JP2008077198A - 電子装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易かつ品質よくインレットをカード基材に添付し、非接触型電子タグを製造できる技術を提供する。
【解決手段】インレット1のカード基材41への貼付は、水平方向に延在し複数のカード基材41が載置される載置面を有するXYテーブル43と、上下方向に動作する先端が箆状の鏝44を用いて行う。XYテーブル43は、カード基材41の配置ピッチに合わせて水平方向に沿って一定のピッチで動作を行い、動作後にはインレット1とカード基材41との接着位置が鏝44下に配置されるようにする。鏝44は、XYテーブル43の水平動作に合わせて上下動し、インレット1の両端部をカード基材41への熱圧着を行う。
【選択図】図25

Description

本発明は、電子装置の製造技術に関し、特に、非接触型電子タグ用インレットを用いた電子装置の製造工程に適用して有効な技術に関するものである。
非接触型電子タグは、半導体チップ内のメモリ回路に所望のデータを記憶させ、マイクロ波を使ってこのデータを読み取るようにしたタグであり、リードフレームで構成したアンテナに半導体チップを実装した構造を有している。
電子タグは、半導体チップ内のメモリ回路にデータを記憶させるため、バーコードを利用したタグなどに比べて大容量のデータを記憶できる利点がある。また、メモリ回路に記憶させたデータは、バーコードに記憶させたデータに比べて不正な改竄が困難であるという利点もある(たとえば、非特許文献1参照)。
苅部浩著「今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい 非接触ICカードの本」日刊工業新聞社、2003年10月30日
本発明者は、樹脂製のカード基材に個片化したインレットを貼付することでカード型の非接触型電子タグを製造する技術について検討している。その中で、本発明者は、以下のような課題を見出した。
すなわち、本発明者は、液状接着材を用いてカード基材に個片化したインレットを貼付する技術について検討した。しかしながら、液状接着材を用いた場合には、仮固定するまでにインレットがカード基材上で流動してしまう場合があり、そのような場合には、カード基材上でのインレットの固定位置にばらつきが生じてしまうことになる。また、液状接着材が仮固定するまでに一定時間を要するので、非接触型電子タグの量産性を低下させてしまう課題を含んでいる。
また、上記液状接着材の塗布部に不純物が付着していたり、液状接着材中に不純物が混入してしまったりすると、液状接着材の接着力が低下し、インレットがカード基材から剥離してしまう課題が生じる。
また、液状接着材は、固定後も所定体積で残留することから、カード型の非接触型電子タグの表面に凹凸が生じてしまう課題が存在する。
また、カード基材へのインレットの貼付作業を作業者の手作業によって行う場合には、担当する作業者によって作業効率および非接触型電子タグの品質に差が生じてしまう課題が存在する。
本発明の目的は、容易かつ品質よくインレットをカード基材に貼付できる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による電子装置の製造方法は、
(a)第1の樹脂から形成された絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと備えたインレットを用意する工程と、
(b)第2の樹脂から形成され、第1の主面および第2の主面を有する基材を用意する工程と、
(c)熱圧着治具を用いて前記基材の前記第1の主面の所定位置に前記絶縁フィルムの一部を熱圧着することで前記インレットを前記基材に貼付する工程と、
を含み、
前記(c)工程にて、前記熱圧着治具と前記絶縁フィルムとの接触部の面積は、前記絶縁フィルムと前記基材との熱圧着強度を確保できる大きさであるものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
鏝(熱圧着時具)を用い、自動的に熱圧着によって樹脂製の絶縁フィルムを含むインレットを樹脂製のカード基材に貼付するので、容易かつ品質よくインレットをカード基材に貼付することができる。
本願発明を詳細に説明する前に、本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
