JP4807906B2 - ダブルアームチェーンテンショナシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、自動車のタイミング用および動力伝達用のアプリケーションにおいてチェーン駆動装置とともに用いられるテンショナに関する。とくに、本発明は、枢支可能な一対のアームを有するダブルチェーンテンショナシステムに関する。
【0002】
アームは、動力伝達システムにおいてチェーンの両スパンの外側に配置されている。このテンショナシステムは、エンジンタイミング用のアプリケーションにおいて、アームをチェーンの中心線に向かって内方に移動させるとともに、チェーンの二つのスパンに同時に緊張力を作用させる。
【0003】
【従来の技術およびその課題】
〔発明の背景〕
動力伝達用チェーンが複数のスプロケット間を走行するときの該チェーンの制御装置として、液圧テンショナのようなチェーンテンショニング装置が用いられている。
【0004】
自動車用のアプリケーションにおいては、チェーンの緊張力は、温度の広汎な変化や、エンジンの種々の部品間の線膨張係数の違いによって、大きく変化し得る。さらに、長期間の使用中のチェーン構成部品の摩耗が、チェーン緊張力の低下をもたらす。
【0005】
このため、ノイズやスリップ、スプロケット歯とのチェーンの噛合不良を防止するために、チェーンにある程度の緊張力を作用させてこれを維持することは重要なことである。
【0006】
チェーンのスリップを防止することは、内燃機関のチェーン駆動のカムシャフトの場合にとくに重要である。というのは、カムシャフトのタイミングが数度ずれる結果、エンジンが作動不良を起こし、またはエンジンが損傷するかもしれないからである。
【0007】
テンショナアームまたはシューとともに用いられる液圧テンショナがシンプソンらによる米国特許第 5,967,921号に示されており、当該特許は引用することによって本明細書の中に含まれる。
【0008】
典型的な液圧チェーンテンショナは、チャンバ内にスライド自在に取り付けられかつスプリングによって外方に付勢されてチェーンに緊張力を作用させるプランジャを有している。チェーンに対する緊張力の付与を補助するために、プランジャ端部にはレバーアームまたはシューがしばしば用いられる。
【0009】
オイルポンプなどの外部加圧源からの液圧は、ハウジングに形成された流路を通ってチャンバ内に流入する。液圧およびばね力の合力により、プランジャはアームに抗して外方に移動する。
【0010】
ハウジング内への逆方向つまり内方へのプランジャの移動に対しては、チャンバからの流体の流れを制限するようにチェックバルブが設けられる。このようにして、テンショナは、一方向(外方)への移動は容易であるが逆方向(内方)への移動は困難であるという、いわゆる逆止機能を獲得する。また、当該分野で周知のラック・アンド・ラチェット機構が機械的な逆止機能を提供するために採用され得る。
【0011】
チェーンに緊張力を作用させるために液圧テンショナおよび枢支レバーを用いたチェーンテンショナの一例は、サトウらによる米国特許第 5,318,482号に記述されている。サトウらは、チェーンに適切な緊張力を作用させるために、枢支レバーをチェーンの側に押し付けるプランジャを備えた一般的な液圧テンショナを示している。
【0012】
しかしながら、サトウらによるテンショナおよび単一のシューアームは、チェーン寿命の間に取り除くことができるチェーン弛み量に一定の限界がある。また、サトウらによる単一のシューアームは、運転中のチェーンの周期的な振動を吸収して減衰させる能力に限界がある。
【0013】
スプロケット間の芯間距離が長いエンジンタイミング用のアプリケーションにおいて、チェーンの一方のスパン(二つのスプロケット間のチェーン部分)のみに緊張力を作用させる従来のテンショナは、共通の欠点を有している。
【0014】
エンジンの運転中には、チェーンの種々の構成部品の摩耗はチェーンの伸びを生じさせるが、エンジンタイミングシステムの一方の側の弛みをとり、他方の側の弛みをとらないことは、クランクシャフトに対するカムシャフトのタイミングを変化させる。エンジンタイミングチェーンのいくつかのアプリケーションにおいては、長い芯間距離のために、チェーンが摩耗してその長さが伸びたときには、スプロケット間の双方のチェーンスパンが弛むことになる。
