JP4808276B2 - ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進すること - Google Patents

ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進すること Download PDF

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Description

本開示は、一般に、表示用の画像/図形データを処理することに関し、より詳細には、限定的なものではなく例示として、ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間で、重要な機能だけでなく、情報を伝達するためのプロトコルを使用してこれらの間での相互作用を促進すること(facilitating interaction)に関する。このような情報は、例えばProcAmp調整操作(adjustment operations)に向けられた照会、応答、命令などを備えることができる。
典型的なコンピューティング環境では、グラフィックス・カード(graphics card)またはその類似物は、画像を表示装置に転送すること、および画像の処理の少なくとも一部を取り扱うことを担当している。ビデオ画像に関しては、図形オーバレイ装置および技術がグラフィックス・カードおよびコンピューティング・デバイス全体によってしばしば使用されている。例えば、DVDまたはインターネットのストリーミング・ソースからのビデオ画像を表示するためには、そのビデオ画像を配置し維持するために図形オーバレイ手順が開始される。
図形オーバレイ手順は、ビデオ画像が表示されることになるスクリーン位置を設定するための長方形(rectangle)とキー・カラーとを選択する。長方形は、所望の高さおよび幅と共に長方形の隅の開始座標で定義することができる。キー・カラーは、通常、明るいピンクなどのめったに見られない色であり、ビデオが表示スクリーン上のデスクトップ最上層に論理的に配置された場合にのみ、そのビデオを定義された長方形内にオーバレイするのを確実にするために使用される。
動作中、グラフィックス・カードは、色ピクセルを表示装置に送っているとき、所与のピクセルの位置が選択された図形オーバレイ長方形内にあるか否かをチェックし、判定する。長方形内にない場合、デフォルト画像データが表示装置に転送される。一方、所与のピクセルの位置が選択された図形オーバレイ長方形内にある場合、グラフィックス・カードは、そのピクセルのデフォルト画像データが選択されたキー・カラーと等しいか否かをチェックして判定する。等しくない場合、所与のピクセルに対して、デフォルト画像データが表示装置に転送される。一方、所与のピクセルの色が選択されたキー・カラーである場合、グラフィックス・カードはその所与のピクセルに対して表示装置にビデオ画像データを転送する。
Microsoft (登録商標) Windows (登録商標) Platform Design Note, "DirectX (登録商標) VA: Video Acceleration API/DDI", January 23, 2001
残念ながら、上述した図形オーバレイ技術にはいくつかの欠点がある。第1に、通常、任意のある時刻に単一の図形オーバレイ手順を有効とするのに十分なハードウェア資源があるにすぎない。何にせよ、前述した図形オーバレイ技術への依存は常に、ハードウェアによって限定されて、可能な同時ビデオ表示数に対して制約を生じる。第2に、上述したピンクまたは他のキー・カラーは、表示されたビデオを含んでいるウィンドウが表示スクリーン上のデスクトップのあちらこちらに激しく移動される場合、可視可能(すなわち、関連付けられた表示装置に表示される)になることがある。
第3に、表示装置上に表示されるビデオ画像はプリント・スクリーン・コマンドによって取り込まれないので、プリント・スクリーン・コマンドは効果的に機能しない。取り込まれないのではなく、キー・カラーがプリント・スクリーン・コマンドによって取り込まれるので、印刷された(またはコピーして貼り付けられた)画像は、ビデオが表示装置上に表示されているその場所にキー・カラーで塗りつぶされた長方形が含まれることになる。
ビデオ画像を表示するための他の技術は、表示装置に転送するためにグラフィックス・プロセッサにビデオ画像を転送する前にビデオ調整を実行するためにホスト・マイクロ・プロセッサを使用することを必要とする。このホスト・プロセッサ技術にもまたいくつかの欠点がある。第1に、典型的なコンピューティング環境のホスト・マイクロ・プロセッサおよび関連付けられたメモリ・サブ・システムは、大きなビデオ画像の処理に関して最適化されていない。したがって、表示可能なビデオ画像のサイズおよび数は極度に制限される。第2に、ホスト・マイクロ・プロセッサが効率よく機能するために、ビデオ画像は、そのホスト・マイクロ・プロセッサによって直接的にアドレス可能なメモリに常駐する必要がある。その結果、圧縮解除および/またはデ・インターレーシングなどの他のタイプのハードウェア加速(hardware acceleration)をそのビデオ画像上で実行することはできない。
すなわち、上述した図形オーバレイ手順および上述したホスト・プロセッサに対する依存などの従来技術は、ビジュアル・アーティファクト(visual artifacts)を生じさせ、あまりにもに低速かつ/またはメモリ資源の使用が非効率的であり、ハードウェアで制限され、ビデオ表示の柔軟性に制約があり、かつ/または全機能のプリント・スクリーン・コマンドを使用可能にしない。したがって、特にビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進することによってこれらおよび他の欠点を補うための方式および/または方法が求められている。
ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進すること(facilitating interaction)は、関連付けられたグラフィックス・ハードウェアの画像処理能力(capabilities)に関する情報をグラフィックス・デバイス・ドライバとビデオ・レンダラーの間で交換されることを許容する通信プロトコルおよび/またはアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)によって可能とにすることができる。画像処理能力はビデオ処理能力を含み、ビデオ処理能力は、限定的なものではなく例示としてプロセス増幅器(ProcAmp)制御調整(process amplifier control adjustments)、デ・インターレーシング(de-interlacing)、アスペクト・レシオ補正、色空間変換、フレーム・レート変換、垂直または水平の鏡面効果およびアルファ・ブレンディングを含む。
典型的な方法の実装では、方法は、1つまたは複数のビデオ・レンダラーと少なくとも1つのグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進する。この方法は、1つまたは複数のビデオ・レンダラーの1つのビデオ・レンダラーによって、ビデオ処理能力に関して、少なくとも1つのグラフィックス・デバイス・ドライバに、照会する動作と、少なくとも1つのグラフィックス・デバイス・ドライバによって、少なくとも1つのグラフィックス・デバイス・ドライバがビデオ・レンダラーに提供することのできるビデオ処理能力の少なくとも一部分についてビデオ・レンダラーに通知する動作とを含む。
第1の典型的な媒体の実装では、ビデオ・レンダラーに対するその中の電子的に実行可能な命令は、ビデオ・レンダラーから、ProcAmp能力に関する情報を要求する照会をグラフィックス・デバイス・ドライバに対して発行する動作と、グラフィックス・デバイス・ドライバから、要求したProcAmp能力に関する情報を含む応答をビデオ・レンダラーで受信する動作とを含む動作を引き起こす。
第2の典型的な媒体の実装では、グラフィックス・デバイス・ドライバに対するその中の電子的に実行可能な命令は、ビデオ・レンダラーから、ProcAmp能力に関する情報を要求する照会をグラフィックス・デバイス・ドライバで受信する動作と、グラフィックス・デバイス・ドライバから、ProcAmp能力に関して要求された情報を含む応答をビデオ・レンダラーに送信する動作とを含む動作を引き起こす。
典型的なシステムの実装では、システムは、ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進する。このシステムは、表示されるべきビデオに適用することのできるProcAmp能力に関する情報を要求する照会を準備するように構成されたビデオ・レンダリング論理と、表示されるべきビデオにどのようなProcAmp能力を適用することができるかを示す応答を準備するように構成されたグラフィックス・デバイス・ドライビング論理とを含む。
他の方法、システム、機器、プロトコル、媒体、構成などの実装態様を本明細書に記載する。
ProcAmp調整動作を含む第1のビデオ処理パイプラインを示す図である。 RGBレンダー・ターゲットに達するための2つのビデオ処理動作を含む第2のビデオ処理パイプラインを示す図である。 RGBレンダー・ターゲットに達するための1つのビデオ処理動作を含む第3のビデオ処理パイプラインを示す図である。 ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進するように構成されたコンピューティング・デバイスまたは他の電子デバイスのある種の機能要素を示すブロック図である。 ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の典型的なプロトコルを示す通信/信号送受の図である。 ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進する典型的なメソッドを示す流れ図である。 本明細書に記載のように、ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進する少なくとも1つの態様で(全体的にまたは部分的に)実装することのできる典型的なコンピューティング(または一般的な電子デバイス)動作環境を示す図である。
類似の、かつ/または対応する態様、機能および構成要素を参照するために、すべての図面を通して同じ番号が使用される。
典型的なビデオ処理パイプラインおよびProcAmp調整
ProcAmp調整を有する典型的なビデオ処理パイプライン
図1は、ProcAmp調整動作104(ProcAmp adjustment operation)を含む第1のビデオ処理パイプライン100である。第1のビデオ処理パイプライン100は、グラフィックス・カードなどのグラフィックス・ハードウェアを使用して実装することができる。これは、(i)3つの画像メモリ・ブロック102、106および108と、(ii)少なくとも1つの画像処理動作104とを含む。画像メモリ・ブロック102は、YUVビデオ・イメージ・オフスクリーン・プレーン・サーフェスを含む。図示するProcAmp調整動作104を含んでいる画像処理動作104は、画像メモリ・ブロック106を提供するために画像メモリ・ブロック102に適用される。画像メモリ・ブロック106は、画像調整動作を実行するグラフィックス・ハードウェアのパラメータおよび能力に応じてYUVオフスクリーン・プレーン・サーフェスまたはYUVテクスチャを含む。
1つまたは複数の追加の画像処理動作の後(図1には明示せず)、グラフィックス・ハードウェアは、RGBレンダー・ターゲットを含む画像メモリ・ブロック108を生成する。画像メモリ・ブロック108のRGBレンダー・ターゲットは、追加の画像処理動作なしにグラフィックス・ハードウェアによって表示装置上に表示することができる。同様に、画像データを画像メモリ・ブロック108から表示装置に転送している期間に画像データを他のメモリから取り出す必要がないように、画像メモリ・ブロック108は表示装置のスクリーンの各ピクセルに対する画像データを含んでいる。
ProcAmp調整動作104は、1つまたは複数のプロセス増幅器(ProcAmp)調整に関するものである。ProcAmp調整の概念は、ビデオが記憶され、操作され、アナログ技術を使用して表示されたときに始まった。しかし、ProcAmp調整動作104は、現在、デジタル技術を使用して実行することができる。このようなProcAmp調整動作104は、少なくとも明度、コントラスト、彩度、および色相のビデオ特性の1つまたは複数に向けられた1つまたは複数の動作を含むことができる。
典型的なProcAmp関連のビデオ特性
明度、コントラスト、彩度、および色相に関連した以下の記述は、それらの値を操作するために可能な、かつ/または提案された設定に関連して、典型的な記載の実装に関するものである。他のProcAmp調整のガイドラインを別法として使用することもできる。
明度: 明度は「黒設定」としても知られている。すなわち、明度は、ゲイン(コントラスト)と混同されるべきではない。明度は、各特定の表示シナリオで「ビューイング・ブラック」レベル(「viewing black」level)を設定するために使用される。機能的には、ピクチャ内のすべてのルミナンス・ワード(luminance words)から、同一数の量子化ステップ(ビット)を加算または減算する。明度は、オフセットといくつかのルミナンス・ワードの和が0よりも小さいかまたはフル・レンジよりも大きい場合は、クリッピング状態を作ることができ、また一般にそうなる。通常、明度はコントラスト制御と相互作用する。
