7を介して略90度揺動自在に接続されており、該蓋体側ヒンジ部72には、上ヒータHuを取り付けるための金属製の横長な蓋塞ぎ板Puが備えられている。
図11に、上ヒータHuと導電線Lとの接続端子C及びこの接続端子Cに接続された導電線Lを示している。
当該蓋体側ヒンジ部72は、図17に示すように、揺動軸軸方向の両端部に、前記揺動軸7を軸支する第一端面カバーC1を備えた第一部材72aと、同様に揺動軸軸方向の両端部に、前記揺動軸7が挿通する第二端面カバーC2を備え、前記第二端面カバーC2の位置が第一端面カバーC1の位置に対して、揺動軸軸方向で中央寄りに設定された第二部材72bとで構成されている。そして、図11に示すように、これら第二端面カバーC2間に形成される空間が上ヒータHuの接続端子Cが収納される収納空間Acとされるとともに、前記第一端面カバーC1と前記第二端面カバーC2との間に形成される一対の空間が、夫々導電線Lが通る導電線挿通空間Alとして構成されている。
当該本体側ヒンジ部71には、図13、図14に示すように、トレー塞ぎ板Pd及び下ヒータHdが取り付けられる本体側下ヒンジ部71aと、前記揺動軸7を揺動支持する本体側上ヒンジ部71bとを備えて構成されている。
本体側下ヒンジ部71aと本体側上ヒンジ部71bとは、一体の部材として金属製の板材から構成されており、図8に示すように中央支持部14に位置決めされる。
本体側下ヒンジ部71a及び本体側上ヒンジ部71bは、概略共に後方開放形の箱型に形成されている。図11に示すように、本体側上ヒンジ部71bは、上記第一端面カバーC1と第二端面カバーC2との間に挿入する平面視矩形の本体側端面カバーCdを備えて構成されており、この本体側端面カバーCdに前記揺動軸7が揺動自在に挿通される構造が採用されている。
次に、水Wを入れた状態で前方より後方に向けて水受けトレー2を挿入させる場合に、水面Wsを概略底板部11に対して平行を保つための構成に関して説明する。
このように、平行性を保つために、本願にあっては、図13等に示すように底板部11に6個の案内ガイド部50、51、52が設けられ、図15等に示すように水受けトレー2の底面2fに4個の凸部21、22が設けられている。
従って、後に図20等により説明するように、良好に平行移動を行える。そして、後記の水受けトレーの底部に設ける凸部の傾斜面と当接し、水受けトレーの移動を滑らかにする。
次に、本体1上に水受けトレー2を挿入させて、載置した場合(下ヒータHdが挿入された挿入姿勢)における、水受けトレー2、反射トレー4、上ヒータHu、下ヒータHd、焼き網3の上下方向及び平面視での位置関係について説明する。すなわち、本願に係る加熱手段(下ヒータHd)が第1トレー(水受けトレー2)に配設された使用姿勢で、第2トレー(反射トレー4)を第1トレー(水受けトレー2)の底面2fと加熱手段(下ヒータHd)との間に配置して使用する使用状態における、上記各部材の上下方向及び平面視での位置関係について説明する。
上ヒータHuの上部には反射板53、下ヒータHdの下部には反射トレー4が配置され、これら反射板53及び反射トレー4により各ヒータからの熱線を魚等に反射させて、当該魚等を焼くために用いることができ、各ヒータからの熱エネルギーを節減して有効に用いることができる。特に、下ヒータHdからの熱線を反射トレー4により反射することができるため、下ヒータHdからの熱線により水受けトレー2が高温になることを防止することができる。
したがって、下ヒータHd、上ヒータHuからの熱線により水受けトレー2及び反射トレー4が加熱されても、これらは水Wにより冷却されるため高温となることを防止できる。これにより、魚等を焼いた際に発生する油が、反射トレー4上に落下したとしても、大量の煙が発生することを防止することができる。特に、水受けトレー2の底面外周には、後方を除いて、凹部(下方突出縁部23)が設けられているため、熱線を反射して比較的高温となった反射トレー4が移動して水受けトレー2の側壁に当接し、この水受けトレー2の側壁が加熱された場合など、水受けトレー2が比較的高温となった場合であっても、水受けトレー2の底面2fに貯留した水Wが底面外周の凹部に、より多く貯留しているため、水受けトレー2の側壁をより確実に冷却することができる。これにより、水受けトレー2が高温となることを防止できるので、水受けトレー2に触れた場合であっても火傷することを防止することができる。
