JP4808060B2 - 現像装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、現像装置およびこれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用する複写機、プリンタ等の画像形成装置は、感光体ドラム(像担持体)と、感光体ドラムに現像剤を供給して静電潜像を顕像化する現像装置とを備えている。現像装置は、一般に、現像剤が収容されるケーシングと、ケーシング内に感光体ドラムに対抗して配置される現像ローラと、現像剤をケーシング内で撹拌搬送する撹拌搬送スクリュー(撹拌搬送部材)とを備えている。撹拌搬送スクリューは、通常、軸部と、軸部の外周部に軸方向に螺旋状に形成されたスパイラル(羽根部)とを有している。
このような現像装置では、例えば一成分系現像剤としてのトナーを収容する場合において、撹拌搬送スクリューによりトナーが撹拌搬送されるにつれ、トナー表面のワックスや表面処理剤が徐々に剥がれるなどして流動性を失い、撹拌搬送スクリューのスパイラルに付着、堆積する場合がある。このような状態では、撹拌搬送スクリューの撹拌機能、搬送機能が阻害されてしまう。
そこで、従来の現像装置として、スパイラルの形状を改良してトナーが付着しにくくしたものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示すスパイラルでは、撹拌機能と搬送機能が両立するよう工夫されている。
なお、現像ローラ上のトナーの層厚規制を行う層厚規制ブレードに付着したトナーを掻き落とすための技術も知られている(例えば、特許文献2)。
一方、電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラムの周囲に、感光体ドラム表面に残留するトナーを除去するためのクリーニング装置をさらに備えている。クリーニング装置は、通常、感光体ドラム表面に当接するクリーニングブレードと、クリーニングブレードによって掻き落されたトナーを一方向に撹拌搬送する撹拌搬送スクリューとを有している。クリーニング装置においても、現像装置と同様に撹拌搬送スクリューにトナー付着する場合があるので、これを掻き落すべく、ポリエチレンテレフタレート製のフィルムを撹拌搬送スクリューの軸部から放射状に延びるように取り付けたものが知られている。
特開2000−250299 特開2001−249538
特許文献1の現像装置のように、スパイラルの形状を改良する方法では、スパイラルの形状が複雑になり、また、形状を改良してもトナーの付着を十分に防ぐことはできない。
また、上記クリーニング装置のように、樹脂性フィルムを採用する技術では、スパイラルに付着したトナーを掻き落すことはできるが、トナーを搬送する機能が阻害されるので、この技術を現像装置に採用した場合は、現像装置が備えるべき機能を十分に確保できない。
本発明の目的は、撹拌搬送部材を備えた現像装置において、撹拌搬送部材に現像剤が付着して撹拌機能及び搬送機能が低下することを抑えつつ、そのような構成を用意するのに要するコストを低減することにある。
請求項1に記載の現像装置は、ケーシングと、第1撹拌搬送部材と、現像剤除去ユニットとを備えている。ケーシングは、現像剤を収容可能である。第1撹拌搬送部材は、ケーシング内に回転自在に配置される第1軸部と、第1軸部の外周部に形成された螺旋状の第1羽根部とを有する。現像剤除去ユニットは、第1羽根部の螺旋ピッチに応じて軸方向に並べて配置されかつ第1羽根部に対し当接可能な複数の第1掻き落し部材と、ケーシングに保持され、複数の第1掻き落し部材を保持する保持部材とを有する。
この現像装置では、第1撹拌搬送部材の第1羽根部に付着した現像剤は、第1撹拌搬送部材の回転に伴って、保持部に保持された複数の第1掻き落し部材がそれぞれ対応する軸方向位置で第1羽根部に当接することで掻き落されるので、第1撹拌搬送部材に現像剤が付着、堆積するのを防止することができる。
