JP4809648B2 - 電子装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、電子装置の製造技術に関し、特に、非接触型電子タグ用インレットを用いた電子装置の製造工程に適用して有効な技術に関するものである。
特開2002−53116号公報には、ライナレスラベルをロール状に保持する保持部と、単票RF−IDタグが載置されている載置台と、保持部から搬送されるライナレスラベルの糊面に載置部に載置されている単票RF−IDタグを貼り付ける貼り付け手段とを具備し、RF−IDタグを取り外しし易くしたRF−IDラベル作成機能付きプリンタが開示されている。
特表2003−523294号公報には、多様性を有し、安価な方法で幅広く様々な種類のRFIDラベル(裏付きまたはライナ無しのラベルを含む)を効果的に製造できるRFIDラベルの製造方法が開示されている。
特開2003−256796号公報には、テープ状に加工した磁気式タグを、物品に取り付け可能な接着層を一表面に有し磁気式タグよりも面積の大きいラベル原紙の前記接着層面に取り付けることを特徴とする、面積を可及的に小さくした磁気式タグを含むラベルの製造方法が開示されている。
特開2002−53116号公報 特表2003−523294号公報 特開2003−256796号公報
非接触型の電子タグは、半導体チップ内のメモリ回路に所望のデータを記憶させ、マイクロ波を使ってこのデータを読み取るようにしたタグであり、リードフレームで構成したアンテナに半導体チップを実装した構造を有している。
電子タグは、半導体チップ内のメモリ回路にデータを記憶させるため、バーコードを利用したタグなどに比べて大容量のデータを記憶できる利点がある。また、メモリ回路に記憶させたデータは、バーコードに記憶させたデータに比べて不正な改竄が困難であるという利点もある。
ところで、紙ラベルシール型の電子タグは材料費が安価になることから、需要および普及が見込まれている。このような紙ラベルシール型の電子タグを製造するには、たとえばシール台紙上に等間隔で貼付された紙ラベルシールを1枚ずつ剥離し、剥離した紙ラベルシールの粘着面に個片化したインレットを貼付した後に、再び紙ラベルシールをシール台紙上の元の位置に貼り戻すといった作業が必要となる。このような作業を作業者の手作業で行う場合には、紙ラベルシールの粘着面に精度よくインレットを貼付することが困難になる課題が存在する。また、紙ラベルシールをシール台紙上の元の位置に貼り戻す際にも、精度よく紙ラベルシールを貼り直すことが困難になる課題が存在する。また、これら作業を手作業によって行うことにより、一連の作業時間が長大化してしまう課題が存在する。
本願に開示された1つの代表的な発明の1つの目的は、シール台紙から剥離した紙ラベルシールの粘着面に精度よくインレットを貼付できる技術を提供することにある。
また、本願に開示された1つの代表的な発明の1つの目的は、シール台紙から剥離した紙ラベルシールの粘着面にインレットを貼付した後に、紙ラベルシールを精度よくシール台紙へ貼り戻せる技術を提供することにある。
また、本願に開示された1つの代表的な発明の1つの目的は、シール台紙から剥離した紙ラベルシールの粘着面にインレットを貼付し、再び紙ラベルシールをシール台紙へ貼り戻す一連の作業に要する時間を短縮化できる技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による電子装置の製造方法は、以下の工程を含む:
(a)絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと、前記半導体チップを封止する樹脂とを備えた複数のインレットを用意する工程、
(b)連続テープ状の台紙と、前記台紙上に第1の間隔を隔てて連続して貼付され、前記台紙と対向している粘着面および前記粘着面とは反対側のラベル面を有する複数のラベルシールとを含む第1のテープを用意する工程、
(c)前記第1のテープを供給するテープ供給手段、第1の曲率半径の面取り部を有する剥離治具、インレット貼付台、前記ラベルシールの前記粘着面より弱い第1の粘着力を有し、前記第1の粘着力で個片化した前記インレットを保持し、保持した前記インレットを前記インレット貼付台上の定位置へ移すことのできるインレット貼付治具、および前記テープ供給手段から供給された前記第1のテープを収容するテープ収容手段を含む第1のユニットを用意し、前記テープ供給手段に前記第1のテープを取り付ける工程、
(d)前記台紙が前記剥離治具の前記面取り部と接し、前記剥離治具の前記面取り部を頂点として第1の角度を形成するように前記第1のテープを搬送し、前記剥離治具の前記面取り部にて前記複数のラベルシールのうちの1枚の一部を前記台紙から剥離して前記ラベル面を前記インレット貼付台と対向させつつ前記インレット貼付台上の第1の位置まで進め、前記第1のテープの搬送を停止する工程、
(e)1つの前記インレットを前記インレット貼付治具のインレット配置位置に配置し、前記インレット貼付治具によって前記1つのインレットを保持させる工程、
(f)前記(d)工程後、前記第1のテープの搬送が停止した状況下において前記インレット貼付治具を動作させ、前記インレット貼付治具に保持された前記1つのインレットを前記インレット貼付台上の前記1枚のラベルシールの前記粘着面へ貼付する工程、
(g)前記(f)工程後、前記第1のテープの搬送を再開し、前記第1のテープが前記剥離治具の前記面取り部を通過する際の復元力で、前記台紙から剥離していた前記1枚のラベルシールの前記一部を前記台紙に再貼付する工程、
(h)前記(d)〜(g)工程を繰り返す工程。
また、本発明による電子装置の製造方法は、以下の工程を含む:
(a)連続テープ状の絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと、前記半導体チップを封止する樹脂とを備えた複数のインレットを用意する工程、
(b)連続テープ状の台紙と、前記台紙上に第1の間隔を隔てて連続して貼付され、前記台紙と対向している粘着面および前記粘着面とは反対側のラベル面を有する複数のラベルシールとを含む第1のテープを用意する工程、
(c)前記第1のテープを供給するテープ供給手段、第1の曲率半径の面取り部を有する剥離治具、インレット貼付台、前記ラベルシールの前記粘着面より弱い第1の粘着力を有し、前記第1の粘着力で個片化した前記インレットを保持し、保持した前記インレットを前記インレット貼付台上の定位置へ移すことのできるインレット貼付治具、1つの前記インレットを前記インレット貼付治具上へ供給するインレット供給手段、前記絶縁フィルムを切断して前記インレット貼付治具上の前記1つのインレットを個片化する切断手段、および前記テープ供給手段から供給された前記第1のテープを収容するテープ収容手段を含む第1のユニットを用意し、前記テープ供給手段に前記第1のテープを取り付ける工程、
