JP4812075B2 - カラー画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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本発明は、複数の色材を用いて記録媒体上にカラー画像を形成するカラー画像形成装置およびその制御方法に関するものである。
一般に、電子写真プロセスを用いた画像形成装置は、使用環境やプリント枚数などの諸条件によって画像濃度の変動が起こりやすい。特に複数色のトナー画像を重ね合わせてカラープリントを行なうカラー画像形成装置では、各色の画像濃度が変動すると、カラーバランス(いわゆる色味)の変動が生じてしまうので、濃度変動を抑制することが重要課題となる。
そこで、近年のカラー画像形成装置の多くは、感光体や中間転写体などの像担持体上に検知用トナー画像(テストチャート)を試験的に作像し、テストチャートのトナー量を光学式センサ(濃度センサ)で検知し、検知結果から露光量、現像バイアス等にフィードバックをかけて画像濃度制御を行なって、安定した画像を得るようにしている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、別の方法として、転写材(紙)上に検知用トナー画像(テストチャート)を試験的に作像し、転写材上の定着後トナーパッチのトナー色度を、白色LEDとRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサの組合せ、あるいは、RGB3色が発光するLEDとフィルタ無しセンサの組合せ、といった比較的安価な素子で構成される光学センサ(カラーセンサ)で検知し、検知結果から露光量、現像バイアス、あるいはγトーンカーブの補正テーブルにフィードバックをかけて画像濃度制御を行なう制御方法も提案されている。この方式は、像担持体上の未定着トナーを使用する濃度制御方法と比較して、優れた濃度安定性を得られるため、近年注目されつつある(例えば、特許文献2を参照。)。
これに加えて、作業時間短縮、効率化のために複数の画像形成装置を用いて、同じ色味と階調特性となる画像を出力したいというニーズもある。このようなニーズに対する従来例の一つとして、画像形成装置の画像濃度制御方法およびカラーセンサを用いて、カラーセンサを搭載した複数の画像形成装置間で出力される同じ画像の色差を低減させる制御方法が提案されている。(例えば、特許文献3を参照。)
特開平11−65237号公報 特開平15−287934号公報 特開2003−107833号公報
しかしながら、上述したような、複数の画像形成装置間で出力される同じ画像の色差を低減させるための従来の技術には、次のような問題があった。
まず、従来の画像形成装置間で出力される同じ画像の色差を低減させる制御は、色差を低減させたい複数の画像形成装置のいずれにもカラーセンサが搭載されていることが前提であり、それぞれの画像形成装置で出力したテストチャート色度をそれぞれの画像形成装置が有するカラーセンサで検出する必要があった。したがって、従来の制御技術では、カラーセンサを搭載していない画像形成装置で出力された画像との色差を低減することはできなかった。
また、カラーセンサが搭載されている1台の画像形成装置を用いて、色差を低減したい他の画像形成装置で出力したテストチャート色度を検知しようとしても、機種間で異なる分光反射率を有するトナーを用いて画像形成している場合は、精度良く色度を検知することが困難であった。これは、安価な素子で構成されるカラーセンサの分光感度特性が等色関数と線形な関係にないためである(詳細は、文献:丸善株式会社,画像工学シリーズ10,「カラー画像複製論」 page15を参照。)。すなわち、特定の分光反射率特性をもつトナーに対しては、線形または非線型な行列変換あるいはルックアップテーブルによる変換等の最適化により、センサRGB出力を色度に最適変換できるが、それとは異なる分光反射率特性を持つトナーで形成されたテストチャートや、例えばインクジェットプリンタで出力されたテストチャート色度を精度良く検知することはできなかった。したがって、カラーセンサで検出したトナーパッチ色度の結果に基づいて機種間の出力画像の色差を低減する精度は良いものではなかった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、転写材上のトナーパッチのトナー色度を検出するカラーセンサを具備しない画像形成装置との間で、精度良く画像の色差を低減することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、記録媒体の画像形成面に対して発光しその反射光量に応じた第1の色空間における色度を検知するように構成されたカラーセンサを有する画像形成装置に係り、第1のカラーテストチャートを印刷出力するテストチャート出力手段と、前記第1のカラーテストチャートに対して前記カラーセンサを動作させて、前記第1のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を検知する第1検知手段と、前記第1の色空間のデータを第2の色空間のデータに変換するための、前記画像形成装置用のルックアップテーブルを用いて、前記第1検知手段により検知された前記第1のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を前記第2の色空間の色度に変換する第1変換手段と、前記カラーセンサを有しない他の画像形成装置によって印刷出力された第2のカラーテストチャートに対して前記カラーセンサを動作させて、前記第2のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を検知する第2検知手段と、前記第1の色空間のデータを第2の色空間のデータに変換するための、前記他の画像形成装置用のルックアップテーブルを取得する取得手段と、前記取得手段で取得した前記他の画像形成装置用のルックアップテーブルを用いて、前記第2検知手段により検知された前記第2のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を前記第2の色空間の色度に変換する第2変換手段と、前記第1変換手段により変換された前記第2の色空間における色度と前記第2変換手段により変換された前記第2の色空間における色度との差分に基づいて、前記他の画像形成装置における画像データの濃度制御のための補正情報を生成する生成手段とを有することを特徴とする
本発明によれば、転写材上のトナーパッチのトナー色度を検出するカラーセンサを具備しない画像形成装置との間で、精度良く画像の色差を低減することが可能な画像形成装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決手段として必須のものであるとは限らないことも付言しておく。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態におけるカラー画像形成装置Aの全体構成を示す断面図である。この装置Aは、図示のように、電子写真方式のカラー画像形成装置の一例である中間転写体27を採用したいわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置である。本カラー画像形成装置Aは、図1に示す画像形成部と図示しない画像処理部から構成される。
以下、図1を用いて、電子写真方式のカラー画像形成装置における、画像形成部の動作を説明する。画像形成部は、画像処理部が変換した露光時間に基づいて点灯させる露光光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成し、この単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成し、この多色トナー像を転写材11へ転写し、その転写材11上の多色トナー像を定着させるもので、給紙部21、現像色分並置したステーション毎の感光体(22Y、22M、22C、22K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(23Y、23M、23C、23K)、トナーカートリッジ(25Y、25M、25C、25K)、現像手段(26Y、26M、26C、26K)、中間転写体27、転写ローラ28、クリーニング手段29、定着部30、濃度センサ41によって構成されている。
前記感光ドラム(感光体)22Y、22M、22C、22Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム22Y、22M、22C、22Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。
一次帯電手段として、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させるための4個の注入帯電器23Y、23M、23C、23Kを備える構成で、各注入帯電器にはスリーブ23YS、23MS、23CS、23KSが備えられている。
感光ドラム22Y、22M、22C、22Kへの露光光はスキャナ部24Y、24M、24C、24Kから送られ、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの表面を選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
現像手段として、前記静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器26Y、26M、26C、26Kを備える構成で、各現像器には、スリーブ26YS、26MS、26CS、26KSが設けられている。各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。
中間転写体27は、例えば周長880mmのポリイミド製の単層樹脂ベルトである。また、ベルトの抵抗調整のために適量のカーボン微粒子が樹脂内に分散されており、表面色は黒色である。更に、中間転写体27の表面は、平滑性が高く光沢性を有している。この中間転写体27は、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの回転に伴って回転し、単色トナー像が転写される。その後、中間転写体27に後述する転写ローラ28が接触して転写材11を狭持搬送し、転写材11に中間転写体27上の多色トナー像が転写する。