コントラスト: コントラストはピクチャの明るさの「ゲイン」である。コントラストは、ピクチャ内の相対的明るさを暗い値に変更するために使用される。機能的には、入力値の範囲をより小さい範囲にまたはより大きい範囲にマッピングする線形の正または負のゲインである。設定値(例えば、ゲインが変更した際に変更されない値)は、通常はコード0と等しいが、名目上のビューイング・ブラック設定値に関連付けられたコード・ワード(code word)の方がより適切である。コントラストのゲイン構造は、一般に、この設定値を通過する線形転送ランプ(linear transfer ramp)である。コントラスト機能は、一般に、ゲインが1対1以外にセットされている場合は計算された値を丸めることが必然的に含まれ、この丸めは、一般に、視覚的アーティファクトの生成「輪郭形成(contouring)」を防止するためのプログラマチック・ディザリングを含む。
彩度: 彩度はコントラストの論理的同等物である。彩度は、「0クロマ」(例えば記載の実装では、YUVのコード128またはRGBのコード0)周辺の設定値を有するゲイン機能である。
色相: 色相は、クロミナンス成分の位相関係である。色相は、典型的には有効範囲を−180から+180までとし、デフォルト値を0として、度で指定される。コンポーネント・システム(例えばYUVまたはRGB)の色相は、有効なクロミナンス/明るさの関係を維持するために3つの成分が共に変化する3部分からなる変数である。
YUV色空間での典型的なProcAmp関連調整
YUV色空間の明度、コントラスト、彩度、および色相の処理に関する以下の記述は、それらの値を操作するために可能な、かつ/または提案された設定に関連して一例として記載した実装に関するものである。他の調整のガイドラインを別法として使用することもできる。一般に、YUV色空間で作業することによって、ビデオ・ストリームのProcAmp調整制御に必要とされる計算が簡略化される。
Y処理: 黒レベルを0に位置付けるためにYの値から16を減算する。これは、コントラスト調整が黒のレベルを変更しないようにするため、DCオフセットを除去する。Yの値が16よりも小さい場合があるので、この処理ではこの時点で、負のYの値がサポートされる必要がある。コントラストは、YUVピクセル値に定数を掛けることによって調整される。(UとVが調整される場合、コントラストが変更された場合はいつでも色シフトが生じることになる。)明度特性値(brightness property value)がコントラスト調整されたY値に加算(またはY値から減算)される。これによってコントラスト調整によるDCオフセットの発生は防止される。最後に、ブラック・レベルを16に再位置付けするために、値16が再び加算される。Y値を処理するための典型的な方程式は以下の通りである。
Y’=((Y−16)×C)+B+16
上式で、Cはコントラスト値であり、Bは明度値である。
UV処理: 範囲を0周辺に位置付けるためにU値とV値の両方からまず128が減算される。以下のようにU値とV値とを混合することによって色相特性だけが実装される。
U’=(U−128)×Cos(H)+(V−128)×Sin(H)、および
V’=(V−128)×Cos(H)−(U―128)×Sin(H)
上式で、Hは所望の色相角度を示している。
彩度は、彩度値と共に定数をUとVに掛けることによって調整される。最後に、値128がUとVの両方に再度加算される。UVデータでの色相と彩度の結合された処理は以下の通りである。
U’=(((U−128)×Cos(H)+(V−128)×Sin(H))×C×S)+128、および
V’=(((V−128)×Cos(H)−(U−128)×Sin(H))×C×S)+128
上式で、Cは上記Y’の方程式同様コントラスト値、Hは色相角度、Sは彩度である。
2つの処理動作による典型的なビデオ処理パイプライン
図2は、RGBレンダー・ターゲット108に達するために2つのビデオ処理動作202と206を含む第2のビデオ処理パイプライン200である。第2のビデオ処理パイプライン200は、(i)3つの画像メモリ・ブロック102、204、および108と、(ii)2つの画像処理動作202および206を含む。
第2のビデオ処理パイプライン200に関しては、一般に、画像メモリ・ブロック204はRGBテクスチャを含んでいる。画像メモリ・ブロック204は、画像処理動作202の適用後に画像メモリ・ブロック102から生じる。画像メモリ・ブロック108は、画像処理動作206後に画像メモリ・ブロック204から生成される。
ProcAmp制御調整に加えて他の画像処理動作を実行することができる。例えば、以下の典型的なビデオ処理動作の1つまたは複数のどの動作でも、それを表示装置のスクリーン面上に表示する前にビデオ画像データに適用することができる。
1.ProcAmp制御調整
2.デ・インターレーシング
3.アスペクト・レシオ補正
4.色空間変換、および
5.垂直または水平の鏡面効果処理(mirroring)およびアルファ・ブレンディング
可能ならば、ビデオ画像の処理中に消費される全体的なメモリ帯域幅を低減するために、所望のビデオ(および/または他の画像)処理動作を可能な限り少ない動作に結合する。処理動作を結合することができる程度は、一般に、グラフィックス・ハードウェアの能力によって決定される。通常、色空間変換処理とアスペクト・レシオ補正処理は、ビデオ・ストリームの大部分ではないにしてもその多くに適用される。しかし、垂直/水平の鏡面効果およびアルファ・ブレンディングはそこまでに頻繁には適用されない。
第2のビデオ処理パイプライン200に関しては、ProcAmp調整処理と色空間変換処理が画像処理動作202に組み合わされる。アスペクト・レシオ補正処理は、画像処理動作206によって実行される。任意選択で、垂直/水平の鏡面効果処理および/またはアルファ・ブレンディングを画像処理動作206に組み合わせることができる。図示するように、第2のビデオ処理パイプライン200を実装するグラフィックス・ハードウェアは、RGBレンダー・ターゲットのような画像メモリ・ブロック108を作成するために2つの画像処理動作と3つの画像メモリ・ブロックを使用する。しかし、より効率よいグラフィックス・ハードウェアがあるかも知れない。
1つの処理動作による典型的なビデオ処理パイプライン
図3は、RGBレンダー・ターゲット108に達するために1つのビデオ処理動作302を含む第3のビデオ処理パイプライン300である。一般に、第3のビデオ処理パイプライン300は、1つの画像処理動作302と2つの画像メモリ・ブロック102および108を使用してグラフィックス・ハードウェアによって実装される。具体的には、画像メモリ・ブロック108は、画像処理動作302によって画像メモリ・ブロック102から生成される。画像処理動作302は、図示するように、後述するような複数のビデオ処理動作を含む。
画像処理動作302が、ProcAmp調整処理、色空間変換処理、およびアスペクト・レシオ補正処理を組み合わせるので、第3のビデオ処理パイプライン300は(図2の)第2のビデオ処理パイプライン200よりも短い。したがって所与のビデオ処理パイプラインのステージ数は、関連付けられたグラフィックス・ハードウェアの能力だけでなく、ビデオ画像を表示するソフトウェア(例えば、アプリケーション、オペレーティング・システム・コンポーネントなど)によって要求される画像処理動作の数およびタイプに依存する。典型的なソフトウェア、グラフィックス・ハードウェアなどは図4を参照して以下でさらに記述する。
典型的なビデオ関連ソフトウェアおよびグラフィックス・ハードウェア
図4は、ビデオ・レンダラー410とグラフィックス・デバイス・ドライバ422の間の相互作用を促進するように構成されたコンピューティングまたは他の電子デバイスのある種の機能要素を示すブロック図400である。これらの様々な典型的な要素および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、これらのいくつかの組合せなどによって実装可能である。このようなハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、これらのいくつかの組合せなどを、本明細書では一括して、また個別に論理(logic)と称する。
ブロック図400の構成はビデオ・データ処理機器またはシステムの一例に過ぎない。図示および説明された要素および/または機能の1つまたは複数は、ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進するための機能を損なうことなく結合されたり、再構成されたり、増加させたり、あるいは省略したりすることができることを理解されたい。
機器またはシステム400は、例えば中央処理装置(CPU)によって実行される命令を含むことができる変換論理408、グラフィックス・プロセッシング・ユニットおよび/またはこれらの組合せを含む。変換論理408は、少なくとも1つのソース406から符号化されたビデオ・データを受信するように構成されている。ソース406からの符号化されたビデオ・データは、何らかの方法で符号化されており(例えばMPEG−2など)、変換論理408はこの符号化されたビデオ・データを復号するように構成されている。
一例として、ソース406は、磁気ディスクおよび関連するディスク・ドライブ、光ディスクおよび関連するディスク・ドライブ、磁気テープおよび関連するテープ・ドライブ、固体メモリ、送信された信号、伝送媒体、または符号化されたビデオ・データを変換論理408に送信または他の手段で提供するように構成された類似のソースを含むことができる。ソース406のさらなる例は、図7を参照して後述する。ある種の実装では、ソース406は、ネットワーク・ソースおよび遠隔ソースなどの複数のソース構成要素を含むことができる。図示するように、ソース406はインターネット404および遠隔ディスク・ベースの記憶装置402を含む。
変換論理408によって出力された復号済みビデオ・データは少なくとも1つのビデオ・レンダラー410に提供される。限定的なものではなく例示として、ビデオ・レンダラー410は、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)オペレーティング・システム(OS)のVideo Mixer and Renderer(VMR)を使用して実現することができる。記載の実装では、ビデオ・レンダラー410は、変換論理408がビデオ・ストリームを復号するのを補助し、ビデオ処理動作を実行させ、クローズド・キャプション(CC)またはDVDサブ・ピクチャ画像などの任意の他の補助画像をビデオ画像とブレンドすることなどを行うように構成されている。また、ビデオ・レンダラー410は、適宜、表示装置436上での最終的な表示のために、グラフィック・インターフェース論理412にビデオ画像データを適提出するか、または提出をさせる。
このようにして、結果として得られるレンダーリングされたビデオ・データは、グラフィック・インターフェース論理412に提供される。限定的なものではなく例示として、グラフィック・インターフェース論理412は、例えばDirectDraw(登録商標)、Direct3D(登録商標)、および/または他の類似の論理を含むことができる。グラフィック・インターフェース論理412は、ビデオ・レンダラー410とグラフィックス・デバイス424の間にインターフェースを提供するように構成されている。図示するように、グラフィックス・デバイス424は、グラフィックス・プロセッサ・ユニット(GPU)426、ビデオ・メモリ432、およびデジタル−アナログ・コンバータ(DAC)434を含む。限定的なものではなく例示として、グラフィックス・デバイス424は、コンピューティングまたは他の電子デバイス内に構成されたビデオ・グラフィックス・カードとして実現することができる。
グラフィック・インターフェース論理412によって出力された画像データは、デバイス・ドライバ・インターフェース(DDI)414を使用してグラフィックス・デバイス・ドライバ422に提供される。図4では、デバイス・ドライバ・インターフェース414は、それに関連付けられた少なくとも1つのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)416を有するように示されている。デバイス・ドライバ・インターフェース414は、ビデオ・レンダラー410とグラフィックス・デバイス・ドライバ422の間のインターフェースをサポートし、かつ/または設定するように構成されている。
機器/システム400で、また記載の実装に関して図示されているように、デバイス・ドライバ・インターフェース414とグラフィックス・デバイス・ドライバ422は、関連付けられたオペレーティング・システム環境とグラフィックス・デバイス424に関してユーザ・モード418またはカーネル・モード420の部分としてさらに分類することができる。したがって、ビデオ・レンダラー410とデバイス・ドライバ・インターフェース414はユーザ・モード418の部分であり、グラフィックス・デバイス・ドライバ422はカーネル・モード420の部分である。少なくともデバイス・ドライバ・インターフェース414とグラフィックス・デバイス・ドライバ422の間で発生するこれらの通信は、ユーザ・モード418とカーネル・モード420の間を横断する。
この記載された実装では、したがってビデオ・レンダラー410によって出力されたビデオ画像データは、グラフィックス・プロセッサ・ユニット426に提供される。グラフィックス・プロセッサ・ユニット426は、1つまたは複数の画像処理動作を実行するように構成可能である。これらの画像処理動作は、それぞれにProcAmp調整論理428および/または他のビデオ処理動作論理430によって示されるようなProcAmp調整および/または他のビデオ処理動作を含む。ProcAmp調整動作と、デ・インターレーシングおよびフレーム・レート変換などの他の典型的なビデオ処理動作は上記に加えて下記でもさらに説明する。
グラフィックス・プロセッサ・ユニット426からの出力はビデオ・メモリ432に提供される。ビデオ・メモリ432が読み取られると、その結果得られる画像データは、表示装置436上に、表示装置436によって表示するのに適した対応するアナログ・ビデオ信号を出力するデジタル−アナログ・コンバータ434に転送することができる。他の構成では、表示装置436は、デジタル−アナログ・コンバータ434によるアナログ変換なしに、ビデオ・メモリ432からのデジタル画像データを表示することを可能にすることができる。
ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の典型的なプロトコル
図5は、ビデオ・レンダラー410とグラフィックス・デバイス・ドライバ422の間の典型的なプロトコルを示す通信/信号送受のダイヤグラム500である。この典型的なプロトコルは、ProcAmp調整などのビデオ(または他の画像)処理動作の実行を促進する。このようなビデオ処理動作は、ユーザによって起動され、制御されたビデオ表示アプリケーション(例えば、教唆アプリケーション(instigating application))によって要求/指定される動作を含むことができる。
通信/信号送受の線図500は、ビデオ・レンダラー410とグラフィックス・デバイス・ドライバ422の間の複数の通信交換と通信伝送を含む。任意選択で、通信は、任意の適切なAPI 416と共に(図4の)グラフィック・インターフェース412および/またはデバイス・ドライバ・インターフェース414によってイネーブルされ、かつ/または補助されることができる。
通信交換(communication exchange)502は、ビデオ処理(video processing;VP)能力の設定に向けられている。具体的には、ビデオ・レンダラー410は、グラフィックス・デバイス・ドライバ422に備えられている、またグラフィックス・デバイス・ドライバ422によって提供されるべきビデオ処理能力に関して、伝送502Aでグラフィックス・デバイス・ドライバ422に対して要求または照会する。応答502Bで、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、割り当てられたビデオ処理能力についてビデオ・レンダラー410に通知する。
割り当てられるビデオ処理能力は、グラフィックス・デバイス・ドライバ422が実行することのできるビデオ処理動作を含む。これらは、ProcAmp制御調整動作、デ・インターレーシング動作、アスペクト・レシオ補正動作、色空間変換動作、垂直/水平の鏡面効果処理およびアルファ・ブレンディング、フレーム・レート変換動作などの1つまたは複数を含むことができる。グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、残されているビデオ処理動作の帯域幅についてすべてを提供したり、または一部を提供したりすることを選択することができる。残されているビデオ処理動作の帯域幅のすべてよりも少なく割り当てることによって、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は後続の要求のための予備の追加ビデオ処理動作帯域幅を保持することができる。
通信交換504は、指定されたビデオ処理動作(video processing operation;VP Op)に関する制御特性能力の設定に方向づけられている。ビデオ・レンダラー410からグラフィックス・デバイス・ドライバ422に送られる要求504Aでは、ビデオ・レンダラー410は、応答502Bで割り当てられた特定のビデオ処理動作を指定する。要求504Aは、特定のビデオ処理動作に関してグラフィックス・デバイス・ドライバ422はどのような、またはどの特性能力を実行することができるかに関する問い合わせを含むこともできる。応答504Bで、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、指定された特定のビデオ処理動作に関して使用可能な特性能力に関してビデオ・レンダラー410に通知する。通信交換504は、例えば特定のビデオ処理動作に対する複数の制御特性能力がない場合は、省略することができる。
通信交換506は、他の割り当てられたビデオ処理動作のどれを、指定された特定のビデオ処理動作と同時に実行することができるかの設定に向けられている。要求506Aで、ビデオ・レンダラー410は、ビデオ処理動作がある場合にはどのビデオ処理動作が特定のビデオ処理動作と同時に実行することができるかを決定するためにグラフィックス・デバイス・ドライバ422に対して照会を発行する。グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、応答506Bで、ビデオ・レンダラー410に、グラフィックス・デバイス・ドライバ422が特定のビデオ処理動作と同時に実行することができるビデオ処理動作を通知する。一例として、(i)伝送504Aおよび506Aおよび/または(ii)伝送504Bおよび506Bはそれぞれに単一の照会および応答伝送に組み合わせることができることに留意されたい。
通信交換508は、特定のビデオ処理動作の指定された制御特性に対する値の設定に向けられている。要求508Aで、ビデオ・レンダラー410は、特定のビデオ処理動作に対する制御特性を問い合わせで指定する。指定される制御特性は、応答504Bで提供された使用可能な制御特性から選択することができる。グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、特定のビデオ処理動作に対する指定された制御特性に対する値をビデオ・レンダラー410に提供する。これらの値は、ビデオ・レンダラー410がグラフィックス・デバイス・ドライバ422に対して特定のビデオ処理動作を実行するよう命令する際にフレームワークとして使用することができる数値による設定値、範囲などであってよい。通信交換508は、応答504Bで示されている各使用可能な制御特性に関して反復することができる。別法として、1つのそのような通信交換508は、使用可能な制御特性の(すべての制御特性を含めて)複数の制御特性に向けられることができる。
通信交換510は、ビデオ処理ストリーム・オブジェクト(video processing stream object)を開始することに向けられている。命令510Aで、ビデオ・レンダラー410は、ビデオ処理ストリーム・オブジェクトを開くためにグラフィックス・デバイス・ドライバ422にコマンドを送る。このコマンドは、表示装置436へのビデオ画像の提示を試みるアプリケーションまたは他のソフトウェアのために送信することができる。応答510Bで、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、要求しているビデオ・レンダラー410にビデオ処理ストリーム・オブジェクトに対するハンドルを戻す。
伝送512Aで、ビデオ・レンダラー410はグラフィックス・デバイス・ドライバ422に対して特定の、または別の割り当てられたビデオ処理動作を実行するよう命令する。このビデオ処理動作実行コマンドは、特定のビデオ処理動作に対する1つまたは複数の制御特性に対する値を設定かつ/または変更するために選択された数を含むことができる。応答で、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、伝送512Aで要求されたようなビデオ処理動作512Bを実行する。通常、少なくとも1つのビデオ・レンダラー410が、ビデオを表示すべき各アプリケーションに割り振られる。そのような教唆アプリケーションが例えばビデオ処理動作を要求するときはいつでも、任意選択の再フォーマッティング、翻訳などの後で、ビデオ・レンダラー410はそのような要求をビデオ処理動作命令としてグラフィックス・デバイス・ドライバ422に転送する。
ビデオ処理動作実行コマンド512Aおよびその結果得られるビデオ処理動作512Bは、ビデオ処理ストリーム・オブジェクトが存在する間は、希望に応じて反復することができる。ビデオが完了するか、または関連ソフトウェアが終了したとき、ビデオ処理ストリーム・オブジェクトをクローズさせる命令514がビデオ・レンダラー410からグラフィックス・デバイス・ドライバ422に送信される。
例えば図4、5、および6の方法は、複数のブロックおよび/または複数の伝送に分割された図面で示される。しかし、この方法が記載され、かつ/または示されている順番および/またはレイアウトは限定と解釈されることを意図したものではなく、ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進する1つまたは複数のシステム、方法、媒体、プロトコル、構成などを実装するために、ブロック/伝送の任意の数を結合し、かつ/または任意の順序で再構成することができる。さらに、本明細書の記述には図4の実装(ならびに図7の典型的なシステム環境)などの特定の実装、および典型的なAPIへの参照が含まれるが、本方法は、任意の適切なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組合せで、また任意の適切な1つ以上のプログラミング言語、1つ以上の符合化機構、1つ以上のプロトコル・パラダイム、1つ以上のグラフィックス・セットアップ、などを使用して実装することができる。
典型的な汎用API実装態様
図6は、ビデオ・レンダラー410とグラフィックス・デバイス・ドライバ422の間の相互作用を促進する典型的な方法を示す流れ図600である。図6に反映されている説明した実装はProcAmp調整動作に向けられているが、これはこのように限定されるものではない。限定されるのではなく、この典型的な汎用API実装態様の少なくともある種の態様は、1つまたは複数の他のビデオ(または一般的な画像)処理動作によって使用することができる。
流れ図600では、ビデオ・レンダラー410は602〜618の9ブロックに関連付けられ、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は620〜630の6ブロックに関連付けられている。602〜618と620〜630の各ブロックは、それぞれにビデオ・レンダラー410とグラフィックス・デバイス・ドライバ422によって、またはこれらのために実行される少なくとも1つの動作に対応する。
流れ図600について、典型的な汎用APIに照らして後述する。本明細書に記載のこれらの汎用APIは、方法、機器論理などの2つの機能グループに分割することができる。第1のグループは、グラフィックス・デバイスのビデオ処理能力を決定するために使用することができる。第2のグループは、ビデオ処理動作ストリーム・オブジェクト(video processing operation stream objects)を作成し、使用するために使用することができる。
これらの典型的な汎用APIは、デバイス・ドライバ・インターフェース414の一部として図示されている(図4の)API 416に対応させることができ、グラフィック・インターフェース412をサポートし、グラフィックス・デバイス・ドライバ422とのインターフェースをとる。したがってAPI 416は、ユーザ・モード部分418内のデバイス・ドライバ・インターフェース414の一部として図示されている。しかし、このようなAPI 416は、別法としてデバイス・ドライバ・インターフェース414以外の他の論理に配置し、かつ/またはこれらの論理によって機能させることができる。このような他の論理は、単なる一例としてではあるが、ビデオ・レンダラー410、グラフィック・インターフェース412、カーネル・モード部分420の一部などを含む。
本節で後述する汎用APIは、グラフィックス・デバイス・ドライバに連動して表示されているビデオ・コンテンツに対するいくつかのビデオ処理動作(例えばProcAmp調整、フレーム・レート変換など)の任意数をサポートするために、例えば、Microsft(登録商標)DirectX(登録商標)Video Acceleration(VA)を拡張/強化などするために使用することができる。追加の関連情報は、参照によりその全体を本明細書に組み込んだ文献(例えば、非特許文献1参照)に記載されている。
本明細書では流れ図600の動作をパーソナル・コンピュータ用Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)オペレーティング・システムの現在の展開に特に適用可能なAPIに特有の表現で記載したが、そのブロックならびに本明細書に記載の他の実装も他のオペレーティング・システムおよび/または他の電子デバイスに適用可能であることを理解されたい。
後述する例では、1つ以上のビデオ処理動作の出力は、ターゲットDirectDraw(登録商標)サーフェスなどのRGBレンダー・ターゲット・フォーマットで提供される。このようなことを行うことによって、従来のハードウェア・オーバレイ技術の必要性が排除される。また、表示装置上に表示可能なスクリーン全体は、存在する任意数のビデオ画像も含めて、1つのメモリ位置に存在しており、したがってプリント・スクリーン・コマンドによってビデオ画像を取り込むことができる。これにより、このプリント・スクリーン・キャプチャは文書に貼り付けられ、ファイルに追加され、直接的に印刷されることなどが可能である。
流れ図600では、関連付けられたグラフィックス・ハードウェアがProcAmp調整ビデオ処理動作を実行することができることが既にグラフィックス・デバイス・ドライバ422によってビデオ・レンダラー410に通知済みである可能性があるか、またはビデオ・レンダラー410は以下のようにProcAmp能力の有無またはそれらの欠損を判定することができる。ブロック602で、ビデオ・レンダラー410は、表示されるべきビデオの記述を提供し、ProcAmp制御特性に関する図形処理能力を要求する。
ビデオ・レンダラー410は、ブロック602とブロック620の間の伝送の矢で示されるように、1つまたは複数の伝送によってビデオ記述の提供および/または制御特性要求をグラフィックス・デバイス・ドライバ422に対して行う。ビデオについての記述は、グラフィックス・デバイス・ドライバ422がビデオのタイプに基づいて、使用可能なビデオ処理能力/可能なビデオ処理能力などを調整することを可能にする。例えば所定の能力のセットをビデオのいくつかの異なるタイプのそれぞれに対してセットアップすることができる。