【0015】
上述の問題に取り組むため、本発明は、一般的な液圧テンショナの形態をとりかつ枢支レバーと組み合わされたアクチュエータを有している。レバーは、中央の枢支穴の両側に固定された一対のピンを有している。各ピンは、それぞれシューが取り付けられたアームを保持している。
【0016】
シューは、共通のチェーンの別個のスパンと接触して該スパンに作用する。これにより、一方のチェーンスパンに作用しかつ端部に旋回中心を有する単一のアームに作用する従来の液圧テンショナと比べて、与えられた範囲のテンショナ運転に対し、運転時の弛み除去量が潜在的に倍になる。
【0017】
本発明が単一のチェーンの別個のスパンに緊張力を作用させるように用いられる場合には、チェーンの一方のスパンで発生する振動は、これらの振動エネルギが枢支テンショナを介して他方のスパンの振動に伝達されまたは組み合わされたときに、相殺される傾向がある。
【0018】
さらに、エンジンタイミング用のアプリケーションにおいてチェーンの弛みをとる場合、本発明は、チェーンの双方のスパンでチェーンが摩耗して弛んだときに、クランクシャフトおよびカムシャフト間でタイミングが変化する可能性を最小限に抑える。
【0019】
このように本発明は、チェーンの複数のスパンに緊張力を作用させることができるダブルアームチェーンテンショナシステムを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係るダブルアームチェーンテンショナシステムは、回転する複数のスプロケットの回りに巻き掛けられかつスプロケット間に延びる一対のスパンを有する動力伝達用チェーンのためのダブルアームチェーンテンショナシステムである。このテンショナシステムは、チェーンのスパン間に配置された中央の枢支穴を有する第1の端部およびその逆側に配置されかつ接触面を有する第2の端部を有するレバーと、第1の端部に固定されかつ互いに間隔を隔てて配置された第1および第2の固定ピンと、チェーンの第1のスパンである弛み側スパンの外側に延びるとともに、第1の固定ピンの上に配置されて中央の枢支穴の回りを回転可能に設けられ、弛み側スパンと接触する第1のシューが装着された第1のアームと、チェーンの第2のスパンである張り側スパンの外側に延びるとともに、第2の固定ピンの上に配置されて中央の枢支穴の回りを回転可能に設けられ、張り側スパンと接触する第2のシューが装着された第2のアームと、レバーの第2の端部における接触面と接触するように配置されるとともに、接触面に作用してレバーおよび第1,第2の固定ピンを枢支穴の回りに回転させ、これにより、前記第1のアームおよび前記第1のシューを前記チェーンの前記弛み側スパンに圧接させて前記弛み側スパンに緊張力を作用させると同時に、前記第2のアームおよび前記第2のシューを前記チェーンの前記張り側スパンに圧接させて前記張り側スパンに緊張力を作用させるアクチュエータとを備えている。
【0021】
請求項2の発明は、請求項1において、第1および第2の固定ピンがレバーの第1の端部に配置されており、スプロケットおよび枢支穴を通る中心線と直交する方向に第1および第2のアームを移動させて、チェーンスパンに緊張力を作用させるようになっていることを特徴としている。
【0022】
請求項3の発明は、請求項1において、レバーが、第1の端部から枢支穴を通って第2の端部まで延びるとともにレバーを上部および下部に分ける第1の中央の軸を有しており、固定ピンが、第1の中央の軸の下方に配置された第1の固定ピンと、第1の中央の軸の上方に配置された第2の固定ピンとを有していることを特徴としている。
【0023】
請求項4の発明は、請求項3において、第1および第2の固定ピンが、第1の中央の軸と概略直交する第2の軸に沿って枢支穴と実質的に整列しており、第1および第2の固定ピンが第2の軸に沿って枢支穴から均等に間隔を隔てて配置されていることを特徴としている。
【0024】