(d)前記台紙が前記剥離治具の前記面取り部と接し、前記剥離治具の前記面取り部を頂点として第1の角度を形成するように前記第1のテープを搬送し、前記剥離治具の前記面取り部にて前記複数のラベルシールのうちの1枚の一部を前記台紙から剥離して前記ラベル面を前記インレット貼付台と対向させつつ前記インレット貼付台上の第1の位置まで進め、前記第1のテープの搬送を停止する工程、
(e)前記インレット供給手段によって1つの前記インレットを前記インレット貼付治具のインレット配置位置まで供給した状況下において、前記切断手段によって前記絶縁フィルムを切断して前記インレット貼付治具上の前記1つのインレットを個片化し、前記インレット貼付治具によって前記1つのインレットを保持させる工程、
(f)前記(d)工程後、前記第1のテープの搬送が停止した状況下において前記インレット貼付治具を動作させ、前記インレット貼付治具に保持された前記1つのインレットを前記インレット貼付台上の前記1枚のラベルシールの前記粘着面へ貼付する工程、
(g)前記(f)工程後、前記第1のテープの搬送を再開し、前記第1のテープが前記剥離治具の前記面取り部を通過する際の復元力で、前記台紙から剥離していた前記1枚のラベルシールの前記一部を前記台紙に再貼付する工程、
(h)前記(d)〜(g)工程を繰り返す工程。
また、本願に開示されたその他の概要を項に分けて簡単に説明するとすれば、以下の通りである。
項1.第1のテープを供給するテープ供給手段、第1の曲率半径の面取り部を有する剥離治具、インレット貼付台、前記第1のテープに含まれるラベルシールの粘着面より弱い第1の粘着力を有し、前記第1の粘着力で個片化したインレットを保持し、保持した前記インレットを前記インレット貼付台上の定位置へ移すことのできるインレット貼付治具、および前記テープ供給手段から供給された前記第1のテープを収容するテープ収容手段を具備し、以下の工程を含む電子装置の製造方法にて用いる製造装置:
(a)絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと、前記半導体チップを封止する樹脂とを備えた複数の前記インレットを用意する工程、
(b)連続テープ状の台紙と、前記台紙上に第1の間隔を隔てて連続して貼付され、前記台紙と対向している前記粘着面および前記粘着面とは反対側のラベル面を有する複数の前記ラベルシールとを含む前記第1のテープを用意する工程、
(c)前記テープ供給手段に前記第1のテープを取り付ける工程、
(d)前記台紙が前記剥離治具の前記面取り部と接し、前記剥離治具の前記面取り部を頂点として第1の角度を形成するように前記第1のテープを搬送し、前記剥離治具の前記面取り部にて前記複数のラベルシールのうちの1枚の一部を前記台紙から剥離して前記ラベル面を前記インレット貼付台と対向させつつ前記インレット貼付台上の第1の位置まで進め、前記第1のテープの搬送を停止する工程、
(e)1つの前記インレットを前記インレット貼付治具のインレット配置位置に配置し、前記インレット貼付治具によって前記1つのインレットを保持させる工程、
(f)前記(d)工程後、前記第1のテープの搬送が停止した状況下において前記インレット貼付治具を動作させ、前記インレット貼付治具に保持された前記1つのインレットを前記インレット貼付台上の前記1枚のラベルシールの前記粘着面へ貼付する工程、
(g)前記(f)工程後、前記第1のテープの搬送を再開し、前記第1のテープが前記剥離治具の前記面取り部を通過する際の復元力で、前記台紙から剥離していた前記1枚のラベルシールの前記一部を前記台紙に再貼付する工程、
(h)前記(d)〜(g)工程を繰り返す工程。
項2.項1記載の製造装置において、
前記第1の角度は90°より小さい。
項3.項1記載の製造装置において、
前記剥離治具は、前記第1のテープと接する側面に前記面取り部が形成された平板、もしくは前記第1のテープと側面で接する円柱状治具である。
項4.項1記載の製造装置において、
前記テープ供給手段および前記収容手段は、前記第1のテープを巻き取って保持する。
項5.項1記載の製造装置において、
前記複数のラベルシールは紙を主成分とする。
項6.項1記載の製造装置において、
前記インレット貼付治具は、シリコンゴムを主成分とする。
項7.第1のテープを供給するテープ供給手段、第1の曲率半径の面取り部を有する剥離治具、インレット貼付台、前記第1のテープに含まれるラベルシールの粘着面より弱い第1の粘着力を有し、前記第1の粘着力で個片化したインレットを保持し、保持した前記インレットを前記インレット貼付台上の定位置へ移すことのできるインレット貼付治具、1つの前記インレットを前記インレット貼付治具上へ供給するインレット供給手段、絶縁フィルムを切断して前記インレット貼付治具上の前記1つのインレットを個片化する切断手段、および前記テープ供給手段から供給された前記第1のテープを収容するテープ収容手段を具備し、以下の工程を含む電子装置の製造方法にて用いる製造装置:
(a)連続テープ状の前記絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと、前記半導体チップを封止する樹脂とを備えた複数の前記インレットを用意する工程、
(b)連続テープ状の台紙と、前記台紙上に第1の間隔を隔てて連続して貼付され、前記台紙と対向している前記粘着面および前記粘着面とは反対側のラベル面を有する複数の前記ラベルシールとを含む前記第1のテープを用意する工程、
(c)前記テープ供給手段に前記第1のテープを取り付ける工程、
(d)前記台紙が前記剥離治具の前記面取り部と接し、前記剥離治具の前記面取り部を頂点として第1の角度を形成するように前記第1のテープを搬送し、前記剥離治具の前記面取り部にて前記複数のラベルシールのうちの1枚の一部を前記台紙から剥離して前記ラベル面を前記インレット貼付台と対向させつつ前記インレット貼付台上の第1の位置まで進め、前記第1のテープの搬送を停止する工程、
(e)前記インレット供給手段によって1つの前記インレットを前記インレット貼付治具のインレット配置位置まで供給した状況下において、前記切断手段によって前記絶縁フィルムを切断して前記インレット貼付治具上の前記1つのインレットを個片化し、前記インレット貼付治具によって前記1つのインレットを保持させる工程、
(f)前記(d)工程後、前記第1のテープの搬送が停止した状況下において前記インレット貼付治具を動作させ、前記インレット貼付治具に保持された前記1つのインレットを前記インレット貼付台上の前記1枚のラベルシールの前記粘着面へ貼付する工程、
(g)前記(f)工程後、前記第1のテープの搬送を再開し、前記第1のテープが前記剥離治具の前記面取り部を通過する際の復元力で、前記台紙から剥離していた前記1枚のラベルシールの前記一部を前記台紙に再貼付する工程、
(h)前記(d)〜(g)工程を繰り返す工程。
項8.項7記載の製造装置において、
前記第1の角度は90°より小さい。
項9.項7記載の製造装置において、
