JP3116938U - 釣り用ルアー - Google Patents
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Abstract
【課題】優れたルアーアクションやバリエーション変化を実現し、対象魚に対する強いアピール効果を得る釣り用ルアーを提供する。
【解決手段】小魚を模した外観形状となるように形成されたルアーボディ1を有する。ルアーボディ1の後端部に別体の尾ひれ4が着脱可能に付設され、尾ひれ4をルアーボディ1に対して可動に支持する支持部を設ける。ルアーボディ1の尾ひれ付け根部11が二股状に分岐し、それぞれの先端部位に相互に当接する突片12A,12Bを形成して支持部10が構成される。
【選択図】図5
【解決手段】小魚を模した外観形状となるように形成されたルアーボディ1を有する。ルアーボディ1の後端部に別体の尾ひれ4が着脱可能に付設され、尾ひれ4をルアーボディ1に対して可動に支持する支持部を設ける。ルアーボディ1の尾ひれ付け根部11が二股状に分岐し、それぞれの先端部位に相互に当接する突片12A,12Bを形成して支持部10が構成される。
【選択図】図5
Description
本考案は、釣り用ルアーに関するものである。
ルアー釣りにおいて、対象魚の種類等に応じて様々な形態や工夫が施されたルアーが考案されている。たとえば、所謂フィッシュイーターと呼ばれる主に小魚を常食餌とする大型の対象魚の場合、小魚に似せた形態のルアーが使用される。対象魚を誘い、つまり対象魚に対して強くアピールする集魚効果を得るために、ルアーの形や色彩等につき工夫がなされている。
従来ルアーでは、たとえばルアーボディ表面に適宜の塗装を施し、小魚に似せた形態としたものが知られている。このようにルアーボディの表面処理を行なうことで、対象魚に対してアピール効果を得ようとするものである。
ところで、ルアーにおける対象魚に対するアピール効果は形態ばかりでなく、ルアーが水中での遊泳中にとるルアーアクションもまた重要なポイントになる。つまり実際の小魚の泳ぎ方に似るほど対象魚に対して強くアピールする。しかしながら、小魚の泳ぎの再現性を向上させるルアーアクションを実現するのは必ずしも容易でなかった。
また、実使用においては状況に応じて形態等につきバリエーションを持たせたい場合もあるが、実際上そのような要請に簡単に対応することができないのが実情である。
また、実使用においては状況に応じて形態等につきバリエーションを持たせたい場合もあるが、実際上そのような要請に簡単に対応することができないのが実情である。
本考案はかかる実情に鑑み、優れたルアーアクションやバリエーション変化を実現し、対象魚に対する強いアピール効果を得る釣り用ルアーを提供することを目的とする。
本考案の釣り用ルアーは、小魚を模した外観形状となるように形成されたルアーボディを有する釣り用ルアーであって、前記ルアーボディの後端部に別体の尾ひれが着脱可能に付設され、前記尾ひれを前記ルアーボディに対して可動に支持する支持部を設けたことを特徴とする。
また、本考案の釣り用ルアーにおいて、前記ルアーボディの尾ひれ付け根部が二股状に分岐し、それぞれの先端部位に相互に当接する突片を形成して前記支持部が構成されることを特徴とする。
また、本考案の釣り用ルアーにおいて、前記尾ひれの前端部に前記突片と係合する長穴を開設し、前記尾ひれが少なくとも前記ルアーボディの軸線に対して左右方向およびロール方向に可動に結合することを特徴とする。
また、本考案の釣り用ルアーにおいて、前記尾ひれ付け根部は可撓性を有し、その拡開変形により前記突片間に間隙が形成されるようにしたことを特徴とする。
本考案によれば、尾ひれは支持部を介して、釣糸の引き加減等により左右に大きく振れ動き、あるいは左右斜めに傾斜してローリング状の動きをし、このような尾ひれの動きにより、実際の小魚の泳ぎ方に極めて近いルアーアクションを実現することができる。従って、対象魚に対する強いアピール効果が得られ、その結果、高い釣果を期待することができる。
また、尾ひれ付け根部は可撓性を有し、弾性変形させることで左右の突片間に間隙が形成され、この状態で尾ひれを取り外し、あるいは別のものと付け替えることができる。この場合、尾ひれ付け根部自体に弾性を持たせているため、特別な弾性部材等を用いることなく拡開変形し、簡単な構造で自由に尾ひれを取り外しすることができる。釣り現場の状況に合わせて最適な尾ひれ4を使用することで、高い釣果を期待可能である。