ブロック620で、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、ビデオ・レンダラー410に使用可能なProcAmp制御特性のリストを提供する。このリストは、明度、コントラスト、色相および彩度の1つまたは複数を含んでいても含んでいなくてもよい。ブロック604では、ビデオ・レンダラー410はグラフィックス・デバイス・ドライバ422から使用可能なProcAmp制御特性を受信する。ブロック620および622の動作は、ブロック602の1つ以上の通信に応答して実行することができる。別法として、ビデオ・レンダラー410は、ブロック622の動作を誘発するために別個の問い合わせを行うことができる。
ブロック622で、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、ビデオ・レンダラー410にProcAmp調整動作と同時/並行して実行することができる可能性のあるビデオ処理動作を提供する。このようなビデオ処理動作は、YUV−RGB、X伸張(StretchX)、Y伸張(StretchY)、サブ長方形(SubRects)およびアルファ・ブレンド(AlphaBlend)の1つまたは複数を含む場合があり、または1つも含まない場合もある。他のこのようなビデオ処理動作は、デ・インターレーシング、フレーム・レート変換などを含むことができる。ブロック606で、ビデオ・レンダラー410は、可能な同時ビデオ処理動作をグラフィックス・デバイス・ドライバ422から受信する。
ブロック602、604、606、620および622の動作の少なくとも一部を実装する典型的な汎用APIは、以下のように提供される。
ProcAmpControlQueryCaps
このAPIは、ビデオ・レンダラー410が、ProcAmp制御デバイスの入力要件と、ProcAmp調整動作が実行されているのと同時にサポートすることのできる任意の追加ビデオ処理動作とに関する情報を決定するためにグラフィックス・デバイス・ドライバ422に照会することを可能にする。
HRESULT
ProcAmpControlQueryCaps(
[in]DXVA_VideoDesc* lpVideoDescription,
[out]DXVA_ProcAmpControlCaps* lpProcAmpCaps
);
グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、lpProcAmpCapsに対して出力されたDXVA_ProcAmpControlCaps構造で当該モードに対するその能力を報告する。
typedef struct_DXVA_ProcAmpControlCaps {
DWORD Size;
DWORD InputPool;
D3DFORMAT OutputFrameFormat;
DWORD ProcAmpControlProps;
DWORD VideoProcessingCaps;
} DXVA_ProcAmpControlCaps;
Sizeフィールドはデータ構造のサイズを示しており、異なるバージョンが異なるデータ構造サイズを有している場合は特にバージョン・インジケータとして使用することができる。
InputPoolフィールドは、ビデオ・ソース・サーフェスがそこから割り付けられるべきメモリ・プールを示す。例えば、メモリ・プールはグラフィックス・カード上のローカル・ビデオ・メモリ、特別タグ付きシステム・メモリ(例えば加速グラフィックス・ポート(AGP)メモリ)、一般的なシステム・メモリなどに配置することができる。D3DおよびDirectDrawドキュメンテーションも有効メモリ・プール位置についての記述を提供する。
OutputFrameFormatフィールドは、出力されたフレームのDirect3Dサーフェス・フォーマットを示す。ProcAmpデバイスは入力されたサーフェス・フォーマットと一致するサーフェス・フォーマットでフレームを出力することができる。このフィールドは、ビデオ・レンダラー410がProcAmp制御ハードウェアに対して出力フレーム・サーフェスの正確なフォーマットを供給できることを保証する。DXVA_VideoProcess_YUV2RGBフラッグ(下記参照のこと)がVideoProcessingCapsフィールドに戻された場合、ビデオ・レンダラー410は、有効な出力フォーマットがRGB32などのRGBフォーマットに加えてこのフィールドによって指定されるとすることができることに留意されたい。RGB32は、赤、緑、青チャネルのそれぞれに対する8ビットの精度と、8ビットの未使用エリアとを有するRGBフォーマットである。
ProcAmpControlPropフィールドは、ハードウェアが実行することのできるProcAmp動作を特定する。グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、サポートするProcAmp動作の組合せの以下の論理を戻す。
・DXVA_ProcAmp_None。ハードウェアはどのようなProcAmp制御動作をもサポートしない。
・DXVA_ProcAmp_Brightness。ProcAmp制御ハードウェアは、ビデオ画像に対して明度調整を実行することができる。
・DXVA_ProcAmp_Contrast。ProcAmp制御ハードウェアは、ビデオ画像に対してコントラスト調整を実行することができる。
・DXVA_ProcAmp_Hue。ProcAmp制御ハードウェアは、ビデオ画像に対して色相調整を実行することができる。
・DXVA_ProcAmp_Saturation。ProcAmp制御ハードウェアは、ビデオ画像に対して彩度調整を実行することができる。
VideoProcessingCapsフィールドは、要求されたProcAmp調整と並行して実行することのできる他の動作を特定する。以下のフラグは可能な動作を特定する。
・DXVA_VideoProcess_YUV2RGB。ProcAmp制御ハードウェアは、ビデオをYUV色空間からRGB色空間に変換することができる。使用されるRGBフォーマットは、各色成分に対して8ビットまたはそれ以上の精度を有することができる。これが可能ならば、ビデオ・レンダラー410内のバッファ・コピーを防止することができる。RGB色空間からYUV色空間への変換に対しては、このフラグは必要条件ではないということに留意されたい。
・DXVA_VideoProcess_StretchX。ProcAmp制御ハードウェアが水平に伸張または縮小することができる場合、ビデオがProcAmp調整を受けながら、同時に、アスペクト・レシオ補正を実行することができる。
・DXVA_VideoProcess_StretchY。アスペクト・レシオ調整は、アプリケーションで定義済みの合成空間内でビデオ画像をスケール変更するために一般的なピクチャ・サイズ変更動作と組み合わされる場合がある。これはどちらかというとめったにない場合である。ビデオをアプリケーション・ウィンドウに適合させるようサイズ変更するスケール変更を実行することは、ProcAmp調整のためのスケール変更と同時に実行することができる。これらのスケール変更を一緒に実行することによって累積的なアーティファクトが防止される。
・DXVA_VideoProcess_SubRects。このフラグは、ハードウェアが、全体画像に加えて、画像の長方形の(サブ)領域で動作することができることを特定する。DXVA_ProcAmpControlBltデータ構造のソース長方形によって、この長方形の領域を特定することができる。
・DXVA_VideoProcess_AlphaBlend。アルファ・ブレンディングは、透明度および/または不透明度のレベルの設定などによって他の図形情報がどのように表示されるかを制御することができる。したがって、アルファ値は、色の透明度、すなわちその色が背景色とブレンドされる程度を示すことができる。このようなアルファ値は、完全な透明色から完全な不透明色までの範囲で変化させることができる。
動作の際、アルファ・ブレンディングは、ソースと背景色データのピクセルごとのブレンディングを使用して達成することができる。アルファ・ブレンディング動作を実行するために、所与のソース色の3つの色成分(赤、緑、青)のそれぞれを背景色の対応する成分とブレンドすることができる。典型的な実装では、色は一般に、アルファ、赤、緑、および青のそれぞれに対して8ビットずつの32ビット値で表示することができる。
ここでもまた、この機能を使用することによってビデオ・レンダラー410によるバッファ・コピーが防止される。しかし、アプリケーションはビデオ・ストリームに関連付けられた一定のアルファ値をめったに変更しないので、これもめったに使用されない機能である。
流れ図600のブロック608で、ビデオ・レンダラー410は、ブロック604で受信した中からProcAmp制御特性を選択する。ブロック610で、ビデオ・レンダラー410は、選択したProcAmp制御特性に対する1つまたは複数の値をグラフィックス・デバイス・ドライバ422に要求する。ブロック624で、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、要求されたProcAmp制御特性に対する値をビデオ・レンダラー410に送る。このような値は、デフォルト値、増分値、最小値、最大値などの1つまたは複数に関係付けることができる。
ブロック612で、ビデオ・レンダラー410は、グラフィックス・デバイス・ドライバ422から受信し、これにより、選択したProcAmp制御特性に関する1つまたは複数の値について、通知を受ける。ブロック612からブロック608に対する矢で示されるように、ブロック608、610、612および624の動作は、その1つまたは複数に対して反復して、使用可能なProcAmp制御特性のすべてを含めることができる。別法として、ビデオ・レンダラー410は、グラフィックス・デバイス・ドライバ422に対して、複数の伝送を有する単一の通信交換によって使用可能なProcAmp制御特性のすべてを含めた複数を照会することができる。
ブロック608、610、612、および624の動作の少なくとも一部を実装する典型的な汎用APIは以下のように提供される。
ProcAmpControlQueryRange
各ProcAmp特性(明度、コントラスト、彩度、色相、など)に関しては、ビデオ・レンダラー410は、最小、最大、ステップサイズ(増分)、デフォルト値などを決定するためにグラフィックス・デバイス・ドライバ422に照会する。ハードウェアが特定のProcAmp制御特性をサポートしない場合、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、ProcAmpControlQueryRange機能に応答して「E_NOTIMPL」を戻すことができる。
グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、異なるProcAmp制御特性に対して希望する任意の値を戻すことができるが、以下の設定値を一例として提供する(一覧の数字はすべて浮動小数点である)。
特性 最小 最大 デフォルト値 増分
明度 -100.0F 100.0F 0.0F 0.1F
コントラスト 0.0F 10.0F 1.0F 0.01F
彩度 0.0F 10.0F 1.0F 0.01F
色相 -180.0F 180.0F 0.0F 0.1F
デフォルト値がビデオ・ストリームのヌル変換をもたらす場合、教唆するアプリケーション(instigating application)がProcAmp制御特性を1つも変更しないならば、ビデオ・レンダラー410はそのビデオ・パイプラインでProcAmp調整の段階をバイパスすることができる。
HRESULT
ProcAmpControlQueryRange(
[in]DWORD VideoProperty,
[in]DXVA_VideoDesc* lpVideoDescription,
[out]DXVA_VideoPropertyRange* lpPropRange
);
VideoPropertyは、グラフィックス・デバイス・ドライバ422が情報を戻すことを既に要求している(1つまたは複数の)ProcAmp制御特性を特定する。記載の実装では、このフィールドに対する可能なパラメータ値は以下の通りである。
・DXVA_ProcAmp_Brightness;
・DXVA_ProcAmp_Contrast;
・DXVA_ProcAmp_Hue;
・DXVA_ProcAmp_Saturation.
lpVideoDescriptionは、ProcAmp調整が適用されようとしているビデオについての記述をグラフィックス・デバイス・ドライバ422に提供する。グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、そのProcAmp機能サポートを特定のビデオ・ストリーム記述タイプに合わせて調整することができる。
lpPropRangeは、VideoPropertyパラメータ/フィールドによって指定されたProcAmp制御特性に関する範囲(最小および最大)、ステップサイズ、およびデフォルト値を特定する。
typedef struct_DXVA_VideoPropertyRange {
FLOAT MinValue;
FLOAT MaxValue;
FLOAT DefaultValue;
FLOAT StepSize;
} DXVA_VideoPropertyRange, *LPDXVA_VideoPropertyRange;