前記剥離治具は、前記第1のテープと接する側面に前記面取り部が形成された平板、もしくは前記第1のテープと側面で接する円柱状治具である。
項10.項7記載の製造装置において、
前記テープ供給手段および前記収容手段は、前記第1のテープを巻き取って保持する。
項11.項7記載の製造装置において、
前記複数のラベルシールは紙を主成分とする。
項12.項7記載の製造装置において、
前記インレット貼付治具は、シリコンゴムを主成分とする。
本願において開示される発明のうち、1つの代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)シール台紙から剥離した紙ラベルシールの粘着面に精度よく電子タグ用インレットを貼付することができる。
(2)シール台紙から剥離した紙ラベルシールの粘着面に電子タグ用インレットを貼付し、再び紙ラベルシールをシール台紙へ貼り戻す一連の作業に要する時間を短縮化することができる。
本願発明を詳細に説明する前に、本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
電子タグとは、RFID(Radio Frequency IDentification)システム、EPC(Electronic Product Code)システムの中心的電子部品であり、一般的に数mm以下(それ以上の場合を含む)のチップに電子情報、通信機能、データ書き換え機能を納めたものを言い、電波や電磁波で読み取り器と交信する。無線タグもしくはICタグとも呼ばれ、商品に取り付けることでバーコードよりも高度で複雑な情報処理が可能になる。アンテナ側(チップ外部または内部)からの非接触電力伝送技術により、電池を持たない半永久的に利用可能なタグも存在する。タグは、ラベル型、カード型、コイン型およびスティック型など様々な形状があり、用途に応じて選択する。通信距離は数mm程度のものから数mのものがあり、これも用途に応じて使い分けられる。
インレット(一般にRFIDチップとアンテナとの複合体、ただし、アンテナのないものやアンテナをチップ上に集積したものもある。したがって、アンテナのないものもインレットに含まれることがある。)とは、金属コイル(アンテナ)にICチップを実装した状態での基本的な製品形態を言い、金属コイルおよびICチップは一般にむき出しの状態となるが、封止される場合もある。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、実施例等において構成要素等について、「Aからなる」、「Aよりなる」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするために部分的にハッチングを付す場合がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の電子装置である電子タグ用インレットを示す平面図(表面側)、図2は、図1の一部を拡大して示す平面図、図3は、本実施の形態1の電子タグ用インレットを示す側面図、図4は、本実施の形態1の電子タグ用インレットを示す平面図(裏面側)、図5は、図4の一部を拡大して示す平面図である。上記したごとく、本実施の形態(実施例)の一部または全部は後続の実施の形態(実施例)の一部または全部である。したがって、重複する部分は原則として、説明を省略する。
本実施の形態1の電子タグ用インレット(以下、単にインレットという)1は、マイクロ波受信用のアンテナを備えた非接触型電子タグの主要部を構成するものである。このインレット1は、細長い長方形の絶縁フィルム2の一面に接着されたAl箔(導電性膜)からなるアンテナ3と、表面および側面がポッティング樹脂4で封止された状態でアンテナ3に接続されたチップ5とを備えている。絶縁フィルム2の一面(アンテナ3が形成された面)には、アンテナ3やチップ5を保護するためのカバーフィルム6が必要に応じてラミネートされる。
上記絶縁フィルム2の長辺方向に沿ったアンテナ3の長さは、たとえば56mmであり、周波数2.45GHzのマイクロ波を効率よく受信できるように最適化されている。また、アンテナ3の幅は3mmであり、インレット1の小型化と強度の確保とが両立できるように最適化されている。
アンテナ3のほぼ中央部には、その一端がアンテナ3の外縁に達する「L」字状のスリット7が形成されており、このスリット7の中途部には、ポッティング樹脂4で封止されたチップ5が実装されている。
図6および図7は、上記スリット7が形成されたアンテナ3の中央部付近を拡大して示す平面図であり、図6はインレット1の表面側、図7は裏面側をそれぞれ示している。なお、これらの図では、チップ5を封止するポッティング樹脂4およびカバーフィルム6の図示は、省略してある。
図示のように、スリット7の中途部には、絶縁フィルム2の一部を打ち抜いて形成したデバイスホール8が形成されており、前記チップ5は、このデバイスホール8の中央部に配置されている。デバイスホール8の寸法は、たとえば縦×横=0.8mm×0.8mmであり、チップ5の寸法は、縦×横=0.48mm×0.48mmである。
図6に示すように、チップ5の主面上には、たとえば4個のAu(金)バンプ9a、9b、9c、9dが形成されている。また、これらのAuバンプ9a、9b、9c、9dのそれぞれには、アンテナ3と一体に形成され、その一端がデバイスホール8の内側に延在するリード10が接続されている。
上記4本のリード10のうち、2本のリード10は、スリット7によって2分割されたアンテナ3の一方からデバイスホール8の内側に延在し、チップ5のAuバンプ9a、9cと電気的に接続されている。また、残り2本のリード10は、アンテナ3の他方からデバイスホール8の内側に延在し、チップ5のAuバンプ9b、9dと電気的に接続されている。
図8は、上記チップ5の主面に形成された4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dのレイアウトを示す平面図、図9は、Auバンプ9aの近傍の拡大断面図、図10は、Auバンプ9cの近傍の拡大断面図、図11は、チップ5に形成された回路のブロック図である。
チップ5は、厚さ=0.15mm程度の単結晶シリコン基板からなり、その主面には、図11に示すような整流・送信、クロック抽出、セレクタ、カウンタ、ROMなどからなる回路が形成されている。ROMは、128ビットの記憶容量を有しており、バーコードなどの記憶媒体に比べて大容量のデータを記憶することができる。また、ROMに記憶させたデータは、バーコードに記憶させたデータに比べて不正な改竄が困難であるという利点がある。
上記回路が形成されたチップ5の主面上には、4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dが形成されている。これら4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dは、図8の二点鎖線で示す一対の仮想的な対角線上に位置し、かつこれらの対角線の交点(チップ5の主面の中心)からの距離がほぼ等しくなるようにレイアウトされている。これらのAuバンプ9a、9b、9c、9dは、たとえば電解めっき法を用いて形成されたもので、その高さは、たとえば15μm程度である。
