JPH11203782A - 情報記録再生装置およびその制御方法 - Google Patents

情報記録再生装置およびその制御方法

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JPH11203782A
JPH11203782A JP10001049A JP104998A JPH11203782A JP H11203782 A JPH11203782 A JP H11203782A JP 10001049 A JP10001049 A JP 10001049A JP 104998 A JP104998 A JP 104998A JP H11203782 A JPH11203782 A JP H11203782A
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JP10001049A
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Tomohisa Shiga
知久 志賀
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Original Assignee
Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/0007Image acquisition

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実時間に沿って提供される情報とそれ以外の
種類の情報とを一元的に取り扱うことを可能とする情報
記録再生装置およびその制御方法を提供する。 【解決手段】 CG作成装置3によって作成したCG画
像を描画コマンドの形でAVサーバ1に転送し、その形
のままディスクアレイ部2に格納する。CG画像を再生
するときは、AVサーバ1内に設けた描画回路によって
描画コマンドを実行して描画を行う。CG作成装置3か
らAVサーバ1にCG画像を送るのに要する時間を大幅
に短縮できる。CG作成装置3は、描画後のCG画像デ
ータを蓄積しておくための大きな容量の記憶装置を必要
としない。AVサーバ1は、受け取った描画コマンドを
CG画像データに展開せずにそのままディスクアレイ部
2に格納するので、ディスクアレイ部2の記憶スペース
を大きく占有することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオデータやオ
ーディオデータ等の実時間に沿った情報を記録、再生す
る情報記録再生装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CATV(ケーブル・テレビジョ
ン)等の普及による情報提供の多チャネル化に伴い、従
来のVTR(ビデオ・テープ・レコーダ)とは異なり、
1台の情報記録再生装置から複数の音声(オーディオ)
および映像(ビデオ)を同時に再生するという要求が高
まりつつある。そして、この要求を満たすために、ハー
ドディスク等のランダムアクセスが可能な記録再生メデ
ィアを使用して音声データおよび映像データ(以下、両
者を合わせてAVデータと略称する。)を記録再生する
オーディオ・ビデオ・サーバ(以下、AVサーバと略称
する。)と呼ばれる装置が普及しつつある。
【0003】ところで、一般に、例えば放送局内におけ
るビデオサーバにおいては、テロップと呼ばれる説明用
の静止画像を予め記録された素材(AVデータ)に重ね
合わせることが広く行われている。このようなテロップ
は、各種の文字や図形を組み合わせて構成された画像で
ある場合が多く、通常は、予めパーソナルコンピュータ
やワークステーション等が備えるCG(コンピュータグ
ラフィックス)作成機能を用いて作成されるようになっ
ている。
【0004】このようなCG作成機能をもった装置(以
下、CG作成装置という。)においては、通常、描画コ
マンドを用いてCG画像を作成するようになっている。
この描画コマンドは、一般に、描画すべき文字や図形の
種類等を指定するためのデータと、描画すべきサイズや
画面上の描画位置等を指定するためのデータとによって
構成されるものであるので、1つのCG画像を構成する
データの量はごく僅かである。
【0005】ところが、従来のAVサーバは、実時間に
沿って提供される画像である動画像を取り扱うように構
成されており、上記した描画コマンドのような制御用の
コマンドやテキストデータを取り扱うような構成にはな
っていなかった。そのため、そのようなAVサーバに蓄
えられているAV素材に対してCG画像を重ねようとす
る場合には、予めAVサーバとは別のCG作成装置にお
いて描画コマンドを実行することにより一画面分のドッ
ト単位のCG画像データ(以下、単にCG画像データと
いう。)に展開して、これをCG作成装置内または外部
の記憶装置内に蓄えておき、必要に応じてこのCG画像
データをAVサーバに転送するという処理を行う必要が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、予め描画された形のCG画像データでAVサー
バに送るようにした場合には、元の描画コマンド自体の
データ量がごく小さいにもかかわらず、CG作成装置内
または外部の記憶装置は比較的大きな記憶容量を必要と
する。描画コマンドを展開したCG画像データのデータ
量は、元の描画コマンドを表すデータ量に比べてはるか
に大きく、動画像にも匹敵するものだからである。
【0007】また、そのような大量のデータを、例えば
ネットワークを介してCG作成装置からAVサーバに転
送するためには非常に長い伝送時間を要するので、円滑
かつ迅速な処理を妨げる一要因ともなる。
【0008】さらに、従来は、予めAVサーバとは別の
CG作成装置において描画コマンドを実行してCG画像
データに展開し、これをCG作成装置内または外部の記
憶装置内に蓄えるという処理が必要であったことから、
CG作成装置としてのパーソナルコンピュータ等の負荷
が過大になると共に、利用者にとっても操作が煩雑化し
て不便であるという問題があった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の目的は、実時間に沿って提供される情
報とそれ以外の種類の情報とを一元的に取り扱うことを
可能とする情報記録再生装置およびその制御方法を提供
することにある。また、本発明の第2の目的は、実時間
に沿って提供される種類の素材に他の種類の素材を重ね
合わせる処理を行うに際して、大きな容量の記憶媒体を
別途必要とせず、かつシステム全体としての処理の高速
化を可能とする情報記録再生装置およびその制御方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報記録再
生装置は、情報を蓄積可能な情報蓄積手段に対して、実
時間に沿って提供される第1の種類の情報の記録動作ま
たは情報蓄積手段からの第1の種類の情報の再生動作を
行う第1の情報記録再生手段と、上記の情報蓄積手段に
対して、第1の種類の情報以外の第2の種類の情報の記
録動作または情報蓄積手段からの第2の種類の情報の再
生動作を行う第2の情報記録再生手段とを備えている。
ここで、第2の情報記録再生手段は、第2の種類の情報
に適した態様で情報の入出力を行い得るものであるよう
に構成することができ、また、第2の種類の情報は、描
画コマンドであるように構成することができる。
【0011】本発明に係る情報記録再生装置の制御方法
は、情報を蓄積可能な情報蓄積手段に対する情報の記録
および再生を行う情報記録再生装置の制御方法であっ
て、実時間に沿って提供される第1の種類の情報を情報
蓄積手段に記録するための動作、または情報蓄積手段か
ら第1の種類の情報を再生するための動作を行わせると
共に、第1の種類の情報以外の第2の種類の情報を情報
蓄積手段に記録するための動作、または情報蓄積手段か
ら第2の種類の情報を再生するための動作を行わせるよ
うにしたものである。
【0012】本発明に係る情報記録再生装置またはその
制御方法では、実時間に沿って提供される第1の種類の
情報のみならず、第1の種類の情報以外の第2の種類の
情報までもが同じ情報蓄積手段に対して記録され、また
は同じ情報蓄積手段から再生される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施の形態に係る情報
記録再生装置としてのAVサーバ1を含むAV記録再生
システムの概略構成を表すものである。このAV記録再
生システムは、AVサーバシステム10を構成するAV
サーバ1およびディスクアレイ部2と、イーサネット等
の通信路4によってAVサーバ1に接続されたCG作成
装置3と、AVサーバ1に接続されたスーパーインポー
ザ5と、スーパーインポーザ5に接続されたモニタ6と
を備えている。ここで、ディスクアレイ部2が本発明に
おける「情報蓄積手段」に対応する。
【0015】AVサーバシステム10は、マルチチャネ
ルAVサーバとして使用されるもので、実時間に沿って
提供される(リアルタイム性のある)情報としてのAV
データを複数チャネル分供給することができるように構
成されている。このAVサーバシステム10のディスク
アレイ部2は後述するように大容量の記憶媒体を含むデ
ィスクアレイを複数保有し、AVデータのほか、CG画
像を描画するための描画コマンドのようにリアルタイム
性を持たないコマンドやテキストデータ等をも蓄積可能
になっている。AVサーバシステム10のAVサーバ1
は、後述するように各種のコントロールボードを含み、
AVサーバシステム10全体の動作を制御するようにな
っている。ここで、AVデータが本発明における「第1
の種類の情報」に対応し、描画コマンドが本発明におけ
る「第2の種類の情報」に対応する。
【0016】スーパーインポーザ5は、AVサーバ1か
ら供給された動画像データとしてのAV出力データ7と
テロップ等のCG画像としての描画画像データ8とを重
ね合わせるためのもので、必要に応じて、AVサーバ1
から出力された複数のAV出力データ7の中から1つを
選択して入力するためのスイッチャ機能をも内蔵可能に
なっている。
【0017】モニタ6は、スーパーインポーザ5によっ
てスーパーインポーズ処理が施された映像を表示するた
めのもので、例えばCRT(陰極線管)やLCD(液
晶)等で構成されるテレビジョン受像機やコンピュータ
用モニタ等が用いられる。