流れ図600のブロック614で、ビデオ・レンダラー410は、オープンProcAmpストリーム・オブジェクト・コマンドをグラフィックス・デバイス・ドライバ422に送る。これに応答して、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、ブロック626でProcAmpストリーム・オブジェクトを開く。ブロック616で、ビデオ・レンダラー410は、ProcAmp調整動作を実行するようグラフィックス・デバイス・ドライバ422に命令する。これに応答して、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、要求されたProcAmp調整動作をブロック628で実行する。
ブロック616で曲線の矢が示すように、ビデオ・レンダラー410は、所望の限りグラフィックス・デバイス・ドライバ422に対して実行ProcAmp調整動作命令を送り続けることができる(例えばビデオ・ストリームを表示する教唆アプリケーションによって要求されるときはいつでも)。ブロック618で、ビデオ・レンダラー410は、ProcAmpストリーム・オブジェクトを閉じるようグラフィックス・デバイス・ドライバ422に命令する。グラフィックス・デバイス・ドライバ422は次いで、ブロック630でProcAmpストリーム・オブジェクトを閉じる。
ブロック614、616、618、626、628および630の少なくとも一部を実装する典型的な汎用APIは以下のように提供される。
ProcAmpStreamオブジェクト
ビデオ・レンダラー410がProcAmp制御ハードウェアの能力を決定した後で、ProcAmpStreaオブジェクトを作成することができる。ProcAmpStreamオブジェクトを作成することによって、グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、要求された1つ以上のProcAmp調整動作を実行するために必要なハードウェア資源を確保することができる。
ProcAmpOpenStream
ProcAmpOpenStreamメソッドはProcAmpStreamオブジェクトを作成する。
IIRESULT
ProcAmpOpenStream(
[in]LPDXVA_VideoDesc lpVideoDescription,
[out] HDXVA_ProcAmpStream* lphCcStrm
);
HDXVA_ProcAmpStream出力パラメータはProcAmpStreamオブジェクトに対するハンドルであり、そこに向けられた将来のコール(call)でこのストリームを識別するために使用される。
ProcAmpBlt
ProcAmpBltメソッドは、ビット・ブロック転送動作中に宛先サーフェスにその出力を書き込むことによってProcAmp調整動作を実行する。
HRESULT
ProcAmpBlt(
[in]HDXVA_ProcAmpStream hCcStrm
[in]LPDDSURFACE lpDDSDstSurface,
[in]LPDDSURFACE lpDDSSrcSurface,
[in]DXVA_ProcAmpBlt* ccBlt
);
ソース長方形と宛先長方形とは、サブ長方形ProcAmp調整または伸張のために使用される。伸張に対するサポートは、任意選択である(および、Capsフラグによって報告される)。同様に、サブ長方形に対するサポートも強制的ではない。
宛先サーフェスは、オフスクリーン・プレーン・サーフェス、D3Dレンダー・ターゲット、D3Dテクスチャ、レンダー・ターゲットでもあるD3Dテクスチャなどであってよい。宛先サーフェスは、例えばローカル・ビデオ・メモリに割り付けることができる。YUV−RGB色空間変換がProcAmp調整動作と共に実行されていない限り、宛先サーフェスのピクセル・フォーマットはDXVA_ProcAmpCaps構造で示されるものである。これらの場合、宛先サーフェス・フォーマットは、各色成分に対して8ビット以上の精度のRGBフォーマットである。
ProcAmpCloseStream
ProcAmpCloseStreamメソッドはProcAmpStreamオブジェクトを閉じ、識別されたストリームに関連付けられたハードウェア資源を解放するように、グラフィックス・デバイス・ドライバ422に命令する。
HRESULT
ProcAmpCloseStream(
HDXVA_ProcAmpStream hCcStrm
);
典型的な専用APIの実装
本節で後述する特定の状態および典型的APIは、パーソナル・コンピュータ用の既存のMicrosoft(登録商標)Windows(登録商標)オペレーティング・システムのサブセットに特に適用可能である。しかし、後述する、擬似コードのある種の態様と同様に、この原理は、他のオペレーティング・システムおよび/または他の環境で(そのままで、またはルーチンを修正して)使用できることを理解されたい。
ProcAmpインターフェースに対するDDIマッピング
既存のMicrosoft(登録商標)Windows(登録商標)オペレーティング・システムのサブセットに対するDDIインフラストラクチャとの互換性のために、前節で記載のAPIはDirectDrawおよびDirectXVA用の既存のDDIに「マッピング」することができる。本節では、既存のDirectDrawおよびDX−VA DDIにマッピングするProcAmpインターフェースについて説明する。
DX−VA DDIは、それ自体が「DX−VAコンテナ」と「DX−VAデバイス」の2つの機能グループに分割される。DX−VAコンテナDDIグループの目的は、表示ハードウェアに含まれる様々なDDI−VAデバイスの数および能力を決定することである。したがって、DX−VAドライバは単一のコンテナしか有することはできないが、複数のDX−VAデバイスをサポートすることができる。
ProcAmpQueryCaps call onをDX−VAコンテナ・グループのDDIエントリーポイントのどれにマッピングすることも実現可能でない。その理由は、他のDX−VAとは異なり、このコンテナ・メソッドが型付きパラメータを使用するからである。しかし、DX−VAデバイスDDIグループは型付きパラメータを使用しないので、このデバイス・グループ内のメソッドにProcAmp制御インターフェースをマッピングすることは実現可能である。本節では、ProcAmpインターフェースをどのようにしてDX−VAデバイスDDIにマッピングすることができるかの具体例を記載する。
デ・インターレース・コンテナ・デバイス
DX−VAデバイス・メソッドは型付きパラメータを使用しないので、多くの異なる目的に再利用することができる。しかし、DX−VAデバイス・メソッドはDX−VAデバイスとの関連でしか使用することができないので、第1のタスクは特別の「コンテナ・デバイス」を定義し、作成することである。
参照により本明細書に組み込んだ米国特許出願第10/273,505号明細書「Methods And Apparatuses For Facilitating Processing Of Interlaced Video Images For Progressive Video Displays」には、デ・インターレース・コンテナ・デバイスについての記述が含まれている。本明細書では、この米国特許出願第10/273,505号明細書に記載されているデ・インターレース・コンテナ・デバイスをProcAmpQueryCaps機能のために再利用する。
DX−VAデ・インターレース・コンテナ・デバイスはソフトウェア構成のみなので、物理的デバイスに含まれるどのような機能的ハードウェアをも示さない。下記のProcAmp制御サンプル(デバイス)ドライバ擬似コードは、ドライバがどのようにしてコンテナ・デバイスを実装することができるかを示している。
ユーザ・モードの構成要素からDDIを呼び出す
(ビデオ)レンダラーなどのユーザ・モードの構成要素からのDDIを使用するための8タスクの典型的なシーケンスを以下に示す。
1.ドライバがサポートするDX−VAデバイスのリストを入手するためにGetMoCompGuidsを呼び出す。
2.「デ・インターレース・コンテナ・デバイス」GUIDがある場合、このDX−VAデバイスのインスタンスを作成するためにCreateMoCompを呼び出す。このコンテナ・デバイスGUIDは以下のように定義される。
DEFINE_GUID(DXVA_DeinterlaceContainerDevice,
0x0e85cb93,0x3046,0x4ff0,0xae,0xcc,0xd5,0x8c,0xb5,0xf0,0x35,0xfc);
3.ProcAmpControlQueryModeCaps動作を特定するdwFunctionパラメータを有するRenderMocompを呼び出す。ここでもまた、ドライバに入力パラメータを渡すためにlpInputDataパラメータが使用され、当該ドライバはlpOutputDataパラメータによってその出力を戻す。
4.ハードウェアがサポートするProcAmp調整特性ごとに、レンダラーはProcAmpControlQueryRange動作を特定するdwFunctionパラメータを有するRenderMocompを呼び出す。入力パラメータをドライバに渡すためにlpInputDatataパラメータが使用され、当該ドライバはlpOutputDataパラメータによってその出力を戻す。
5.レンダラーは、ハードウェアのProcAmp調整能力の決定後、ProcAmp制御デバイスのインスタンスを作成するためにCreateMocompを呼び出す。ProcAmp制御デバイスGUIDは以下のように定義される。
DEFINE_GUID(DXVA_ProcAmpControlDevice,
0x9f200913,0x2ffd,0x4056,0x9f,0x1e,0xe1,0xb5,0x08,0xf2,0x2d,0xcf);
6.レンダラーは次いで、ProcAmp調整動作ごとにDXVA_ProcAmpControlBltFnCodeの機能パラメータを有する、ProcAmp制御デバイスの、RenderMocompを呼び出す。
7.レンダラーは、ProcAmp動作を実行する必要がなくなると、DestroyMocompを呼び出す。
8.ドライバはProcAmp制御デバイスが使用したどの資源も解放する。
ProcAmpControlQueryCaps
このメソッドは、デ・インターレース・コンテナ・デバイスのcall to the RenderMoCompメソッドに直接的にマッピングする。DD_RENDERMOCOMPDATA構造は以下のように完成される。
・dwNumBuffersは0である。
・lpBufferInfoはNULLである。
・dwFunctionは、DXVA_ProcAmpControlQueryCapsFnCodeと定義される。
・lpInputDataはDXVA_VideoDesc構造を指す。
・lpOutputDataはDXVA_ProcAmpCaps構造を指す。
最初にBeginMoCompFrameまたはEndMoCompFrameを呼び出さずに、DX−VAコンテナ・デバイスのRenderMoCompメソッドを、呼び出すことができることに留意されたい。
ProcAmpControlQueryRange
このメソッドは、デ・インターレース・コンテナ・デバイスのcall to the RenderMoCompメソッドに直接的にマッピングする。DD_RENDERMOCOMPDATA構造は以下のように完成される。
・dwNumBuffersは0である。
・lpBufferInfoはNULLである。
・dwFunctionは、DXVA_ProcAmpControlQueryRangeFnCodeと定義される。
・lpInputDataは、DXVA_ProcAmpControlQueryRange構造を指す。
typedef struct _DXVA_ProcAmpQueryRange {
DWORD Size;
DWORD VideoProperty;
DXVA_VideoDesc VideoDesc;
} DXVA_ProcAmpControlQueryRange,
*LpDXVA_ProcAmpControlQueryRange;
・lpOutputDataはDXVA_VideoPropertyRange構造を指すことになる。
最初にBeginMoCompFrameまたはEndMoCompFrameを呼び出さずに、DX−VAコンテナ・デバイスのRenderMoCompメソッドを、呼び出すことができることに留意されたい。
ProcAmpControlOpenStream
GUIDがProcAmpデバイスGUIDであり、pUncompDataがデータを含まない構造(オール0)を指し、pDataがDXVA_VideoDesc構造を指す場合、このメソッドは、DD_MOTIONCOMPCALLBACKS構造のCreateMoCompメソッドに直接マッピングする。
ドライバが圧縮されたビデオのアクセレートされた復号をサポートする場合、レンダラーは、2つのDX−VAデバイス、DirectX VAビデオの復号仕様で定義されているように実際のビデオ復号作業を実行するために一方を、ProcAmp調整専用に使用されるために他方を、を生成するためにそのドライバを呼び出すことができる。
**例:CreateMoCompのProcAmpControlOpenStreamへのマッピング**
下記の典型的な擬似コードは、ドライバがどのようにしてCreateMoComp DDI callをcalls to ProcAmpControlOpenStreamにマッピングすることができるかを示している。この擬似コードは、CreateMocComp機能がProcAmpに対してどのように使用されるかを示している。ドライバが、MPEG−2ビデオ・ストリームの復号などの他のDX−VA機能をサポートする場合、追加DX−VA GUIDの処理を含めるために下記のサンプル・コードを拡張することができる。
DWORD APIENTRY
CreateMoComp(
LPDDHAL_CREATEMOCOMPDATA lpData
)
{
// Make sure its a guid we like.
if (!VaIidDXVAGuid(lpData->lpGuid)) {