なお、これらAuバンプ9a、9b、9c、9dのレイアウトは、図8に示したレイアウトに限られるものではないが、チップ接続時の加重に対してバランスを取りやすいレイアウトであることが好ましく、たとえば平面レイアウトにおいてAuバンプの接線によって形成される多角形が、チップの中心を囲む様に配置するのが好ましい。
上記4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dのうち、たとえばAuバンプ9aは、前記図11に示す回路の入力端子を構成し、Auバンプ9bは、GND端子を構成している。また、残り2個のAuバンプ9c、9dは、上記回路には接続されていないダミーのバンプを構成している。
図9に示すように、回路の入力端子を構成するAuバンプ9aは、チップ5の主面を覆うパッシベーション膜20とポリイミド樹脂21とをエッチングして露出させた最上層メタル配線22の上に形成されている。また、Auバンプ9aと最上層メタル配線22との間には、両者の密着力を高めるためのバリアメタル膜23が形成されている。パッシベーション膜20は、たとえば酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層膜で構成され、最上層メタル配線22は、たとえばAl合金膜で構成されている。また、バリアメタル膜23は、たとえばAl合金膜に対する密着力が高いTi膜と、Auバンプ9aに対する密着力が高いPd膜との積層膜で構成されている。図示は省略するが、回路のGND端子を構成するAuバンプ9bと最上層メタル配線22との接続部も、上記と同様の構成になっている。一方、図10に示すように、ダミーのバンプを構成するAuバンプ9c(および9d)は、上記最上層メタル配線22と同一配線層に形成されたメタル層24に接続されているが、このメタル層24は、前記回路に接続されていない。
このように、本実施の形態1のインレット1は、絶縁フィルム2の一面に形成したアンテナ3の一部に、その一端がアンテナ3の外縁に達するスリット7を設け、このスリット7によって2分割されたアンテナ3の一方にチップ5の入力端子(Auバンプ9a)を接続し、他方にチップ5のGND端子(Auバンプ9b)を接続する。この構成により、アンテナ3の実効的な長さを長くすることができるので、必要なアンテナ長を確保しつつ、インレット1の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態1のインレット1は、チップ5の主面上に、回路の端子を構成するAuバンプ9a、9bとダミーのAuバンプ9c、9dとを設け、これら4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dをアンテナ3のリード10に接続する。この構成により、回路に接続された2個のAuバンプ9a、9bのみをリード10に接続する場合に比べて、Auバンプとリード10の実効的な接触面積が大きくなるので、Auバンプとリード10の接着強度、すなわち両者の接続信頼性が向上する。また、4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dを図8に示したようなレイアウトでチップ5の主面上に配置することにより、Auバンプ9a、9b、9c、9dにリード10を接続した際に、チップ5が絶縁フィルム2に対して傾くことがない。これにより、チップ5をポッティング樹脂4で確実に封止することができるので、インレット1の製造歩留まりが向上する。
次に、上記のように構成されたインレット1の製造方法を図12〜図21を用いて説明する。図12は、インレット1の製造工程を説明するフローチャートである。
まず、ウエハ状の半導体基板(以下、単に基板と記す)の主面上に半導体素子、集積回路および上記バンプ電極9a〜9dなどを形成するウエハ処理を実施する(工程P1)。続いて、そのウエハ状の基板をダイシングによりチップ単位に分割し、前述のチップ5を形成する(工程P2)。
図13は、インレット1の製造に用いる絶縁フィルム2を示す平面図、図14は、図13の一部を拡大して示す平面図である。
図13に示すように、連続テープ状の絶縁フィルム2は、リール25に巻き取られた状態でインレット1の製造工程に搬入される。この絶縁フィルム2の一面には、あらかじめ多数のアンテナ3が所定の間隔で形成されている。これらのアンテナ3を形成するには、たとえば絶縁フィルム2の一面に厚さ20μm程度のAl箔を接着し、このAl箔をアンテナ3の形状にエッチングする。このとき、それぞれのアンテナ3に、前述したスリット7およびリード10を形成する。絶縁フィルム2は、フィルムキャリアテープの規格に従ったもので、たとえば幅50mmまたは70mm、厚さ25μmのポリエチレンナフタレート製フィルムからなる。このように、アンテナ3をAl箔から形成し、絶縁フィルム2をポリエチレンナフタレートから形成することにより、たとえばアンテナ3をCu箔から形成し、絶縁フィルム2をポリイミド樹脂から形成した場合に比べてインレット1の材料コストを低減することができる。
次いで、アンテナ3のチップ5が搭載される面にインレット1の製品番号等の品種を識別するための識別マークを付与する。この識別マークは、たとえばレーザーを用いた刻印方法等によって形成することができる。
次に、図15に示すように、ボンディングステージ31とボンディングツール32とを備えたインナーリードボンダ30にリール25を装着し、ボンディングステージ31の上面に沿って絶縁フィルム2を移動させながら、アンテナ3にチップ5を接続する(工程P3)。
絶縁フィルム2を移動させている駆動ローラーKRL1は、寸法および回転速度等の動作が同じ規格のものを2つ一組で用いるものであり、2つの駆動ローラーKRL1が絶縁フィルム2を挟み、摩擦力で絶縁フィルム2を移動させるものである。また、図15中に示した4つの駆動ローラーKRL1は、すべて同じ規格のものである。絶縁フィルム2を移動させるに当たり、このような方式を適用することにより、薄い絶縁フィルム2でも対応でき、絶縁フィルム2へのダメージが少なく、絶縁フィルム2を高速搬送することができる。また、駆動ローラーKRL1は、図15中には示していないパルスモーターから動力を得て動作する。
アンテナ3にチップ5を接続するには、図16(図15の要部拡大図)に示すように、80℃程度に加熱したボンディングステージ31の上にチップ5を搭載し、このチップ5の真上に絶縁フィルム2のデバイスホール8を位置決めした後、デバイスホール8の内側に突出したリード10の上面に350℃程度に加熱したボンディングツール32を押し当て、Auバンプ(9a〜9d)とリード10を接触させる。この時、ボンディングツール32に所定の超音波および荷重を0.2秒程度印加することにより、リード10とAuバンプ(9a〜9d)との界面にAu/Al接合が形成され、Auバンプ(9a〜9d)とリード10が互いに接着する。