請求項5の発明は、請求項3において、第1の固定ピンが第1の中央の軸から第1の距離だけ隔てられるとともに、第2の固定ピンが第1の中央の軸から第2の距離だけ隔てられており、第1の距離が第2の距離と異なっていることを特徴としている。
【0025】
請求項6の発明は、請求項3において、第1のアームには第1の緊張力が供給されるとともに、第2のアームには第2の緊張力が供給されており、第1の緊張力が第2の緊張力よりも大きくなっていることを特徴としている。
【0026】
請求項7の発明は、請求項1において、第1および第2のアームがいずれも単一の枢支点の回りを枢支可能になっており、これらのアームの枢支運動は、チェーンスパンの動きに当該アームが適合するのを許容していることを特徴としている。
【0027】
本発明においては、アクチュエータの駆動により、レバーおよび第1,第2の固定ピンが枢支穴の回りに回転する。すると、第1,第2のアームが該枢支穴の回りを回転し、これにより、各アームに装着された第1,第2のシューがそれぞれチェーンの弛み側スパンおよび張り側スパンに接触する。これにより、チェーンの各スパンに緊張力が作用させられることになる。
【0028】
【発明の実施の形態】
〔発明の要約〕
本発明は、一般的な液圧テンショナであって枢支レバーと協働するアクチュエータを含むチェーンテンショナシステムを提供する。
【0029】
レバーは、一対の枢支アームを有している。アームは、一対のスプロケット間の両チェーンスパンの外側に延設されており、チェーンスパンと接触する。テンショナがレバーに対して作動すると、レバーが回転して、アームが内方に移動する。アームが内方に移動すると、チェーンの両スパンに同時に緊張力が作用する。
【0030】
本発明によるチェーンテンショナシステムの一例は、上述した液圧アクチュエータと、枢支レバーとを有している。あるいは、アクチュエータは、チェーンの緊張力を調整するために、レバーに作用して十分な押付力および移動距離を提供できる機械的なテンショナまたは任意の適切な機構である。
【0031】
チェーンは、スプロケット間に延びて相対する二つのスパンつまりチェーン部分を有している。スプロケット間において、チェーンが従動スプロケットを離れて駆動スプロケットに入る部分はチェーンの張り側スパンであり、一方、チェーンが駆動スプロケットを離れて従動スプロケットに入る部分はチェーンの弛み側スパンである。しかしながら、スプロケット間の芯間距離が大きいシステムにおいては、チェーンの双方のスパンがいくらかの弛みを有している。
【0032】
レバーは、チェーンスパン間に配置された第1の端部を有している。レバーの第1の端部の中心には、枢支穴が配置されている。枢支穴は、枢支ピン、枢支軸またはボルトが挿入されかつレバーがその回りを回転する円筒状のスリーブまたはブシュを備えた穴である。枢支ピンは、エンジンブロックまたは据付面に取り付けられている。枢支穴および枢支ピンは、二つのスプロケット間に延びる中心線の中央に配置されている。
【0033】
一対の固定ピンは、レバーの第1の端部の周辺近傍に取り付けられている。固定ピンは、チェーン中心線とほぼ整列して配置されており、枢支穴の相対する側に均等に間隔を隔てて配置されている。それぞれプラスチックシューが取り付けられた一対のアームが各固定ピンに取り付けられており、各アームは各固定ピンの回りを回転可能になっている。
【0034】
アームは、シューがチェーンの外側部分と接触するように配置されており、チェーンスパンの外側に延びている。第1のアームおよびこれに関連するシューは、チェーンの弛み側スパンの外側に延びており、第2のアームおよびこれに関連するシューは、チェーンの張り側スパンの外側に延びている。
【0035】
枢支穴の下方位置においてレバーに取り付けられた第1の固定ピンは、第1のアームを保持している。チェーンが巻き掛けられた一対のスプロケットが時計方向に回転するとき、第1のアームはチェーンの弛み側スパンの外側に延びている。枢支穴の上方位置においてレバーに取り付けられた第2の固定ピンは、第2のアームを保持している。第2のアームはチェーンの張り側スパンの外側に延びている。
