JP4810913B2 - 光源装置、及びそれを用いた照明器具 - Google Patents

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本発明は、発光ダイオードを光源とする光源装置、及びそれを用いた照明器具に関する。
従来から、小型で長寿命である発光ダイオードを実装したプリント基板を光源として用いる照明器具が提供されている。このような照明器具の一例としては、天井面をはじめ、床面、壁面、階段面、手すり等に取り付けられる案内灯や、店舗での展示商品のライトアップ等に使用されるライン型の照明器具がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1のようなライン型の照明器具は、長尺状のプリント基板に複数の発光ダイオードを実装して線光源とした光源装置を備えるとともに、商用電源などの交流電源からの交流電圧を、降圧を含めて整流および平滑などして所定の直流電圧を光源装置に供給するための電源装置を備えている。
特開2005−19299号公報(第1図、第2図)
ところで、上記のような光源装置では、発光ダイオードをプリント基板に面実装するのが一般的であり、この面実装はリフロー半田付けにより行われている。
しかしながら、リフロー半田付けを行う際には、プリント基板を発光ダイオードとともにリフロー炉に通すため、プリント基板にも熱が加えられることになり、このようにプリント基板が加熱されると、プリント基板の表面に設けられている銅箔等の配線パターンとプリント基板の基材等との熱膨張係数の差によって(一般的には配線パターンよりもプリント基板の熱膨張係数が大きい)、プリント基板に反りが生じてしまうという問題があった。すなわち、プリント基板が加熱された際には、プリント基板は全体的に膨張しようとするが、プリント基板の基材の熱膨張係数に比べて配線パターンの熱膨張係数が小さいために、配線パターンが設けられている表面ではプリント基板が自由に膨張することができず、逆にプリント基板の裏面側ではプリント基板の膨張が抑制されないので、結果としてプリント基板が表面側に反ってしまうのである。
このようなプリント基板の反りは、プリント基板の形状が円盤状のものや、比較的小さい板状のものであった場合には大きな影響はなかったが、上記の特許文献1のように、発光ダイオードを線光源として用いるため(ライン型の照明器具に用いるため)にプリント基板の形状を長尺状とした場合には、プリント基板の長手方向において熱による反りが非常に大きくなってしまい、反りによる影響を無視できない場合があった。
つまり、長尺状のプリント基板では熱による反りが大きく、プリント基板の反りによって発光ダイオード等の電子部品に無理な負荷がかかって、プリント基板に実装されている電子部品が破損したり、また、配線パターンや電子部品の半田付け部位等が剥離してしまうおそれがあった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、プリント基板の反りを低減できる光源装置、及びそれを用いた照明器具を提供することである。
上述の課題を解決するために、請求項1の光源装置の発明では、配線パターンが一面側に形成された長尺状のプリント基板と、該プリント基板の配線パターンにリフロー半田付けにより面実装される1乃至複数の発光ダイオードとを備え、前記プリント基板の他面側には、反り防止部が形成され、反り防止部は、シルク印刷用のインクを用いてプリント基板の他面側の略全面を覆うように形成されていることを特徴とする。
請求項の照明器具の発明では、請求項に記載の光源装置を備えていることを特徴とする。
本発明は、プリント基板の他面側に反り防止部を備えているので、プリント基板をリフロー炉に通すこと等によりプリント基板に熱が加えられた際にプリント基板と配線パターンとの熱膨張係数の差によってプリント基板に反りが生じようとしても、プリント基板と反り防止部との熱膨張係数の差によって、上記の反りと反対方向への反りをプリント基板に生じさせることが可能になり、結果としてプリント基板の反りを低減できるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。尚、以下の実施形態の説明では、図2(a)の上方を照明器具Lの上方とし、図2(a)の下方を照明器具Lの下方とし、図2(a)の右方を照明器具Lの右方とし、図2(a)の左方を照明器具Lの左方とする。