次に、ボンディングステージ31の上に新たなチップ5を搭載し、続いて絶縁フィルム2をアンテナ3の1ピッチ分だけ移動させた後、上記と同様の操作を行うことによって、このチップ5をアンテナ3に接続する。以後、上記と同様の操作を繰り返すことによって、絶縁フィルム2に形成された全てのアンテナ3にチップ5を接続する。チップ5とアンテナ3の接続作業が完了した絶縁フィルム2は、リール25に巻き取られた状態で次の樹脂封止工程に搬送される。
なお、Auバンプ(9a〜9d)とリード10の接続信頼性を向上させるためには、図17に示すように、4本のリード10をアンテナ3の長辺方向と直交する方向に延在させた方がよい。図18に示すように、4本のリード10をアンテナ3の長辺方向と平行に延在させた場合は、完成したインレット1を折り曲げたときに、Auバンプ(9a〜9d)とリード10の接合部に強い引っ張り応力が働くので、両者の接続信頼性が低下する虞がある。
チップ5の樹脂封止工程では、図19および図20に示すように、ディスペンサ33などを使ってデバイスホール8の内側に実装されたチップ5の上面および側面にポッティング樹脂4を供給する(工程P4)。
次いで、組立一貫機KIK内に設けられた加熱炉内において、ポッティング樹脂4に対して約120℃で仮ベーク処理を施す(工程P5)。図示は省略するが、この樹脂封止工程においても、絶縁フィルム2を移動させながら、ポッティング樹脂4の供給および仮ベーク処理を行う。ポッティング樹脂4の供給および仮ベーク処理が完了した絶縁フィルム2は、図21に示すように、リール25に巻き取られた状態で次のベーク処理が行われる加熱炉KNRへ搬送され、約120℃でベーク処理が施される(工程P6)。
上記ベーク処理が完了した絶縁フィルム2は、リール25に巻き取られた状態で次工程へ搬送される。ここでは、アンテナ3にチップ5が搭載されチップ5がポッティング樹脂4によって封止されてなる構造体に対して抜取外観検査を行う。ここでは、すべての構造体に対して外観検査を行うのではなく、無作為抽出した所定数の構造体に対して外観検査を行う(工程P7)。すなわち、外観不良が見つかった場合には、外観不良の発生具合から工程P6までに用いた製造装置および材料等で、インレット1の製造に当たって不具合のある個所を特定し、以降のインレット1の製造へフィードバックすることによって不具合の発生を未然に防ぐためのものである。また、ここで言う外観不良とは、構造体への異物の付着、構造体に生じた傷、ポッティング樹脂4の封止不良(ぬれ不足)、チップ5の欠け等の破損、構造体の好ましくない変形、アンテナ3に形成(刻印)された前述の識別マークの認識不良のうちの1つ以上を含むものである。
次いで、顧客からの要求がある場合には、絶縁フィルム2の両側部に図22に示すような絶縁フィルム2を搬送するためのスプロケットホール36を所定の間隔で形成する(工程P8)。スプロケットホール36は、絶縁フィルム2の一部をパンチで打ち抜くことによって形成することができる。一方、このようなスプロケットホール36を形成しない場合には、スプロケットホール36の形成に要するコスト(絶縁フィルム2の両端のスプロケットホール36を一組(2個)形成するのに約1円)を削減することができる。
次いで、インレット1となる上記構造体の各々に対して通信特性検査(工程P9)、ポッティング樹脂4(図20参照)の外観検査(工程P10)、アンテナ3に付与された識別マークの外観検査(工程P11)、および工程P10、P11を経た上での良品選別(工程P12)を順次行う。
次いで、最終的な良品および不良品の上記構造体数をそれぞれ調べる(工程P14)。続いて、リール25に巻き取られた絶縁フィルム2の梱包および払い出しが行われ(工程P15)、その後顧客側へ出荷される(工程P16)。この場合、顧客側で絶縁フィルム2をアンテナ3間で切断することにより個々のインレット1を得ることができる。また、顧客の要求に応じて、製造側(出荷側)で個々のインレット1に切断した状態で出荷してもよい。なお、絶縁フィルム2の梱包および払い出し後、所定数の絶縁フィルム2を無作為抽出し、工程P9と同様の通信特性検査を行ってもよい。
次に、上記のようにして製造したインレット1を電子タグへ組み込む工程について説明する。本実施の形態1の電子タグは、たとえばラベルシール型であり、物品の表面に貼付して用いることで商品管理等を行えるようにしたものである。
図23、図24および図25は、本実施の形態1の電子タグの製造に用いるラベルシールのそれぞれ要部斜視図、要部側面図および要部平面図である。図23〜図25に示すように、本実施の形態1の紙製のラベルシール41は、一般強粘着タイプのラベルシールであり、種々の印刷等が施されるラベル面およびそのラベル面とは反対側の粘着面を有し、連続テープ状の台紙42に一定の間隔(第1の間隔)を隔てて連続して貼付され、その台紙42が芯部43に巻き取られた状態のラベルテープ(第1のテープ)LTとして供給される。このようなラベルテープLTを図26〜図28に示すような作業ユニット(第1のユニット)に取り付ける。この作業ユニットは、テープ供給リール(テープ供給手段)45、貼付ステージ(インレット貼付台)46、回転板(インレット貼付治具)47、ラベル剥離板(剥離治具)48、ガイド軸49およびテープ巻き取りリール(テープ収容手段)50等から形成されている。また、蝶番51を介して貼付ステージ46と回転板47とが連結され、固定された貼付ステージ46に向かって回転板47が回転動作する構造となっている。回転板47は、たとえば約1mmの厚さでインレット1とほぼ同じ平面外形を有するシリコンゴムから形成されたインレット保持具(インレット配置位置)52を備え、前述の回転運動によってこのインレット保持具52が貼付ステージ46の所定の位置に接触する。また、たとえばテープ巻き取りリール50と連結したハンドル(図示は省略)を操作することにより、ラベルシール41が貼付された台紙42をテープ供給リール45から引き出し、テープ巻き取りリール50に巻き取ることができる。
ラベルシール41が貼付された台紙42は、貼付ステージ46とラベルシール41とが対向するようにテープ供給リール45から引き出され、貼付ステージ46上の所定の位置で台紙42のラベルシール41が貼付されていない面と接するラベル剥離板48によって鋭角的(前記面取り部を頂点として第1の角度を形成するように)に搬送軌道を変えられる。ラベル剥離板48の台紙42と接する部分は、所定の曲率半径(第1の曲率半径)の面取り加工が施された面取り部となっている。その後、台紙42は、台紙42のラベルシール41が貼付されていない面と接するガイド軸49によって搬送軌道をガイドされてテープ巻き取りリール50に巻き取られる。ここで本発明者らは、ラベル剥離板48によって台紙42の搬送軌道が変えられる際に、以下のような現象が起こることを見出した。すなわち、その搬送軌道が変わる場所でラベルシール41の貼付ステージ46へ向かっての剥離が始まり(図27参照)、ラベルシール41の終端部がその搬送軌道が変わる場所を通過する時にラベルシール41は完全に剥離せず、復元力が作用して貼付ステージ46から起き上がるようにして台紙42の元々貼付されていた場所へ戻り(図28参照)、再び台紙42に貼付されるものである。