【0036】
レバーの第2の端部は、レバーの第1の端部から離れて配置されるとともに、チェーン・ループの外側に配置されている。レバーの第2の端部は、少なくとも一つの接触面を有している。ここで、レバーの第2の端部が多数の均等位置に配置され得るということは理解されるべきである。
【0037】
運転中には、作動したテンショナがレバーの第2の端部に押付力を及ぼして、レバーを枢支ピンの回りに回転させる。レバーの第1の端部に固定された各固定ピンは、チェーン中心線の側に各アームを引き寄せる。たとえば、レバーが反時計方向に回転する場合には、第1の固定ピンおよび第1のアームは、チェーン中心線に向かう方向に移動する。
【0038】
第1のアームはチェーンの弛み側スパンの外側に配置されているので、第1のアームの内方への動きは、チェーンの弛み側スパンをチェーン中心線の側に変位させ、これにより、弛み側スパンへの緊張力を増加させる。その一方、第1の固定ピンおよび第1のアームの移動と同時に、第2の固定ピンおよび第2のアームが、チェーン中心線に向かう方向に移動する。
【0039】
第2のアームはチェーンの張り側スパンの外側に配置されているので、第2のアームの内方への動きは、チェーンの張り側スパンをチェーン中心線の側に変位させ、これにより、張り側スパンへの緊張力を増加させる。
【0040】
レバーの接触面に押付力を作用させることによってレバーを枢支穴の回りに旋回させることにより、固定ピンがアームおよびシューを内方に引き寄せてチェーンスパンと接触させ、これにより、チェーンを中心線に向かって内方に締め付け、チェーンの張り側スパンおよび弛み側スパンの双方に同時に緊張力を作用させる。
【0041】
本発明の第2の実施態様においては、レバーに取り付けられたピンが、枢支穴の中心から異なる距離に配置されている。この場合、枢支穴の中心により近い位置に配置された固定ピンは、アームに対して相対的に小さな弛み除去の動きを生じさせる。このような特徴部分は、チェーンの張り側スパンにおいて弛み側スパンよりも少ない弛み除去量が要求されるような場合に有用である。
【0042】
本発明およびその目的をさらに理解するためには、図面、図面の簡単な説明、本発明の好ましい実施態様の詳細な説明および特許請求の範囲に注意が向けられるべきである。
【0043】
〔好ましい実施態様の詳細な説明〕
図面について説明すると、図1は本発明の好ましい実施態様の正面図である。図1には、エンジンタイミングシステムが、クランクスプロケット(ドライブスプロケット)10と、カムスプロケット(ドリブンスプロケット)12とにより表されている。
【0044】
サイレントチェーンやローラチェーンなどの動力伝達用チェーンの走行路が、ドライブスプロケット10およびドリブンスプロケット12の回りに巻き掛けられた一点鎖線のチェーン14で表されている。また、摩耗により伸びた動力伝達用チェーンの走行路が、一点鎖線のチェーン15で表されている。本発明によるテンショナシステムは、二つのスプロケット間においてチェーンの張り側スパンおよび弛み側スパンの間に配置されている。
【0045】
テンショナシステムは、液圧テンショナなどのアクチュエータ16を有している。図1では、アクチュエータ16は、ハウジング18およびプランジャ20によって表されている。プランジャ20は、スプリング17によってハウジング18から外方に付勢されている。ハウジング18は、図示しない固定据付部またはエンジンブロックに取り付けられている。プランジャ20は、ハウジング18から外方に伸長する。
【0046】
テンショナシステムは、シュー70,71が装着された一対のアーム60,61を保持する枢支レバー30を有している。レバー30は、概略円形状の第1の端部31を有しており、該第1の端部31は、チェーン14の相対するスパン間に配置されるとともに、ドライブおよびドリブンスプロケット10,12の中心間に延びる中心線Cに関して中央に配置されている。
【0047】