電子タグとは、RFID(Radio Frequency IDentification)システム、EPC(Electronic Product Code)システムの中心的電子部品であり、一般的に数mm以下(それ以上の場合を含む)のチップに電子情報、通信機能、データ書き換え機能を納めたものを言い、電波や電磁波で読み取り器と交信する。無線タグもしくはICタグとも呼ばれ、商品に取り付けることでバーコードよりも高度で複雑な情報処理が可能になる。アンテナ側(チップ外部または内部)からの非接触電力伝送技術により、電池を持たない半永久的に利用可能なタグも存在する。タグは、ラベル型、カード型、コイン型およびスティック型など様々な形状があり、用途に応じて選択する。通信距離は数mm程度のものから数mのものがあり、これも用途に応じて使い分けられる。
インレット(一般にRFIDチップとアンテナとの複合体、ただし、アンテナのないものやアンテナをチップ上に集積したものもある。したがって、アンテナのないものもインレットに含まれることがある。)とは、金属コイル(アンテナ)にICチップを実装した状態での基本的な製品形態を言い、金属コイルおよびICチップは一般にむき出しの状態となるが、封止される場合もある。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、実施例等において構成要素等について、「Aからなる」、「Aよりなる」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、材料等について言及するときは、特にそうでない旨明記したとき、または、原理的または状況的にそうでないときを除き、特定した材料は主要な材料であって、副次的要素、添加物、付加要素等を排除するものではない。たとえば、シリコン部材は特に明示した場合等を除き、純粋なシリコンの場合だけでなく、添加不純物、シリコンを主要な要素とする2元、3元等の合金(たとえばSiGe)等を含むものとする。
また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするために部分的にハッチングを付す場合がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態の電子装置は、たとえば非接触型電子タグである。図1は、本実施の形態の非接触型電子タグ用インレットを示す平面図(表面側)、図2は、図1の一部を拡大して示す平面図、図3は、本実施の形態の非接触型電子タグ用インレットを示す側面図、図4は、本実施の形態の非接触型電子タグ用インレットを示す平面図(裏面側)、図5は、図4の一部を拡大して示す平面図である。上記したごとく、本実施の形態(実施例)の一部または全部は後続の実施の形態(実施例)の一部または全部である。したがって、重複する部分は原則として、説明を省略する。
本実施の形態の非接触型電子タグ用インレット(以下、単にインレットという)1は、マイクロ波受信用のアンテナを備えた非接触型電子タグの主要部を構成するものである。このインレット1は、細長い長方形の絶縁フィルム2の一面に接着されたAl箔からなるアンテナ3と、表面および側面がポッティング樹脂4で封止された状態でアンテナ3に接続されたチップ5とを備えている。絶縁フィルム2の一面(アンテナ3が形成された面)には、アンテナ3やチップ5を保護するためのカバーフィルム6が必要に応じてラミネートされる。
上記絶縁フィルム2の長辺方向に沿ったアンテナ3の長さは、たとえば56mmであり、周波数2.45GHzのマイクロ波を効率よく受信できるように最適化されている。また、アンテナ3の幅は3mmであり、インレット1の小型化と強度の確保とが両立できるように最適化されている。
アンテナ3のほぼ中央部には、その一端がアンテナ3の外縁に達する「L」字状のスリット7が形成されており、このスリット7の中途部には、ポッティング樹脂4で封止されたチップ5が実装されている。
図6および図7は、上記スリット7が形成されたアンテナ3の中央部付近を拡大して示す平面図であり、図6はインレット1の表面側、図7は裏面側をそれぞれ示している。なお、これらの図では、チップ5を封止するポッティング樹脂4およびカバーフィルム6の図示は、省略してある。
図示のように、スリット7の中途部には、絶縁フィルム2の一部を打ち抜いて形成したデバイスホール8が形成されており、前記チップ5は、このデバイスホール8の中央部に配置されている。デバイスホール8の寸法は、たとえば縦×横=0.8mm×0.8mmであり、チップ5の寸法は、縦×横=0.48mm×0.48mmである。
図6に示すように、チップ5の主面上には、たとえば4個のAu(金)バンプ9a、9b、9c、9dが形成されている。また、これらのAuバンプ9a、9b、9c、9dのそれぞれには、アンテナ3と一体に形成され、その一端がデバイスホール8の内側に延在するリード10が接続されている。