そこで本実施の形態1では、上記の現象を利用し、ラベルシール41が台紙42から剥離している際に現れるラベルシール41の粘着面に位置精度よくインレット1を貼付するものである。また、図29に示すように、本実施の形態1において、ラベルシール41は台紙42の搬送方向での幅W1および幅W1と交差する方向での幅W2が20mm〜300mm程度であり、厚さが粘着面の接着剤も含んで50〜100μm程度であり、隣接するラベルシール41間の間隔D1は3〜5mm程度であり、台紙42の厚さが30〜80μm程度である。なお、ラベルシール41の粘着面は、ラベルシール41が台紙42に貼付されている時には台紙と対向している。また、ラベル剥離板48の台紙42と接する部分に施された面取り加工は、曲率半径が1mm〜5mm程度、好ましくは約1.5mmのものであり、ラベルシール41が薄くなるのに合わせて小さくする。
まず、インレット保持具52上に平面外形を合わせて1つのインレット1を配置する(図26参照)。配置されたインレット1は、インレット保持具52自体が有する粘着力によってインレット保持具52に保持される。このインレット保持具52の粘着力(第1の粘着力)は、ラベルシール41の粘着面に塗布されている接着剤の粘着力より弱いものである。
次に、テープ巻き取りリール50と連結したハンドルを操作し、台紙42をテープ供給リール45から引き出し、ラベル剥離板48によって台紙42の搬送軌道が変わる場所にてラベルシール41を貼付ステージ46上へ剥離させていく。次いで、剥離し始めたラベルシール41の先端が貼付ステージ46の表面に付与してある合わせ位置印(第1の位置)CPに達したら台紙41の引き出しを停止する。次いで、その状況下で回転板47を回転させ、インレット保持具52に保持されているインレット1をラベルシール41の粘着面に押し付ける。次いで、回転板47を逆方向へ回転させて元の位置へ戻す。前述したように、インレット保持具52の粘着力は、ラベルシール41の粘着面に塗布されている接着剤の粘着力より弱いことから、回転板47を元の位置へ戻した際に、インレット1は、インレット保持具52からラベルシール41の粘着面へ移し取られる(図27参照)。このようにしてインレット1をラベルシール41の粘着面へ貼付することにより、その粘着面内における所定位置にインレット1を精度よく、かつ効率よく貼付することが可能となる。
続いて、テープ巻き取りリール50と連結したハンドルを操作してテープ巻き取りリール50による台紙42の巻き取り(テープ供給リール45からの台紙42の引き出し)を再開する。それにより、台紙42から一部が剥離して貼付ステージ46へ引き出され、インレット1が粘着面に貼付されたラベルシール41は、終端部がラベル剥離板48によって台紙42の搬送軌道が変わる場所まで達したところで、復元力が作用して貼付ステージ46から起き上がるようにして台紙42の元々貼付されていた場所へ戻って再び台紙42に貼付され、台紙42ごとテープ巻き取りリール50に巻き取られる(図28および図29参照)。本実施の形態1では、このラベルシール41の台紙42からの剥離から再貼付までの一連の作業を、1枚のラベルシール41につき0.5秒〜1.0秒程度の速さで行うことが好ましい。それにより、ラベルシール41を台紙42の元々貼付されていた場所へ貼り戻す際にも、容易に正確な位置精度で貼り戻すことが可能となる。その結果、ラベルシール41にインレット1を貼付する一連の作業に要する時間を短縮化することができる。また、ラベルシール41の大きさが変わっても、同様の工程を容易に適用することができるので、様々な大きさのラベルシール41に対して短時間かつ低価格でインレット1を貼付する一連の作業を実施することができる。
上記の一連の作業をテープ供給リール45から引き出されるラベルシール41のすべてに対して実施することで、ラベルシール41へのインレット1の貼付作業を行う。ラベルシール41が再び台紙42へ貼付された後には、インレット1はラベルシール41と台紙42との間に位置し、ラベルシール41および台紙42に周囲を覆われることになる。
上記の実施の形態1では、ラベルシール41にインレット1を貼付するのに用いる作業ユニットにおいて、台紙42と接する部分で所定の曲率半径の面取り加工が施されたラベル剥離板48を配置した場合について説明したが、図30に示すように、ラベル剥離板48の代わりに、断面が前述の曲率半径の値と同程度の値の半径を有する円形の円柱状のシャフト(円柱状治具)48Aを配置してもよい。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、ラベルシール41にインレット1を貼付する際には、すでに個片化されているインレット1を用い、1個ずつインレット保持具52上に配置しつつ貼付作業を行う場合について説明したが(図26〜図28参照)、本実施の形態2は、インレット1を個片化する工程から個片化したインレット1をラベルシール41に貼付する工程までの一連の作業を自動化したものである。
図31は、本実施の形態2において上記の一連の作業を行う作業ユニットの説明図である。本実施の形態2におけるその作業ユニットは、前記実施の形態1で図26〜図28を用いて説明した作業ユニットの構成に、インレット搬送ユニット(インレット供給手段)61、CCD(Charge Coupled Device)カメラ62および金型(切断手段)63等を加えたものである。また、インレット保持具52は、インレット1を真空吸着するインレット吸着手段を有し、インレット保持具52自体が有する粘着力だけでなく、そのインレット吸着手段の吸引力も用いてインレット1を保持する構造となっている。
まず、インレット1となる複数の構造体が形成されたテープ状の絶縁フィルム2をインレット搬送ユニット61にセットする。次いで、インレット搬送ユニット61によって絶縁フィルム2を搬送し、CCDカメラ62による画像処理によって絶縁フィルム2の切断位置を確認したら絶縁フィルム2の搬送を停止する。次いで、インレット保持具52のインレット吸着手段が1つのインレット1に相当する絶縁フィルム2を真空吸着し、インレット保持具52の粘着力も用いてその1つのインレット1に相当する絶縁フィルム2を保持する。次いで、インレット保持具52がその1つのインレット1に相当する絶縁フィルム2を保持した状況下で金型63を操作し、前記切断位置にて絶縁フィルム2を切断し、1つのインレット1を個片化する。個片化されたインレット1は、個片化と同時に自動的にインレット保持具52に移し取ることができる。インレット1を個片化した後は、前記実施の形態1において図27および図28を用いて説明した工程と同様に、回転板47を操作してラベルシール41の粘着面にインレット1を貼付し、ラベルシール41を台紙42ごとテープ巻き取りリール50に巻き取っていく。なお、インレット1をラベルシール41の粘着面に貼付した後で前記インレット吸着手段による真空吸着は解除する。このインレット1の個片化からインレット1のラベルシール41への貼付の一連の作業をテープ供給リール45から引き出されるラベルシール41のすべてに対して実施することで、ラベルシール41へのインレット1の貼付作業を行う。