レバー30の第1の端部31の中心には、枢支穴32が形成されており、該枢支穴32には、ブシュ33が設けられている。枢支穴32およびブシュ33は、中心線Cの中央に配置されている。第1の端部31は、枢支穴32内に固定枢支ピン25を受け入れており、該枢支穴32は、レバー30が枢支ピン25の回りを旋回するのを許容している。枢支ピン25は、図示しない据付面またはエンジンブロックに固定されている。
【0048】
レバー30の第2の端部34は、チェーン14の外側に延びている。第2の端部34は、レバー30と概略直交する方向に突出する接触面35を有している。アクチュエータ16のプランジャ20は、接触面35に作用するように配置されている。スプリングおよび液圧の合力は、プランジャ20をハウジング18から突出させるとともに、枢支ピン25の回りを矢印Dで示す反時計方向にレバー30を旋回させる。
【0049】
枢支穴32に関して相対する側において円形状の第1の端部31の周辺近傍には、一対の固定ピン36,37がレバー30に取り付けられている。第1の固定ピン36は、枢支穴32の下方であって中心線Cのわずかに左方においてチェーンの弛み側スパンの側に配置されている。
【0050】
第2の固定ピン37は、枢支穴32の上方であって中心線Cのわずかに右方に配置されている。第1および第2のピンは、枢支穴の中心から等距離に配置されている。この実施態様では、レバー30の枢支ピン25回りの移動は、固定ピン36,37を、中心線Cと概略直交する矢印Mの横方向に等しく移動させる。
【0051】
第1のアーム60は、第1の固定ピン36に回転可能に取り付けられている。第1のアーム60は、チェーン14の弛み側スパン14Aの外側に延びており、弛み側スパン14Aの外側部分と接触するように配置された摩耗面72を有するシュー70を保持している。
【0052】
第2のアーム61は、第2の固定ピン37に回転可能に取り付けられている。第2のアーム61は、チェーン14の張り側スパン14Bの外側に延びており、張り側スパン14Bの外側部分と接触するように配置された摩耗面73を有するシュー71を保持している。
【0053】
運転中には、プランジャ20がレバー30の第2の端部34を枢支ピン25の回りを矢印D方向に移動させ、これにより、レバー30の第1の端部31が反時計方向に移動する。すると、固定ピン36,37がアーム60,61およびこれらに取り付けられたシュー70,71をチェーン中心線に向かって横方向に引き寄せ、シュー70,71をチェーンスパン14A,14Bの外側部分と接触させる。
【0054】
アーム60,61が固定ピンによってチェーン中心線Cと接近する位置に引き寄せられるとき、チェーンは、両スパンからまたは両スパンに沿って本質的に締め付けられて張られる。これにより、チェーンスパンに緊張力が作用する。
【0055】
このようにして、本発明によるテンショナシステムは、一方のチェーンスパンに作用しかつ端部に旋回中心を有する単一のアームに作用する従来の液圧テンショナと比べて、与えられた範囲のテンショナ運転に対し、ほぼ倍の弛み除去量を潜在的に提供することになる。
【0056】
また、チェーンの第1のスパンにおける振動は、それが弛み側スパンであろうと張り側スパンであろうと、レバーを介して二つのアームが結合していることにより、チェーンの第2のスパンの作用によって減衰させられる。
【0057】
図2は、図1のレバー30を正面図で示している。第1の端部31は、中央に枢支穴32が形成された概略円形形状を有している。レバー30の第1の端部が種々の形状をとり得ることは理解されるべきである。枢支穴32は、その中に配置されたブシュ33を有している。
【0058】
第1の端部31の周辺近傍において枢支穴32の相対する側に均等に隔てられているのは、第1の固定ピン36と第2の固定ピン37である。レバー30は、第1の接触面35Aおよび第2の接触面35Bを備えた第2の端部34を有している。これら第1,第2の接触面35A,35Bは、レバー30に直交して形成されており、レバー30が右向きまたは左向きでテンショナシステム内に組み込まれるのを可能にしている。
【0059】
言い換えれば、レバー30は、第2の端部34がチェーンおよびスプロケットシステムのいずれかの側の外側に延びた状態でテンショナシステム内で用いられる。あるいは、レバーは、各スプロケットの中心間距離がレバーにとって十分なスペースを提供するチェーンおよびスプロケットシステム内において、チェーン中心線に沿って配向されている。