そして、各第1掻き落し部材は、互いに別体であるため、配置される軸方向位置の羽根部の形状に応じて個別に作成することができ、例えば、複数の第1掻き落し部材を一体の部材として作成する場合に比べ、容易に作成でき、コストを低減することができる。
請求項2に記載の現像装置は、請求項1の現像装置において、第1撹拌搬送部材と平行にケーシング内に回転自在に配置される第2軸部と、第2軸部の外周部に形成された螺旋状の第2羽根部とを有する第2撹拌搬送部材をさらに備えている。現像剤除去ユニットは、第2羽根部の螺旋ピッチに応じて軸方向に並べて配置されかつ第2羽根部に対しそれぞれ当接可能な複数の第2掻き落し部材をさらに有し、第2掻き落し部材は、保持部材に保持されている。
この現像装置では、特に、循環撹拌方式の装置において、2本の撹拌搬送部材に付着した現像剤はそれぞれ、第1掻き落とし部材及び第2掻き落とし部材によって掻き落とされる。ここでは、各第1及び第2掻き落とし部材は、対応する配置位置に応じて個別に作成すればよいので、容易に作成でき、コスト低減を図ることができる。
請求項3に記載の現像装置は、請求項2の現像装置において、2つの撹拌搬送部材はそれぞれ、軸部の搬送方向先端部の外周部に形成されかつ他方の撹拌搬送部材側に現像剤を搬送するための径方向に延びる板状部をさらに有する。
この現像装置では、板状部により一方の撹拌搬送部材から他方の撹拌搬送部材に現像剤が受け渡されるので、循環効率が良くなる。
請求項4に記載の現像装置は、請求項1から3のいずれか1項の現像装置において、複数の掻き落し部材はそれぞれ、弾性を有する金属線材により形成されている。
この現像装置では、各掻き落とし部材は、弾性を有する金属線材で形成されていることから、撹拌搬送部材の回転によって羽根部が軸方向に移動するような動きにも追従して当接することができ、羽根部に付着した現像剤をより確実に掻き落とすことができる。
請求項5に記載の画像形成装置は、像担持体と、現像装置と、転写装置とを備えている。現像装置は、像担持体に現像剤を供給する請求項1からのいずれか1項に記載の装置である。転写装置は、像担持体に供給された現像剤を記録媒体に転写する装置である。
本発明によれば、第1撹拌搬送部材の第1羽根部に付着した現像剤は、第1撹拌搬送部材の回転に伴って、保持部に保持された複数の第1掻き落し部材がそれぞれ対応する軸方向位置で第1羽根部に当接することで掻き落されるので、第1撹拌搬送部材に現像剤が付着、堆積するのを防止することができる。そして、各第1掻き落し部材は、互いに別体であるため、配置される軸方向位置の羽根部の形状に応じて個別に作成することができ、例えば、複数の第1掻き落し部材を一体の部材として作成する場合に比べ、容易に作成でき、コストを低減することができる。
<画像形成装置の構成>
図1に、本発明の一実施形態が採用された画像形成装置としての複合機1を示す。
複合機1は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びスキャナとしての機能を併有する画像形成装置であり、操作パネル(図示せず)と、画像読取部5と、制御部(図示せず)と、給紙部9と、画像形成部11と、定着部13と、排紙部15とを備えている。
操作パネルは、原稿のコピーや読み取りを指示するためのスタートキーや、種々の印刷条件を設定するための設定キー等を有している。また、操作パネルは、種々の操作画面が表示されるタッチパネル式の液晶ディスプレイを有している。
画像読取部5は、複合機本体1a上面の原稿台2上の原稿の画像情報を読みとるためのものであり、図示しない光学系、CCD等を有している。
制御部は、CPU、RAM及びROM等を含むマイクロコンピュータで構成され、画像読取部5、画像形成部11等の入出力部の制御や、画像情報に対する画像処理等を行う。ROMには、これらの動作のための各種プログラムデータが格納され、CPUによりRAMに読み出され、実行される。
給紙部9は、複合機本体1aの底部に配置された複数の給紙カセット10と、複合機本体1aの側部に設けられた手差しトレイ12とを有し、これらにセットされた用紙(記録媒体)を1枚ずつ画像形成部11に向けて搬送するための給紙ローラ8及びこれを駆動する駆動用モータ(図示せず)を有している。