本実施形態の照明器具Lは、図2(a),(b)に示すように、光源装置1と、この光源装置1に動作電源を供給する電源装置2と、これらを収納する器具本体3とを備えている。
光源装置1は、図1(a)に示すように、配線パターン11及びソルダレジスト12(図3(a)参照)が上面となる一面側(表面側)に形成された長尺状のプリント基板10と、該プリント基板10の配線パターン11にリフロー半田付けにより面実装される複数(本実施形態では12個)の発光ダイオード4A〜4Lと、発光ダイオード4A〜4Lと同様にプリント基板10に実装されて発光ダイオード4A〜4Lにそれぞれ並列接続される12個のツェナーダイオード5A〜5Lとで構成された光源ブロックBK、及び光源ブロックBKを収納するケース6(図2(a)参照)とを備え、プリント基板10の下面となる他面側(裏面側)には、図1(b)に示すように、配線パターン11と略同じ形状の反り防止部13が形成されている。
まず、光源として用いられる発光ダイオード4A〜4Lについて説明する。これらの発光ダイオード4A〜4Lは、所謂面実装型の高輝度白色発光ダイオードであり、表面が出射口40(図3(a)参照)を備えた出射面、裏面がアノード端子(図示せず)及びカソード端子(図示せず)が露出した実装面となっている。そして、発光ダイオード4A〜4Lは、図3(a)に示すように、プリント基板10の長手方向に略等間隔で列設され、擬似的な線光源として用いられる。尚、本実施形態では発光ダイオード4A〜4Lとして、いずれも白色のものを用いているが、勿論、赤色や、紫色、青色、緑色、黄色、橙色等であってもよいし、また発光ダイオード4A〜4Lを同一色とせずに、様々な色の組合せとしてもよい。一方、各々の発光ダイオード4A〜4Lには、ツェナーダイオード5A〜5Lを逆方向に並列接続するようにしている(つまりは発光ダイオードのアノードにツェナーダイオードのカソードを接続し、発光ダイオードのカソードにツェナーダイオードのアノードを接続している)。そのため、発光ダイオード4A〜4Lに逆電圧が印加された際には、ツェナーダイオード5A〜5Lを経由して電流が流れることで発光ダイオード4A〜4Lに無理な負荷がかからなくなり、これにより発光ダイオード4A〜4Lの破損が防止される。尚、このツェナーダイオード5A〜5Lも発光ダイオード4A〜4Lと同様に面実装型のものを用いている。
次に、発光ダイオード4A〜4L並びにツェナーダイオード5A〜5Lが面実装されるプリント基板10について説明する。プリント基板10は、図1(a),(b)に示すように、長尺矩形板状に形成された片面実装基板であり、左端側には、配線パターン11に電源装置2の出力用電源線7a〜7cを接続するための3つのスルーホール10aが貫設されている。また、このプリント基板10の長手方向両端部及び中央部には、プリント基板10固定用の固定ねじS1が螺着されるねじ孔10bが貫設されている。
ここで、プリント基板10の材料としては、例えば紙基材エポキシ樹脂銅張積層板等の紙基材銅張積層板や、ガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板等のガラス布基材銅張積層板、或いはガラス不織布基材エポキシ樹脂銅張積層板等のガラス不織布銅張積層板等を用いることができる。これらの積層板のなかでは、ガラス布基材銅張積層板やガラス不織布銅張積層板のようなガラス布(ガラスクロス)やガラス不織布(ガラスペーパ)等のガラス材を用いた基板のほうが、紙基材銅張積層板のようなコットンリンター紙やクラフト紙等の紙材を用いた基板に比べて耐熱性や絶縁抵抗に優れる他、吸湿性や寸法変化、ねじれ率、強度等多くの点で優れているため、発熱部品である発光ダイオードを実装する際には、前者のガラス材の基板を用いることが好ましい。
このプリント基板10の表面側には、図1(a)に示すように、発光ダイオード4A〜4Lとツェナーダイオード5A〜5Lとが接続される配線パターン11が形成されている。この配線パターン11は、銅箔等の導電材料を用いて形成されており、電源装置2の高電圧側の出力端子(図示せず)に接続される出力用電源線7aを発光ダイオード4A,4Gのアノード端子及びツェナーダイオード5A,5Gのカソード端子に接続する第1ランド11aと、電源装置2の低電圧側の出力端子(図示せず)に接続される出力用電源線7bを発光ダイオード4Fのカソード端子及びツェナーダイオード5Fのアノード端子に接続する第2ランド11bと、電源装置2の低電圧側端子(図示せず)に接続される出力用電源線7cを発光ダイオード4Lのカソード端子及びツェナーダイオード5Lのアノード端子に接続する第3ランド11cと、発光ダイオード4A〜4Fを直列接続するとともに各発光ダイオード4A〜4Fにツェナーダイオード5A〜5Fをそれぞれ並列接続する第4ランド11dと、発光ダイオード4G〜4Lを直列接続するとともに各発光ダイオード4G〜4Lにツェナーダイオード5G〜5Lをそれぞれ並列接続する第5ランド11eとで構成されている。