【0018】CG作成装置3は、例えばパーソナルコン
ピュータやワークステーション等で構成され、動画画像
と重ね合わせるための静止画(テロップ等のCG画像)
を描画するための描画コマンドを生成することができる
ようになっている。CG画像は、例えば図8に示したよ
うな画像であり、また、描画コマンドは、例えば図9に
示したようなフォーマット構成をもつデータ列である。
なお、これらの図の詳細な説明は後に行う。CG作成装
置3はまた、通信路4を介してAVサーバシステム10
に対してアクセスし、生成した描画コマンド70をAV
サーバシステム10に送出したり、AVサーバシステム
10からそこに蓄積されている描画コマンドを読み出し
たり、さらに、AVサーバシステム10に対してAVデ
ータの再生または停止、あるいは描画コマンドによるC
G画像の再生等の指示を行うこともできるようになって
いる。
【0019】図2は図1におけるAVサーバシステム1
0の概略構成を表すものである。このAVサーバシステ
ム10は、AVデータの記録および再生を制御するAV
サーバ1と、AVデータを蓄積可能な複数のディスクア
レイ2−1〜2−4からなるディスクアレイ部2とを含
んで構成される。各ディスクアレイ2−1〜2−4はま
た、CG作成装置3から通信路4を介して送られてきた
描画コマンドをも蓄積するようになっている。
【0020】AVサーバ1は、一定時間間隔を複数に分
割した時間的区切りであるタイムスロット単位で各ディ
スクアレイ2−1〜2−4に対するAVデータの記録ま
たは再生のためのアクセスをそれぞれ時分割的に実行す
るIOPと呼ばれる複数の入出力処理部11−1〜11
−n(nは2以上の整数値)と、与えられた描画コマン
ド(図9で詳述)を基に描画処理を行ってドット単位の
CG画像データを出力する描画処理部12と、通信路4
を介してCG作成装置3やその他の端末装置との間で通
信を行うネットワークI/F(インタフェイス)部13
と、このAVサーバ1全体の制御を行う主制御部14
と、これらの入出力処理部11−1〜11−n、描画処
理部12およびネットワークI/F部13とディスクア
レイ2−1〜2−4との間を接続するデータ転送路とし
ての下りデータバス15−1〜15−4および上りデー
タバス16−1〜16−4とを備えている。これらの入
出力処理部11−1〜11−n、描画処理部12および
ネットワークI/F部13(以下、総括的に示すときに
は、これらの各部を機能ユニットと呼ぶ。)、ならびに
主制御部14は、各種の内部制御コマンド(後述)を伝
送するための通信バス17によって相互に接続されてい
る。この通信バス17は例えばVMEバス(Versa Modu
le Europe Bus)で構成される。また、主制御部14は、
各機能ユニットに対してタイムスロット信号18(後
述)を供給するようになっている。なお、例えば上記の
各機能ユニットは、それぞれが着脱可能なユニットボー
ドとして構成され、必要に応じて増設または削除が容易
な構成となっている。ここで、入出力処理部11−1〜
11−nがそれぞれ本発明における「第1の情報記録再
生手段」に対応し、ネットワークI/F部13および描
画処理部12が本発明における「第2の情報記録再生手
段」に対応する。
【0021】下りデータバス15−1〜15−4は、各
機能ユニットからディスクアレイ2−1〜2−4に向か
う方向にデータを転送するためのバスであり、上りデー
タバス16−1〜16−4は、その逆方向にデータを転
送するためのバスである。下りデータバス15−1〜1
5−4の数および上りデータバス16−1〜16−4の
数は、それぞれディスクアレイ2−1〜2−4の数と等
しく、1組の下りデータバス15−iおよび上りデータ
バス16−i(i=1〜4)には、1つのディスクアレ
イ2−iと複数の機能ユニット(上記)とが接続されて
いる。つまり、1つのディスクアレイ2−iは、1組の
共通の下りデータバス15−iおよび上りデータバス1
6−iを介して複数の機能ユニットに接続された形とな
っており、また、1つの機能ユニットは、複数組のデー
タバス(下りデータバス15−1および上りデータバス
16−1の組、ないし、下りデータバス15−4および
上りデータバス16−4の組)に接続されている。
【0022】入出力処理部11−j(j=1〜n)は、
AV入力データ9−jを入力するための入力ポート(図
示せず)とAV出力データ7−jを出力するための出力
ポート(図示せず)とを備えている。入出力処理部11
−jは、AVデータをディスクアレイ2−1〜2−4に
記録する際には、入力されたAV入力データ9−jを所
定の形式に変換して4つのデータストリームに分割す
る。そして、下りデータバス15−1〜15−4を介し
て、分割した各データストリームをAVデータの記録を
指示するAV記録コマンドと共に複数のディスクアレイ
2−1〜2−4に対して送るようになっている。また、
入出力処理部11−jは、AVデータをディスクアレイ
2−1〜2−4から再生する際には、下りデータバス1
5−1〜15−4を介してAVデータの再生を指示する
AV再生コマンドを複数のディスクアレイ2−1〜2−
4に送ると共に、ディスクアレイ2−1〜2−4で再生
されてそれぞれ上りデータバス16−1〜16−4を介
して送られてきたAVデータを多重化して所定の形式に
変換し、AV出力データ7−jとして外部(ここでは、
図1のスーパーインポーザ5)に出力するようになって
いる。なお、以上のようなデータの分割・多重化によっ
て複数のディスクアレイ2−1〜2−4に対する記録・
再生を行うようにしているのは、より安価な低速・小容
量の記録媒体を用いつつ高速・大容量の記録を可能にす
るためである。入出力処理部11−jの詳細な構成は後
述する。
【0023】描画処理部12は、下りデータバス15−
1〜15−4を介して、ディスクアレイ2−1〜2−4
に格納されている描画コマンドを読み出すためのコマン
ド(以下、描画コマンド読出コマンドという。)をディ
スクアレイ2−1〜2−4に送ると共に、ディスクアレ
イ2−1〜2−4から読み出されて上りデータバス16
−1〜16−4を介して送られてきた描画コマンドを構
成するデータ(以下、描画コマンドデータという。)を
多重化し、これにより得られた描画コマンドを基に描画
処理を行い、CG画像としてのドット単位の描画画像出
力データ8を出力するようになっている。なお、図2に
おいて、描画処理部12から下りデータバス15−1〜
15−4へと向かう矢印は描画コマンド読出コマンドの
流れを表し、上りデータバス16−1〜16−4から描
画処理部12へと向かう矢印は読み出された描画コマン
ドデータの流れを表しており、これらのデータバスと描
画処理部12との間ではAVデータそのものの授受は行
われない。描画処理部12の詳細な構成は後述する。
【0024】ネットワークI/F部13は、通信路4を
介してCG作成装置3(図1)やその他の端末装置(図
示せず)から描画コマンドが送られてくると、この描画
コマンドをディスクアレイ2−1〜2−4に書き込むた
めのコマンド(以下、描画コマンド書込コマンドとい
う。)を下りデータバス15−1〜15−4を介してデ
ィスクアレイ2−1〜2−4に送るようになっており、
これにより、描画コマンドがディスクアレイ2−1〜2
−4に書き込まれる。ネットワークI/F部13はま
た、CG作成装置3等から通信路4を介して、描画コマ
ンドを読み出すためのコマンドが送られてくると、描画
コマンド読出コマンドを下りデータバス15−1〜15
−4を介してディスクアレイ2−1〜2−4に送ると共
に、ディスクアレイ2−1〜2−4から読み出されて上
りデータバス16−1〜16−4を介して送られてきた
描画コマンドデータを多重化して描画コマンドとし、通
信路4を介してCG作成装置3等に送出するようになっ
ている。
【0025】ネットワークI/F部13はまた、例えば
後述するTelnetプロトコルに従ってCG作成装置
3等から通信路4を介して送られてきた、動画画像の記
録または再生のためのコマンド(以下、これらのコマン
ドをAV記録要求コマンドまたはAV再生要求コマンド
という。)に応じて、対応する内部制御コマンドである
AV記録コマンドまたはAV再生コマンドを生成し、通
信バス17を介して入出力処理部11−1〜11−nに
送出するようになっている。さらに、ネットワークI/
F部13は、CG作成装置3等から通信路4を介して、
ディスクアレイ2−1〜2−4に格納されている描画コ
マンドを読み出してCG画像を再生させるためのコマン
ド(以下、CG画像再生要求コマンドという。)が送ら
れてきたときには、対応する内部制御コマンドである描
画再生コマンドを生成し、通信バス17を介して描画処
理部12に送出するようになっている。これらのAV記
録コマンド、AV再生コマンドおよび描画再生コマンド
もまた、例えば後述するTelnetプロトコルに従っ
ている。
【0026】なお、図2において、ネットワークI/F
部13から下りデータバス15−1〜15−4へと向か
う矢印は描画コマンド書込コマンドおよび描画コマンド
読出コマンドの流れを表し、上りデータバス16−1〜
16−4から描画処理部12へと向かう矢印は読み出さ
れた描画コマンドデータの流れを表しており、これらの
データバスとネットワークI/F部13との間ではAV
データの授受は行われない。ネットワークI/F部13
の詳細な構成は後述する。
【0027】主制御部14は、このAVサーバ1全体の
動作に必要な制御データを保有すると共に、各機能ユニ
ットからの要求に応じて、該当する制御データを提供す
る機能を備えており、その一つとして、ディスクアレイ
2−1〜2−4に格納されたファイルを管理するための
ファイルシステム14aを備えている。このファイルシ
ステム14aは、ファイル名とディスクアレイ2−1〜
2−4上の格納アドレス(具体的にはセクタ番号)とを
対応付けたもので、他の機能ユニットから通信バス17
を介してあるファイルについての問い合わせがあると、
ディスクアレイ2−1〜2−4上におけるそのファイル
が格納されているアドレスを調べて返すようになってい
る。主制御部14はまた、各機能ユニットに供給するタ
イムスロット信号によってAVサーバ1全体におけるタ
イムスロット制御を統括する機能を有する。
【0028】タイムスロット方式では、一定時間間隔
が、機能ユニットの総数(すなわち、入出力処理部11
−1〜11−n、描画処理部12およびネットワークI