上記4本のリード10のうち、2本のリード10は、スリット7によって2分割されたアンテナ3の一方からデバイスホール8の内側に延在し、チップ5のAuバンプ9a、9cと電気的に接続されている。また、残り2本のリード10は、アンテナ3の他方からデバイスホール8の内側に延在し、チップ5のAuバンプ9b、9dと電気的に接続されている。
図8は、上記チップ5の主面に形成された4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dのレイアウトを示す平面図、図9は、Auバンプ9aの近傍の拡大断面図、図10は、Auバンプ9cの近傍の拡大断面図、図11は、チップ5に形成された回路のブロック図である。
チップ5は、厚さ=0.15mm程度の単結晶シリコン基板からなり、その主面には、図11に示すような整流・送信(通信手段)、クロック抽出、セレクタ、カウンタ、ROMなどからなる回路が形成されている。ROMは、128ビットの記憶容量を有しており、バーコードなどの記憶媒体に比べて大容量のデータを記憶することができる。また、ROMに記憶させたデータは、バーコードに記憶させたデータに比べて不正な改竄が困難であるという利点がある。
上記回路が形成されたチップ5の主面上には、4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dが形成されている。これら4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dは、図8の二点鎖線で示す一対の仮想的な対角線上に位置し、かつこれらの対角線の交点(チップ5の主面の中心)からの距離がほぼ等しくなるようにレイアウトされている。これらのAuバンプ9a、9b、9c、9dは、たとえば電解めっき法を用いて形成されたもので、その高さは、たとえば15μm程度である。
なお、これらAuバンプ9a、9b、9c、9dのレイアウトは、図8に示したレイアウトに限られるものではないが、チップ接続時の加重に対してバランスを取りやすいレイアウトであることが好ましく、たとえば平面レイアウトにおいてAuバンプの接線によって形成される多角形が、チップの中心を囲む様に配置するのが好ましい。
上記4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dのうち、たとえばAuバンプ9aは、前記図11に示す回路の入力端子を構成し、Auバンプ9bは、GND端子を構成している。また、残り2個のAuバンプ9c、9dは、上記回路には接続されていないダミーのバンプを構成している。
図9に示すように、回路の入力端子を構成するAuバンプ9aは、チップ5の主面を覆うパッシベーション膜20とポリイミド樹脂21とをエッチングして露出させた最上層メタル配線22の上に形成されている。また、Auバンプ9aと最上層メタル配線22との間には、両者の密着力を高めるためのバリアメタル膜23が形成されている。パッシベーション膜20は、たとえば酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層膜で構成され、最上層メタル配線22は、たとえばAl合金膜で構成されている。また、バリアメタル膜23は、たとえばAl合金膜に対する密着力が高いTi膜と、Auバンプ9aに対する密着力が高いPd膜との積層膜で構成されている。図示は省略するが、回路のGND端子を構成するAuバンプ9bと最上層メタル配線22との接続部も、上記と同様の構成になっている。一方、図10に示すように、ダミーのバンプを構成するAuバンプ9c(および9d)は、上記最上層メタル配線22と同一配線層に形成されたメタル層24に接続されているが、このメタル層24は、前記回路に接続されていない。
このように、本実施の形態のインレット1は、絶縁フィルム2の一面に形成したアンテナ3の一部に、その一端がアンテナ3の外縁に達するスリット7を設け、このスリット7によって2分割されたアンテナ3の一方にチップ5の入力端子(Auバンプ9a)を接続し、他方にチップ5のGND端子(Auバンプ9b)を接続する。この構成により、アンテナ3の実効的な長さを長くすることができるので、必要なアンテナ長を確保しつつ、インレット1の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態のインレット1は、チップ5の主面上に、回路の端子を構成するAuバンプ9a、9bとダミーのAuバンプ9c、9dとを設け、これら4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dをアンテナ3のリード10に接続する。この構成により、回路に接続された2個のAuバンプ9a、9bのみをリード10に接続する場合に比べて、Auバンプとリード10の実効的な接触面積が大きくなるので、Auバンプとリード10の接着強度、すなわち両者の接続信頼性が向上する。また、4個のAuバンプ9a、9b、9c、9dを図8に示したようなレイアウトでチップ5の主面上に配置することにより、Auバンプ9a、9b、9c、9dにリード10を接続した際に、チップ5が絶縁フィルム2に対して傾くことがない。これにより、チップ5をポッティング樹脂4で確実に封止することができるので、インレット1の製造歩留まりが向上する。