したがって、このプリント基板10に発光ダイオード4A〜4L及びツェナーダイオード5A〜5Lを実装した際には、発光ダイオード4A〜4Fの直列回路と、発光ダイオード4G〜4Lの直列回路とが順方向に並列接続されるとともに、各発光ダイオード4A〜4Lにツェナーダイオード5A〜5Lがそれぞれ逆方向に並列接続されることになる。
また、プリント基板10の表面側には、配線パターン11において、発光ダイオード4A〜4Lやツェナーダイオード5A〜5L等との接続に必要な部分のみを露出させて、必要箇所以外に半田が付着してしまうことを防止するためのソルダレジスト(図3(a)参照)12が形成されている。
一方、プリント基板10の裏面側には、反り防止部13が形成されており、この反り防止部13は、図1(b)に示すように、銅箔を用いて配線パターン11と略同じ形状に形成されている。つまり、反り防止部13は、配線パターン11と略同じ形状のダミー用配線パターンとなっている。ただし、配線パターン11に接続する出力用電源線7a〜7cと反り防止部13とが電気的に接触することがないように、スルーホール10bの周辺部には反り防止部13を形成しないようにしている。
以上の部材により光源ブロックBKは構成されており、以下に光源ブロックBKの製造方法について説明する。まず、プリント基板10に発光ダイオード4A〜4L及びツェナーダイオード5A〜5Lを面実装するのであるが、これはリフロー半田付けによって行われる。すなわち、プリント基板10の配線パターン11の必要箇所に半田(図示せず)を塗布した後に、発光ダイオード4A〜4L及びツェナーダイオード5A〜5Lを実装箇所に配置し、このようなプリント基板10をリフロー炉に通して加熱することで、半田を溶融させ、発光ダイオード4A〜4L及びツェナーダイオード5A〜5Lの半田付けを行う。
このようにしてプリント基板10をリフロー炉に通した際には、プリント基板10の熱膨張係数よりも配線パターン11の熱膨張係数の方が小さいため、これらの熱膨張係数の差により、プリント基板10の表面側の熱膨張が抑制されて、プリント基板10には表面側へ反るような力が生じることになる。しかしながら、本実施形態では、このプリント基板10の裏面側に配線パターン11と略同じ形状のダミー用配線パターンである反り防止部13を形成しているので、反り防止部13とプリント基板10との熱膨張係数の差(反り防止部13は配線パターン11と同じ材料であるから、ここでは、反り防止部13の熱膨張係数よりもプリント基板10の熱膨張係数の方が大きい)により、プリント基板10の裏面側においても熱膨張が抑制され、プリント基板10には裏面側へ反るような力が生じる。そのため、プリント基板10では両面(表面及び裏面)において熱膨張が抑制され、その結果、配線パターン11とプリント基板10の熱膨張係数の差に起因する反りと、反り防止部13とプリント基板10の熱膨張係数の差に起因する反りとは互いに打ち消し合い、プリント基板10の反りは低減されることになる。そしてリフロー炉通過後に、プリント基板10の温度が下がった際にも温度変化により反りが生じようとするが、上記と同様の理由からプリント基板10の反りは低減されることになる。
そして、このようにして形成された光源ブロックBKが収納されるケース6は、図2(a),(b)に示すように、アクリル樹脂等の透光性を有する合成樹脂を用いて、下面が開口した長尺箱状に形成されており、その長手方向の両内側面の下端縁部には、ケース6内に収納したプリント基板10を支持するための支持片6a,6aが一体に突設されている。