/F部13の合計数)と同数のタイムスロットに分割さ
れ、各タイムスロットはタイムスロット信号18によっ
て各機能ユニットに割り当てられている。各タイムスロ
ットの期間内では、そのタイムスロットが割り当てられ
ている機能ユニットのみがディスクアレイ2−1〜2−
4へアクセスできるようになっている。
【0029】各ディスクアレイ2−1〜2−4は、後述
するように複数のハードディスクドライブ(HDD)を
含んで構成されている。そして、各ディスクアレイ2−
1〜2−4は、外部からのAVデータを記録する際に
は、下りデータバス15−1〜15−4を介して入出力
処理部11−1〜11−nからAV記録コマンドおよび
AVデータを受信し、このAVデータに基づいてパリテ
ィデータを作成すると共に、AV記録コマンドに従って
AVデータとパリティデータとを複数のHDDの記録媒
体に記録するようになっている。また、各ディスクアレ
イ2−1〜2−4は、AVデータを再生する際には、下
りデータバス15−1〜15−4を介して入出力処理部
11−1〜11−nからAV再生コマンドを受信し、こ
の再生コマンドに従って複数のHDDを制御してAVデ
ータを再生し、上りデータバス16−1〜16−4を介
して対応する入出力処理部11−1〜11−nに送るよ
うになっている。
【0030】なお、図2に示した例では、ディスクアレ
イの数を4つとしているが、それ以下またはそれ以上と
してもよい。その場合には、ディスクアレイの数に等し
い数の下りデータバスおよび上りデータバスをそれぞれ
配設する必要がある。
【0031】図3は図2に示したネットワークI/F部
13の構成を表すものである。この図に示したように、
ネットワークI/F部13は、通信路4に接続されたシ
リアル入出力部(SIO)131と、通信バス17に接
続されたバッファ132と、一時的なデータ記憶のため
に用いられるワークメモリとしてのRAM(Random Acc
ess Memory)133と、このネットワークI/F部13
全体の動作を記述したプログラムが格納されたROM
(Read Only Memory)134と、このネットワークI/
F部13の全体動作を制御するCPU(中央処理ユニッ
ト)135と、下りデータ線139aによって下りデー
タバス15−1〜15−4に接続されたバッファ136
と、上りデータ線139bによって上りデータバス16
−1〜16−4に接続されたバッファ137とを備えて
いる。これらの各部は内部バス138によって相互に接
続されている。
【0032】シリアル入出力部131は、通信路4を介
してCG作成装置3等から送られてきたシリアル形式の
各種コマンドやデータを受信してパラレルデータに変換
し、内部バス138を介して各部に送出すると共に、内
部バス138を介して各部から送られてきたパラレルデ
ータをシリアルデータに変換して通信路4上に送出する
機能を有する。バッファ132は、内部バス138を介
してCPU135から送られてきた各種の制御コマンド
を一時的に蓄積し、所定のタイミングでこれを通信バス
17上に送出すると共に、通信バス17から取り込んだ
制御コマンドを一時的に蓄積して所定のタイミングで内
部バス138に送出する機能を有する。
【0033】ROM134は、NFS(Network File S
ystem)サーバと呼ばれるプログラムや、Telnetプ
ロトコルをサポートするプロトコル等を保有している。
ここで、NFSサーバは、通信路4に接続された複数の
NFSクライアント(ここでは、CG作成装置3や他の
端末装置)からAVサーバシステム10に蓄積されたフ
ァイルに対してアクセスする場合に、各NFSクライア
ントにとって、まるで自分のディスク上のファイルに対
してアクセスしているかのように見せるようにするため
のものである。これにより、CG作成装置3のユーザ
は、あたかもCG作成装置3内のディスクにアクセスす
るのと同じ感覚で、生成した描画コマンドをディスクア
レイ2−1〜2−4に格納したり、ディスクアレイ2−
1〜2−4に格納されている描画コマンドを読み出すこ
とができるようになっている。なお、CG作成装置3や
他の端末装置は、このような処理を可能とするため、N
FSクライアントと呼ばれるプログラムを備えているも
のとする。
【0034】また、Telnetプロトコルは、インタ
ーネットの標準プロトコルの1つであり、手元の端末装
置から遠隔地にあるホストにログインして直接操作でき
るようにする端末エミュレーション用プロトコルであ
る。本実施の形態では、通信バス17上の通信プロトコ
ルをTelnetに準拠して規定するようにしている。
これにより、例えば、CG作成装置3のユーザは、AV
サーバシステム10に対してTelnetでログイン
し、再生の指示と入出力処理部11−1〜11−nのう
ちの出力ポートの指定とを含むAV再生要求コマンドを
実行することにより、その指定された入出力処理部11
−iからAV出力データ7−iを出力させることができ
るようになっている。また、外部からAVサーバシステ
ム10へのAV入力データ9−iの入力処理について
も、CG作成装置3等から同様の手順で行うことができ
るようになっている。
【0035】CPU135は、CG作成装置3等から通
信路4を介してシリアル入出力部131によって取り込
まれた各種のコマンドを解読して、内部バス138を介
して、対応する内部制御コマンドおよびその内部制御コ
マンドの実行に必要なデータをバッファ132,13
6,137に出力するようになっている。具体的には、
内部制御コマンドとしては、入出力処理部11−1〜1
1−nに対するAV記録コマンドおよびAV再生コマン
ド、描画処理部12に対する描画再生コマンド、ディス
クアレイ部2に対する描画コマンド書込コマンドおよび
描画コマンド読出コマンドがある。また、内部制御コマ
ンドの実行に必要なデータとしては、CG作成装置3か
ら送られてきた描画コマンドタ、ディスクアレイ2−1
〜2−4におけるファイル格納アドレスまたはファイル
格納先アドレス、さらに、出力ポートまたは入力ポート
として入出力処理部11−1〜11−nのいずれを選択
するかを示すデータ等がある。
【0036】ここで、ファイル格納アドレスは、CG作
成装置3等から描画コマンドの読み出し要求があったと
きに、CPU135が通信バス17を介して主制御部1
4のファイルシステム14aにアクセスして取得される
もので、読み出し要求がなされたファイル名の描画コマ
ンドデータがディスクアレイ2−1〜2−4上のどの位
置(セクタ)に書き込まれているかを示すアドレスデー
タである。また、ファイル格納先アドレスは、CG作成
装置3等から描画コマンドデータの書き込み要求があっ
たときに、CPU135が通信バス17を介して主制御
部14のファイルシステム14aにアクセスして取得さ
れるもので、書き込み要求がなされたファイル名の描画
コマンドデータをディスクアレイ2−1〜2−4上のど
の位置(セクタ)に書き込むべきかを示すアドレスデー
タである。
【0037】上記の内部制御コマンドおよび必要なデー
タのうち、AV記録コマンドおよびAV再生コマンド
は、入出力処理部11−1〜11−nのいずれを選択す
るかを示すデータと共にバッファ132に送られ、さら
に、通信バス17を介して該当する入出力処理部11−
1〜11−nに送られる。描画再生コマンドもまた、バ
ッファ132に送られ、さらに、通信バス17を介して
描画処理部12に送られる。また、描画コマンドデータ
書込コマンドは、ディスクアレイ2−1〜2−4におけ
るファイル格納先アドレスおよび描画コマンドと共にバ
ッファ136に送られ、また、描画コマンド読出コマン
ドはファイル格納アドレスと共にバッファ136に送ら
れる。そして、バッファ136に送られたこれらの内部
制御コマンドおよびデータは、4つに分割されてディス
クアレイ2−1〜2−4に送られる。一方、ディスクア
レイ2−1〜2−4から読み出された描画コマンドデー
タは、一旦バッファ137に蓄えられ、ここで多重化さ
れて描画コマンドとなり、内部バス138を介してシリ
アル入出力部131に送られ、さらに、通信路4を介し
てCG作成装置3に送られるようになっている。
【0038】そして、CPU135は、主制御部14か
ら入力されるタイムスロット信号18によって規定され
る自己用のタイムスロット内においてディスクアレイ2
−1〜2−4に対するアクセスを行うようにタイミング
制御を行う。
【0039】図4は図2に示した描画処理部12の構成
を表すものである。この図に示したように、描画処理部
12は、描画回路121と、通信バス17に接続された
バッファ122と、一時的なデータ記憶のために用いら
れるワークメモリとしてのRAM123と、この描画処
理部12全体の動作を記述したプログラムが格納された
ROM124と、この描画処理部12の全体動作を制御
するCPU125と、下りデータ線129aによって下
りデータバス15−1〜15−4に接続されたバッファ
126と、上りデータ線129bによって上りデータバ
ス16−1〜16−4に接続されたバッファ127とを
備えている。これらの各部は内部バス128によって相
互に接続されている。
【0040】描画回路121は、例えば図5に示したよ
うに、座標変換部121aと、描画部121bと、メモ
リ121cとを含んで構成される。座標変換部121a
は、3次元座標系の描画コマンドを2次元座標系に変換
して描画部121bに入力するためのものである。描画
部121bは、入力された2次元座標系の描画コマンド
を基に、実際のテロップ等を表すドット単位のCG画像
データを生成してメモリ121cに入力する。メモリ1
21cは、1フレーム分のCG画像データがそろった時
点で、これを出力するようになっている。ここで、描画
回路121が本発明における「描画手段」に対応する。
【0041】ROM134は、CPU125が実行する
プログラムを格納しており、CPU125によって随時
参照される。CPU125は、ネットワークI/F部1
3からの描画再生コマンドを取り込んで、ディスクアレ
イ2−1〜2−4から描画コマンドを読み出し、これを
描画回路121に入力し、そこでCG画像データを描画
するという一連の動作を制御するようになっている。こ
の一連の動作は、主制御部14から供給されているタイ
ムスロット信号18によって割り当てられたタイムスロ
ット期間内に行われる。
【0042】バッファ122は、通信バス17を介して
送られてきた内部制御コマンドを一旦蓄えてからCPU
