JP4807695B2 - 探査光走査用アクチュエータ - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザレーダ装置等の探査光の走査装置に適する探査光走査用アクチュエータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、探査光の走査装置として、走査型レーザレーダ装置や、レーザスキャナ、レーザプリンタ、レーザマーカ、物体監視装置などが知られている。その中で、例えば車両の衝突防止のための走査型レーザレーダ装置に用いられる探査光走査用アクチュエータにあっては、例えばレーザ光源からの光を、モータにより回転する多角形ミラーの一点に向けて照射し、その点を多角形ミラーの各反射面が通過することによりその反射光を探査光として走査させるもの(図21)や、例えば特開平3−175390号公報、特開平7−92270号公報等に開示されているような、1枚の可動ミラーをモータで揺動または回転運動させ、レーザ光源からの光をこの可動ミラーに向けて照射し、その反射光を探査光として走査させるもの(図22)等がある。
【0003】
図21の多角形ミラー型アクチュエータは、多角形ミラー31をモータ32で回転駆動し、レーザダイオード33から発光したレーザ光を例えば固定反射鏡34で多角形ミラー31の一点に向けて、その点を多角形ミラー31の各反射面が通過することによりレーザ光の反射光からなるレーザビームLBを走査させるものである。
【0004】
この多角形ミラー型アクチュエータにあっては、走査速度が高速であるが、ミラーを回転可能に支持するための摺動部に軸受を用い、またミラーを揺動または回転させるためにモータを用いることからコストが高騰すると共に装置が大型化するという問題がある。
【0005】
図22の単板ミラー型アクチュエータは、1枚の可動ミラー35をモータ36で揺動運動させ、レーザダイオード37からのレーザ光を可動ミラー35に向けて照射し、その反射光からなるレーザビームLBを走査させるものである。また、単板ミラー型にあっては、可動ミラーをモータ駆動カムにより揺動運動させるものがある。
【0006】
この単板ミラー型アクチュエータにあっては、小型化でき、ポリゴンミラー型よりは低コスト化可能であるが、ミラーを揺動または回転可能に支持するための支持部に軸受を用い、またミラーを駆動するためにモータを用いることからコストが高騰するという問題がある。特に、単板ミラーを回転させるものは、走査速度を高速化することが困難であるという問題があり、単板ミラーを揺動させるものはその慣性と駆動トルクとの問題から小型化と高い周波数での駆動の両立が困難であるという問題がある。
【発明の開示】
【0007】
このような課題を解決して、安価でかつ小型化し得ると共に、高速走査が可能な探査光走査用アクチュエータを実現するために、本発明に於いては、探査光を出射するための光学素子と、前記光学素子を保持する可動部と、一端が固定されかつ変位可能な他端に前記可動部を取り付けた板ばねと、前記探査光を走査させるように前記可動部を駆動するための駆動手段とを有することとした。
【0008】
これによれば、光学素子を保持する可動部をマス(質量)とするばね−マス系のばね振り子を形成でき、その一次共振周波数を作動周波数(走査周波数)よりも高い周波数に設定することにより、摺動部に軸受を用いる構造とならないことから抵抗損失を低減でき、良好な応答性を得ることができる。尚、探査光を出射するための光学素子とは、自ら探査光を発光するものに限らず、探査光発光手段からの探査光の光路を変更して所定の方向に出射するための光路変更素子も含むものである。
【0009】
さらに、前記駆動手段が、前記光学素子を挟むように配設された複数の駆動力発生部を有し、前記複数の駆動力発生部による各駆動力の合成力が前記光学素子及び前記可動部の重心と略一致することにより、モーメントの不釣り合いに起因する不要な挙動を抑止することができると共に、駆動効率を高めることができ、応答性及び省電力化を向上することができる。
【0010】
また、前記駆動手段が電磁力発生装置であり、前記可動部に電磁コイルが設けられている構成とすれば、駆動手段として電磁力発生装置を用いた場合に、可動部に比較的軽い電磁コイルが設けられるため、可動側を軽量化できる。
【0011】
また、前記光学素子が、探査光出射手段からの探査光を反射するためのミラーである構成とすれば、ミラーを単板として、板ばねを揺動運動させることにより、ミラーの反射面を傾動させることができ、簡単な構造で反射光である探査光を走査させることができる。
