JP4810547B2 - 疑似餌 - Google Patents

疑似餌 Download PDF

Info

Publication number
JP4810547B2
JP4810547B2 JP2008017022A JP2008017022A JP4810547B2 JP 4810547 B2 JP4810547 B2 JP 4810547B2 JP 2008017022 A JP2008017022 A JP 2008017022A JP 2008017022 A JP2008017022 A JP 2008017022A JP 4810547 B2 JP4810547 B2 JP 4810547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
fishing
eye
pseudo bait
fishing weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008017022A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009178041A (ja
Inventor
憲嗣 高砂
Original Assignee
憲嗣 高砂
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 憲嗣 高砂 filed Critical 憲嗣 高砂
Priority to JP2008017022A priority Critical patent/JP4810547B2/ja
Publication of JP2009178041A publication Critical patent/JP2009178041A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4810547B2 publication Critical patent/JP4810547B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、釣糸やハリスなどを接続させるアイを有する釣り用錘を内装した疑似餌に関するものである。
従来から錘を内装している疑似餌としては、例えば、特許文献1に記載されているように、小魚に似せた疑似餌本体内を中空室に形成してこの中空室内に錘を前後方向に移動自在に設けることにより、キャスティングの際の重心位置とリーリングの際の重心位置とを異ならしめると共に、錘を中心として頭部側及び尾部側を左右方向に回動させるように構成してなる疑似餌や、特許文献2に記載されているように、小魚に似せた形状を模している金属製の疑似餌であって、その頭部先端と尾部後端とにアイを設けていると共に尾部側の一側面を頭部側に向かって外側方に突出させ、且つ頭部の後端部をその突出端に向かって外側方に傾斜した傾斜面に形成してなり、リーリングの際にその両側面を流通する水流圧の差によって頭部先端を支点として尾部側を尻振り運動させるように構成した疑似餌が知られている。
特開平11−187783号公報 特開2001−178312号公報
しかしながら、上記のように構成した疑似餌によれば、小魚に似せた疑似餌本体の頭部先端と尾部後端とにアイを固着し、頭部側のアイに釣糸を、尾部側のアイに釣り針をそれぞれ接続して釣りを行うように構成しているため、前者によれば重心が長さ方向の中央部から後端部に至る間で変動し、後者によれば重心が常に後部側に位置しているので、いずれも水中に投入した時には垂直状態で沈降してリーリングにより釣糸を引っ張らない限り小魚が遊泳している状態にすることができないばかりでなく、垂直状態で沈降すると尾部側のアイにハリスを接続している場合には、そのハリスが疑似餌や釣糸に絡み付く虞れがある。
また、いずれの疑似餌も、魚釣り時には平面方向に対しては左右に揺動運動を行わせることができるが、その揺動運動が極めて大きく行われて生餌の動きとは異なった動きとなり、その上、疑似餌の上端縁を支点として周方向に微妙なバイブレーションアクションなどを行わせることができず、釣果が余り期待できないといって問題点があった。
本発明はこのように問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、潮の流れや食いがいま一つの場合等の状況に応じて重心を前側にも後側にも自由に変更可能で且つ釣針や疑似餌の装着箇所も変更可能にした釣り用錘と、この釣り用錘を内装して左右方向の揺動運動や上下方向の揺動運動と共に上端を支点として周方向に微妙なバイブレーション運動を行わせることができ、あたかも生餌が遊泳している動きに近いアクションを表現し得る疑似餌を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の疑似餌は、請求項1に記載したように、重心を前部に設けている横長棒状形状の金属製錘の両側面における少なくとも上半部を上端から下方に向かって互いに離間する方向に傾斜した傾斜面に形成していると共に、この錘の前端と後端、及び、上端における前部とにアイを固着してなる釣り用錘と、この釣り用錘を左右方向に移動自在に収納可能な中空部を設けていると共に該中空部の後端に釣り用錘の挿脱口を設け、且つ、前端に釣り用錘の上記前後いずれかのアイを前方に向かって突出させるアイ挿通孔を、上端における前部に釣り用錘の上記上端における前部に固着したアイを上方に向かって突出させるアイ挿通孔をそれぞれ設けてなる疑似餌本体とからなり、この疑似餌本体の上記中空部内に上記釣り用錘を内装した際に、該釣り用錘の上端を支点として疑似餌本体を左右方向に揺動可能に構成していることを特徴とする。