125に送出する機能を有する。そのような内部制御コ
マンドとしては、ネットワークI/F部13から送られ
てきた描画再生コマンドがある。バッファ126は、C
PU125が発行した描画コマンド読出コマンドを一旦
蓄えてからディスクアレイ2−1〜2−4に出力すると
いう機能を有し、また、バッファ127は、ディスクア
レイ2−1〜2−4から読み出された描画コマンドデー
タを多重化して描画コマンドとなし、これを描画回路1
21に供給するという機能を有する。
【0043】このように、描画処理部12は、下りデー
タバス15−1〜15−4を介して、ディスクアレイ2
−1〜2−4に格納されている描画コマンドを読み出す
ための描画コマンド読出コマンドをディスクアレイ2−
1〜2−4に送ると共に、ディスクアレイ2−1〜2−
4から読み出されて上りデータバス16−1〜16−4
を介して送られてきた描画コマンドデータを多重化し、
これにより得られた描画コマンドを基に描画処理を行
い、CG画像としてのドット単位の描画画像出力データ
8を出力するという動作を行うようになっている。
【0044】図6は、図2における入出力処理部11−
jの概略構成を表すものである。この図に示したよう
に、入出力処理部11−jは、ディスクアレイ2−1〜
2−4に対してAV入力データ9−jを記録する動作を
行う入力処理部111と、ディスクアレイ2−1〜2−
4からAV出力データ7−jを再生して出力する動作を
行う出力処理部112と、これらを制御するためのCP
U113と、CPU113の動作を記述した処理プログ
ラムを格納したROM114と、ワークメモリとしての
RAM115と、通信バス17に接続されたバッファ1
16とを備えている。これらの各部間は内部バス117
によって接続されている。CPU113には、主制御部
14からタイムスロット信号18が入力されるようにな
っている。
【0045】入力処理部111は、AV入力データ9−
jが入力される入力I/F部1111と、入力I/F部
1111の出力端側に設けられたシリアル/パラレル
(S/P)変換部1112と、S/P変換部1112の
出力端側に並列に設けられた4つのバッファメモリ11
13−1〜1113−4と、バッファメモリ1113−
1〜1113−4の各出力端側に設けられたバスI/F
1114−1〜1114−4とを備えている。バスI/
F1114−1〜1114−4の各出力端は、それぞれ
対応するようにして、下りデータバス15−1〜15−
4に接続されている。
【0046】出力処理部112は、入力端が上りデータ
バス16−1〜16−4にそれぞれ対応するようにして
接続されたバスI/F1124−1〜1124−4と、
バスI/F1124−1〜1124−4の各出力端側
に、それぞれ対応するようにして接続された4つのバッ
ファメモリ1123−1〜1123−4と、バッファメ
モリ1123−1〜1123−4の出力端側に共通に設
けられたパラレル/シリアル(P/S)変換部1122
と、P/S変換部1122の出力端側に設けられ、AV
出力データ7−jを出力する出力I/F部1121とを
備えている。
【0047】入力I/F部1111は、入力されたAV
入力データ9−jから有効画素部分を切り出してS/P
変換部1112に供給し、S/P変換部1112は、入
力されたシリアルのAV入力データをパラレルのAVデ
ータ(ここでは4つのデータストリーム)に分割する処
理と、分割されたAVデータをそれぞれ記録用のフォー
マットに変換する処理とを行い、それぞれをバッファメ
モリ1113−1〜1113−4に入力するようになっ
ている。具体的には、データ圧縮符号化等の処理を行
う。バッファメモリ1113−1〜1113−4は、タ
イムスロット信号18により割り当てられたタイムスロ
ット内の所定のタイミングで、それぞれに記憶されたデ
ータをバスI/F1114−1〜1114−4に供給す
る。バスI/F1114−1〜1114−4は、それぞ
れ、供給されたデータに対して記録コマンドとディスク
アレイ2−1〜2−4における格納先アドレスとを付加
して下りデータバス15−1〜15−4上に送出するよ
うになっている。ここで、格納先アドレスは、CPU1
13がバッファ116および通信バス17を介して主制
御部14のファイルシステム14aにアクセスして取得
されるものである。
【0048】バスI/F1124−1〜1124−4
は、それぞれ、タイムスロット信号18により割り当て
られたタイムスロット内の所定のタイミングで対応する
上りデータバス16−1〜16−4を介して対応するデ
ィスクアレイ2−1〜2−4から読み出されたデータ
を、対応するバッファメモリ1123−1〜1123−
4に供給するようになっている。バッファメモリ112
3−1〜1123−4は、それぞれ、入力されたデータ
を一旦蓄積してから所定のタイミングでP/S変換部1
122に供給する。P/S変換部1122は、バッファ
メモリ1123−1〜1123−4からそれぞれ入力さ
れたデータに対するデータ伸長復号化等の処理と、それ
ぞれ復号化された4つのストリームのデータを1つのシ
リアルデータに変換する処理とを行い、このシリアルデ
ータを出力I/F部1121に供給する。そして、出力
I/F部1121は、P/S変換部1122からのシリ
アルデータをAV出力データ7−jとして出力するよう
になっている。
【0049】次に、図7を参照して、ディスクアレイ2
−iの構成について簡単に説明する。図7はディスクア
レイ2−iの概略構成を表すものである。この図に示し
たように、ディスクアレイ2−iは、記録すべきデータ
を分割した分割データと記録すべきデータに対するエラ
ー検出および訂正用のパリティデータとを記録するため
の情報記録再生手段としての複数のHDD21と、これ
らのHDD21に接続された分割・単一化部22と、こ
の分割・単一化部22と下りデータバス15−iとを接
続するためのバスインタフェース23と、分割・単一化
部22と上りデータバス16−iとを接続するためのバ
スインタフェース24と、ディスクアレイ2−i全体の
制御を行う制御手段としてのCPU25とを備え、冗長
性の確保、記録再生時の転送レートの高速化および大容
量化を可能としたいわゆるRAID(Redundant Array
of Inexpensive Disks)として構成されている。
【0050】HDD21は、ランダムアクセス可能な記
録媒体としてのハードディスク(磁気ディスク)におけ
る任意の記録領域にアクセスして、ハードディスクに対
するデータの記録動作または再生動作を行うようになっ
ている。なお、複数のHDD21のうちの1台はパリテ
ィデータ専用になっている。分割・単一化部22は、各
HDD21を制御するSCSI(Small Computer System
Interface) コントローラ26を、1つのHDD21に
つき1つずつ有している。また、分割・単一化部22
は、下りデータバス15−iから入力されるAVデータ
や描画コマンドデータおよび各HDD21より再生され
たAVデータや描画コマンドデータを一時的に保存する
データ用のバッファ(図示せず)を有している。
【0051】バスインタフェース23は、記録または再
生を指示するコマンドを保存するためのバッファ(図示
せず)を有しており、下りデータバス15−iから入力
されるAVデータ等と記録または再生を指示するコマン
ドとを分けて、後者のコマンドをバッファに保存し、前
者のAVデータ等を分割・単一化部22に出力するよう
になっている。
【0052】CPU25は、分割・単一化部22および
バスインタフェース23,24に接続されており、バス
インタフェース23に保存された記録または再生を指示
するコマンドの内容を確認して、分割・単一化部22の
SCSIコントローラ26に指示を与えて、各HDD2
1を制御するようになっている。また、CPU25は、
SCSIコントローラ26に与えた指示が実行されてい
るか否かおよびHDD21の異常等を表すステータスデ
ータを分割・単一化部22のSCSIコントローラ26
から受信し、バスインタフェース24を介して、上りデ
ータバス16−iに出力するようになっている。
【0053】次に、図8および図9を参照して、図1の
CG作成装置3によって描画コマンドを生成する際に使
用されるグラフィカルユーザインタフェイス(以下、G
UIという。)、および描画コマンドのフォーマット構
成について説明する。ここで、図8はCG作成装置3の
表示画面3aの表示例を表し、図9は図8の表示画面3
aに表示されたCG画像を表す描画コマンドのフォーマ
ット構成例を表す。
【0054】CG作成装置3は、描画コマンドの生成お
よびその編集のためのGUIを備えている。図8に示し
たように、このGUIは、ツールメニュー51とコマン
ドメニュー58とを有している。ツールメニュー51は
描画そのものに係る処理を行うのに用いられるもので、
GUIの動作中は常時表示されている。一方、コマンド
メニュー58は、描画された画面の保存や既に保存され
ている描画コマンドファイルを読み出す場合等に用いら
れるもので、通常は表示されていないが、図示しないマ
ウスを右クリックすることにより表示されるようになっ
ている。
【0055】本例において、ツールメニュー51は、選
択アイテム52、円アイテム53、消しゴムアイテム5
4、直線アイテム55、四角アイテム56、および文字
アイテム57という6種類の描画用アイテムを有する。
選択アイテム52は、既に描画された図形や文字を選択
または移動するために使用され、消しゴムアイテム54
は既に描画されている図形等を消去するために使用され
る。また、円アイテム53は円形、直線アイテム55は
直線、四角アイテム56は四角形、文字アイテム57は
文字をそれぞれ描画するために使用される。ツールメニ
ュー51のハッチング部をドラッグ(左クリックしたま
まマウス移動すること)によってツールメニュー51を
移動することができる。なお、ここに示したアイテムの
ほかに、例えば三角形や楕円等、他の図形を描画するた
めのアイテムを設けるようにしてもよい。
【0056】また、本例において、コマンドメニュー5
8は、Newアイテム59、Openアイテム60、C
loseアイテム61、Saveアイテム62、および
Quitアイテム63という5種類の描画用アイテムを
有する。Newアイテム59は、現在の画面をクリア
し、新たな画面を作成するのに使用される。Openア
イテム60は既にファイルとして保存されている描画コ