【0012】
また、前記光学素子が、探査光出射手段からの探査光を光路変更するためのプリズムである構成とすれば、光学素子への探査光の入射角と出射角とを、プリズム形状を変換することで任意に設定でき、探査光走査用アクチュエータの配置に自由度が得られ、装置の小型化が図れる。
【0013】
また、前記光学素子が、探査光出射手段からの探査光を反射するためのホログラム素子である構成とすることによっても上記と同様の効果を奏し得る。
【0014】
また、前記光学素子が、探査光出射素子からなる構成とすれば、可動部から直接探査光を出射でき、外部に探査光出射手段を設ける必要がなく、可動部回りを小型化できる。
【0015】
また、前記板ばねと固定部とが、前記電磁コイルに通電するための回路を有する弾性回路基板により連結されている構成とすれば、弾性回路基板によりダンピング作用を与えることができる。
【0016】
また、前記板ばねに、電気絶縁層と、前記電磁コイルに通電するための回路を構成する導電層とが積層されている構成とすれば、電磁コイルに通電する導電回路を板ばねと一緒に形成でき、配線工程などを簡略化することができる。
【0017】
また、板ばねの共振時に於けるばねひずみの大きな位置に選択的に例えば粘弾性シート等の制振材を貼付することで、軽量かつ低コストで共振特性を制御できる。
【0018】
また、前記駆動手段が電磁力発生装置であり、前記板ばねが、その主面の延在方向に並設された複数枚の板ばねからなり、前記板ばね間に前記電磁力発生装置が配置されている構成とすることにより、電磁力発生装置が可動部の重心と略一致する位置となるように各板ばねを配置することで、駆動力が可動部の重心と略一致する位置で発生するため、モーメントの不釣り合いに起因する不要な挙動を抑止することができる。また、例えば1枚の板ばねの上下に対称な一対の電磁力発生装置を設ける構造に比較して部品点数、特にコアを削減でき、小型、軽量になる。
【0019】
また、前記板ばねが前記固定側一端から変位可能な他端に向けて徐々にその幅が狭くなっている構成とすれば、板ばねの応力分布を均一に近くできると共に電磁力発生装置を配置するスペースを効率良く確保できる。
【0020】
また、前記電磁力発生装置の電磁コイルが前記可動部に設けられ、該電磁コイルが前記各板ばねを配線の一部としてこれを介して通電されるようになっている構成とすれば、可動部の電磁コイルに接続するための配線を別途設ける必要がなく、それによるばねの特性への悪影響を回避でき、部品点数が削減され、配線の耐久性も向上する。
【0021】
また、前記電磁力発生装置のヨークが、前記固定部に固定されると共にC字状をなす部材を、前記電磁コイルを挿通する間隙を有するように2つ折りにして形成されている構成とすることで、その製造が容易になる。
【0022】
また、前記電磁コイルが環状をなし、前記ヨークが、前記可動部の変位方向に沿って湾曲する弓状をなすと共にその一部が前記電磁コイルに挿通されるように前記固定部側に組み付けられ、前記ヨークを前記可動部の変位方向に沿って前記電磁コイルに挿通して前記固定部に組み付けるべく、該ヨークをガイドするガイド部が前記固定部に設けられている構成とすることで、ヨークの組付けが容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明が適用された第1の実施形態に於ける車両衝突防止装置の走査型レーザレーダユニット1の全体ブロック図である。本走査型レーザレーダユニット1は、例えば車両の前部に搭載される。走査型レーザレーダユニット1内には、探査光走査用アクチュエータとしての走査装置部1a及びその制御を行う走査部制御回路1bと、走査装置部1aに対する探査光出射手段としてのレーザダイオード1c及びその制御を行う発光素子点灯回路1dとが設けられている。上記レーザダイオード1cからのレーザ光は走査装置部1aにより走査する探査光として外部へ向けて出射され、例えば前方車両からの反射レーザ光が集光レンズ1eを通って受光フォトダイオード1fにより受光されるようになっている。
【0025】
上記受光フォトダイオード1fによる検出信号が増幅回路1gで増幅されて時間計測回路1hに入力し、時間計測回路1hの出力信号が距離方向演算回路1iに入力する。なお、この距離方向演算回路1iには、走査部制御回路1bと、発光素子点灯回路1dと、汚れ検知センサ1j用増幅回路1kと、電源回路1mと、インターフェース回路1nとが接続されている。そのインターフェース回路1nにより、他の制御装置(警報表示手段や警報音発生装置など)との間での信号の授受が行われるようになっている。