次に光源装置1に直流電圧を供給するための電源装置2について簡単に説明する。電源装置2は、図2(a)に示すように、商用電源などの交流電源からの交流電圧を、降圧を含めて整流および平滑などして所定の直流電圧を光源装置に供給するため電子回路等が収納された電源ユニット20と、電源ユニット20の高電圧側の出力端子(図示せず)をプリント基板10の配線パターン11に接続するための出力用電源線7aと、電源ユニット20の低電圧側の出力端子(図示せず)をプリント基板10の配線パターン11に接続するための出力用電源線7b,7cと、外部電源と接続するためのコネクタ8aを有し電源ユニット20に外部電源からの交流電圧を入力するための入力用電源線8とを備えている。この電源ユニット20の左右両端部には、電源ユニット20を器具本体3に取り付けるための取付ねじS4,S4が挿通されるねじ挿通孔20a,20aが形成されている。尚、電源装置2の回路構成等の詳細な構成については、従来から周知なものと同様の構成を用いることが可能であるから、ここでは説明を省略する。
次に、光源装置1及び電源装置2が収納される器具本体3について説明する。器具本体3は、図2(a),(b)に示すように、光源装置1及び電源装置2が配設されるボディ30と、ボディ30を所望の箇所に取り付けるための取付具32とで構成されている。
ボディ30は、例えばアルマイト処理が為されたアルミ押し出し材であり、上面及び下面が開口し、左右方向を長手方向とする長尺各筒状に形成されている。このボディ30の内部は、図2(a)に示すように、ボディ30に一体に形成された仕切り板31により上下に仕切られており、ボディ30の上部には光源装置1が収納され、ボディ30の下部には電源装置2が収納される。この仕切り板31の左端部には、取付具32をボディ30に取り付けるための取付ねじS2が挿通されるねじ挿通孔31aが貫設され、また、左右両端部には、光源装置1固定用の固定ねじS3が螺着されるねじ孔31b,31bが貫設されている。さらに、仕切り板31には、電源装置2の電源ユニット20を取り付けるための取付ねじS4,S4が螺着されるねじ孔31c,31c、出力用電源線7a〜7c及び入力用電源線8をそれぞれ固定するための固定具70,80を取り付けるため取付ねじS5,S6が螺着されるねじ孔31d,31e、出力用電源線7aをプリント基板10に接続するための挿通孔31f、及び出力用電源線7b,7cをプリント基板10に接続するための挿通孔31gが貫設されている。ここで、固定具70,80は、取付ねじS5,S6が挿通されるねじ挿通孔71a,81aが設けられた支持部71,81と、各電源線を固定するためのバンド等の固定部72,82とで構成されている。
取付具32は、例えばステンレス等の錆や衝撃に強い材料を用いて形成されており、図2(a)に示すように、ボディ30の下面開口を閉塞する平板部33と、平板部33の左端側に設けられてボディ30への取り付けに用いられる取付部34と、平板部33の右端部に設けられてボディ30への取り付け等に用いられる連結部35とを備えている。この平板部33の底部(下面部)には、照明器具Lを所望の設置場所へ設置、例えばねじ止め等により固定するために用いられる挿通孔33a,33aが形成されている。さらに、平板部33の底部には、アース線接続用のねじS7が螺着されるねじ孔(図示せず)と、連結具35を取り付けるための取付ねじS8が螺着されるねじ孔33bが形成されている。
尚、取付部34は、下端側で平板部33に接合される互いに並行する一対の側片34aと、側片34aの上端部を連結する連結片34bとを一体に備え、連結片34bには、取付ねじS2が螺着されるねじ孔34cが形成されている。連結部35は、ボディ30と取付具32との取り付けの他、この照明器具Lと他の照明器具(図示せず)等とを連結するためにも用いられ、取付ねじS8を用いて平板部33に取り付けられている。
以上の部材により照明器具Lは構成されており、次に照明器具Lの組み立て方法について説明する。まず、器具本体3のボディ30に電源装置2を次のようにして取り付ける。すなわち、電源ユニット20のねじ挿通孔20a,20aをそれぞれ挿通させた取付ねじS4,S4を仕切り板31のねじ孔31c,31cに螺着することで電源ユニット20をボディ30に取り付け、固定具70,80のねじ挿通孔71a,81aをそれぞれ挿通させた取付ねじS5,S6を仕切り板31のねじ孔31d,31eに螺着することで固定具70,80をボディ30に取り付ける。この後に、固定具70を用いて出力用電源線7a〜7cを固定するとともに、固定具80を用いて入力用電源線8を固定する。