【0060】
図3は、図2のレバーの側面図を示している。とくに、接触面35Bは、レバー30の第2の端部34においてレバー30の本体部と直交する向きに配置された矩形状のタブを有している。第1の固定ピン36は、レバー30の第1の端部31の周辺部の近傍において枢支穴32と整列した状態で示されている。
【0061】
図4はアーム60の正面図である。第1および第2のアーム60,61は構造上同一であるが、チェーンの走行方向に応じてチェーンスパンに作用するように配向されている。アーム60は、穴80が形成された細長いブラケット部60Aを有している。穴80は、ブラケット部60Aの前端部に向かってわずかにオフセットされている。より詳細には、穴80は、入ってくるチェーンに最も接近したアーム60の端部の側にオフセットされている。
【0062】
アーム60は、図5にも示されるように、細長いブラケット部60Aと直交して配向されたシュー取付部60Bを有している。シュー取付部60Bは、これに関連するチェーンスパンと、プラスチックシューの取付けを容易にするための複数の矩形状開孔82A,82B,82Cとにほぼ適合するように長いなだらかな曲面を有している。
【0063】
テンショナシステムのシュー70は、図6および図7に示されている。シュー70は、シュー70の背面に形成されかつアーム60のシュー取付部60Bの矩形状開孔に挿入される複数のクリップ74A,74B,74Cを有している。とくに、クリップ74Aは、図5に示された開孔82Aに係合する。同様に、クリップ74Bは開孔82Bに係合し、クリップ74Cは開孔82Cに係合する。
【0064】
好ましくは、クリップは、シューの各端部に形成されるとともに、シューの中間部分にも形成されている。背面側と逆側には、チェーンが接触する摩耗面72Aが形成されており、該摩耗面は、中央の平坦面と、チェーンが走行する通路を形成するように立ち上がった縁部72B,72Cとを有している。
【0065】
本発明が関連する分野の当業者は、上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神および本質的な特徴部分から外れることなく、本発明の原理を採用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としてのみみなされるべきものであり、限定的なものではない。
【0066】
それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容よりもむしろ添付の請求の範囲に示されている。したがって、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてきたものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の範囲内においてではあるが、当該技術分野の当業者にとって明らかであろう。
【0067】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係るダブルアームチェーンテンショナシステムによれば、アクチュエータの駆動によりレバーおよび第1,第2の固定ピンが枢支穴の回りに回転すると、第1,第2のアームが該枢支穴の回りを回転し、これにより、各アームに装着された第1,第2のシューがそれぞれチェーンの弛み側スパンおよび張り側スパンに接触するようにしたので、チェーンの複数のスパンに緊張力を作用させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるダブルアームチェーンテンショナシステムを含むエンジンタイミングシステムの正面図である。
【図2】本発明によるレバーの正面図である。
【図3】図2のレバーの側面図である。
【図4】本発明によるアームの正面図である。
【図5】図4のアームの側面図である。
【図6】本発明によるシューの正面図である。
【図7】図6のシューの側面図である。