【0026】
図2は走査装置部1aの要部を示す概略前方斜視図であり、図3はその概略後方斜視図であり、図4はその分解斜視図である。
【0027】
各図に示されるように、例えば走査型レーザレーダユニット1のケーシングに取り付け可能な機能を有する板状のベース2に固定部としての角柱3が立設され、その角柱3により、角柱3の軸線に沿って主面が延在するようにされた板ばね4がその一端である一辺を固設されて支持されている。板ばね4の角柱3とは相反する側の他端である一辺には、板ばね4の主面に直交するように設けられた可動部としてのミラーホルダ5が固着されている。そのミラーホルダ5により単板のミラー6が保持されている。
【0028】
上記ミラー6は、図1に示したようにレーザダイオード1cからのレーザ光を外部に向けて反射するものであり、ガラス製や合成樹脂製またはアルミニウムなどの軽金属製であって良い。ミラー6の表面(ミラー面)には、平滑に形成しかつアルミニウム蒸着などして形成した反射層が設けられている。また、反射層の表面には、腐食、酸化などから保護するためのSiO2などの薄膜からなる保護層が形成されている。
【0029】
また、ミラーホルダ5には、駆動手段としての電磁力発生装置を構成する一対の電磁コイル7a、7bが、ミラー6を図における上下に挟むように振り分けられて接着などにより固着されている。なお、一対の電磁コイル7a、7bは、ミラー6の反射面の中心に対して点対称に位置し、かつ図5に示されるようにミラー6、ミラーホルダ5、電磁コイル7a、7bからなる可動部の重心Gに対しても点対称に位置するように配設されている。
【0030】
それら各電磁コイル7a、7bをそれぞれ貫通する上下一対の弧状ヨーク8と、各弧状ヨーク8と対をなす凹設弧状ヨーク9とが、それぞれの両端部をヨークブラケット10にねじ止めされて一体化され、かつベース2に立設されたヨーク支持部11にねじ止めされて固定されている。これら各ヨーク8、9にあっては、純鉄などの軟磁性材をプレス成形により形成されるものであって良い。
【0031】
そして、各凹設弧状ヨーク9の凹設部に、弧状ヨーク8に対向するようにされた各マグネット12が固着されている。したがって、マグネット12と弧状ヨーク8との間に磁束が生じ、電磁コイル7a、7bに電流を流すことにより磁束を切る向きに電磁コイル7a、7bが移動する。なお、上記駆動コイル7a、7bには、電磁コイル用の銅線を空芯状に略100巻き巻いたコイルが使用されている。また、マグネット12にあっては、電磁コイル7a、7bと合わせて十分な駆動力を発生し得る起磁力のものにするように、磁石の種類や形状や寸法を検討する。このようにして磁気回路が形成されている。
【0032】
その磁気回路に発生する駆動力により、角柱3の板ばね4の支持部を支点としてミラーホルダ5(ミラー6)が揺動(走査)することになる。この時、上記したように可動部の重心Gに対して一対の電磁コイル7a、7bが点対称に配置されていることから、一対の電磁コイル7a、7bによる駆動力の合成力は重心と一致するようにされているため、駆動効率が高くなりかつモーメントの不釣り合いに起因する不要な挙動が抑止されると共に、可動部側に電磁力発生装置を構成する部品の中で比較的軽い電磁コイル7a、7bを設けていることから、応答性及び省電力化を向上し得る。
【0033】
上記ミラーホルダ5を樹脂成形して形成する場合には同時にミラー6及び電磁コイル6a、6bをインサート成形しても良く、その場合には上記接着工程を省略でき、製造工程を好適に簡略化し得る。また、ミラーホルダ5は、可動部として軽量かつ高剛性な構造であることが好ましく、その材料にはガラス繊維などを充填したLCP(液晶ポリマー)やPPS(ポリフェニレンスルフィド)などのエンジニアリングプラスチックを用い、射出成形で図に示されるように空隙を有するフレーム構造に形成されている。
【0034】
また、板ばね4には、ベリリウム銅やリン青銅あるいはステンレスなどの薄板ばね材をプレス加工により打ち抜き形成したものを用いて良い。なお、板ばね4の形状は、可動部(ミラーホルダ5部分)の一次共振周波数が走査周波数以上であり、かつ作動時のばね応力が疲労限界以下になるように決定される。これにより、繰り返し応力に対する耐久性を高くすることができる。
【0035】