次に、上記のように構成されたインレット1の製造方法を図12〜図21を用いて説明する。図12は、インレット1の製造工程を説明するフローチャートである。
まず、ウエハ状の半導体基板(以下、単に基板と記す)の主面上に半導体素子、集積回路および上記Auバンプ9a〜9dなどを形成するウエハ処理を実施する(工程P1)。続いて、そのウエハ状の基板をダイシングによりチップ単位に分割し、前述のチップ5を形成する(工程P2)。
図13は、インレット1の製造に用いる絶縁フィルム2を示す平面図、図14は、図13の一部を拡大して示す平面図である。
図13に示すように、連続テープ状の絶縁フィルム2は、リール25に巻き取られた状態でインレット1の製造工程に搬入される。この絶縁フィルム2の一面には、予め多数のアンテナ3が所定の間隔で形成されている。これらのアンテナ3を形成するには、たとえば絶縁フィルム2の一面に厚さ20μm程度のAl箔(導電性膜)を接着し、このAl箔をアンテナ3の形状にエッチングする。このとき、それぞれのアンテナ3に、前述したスリット7およびリード10を形成する。絶縁フィルム2は、フィルムキャリアテープの規格に従ったもので、たとえば幅50mmまたは70mm、厚さ25μmのポリエチレンナフタレート(Polyethylene naphtahalate;PEN(第1の樹脂))製フィルムからなる。このように、アンテナ3をAl箔から形成し、絶縁フィルム2をポリエチレンナフタレートから形成することにより、たとえばアンテナ3をCu箔から形成し、絶縁フィルム2をポリイミド樹脂から形成した場合に比べてインレット1の材料コストを低減することができる。
次いで、アンテナ3のチップ5が搭載される面にインレット1の製品番号等の品種を識別するための識別マークを付与する。この識別マークは、たとえばレーザーを用いた刻印方法等によって形成することができる。
次に、図15に示すように、ボンディングステージ31とボンディングツール32とを備えたインナーリードボンダ30にリール25を装着し、ボンディングステージ31の上面に沿って絶縁フィルム2を移動させながら、アンテナ3にチップ5を接続する(工程P3)。
絶縁フィルム2を移動させている駆動ローラーKRL1は、寸法および回転速度等の動作が同じ規格のものを2つ一組で用いるものであり、2つの駆動ローラーKRL1が絶縁フィルム2を挟み、摩擦力で絶縁フィルム2を移動させるものである。また、図15中に示した4つの駆動ローラーKRL1は、すべて同じ規格のものである。絶縁フィルム2を移動させるに当たり、このような方式を適用することにより、薄い絶縁フィルム2でも対応でき、絶縁フィルム2へのダメージが少なく、絶縁フィルム2を高速搬送することができる。また、駆動ローラーKRL1は、図15中には示していないパルスモーターから動力を得て動作する。
アンテナ3にチップ5を接続するには、図16(図15の要部拡大図)に示すように、80℃程度に加熱したボンディングステージ31の上にチップ5を搭載し、このチップ5の真上に絶縁フィルム2のデバイスホール8を位置決めした後、デバイスホール8の内側に突出したリード10の上面に350℃程度に加熱したボンディングツール32を押し当て、Auバンプ(9a〜9d)とリード10を接触させる。この時、ボンディングツール32に所定の超音波および荷重を0.2秒程度印加することにより、リード10とAuバンプ(9a〜9d)との界面にAu/Al接合が形成され、Auバンプ(9a〜9d)とリード10が互いに接着する。
次に、ボンディングステージ31の上に新たなチップ5を搭載し、続いて絶縁フィルム2をアンテナ3の1ピッチ分だけ移動させた後、上記と同様の操作を行うことによって、このチップ5をアンテナ3に接続する。以後、上記と同様の操作を繰り返すことによって、絶縁フィルム2に形成された全てのアンテナ3にチップ5を接続する。チップ5とアンテナ3の接続作業が完了した絶縁フィルム2は、リール25に巻き取られた状態で次の樹脂封止工程に搬送される。
なお、Auバンプ(9a〜9d)とリード10の接続信頼性を向上させるためには、図17に示すように、4本のリード10をアンテナ3の長辺方向と直交する方向に延在させた方がよい。図18に示すように、4本のリード10をアンテナ3の長辺方向と平行に延在させた場合は、完成したインレット1を折り曲げたときに、Auバンプ(9a〜9d)とリード10の接合部に強い引っ張り応力が働くので、両者の接続信頼性が低下する虞がある。