そして、仕切り板31の挿通孔31f,31gからボディ30上方へ突出させた出力用電源線7a〜7cを、プリント基板10の配線パターン11(第1ランド11a,第2ランド11b,第3ランド11c)にスルーホール10aを介してそれぞれ半田付けする。この後に、光源ブロックBKを、その左右両端部をケース6の支持片6a,6aにより支持させた状態でケース6内に収納し、このようにして構成した光源装置1をボディ30の上部へ収納する。この作業時に、固定ねじS1,S3をそれぞれ対応するプリント基板10のねじ孔10b及び仕切り板31のねじ孔31bに螺着しておく。このようにして光源装置1がボディ30に収納された後には、光源装置1のケース6内には、ケース6を全体的に光らせるため、及び光源ブロックBKの放熱性と防水性を向上するために、シリコン樹脂等の透光性を有する樹脂からなる封止材Pが充填され、後に加熱・硬化される。
最後に、ボディ30の下面開口を閉塞するように取付具32が配置され、主に取付部34のねじ孔34cに仕切り板31のねじ挿通孔31aを挿通させた取付ねじS2を螺着することで、ボディ30と取付具32とが取り付けられる。
このようにして照明器具Lは組み立てられ、電源装置2のコネクタ8aに外部電源の電源線を接続することで、光源装置1の発光ダイオード4A〜4Lを点灯させることが可能になる。
以上述べた本実施形態の照明器具Lの光源装置1によれば、プリント基板10の裏面側に反り防止部13を備えているので、プリント基板10をリフロー炉に通すこと等によりプリント基板10に熱が加えられた際にプリント基板10と配線パターン11との熱膨張係数の差によってプリント基板10に反りが生じようとしても、プリント基板10と反り防止部13との熱膨張係数の差によって、上記の反りと反対方向への反りをプリント基板10に生じさせることが可能になり、これによりプリント基板10の反りを低減できる。
尚、反り防止部13は、配線パターン11と同一の材料(本実施形態では銅箔)に限られるものではなく、配線パターン11と略同じ熱膨張係数を有する材料を用いてもよい。更に言えば、プリント基板10と配線パターン11との熱膨張係数の差に起因する反りを低減できるような熱膨張係数を有する材料であれば足りる。つまり、配線パターン11の熱膨張係数がプリント基板10の熱膨張係数よりも小さければ、反り防止部13の熱膨張係数もプリント基板10の熱膨張係数よりも小さくなるように反り防止部13の材料を選択し、配線パターン11の熱膨張係数がプリント基板10の熱膨張係数よりも大きければ、反り防止部13の熱膨張係数もプリント基板10の熱膨張係数よりも大きくなるように反り防止部13の材料を選択すればよい。また尚、発光ダイオードの数や、そのプリント基板への実装位置等、さらには照明器具Lの構成も上記の例に限られるものではなく、状況に応じて適宜変更することができる。
ところで、上記の例では、プリント基板10をケース6に収納した後に、ケース6内に透光性を有するシリコン等の封止材Pを充填しているので、発光ダイオード4A〜4Lの光はケース6内で拡散されることになる。このとき、プリント基板10としてガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板やガラス不織布基材エポキシ樹脂銅張積層板を用いている場合には、一般にガラス布やガラス不織布等のガラス材が透光性を有しているために、プリント基板10の裏面側から表面側へと発光ダイオード4A〜4Lの光が透過することがある。
上述したように発光ダイオード4A〜4Lの光がプリント基板10を透過した際には、この透過光はプリント基板10の表面に形成されているソルダレジスト12の色(一般には緑色のものが多い)により変色し、このように変色した光が発光ダイオード4A〜4Lの光に交じることで、照明器具Lから所望の光色が得られなくなってしまうおそれがあった。特に白色発光ダイオードを用いた際にその影響が大きく、上述したようにソルダレジスト12が緑色であった場合には、照明器具Lからは緑がかった白色光が照射されることがあった。
そこで、上記の例のように反り防止部13を配線パターン11と略同じ形状のダミー用配線パターンとする代わりに、次のような反り防止部13を用いることが考えられる。
例えば、図3(b)に示すように、反り防止部13として、シルク印刷(シルクスクリーン印刷)により、シルク印刷用のインクをプリント基板10の裏面側の全面を覆うように塗布したものを用いることができる。