マンドを読み込んで画面に表示させるのに使用され、C
loseアイテム61は現在の画面を閉じるために使用
され、Saveアイテム62は現在の画面をファイルと
して保存するのに使用される。また、Quitアイテム
63は、このGUI処理を終了するときに使用される。
なお、ここに示したアイテムのほかに、他のファイル操
作機能をもったアイテムを設けるようにしてもよい。
【0057】図8に示した例では、四角の枠64の中に
「天気予報」という文字65が描かれている。この「天
気予報」という文字の周囲の四隅にある点66は、この
文字が選択されていることを示す。このようなCG画像
は、例えば図9に示したようなフォーマットの描画コマ
ンドファイルとしてCG作成装置3の図示しないディス
ク装置等に保存される。
【0058】図9(a)は、図8に示したCG画像全体
を表す描画コマンド70の全体フォーマット構成を表
し、同図(b)は図8に示したCG画像のうちの四角の
枠64に対応するオブジェクト74の内容を示し、同図
(c)は図8に示したCG画像のうちの「天気予報」と
いう文字65に対応するオブジェクト75の内容を示
す。ここで、オブジェクトとは、描画された最小単位の
グラフィック画像を表すデータをいう。図9(a)に示
したように、本例における描画コマンド70は、オブジ
ェクト数(本例では2個)を表すデータ71と、個々の
オブジェクトを指示するための2つのポインタ72,7
3と、2つのオブジェクト74,75とを含んで構成さ
れている。同図(b)に示したように、オブジェクト7
4は、オブジェクトのタイプを表すデータ76と、オブ
ジェクトの左端の座標を表すデータ77と、オブジェク
トの上端の座標を表すデータ78と、オブジェクトの幅
を表すデータ79と、オブジェクトの高さを表すデータ
80とを含んでいる。また、同図(c)に示したよう
に、オブジェクト75は、オブジェクトのタイプを表す
データ81と、オブジェクトの左端の座標を表すデータ
82と、オブジェクトの上端の座標を表すデータ83
と、オブジェクトである文字のフォントタイプを表すデ
ータ84と、オブジェクトである文字列(本例では「天
気予報」)を表すデータ85とを含んでいる。ここで、
オブジェクトタイプは、例えば、直線が“0”、四角形
が“1”、円が“2”、文字が“3”というようにセッ
トされる。したがって、本例では、オブジェクト74の
オブジェクトタイプは“1”、オブジェクト75のオブ
ジェクトタイプは“3”となる。
【0059】次に、図10ないし図16を参照して、以
上のような構成のAVサーバシステム10の動作を説明
する。
【0060】まず、図10ないし図13を参照して、ユ
ーザがCG作成装置3のGUIによって描画コマンドを
生成する際の処理について説明する。ここで、図10お
よび図11はGUIの全体の処理内容を表し、図12は
図11のステップS115におけるオブジェクト処理の
内容を表し、図13は図11のステップS120におけ
るファイル処理の内容を表す。
【0061】図10および図11を参照して、GUIの
全体の処理内容を説明する。ツールメニュー51のう
ち、直線アイテム55が左クリックされると(図10ス
テップS101;Y)、GUIは直線アイテム55を選
択し(ステップS102)、選択アイテム52が左クリ
ックされると(ステップS103;Y)、GUIは選択
アイテム52を選択し(ステップS104)、四角アイ
テム56が左クリックされると(ステップS105;
Y)、GUIは四角アイテム56を選択し(ステップS
106)、円アイテム53が左クリックされると(ステ
ップS107;Y)、GUIは円アイテム53を選択し
(ステップS108)、文字アイテム57が左クリック
されると(ステップS109;Y)、GUIは文字アイ
テム57を選択し(ステップS110)、消しゴムアイ
テム54が左クリックされると(ステップS111;
Y)、GUIは消しゴムアイテム54を選択する(ステ
ップS112)。そして、以上の各処理の後、ステップ
S101に戻る。
【0062】ツールメニュー51以外の場所が左クリッ
クされたときは(図11ステップS113;Y)、選択
アイテム52が選択されているか否かを調べ、選択され
ていない場合には(ステップS114;N)、オブジェ
クト処理(図12)に進み(ステップS115)、この
オブジェクト処理が終了したのち、ステップS101に
戻る。一方、ツールメニュー51以外の場所が左クリッ
クされた場合において選択アイテム52が選択されてい
る場合には(ステップS114;Y)、さらに、その左
クリックされた場所がいずれかのオブジェクト上である
か否かを調べる(ステップS116)。この結果、オブ
ジェクト上であるときは(ステップS116;Y)、そ
のオブジェクトを選択して、ステップS101に戻る。
一方、左クリックされた場所がオブジェクト上でないと
きは(ステップS116;N)、選択されているオブジ
ェクトがあればその選択を解除してから(ステップS1
18)ステップS101に戻り、選択されているオブジ
ェクトがなければそのままステップS101に戻る。
【0063】また、画面上のいずれかの場所でマウスが
右クリックされたときは(ステップS119;Y)、図
13に示すファイル処理を行い(ステップS120)、
その後ステップS101に戻る。
【0064】次に、図12を参照して、図11のステッ
プS115におけるオブジェクト処理の内容を説明す
る。図11で説明したように、ツールメニュー51以外
の場所が左クリックされた場合において、選択アイテム
52が選択されていない場合には、まず、左クリックさ
れたときに選択されているアイテムが消しゴムアイテム
54であるか否かを調べる(図12ステップS20
1)。この結果、消しゴムアイテム54が選択されてい
るときには(ステップS201;Y)、さらに、左クリ
ックされた場所がいずれかのオブジェクト上であるか否
かを調べ(ステップS202)、オブジェクト上である
ときは(ステップS202;Y)、そのオブジェクトを
消去して図10のステップS101に戻り、オブジェク
ト上でないときは(ステップS202;N)、そのまま
図10のステップS101に戻る。一方、消しゴムアイ
テム54が選択されていないときには(ステップS20
1;N)、次のステップS204に進む。
【0065】次に、GUIは、左クリックされたときに
選択されているアイテムが直線アイテム55であるか否
かを調べる(ステップS204)。この結果、直線アイ
テム55が選択されているときは(ステップS204;
Y)、左クリックされた位置とその後マウスがドラッグ
された位置との間に直線を描画し(ステップS20
5)、図10のステップS101に戻る。直線アイテム
55が選択されていないときは(ステップS204;
N)、次のステップS206に進む。
【0066】次に、GUIは、左クリックされたときに
選択されているアイテムが四角アイテム56であるか否
かを調べる(ステップS206)。この結果、四角アイ
テム56が選択されているときは(ステップS206;
Y)、左クリックされた位置とその後マウスがドラッグ
された位置とを結ぶ線分を対角線とする四角形を描画し
(ステップS207)、図10のステップS101に戻
る。四角アイテム56が選択されていないときは(ステ
ップS206;N)、次のステップS208に進む。
【0067】次に、GUIは、左クリックされたときに
選択されているアイテムが円アイテム53であるか否か
を調べる(ステップS208)。この結果、円アイテム
53が選択されているときは(ステップS208;
Y)、左クリックされた位置とその後マウスがドラッグ
された位置とを結ぶ線分を直径とする円を描画し(ステ
ップS209)、図10のステップS101に戻る。円
アイテム53が選択されていないときは(ステップS2
08;N)、次のステップS210に進む。
【0068】次に、GUIは、左クリックされたときに
選択されているアイテムが文字アイテム57であるか否
かを調べる(ステップS210)。この結果、文字アイ
テム57が選択されているときは(ステップS210;
Y)、キーボード(図示せず)からの入力を受け付け、
その左クリックされた位置を左上端として、入力された
文字列を描画し(ステップS211)、図10のステッ
プS101に戻る。文字アイテム57が選択されていな
いときは(ステップS210;N)、そのまま図10の
ステップS101に戻る。
【0069】次に、図13を参照して、図11のステッ
プS120におけるファイル処理の内容を説明する。画
面上のいずれかの場所でマウスが右クリックされると
(図11ステップS119;Y)、その場所にコマンド
メニュー58(図8)を表示する(図13ステップS3
01)。ここで、Newアイテム59が右クリックされ
ると(ステップS302;Y)、現在の画面をクリアし
て新たな画面を作成する(ステップS303)。Ope
nアイテム60が右クリックされると(ステップS30
4;Y)、図示しないディスク装置に既に保存されてい
る描画コマンドファイルを読み込み、この描画コマンド
を実行して描画したCG画像を画面に表示させる(ステ
ップS305)。Closeアイテム61が右クリック
されると(ステップS306;Y)、現在開いている
(画面に表示されている)CG画像の描画コマンドファ
イルを閉じる(ステップS307)。Saveアイテム
62が右クリックされると(ステップS308;Y)、
現在開いている描画コマンドファイルを図9に示したフ
ォーマットで図示しないディスク装置に保存する(ステ
ップS309)。Quitアイテム63が右クリックさ
れると(ステップS310;Y)、現在開いている描画
コマンドファイルを閉じると共に、GUI処理を終了す
る(ステップS311)。コマンドメニュー58以外の
場所を右クリックされたときは(ステップS312;
Y)、このコマンドメニュー58を消去する(ステップ
S313)。
【0070】次に、図14ないし図16を参照して、A
Vサーバ1側の動作を説明する。
【0071】まず、図14を参照して、CG作成装置3
からAVサーバ1に対して描画コマンドを送受信する場
合のAVサーバ1側の処理を説明する。ここで、CG作
成装置3とAVサーバ1との間での描画コマンドのやり
とりは、上記したように、CG作成装置3に常駐してい
るNFSクライアントプログラムと、AVサーバ1のネ
ットワークI/F部13のROM134に常駐している
NFSサーバプログラムとによって制御されるので、C
G作成装置3のユーザは自分のディスク装置に対してア