さらに、このように構成した疑似餌において、請求項に係る発明は、疑似餌本体は柔軟な合成樹脂よりなる烏賊に似せた形状に形成されていて、その胴部を中空部に形成していると共に該中空部の後端を釣り用錘の挿脱口に形成していることを特徴とし、請求項に係る発明は、錘の上端前部における幅方向の中央部に固着したアイの位置を錘の重心上よりも僅かに後側に設けていることを特徴とする。また、請求項に係る発明は、錘の上端を全長に亘って稜角部に形成していると共に上半部両側面をこの稜角部から縦幅方向の中央部に向かって外側方に傾斜した傾斜面に形成していることを特徴とする。
釣り用錘は横長棒状形状の金属製錘からなり、その前端と後端、及び、上端における前部とにアイを固着しているので、いずれかのアイに釣糸を接続し、他のアイに釣針やハリス、或いは、疑似餌を接続して釣りを行うことができ、海底まで落とし込んだのち、釣糸をゆっくりと巻き上げることによって生餌や疑似餌を勝手に独自のアクションを行わせながら釣りを行うことができるのは勿論、この釣り用錘を生餌に似せて形状を有する疑似餌本体の中空部内に挿入して生餌のような動くを行わせることができる疑似餌として使用することができる。
この際、疑似餌本体の中空部は、横長棒状形状の釣り用錘が自由に移動可能な内部空間を有していると共にその後端に釣り用錘の挿脱口を設けているので、使用前においては、疑似餌本体と釣り用錘とを別体にしてコンパクトに保管しておくことができるのは勿論、使用時においては、後端に設けている上記挿脱口からから釣り用錘を簡単に疑似餌本体内に挿入して疑似餌を形成することができ、その上、疑似餌本体の前端に釣り用錘の上記前後いずれかのアイを前方に向かって突出させるアイ挿通孔を設けているので、中空部内に挿入した釣り用錘の前端側のアイを上記アイ挿通孔から外部に突出させてこのアイに釣糸を接続することにより、疑似餌本体内に釣り用錘を後端の挿脱口から抜け出し不能にし、且つ、該釣り用錘の前端面を疑似餌本体の前端部内面に突き当てた状態を保持して、安定した疑似餌を形成することができる。
この場合、釣り用錘はその前部に重心を設けているため、この前部側を前方に向け、且つ後端側のアイにハリスを接続した状態にして疑似餌本体の中空部内に挿入し、疑似餌本体の前端に設けているアイ挿通孔から外部に突出する釣り用錘の前端側のアイに釣糸を接続して疑似餌を形成した場合には、釣り用錘の重量による引張力を釣糸に直接的に作用させて中空部内の空気を挿脱口から迅速に排出し且つ内部に海水を浸入、充満させながら素早く沈降させることができ、従って、潮が早いときや捕食地点が深い時などにおいて最適な使用状態になると共に、疑似餌本体の浮力によって疑似餌全体をあたかも遊泳している状態に保持しながら沈降させることができ、釣り時においてもその姿勢を保持させておくことができる。
また、上記釣り用錘を前後を逆にして重心側を後方に向け、この状態にして該釣り用錘を疑似餌本体の中空部内に挿入し、前方側に向けたアイを疑似餌本体の前端に設けているアイ挿通孔から外部に突出させて該アイに釣糸を接続した場合には、水中において疑似餌が疑似餌本体の浮力により遊泳状態になると共に重心が釣糸から離れた位置に設けられた状態となるので、釣糸を支点として釣り用錘を疑似餌本体と一体に上下左右に激しく揺動させることができ、従って、食いつきが悪い時において、釣果を期待できるようにスライドアクションを強調した疑似餌の使用態様にすることができる。なお、釣り用錘の重心側を前方、或いは、後方に向けた状態にして疑似餌本体内に配設したいずれの場合においても、後端側に向けているアイに接続したハリスは、疑似餌本体の後端挿脱口から後方に突出した状態にして釣りを行うことができる。
さらに、釣り用錘の重心位置を前側にすると共に該釣り用錘の後端に固着しているアイにハリスを接続した状態にしてこの釣り用錘を疑似餌本体の中空部内に挿入し、釣り用錘の上端前部における幅方向の中央部に上方に向かって突設しているアイを疑似餌本体の上端前部に設けているアイ挿通孔から外部に突出させることによって別な形態の疑似餌を構成することができ、この疑似餌本体の上端前部から突出した上記アイに釣糸を接続して釣りを行うと、このアイを固着させている釣り用錘の上端が疑似餌本体の中空部における内周面の上端に長さ方向に線接触状に当接した状態となり、且つ、疑似餌本体の中空部が釣り用錘よりも大断面に形成されていることから、疑似餌本体が釣り用錘の上端を支点として周方向(左右方向)に細かいバイブレーション運動を行わせることができ、その上、上記アイを支点として疑似餌本体がこのアイを固着している釣り用錘と共に垂直方向、水平方向のいずれの方向に対してもランダムにしてトリッキーなアクションを行い、これらの運動によってあたかも餌となる魚が遊泳しているような動きを表現して釣果を向上させることができる。
また、上記釣り用錘の上端前部における幅方向の中央部に固着したアイの固着位置を、請求項に記載したように、錘の重心上よりも僅かに後側に設けておけば、疑似餌本体の上端前部から突出した上記アイに釣糸を接続して釣りを行う時に、アイを支点としてこの釣り用錘を内装した疑似餌本体をやや前屈み状態にすることができ、この状態で疑似餌を水中で前方に移動させると、疑似餌本体の上半部側の左右両側面上に水流圧を作用させることができてその微妙な圧力差により、釣り用錘の上端を支点する上記細かいバイブレーション運動を確実に発生させることができ、この運動と共に上下方向にも積極的に振動運動を行わせることができ、従来の疑似餌では望むことのできないアクションを行わせることができて良好な釣果を期待することができる。