転写ローラ28は、転写材11上に多色トナー像を転写している間、28aの位置で転写材11に当接し、印字処理後は28bの位置に離間する。
定着部30は、転写材11を搬送させながら、転写された多色トナー像を溶融定着させるものであり、図1に示すように転写材11を加熱する定着ローラ31と転写材11を定着ローラ31に圧接させるための加圧ローラ32を備えている。定着ローラ31と加圧ローラ32は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ33、34が内蔵されている。すなわち、多色トナー像を保持した転写材11は定着ローラ31と加圧ローラ32により搬送されるとともに、熱および圧力を加えられ、トナーが表面に定着される。
トナー像定着後の転写材11は、その後図示しない排出ローラによって図示しない排紙トレイに排出して画像形成動作を終了する。
クリーニング手段29は、中間転写体27上に残ったトナーをクリーニングするものであり、中間転写体27上に形成された4色の多色トナー像を転写材11に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
さらに、このカラー画像形成装置Aは、転写材11上に転写されたテストチャートとしてのトナーパッチのトナー色度を検知するためのカラーセンサ42を備える。このカラーセンサ42は、図1に示すように、転写材11の搬送路の定着部30より下流で、転写材11の画像形成面へ向けて配置されている。そしてカラーセンサ42は、転写材11に形成された定着後のトナーパッチから、単色又は混色されたRGB値をトナー色度として得ている。得られたRGB値は画像処理部に入力され、そこで線形変換等の数学的処理又はニューラルネットを用いた学習処理等により色度情報に変換される。そして、この色度情報に基づいて、転写材11上に形成された定着後のトナーパッチの濃度又は色度に応じた制御が行われることになる。このように定着後の画像を排紙部に排紙する前に、その転写材11に転写されて定着されたパッチ画像の濃度や色度を自動的に検知することが可能となる。
図2は、本実施の形態におけるカラーセンサ42の構成を示す図である。同図(A)に示すように、このカラーセンサ42は、白色LED53とRGBオンチップフィルタ付きの電荷蓄積型センサ54aを備えている。白色LED53は、定着後のトナーパッチが形成された転写材11に対して斜め45度より白色光を入射させ、0度方向への乱反射光強度を電荷蓄積型センサ54aにより検知している。同図(B)は、この電荷蓄積型センサ54aの受光部54bを示している。この受光部54bは、R,G,Bフィルタとそれに対応する各センサを有し、各フィルタに対応して、それぞれ独立した色の画素を検知している。なお、この電荷蓄積型センサ54aはフォトダイオードでもよく、RGBの3画素のセットが数セット並んでいるものを用いることもできる。また入射角が0度、反射角が45度の構成でもよい。更に、RGB3色を発光するLEDと、フィルタの無いセンサにより構成してもよい。
次に、カラーセンサ42を用いた色度検知方法について詳細に説明する。
カラーセンサ42の検出出力値は、トナーの無い状態(白色転写材の下地)では、RGB共に最大であり、転写材上の色トナー(C,M,Yトナー)が増加するに従って、補色関係にある受光部の出力値が減少する。黒トナー(Kトナー)はRGB全ての受光部の出力値が減少する。例えば、Cトナーが多く乗れば補色のR出力が減少する。また同様に、Mトナーに対してはG出力、Yトナーに対してはB出力、Kトナーに対してはR,G,B3出力が対応する。すなわち、RGBの出力値を検出し、それらRGBの3出力値のカラーバランスと、C,M,Yの色トナーおよびK単色トナーの単色および混色したトナー色度を対応づけることで、トナー色度を検出できる。
通常、安価な素子で構成される分光感度特性が等色関数と線形な関係にないカラーセンサの場合、特定の分光反射率特性をもつトナー又はインクに対して、線形または非線型な行列変換あるいはルックアップテーブルによる変換等を行い、C,M,Y,Kの単色および混色の印字率(画像濃度)に対応したセンサRGB出力を最適に色度に変換している。本実施の形態では、図3の(A)と(B)に示すようなセンサRGB出力に対応するRGBの格子点(A)をL*a*b*表色系に対応するL*a*b*の格子点(B)にルックアップテーブルを用いて変換している。なお、ルックアップテーブルの大きさは、RGB、L*a*b*共に17×17×17である。また、線形・非線形行列等の数学的処理又はニューラルネットを用いた学習処理等の方法を使用してもよい。更に、本実施の形態の場合、センサRGB出力が格子点上にない場合(図3(C)中のPx)は、近接する格子点上の点(図C(3)中のP1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8)を用いて補間計算によって、L*a*b*値に変換する。本実施の形態では、立方体補間を用いているが、三角柱補間、四面体補間等の一般的な補間方法を使用してもよい。
次に本実施の形態の特徴である、新たな装置を必要とすることなく、簡易に、かつ精度良く、カラーセンサを搭載した画像形成装置Aとカラーセンサを搭載しない不図示の画像形成装置Bとの間で、画像の色差を低減する方法について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