クセスしているのと全く同じ手順で描画コマンドのファ
イル操作をすることが可能である。
【0072】図14は、NFSを利用してCG作成装置
3とAVサーバ1との間で行う描画コマンドの送受信処
理のうち、AVサーバ1におけるネットワークI/F部
13の主としてCPU135が行う処理を表すものであ
る。CPU135は、通信路4を介してCG作成装置3
からコマンドが送られてくると、これを受け取って解読
し、コマンドの指示内容およびアクセス対象のファイル
名を抽出する。この結果、そのコマンドが、ディスクア
レイ2−1〜2−4に格納された描画コマンドファイル
を開くためのファイルオープンコマンドであったときは
(図14ステップS401;Y)、通信バス17を介し
て主制御部14のファイルシステム14aにアクセス
し、その要求のあったファイル名に対応するファイルハ
ンドルを獲得する(ステップS402)。ここで、ファ
イルオープンコマンドは、ディスクアレイ2−1〜2−
4上のファイルにアクセスするのに最初に必要なコマン
ドであり、ファイルを開くためのコマンドである。ま
た、ファイルハンドルは、ファイル名に対応した番号で
あり、例えば4バイト程度のデータで表される。ファイ
ルが開かれてからファイルが閉じられるまでの間、ファ
イル名の代わりにこのファイルハンドルが用いられる。
【0073】さて、CPU135は、獲得したファイル
ハンドルを通信路4を介してCG作成装置3に返し(ス
テップS403)、ステップS401に戻る。
【0074】CPU135は、取り込んだコマンドがフ
ァイルクローズコマンドであったときは(ステップS4
04;Y)、既に取得してあるファイルハンドルを破棄
して該当するファイル名のファイルを閉じ(ステップS
405)、ステップS401に戻る。
【0075】CPU135は、取り込んだコマンドが描
画コマンドファイルの読出コマンドであったときは(ス
テップS406;Y)、既に取得してあるファイルハン
ドルを基に主制御部14のファイルシステム14aにア
クセスして、ディスクアレイ2−1〜2−4におけるフ
ァイル格納アドレス(ディスク上のセクタ番号)を取得
する(ステップS407)。そして、取得したファイル
格納アドレスを基に、タイムスロット信号18によって
割り当てられたタイムスロット内のタイミングでディス
クアレイ2−1〜2−4にアクセスする(ステップS4
08)。具体的には、描画コマンド読出コマンドおよび
格納アドレスを出力し、バッファ136および下りデー
タバス15−1〜15−4を介してディスクアレイ2−
1〜2−4に供給する。その後、2タイムスロット待ち
(ステップS409)、ディスクアレイ2−1〜2−4
から上りデータバス16−1〜16−4を介して描画コ
マンドデータが読み出されてくると、バッファ136に
おいてこれらの描画コマンドデータを多重化して描画コ
マンドとし、通信路4を介してCG作成装置3に送出す
る(ステップS410)。そして、ステップS401に
戻る。ここで、2タイムスロット待つようにしているの
は、各ディスクアレイ2−1〜2−4(図7)のコント
ロール部(CPU25)がHDD21にアクセスするの
に要する時間を考慮したものである。
【0076】CPU135は、取り込んだコマンドが描
画コマンドの書込コマンドであったときは(ステップS
411;Y)、この取り込んだ書込コマンドと共に送ら
れてきた描画コマンドを受け取ってRAM133に一旦
格納すると共に(ステップS412)、既に取得してい
るファイルハンドルを基に主制御部14のファイルシス
テム14aにアクセスして、ディスクアレイ2−1〜2
−4におけるファイル格納先アドレス(ディスク上のセ
クタ番号)を取得する(ステップS413)。そして、
取得したファイル格納アドレスを基に、タイムスロット
信号18によって割り当てられたタイムスロット内のタ
イミングでディスクアレイ2−1〜2−4にアクセスす
る(ステップS414)。具体的には、描画コマンド書
込コマンド、ならびにRAM133内の描画コマンドお
よび取得したファイル格納先アドレスを出力し、バッフ
ァ136および下りデータバス15−1〜15−4を介
してディスクアレイ2−1〜2−4に供給する。そし
て、ステップS401に戻る。これにより、ディスクア
レイ2−1〜2−4の指定された格納先アドレスに描画
コマンドデータが書き込まれる。
【0077】次に、CG作成装置3からの要求に基づい
てAVサーバ1が動画像の記録・再生を行う場合および
CG画像を再生する場合の動作を説明する。
【0078】図1において、CG作成装置3からAVサ
ーバ1に対する動画像の記録・再生またはCG画像の再
生の要求は、まず、通信路4を介してAVサーバシステ
ム10に対してTelnetでログインしたのち、ファ
イルオープンコマンドを送り、さらにそれぞれ、AV記
録要求コマンド、AV再生要求コマンドまたはCG画像
再生要求コマンドを発行することで行われる。より具体
的には、動画像(AV入力データ9)の記録要求を行う
場合には、CG作成装置3はAVサーバ1に対して、フ
ァイルオープンコマンドと開くべきファイル名(ここで
は、ディスクアレイ2−1〜2−4に記録作成すべきA
Vファイル名)と入出力ポート指定データとを送り、さ
らに、AV記録要求コマンドを送る。ここで、入出力ポ
ート指定データは、AVサーバ1のうちのいずれの入出
力ポート(入出力処理部11−1〜11−n)から動画
像を入力して記録を行うかを示すものである。また、動
画像(AV出力データ7)の再生要求を行う場合には、
CG作成装置3はAVサーバ1に対して、ファイルオー
プンコマンドと開くべきファイル名(ここでは、ディス
クアレイ2−1〜2−4に記録されているAVファイル
名)と入出力ポートデータとを送り、さらに、AV再生
要求コマンドを送る。また、CG画像(描画画像データ
8)の再生要求を行う場合には、CG作成装置3はAV
サーバ1に対して、ファイルオープンコマンドと開くべ
きファイル名(ここでは、ディスクアレイ2−1〜2−
4に記録されている描画コマンドファイル名)とを送
り、さらに、CG画像再生要求コマンドを送る。
【0079】AVサーバ1のネットワークI/F部13
は、TelnetプロトコルでログインしたCG作成装
置3からファイルオープンコマンドが送られてくると、
これを受け取り、対応する内部制御コマンドであるファ
イルオープンコマンドを生成し、通信バス17を介し
て、入出力ポート指定データが指定する機能ユニット
(描画処理部12または入出力処理部11−1〜11−
nのいずれか)に対して、指定されたファイル名と共に
送出する。この場合、上記したように、通信バス17上
に送出されるファイルオープンコマンドもまたTeln
etプロトコルに従っている。以下に説明する他の内部
制御コマンド(描画再生コマンド、AV記録コマンド、
およびAV再生コマンド)についても同様である。
【0080】ネットワークI/F部13は、CG作成装
置3からCG画像再生要求コマンドが送られてくると、
これを受け取って、対応する内部制御コマンドである描
画再生コマンドを生成し、通信バス17を介して描画処
理部12に送出する。
【0081】また、ネットワークI/F部13は、CG
作成装置3からAV記録要求コマンドが送られてくる
と、これを受け取り、対応する内部制御コマンドである
AV記録コマンドを生成する。そして、生成したAV記
録コマンドを、既にファイルオープンコマンドと共に受
信済みのポート指定データが示す入出力処理部11−1
〜11−nのいずれかに対して通信バス17を介して送
出する。
【0082】また、ネットワークI/F部13は、CG
作成装置3からAV再生要求コマンドが送られてくる
と、これを受け取り、対応する内部制御コマンドである
AV再生コマンドを生成する。そして、生成したAV再
生コマンドを、既にファイルオープンコマンドと共に受
信済みのポート指定データが示す入出力処理部11−1
〜11−nのいずれかに対して通信バス17を介して送
出する。
【0083】次に、図15を参照して、描画処理部12
がネットワークI/F部13からの描画再生コマンドに
応答してディスクアレイ2−1〜2−4に格納された描
画コマンドを基にCG画像を再生し描画画像データ8と
して出力する場合の動作を説明する。なお、この図15
は描画処理部12の主としてCPU125が行う処理を
表す。
【0084】描画処理部12のCPU125は、通信バ
ス17を介してネットワークI/F部13からコマンド
が送られてくると、これを受け取って解読し、コマンド
の指示内容およびアクセス対象のファイル名を取り込
む。この結果、そのコマンドが、ディスクアレイ2−1
〜2−4に格納された描画コマンドファイルを開くため
のファイルオープンコマンドであったときは(図15ス
テップS501;Y)、通信バス17を介して主制御部
14のファイルシステム14aにアクセスし、その要求
のあったファイル名に対応するファイルハンドルを獲得
する(ステップS502)。そして、獲得したファイル
ハンドルを通信バス17を介してネットワークI/F部
13に返し(ステップS503)、ステップS501に
戻る。ネットワークI/F部13は、描画処理部12か
ら受け取ったファイルハンドルを、通信路4を介してC
G作成装置3に送る。以後、ファイルが閉じられるまで
の間、ファイル名の代わりにこのファイルハンドルが用
いられる。
【0085】CPU125は、取り込んだコマンドがフ
ァイルクローズコマンドであったときは(ステップS5
04;Y)、既に取得してあるファイルハンドルを破棄
して該当するファイル名のファイルを閉じ(ステップS
505)、ステップS501に戻る。
【0086】CPU125は、取り込んだコマンドが描
画再生コマンドであったときは(ステップS506;
Y)、ディスクアレイ2−1〜2−4から描画コマンド
データを読み出し、これを多重化して描画コマンドとし
て描画回路121に入力し、そこでCG画像データを描
画するという一連の動作を行う。より具体的には、ま
ず、既にファイルオープコマンドによって取得してある
ファイルハンドルを基に主制御部14のファイルシステ
ム14aにアクセスして、ディスクアレイ2−1〜2−
4におけるファイル格納アドレス(ディスク上のセクタ
番号)を取得する(ステップS507)。そして、取得
したファイル格納アドレスを基に、タイムスロット信号
18によって割り当てられたタイムスロット内のタイミ
ングでディスクアレイ2−1〜2−4にアクセスする