その上、請求項に記載したように、錘の上端を全長に亘って稜角部に形成しておくことによって、上記釣り用錘の上端を支点する上記細かいバイブレーション運動を一層円滑にして且つ確実に発生させることができる。
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1は釣り用錘1と疑似餌本体2とを分離させている疑似餌の斜視図、図2は釣り用錘1を疑似餌本体2内に配設してなる疑似餌の一使用形態を示す縦断側面図であって、釣り用錘1は、真鍮やアルミ合金、或いは鉛などの金属製であって、重心を前部における幅方向の中央部に設けている横長棒状形状に形成されていると共に上半部における両側面を全長に亘って上端から下方に向かって互いに離間する方向に傾斜した傾斜面1a、1bに形成してあり、さらに、この釣り用錘1の前端と後端、及び、上端前部における幅方向の中央部とに釣糸やハリス、又は釣針等を接続させるための環体からなるアイ3、4、5をそれぞれ固着している。
横長棒状形状に形成した釣り用錘1の具体的な形状としては、図1、図2においては、上半部を断面三角形状に形成してその上面における幅方向の中央部を全長に亘って稜角部1cに形成し、上面両側部をこの稜角部1cから両側端縁に向かって下方に緩やかに傾斜した傾斜面1a、1bに形成していると共に下半部は舟底形状に形成してあり、さらに、前端部と後端部とをそれぞれ前端、後端に行くに従って徐々に幅狭く形成していると共にこれらの前後端間の中間部を略一定幅に形成してその両側端縁を互いに平行にしている。また、上下間の厚みは、下半部における後半部を後端に向かって徐々に薄肉に形成している一方、前半部における前端を除く部分を後半部の前端、即ち、前半部と面一状に連なる連設部の厚みにして、この釣り用錘1の重心を前部側に設けている。
なお、釣り用錘1の前端面は下端から上端に向かって緩やかに湾曲した湾曲面1dに形成してあり、この湾曲面1dの上端中央部に上記アイ3を固着している。また、この釣り用錘1の重心位置の上方よりも後方近傍位置に、釣り用錘1の上端前部に固着している上記アイ5を配設して、後述するようにこの釣り用錘1を疑似餌本体2内に挿入して疑似餌Aとして使用した場合に、この疑似餌Aの前端がアイ5を支点として僅かに下方に傾斜するように構成している。
このように形成している釣り用錘1を取り出し自在に内装させることによって疑似餌Aを構成する疑似餌本体2は、軟質塩化ビニル等の軟質合成樹脂よりなり、生餌に似せた形状に形成されていると共に内部を上記釣り用錘1が左右方向に移動自在に収納可能な中空部、即ち、釣り用錘1よりも大断面の空間部6に形成してあり、この空間部6の後端を釣り用錘1を外部から出し入れ自在な挿脱口7に形成している。
詳しくは、疑似餌本体2は小魚形状に形成しておいてもよいが、図においては烏賊に似せた形状に形成されていて、その胴部2aを上記中空部6に形成していると共に該中空部6の長さを疑似餌本体2の長さに略等しいか、僅かに短い長さに形成してあり、この胴部2aの後端開口部を該胴部2a内と外部とを連通させている上記釣り用錘1の挿脱口7とし、この挿脱口7の開口端縁、即ち、胴部2aの後端開口部の周縁から後方に向かって複数本の脚部2bを突設している。
さらに、疑似餌本体2の前端、即ち、胴部2aの先端に、該疑似餌本体2内に釣り用錘1を挿入、内装した際に、この釣り用錘1の前端に固着しているアイ3と後端に固着しているアイ4とのいずれか一方のアイ、即ち、前方側に向けているアイを挿通させて疑似餌本体2の前端から前方に向かって突出させる挿通孔8を設けていると共に、この疑似餌本体2の上端における前部に、釣り用錘1の上記上端前部に固着したアイ5を上方に向かって挿通、突出させる挿通孔9を設けている。
このように構成した疑似餌本体2と上記釣り用錘1とからなる疑似餌の使用態様を説明すると、釣り場所の潮の流れが早い時や魚の存在するポイントが深い時においては、釣り用錘1における厚みを薄く形成している後端部側の後端に固着しているアイ4に、図3に示すように、先端に釣針を取り付けているハリス10の基端部を結着することによって接続したのち、この釣り用錘1を、その重心が存在する前部側から疑似餌本体2内に挿脱口7を通じて挿入し、該釣り用錘1を疑似餌本体2内に配設すると共にその前端に固着しているアイ3を疑似餌本体2の前端に設けている挿通孔8に挿通して外部に突出させ、図2、図4に示すように、該アイ3に釣糸11の先端部を結着することによって接続する。
この状態にして海中に投入すると、該釣糸11を接続させているアイ3を支点して釣り用錘1がその自重によって下方に回動しようとする一方、疑似餌本体2はその浮力及び下面に作用する水圧によって上方に回動しようとし、これらの釣り用錘1の自重と疑似餌本体2の浮力とが釣り合って疑似餌Aはあたかも遊泳している姿勢を保持する。さらに、釣り用錘1の重心を釣糸11に接近させているので、この釣り用錘1の重量による引張力を釣糸11に直接的に作用させて素早く魚が存在する深さまでまで沈降させることができ、この深さ位置で疑似餌Aを移動させながら釣りを行うものである。なお、疑似餌本体2内の空気はアイ挿通孔8、9や挿脱口7から排出されると同時に海水が疑似餌本体2内に浸入、充満する。