画像形成部11は、給紙部9から搬送される用紙に対し、電子写真プロセスによりトナー像を形成するものであり、所定の回転方向(矢印X方向)に回転駆動される感光体ドラム21(像担持体)と、感光体ドラム21の周囲に回転方向上流側から順に配置された、主帯電装置23、露光器25、現像装置27、転写装置29、クリーニング装置31、及び除電装置33を備えている。
感光体ドラム21は、表面に感光層を備えた回転体であり、画像形成命令を受けて所定の回転速度で回転する。
主帯電装置23は、高電圧が印可される帯電ワイヤを有し、この帯電ワイヤによるコロナ放電によって感光体ドラム21の表面に所定電位を付与することにより、感光体ドラム21を一様に帯電する。
露光器25は、レーザー光源、ポリゴンミラー等を有し、画像情報に基づいて、帯電した感光体ドラム21に対しレーザー光を照射することで、感光体ドラム21の表面電位が選択的に減衰され、静電潜像が形成される。
現像装置27は、感光体ドラム21に対しトナーを供給して、感光体ドラム21表面の静電潜像を顕像化するための装置である。詳細については後述する。
転写装置29は、感光体ドラム21表面に形成されたトナー像を、転写バイアスにより用紙側に転写するための装置である。
クリーニング装置31は、ケーシング32と、感光体ドラム21表面に当接するクリーニングブレード30と、ケーシング32内に掻き落とされたトナーを軸方向一側(図1において紙面奥側)に搬送するための撹拌搬送スクリュー(図示せず)とを有し、感光体ドラム21表面に残存するトナーを掻き取り、回収する。
除電装置33は、感光体ドラム21表面の残存電位を除去するためのものである。
定着部13は、画像形成部11の用紙搬送方向下流側に配置され、ヒータを内蔵する加熱ローラ16及び加圧ローラ18を有し、トナー像が転写された用紙は、両ローラ16,18にニップされることでトナー像が溶融定着される。
排紙部15は、定着部13を通った用紙を複合機本体1aの側部の排紙トレイ14に排紙するためのものであり、ローラ及びこれを駆動する駆動モータ等を有している。
また、複合機1は、他の入出力部として、自動原稿送り装置17、トナー補給装置(図示せず)等をさらに備えている。自動原稿送り装置17は、複合機本体1a上面に対し開閉自在に装着され、複数枚の原稿を1枚ずつ連続的に原稿台2に給紙することができる。トナー補給装置は、現像装置27の上方に配置されたトナーカートリッジ(図示せず)から、トナーを補給するためのものであり、現像装置27の残量検知センサ(図示せず)によりトナー残量が少なくなったことが検知されると補給動作を行う。
<現像装置>
次に、図2及び図3に基づいて、現像装置27について詳細に説明する。
なお、図3において、現像装置27の後端部の上面部は、説明の便宜のため省略されている。
現像装置27は、一成分系現像剤としてのトナーを用いて現像を行うものであり、ケーシング41と、現像ローラ43と、層厚規制ブレード45と、第1及び第2撹拌搬送スクリュー47,49(第1及び第2撹拌搬送部材)と、現像剤除去ユニット51と、現像バイアス印可手段53を備えている。
ケーシング41は、樹脂製の筐体であり、内側にはトナーが収容される。ケーシング41の前端部は開口されるとともに、後端部の上面部は図示しないトナーカートリッジと連通されている。また、ケーシング41は、第1及び第2撹拌搬送スクリュー47,49の間に、鉛直方向に延びかつ軸方向両端部を除く領域にわたり延びて形成された仕切壁41aを有している。
現像ローラ43は、ケーシング41の前端部の開口部分に回転自在に装着され、感光体ドラム21に隣接して配置されている。現像ローラ43は、感光体ドラム21に対しケーシング41内のトナーを供給するものであり、矢印C方向に回転駆動する現像スリーブ43aと、現像スリーブ43aの内周側に固定して配置されかつ所定の周方向位置に形成された複数の磁極を有するマグネットローラ43bとを有している。