(STEP1−1)
まず、色を合わせたい画像形成装置Bでテストチャートを出力する。本実施の形態では、図5で示すようなテストチャートを出力する。このテストチャートは、RGB形式の画像ファイルで、R,G,B各8パッチの計24パッチから成る。
具体的には、パッチは、画像形成装置Aのカラーセンサ42の配置部分に適合するように、例えば、6.5mm角のパッチが2mm間隔で、R,G,B毎に画像データ(画像階調度)を8段階に変化させて(各色8パッチずつ)、合計24個形成されている。各パッチと画像データとの対応は、R1,G1,B1=12.5%、R2,G2,B2=25%、R3,G3,B3=37.5%、R4,G4,B4=50%、R5,G5,B5=62.5%、R6,G6,B6=75%、R7,G7,B7=87.5%、R8,G8,B8=100%、に設定されている。なお、このパッチパターンは、画像形成装置B内のメモリにパッチデータとして記憶されており、このデータに基づいてプリンタエンジンを駆動することにより形成される。
(STEP1−2)
次に、色を合わせたい画像形成装置Bの情報(画像形成装置情報)を選択する。例えば、カラーセンサ42を搭載した画像形成装置Aの入力手段(本実施の形態においては、画像形成装置Aに設けられたオペレーションパネルとするが、ネットワークを介したホストコンピュータ上の設定画面であっても良い。)を介して、オペレータによって、色を合わせたい画像形成装置がリストから選択される。図6は、画像形成装置選択部として上記オペレーションパネルに表示されたリスト表示の一例である。
(STEP1−3)
次に、カラーセンサを搭載した画像形成装置Aで上記テストチャートの色度を検知する。ここで、リストから画像形成装置を選択することは、本実施の形態では、色を合わせたい画像形成装置の色材で最適化されたセンサRGB出力をL*a*b*色度に変換するルックアップテーブルを選択することを意味する。これにより、カラーセンサを搭載した画像形成装置Aとは異なる画像形成装置で出力された後述するテストチャートの色度を精度良く測定することができる。なお、表示される画像形成装置に対応するルックアップテーブルは、予め図示しない本体メモリに保持されている。
(STEP1−4)
次に、画像形成装置A−B間の画像色差を低減する補正情報を出力する。
図7(A)、(B)は、いずれもカラーセンサで検知したテストチャートのそれぞれのパッチ色度を表している。図7(A)は、カラーセンサを搭載した画像形成装置Aで出力したテストチャート結果で、図7(B)は色を合わせたい画像形成装置Bで出力したテストチャート結果である。本実施の形態では、これらのテストチャートの色度検知結果から、図7(C)に示すように、図7(A)と図7(B)の差分で表される色変化率を求め、この変化率に応じて、色を合わせたい画像形成装置BのRGB画像データを、カラーセンサを搭載した画像形成装置Aで出力される画像の色度と同じになるように、オリジナルRGB画像データを補正R’G’B’画像データに変換する補正テーブルを出力する。この場合の色を合わせたい画像形成装置Bの画像形成プロセスは、図8に示すようになり、補正テーブル100を用いていったん補正RGB画像データに変換され、紙上にプリントされる。なお、本実施の形態では、RGB画像データの補正テーブルを出力したが、色を合わせたい画像形成装置のγトーンカーブを補正することができる場合は、CMYK画像データをテストチャートとして使用し、γトーンカーブ補正テーブルを出力してもよい。
(STEP1−5)
次に、色を合わせたい画像形成装置Bで、補正情報を使って画像を出力する。本実施の形態では、上述した補正テーブルは例えば、画像形成装置に接続されたホストコンピュータのOS上で動作する実行形式プログラムに含まれた形態で出力される。補正情報を持つ実行形式プログラムを実行したときに表示されるユーザインタフェース画面の例を図9に示す。出力したい画像データファイルを指定し、印刷実行するだけで、カラーセンサを搭載した画像形成装置Aで同じ画像を出力した場合と同じ出力を得られる。
以上の処理によって、カラーセンサが搭載されている1台の画像形成装置Aの画像形成装置情報選択手段により、色差を低減したい他の画像形成装置Bで出力したトナーパッチ色度を精度良く検知することが可能となり、新たな装置を必要とすることなく、容易に、かつ精度良く、カラーセンサを搭載した画像形成装置Aとカラーセンサを搭載しない画像形成装置との間で、画像の色差を低減することが可能となる。
[実施の形態2]
本実施の形態では、カラーセンサを搭載した1台の画像形成装置Aの画像形成装置情報選択手段に色差を低減したい他の画像形成装置Bの情報がない場合にも、色差を低減したい他の画像形成装置Bで出力したトナーパッチ色度を精度良く検知することを可能にする例を説明する。本実施の形態では、カラーセンサを搭載した1台の画像形成装置Aの画像形成装置情報選択手段に色差を低減したい他の画像形成装置Bの情報がない場合に、色差を低減したい他の画像形成装置Bで使用する色材に関連する情報を入力する装置を備えていることを除いて、全体構成の主要部は上述の実施の形態1と同様であるため、説明は省略する。
以下、本実施の形態における、カラーセンサを搭載した画像形成装置Aとカラーセンサを搭載しない不図示の画像形成装置Bとの間で画像の色差を低減する方法を、図10のフローチャートを用いて説明する。