また、魚の食いつきが悪い場合においては、図5に示すように釣り用錘1を前後に反転させた状態、即ち、重心を有する前部側を後方にむけ、厚さを薄くした後部側を前方に向けた状態にして後端側に向けたアイ3に先端に釣針を取り付けているハリス10の基端部を結着することによって接続したのち、この釣り用錘1を、その前方に向けている厚み薄い部分を先端にして疑似餌本体2内に挿脱口7を通じて挿入し、該釣り用錘1を疑似餌本体2内に配設すると共にその先端に固着しているアイ4を疑似餌本体2の前端に設けている挿通孔8に挿通して外部に突出させ、図6に示すように、該アイ4に釣糸11の先端部を結着することによって接続する。
この状態にして海中に投入すると、該釣糸11を接続させているアイ4を支点して釣り用錘1が上記同様にその自重によって下方に回動しようとする一方、疑似餌本体2はその浮力及び下面に作用する水圧によって上方に回動しようとし、これらの釣り用錘1の自重と疑似餌本体2の浮力とが釣り合って疑似餌Aはあたかも遊泳している姿勢を保持すると共に、釣り用錘1の重心側を後方に向けてその重心を釣糸11から離れた遠心位置に設けた状態にしているので、釣り用錘1が釣糸11を支点として左右方向に激しく揺動ないしは振動させることができ、その上、上下方向にも大きく往復揺動させることができて疑似餌の動作が強調され、良好な釣果を期待することができる。
次に、トローリングのように流し釣りを行う際には、まず、上記図3に示したように、釣り用錘1における厚みを薄く形成している後端部側の後端に固着しているアイ4に、図3に示すように、先端に釣針を取り付けているハリス10の基端部を結着することによって接続したのち、この釣り用錘1を、その重心が存在する前部側から疑似餌本体2内に挿脱口7を通じて挿入し、該釣り用錘1を疑似餌本体2内に配設すると共に釣り用錘1の上端前部に上方に向かって突設しているアイ5を図7、図8に示すように、疑似餌本体2の上端前部に設けている挿通孔9から外部に突出させ、このアイ5に釣糸11の先端部を結着することによって接続する。
この状態にして海中に投入して釣糸11を引っ張りながら移動させると、釣糸11の引張力によって釣り用錘1が疑似餌本体2内で上方に移動し、その稜角部1cが図9に示すように疑似餌本体2の内周面における上端に長さ方向に線接触状に当接した状態となり、この当接部を支点として疑似餌本体2がトローリングによりその外周面の右半部分と左半部分とに作用する水流圧の微妙な変化によって図10、図11に示すように、左右に細かく揺動ないしは振動し、このバイブレーション運動と共に疑似餌本体2が釣糸11を支点として上下方向および釣糸11回りの左右方向にも揺動してあたかも餌となる魚が遊泳しているような複雑な動きを行い、釣果を向上させることができる。
さらに、この流し釣り時において、上記釣り用錘1の上端前部における幅方向の中央部に固着したアイ5の固着位置を、該釣り用錘1重心上よりも僅かに後側に設けておいた場合には、このアイ5を支点として釣り用錘1の前部側が下方に、後部側が上方に傾動した状態となって疑似餌本体2をやや前屈み状態にすることができ、従って、この状態で疑似餌Aを水中で前方に移動させると、疑似餌本体2の上半部側の両側傾斜面上に水流圧を確実に作用させることができ、この両側傾斜面に作用する水流圧の微妙な圧力差によって、釣り用錘1の上端を支点とする疑似餌本体2の上記細かいバイブレーション運動を確実に発生させることができる。なお、以上のいずれの釣り形態においても、ハリス10の先端に取り付けている釣針13を疑似餌本体2の脚部2bの後端から後方に突出させた状態にしている。
図12〜図14は上記疑似餌本体2を使用することなく釣り用錘1を所謂、漁具インチクとして使用した場合を示すもので、釣り用錘1の重心の存在する側を後方に向け、厚さを薄くした後部側を前方に向けた状態にして前端側に向けているアイ4に先端に釣糸11を接続し、釣り用錘1の上端に固着しているアイ5に、図12においてはハリス10' の釣針13' にイワシやアジ等の生餌21を、図13においてはゴカイや虫類等の生餌22を、図14において疑似餌23を取り付けて釣りを行うものである。
上記実施例においては釣り用錘1として上半部を三角形状で下半部を舟底形状に形成しているが、図15に示すような形状に形成しておいてもよい。即ち、図15(イ)は断面逆T字型形状に形成してあり、図15(ロ)(ハ)は断面三角形状に形成してあり、図15(ニ)は断面菱形形状に形成してあり、図15(ホ)(ヘ)はそれぞれ真円形、楕円形に形成しているもので、いずれも前端から後部に至る長さ部分を一定幅に形成し、後部を後端に向かって徐々に細くなる先細形状に形成して重心を上記実施例と同様に長さ方向の中央部から前側に位置させているものである。なお、以上の釣り用錘の形態においては、アイ3〜5を縦向きに固着しているが、横向きに固着しておいてもよい。
疑似餌の分解斜視図。 疑似餌の一使用形態を示す縦断側面図。 ハリスを接続した釣り用錘の側面図。 釣り用錘を疑似餌本体に内装してなる疑似餌の側面図。 ハリスを接続した別な使用形態を示す釣り用錘の側面図。 その釣り用錘を疑似餌本体に内装してなる疑似餌の縦断側面図。 さらに別な使用形態を示す疑似餌の側面図。 その縦断側面図。 その要部の縦断正面図。 疑似餌本体が右側に揺動した状態の縦断正面図。 疑似餌本体が左側に揺動した状態の縦断正面図。 釣り用錘に生餌を取り付けた状態の側面図。 釣り用錘に別な生餌を取り付けた状態の側面図。 釣り用錘に疑似餌を取り付けた状態の側面図。 種々な断面形状に形成している釣り用錘の斜視図。
1 釣り用錘
2 疑似餌本体
3〜5 アイ
6 空間部
7 挿脱口
8、9 アイ挿通孔
10 ハリス
11 釣糸