また、下ヒータHdからの熱線は、反射トレー4が水Wの水面Wsで浮動状態となっているため、当該熱線の一部は反射され、他部のみが水Wに吸収されることとなるため、当該水の蒸発を低減することができ、下ヒータHdからの熱エネルギーを当該水Wの温度上昇に用いることなく有効に利用することができるとともに、調理対象物(魚など)に蒸気が付着することを抑制することができ、また、注水の回数を低減することができる。
なお、水Wは、水受けトレー2を本体1上に載置する前に予め注水しておくこともできるし、水受けトレー2を本体1上に載置した後に注水することもできる。
なお、本実施形態では、図20(b)から判明するように、水受けトレー2に下ヒータHdを挿入等させて、前方凸部21と前方案内ガイド部51とが、後方凸部22と後方案内ガイド部52とが接触することによる上下方向の移動が生じたとしても、水受けトレー2に貯留された水Wが下ヒータ挿入孔Odから流出しないとともに、反射トレー4の最高位置Maが下ヒータHdの最下部Loに接触することが無い標準水量Stに設定されている。
このように、上下方向において反射トレー4と水受けトレー2との間に水Wの層を形成した場合などには、反射トレー4がこの水Wの水面Wsに浮いて移動することにより、水受けトレー2の少なくとも1つの側壁に、この側壁に対応する反射トレー4の辺が当接することとなる。このような場合であっても、下ヒータHdの下部には常に反射トレー4が位置するように、当該反射トレー4の面積が形成されている。このように、図21〜図24に示される、反射トレー4が水受けトレー2内で移動する際の様子を、図25に模式的に示す。
一方、反射トレー4について説明すると、この反射トレー4も、平面視で、左右方向が長く、前後方向が短い方形に形成されている。この反射トレー4の長辺がフィッシュロースターの前後方向に向けられて、水受けトレー2に収容されることはない。すなわち、反射トレー4が、前後、左右方向の中央を、水受けトレー2の同方向中央に合わせて配設される状態にあっては、水受けトレー2の底面2fと反射トレー4とは相似関係となる。各部材の面積は、水受けトレー2の底面2fの面積、反射トレー4の面積、下ヒータHdの面積の順に小さく設定されている。
次に概略方形に形成される各部材の辺の長さの関係について述べると、反射トレー4の各辺の長さが、この辺に直交する水受けトレー2の側壁の一方から、当該一方の側壁に対向する他方の側壁側に位置する下ヒータHdの端部までの長さよりも、大きく設定されている。例えば、反射トレー4の左右側の辺について述べると、この左右側の辺に直交する水受けトレー2の側壁の一方(後方側壁若しくは前方側壁)から、当該一方の側壁に対向する他方の側壁(前方側壁若しくは後方側壁)側に位置する下ヒータHdの端部(前方端若しくは後方端)までの長さよりも、大きく設定されている。
具体的には、図26、図27に示すように、反射プレート10は、上記前方側壁2aの円弧状断面の曲率に対応する曲率で、概略長方形状に形成されており、当該前方側壁2aの内面に長方形状の長手方向端がリベットにより固定されている。
これにより、下ヒータHdから前方側壁2aへ到達する熱線を、当該下ヒータHdと前方側壁2aの間に配置された反射プレート10により反射して、水受けトレー2の前方側壁2aが高温となることを防止することができ、その結果、水受けトレー2の前方側壁2aの温度を低下させ、この前方側壁2aに触れて火傷をすることを防止できる。なお、この反射プレート10は、前方側壁2aの内面に取付け部を設けて、この取付け部に引っ掛けて固定する構成とすることもでき、必要に応じて取付け、取り外す構成とすることもできる。