チップ5の樹脂封止工程では、図19および図20に示すように、ディスペンサ33などを使ってデバイスホール8の内側に実装されたチップ5の上面および側面にポッティング樹脂4を供給する(工程P4)。
次いで、加熱炉内において、ポッティング樹脂4に対して約120℃で仮ベーク処理を施す(工程P5)。図示は省略するが、この樹脂封止工程においても、絶縁フィルム2を移動させながら、ポッティング樹脂4の供給および仮ベーク処理を行う。ポッティング樹脂4の供給および仮ベーク処理が完了した絶縁フィルム2は、図21に示すように、リール25に巻き取られた状態で次のベーク処理が行われる加熱炉へ搬送され、約120℃でベーク処理が施される(工程P6)。
上記ベーク処理が完了した絶縁フィルム2は、リール25に巻き取られた状態で次工程へ搬送される。ここでは、アンテナ3にチップ5が搭載されチップ5がポッティング樹脂4によって封止されてなる構造体に対して抜取外観検査を行う。ここでは、すべての構造体に対して外観検査を行うのではなく、無作為抽出した所定数の構造体に対して外観検査を行う(工程P7)。すなわち、外観不良が見つかった場合には、外観不良の発生具合から工程P6までに用いた製造装置および材料等で、インレット1の製造に当たって不具合のある個所を特定し、以降のインレット1の製造へフィードバックすることによって不具合の発生を未然に防ぐためのものである。また、ここで言う外観不良とは、構造体への異物の付着、構造体に生じた傷、ポッティング樹脂4の封止不良(ぬれ不足)、チップ5の欠け等の破損、構造体の好ましくない変形、アンテナ3に形成(刻印)された前述の識別マークの認識不良のうちの1つ以上を含むものである。
次いで、顧客からの要求がある場合には、絶縁フィルム2の両側部に図22に示すような絶縁フィルム2を搬送するためのスプロケットホール36を所定の間隔で形成する(工程P8)。スプロケットホール36は、絶縁フィルム2の一部をパンチで打ち抜くことによって形成することができる。一方、このようなスプロケットホール36を形成しない場合には、スプロケットホール36の形成に要するコスト(絶縁フィルム2の両端のスプロケットホール36を一組(2個)形成するのに約1円)を削減することができる。
次いで、インレット1となる上記構造体の各々に対して通信特性検査(密着選別(工程P9))、ポッティング樹脂4(図20参照)の外観検査(工程P10)、アンテナ3に付与された識別マークの外観検査(工程P11)、および工程P10、P11を経た上での良品選別(工程P12)を順次行う。
次いで、最終的な良品および不良品の上記構造体数をそれぞれ調べる(工程P14)。続いて、リール25に巻き取られた絶縁フィルム2の梱包および払い出しが行われ(工程P15)、その後顧客側へ出荷される(工程P16)。この場合、顧客側で絶縁フィルム2をアンテナ3間で切断することにより個々のインレット1を得ることができる。また、顧客の要求に応じて、製造側(出荷側)で個々のインレット1に切断した状態で出荷してもよい。なお、絶縁フィルム2の梱包および払い出し後、所定数の絶縁フィルム2を無作為抽出し、工程P9と同様の通信特性検査を行ってもよい。
次に、上記のようにして製造したインレット1を非接触型電子タグへ組み込む工程について説明する。本実施の形態の非接触型電子タグは、たとえばPET(Polyethylene terephthalate)等の樹脂材料(第2の樹脂)から形成されたカード基材にインレット1を貼付することで形成されるカード型の非接触型電子タグである。
図23および図24は、それぞれインレット1をカード基材41に貼付する工程を説明する側面図および平面図である。
図23および図24に示すように、インレット1のカード基材41への貼付は、水平方向に延在し複数のカード基材41が載置される載置面を有するXYテーブル(熱圧着ステージ)43と、上下方向に動作する鏝(熱圧着治具)44を用いて行う。XYテーブル43の載置面には、複数のカード基材41が等間隔で配列され、各々のカード基材41上の所定位置にはインレット1が配置される。XYテーブル43は、カード基材41の配置ピッチに合わせ載置面と平行な水平方向に沿って一定のピッチで動作を行い、動作後にはインレット1とカード基材41との接着位置が鏝44下に配置されるようにする。鏝44は、たとえばはんだ鏝と同様の焼き鏝であり、XYテーブル43の水平動作に合わせて上下動し、インレット1の両端部をカード基材41への熱圧着を行う。カード基材41は、インレット1が貼付されるインレット貼付面(第1の主面)と、そのインレット貼付面とは反対側のラベル面(第2の主面)とを有し、そのラベル面には、種々の印刷等を施すことができる。