DbgLog((LOG_ERROR, 1,
TEXT("No formats supported for this GUID")));

lpData->ddRVal = E_INVALIDARG;
return DDHAL_DRIVER_HANDLED;
}

// Look for the deinterlace container device GUID
if(*lpData->lpGuid == DXVA_DeinterlaceContainerDevice) {

DXVA_DeinterlaceContainerDeviceClass* lpDev =
new DXVA_DeinterlaceContainerDeviceClass(
*lpData.->lpGuid,
DXVA_DeviceContainer);

if(lpDev) {
lpData->ddRVal = DD_OK;
}
else {
lpData->ddRVaI = E_OUTOFMEMORY;
}

lpData->lpMoComp->lpDriverReserved 1 =
(LPVOID)(DXVA_DeviceBaseClass*)lpDev;
return DDHAL_DRIVER_HANDLED;
}

// Look for the ProcAmp Control device GUID
if(*lpData->lpGuid == DXVA_ProcAmpControlDevice) {

DXVA_ProcAmpControlDeviceClass* lpDev =
new DXVA_ProcAmpControlDeviceClass(
*lpData->lpGuid,
DXVA_DeviceProcAmpControl);

if(lpDev) {
LPDXVA_VideoDesc lpVideoDescription =
(LPDXVA_VideoDesc)lpData->lpData;
lpData->ddRVal =
lpDev->ProcAmpControlOpenStream(
lpVideoDescription);

if (lpData->ddRVal != DD_OK) {
delete lpDev;
lpDev = NULL;
}
}
else {
lpData->ddRVal = E_OUTOFMEMORY;
}

lpData->lpMoComp->lpDriverReserved 1 =
(LPVOID)(DXVA_DeviceBaseClass*)lpDev;
return DDHAL_DRIVER_HANDLED;
}
lpData->ddRVal = DDERR_CURRENTLYNOTAVAIL;
return DDHAL_DRIVER_HANDLED;
}
**例:GetMoCompGuidsの実装**
CreateMoComp DDI機能の他に、ドライバはDD_MOTIONCOMPCALLBACKS構造のGetMoCompGuidsメソッドを実装することもできる。下記の典型的な擬似コードは、この機能をドライバで実装する1つの方法を示している。
// This is a list of DV-VA device GUIDs supported by
// the driver - this list includes decoder, ProcAmp and
// the de-interlacing container device. There is no significance to // the order of the GUIDs on the list.
DWORD g_dwDXVANumSupportedGUIDs = 2;
const (GUID* g_DXVASupportedGUIDs[2] = {
&DXVA_DeinterlaceContainerDevice,
&DXVA_ProcAmpControlDevice
};

DWORD APIENTRY
GetMoCompGuids(
PDD_GETMOCOMPGUIDSDATA lpData
)
{
DWORD dwNumToCopy;

// Check to see if this is a GUID request or a count request if (lpData->lpGuids) {
dwNumToCopy =
min(g_dwDXVANumSupportedGUIDs,
lpData->dwNumGuids);
for (DWORD i =0; i < dwNumToCopy; i++) {
lpData->lpGuids[i] =
*g_DXVAsupportedGUIDs[i];
}
}
else {
dwNumToCopy = g_dwDXVANumSupportedGUIDs;
}

lpData->dwNumGuids = dwNumToCopy;
lpData->ddRVal = DD_OK;
return DDHAL_DRIVER_HANDLED;
}
ProcAmpControlBlt
このメソッドは、DD_MOTIONCOMPCALLBACKS構造のRenderMoCompメソッドに直接マッピングする。ここで、
・dwNumBuffersは2である。
・lpBufferInfoは2つのサーフェスの1つのアレイを指す。このアレイの第1の要素は宛先サーフェスであり、このアレイの第2の要素はソース・サーフェスである。
・dwFunctionは、DXVA_ProcAmpControlBltFnCodeと定義される。
・lpInputDataは下記の構造を指す。
typedef struct_DXVA_ProcAmpControlBlt {
DWORD Size;
RECT DstRect;
RECT SrctRect;
FLOAT Alpha;
FLOAT Brightness;
FLOAT Contrast;
FLOAT Hue;
FLOAT Saturation;
} DXVA_ProcAmpControlBlt;
・lpOutputDataはNULLである。
ProcAmpに使用されるDX−VAデバイスに関して、BeginMoCompFrameまたはEndMoCompFrameを呼び出さずに、RenderMoCompを呼び出すことができることに留意されたい。
**例:RenderMoCompのProcAmpControlBltへのマッピング**
下記の典型的な擬似コードは、ドライバがどのようにしてRenderMoComp DDI callをcalls to ProcAmpBltにマッピングすることができるかを示している。サンプル・コードは、ProcAmp調整のためにRenderMoComp機能をどのように使用することができるかを示している。ドライバが、MPEG−2ビデオ・ストリームの復号などの他のDX−VA機能をサポートしている場合、下記のサンプル・コードを拡張して、追加DX−VA GUIDの処理を含めることができる。
DWORD APIENTRY
RenderMoComp(
LPDDHAL_RENDERMOCOMPDATA lpData
)
{
if (lpData->dwFunction = = DXVA_ProcAmpControlBltFnCode)
{
DXVA_ProcAmpControlDeviceClass* pDXVADev =
(DXVA_ProcAmpControlDeviceClass*)pDXVABase;

DXVA_ProcAmpControlBlt* lpBlt =
(DXVA_ProcAmpControlBlt*)lpData->lpInputData;

LPDDMCBUFFERINFO lpBuffInfo = lpData->lpBufferInfo;

lpData->ddRVal = pDXVADev->ProcAmpControlBlt(
lpBuffInfo[0].lpCompSurface,
lpBuffInfo[1].lpCompSurface,
lpBlt);
return DDHAL_DRIVER_HANDLED;
}
lpData->ddRVal = E_INVALIDARG;
return DDHAL_DRIVER_HANDLED;
}
ProcAmpControlCloseStream
このメソッドは、DD_MOTIONCOMPCALLBACKS構造のDestroyMoCompメソッドに直接マッピングする。
**例:DestroyMoCompのProcAmpControlCloseStreamへのマッピング**
下記の典型的な擬似コードは、ドライバがどのようにしてDestroyMoComp DDI callをcalls to ProcAmpControlCloseStreamにマッピングすることができるかを示している。サンプル・コードは、ProcAmp調整のためにDestroyMoComp機能をどのように使用することができるかを示している。ドライバが、MPEG−2ビデオ・ストリームの復号などの他のDX−VA機能をサポートしている場合、下記のサンプル・コードを拡張して、追加DX−VA GUIDの処理を含めることができる。
DWORD APIENTRY
DestroyMoComp(
LPDDHAL_DESTROYMOCOMPDATA lpData
)
{
DXVA_DeviceBaseClass* pDXVABase =
(DXVA_DeviceBaseClass*)
lpData->lpMoComp->lpDriverReserved 1;

if(pDXVABase == NULL) {
lpData->ddRVal = E_POINTER;
return DDHAL_DRIVER_HANDLED;
}

switch (pDXVABase->m_DeviceType) {
case DXVA_DeviceContainer:
lpData->ddRVal = S_OK;
delete pDXVABase;
break;