(ステップS508)。具体的には、描画コマンド読出
コマンドおよびファイル格納アドレスを出力し、バッフ
ァ126および下りデータバス15−1〜15−4を介
してディスクアレイ2−1〜2−4に供給する。その
後、2タイムスロット待ち(ステップS509)、ディ
スクアレイ2−1〜2−4から上りデータバス16−1
〜16−4を介して描画コマンドデータが読み出されて
くると、一旦バッファ127に蓄えられ、ここで4つの
ストリームの描画コマンドデータを多重化して描画コマ
ンドとし、これを描画回路121に入力する(ステップ
S510)。そして、ステップS501に戻る。描画回
路121は、入力された描画コマンドを基に描画処理を
行い、得られたCG画像データを描画画像出力データ8
として出力する。これらの一連の動作は、主制御部14
から供給されているタイムスロット信号18によって割
り当てられた各タイムスロット期間内に行われる。
【0087】次に、図16を参照して、入出力処理部1
1−1〜11−nがネットワークI/F部13からのA
V記録要求コマンドまたはAV再生要求コマンドに応答
してディスクアレイ2−1〜2−4に対するAVデータ
の記録または再生を行う場合の動作を説明する。なお、
この図16は入出力処理部11−j(図6)の主として
CPU113が行う処理を表す。
【0088】入出力処理部11−jのCPU113は、
通信バス17を介してネットワークI/F部13からコ
マンドが送られてくると、これを受け取って解読し、コ
マンドの指示内容およびアクセス対象のファイル名を取
り込む。この結果、そのコマンドが、ディスクアレイ2
−1〜2−4に格納されたAVファイルを開くためのフ
ァイルオープンコマンドであったときは(図16ステッ
プS601;Y)、通信バス17を介して主制御部14
のファイルシステム14aにアクセスし、その要求のあ
ったファイル名に対応するファイルハンドルを獲得する
(ステップS602)。そして、獲得したファイルハン
ドルを通信バス17を介してネットワークI/F部13
に返し(ステップS603)、ステップS601に戻
る。ネットワークI/F部13は、入出力処理部11−
jから受け取ったファイルハンドルを、通信路4を介し
てCG作成装置3に返送する。以後、ファイルが閉じら
れるまでの間、ファイル名の代わりにこのファイルハン
ドルが用いられる。
【0089】CPU113は、取り込んだコマンドがフ
ァイルクローズコマンドであったときは(ステップS6
04;Y)、既に取得してあるファイルハンドルを破棄
して該当するファイル名のファイルを閉じ(ステップS
605)、ステップS601に戻る。
【0090】CPU113は、取り込んだコマンドがA
V再生コマンドあったときは(ステップS606;
Y)、ディスクアレイ2−1〜2−4から該当するAV
ファイルのデータを順次読み出し、AV出力データ7−
iとして出力するという動作を行う。すなわち、まず、
既にファイルオープンコマンドによって取得してあるフ
ァイルハンドルを基に主制御部14のファイルシステム
14aにアクセスして、ディスクアレイ2−1〜2−4
におけるファイル格納アドレス(ディスク上のセクタ番
号)を取得する(ステップS607)。そして、取得し
たファイル格納アドレスを基に、タイムスロット信号1
8によって割り当てられた各タイムスロット内のタイミ
ングでディスクアレイ2−1〜2−4にアクセスする
(ステップS608)。より具体的には、AVデータ読
出コマンドおよびファイル格納アドレスを下りデータバ
ス15−1〜15−4を介してディスクアレイ2−1〜
2−4に供給する。その後、ディスクアレイ2−1〜2
−4から上りデータバス16−1〜16−4を介してA
Vデータが読み出されてくると、一旦バッファ1123
に蓄えたのち、P/S変換部1122において4つのス
トリームのAVデータを多重化して1フレーム分のシリ
アルの画像データとし、出力I/F部1121からAV
出力データ7−iとして出力する(ステップS60
9)。これらの動作は、主制御部14から供給されてい
るタイムスロット信号18によって割り当てられた各タ
イムスロット期間内に行われる。そして、要求されたA
Vファイルの再生がすべて終了すると、ステップS60
1に戻る。
【0091】CPU113は、取り込んだコマンドがA
V記録コマンドあったときは(ステップS610;
Y)、外部から供給されるAV入力データ9−iをディ
スクアレイ2−1〜2−4に記録するための一連の動作
を行う。すなわち、まず、既にファイルオープンコマン
ドによって取得してあるファイルハンドルを基に主制御
部14のファイルシステム14aにアクセスして、ディ
スクアレイ2−1〜2−4におけるファイル格納先アド
レス(ディスク上のセクタ番号)を取得する(ステップ
S611)。そして、取得したファイル格納先アドレス
を基に、タイムスロット信号18によって割り当てられ
た各タイムスロット内のタイミングでディスクアレイ2
−1〜2−4にアクセスする(ステップS612)。具
体的には、AVデータ書込コマンドおよびファイル格納
先アドレスを下りデータバス15−1〜15−4を介し
てディスクアレイ2−1〜2−4に供給する。その後、
外部から供給されるAV入力データ9−iを下りデータ
バス15−1〜15−4を介してディスクアレイ2−1
〜2−4に順次供給して記録する(ステップS61
3)。より具体的には、入力I/F部1111に入力さ
れた1フレーム分のシリアルのAV入力データ9−iを
S/P変換部1112で4つのストリームデータに分割
し、一旦バッファ1113に蓄えたのち、バスI/F1
114から下りデータバス15−1〜15−4を介して
ディスクアレイ2−1〜2−4に分配出力する。これら
の動作は、主制御部14から供給されているタイムスロ
ット信号18によって割り当てられた各タイムスロット
期間内に行われる。そして、要求されたAVファイルの
記録がすべて終了すると、ステップS601に戻る。
【0092】このように、本実施の形態に係るAVサー
バシステム10によれば、本来、実時間に沿って提供さ
れる第1の種類の情報としてのAVデータを取り扱うA
Vサーバ1が、それ以外の第2の種類の情報である描画
コマンドをも取り扱うようにすると共に、同じディスク
アレイ部2を用いてAVデータおよび描画コマンドの記
録・再生を行うようにしたので、動画像およびCG画像
等の静止画の取り扱いを一元化することができる。した
がって、例えば、動画像とCG画像とのスーパーインポ
ーズ処理を行う場合を考えると、予めCG作成装置にお
いて描画コマンドを実行してCG画像データに展開して
CG作成装置内に蓄えておきこのCG画像データをAV
サーバに転送して動画像と重ね合わせるという従来方法
に比べて、同一のAVサーバ1から動画像とCG画像と
を同期させて再生出力する処理が簡単になる。また、C
G作成装置の負荷を低減できると共に、利用者にとって
も操作が簡単になる。
【0093】また、本実施の形態に係るAV記録再生シ
ステムによれば、CG作成装置3によって作成したCG
画像を描画コマンドのままの形でAVサーバ1に転送す
るようにしたので、データ転送量が少なくなり、CG作
成装置3からAVサーバ1にCG画像を送るのに要する
時間を大幅に短縮することができ、システム全体として
の処理の高速化が可能となる。しかも、CG作成装置3
は、従来のように描画後のCG画像データを蓄積してお
くための大きな容量の記憶装置を必要としない。さら
に、AVサーバ1は、受け取った描画コマンドをCG画
像データに展開せずにそのままディスクアレイ部2に格
納するようにしたので、ディスクアレイ部2の記憶スペ
ースを大きく占有することがなく、ディスクアレイ部2
のAVデータ記憶可能容量を低下させることがない。
【0094】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。
【0095】図17は本発明の他の実施の形態に係る情
報記録再生装置としてのAVサーバシステムに用いられ
るAVサーバの概略構成を表すものである。本実施の形
態に係るAVサーバ1′は、上記実施の形態のAVサー
バ1(図2)から描画処理部12を削除すると共に、図
18に示したようにネットワークI/F部13′内の内
部バス138と出力用のバッファ136との間に描画回
路121を設けるようにしたものである。ここで、描画
回路121は図5に示したものと同じものである。ま
た、図17および図18において、上記実施の形態で示
した図2および図3の構成要素と同一部分には同一の符
号を付し、説明を省略する。その他のシステム構成およ
び各装置の内部構成は上記実施の形態の場合と同様であ
る。
【0096】本実施の形態のAVサーバ1′では、CG
作成装置3からCG画像の書込要求があったときは、ネ
ットワークI/F部13′が、受け取った描画コマンド
を描画回路121に入力して描画処理を行い、この描画
回路121から出力されたCG画像データをディスクア
レイ2−1〜2−4に送って記録させる。一方、CG作
成装置3からCG画像の読出要求があったときは、ネッ
トワークI/F部13′が、ディスクアレイ2−1〜2
−4からCG画像データを読み出し、これをそのままC
G作成装置3に送出する。
【0097】また、本実施の形態のAVサーバ1′で
は、CG作成装置3からCG画像の再生要求があったと
きは、入出力処理部11−jが、AVデータと同様の手
順でCG画像をディスクアレイ2−1〜2−4から読み
出して、描画画像データ8−jとして出力する。
【0098】その他の処理は上記実施の形態と同様であ
るので、説明を省略する。
【0099】このように、本実施の形態に係るAVサー
バシステム10によれば、描画処理部12が不要となる
ので、AVサーバ1′の構成が簡単となる。また、ディ
スクアレイ部2には、展開されたCG画像データの形で
CG画像が蓄積されているので、このCG画像データを
読み出して、AV出力データ7−jを出力していないい
ずれかの入出力処理部11−jから出力するようにすれ
ばよい。すなわち、描画画像データ8を他のAV出力デ
ータ7−jと同等に取り扱うことができる。このため、
上記実施の形態ではスーパーインポーザ5(図1)は描
画画像データ8を取り込むための専用の入力ポートを備
える必要があったのに対し、本実施の形態では、入出力
処理部11−jから描画画像データ8を出力することが
できるので、スーパーインポーザ5に描画画像データ8