図25および図26は、鏝44の先端部および鏝44の先端部が接するインレット1付近を、それぞれ異なる側面から図示したものである。また、図27は、インレット1とカード基材41との熱圧着跡45を示す要部平面図である。
図25および図26に示すように、鏝44の先端部は箆状となっており、その先端の幅W1は、インレット1の短辺の幅W2の半分以上の長さとなっている。ところで、先端が尖った焼き鏝を用いてインレット1とカード基材41とを熱圧着した場合には、焼き鏝からの押圧力が焼き鏝の尖った先端に集中し、インレット1とカード基材41との圧着部位に平面で点状かつ断面で凸状の圧着跡が残ってしまう虞がある。一方、幅W1で先端が形成された本実施の形態の鏝44を用いてインレット1とカード基材41とを熱圧着した場合には、鏝44とインレット1との接触部は線状となり、焼き鏝からの押圧力はその線状の接触部全体に分散されるので、熱圧着跡45は線状となり、インレット1とカード基材41とを熱圧着した後に断面で凸状の圧着跡が残ってしまう不具合を防ぐことができる。
また、上記の本実施の形態の鏝44を用いてインレット1とカード基材41とを熱圧着する際には、鏝44の先端の温度を150℃〜300℃程度、好ましくは180℃〜220℃程度とし、熱圧着時間は1秒〜2秒程度とすることを例示できる。それにより、鏝44から加えられる熱によってインレット1を形成する絶縁フィルム2が切断してしまうことを防ぐことができる。
ところで、本発明者が行った実験によれば、液状接着材を用いてインレット1をカード基材41に貼付する場合には、インレット1の一端部とカード基材41とが接着(仮固定)するまでに約20秒以上を要した。一方、上記のような本実施の形態によれば、上記のように1秒〜2秒程度でインレット1の一端部とカード基材41とを接着することができるので、インレット1の一端部とカード基材41との接着時間を大幅に短縮できる。また、図23および図24を用いて説明したように、水平動作を行うXYテーブル43とXYテーブル43の水平移動に合わせて上下動を行う鏝44を用いることにより、熱圧着処理の自動化を実現できるので、本実施の形態の非接触型電子タグの量産性を大幅に向上することができる。
また、液状接着材を用いてインレット1をカード基材41に貼付する場合には、液状接着材中に不純物が混入してしまったりすると、液状接着材の接着力が低下し、インレット1がカード基材41から剥離してしまう不具合が発生する虞がある。一方、本実施の形態によれば、熱圧着によりインレット1をカード基材41に貼付するので、そのような不具合を防ぐことが可能となる。
また、液状接着材を用いてインレット1をカード基材41に貼付する場合には、仮固定するまでにインレット1がカード基材41上で流動してしまう場合があり、そのような場合には、カード基材41上でのインレット1の固定位置にばらつきが生じてしまうことになる。また、液状接着材が仮固定するまでに一定時間を要するので、非接触型電子タグの量産性を低下させてしまう不具合を含んでいる。また、この接着作業を作業者の手作業によって行う場合には、担当する作業者によって作業効率および非接触型電子タグの品質に差が生じてしまう虞がある。一方、本実施の形態によれば、前述したようにその接着作業は、XYテーブル43および鏝44を用いて自動的に熱圧着することで行うので、インレット1をカード基材41上の所定位置に短時間で正確に貼付することができる。それにより、非接触型電子タグの品質に差を生じさせることなく、非接触型電子タグの量産性を向上することができる。
ところで、上記の本実施の形態では、XYテーブル43を用いて自動的にインレット1をカード基材41に貼付する場合について説明したが、XYテーブル43を用いる代わりに、図28に示すようなベルトコンベア46を用い、複数のカード基材41をベルトコンベア46のベルト上に一列で配置してインレット1とカード基材41との熱圧着処理を行ってもよい。このベルトコンベア46は、たとえば図示しないパルスモーターから動力を得て、ベルトがカード基材41の配置ピッチに合わせて一定方向(第1の方向)に向かって一定のピッチで動作を行い、動作後には、前述の鏝44と同様の鏝44(図28中での図示は省略)下にインレット1とカード基材41との接着位置が配置されるようにしたものである。XYテーブル43を用いた場合と同様に、鏝44は、ベルトコンベア46の動作(ピッチ移動)に合わせて上下動し、インレット1の両端部をカード基材41への熱圧着を行う。このようなベルトコンベア46を用いた場合でも、前述のXYテーブルを用いた場合と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