層厚規制ブレード45は、現像スリーブ43aに供給されたトナー層の厚みを規制するための部材であり、その先端部と現像スリーブ43aとの間に所定の間隙を保持して配置されている。
第2撹拌搬送スクリュー49は、ケーシング41内のトナーを撹拌しながら軸方向一方側(図2において紙面奥側にから手前側に向かう方向)に搬送するものであって、第1撹拌搬送スクリュー47と共にケーシング41内のトナーを循環搬送する。第2撹拌搬送スクリュー49は、仕切壁41aを介して第1撹拌搬送スクリュー47と平行に配置され、ケーシング41内に矢印B方向に回転自在に配置されている。第2撹拌搬送スクリュー49は、軸71(第2軸部)と、軸71の外周部に形成された螺旋状のスパイラル73(第2羽根部)と、軸71の軸方向一端部の外周部に形成された板状部75とを有している。搬送方向先端部の板状部75は、軸方向一方側において第1撹拌搬送スクリュー47側にトナーを搬送するためのものであり、軸71から外周側に延びている。
第1撹拌搬送スクリュー47は、ケーシング41内のトナーを撹拌しながら軸方向他方側(図2において紙面手前側から奥側に向かう方向)に搬送するものであって、ケーシング41内に矢印A方向に回転自在に配置されている。第1撹拌搬送スクリュー47は、軸61(第1軸部)と、軸61の外周面に螺旋状に形成されたスパイラル63(第1羽根部)と、軸61の搬送方向先端部の外周部に形成された板状部65とを有している。板状部65は、軸方向他方側において第2撹拌搬送スクリュー49側にトナーを搬送するためのものであり、軸61から外周側に延びている。
現像剤除去ユニット51は、ケーシング41上面部において仕切壁41aの上方でかつ僅かに前端側に位置する部分に設けられ、図4乃至図6に示すように、保持部81と、複数の第1バネ部材83(第1掻き落とし部材)と、複数の第2バネ部材85(第2掻き落とし部材)と有している。
複数の第1及び第2バネ部材83,85は、バネ性を有する金属製(例えばSUS304)の線材により形成されたものであり、ここでは、軸方向領域に対応して3種の形状のものを含む。
第1の形状として、保持部81の軸方向一端部には、第2撹拌搬送スクリュー49側に張り出したバネ部材85aが保持されている。また、保持部81の軸方向他端部には、第1撹拌搬送スクリュー47に張り出した2つのバネ部材83aが同じ軸方向位置で保持されている。これらのバネ部材83a,85aはそれぞれ、先端部が矩形状に形成されている。
第2の形状として、保持部81の軸方向両端部を除く領域には、第2撹拌搬送スクリュー49側に張り出した複数のバネ部材85bと、第1撹拌搬送スクリュー47側に張り出した複数のバネ部材(図示せず)とが保持されている。これらのバネ部材85bは、主にスパイラル63,73に付着したトナーを掻き落とせるよう、それぞれ先端部が矩形状に形成されかつ折り返されてなる。
第3の形状として、保持部81の軸方向他端部と、一端部でバネ部材85aの隣とには、第2撹拌搬送スクリュー49側に張り出す3個のバネ部材85cが保持されている。また、保持部81の軸方向一端部には、第1撹拌搬送スクリュー49側に張り出す3個のバネ部材83cが配置されている。これらのバネ部材83c,85cは、主にスパイラル63,73に付着したトナーを掻き落とせるよう、それぞれV字形状の先端部を有している。
なお、図3乃至図6において、説明の便宜のため、バネ部材83,85は、保持部81の全ての軸方向領域には示していないが、省略された領域には全て上記第2の形状であるバネ部材85bが保持されているものとする。また、いずれのバネ部材83,85も、保持部81に取り付けられる1対の起端部を有しており、各起端部は、現像バイアス印可手段53の現像ステー103(後述)に下方から当接している。
保持部81は、複数の第1及び第2バネ部材83,85を保持するための部材であり、それぞれ軸方向に延びかつ前後方向に互いに連結された樹脂製の第1プレート93、第2プレート95で構成されている。