Claims (4)

  1. 重心を前部に設けている横長棒状形状の金属製錘の両側面における少なくとも上半部を上端から下方に向かって互いに離間する方向に傾斜した傾斜面に形成していると共に、この錘の前端と後端、及び、上端における前部とにアイを固着してなる釣り用錘と、この釣り用錘を左右方向に移動自在に収納可能な中空部を設けていると共に該中空部の後端に釣り用錘の挿脱口を設け、且つ、前端に釣り用錘の上記前後いずれかのアイを前方に向かって突出させるアイ挿通孔を、上端における前部に釣り用錘の上記上端における前部に固着したアイを上方に向かって突出させるアイ挿通孔をそれぞれ設けてなる疑似餌本体とからなり、この疑似餌本体の上記中空部内に上記釣り用錘を内装した際に、該釣り用錘の上端を支点として疑似餌本体を左右方向に揺動可能に構成していることを特徴とする疑似餌。
  2. 疑似餌本体は柔軟な合成樹脂よりなる生餌に似せた形状に形成されていて、その胴部を中空部に形成していると共に該中空部の後端を釣り用錘の挿脱口に形成していることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  3. 錘の上端前部における幅方向の中央部に固着したアイは、錘の重心上よりも僅かに後側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  4. 錘の上端を全長に亘って稜角部に形成していると共に上半部両側面をこの稜角部から縦幅方向の中央部に向かって外側方に傾斜した傾斜面に形成していることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌
JP2008017022A 2008-01-29 2008-01-29 疑似餌 Active JP4810547B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008017022A JP4810547B2 (ja) 2008-01-29 2008-01-29 疑似餌