用の専用入力ポートを備える必要がなくなる。
【0100】以上、いくつかの実施の形態を挙げて本発
明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定さ
れず、種々の変形が可能である。例えば、上記の各実施
の形態では、AVサーバ1とディスクアレイ部2とを別
体として構成するようにしたが、両者を一体に構成して
もよい。また、上記の各実施の形態では、ディスクアレ
イ2−1〜2−4をRAID構成としたが、これに限ら
れない。また、上記の各実施の形態では、ディスクアレ
イ2−1〜2−4内の記録再生手段としてHDD21を
用いたが、これに限られず、ランダムアクセス可能な記
録媒体を用いるものであればよく、例えば光磁気ディス
クを用いる光磁気ディスク装置でもよい。
【0101】また、上記の各実施の形態では、AVサー
バ1に対するCG画像再生要求、AV記録要求およびA
V再生要求をCG作成装置3から行うようにしたが、通
信路4に接続された他の図示しない端末装置から行うよ
うにしてもよい。
【0102】また、上記の各実施の形態は、例えば放送
局等においてAVデータの記録・再生に使用されるマル
チチャネルビデオサーバを想定して説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、その他の種類のデー
タの記録および再生に使用される装置にも適用すること
が可能である。
【0103】さらに、上記の各実施の形態では、第2の
種類の情報が描画コマンドである場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、第2の種
類の情報は実時間に沿って提供される情報以外のもので
あればよく、他のコマンドや一般的なテキストデータ等
であってもよい。例えば、複数の画像を切り替えるため
のスイッチャと呼ばれる装置を制御するためのスイッチ
ャ制御コマンドや、特殊な音響効果を出させるために作
られた音響生成コマンドや、表示画像の明るさやコント
ラスト等を制御するための画質制御コマンド等であって
もよい。これらの場合には、例えば、動画像の内容と制
御コマンドとを適宜連動させるようにすれば、従来にな
い面白い効果を得ることも可能になる。その場合には、
それぞれのコマンドに適した態様のハードウェア、具体
的にはそれぞれのコマンドを直接実行可能な回路基板を
搭載するようにすればよい。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし6
のいずれかに記載の情報記録再生装置もしくは請求項7
記載の情報記録再生装置の制御方法によれば、実時間に
沿って提供される第1の種類の情報のみならず、第1の
種類の情報以外の第2の種類の情報をも同じ情報蓄積手
段に記録しまたは同じ情報蓄積手段から再生するように
したので、2つの異なる種類の情報を統一的に取り扱う
ことができ、装置構成および処理を簡略化することがで
きるという効果がある。
【0105】特に、請求項2記載の情報記録再生装置に
よれば、第2の情報記録再生手段を、第2の種類の情報
に適した態様で情報の入出力を行い得るものであるよう
に構成したので、さらに、実時間に沿って提供される第
1の種類の情報以外の様々な種類の情報にも適用可能に
なるという効果がある。
【0106】また、請求項3記載の情報記録再生装置に
よれば、第2の種類の情報が描画コマンドであるように
構成したので、本来第1の種類の情報としての音声およ
び動画像を取り扱うものとされている情報記載再生装置
によって描画コマンドをも併せて一元的に取り扱うこと
が可能となる。
【0107】特に、請求項4記載の情報記録再生装置に
よれば、第2の情報記録再生手段に、描画コマンドに基
づいて画像を描画し得る描画手段を持たせるようにした
ので、例えば動画像とコンピュータグラフィック画像等
を重ね合わせる処理を行う場合には、別の装置で予めコ
ンピュータグラフィック画像を描画作成したうえでこの
大量のデータを情報記録再生装置に送るという従来行っ
ていた処理が不要となる。したがって、操作が簡略化
し、処理速度も向上するという効果がある。
【0108】また、請求項5記載の情報記録再生装置に
よれば、データ量の小さい描画コマンドの形で情報蓄積
手段に記録すると共に、情報蓄積手段から読み出した描
画コマンドを基に描画手段により描画処理を行うように
したので、描画コマンドは情報蓄積手段におけるごく僅
かな記憶領域を占有するに過ぎず、情報蓄積手段の記憶
容量を殆ど低下させることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る情報記録再生装置
としてのAVサーバを用いて構成されたAV記録再生シ
ステムの概略構成を表すブロック図である。
【図2】図1におけるAVサーバの要部構成を表すブロ
ック図である。
【図3】図2におけるネットワークI/F部の要部構成
を表すブロック図である。
【図4】図2における描画処理部の要部構成を表すブロ
ック図である。
【図5】図4における描画回路の要部構成を表すブロッ
ク図である。
【図6】図2における入出力処理部の要部構成を表すブ
ロック図である。
【図7】図2におけるディスクアレイの要部構成を表す
ブロック図である。
【図8】図1におけるCG作成装置の画面の一表示例を
表す図である。
【図9】図1のCG作成装置によって作成された描画コ
マンドのフォーマット構成の一例を表す図である。
【図10】図1のCG作成装置が備えるGUIによる一
処理例を表す流れ図である。
【図11】図10に続く流れ図である。
【図12】図10におけるオブジェクト処理の一例を表
す流れ図である。
【図13】図10におけるファイル処理の一例を表す流
れ図である。
【図14】図3に示したネットワークI/F部の主な動
作を表す流れ図である。
【図15】図4に示した描画処理部の主な動作を表す流
れ図である。
【図16】図6に示した入出力処理部の主な動作を表す
流れ図である。
【図17】本発明の他の実施の形態に係る情報記録再生
装置としてのAVサーバの概略構成を表すブロック図で
ある。
【図18】図17に示したAVサーバにおけるネットワ
ークI/F部の要部構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
1,1′…AVサーバ、2…ディスクアレイ部、2−1
〜2−4…ディスクアレイ、3…CG作成装置、4…通
信路、5…スーパーインポーザ、7−1〜7−n…AV
出力データ、8、8−1〜8−n…描画画像データ、9
−1〜9−n…AV入力データ、10…AVサーバシス
テム、11−1〜11−n…入出力処理部、12…描画
処理部、13,13′…ネットワークI/F部、14…
主制御部、15−1〜15−4…下りデータバス、16
−1〜16−4…上りデータバス、17…通信バス、1
21…描画回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を蓄積可能な情報蓄積手段に対し
    て、実時間に沿って提供される第1の種類の情報の記録
    動作または前記情報蓄積手段からの前記第1の種類の情
    報の再生動作を行う第1の情報記録再生手段と、 前記情報蓄積手段に対して、前記第1の種類の情報以外
    の第2の種類の情報の記録動作または前記情報蓄積手段
    からの前記第2の種類の情報の再生動作を行う第2の情
    報記録再生手段とを備えたことを特徴とする情報記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の情報記録再生手段は、前記第
    2の種類の情報に適した態様で情報の入出力を行い得る
    ものであることを特徴とする請求項1記載の情報記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の種類の情報は、画像を描画す
    るための描画コマンドであることを特徴とする請求項1
    記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の情報記録再生手段は、画像を
    描画するための描画コマンドに基づいて画像を描画し得
    る描画手段を有することを特徴とする請求項1記載の情
    報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の情報記録再生手段は、描画コ
    マンドをそのまま前記情報蓄積手段に記録すると共に、
    前記情報蓄積手段から読み出した描画コマンドを基に前
    記描画手段により描画処理を行い、得られた描画画像デ
    ータを出力するという動作を行うことを特徴とする請求
    項4記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の情報記録再生手段は、描画コ
    マンドを基に前記描画手段により描画処理を行い、得ら
    れた描画画像データを前記情報蓄積手段に記録し、 前記第1の情報記録再生手段は、前記情報蓄積手段から
    前記描画画像データを読み出して出力するという動作を
    行うことを特徴とする請求項4記載の情報記録再生装
    置。
  7. 【請求項7】 情報を蓄積可能な情報蓄積手段に対する
    情報の記録および再生を行う情報記録再生装置の制御方
    法であって、 実時間に沿って提供される第1の種類の情報を前記情報
    蓄積手段に記録するための動作、または前記情報蓄積手
    段から前記第1の種類の情報を再生するための動作を行
    わせると共に、 前記第1の種類の情報以外の第2の種類の情報を前記情
    報蓄積手段に記録するための動作、または前記情報蓄積
    手段から前記第2の種類の情報を再生するための動作を
    行わせることを特徴とする情報記録再生装置の制御方
    法。
JP10001049A 1998-01-06 1998-01-06 情報記録再生装置およびその制御方法 Pending JPH11203782A (ja)

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JP10001049A JPH11203782A (ja) 1998-01-06 1998-01-06 情報記録再生装置およびその制御方法
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