また、反射プレート10を前方側壁2aに配置する際には、当該反射プレート10の最下部Poが、水受けトレー2の底部2fに貯留した基準水量としての標準水量Stの水Wの水面Wsと、同等、若しくは、当該水面Wsよりも低くなるように配置する。
これにより、反射プレート10は、熱線を反射することにより比較的高温となりやすいが、この反射プレート10を底部2fに貯留する水Wにより冷却することにより、反射プレート10、ひいては、水受けトレー2が高温になることを防止できる。
(1)上記実施形態では、水受けトレー2内に貯留した基準水量としての標準水量Stの水Wに浮かんで到達する反射トレー4の最高位置Maが、下ヒータHdの最下部Loよりも下側に設定し、反射トレー4と下ヒータHdとが接触しないようにしたが、反射トレー4を過度に加熱することがなければ、反射トレー4と下ヒータHdとが一部接触する構成としても良い。
具体的には、図14、図20、図21等に示すように、下ヒータHdの本体側ヒンジ部71側端は、比較的温度の低いコールドエンドCeとされており、このコールドエンドCeに反射トレー4の最高位置Maが到達して、接触する構成とすることができる。この場合、反射トレー4の後側の辺が上記コールドエンドCeに接触し、反射トレー4の前側の辺及び左右側の辺のいずれもが下ヒータHdに接触していない状態となる。なお、このような状態となるように、水受けトレー2に貯留される水Wの量を基準水量として設定することも可能である。
したがって、冷却能力を確保するために、水Wをできるだけ多く貯留しつつ、かつ下ヒータHdに接触しても、水受けトレー2、反射トレー4、水Wが過度に加熱されてしまうことを防止することができる。なお、この際には、水Wが下ヒータ挿入孔Odから流出しないようにすることが必要である。
2 水受けトレー(第1トレー)
2a 前方側壁
2b 左側壁
2c 右側壁
2d 焼き網支持突起
2e 後方側壁
2f 底面
3 焼き網
4 反射トレー(第2トレー)
5 蓋体
10 反射プレート
23 下方突出縁部(底面外周の凹部)
Hd 下ヒータ(加熱手段)
Od 下ヒータ挿入孔(加熱手段挿入孔)
Ce コールドエンド
W 水
Ws 水面
Ma 反射トレーの最高位置(第2トレーの最高位置)
St 標準水量(基準水量)
Lo 下ヒータの最下部(加熱手段の最下部)
Po 反射プレートの最下部
A 注水領域
Claims (3)
- 加熱手段を備えた本体と、底面と当該底面の四辺より立ち上がる側壁とを備えた第1トレーとを備え、
前記加熱手段が前記第1トレーに配設された使用姿勢で、前記第1トレーが前記本体に載置されて使用される加熱調理器であって、
熱線を反射する材料からなり、前記第1トレー内に収容可能な方形の第2トレーを備え、
前記第2トレーの面積が前記第1トレーの底面の面積より小さく構成され、
前記加熱手段が前記第1トレーに配設された前記使用姿勢で、前記第2トレーを前記底面と前記加熱手段との間に配置して使用する使用状態において、
前記第1トレーを上から見た平面視で、前記第1トレーの少なくとも1つの側壁に、前記第2トレーの対応する辺が当接する全ての当接状態で、前記加熱手段の下方に前記第2トレーが位置される構成で、
前記第1トレーの前方側壁の内側に設けられた反射プレートの最下部が、標準水量の水を前記第1トレーに貯留した状態で形成される水面の位置と同等、若しくは前記水面よりも低く設定されている加熱調理器。 - 前記第2トレーが前記第1トレー内に貯留される水に浮く浮動状態で、前記第1トレー内に収納可能である請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記第1トレーが、当該第1トレー内の底面外周に凹部を設けて構成される請求項1又は2に記載の加熱調理器。
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