【符号の説明】
10: クランクスプロケット(ドライブスプロケット)
12: カムスプロケット(ドリブンスプロケット)
14: チェーン
16: アクチュエータ
20: プランジャ
30: 枢支レバー
31:(第1の)端部
32: 枢支穴
34:(第2の)端部
35A:(第1の)接触面
35B:(第2の)接触面
36,37: 固定ピン
60,61: アーム
70,71: シュー
72,73: 摩耗面
Claims (7)
- 回転する複数のスプロケットの回りに巻き掛けられるとともに、スプロケット間に延びる一対のスパンを有する動力伝達用チェーンのためのダブルアームチェーンテンショナシステムであって、
前記チェーンの前記スパン間に配置された中央の枢支穴を有する第1の端部と、前記第1の端部の逆側に配置されかつ接触面を有する第2の端部とを備えたレバーと、
前記第1の端部に固定されかつ互いに間隔を隔てて配置された第1および第2の固定ピンと、
前記チェーンの第1のスパンである弛み側スパンの外側に延びるとともに、前記第1の固定ピンの上に配置されて前記中央の枢支穴の回りを回転可能に設けられ、前記弛み側スパンと接触する第1のシューが装着された第1のアームと、
前記チェーンの第2のスパンである張り側スパンの外側に延びるとともに、前記第2の固定ピンの上に配置されて前記中央の枢支穴の回りを回転可能に設けられ、前記張り側スパンと接触する第2のシューが装着された第2のアームと、
前記レバーの前記第2の端部における前記接触面と接触するように配置されるとともに、前記接触面に作用して前記レバーおよび前記第1,第2の固定ピンを前記枢支穴の回りに回転させ、これにより、前記第1のアームおよび前記第1のシューを前記チェーンの前記弛み側スパンに圧接させて前記弛み側スパンに緊張力を作用させると同時に、前記第2のアームおよび前記第2のシューを前記チェーンの前記張り側スパンに圧接させて前記張り側スパンに緊張力を作用させるアクチュエータと、
を備えたブルアームチェーンテンショナシステム。 - 請求項1において、
前記第1および第2の固定ピンが前記レバーの前記第1の端部に配置されており、前記スプロケットおよび前記枢支穴を通る中心線と直交する方向に前記第1および第2のアームを移動させて、前記チェーンスパンに緊張力を作用させるようになっている、
ことを特徴とするダブルアームチェーンテンショナシステム。 - 請求項1において、
前記レバーが、前記第1の端部から前記枢支穴を通って前記第2の端部まで延びるとともに前記レバーを上部および下部に分ける第1の中央の軸を有しており、前記固定ピンが、前記第1の中央の軸の下方に配置された第1の固定ピンと、前記第1の中央の軸の上方に配置された第2の固定ピンとを有している、
ことを特徴とするダブルアームチェーンテンショナシステム。 - 請求項3において、
前記第1および第2の固定ピンが、前記第1の中央の軸と概略直交する第2の軸に沿って前記枢支穴と実質的に整列しており、前記第1および第2の固定ピンが前記第2の軸に沿って前記枢支穴から均等に間隔を隔てて配置されている、
ことを特徴とするダブルアームチェーンテンショナシステム。 - 請求項3において、
前記第1の固定ピンが前記第1の中央の軸から第1の距離だけ隔てられるとともに、前記第2の固定ピンが前記第1の中央の軸から第2の距離だけ隔てられており、前記第1の距離が前記第2の距離と異なっている、
ことを特徴とするダブルアームチェーンテンショナシステム。 - 請求項3において、
前記第1のアームには第1の緊張力が供給されるとともに、前記第2のアームには第2の緊張力が供給されており、前記第1の緊張力が前記第2の緊張力よりも大きくなっている、
ことを特徴とするダブルアームチェーンテンショナシステム。 - 請求項1において、
前記第1および第2のアームがいずれも単一の枢支点の回りを枢支可能になっており、これらのアームの枢支運動は、前記チェーンスパンの動きに当該アームが適合するのを許容している、
ことを特徴とするダブルアームチェーンテンショナシステム。
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