以下、本考案による釣り用ルアーの好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この実施形態における釣り用ルアーの例を示している。図において、1はルアーボディ、2はルアーボディ1の先端部付近に付設した潜水板(所謂、リップ)、3はルアーボディ1の先端部に設けた糸環であり、この糸環3に釣糸が結び付けられる。また、4はルアーボディ1の後端部に付設された尾ひれであり、この尾ひれ4まわりについては後述する。さらに、5はフックハンガ、6はフックハンガであり、これらにフロントフック(釣針)7およびリヤフック8が係着する。
図1は、この実施形態における釣り用ルアーの例を示している。図において、1はルアーボディ、2はルアーボディ1の先端部付近に付設した潜水板(所謂、リップ)、3はルアーボディ1の先端部に設けた糸環であり、この糸環3に釣糸が結び付けられる。また、4はルアーボディ1の後端部に付設された尾ひれであり、この尾ひれ4まわりについては後述する。さらに、5はフックハンガ、6はフックハンガであり、これらにフロントフック(釣針)7およびリヤフック8が係着する。
ルアーボディ1は、合成樹脂等の材料により小魚に似せた外観形状となるように形成され、概略中空構造を有している。ルアーボディ1はその長手方向(前後方向)に沿って二分した2つのボディハーフを相互に接合してなる。また、潜水板2は、ルアーボディ1に対して適度に下方に傾斜するように設けられる。これにより釣糸を引くことでルアーは潜行姿勢をとることができる。
ルアーボディ1の内部には、通常金属製の重り機能を有するバランスウェイト(図示せず)が内蔵されている。バランスウェイトとしてルアーボディ1の所定部位に固定されるもの、あるいはルアーボディ1の長手方向に沿って移動可能なものを含んでよい。
本考案において尾ひれ4は、金属材料(アルミニウム合金あるいはステンレス鋼等)の薄板材により小魚の尾ひれに似せた形状となるように形成される。特に、尾ひれ4はルアーボディ1とは別体であり、その後端部に着脱可能に付設される。この場合、尾ひれ4をルアーボディ1に対して可動に支持する支持部10(図2参照)を有している。
図2および図3等に示すようにルアーボディ1の後端部において、尾ひれ付け根部11が二股状に分岐し、それぞれの先端部位に相互に当接する左右の突片12A,12Bを形成して支持部10が構成される。この場合、図4に示されるように各尾ひれ付け根部11とも、上下2段の突片12A,12Bを有し、この例では図示例のように一方の尾ひれ付け根部11にはさらに、上下の突片12B,12B間に突片12A側まで適度に延出する突片13が設けられる。
ここで、図1に示すように尾ひれ4の前端部には、突片12A,12Bと係合する長穴4aが開設される。この長穴4aは突片12A,12Bに対してラフに、すなわち適度な遊びを以って形成される。そして、後述するように尾ひれ4は、少なくともルアーボディ1の軸線に対して左右方向およびロール方向に可動に結合する。
また、尾ひれ付け根部11は可撓性を有し、図3の二点鎖線により示されるように拡開変形可能である。そして、尾ひれ付け根部11がこのように弾性変形することにより、突片12A,12B間に間隙14が形成される。なお、尾ひれ付け根部11の基部には補強用リブ15が設けられる。
本考案の釣り用ルアーにおいて、キャスティングされたルアーは着水後、釣糸を引くことで潜水板2が水流抵抗を受けて、水中で前傾姿勢をとって潜行する。その場合、釣糸の引き加減あるいは水流の加減で、ルアーボディ1の遊泳を緩急制御することができる。
その際、尾ひれ4は支持部11を介してルアーボディ1に対して可動に結合し、釣糸の引き加減あるいは水流の加減で図5のように左右に大きく振れ動き、あるいは図6のように左右斜めに傾斜してローリング状の動きをする。このような尾ひれ4の動きにより、実際の小魚の泳ぎ方に極めて近いルアーアクションを実現することができる。従って、対象魚に対する強いアピール効果が得られ、その結果、高い釣果を期待することができる。