(STEP2−1)
まず、色を合わせたい画像形成装置Bでテストチャートを出力する。テストチャートは、実施の形態1と同様である。
(STEP2−2、STEP2−3、STEP2−4)
次に、色を合わせたい画像形成装置情報Bを選択する。カラーセンサを搭載した画像形成装置Aの入力手段(本実施の形態においては、画像形成装置Aに設けられたオペレーションパネルとするが、ネットワークを介したホストコンピュータ上の設定画面であっても良い。)を介して、オペレータによって、色を合わせたい画像形成装置がリストから選択される。図11は、上記オペレーションパネルに表示されたリスト表示の一例である。
ここで、図11に示すカラーセンサを搭載した画像形成装置Aの画像形成装置選択部において、選択リスト中に、色を合わせたい画像形成装置Bがない場合は(STEP2−3でNOの場合に相当)、色を合わせたい画像形成装置Bの情報を入力する(STEP2−4)。本実施の形態では、図11で示す画像形成装置選択部で、「画像形成装置情報がない」を選択すると、図12に示す画像形成装置情報入力部が表示されるようになっており、色を合わせたい画像形成装置Bの情報を入力する。具体的には、本実施の形態では、色を合わせたい画像形成装置Bで出力した、ユーザ既知のY,M,C,K毎の画像印字率(濃度階調度)とその画像印字率で出力された画像色度を入力する。これらの色度は、色度計を使って実際に測色した値でも、製品マニュアル等に記載されている値でもよい。そしてこれらの情報に基づいて、不図示のカラーセンサを搭載した画像形成装置処理部が、不図示の本体メモリに保存されている既存のセンサRGB出力をL*a*b*色度に変換するルックアップテーブルの中で、最も特性が近いテーブルを選択する。本実施の形態では、ユーザ既知のY,M,C,K毎の画像印字率(濃度階調度)とその画像印字率で出力された画像色度を入力し、本体メモリに保存されている既存のセンサRGB出力をL*a*b*色度に変換するルックアップテーブルの中で、最も特性が近いテーブルを選択する方法をとっているが、これに限らず、トナーの分光反射率特性またはトナー粒径等の画像形成装置を特徴づける物理量を入力し、既存のセンサRGB出力をL*a*b*色度に変換するルックアップテーブルを選択または補正する方法であれば、本発明の範囲の範疇に属することは言うまでもない。
(STEP2−5)
次に、カラーセンサを搭載した画像形成装置Aで上記テストチャートの色度を検知する。ここで、リストから画像形成装置を選択することは、本実施の形態では、色を合わせたい画像形成装置の色材で最適化されたセンサRGB出力をL*a*b*色度に変換するルックアップテーブルを選択することを意味する。これにより、カラーセンサを搭載した画像形成装置Aとは異なる画像形成装置で出力された後述するテストチャートの色度を精度良く測定することができる。なお、表示される画像形成装置に対応するルックアップテーブルは、予め図示しない本体メモリに保持されている。
また、リストに色を合わせたい画像形成装置Bがない場合では、上述したようにSTEP2−4で画像形成装置情報を入力することで、テストチャートを出力した画像形成装置Bに最も特性が近いルックアップテーブルが選択され、同様に色度を精度よく測定することができる。
(STEP2−6)
次に、画像形成装置A−B間の画像色差を低減する補正情報を出力する。補正情報の出力方法およびその補正情報の算出方法は、実施の形態1と同様である。
(STEP2−7)
次に、色を合わせたい画像形成装置Bで、補正情報を使って画像を出力する。具体的な画像出力方法は、実施の形態1と同様である。
以上の処理によれば、実施の形態1の効果に加え、カラーセンサを搭載した1台の画像形成装置Aの画像形成装置情報選択手段に色差を低減したい他の画像形成装置Bの情報がない場合にも、色差を低減したい他の画像形成装置Bで出力したトナーパッチ色度を精度良く検知することができる。
実施形態におけるカラー画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 実施形態におけるカラーセンサの構成を示す図である。 実施形態におけるカラーセンサのRGB出力を色度に変換するためのルックアップテーブルの概略図である。 実施形態における、画像形成装置A−B間で画像の色差を低減する方法の一例を示すフローチャートである。 実施形態におけるテストチャートの一例を示す図である。 実施形態における画像形成装置選択部の一例を示す図である。 実施形態におけるカラーセンサによるテストチャート色度検知結果の例を示す図である。 実施形態における、色合わせの対象とされた画像形成装置における画像形成プロセスを説明する図である。 実施形態における印刷実行時のユーザインタフェース画面の例を示す図である。 実施形態における、画像形成装置A−B間で画像の色差を低減する方法の別の例を示すフローチャートである。 実施形態における画像形成装置選択部の別の例を示す図である。 実施形態における画像形成装置情報入力部の一例を示す図である。

Claims (5)

  1. 記録媒体の画像形成面に対して発光しその反射光量に応じた第1の色空間における色度を検知するように構成されたカラーセンサを有する画像形成装置であって、