第1プレート93は、第1撹拌搬送スクリュー47側に配置され、現像ステー103の後端部分に対し例えば接着剤により固定される。第1プレート93の後端部側の部分は、第1撹拌搬送スクリュー47の螺旋ピッチに応じて軸方向に所定間隔ごとにバネ部材83c等を取付可能な複数の取付部93aが形成され、櫛状の形状を有している。各取付部93aには、バネ部材83c等の起端部が挿通される挿通孔93bが形成されている。また、第1プレート93は、各取付部93aの位置に対応する軸方向位置に形成された切欠部93cを有しており、切欠部93cは、挿通孔93bを通るバネ部材83c等の起端部を上方に案内する。また、第1プレート93は、第2プレート95に対しスナップ留めされるための係合突起93dを有している。
第2プレート95は、第1プレート93の係合突起93dによって第1プレート93にスナップ留めされるための係合孔95aを有している。第2プレート95は、バネ部材85b等の起端部が挿通される挿通孔95bが形成されるとともに、前端側の面には、挿通孔95bと連通しかつバネ部材85b等の起端部を前端側に案内するための案内孔95cが形成されている。また、第2プレート95は、その上端部において、軸方向両端部及び中央部の3カ所に、現像バイアス印可手段53の現像ステー103の係止用孔103aに係止される係止部95bが形成されている。
現像バイアス印可手段53は、現像バイアス入力端子101と、現像ステー103とを有している。現像バイアス入力端子101は、現像ローラ43に対し所定の現像バイアスを付与するためのものであり、図示しない現像バイアス電源に接続されている。現像ステー103は、軸方向に延びる金属製の板状部材であり、前端側の端部は下方を向くよう直角に折り曲げられるとともに、後端側の端部も下方を向くよう直角に折り曲げられ、第1プレート93及び第2プレート95の後端部側に配置されている。現像ステー103は、ケーシング41の前端側の上面部にネジ止めにより装着されている。現像ステー103は、現像バイアス入力端子101と導通される金属製(例えば、SECC)部材であり、現像バイアス入力端子101に現像バイアスが印可されると、これと等電位になる。また、現像ステー103は、各バネ部材83,85の起端部が当接することで、これらバネ部材83,85に静電気が蓄積されないようになっている。
<画像形成装置の動作>
次に、複合機1の動作について説明する。
複合機1に電源が投入されると、制御部において各種パラメータが初期化され、定着部13のヒータが加熱されるなどして、初期動作が行われる。初期動作が終了すると、操作パネルに所定の印刷待機画面が表示される。
この状態で、例えば、原稿台2に原稿が載置され、スタートキーが押されると、原稿の画像情報が読み取られるとともに、給紙カセット10から用紙が給紙される。このとき、画像形成部11では、感光体ドラム21が回転駆動され、帯電後、読み取られた画像情報に基づいて露光されて静電潜像が形成され、次いで、現像装置27からトナーが供給されてトナー像が形成される。そして、所定のタイミングで、用紙が画像形成部11に搬送され、感光体ドラム21からトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙は、さらに下流側に搬送され、定着部13を通ることでトナー像が溶融定着され、排紙部15により排紙トレイ14上に排紙される。
この一連の画像形成動作の間、現像装置27内では、2本の撹拌搬送スクリュー47,49がトナーを撹拌しながら互いに逆向きに搬送することで、トナーはケーシング41内を循環して搬送されるとともに、トナーの一部が第1撹拌搬送スクリュー47から現像ローラ43側に供給される。このような動作が繰り返されると、トナー表面のワックスや表面処理剤が剥がれ、次第に流動性が低下した場合に、各撹拌搬送スクリュー47,49のスパイラル63,73にトナー付着、堆積するおそれがあるが、この現像装置27では、バネ部材83,85がスパイラル63,73に当接してトナーを掻き落とされるため、トナーの付着、堆積が抑制され、これにより、各撹拌搬送スクリュー47,49の撹拌及び搬送の両機能が阻害されるのを回避することができる。