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008017022A JP4810547B2 (ja) 2008-01-29 2008-01-29 疑似餌

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009178041A JP2009178041A (ja) 2009-08-13
JP4810547B2 true JP4810547B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=41032514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008017022A Active JP4810547B2 (ja) 2008-01-29 2008-01-29 疑似餌

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4810547B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5238789B2 (ja) * 2010-11-08 2013-07-17 冨成 好 釣用おもり
JP5597900B1 (ja) * 2013-06-07 2014-10-01 株式会社 ホーペック トローリング用の魚形ルアー
JP5597901B1 (ja) * 2013-06-27 2014-10-01 株式会社 ホーペック トローリング用のウエアラブル透明ルアー
JP2021007301A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 株式会社ルミカ 疑似餌、および疑似餌用の錘、ならびに疑似餌用の軟質部材

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6264278U (ja) * 1985-10-15 1987-04-21
JP2513285Y2 (ja) * 1990-07-11 1996-10-02 吉忠 中島 釣糸遊動テンビン錘

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009178041A (ja) 2009-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7308898B2 (ja) ルアー
US8316576B1 (en) Diving rattle lure
US20160309687A1 (en) Fishing lure
JP4810547B2 (ja) 疑似餌
JPWO2019008643A1 (ja) ルアー
JP6985123B2 (ja) ルアー
JP5672404B1 (ja) ルアー
JP2022184423A (ja) ルアー
JP7082779B2 (ja) スピナーベイト
JP2013236574A (ja) ルアー
JP3747418B2 (ja) ルアー
US20110056113A1 (en) Vibrating fishing lure
JP2022106128A (ja) 釣り用ルアー
JP7227641B2 (ja) 疑似餌用の浮力調整体
JP4458335B2 (ja) ルアー
JP6666658B2 (ja) ルアー
JP3116938U (ja) 釣り用ルアー
JP2005185254A (ja) ルアー
JP2005210951A (ja) ルアー
JP2008237027A (ja) ルアー
JP2008167692A (ja) ルア−
JP2007330183A (ja) バイブレーションルアー
JP2013150588A (ja) リップルアー
JP2022090372A (ja) ルアー
JP6047788B1 (ja) ルアー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110822

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4810547

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250