上記実施の形態では、インレット1とカード基材41との熱圧着跡が線状となるような鏝を用いる場合について説明したが、その熱圧着跡が矩形となるような先端を有する鏝を用いてもよい。その場合でもインレットの短辺と平行な方向での鏝の幅は、インレットの短辺の幅の半分以上の長さとなるようにする。
本発明の電子装置の製造方法は、たとえば個片化された電子タグ用インレットを樹脂製のカード用基材に貼付する工程にて適用することができる。
本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットを示す平面図(表面側)である。 図1の一部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットを示す側面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットを示す平面図(裏面側)である。 図4の一部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの要部拡大平面図(表面側)である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの要部拡大平面図(裏面側)である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットに実装された半導体チップの平面図である。 図8に示す半導体チップの主面に形成されたバンプ電極およびその近傍の断面図である。 図8に示す半導体チップの主面に形成されたダミーバンプ電極およびその近傍の断面図である。 図8に示す半導体チップの主面に形成された回路のブロック図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの製造工程を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの製造に用いる長尺の絶縁フィルムの一部を示す平面図である。 図13に示す絶縁フィルムの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップとアンテナの接続工程)を示すインナーリードボンダの概略図である。 図15に示すインナーリードボンダの要部を拡大して示す概略図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップとアンテナの接続工程)を示す絶縁フィルムの要部拡大平面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップとアンテナの接続工程)を示す絶縁フィルムの要部拡大平面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップの樹脂封止工程)を示す概略図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの製造工程の一部(半導体チップの樹脂封止工程)を示す絶縁フィルムの要部拡大平面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの製造に用いる絶縁フィルムをリールに巻き取った状態を示す側面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットの製造に用いる長尺の絶縁フィルムの一部を示す平面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットをカード基材に貼付する工程を説明する側面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットをカード基材に貼付する工程を説明する平面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットをカード基材に貼付する工程を説明する要部側面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットをカード基材に貼付する工程を説明する要部側面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットとカード基材との接着部位を説明する要部平面図である。 本発明の一実施の形態の非接触型電子タグに組み込まれる電子タグ用インレットをカード基材に貼付する工程を説明する要部平面図である。
符号の説明
1 インレット
2 絶縁フィルム
3 アンテナ
4 ポッティング樹脂
5 チップ
6 カバーフィルム
7 スリット
8 デバイスホール
9a、9b、9c、9d バンプ
10 リード
20 パッシベーション膜
21 ポリイミド樹脂
22 メタル配線
23 バリアメタル膜
24 メタル層
25 リール
30 インナーリードボンダ