上記の本実施の形態2によれば、前記実施の形態1で説明したラベルシール41にインレット1を貼付する作業ユニットにインレット1を個片化するユニット(インレット搬送ユニット61、CCDカメラ62および金型63等)を加えたことにより、たとえば個片化したインレット1をインレット保持具52上に配置する作業等を自動作業で行うことが可能となり、作業者の手作業を廃止することができる。それにより、前記実施の形態1よりもさらに正確な位置精度でインレット1をインレット保持具52上に配置することができる。また、種々の作業を自動化したことにより、ラベルシール41にインレット1を貼付する一連の作業に要する時間を前記実施の形態1よりも短縮化することができる。
上記の本実施の形態2によっても前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
たとえば、前記実施の形態では、紙製のラベルシールを用いて電子タグを製造する場合について説明したが、紙製のラベルシールの代わりに樹脂フィルム製のラベルシールを用いてもよい。
本発明の電子装置の製造方法は、たとえば個片化された電子タグ用インレットをラベルシールの粘着面に貼付する工程にて適用することができる。
本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットを示す平面図(表面側)である。 図1の一部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットを示す側面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットを示す平面図(裏面側)である。 図4の一部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの要部拡大平面図(表面側)である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの要部拡大平面図(裏面側)である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットに実装された半導体チップの平面図である。 図8に示す半導体チップの主面に形成されたバンプ電極およびその近傍の断面図である。 図8に示す半導体チップの主面に形成されたダミーバンプ電極およびその近傍の断面図である。 図8に示す半導体チップの主面に形成された回路のブロック図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの製造工程を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの製造に用いる長尺の絶縁フィルムの一部を示す平面図である。 図13に示す絶縁フィルムの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップとアンテナの接続工程)を示すインナーリードボンダの概略図である。 図15に示すインナーリードボンダの要部を拡大して示す概略図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップとアンテナの接続工程)を示す絶縁フィルムの要部拡大平面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップとアンテナの接続工程)を示す絶縁フィルムの要部拡大平面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップの樹脂封止工程)を示す概略図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップの樹脂封止工程)を示す絶縁フィルムの要部拡大平面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの製造に用いる絶縁フィルムをリールに巻き取った状態を示す側面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置である電子タグ用インレットの製造に用いる長尺の絶縁フィルムの一部を示す平面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置の製造に用いるラベルシールの要部斜視図である。 本発明の一実施の形態の電子装置の製造に用いるラベルシールの要部側面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置の製造に用いるラベルシールの要部平面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置の製造に用いるラベルシールの粘着面にインレットを貼付する工程を示す説明図である。 図26に続くラベルシールの粘着面にインレットを貼付する工程を示す説明図である。 図27に続くラベルシールの粘着面にインレットを貼付する工程を示す説明図である。 本発明の一実施の形態の電子装置の製造に用いるラベルシールのインレット貼付後における要部平面図である。 本発明の一実施の形態の電子装置の製造に用いるラベルシールの粘着面にインレットを貼付する工程を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態の電子装置の製造に用いるラベルシールの粘着面にインレットを貼付する工程を示す説明図である。
符号の説明
1 インレット
2 絶縁フィルム
3 アンテナ
4 ポッティング樹脂
5 チップ
6 カバーフィルム
7 スリット
8 デバイスホール
9a、9b、9c、9d Auバンプ
10 リード
20 パッシベーション膜
21 ポリイミド樹脂
22 最上層メタル配線
23 バリアメタル膜
24 メタル層
25 リール
30 インナーリードボンダ
31 ボンディングステージ
32 ボンディングツール
33 ディスペンサ
36 スプロケットホール
41 ラベルシール
42 台紙
43 芯部
45 テープ供給リール(テープ供給手段)
46 貼付ステージ(インレット貼付台)
47 回転板(インレット貼付治具)
48 ラベル剥離板(剥離治具)
48A シャフト(円柱状治具)
49 ガイド軸
50 テープ巻き取りリール(テープ収容手段)
51 蝶番
52 インレット保持具(インレット配置位置)
61 インレット搬送ユニット(インレット供給手段)
62 CCDカメラ