case DXVA_DeviceProcAmpControl:
{
DXVA_ProcAmpControlDeviceClass* pDXVADev =
(DXVA_ProcAmpControlDeviceClass*)pDXVABase;
lpData->ddRVal = pDXVADev->ProcAmpControlCloseStream();
delete pDXVADev;
}
break;
}
return DDHAL_DRIVER_HANDLED;
}
コンピュータまたは他の電子デバイスの典型的な動作環境
図7は、本明細書に記載のようにビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進するための少なくとも1つのシステム、デバイス、構成要素、構成、プロトコル、方法、メソッド、プロセス、これらのいくつかの組合せなどで(全体的にまたは部分的に)実装することができる典型的なコンピューティング(または一般的な電子デバイス)の動作環境700を示している。コンピューティング環境700は、後述するコンピュータおよびネットワーク・アーキテクチャでまたはスタンドアロン状況で使用することができる。
典型的な電子デバイスの動作環境700は、環境の一例に過ぎず、適用可能な電子(コンピュータ、ゲーム・コンソール、テレビジョンなどを含めて)アーキテクチャの用途または機能の範囲に関してどのような限定をも意図しない。また、電子デバイス環境700は図7に示すどの構成要素またはこれら構成要素のどのような組合せに関するいかなる依存または要件を有するものと理解されるべきではない。
さらに、ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進することは、多数の他の汎用または専用電子デバイス(コンピューティング・システムを含めて)環境または構成によって実装することができる。使用に適したものとなることのできる周知の電子(デバイス)システム、環境および/または構成の実装例は、限定的ではないが、パーソナル・コンピュータ、サーバ・コンピュータ、シン・クライアント、シック(thick)・クライアント、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、または携帯電話、ハンドヘルドまたはラップトップ・デバイス、マルチ・プロセッサ・システム、マイクロ・プロセッサ・ベースのシステム、セットトップボックス、プログラム可能な家庭用電化製品、ビデオ・ゲームマシン、ゲーム・コンソール、携帯用またはハンドヘルドのゲーム装置、ネットワークPC、ミニ・コンピュータ、メーンフレーム・コンピュータ、上記システムまたはデバイスのどれかを含む分散型コンピューティング環境、これらのいくつかの組合せなどを含む。
ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進するための実装は、電子的に実行可能な命令の一般的状況において説明することができる。一般に、電子的に実行可能な命令には、特定のタスクを実行するかまたは特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などが含まれる。本明細書のある種の実装に記載されているようにビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバの間の相互作用を促進することは、通信リンクおよび/またはネットワークによって接続されている遠隔にリンクされた処理装置によってタスクが実行される分散型コンピューティング環境で実行することもできる。特に分散型コンピューティング環境では、電子的に実行可能な命令は、別個の記憶媒体に配置し、異なるプロセッサによって実行し、かつ/または伝送媒体を介して伝播することができる。
電子デバイス環境700は、計算能力および/または処理能力機能を有するどのような電子デバイスをも含むことができるコンピュータ702形式の汎用コンピューティング・デバイスを含む。コンピュータ702の構成要素は、限定的なものではないが、1つまたは複数のプロセッサまたは処理装置704、システム・メモリ706、およびプロセッサ704を含めて様々なシステム・コンポーネントをシステム・メモリ706に結合するシステム・バス708を含むことができる。
システム・バス708は、メモリ・バスまたはメモリ・コントローラ、周辺バス、加速グラフィックス・ポート、各種バス・アーキテクチャのどれかを使用するプロセッサまたはローカル・バスを含めて有線または無線バス構造のいくつかのタイプのどれか1つまたは複数を示している。一例として、このようなアーキテクチャは、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、マイクロ・チャネル・アーキテクチャ(MCA)バス、拡張ISA(EISA)バス、ビデオ電子標準協会(VESA)ローカル・バス、メザニン・バスとしても知られる周辺装置相互接続(PCI)バス、これらのいくつかの組合せなどを含むことができる。
コンピュータ702は、通常、各種の電子的にアクセス可能な媒体を含む。このような媒体は、コンピュータ702または他の電子デバイスによってアクセス可能などのような使用可能な媒体でもあってよく、揮発性媒体と不揮発性媒体、取り外し可能媒体と取り外し不可能媒体、および記憶媒体と伝送媒体を含む。
システム・メモリ706は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)710のような揮発性メモリおよび/または読み取り専用メモリ(ROM)712のような不揮発性メモリの形式の、電子的にアクセス可能な記憶媒体を含む。起動時などにコンピュータ702内の素子間での情報転送を支援する基本ルーチンを含んでいる基本入出力システム(BIOS)714は、通常はROM712に記憶される。RAM710は、通常、処理装置704によって直接的にアクセス可能、かつ/または現行で操作されているデータおよび/またはプログラム・モジュール/命令を収容している。
コンピュータ702はまた、他の取り外し可能/取り外し不可能な、かつ/または揮発性/不揮発性の記憶媒体を含む。一例として、図7は、(典型的な)取り外し不可能で不揮発性の磁気媒体(単独では図示せず)から読み取り、そこに書き込むためのハードディスク・ドライブまたはディスク・アレイ716と、(典型的な)取り外し可能で不揮発性の磁気ディスク720(例えば「フロッピー(登録商標)・ディスク」)から読み取り、そこに書き込むための磁気ディスク・ドライブ718と、CD−ROM、DVDまたは他の光学媒体などの(典型的な)取り外し可能で不揮発性の光ディスク724から読み取り、かつ/またはそこに書き込むための光ディスク・ドライブ722を示している。ハードディスク・ドライブ716、磁気ディスク・ドライブ718および光ディスク・ドライブ722は、1つまたは複数の記憶媒体インターフェース726によってそれぞれにシステム・バス708に接続されている。別法として、ハードディスク・ドライブ716と、磁気ディスク・ドライブ718と、光ディスク・ドライブ722は、1つまたは複数の他の単独の、または結合されたインターフェース(図示せず)によってシステム・バス708に接続することができる。
ディスク・ドライブおよびその関連付けられた電子的にアクセス可能な媒体は、データ構造、プログラム・モジュール、およびコンピュータ702に対する他のデータなどの電子的に実行可能な命令の不揮発性記憶を提供する。典型的なコンピュータ702は、ハードディスク716、取り外し可能な磁気ディスク720、および取り外し可能な光ディスク724を示しているが、他のタイプの電子的にアクセス可能な媒体が、磁気カセットまたは他の磁気記憶媒体、フラッシュ・メモリ、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光記憶装置、RAM、ROM、電子的消去書込み可能読み取り専用メモリ(EEPROM)などの電子デバイスによってアクセス可能な命令を格納することができることが理解されよう。そのような媒体は、いわゆる専用の、または配線された集積回路(IC)チップを含むこともできる。すなわち、典型的な電子システムおよび環境700の記憶媒体を実現するために、どのような電子的にアクセス可能な媒体でも使用することができる。
一般例としてオペレーティング・システム728、1つまたは複数のアプリケーション・プログラム730、他のプログラム・モジュール732、およびプログラム・データ734を含めてプログラム・モジュール(または命令の他の単位またはセット)はいくつでも、ハードディスク716、磁気ディスク720、光ディスク724、ROM712および/またはRAM710に記憶することができる。限定ではないが一般例として、ビデオ・レンダラー410、グラフィック・インターフェース412およびデバイス・ドライバ・インターフェース414(すべて図4に示す)はオペレーティング・システム728の一部であってよい。グラフィックス・デバイス・ドライバ422は、オペレーティング・システム728と密接に連結し、かつ/または一体型の関係を任意選択で有するプログラム・モジュール732の一部であってよい。同様に、Windows(登録商標)Media(登録商標)9などの教唆プログラムはアプリケーション・プログラム730の一例である。現在システム・メモリにある画像制御および/またはグラフィックス・データはプログラム・データ734の一部であってよい。
例えばProcAmpまたは他のビデオ設定を変更中のユーザは、キーボード736およびポインティング・デバイス738(例えば「マウス」)などの入力デバイスによってコンピュータ702にコマンドおよび/または情報を入力することができる。他の入力デバイス740(具体的には図示せず)は、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲーム・パッド、衛星放送受信アンテナ、シリアル・ポート、スキャナなどを含むことができる。これらおよび他の入力デバイスは、システム・バス708に結合されている入出力インターフェース742を介して処理装置704に接続されている。しかし、これらおよび/または出力デバイスは、代わりにパラレル・ポート、ゲーム・ポート、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ポート、IEEE1394(「Firewire」)インターフェース、IEEE802.11無線インターフェース、Bluetooth(登録商標)無線インターフェースなどの他のインターフェースおよびバス構造によって接続することができる。
モニタ/ビュー・スクリーン744(図4の表示装置436の一例)または他のタイプの表示装置を、ビデオ・アダプタ746などのインターフェースを介してシステム・バス708に接続することもできる。ビデオ・アダプタ746(または他の構成要素)は、グラフィックス中心の計算を処理するため、また要求の厳しい表示要件を取り扱うためにグラフィックス・カード(グラフィックス・デバイス424の一例である)であっても、またはこれを含んでいてもよい。典型的には、グラフィックス・カードは、図形操作の迅速な性能を促進するために、(GPU426などの)GPU、ビデオRAM(VRAM)(ビデオ・メモリ432の一例である)などを含む。モニタ744の他に、他の出力周辺装置は、入出力インターフェース742を介してコンピュータ702に接続することができるスピーカ(図示せず)およびプリンタ748などの構成要素を含むことができる。
コンピュータ702は、遠隔コンピューティング・デバイス750などの1つまたは複数の遠隔コンピュータへの論理接続を使用してネットワーク接続された環境で動作することができる。一例として、遠隔コンピューティング・デバイス750は、パーソナル・コンピュータ、ポータブル・コンピュータ(例えばラップトップ・コンピュータ、タブレット・コンピュータ、PDA、移動局など)、パーム・サイズまたはポケット・サイズのコンピュータ、ゲーム装置、サーバ、ルータ、ネットワーク・コンピュータ、ピア・デバイス、この他の共通ネットワーク・ノードまたは上記に列挙した以外のタイプのコンピュータなどであってよい。しかし、遠隔コンピューティング・デバイス750は、コンピュータ702に関して本明細書に記載の要素および機能の多くまたはすべてを含むことができるポータブル・コンピュータとして図示されている。
コンピュータ702と遠隔コンピュータ750の間の論理接続はローカル・エリア・ネットワーク(LAN)752および一般的なワイド・エリア・ネットワーク(WAN)754として図示されている。このようなネットワーク接続環境は、オフィス、全社的なコンピュータ・ネットワーク、イントラネット、インターネット、固定電話網および携帯電話網、この他の無線ネットワーク、ゲーム用ネットワーク、これらのいくつかの組合せなどで普及している。
LANネットワーク接続環境で実装される際、コンピュータ702は一般にネットワーク・インターフェースまたはアダプタ756を介してLAN752に接続される。WANネットワーク接続環境で実装される際、コンピュータ702は、通常、WAN754を介して通信を確立するためのモデム758または他の手段を含む。コンピュータ702内蔵型であっても外付けであってもよいモデム758は、入出力インターフェース742または他の1つ以上の適切な機構を介してシステム・バス708に接続することができる。図示したネットワーク接続は一例であって、コンピュータ702と750の間で1つ以上の通信リンクを確立する他の手段を使用することができることが理解されよう。
電子デバイス環境700などで示されているネットワーク接続された環境では、コンピュータ702に関連して図示されているプログラム・モジュールまたは他の命令、またはそれらの一部は、その全体または一部を遠隔記憶装置に記憶することができる。一例として、遠隔アプリケーション・プログラム760は遠隔コンピュータ750のメモリ・コンポーネントに常駐しているが、コンピュータ702を介して使用可能あるいはアクセス可能であってもよい。同様に、説明の目的から、アプリケーション・プログラム730およびオペレーティング・システム728などの他の電子的に実行可能な命令を本明細書では別個のブロックとして図示したが、このようなプログラム、構成要素、および他の命令は様々な時点でコンピューティング・デバイス702(および/または遠隔コンピューティング・デバイス750)の異なる記憶装置に常駐し、コンピュータ702(および/または遠隔コンピューティング・デバイス750)の1つ以上のデータ・プロセッサ704によって実行されることが理解されよう。
システム、媒体、メソッド、プロトコル、方法、プロセス、構成、および他の実装を、構造、論理、アルゴリズム、および機能の特徴に特有の言語および/または図面で説明したが、首記の特許請求の範囲で規定される本発明は、ここで説明した特定の特徴または図面に必ずしも限定されるものではないということを理解されたい。限定されるものではなく、この特定の特徴および図面は、請求する本発明を実装する典型的な形態として開示されているものである。
410 ビデオ・レンダラー
412 グラフィックス・インターフェース
414 デバイス・ドライバ・インターフェース
422 グラフィックス・デバイス・ドライバ
426 グラフィックス・プロセッサ・ユニット(GPU)
424 グラフィックス・デバイス
432 ビデオ・メモリ

Claims (19)