31 ボンディングステージ
32 ボンディングツール
33 ディスペンサ
36 スプロケットホール
41 カード基材
43 XYテーブル(熱圧着ステージ)
44 鏝(熱圧着治具)
45 熱圧着跡
46 ベルトコンベア
KRL1 駆動ローラー
P1〜P16 工程

Claims (5)

  1. (a)第1の樹脂から形成された絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと備えたインレットを用意する工程、
    (b)第2の樹脂から形成され、第1の主面および第2の主面を有する基材を用意する工程、
    (c)熱圧着治具を用いて前記基材の前記第1の主面の所定位置に前記絶縁フィルムの一部を熱圧着することで前記インレットを前記基材に貼付する工程、
    を含み、
    前記(c)工程にて、前記熱圧着治具と前記絶縁フィルムとの接触部の面積は、前記絶縁フィルムと前記基材との熱圧着強度を確保できる大きさであることを特徴とする電子装置の製造方法。
  2. (a)第1の樹脂から形成された絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと備えたインレットを用意する工程、
    (b)第2の樹脂から形成され、第1の主面および第2の主面を有する基材を用意する工程、
    (c)熱圧着治具を用いて前記基材の前記第1の主面の所定位置に前記絶縁フィルムの一部を熱圧着することで前記インレットを前記基材に貼付する工程、
    を含み、
    前記(c)工程にて、前記熱圧着治具と前記絶縁フィルムとの接触部の面積は、前記絶縁フィルムと前記基材との熱圧着強度を確保できる大きさであり、
    前記熱圧着治具と前記絶縁フィルムとの接触部の形状は、前記インレットの幅の半分以上の長さの線状または前記インレットの前記幅の半分以上の長さの一辺を有する矩形であることを特徴とする電子装置の製造方法。
  3. (a)第1の樹脂から形成された絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと備えたインレットを用意する工程、
    (b)第2の樹脂から形成され、第1の主面および第2の主面を有する基材を用意する工程、
    (c)熱圧着治具を用いて前記基材の前記第1の主面の所定位置に前記絶縁フィルムの一部を熱圧着することで前記インレットを前記基材に貼付する工程、
    を含み、
    前記(c)工程は、載置面を有し前記載置面に沿った方向で動作する熱圧着ステージの前記載置面に複数の前記基材を複数列で配列した状況下で行い、
    前記(c)工程にて、前記熱圧着治具と前記絶縁フィルムとの接触部の面積は、前記絶縁フィルムと前記基材との熱圧着強度を確保できる大きさであることを特徴とする電子装置の製造方法。
  4. (a)第1の樹脂から形成された絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと備えたインレットを用意する工程、
    (b)第2の樹脂から形成され、第1の主面および第2の主面を有する基材を用意する工程、
    (c)熱圧着治具を用いて前記基材の前記第1の主面の所定位置に前記絶縁フィルムの一部を熱圧着することで前記インレットを前記基材に貼付する工程、
    を含み、
    前記(c)工程は、第1の方向に沿って動作するベルトを備えたベルトコンベアの前記ベルト上に複数の前記基材を1列で配列した状況下で行い、
    前記(c)工程にて、前記熱圧着治具と前記絶縁フィルムとの接触部の面積は、前記絶縁フィルムと前記基材との熱圧着強度を確保できる大きさであることを特徴とする電子装置の製造方法。
  5. (a)第1の樹脂から形成された絶縁フィルムの主面に形成された導電性膜からなるアンテナと、前記アンテナに電気的に接続された半導体チップと備えたインレットを用意する工程、
    (b)第2の樹脂から形成され、第1の主面および第2の主面を有する基材を用意する工程、
    (c)熱圧着治具を用いて前記基材の前記第1の主面の所定位置に前記絶縁フィルムの一部を熱圧着することで前記インレットを前記基材に貼付する工程、
    を含み、
    前記第1の樹脂はPENであり、
    前記第2の樹脂はPETであり、
    前記(c)工程での前記熱圧着は、150℃〜300℃で1〜2秒行い、
    前記(c)工程にて、前記熱圧着治具と前記絶縁フィルムとの接触部の面積は、前記絶縁フィルムと前記基材との熱圧着強度を確保できる大きさであることを特徴とする電子装置の製造方法。
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