このように反り防止部13をプリント基板10の裏面側の全面を覆うように形成すれば、反り防止部13によって発光ダイオード4a〜4lの光がプリント基板10を透過することが防止されるので、ソルダレジスト12によって変色された透過光が発光ダイオード4A〜4Lの光に交じることがなくなり、これによりソルダレジスト12の色の影響をなくして、所望の光色を得ることができるようになる。加えて、このようにシルク印刷用のインクを用いた場合であっても、上記の例と同様にプリント基板10の反りを低減することができるのはいうまでもない。尚、シルク印刷用のインクではなく、白色や黒色の遮光性が高いソルダレジストをプリント基板10の裏面側に塗布することによっても同様の効果を得ることができる。
或いは、反り防止部13として、配線パターン11と同一の材料(上記の例では銅箔)、又は配線パターン11と略同じ熱膨張係数を有する金属材料を用いてプリント基板10の裏面側の全面を覆うように形成したものを用いるようにしてもよい。この場合、反り防止部13はプリント基板10の裏面側の全面を覆っているから、シルク印刷によるものと同様にソルダレジスト12の色の影響をなくして所望の光色を得ることができ、同時にプリント基板10の反りを低減することができる。
しかも、銅箔のような熱抵抗が小さい(言い換えれば放熱性が良い)材料でプリント基板10の裏面側の全面を覆っているので、上記の効果に加えて、発光ダイオード4A〜4Lのような発熱部品の裏面側となるプリント基板10の部位も反り防止部13によって覆われることになり、これによって、プリント基板10に実装される発光ダイオード4A〜4Lのような発熱部品の放熱性を向上することが可能になる。
また、上述のように反り防止部13を、配線パターン11と同一の材料(上記の例では銅箔)、又は配線パターン11と略同じ熱膨張係数を有する金属材料を用いてプリント基板10の裏面側の全面を覆うように形成する場合、プリント基板10に1乃至複数のスルーホールを形成して、スルーホールの内周面も銅で覆うようにすれば、さらに放熱性を向上させることができる。ここで、スルーホールを形成する際には、プリント基板10の表面側の配線パターン11と、裏面側の反り防止部13とがスルーホールを介して電気的に接続されることがないようにしておくことは言うまでもない。
さらに反り防止部13の別の例としては、銅箔をプリント基板10の裏面側の全面を覆うように形成する代わりに、銅テープをプリント基板10の裏面側の全面を覆うように貼着したものが挙げられる。この例においても、上記の例同様、反り防止部13はプリント基板10の裏面側の全面を覆っているから、ソルダレジスト12の色の影響をなくして所望の光色を得ることができ、同時に、リフロー半田付け時にプリント基板10の反りを低減することができる。尚、反り防止部13として銅テープを用いた場合には、シルク印刷用のインクや、めっき処理やスパッタ法等によって形成される銅箔を用いた場合に比べて、遥かに容易に反り防止部13の貼着、剥離を行えるので、プリント基板10に発光ダイオード4A〜4L等をリフロー半田付けするときのみ反り防止部13を形成するようにしてもよい。また当然ながらリフロー半田付け後も反り防止部13をプリント基板10に形成したままにしておいてもよい。
(a)は、本発明の照明器具に用いるプリント基板の表面図であり、(b)は、本発明の照明器具に用いるプリント基板の裏面図である。 (a)は、本発明の照明器具の一部の断面図であり、(b)は、本発明の照明器具の一部を透視した上面図である。 (a)は、発光ダイオードが実装されたプリント基板の表面図であり、(b)は、他の例を示すプリント基板の裏面図である。
符号の説明
10 プリント基板
11 配線パターン
13 反り防止部
4A〜4L 発光ダイオード

Claims (2)

  1. 配線パターンが一面側に形成された長尺状のプリント基板と、該プリント基板の配線パターンにリフロー半田付けにより面実装される1乃至複数の発光ダイオードとを備え、前記プリント基板の他面側には、反り防止部が形成され、反り防止部は、シルク印刷用のインクを用いてプリント基板の他面側の略全面を覆うように形成されていることを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置を備えていることを特徴とする照明器具。
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