また、尾ひれ付け根部11は可撓性を有し、前述のように拡開変形可能である。常態では突片12A,12Bは適度な圧力で弾接し、これにより尾ひれ4を、支持部11から不用意に外れることなく的確に保持する。この場合、突片13が突片12Bからさらに突片12A側まで延出しているため、尾ひれ4をさらに外れ難くすることができる。
一方、手指を使って尾ひれ付け根部11を弾性変形させ、突片12A,12B間に間隙14が形成され、この状態で尾ひれ4を取り外し、あるいは別のものと付け替えることができる。この場合、尾ひれ付け根部11自体に弾性を持たせているため、特別な弾性部材等を用いることなく拡開変形し、簡単な構造で自由に尾ひれ4を取り外しすることができる。釣り現場の状況に合わせて最適な尾ひれ4を使用することで、高い釣果を期待可能である。
上記の場合、金属製の尾ひれ4によれば、光反射率を高くして所謂、フラッシング作用により集魚効果を高めることができる。また、尾ひれ4が動くことでより一層リアル感のあるルアーアクションが得られ、可動部からの音響効果が尾ひれ4の動きと相俟って対象魚に対して強くアピールする。
なお、本考案の好適な実施形態を説明したが、本考案は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更等が可能である。
たとえば、支持部10の突片12A,12Bは、図7に示すように凹凸状に形成し、あるいは山・谷状に形成することも可能である。
また、尾ひれ4は様々な形状、様々な素材や異素材の組合せ、様々な表面仕上げを採用することができる。
たとえば、支持部10の突片12A,12Bは、図7に示すように凹凸状に形成し、あるいは山・谷状に形成することも可能である。
また、尾ひれ4は様々な形状、様々な素材や異素材の組合せ、様々な表面仕上げを採用することができる。
1 ルアーボディ
2 潜水板
3 糸環
4 尾ひれ
5,6 フックハンガ
7 フロントフック
8 リヤフック
9 背ひれ
10 支持部
11 尾ひれ付け根部
12A,12B,13 突片
14 間隙
15 補強用リブ
2 潜水板
3 糸環
4 尾ひれ
5,6 フックハンガ
7 フロントフック
8 リヤフック
9 背ひれ
10 支持部
11 尾ひれ付け根部
12A,12B,13 突片
14 間隙
15 補強用リブ
Claims (4)
- 小魚を模した外観形状となるように形成されたルアーボディを有する釣り用ルアーであって、
前記ルアーボディの後端部に別体の尾ひれが着脱可能に付設され、前記尾ひれを前記ルアーボディに対して可動に支持する支持部を設けたことを特徴とする釣り用ルアー。 - 前記ルアーボディの尾ひれ付け根部が二股状に分岐し、それぞれの先端部位に相互に当接する突片を形成して前記支持部が構成されることを特徴とする請求項1に記載の釣り用ルアー。
- 前記尾ひれの前端部に前記突片と係合する長穴を開設し、前記尾ひれが少なくとも前記ルアーボディの軸線に対して左右方向およびロール方向に可動に結合することを特徴とする請求項1または2に記載の釣り用ルアー。
- 前記尾ひれ付け根部は可撓性を有し、その拡開変形により前記突片間に間隙が形成されるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の釣り用ルアー。
Priority Applications (1)
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JP2005007812U JP3116938U (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 釣り用ルアー |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012044972A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Imakatsu:Kk | 釣用ソフトルアー |
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2005
- 2005-09-22 JP JP2005007812U patent/JP3116938U/ja not_active Expired - Fee Related
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