63 金型(切断手段)
CP 合わせ位置印(第1の位置)
KRL1 駆動ローラー
LT ラベルテープ(第1のテープ)
P1〜P16 工程

Claims (12)

  1. 以下の工程を含む電子装置の製造方法:
    (a)絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと、前記半導体チップを封止する樹脂とを備えた複数のインレットを用意する工程、
    (b)連続テープ状の台紙と、前記台紙上に第1の間隔を隔てて連続して貼付され、前記台紙と対向している粘着面および前記粘着面とは反対側のラベル面を有する複数のラベルシールとを含む第1のテープを用意する工程、
    (c)前記第1のテープを供給するテープ供給手段、第1の曲率半径の面取り部を有する剥離治具、インレット貼付台、前記ラベルシールの前記粘着面より弱い第1の粘着力を有し、前記第1の粘着力で個片化した前記インレットを保持し、保持した前記インレットを前記インレット貼付台上の定位置へ移すことのできるインレット貼付治具、および前記テープ供給手段から供給された前記第1のテープを収容するテープ収容手段を含む第1のユニットを用意し、前記テープ供給手段に前記第1のテープを取り付ける工程、
    (d)前記台紙が前記剥離治具の前記面取り部と接し、前記剥離治具の前記面取り部を頂点として第1の角度を形成するように前記第1のテープを搬送し、前記剥離治具の前記面取り部にて前記複数のラベルシールのうちの1枚の一部を前記台紙から剥離して前記ラベル面を前記インレット貼付台と対向させつつ前記インレット貼付台上の第1の位置まで進め、前記第1のテープの搬送を停止する工程、
    (e)1つの前記インレットを前記インレット貼付治具のインレット配置位置に配置し、前記インレット貼付治具によって前記1つのインレットを保持させる工程、
    (f)前記(d)工程後、前記第1のテープの搬送が停止した状況下において前記インレット貼付治具を動作させ、前記インレット貼付治具に保持された前記1つのインレットを前記インレット貼付台上の前記1枚のラベルシールの前記粘着面へ貼付する工程、
    (g)前記(f)工程後、前記第1のテープの搬送を再開し、前記第1のテープが前記剥離治具の前記面取り部を通過する際の復元力で、前記台紙から剥離していた前記1枚のラベルシールの前記一部を前記台紙に再貼付する工程、
    (h)前記(d)〜(g)工程を繰り返す工程。
  2. 請求項1記載の電子装置の製造方法において、
    前記第1の角度は90°より小さい。
  3. 請求項1記載の電子装置の製造方法において、
    前記剥離治具は、前記第1のテープと接する側面に前記面取り部が形成された平板、もしくは前記第1のテープと側面で接する円柱状治具である。
  4. 請求項1記載の電子装置の製造方法において、
    前記テープ供給手段および前記収容手段は、前記第1のテープを巻き取って保持する。
  5. 請求項1記載の電子装置の製造方法において、
    前記複数のラベルシールは紙を主成分とする。
  6. 請求項1記載の電子装置の製造方法において、
    前記インレット貼付治具は、シリコンゴムを主成分とする。
  7. 以下の工程を含む電子装置の製造方法:
    (a)連続テープ状の絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナの一部に形成され、一端が前記アンテナの外縁に延在するスリットと、複数のバンプ電極を介して前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと、前記半導体チップを封止する樹脂とを備えた複数のインレットを用意する工程、
    (b)連続テープ状の台紙と、前記台紙上に第1の間隔を隔てて連続して貼付され、前記台紙と対向している粘着面および前記粘着面とは反対側のラベル面を有する複数のラベルシールとを含む第1のテープを用意する工程、
    (c)前記第1のテープを供給するテープ供給手段、第1の曲率半径の面取り部を有する剥離治具、インレット貼付台、前記ラベルシールの前記粘着面より弱い第1の粘着力を有し、前記第1の粘着力で個片化した前記インレットを保持し、保持した前記インレットを前記インレット貼付台上の定位置へ移すことのできるインレット貼付治具、1つの前記インレットを前記インレット貼付治具上へ供給するインレット供給手段、前記絶縁フィルムを切断して前記インレット貼付治具上の前記1つのインレットを個片化する切断手段、および前記テープ供給手段から供給された前記第1のテープを収容するテープ収容手段を含む第1のユニットを用意し、前記テープ供給手段に前記第1のテープを取り付ける工程、
    (d)前記台紙が前記剥離治具の前記面取り部と接し、前記剥離治具の前記面取り部を頂点として第1の角度を形成するように前記第1のテープを搬送し、前記剥離治具の前記面取り部にて前記複数のラベルシールのうちの1枚の一部を前記台紙から剥離して前記ラベル面を前記インレット貼付台と対向させつつ前記インレット貼付台上の第1の位置まで進め、前記第1のテープの搬送を停止する工程、
    (e)前記インレット供給手段によって1つの前記インレットを前記インレット貼付治具のインレット配置位置まで供給した状況下において、前記切断手段によって前記絶縁フィルムを切断して前記インレット貼付治具上の前記1つのインレットを個片化し、前記インレット貼付治具によって前記1つのインレットを保持させる工程、
    (f)前記(d)工程後、前記第1のテープの搬送が停止した状況下において前記インレット貼付治具を動作させ、前記インレット貼付治具に保持された前記1つのインレットを前記インレット貼付台上の前記1枚のラベルシールの前記粘着面へ貼付する工程、
    (g)前記(f)工程後、前記第1のテープの搬送を再開し、前記第1のテープが前記剥離治具の前記面取り部を通過する際の復元力で、前記台紙から剥離していた前記1枚のラベルシールの前記一部を前記台紙に再貼付する工程、
    (h)前記(d)〜(g)工程を繰り返す工程。
  8. 請求項7記載の電子装置の製造方法において、
    前記第1の角度は90°より小さい。
  9. 請求項7記載の電子装置の製造方法において、
    前記剥離治具は、前記第1のテープと接する側面に前記面取り部が形成された平板、もしくは前記第1のテープと側面で接する円柱状治具である。
  10. 請求項7記載の電子装置の製造方法において、
    前記テープ供給手段および前記収容手段は、前記第1のテープを巻き取って保持する。
  11. 請求項7記載の電子装置の製造方法において、
    前記複数のラベルシールは紙を主成分とする。
  12. 請求項7記載の電子装置の製造方法において、
    前記インレット貼付治具は、シリコンゴムを主成分とする。
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