  1. 1つまたは複数のビデオ・レンダラーと少なくとも1つのグラフィックス・デバイス・ドライバとの間の相互作用を促進するコンピュータで実施される方法であって、
    前記1つまたは複数のビデオ・レンダラーのうちのビデオ・レンダラーにより、前記少なくとも1つのグラフィックス・デバイス・ドライバに、ProcAmp制御特性能力についての照会であって、表示されるべきビデオについての記述を含む照会を行うことと、
    前記表示されるべきビデオについての前記記述に基づいて、ProcAmp制御特性能力に関連する情報を含む応答を生成することと、
    ProcAmp制御特性能力に関連する前記情報は、前記少なくとも1つのグラフィックス・デバイス・ドライバが前記ビデ・レンダラーに提供することができるProcAmp制御特性能力の少なくともサブセットを含み、前記少なくとも1つのグラフィックス・デバイス・ドライバから前記ビデオ・レンダラーへ前記応答を送信することと、
    前記グラフィックス・デバイス・ドライバから前記ビデオ・レンダラーへ、前記ProcAmp制御特性能力のサブセットと関連したビデオ処理動作とともに同時に実行することが可能なProcAmp調整を提供することと、
    前記ProcAmp制御特性能力のサブセットの1つと関連するProcAmp制御特性を、前記ビデオ・レンダラーで選択することと、
    前記ビデオ・レンダラーからの前記選択されたProcAmp制御特性に関連する値についての要求を、前記グラフィックス・デバイス・ドライバで受信することと、
    前記値についての要求に応答して、ビデオ処理動作において用いられる値を前記ビデオ・レンダラーへ提供することと、
    前記ビデオ・レンダラーからのProcAmpストリーム・オブジェクトを開くコマンドを、前記グラフィクス・デバイス・ドライバで受信することと、
    前記ProcAmpストリーム・オブジェクトを開くことと、
    前記グラフィックス・デバイス・ドライバから前記ビデオ・レンダラーへ、前記ProcAmpストリーム・オブジェクトを指すハンドルを有する別の応答を送信することと、
    前記ビデオ・レンラダーからのProcAmp調整を実行するコマンドを、前記グラフィックス・デバイス・ドライバで受信することと、
    前記ProcAmp調整を実行させることと
    を含み、
    前記ProcAmp調整を実行するコマンドは、前記選択されたProcAmp制御特性と関連したビデオ処理動作を前記ProcAmp調整と共に同時に実行する命令を含み、
    前記ProcAmp調整を実行させることは、前記ProcAmp調整と前記ビデオ処理動作とを同時に実行させ、
    ProcAmp制御特性能力に関連する前記情報は、前記ProcAmp調整と同時に実行されるビデオ処理動作に関するものである、ことを特徴とする方法。
  2. 前記少なくとも1つのグラフィックス・デバイス・ドライバが前記ビデ・レンダラーに提供することができる前記ProcAmp制御特性能力の少なくともサブセットは、前記少なくとも1つのグラフィックス・デバイス・ドライバから前記ビデオ・レンラダーへ割り当てられたProcAmp能力であることを特徴とする請求項1に記載の方法
  3. 前記グラフィックス・デバイス・ドライバは、表示されるべきビデオについての前記記述に対応する1つまたは複数の記述についての予め定められた1つまたは複数のProcAmp制御特性のセットを有することを特徴とする請求項1に記載の方法
  4. 前記方法は、
    前記ビデオ・レンダラーから前記グラフィックス・デバイス・ドライバへ、ビデオ処理ストリーム・オブジェクトを閉じるコマンドを送信することと、
    前記グラフィックス・デバイス・ドライバが、前記ビデオ・レンダラーからの前記ビデオ処理ストリーム・オブジェクトを閉じるコマンドを受信することと、
    前記グラフィックス・デバイス・ドライバが、前記ビデオ処理ストリーム・オブジェクトを閉じることと
    更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法
  5. 電子的に実行可能な命令を記憶した1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体であって、前記電子的に実行可能な命令は、実行されると、
    ビデオ・レンダラーからの照会であって、
    ProcAmp制御特性能力に関連する情報の要求と、
    表示されるべきビデオのタイプについての記述と
    を含む照会を、グラフィックス・デバイス・ドライバで受信することと、
    前記表示されるべきについての前記記述に基づいて、前記ProcAmp制御特性能力に関連する要求された前記情報を含む応答を生成することと、
    前記グラフィックス・デバイス・ドライバから前記ビデオ・レンダラーへ、前記応答を送信することと、
    前記グラフィックス・デバイス・ドライバから前記ビデオ・レンダラーへ、前記ProcAmp制御特性能力と関連したビデオ処理動作とともに同時に実行されるProcAmp調整を提供することと、
    前記ProcAmp制御特性能力の1つと関連付けられたProcAmp制御特性を、前記ビデオ・レンダラーで選択することと、
    前記ビデオ・レンダラーからの前記選択されたProcAmp制御特性に関連する値についての要求を、前記グラフィックス・デバイス・ドライバで受信することと、
    前記選択されたProcAmp制御特性に関連する前記値についての要求に応答して、ビデオ処理動作において用いられる値を前記ビデオ・レンダラーへ提供することと、
    前記ビデオ・レンダラーからのProcAmpストリーム・オブジェクトを開くコマンドを、前記グラフィクス・デバイス・ドライバで受信することと、
    前記ProcAmpストリーム・オブジェクトを開くことと、
    前記グラフィックス・デバイス・ドライバから前記ビデオ・レンダラーへ、前記開かれたProcAmpストリーム・オブジェクトを指すハンドルを有する別の応答を送信することと、
    前記ビデオ・レンラダーからのProcAmp調整を実行するコマンドを、前記グラフィックス・デバイス・ドライバで受信することと、
    前記ProcAmp調整を実行させることと
    を引き起こし、
    前記ProcAmp調整を実行するコマンドは、前記選択されたProcAmp制御特性と関連したビデオ処理動作を前記ProcAmp調整と共に同時に実行する命令を含み、
    前記ProcAmp調整を実行させることは、前記ProcAmp調整と前記ビデオ処理動作とを同時に実行させ、
    ProcAmp制御特性能力に関連する前記情報は、前記ProcAmp調整と同時に実行されるビデオ処理動作に関するものである、ことを特徴とする1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  6. ProcAmp調整とともに同時に実行される1つまたは複数のビデオ処理動作は、デ・インターレーシング動作、アスペクト・レシオ補正、色空間変換、フレーム・レート変換、垂直または水平の鏡面効果処理、アルファ・ブレンディング動作、および、なし、からなるグループから選択される少なくとも1つのビデオ処理動作を含むことを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  7. 前記ProcAmp調整を実行するコマンドは、ビット・ブロック転送に関するものであることを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  8. 前記ProcAmp調整を実行するコマンドは、前記グラフィックス・デバイス・ドライバに、前記ビデオについての前記ProcAmp調整の実行と共に起こるビット・ブロック転送を生じさせることを特徴とする請求項7に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  9. 前記ProcAmp調整を実行するコマンドは、前記グラフィックス・デバイス・ドライバに、前記ProcAmp調整の実行と共に起こるビット・ブロック転送を生じさせ、表示装置のスクリーン全体に対する1つの画像であって、単一ブロックとしてメモリに記憶されて前記ProcAmp調整後の前記ビデオのフレームを含む1つの画像を作成させることを特徴とする請求項7に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  10. 前記ProcAmp調整を実行するコマンドは、前記ビデオについての前記ProcAmp調整に関する少なくとも1つの制御特性値または1つの制御特性値に対する変更を規定することを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  11. 前記電子的に実行可能な命令は、実行されると、
    前記ビデオ・レンダラーが、前記ビデオについてのProcAmp調整を実行する要求を含む、教唆アプリケーションからの動作要求を受信すること
    をさらに引き起こすことを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  12. 前記電子的に実行可能な命令は、実行されると、
    前記ビデオ・レンダラーから前記グラフィックス・デバイス・ドライバへ、ProcAmpストリーム・オブジェクトを閉じるコマンドを発行すること
    をさらに引き起こすことを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  13. 前記照会の受信および前記応答の送信は、少なくとも一部にはグラフィックス・インターフェースとデバイス・ドライバ・インターフェースの少なくとも1つを使用して前記ビデオ・レンダラーと前記グラフィックス・デバイス・ドライバの間で前記照会と前記応答とを伝播することによって実行されることを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  14. 前記電子的に実行可能な命令の少なくとも一部は、オペレーティング・システムの少なくとも一部であることを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  15. 前記電子的に実行可能な命令の少なくとも一部は、グラフィックス・デバイス・ドライバの少なくとも一部であることを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  16. 前記ProcAmp制御特性能力は、なし、明度、コントラスト、色相および彩度からなるグループから選択されることを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  17. 前記値は、範囲、最大、最小、ステップサイズ/増分、およびデフォルトからなるグループから選択されることを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  18. 前記ProcAmp調整と同時に実行される1つまたは複数のビデオ処理動作は、
    YUV−RGB変換動作、X伸張動作、Y伸張動作、サブ長方形領域動作、アルファ・ブレンド動作、および、なし、からなるグループから選択される少なくとも1つのビデオ処理動作を含むことを特徴とする請求項5に記載の1つまたは複数の電子的にアクセス可能な記憶媒体。
  19. ビデオ・レンダラーとグラフィックス・デバイス・ドライバとの間の相互作用を促進するシステムであって、
    プロセッサーと、
    表示されるべきビデオに適用することのできるProcAmp能力に関する情報を要求する照会であって、表示されるべきビデオのタイプについての記述を含む照会を準備するように構成されたビデオ・レンダリング論理と、
    表示されるべきビデオのタイプについての前記記述に基づいて、表示されるべきビデオにどのようなProcAmp能力を適用することができるかを示す応答を準備するように構成されたグラフィックス・デバイス・ドライビング論理と、
    前記ビデオ・レンダリング論理と前記グラフィックス・デバイス・ドライビング論理との間の相互作用を促進するように構成されたインターフェース論理と
    を備え、前記相互作用は、
    ビデオ・レンダラーからの照会であって、
    ProcAmp制御特性能力に関連する情報の要求と、
    表示されるべきビデオのタイプについての記述と
    を含む照会を、グラフィックス・デバイス・ドライバで受信することと、
    前記表示されるべきについての前記記述に基づいて、前記ProcAmp制御特性能力に関連する要求された前記情報を含む応答を生成することと、
    前記グラフィックス・デバイス・ドライバから前記ビデオ・レンダラーへ、前記応答を送信することと、
    前記グラフィックス・デバイス・ドライバから前記ビデオ・レンダラーへ、前記ProcAmp制御特性能力と関連したビデオ処理動作とともに同時に実行されるProcAmp調整を提供することと、
    前記ProcAmp制御特性能力の1つと関連付けられたProcAmp制御特性を、前記ビデオ・レンダラーで選択することと、
    前記ビデオ・レンダラーからの前記選択されたProcAmp制御特性に関連する値についての要求を、前記グラフィックス・デバイス・ドライバで受信することと、
    前記選択されたProcAmp制御特性に関連する前記値についての要求に応答して、ビデオ処理動作において用いられる値を前記ビデオ・レンダラーへ提供することと、
    前記ProcAmpストリーム・オブジェクトを開くことと、
    前記グラフィックス・デバイス・ドライバから前記ビデオ・レンダラーへ、前記開かれたProcAmpストリーム・オブジェクトを指すハンドルを有する別の応答を送信することと、
    前記ビデオ・レンラダーからのProcAmp調整を実行するコマンドを、前記グラフィックス・デバイス・ドライバで受信することと、
    前記ProcAmp調整を実行させることと
    を含み、
    前記ProcAmp調整を実行するコマンドは、前記選択されたProcAmp制御特性と関連したビデオ処理動作を前記ProcAmp調整と共に同時に実行する命令を含み、
    前記ProcAmp調整を実行させることは、前記ProcAmp調整と前記ビデオ処理動作とを同時に実行させ、
    ProcAmp制御特性能力に関連する前記情報は、前記ProcAmp調整と同時に実行されるビデオ処理動作に関するものである、ことを特徴とするシステム。
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