    第1のカラーテストチャートを印刷出力するテストチャート出力手段と、
    前記第1のカラーテストチャートに対して前記カラーセンサを動作させて、前記第1のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を検知する第1検知手段と、
    前記第1の色空間のデータを第2の色空間のデータに変換するための、前記画像形成装置用のルックアップテーブルを用いて、前記第1検知手段により検知された前記第1のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を前記第2の色空間の色度に変換する第1変換手段と、
    前記カラーセンサを有しない他の画像形成装置によって印刷出力された第2のカラーテストチャートに対して前記カラーセンサを動作させて、前記第2のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を検知する第2検知手段と、
    前記第1の色空間のデータを第2の色空間のデータに変換するための、前記他の画像形成装置用のルックアップテーブルを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記他の画像形成装置用のルックアップテーブルを用いて、前記第2検知手段により検知された前記第2のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を前記第2の色空間の色度に変換する第2変換手段と、
    前記第1変換手段により変換された前記第2の色空間における色度と前記第2変換手段により変換された前記第2の色空間における色度との差分に基づいて、前記他の画像形成装置における画像データの濃度制御のための補正情報を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 複数の画像形成装置の中から前記他の画像形成装置をユーザに選択させる選択手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記複数の画像形成装置に前記他の画像形成装置が含まれていない場合に、当該他の画像形成装置における既知の画像印字率及び該画像印字率に対応する色度の情報を入力する情報入力手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記第1の色空間のデータを第2の色空間のデータに変換するための、特性の相異なる複数のルックアップテーブルを記憶する記憶手段を更に有し、
    前記取得手段は、前記情報入力手段により前記画像印字率及び該画像印字率に対応する色度の情報が入力された場合、前記記憶手段に記憶されている前記複数のルックアップテーブルのうち、前記情報入力手段により入力された前記情報が示す特性と最も特性が近いルックアップテーブルを前記他の画像形成装置用のルックアップテーブルとして選択することを特徴とする請求項3に記載のカラー画像形成装置。
  5. 記録媒体の画像形成面に対して発光しその反射光量に応じた第1の色空間における色度を検知するように構成されたカラーセンサを有するカラー画像形成装置の制御方法であって、
    第1のカラーテストチャートを印刷出力する出力ステップと、
    前記第1のカラーテストチャートに対して前記カラーセンサを動作させて、前記第1のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を検知する第1検知ステップと、
    前記第1の色空間のデータを第2の色空間のデータに変換するための、前記画像形成装置用のルックアップテーブルを用いて、前記第1検知ステップで検知された前記第1のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を前記第2の色空間の色度に変換する第1変換ステップと、
    前記カラーセンサを有しない他の画像形成装置によって印刷出力された第2のカラーテストチャートに対して前記カラーセンサを動作させて、前記第2のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を検知する第2検知ステップと、
    前記第1の色空間のデータを第2の色空間のデータに変換するための、前記他の画像形成装置用のルックアップテーブルを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記他の画像形成装置用のルックアップテーブルを用いて、前記第2検知ステップで検知された前記第2のカラーテストチャートの前記第1の色空間における色度を前記第2の色空間の色度に変換する第2変換ステップと、
    前記第1変換ステップで変換された前記第2の色空間における色度と前記第2変換ステップで変換された前記第2の色空間における色度との差分に基づいて、前記他の画像形成装置における画像データの濃度制御のための補正情報を生成する生成ステップと、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置の制御方法。
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