そして、各バネ部材83,85は、別体の部材であり、トナー除去ユニットの組立時に個別に取り付ければよいことから、取り付けられる位置に応じて個別に作成することができる。したがって、互いに形状の異なるものの作成が容易になり、例えば1本の線材によってバネ部材83a,85b,83cを連結して作成する場合に比べ、単純な形状の金型を用いればよく、コストを低減できる。
また、バネ部材を個別に作成できることから、例えば複合機1以外の他の画像形成装置の現像装置にも流用し、多機種にわたって共用化を図ることができる。したがって、これによるコストダウンも可能となる。
<他の実施形態>
(a)掻き落とし部材の形状、種類、配置場所は、上記実施形態で説明したものに限定されず、螺旋ピッチ、撹拌搬送部材の形状に応じて適宜決定できる。
(b)現像ステーは、金属製に限定されるものでなく、導電性材料で構成されかつ現像バイアス印可手段に導通されていれば、導電性樹脂等の他の材料で形成されても良い。
(c)現像装置は、循環撹拌方式のものに限定されるものでなく、1本の撹拌搬送部材のみを備えたものであっても良い。この場合、保持部には、第1掻き落し部材のみが保持される。
(d)現像装置に収容される現像剤としては、一成分現像剤に限定されるものでなく、二成分現像剤であってもよく、また、磁性、非磁性を問わない。
(e)画像形成装置は、複合機に限定されるものでなく、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置であっても良い。
本発明の一実施形態が採用された複合機を示す縦断面図。 前記複合機の現像装置の縦断面図。 前記現像装置を一部破断して示す斜視図。 前記現像装置のトナー除去ユニットを一部省略して示す斜視図。 図4のトナー除去ユニットの要部拡大図。 図4のトナー除去ユニットを一部省略して示す背面側斜視図。
符号の説明
1 複合機
27 現像装置
29 転写装置
21 感光体ドラム(像担持体)
41 ケーシング
47 第1撹拌搬送スクリュー(第1撹拌搬送部材)
49 第2撹拌搬送スクリュー(第2撹拌搬送部材)
61,71 軸(第1軸部、第2軸部)
63,73スパイラル(第1羽根部、第2羽根部)
65,75 板状部
51 トナー除去ユニット(現像剤除去ユニット)
81 保持部
83 第1バネ部材(第1掻き落とし部材)
85 第2バネ部材(第2掻き落とし部材)

Claims (4)

  1. 現像剤を収容可能なケーシングと、
    前記ケーシング内に回転自在に配置される第1軸部と、前記第1軸部の外周部に形成された螺旋状の第1羽根部とを有する第1撹拌搬送部材と、
    前記第1撹拌搬送部材と平行に前記ケーシング内に回転自在に配置される第2軸部と、前記第2軸部の外周部に形成された第2羽根部とを有する第2撹拌搬送部材と、
    前記第1羽根部の螺旋ピッチに応じて軸方向に並べて配置されかつ前記第1羽根部に対し当接可能な複数の第1掻き落し部材と、前記第2羽根部の螺旋ピッチに応じて軸方向に並べて配置されかつ前記第2羽根部に対しそれぞれ当接可能な複数の第2掻き落し部材と、前記ケーシングに装着され、前記複数の第1掻き落し部材及び前記複数の第2掻き落し部材を保持する保持部材とを有する現像剤除去ユニットと、
    を備えた現像装置。
  2. 2つの前記撹拌搬送部材はそれぞれ、前記軸部の搬送方向先端部の外周部に形成されかつ他方の前記撹拌搬送部材側に現像剤を搬送するための径方向に延びる板状部をさらに有している、請求項に記載の現像装置。
  3. 複数の前記掻き落し部材はそれぞれ、弾性を有する金属線材により形成されている、請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 像担持体と、
    前記像担持体に現像剤を供給する請求項1からのいずれか1項に記載の現像装置と、
    前記像担持体に供給された現像剤を記録媒体に転写する転写装置と、
    を備えた画像形成装置。
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