固定部としての角柱3は、板ばね4を固定保持するものであり、その材料にはガラス繊維などを充填したLCP(液晶ポリマー)やPPS(ポリフェニレンスルフィド)などのエンジニアリングプラスチックを用い、射出成形で形成されている。なお、角柱3に板ばね4を接着しても良く、また接合しても良い。あるいは、角柱3とミラーホルダ5とを射出成形する際に、同時に板ばね4と駆動コイル7a、7bとをインサート成形しても良く、この場合には上記接着や接合工程を省略でき、製造工程を大幅に簡略化し得る。
【0036】
板ばね4には、図6に示されるように、走査部制御回路1bと電磁コイル7a、7bとの電気的接続用の通電用導体パターン13aを有するフレキシブルプリント基板13の略全体が接着などで固着され、そのフレキシブルプリント基板13の一部が角柱3側にクランク状に曲げられて接着などで固着されている。これにより、角柱3と板ばね4とが弾性体(フレキシブルプリント基板13の一部)を介して連結されるため、フレキシブルプリント基板13の材質や厚さ及び形状などを適宜設計変更することにより、可動部に適切なダンピング作用を与えることができ、揺動運動の折り返し端において電磁コイル7a、7bにより大きな制動力を発生させる必要がなく、省電力化を向上し得ると共に良好な応答性を得ることができる。
【0037】
なお、両ヨークブラケット10には、電磁コイル7a、7bに過大な電流が流れた場合などの走査角度(θ)を限定するために、ゴムなどの弾性体からなるストッパ19が接着や締結手段などによりそれぞれ取り付けられている。これら各ストッパ19に、可動部(ミラー6など)が必要以上に振れた場合にミラーホルダ5の一部が衝当することにより、最大振れ角度を制限でき、必要以上に可動部が振れてしまうことを防止できる。
【0038】
このようにして構成された走査装置部1aが設けられた走査型レーザレーダユニット1にあっては、上記レーザダイオード1cには近赤外線(一般に波長が900nm程度)のパルスレーザダイオードが用いられており、レーザダイオード1cからは、発光素子点灯回路1dからの制御信号に応じて数μ秒程度のパルス発光が出射される。レーザダイオード1cからのレーザ光は走査装置部1aのミラー6で反射され、レーザビームLBとなって外部へ出射される。
【0039】
一対の電磁コイル7a、7bには走査部制御回路1bからの制御信号に応じた電流が供給され、その電流の正負及び大きさによりミラーホルダ5(ミラー6)が角柱3の軸線回りの方向に揺動(弧状)運動する。それによりミラー6の反射面の角度が変化するため、反射光として外部に向けて出射されるレーザビームLBによる走査が行われる。上記電流としては、通常30Hz程度の交流電流が供給される。
【0040】
また、ミラーホルダ5の原点や角度を検出するべく、両ヨークブラケット10間に延在するように弧状のセンサ20が設けられ、対応するセンシングプレート20aが例えば下側の電磁コイル7bに接着されて設けられている。これにより、可動部(ミラー6など)の振れ角度(走査角度)の大きさ、角度位置(絶対値)、さらに角速度や作動周波数などの情報入手が可能となる。したがって、距離情報(パルス発光されるレーザビームの受光状態から算出される)と併せて角度の情報も入手可能になり、例えば衝突する虞のある車両の位置を正確に把握することができる。尚、センサ20及びセンシングプレート20aには、非接触式で検出可能な光学式または磁気式のエンコーダなどが使用可能である。
【0041】
このようにして構成された走査装置部1aとしての探査光走査用アクチュエータにあっては、ばね−マス系のばね振り子を構成するものであり、図7に示されるように一次共振周波数f0を作動周波数(走査周波数)fsよりも高い周波数に設定することにより、良好な応答性が得られる。
【0042】
次に第1の実施形態の変形例について以下に示す。図8は、第1の実施形態の変形例を示す可動部分を示す図5と同様な図であり、他の部分については上記図示例と同様であって良く、その説明を省略する。
【0043】
この例にあっては、板ばね4の共振時に於ける2次モードのばねひずみの大きな位置に選択的に制振材としてダンピング作用のあるポリマー材のフィルム4cを貼付している。その位置は、板ばね4の遊端近傍、即ち電磁コイル7a、7b近傍の上下位置であり、所要のダンピング効果を得るのに適した大きさ、位置、材料となっている。これにより、図7に実線で示すように2次モードの共振ピークを小さくすることができ、共振時に装置自体の破壊や外乱の入力による不要振動の誘発も抑制され、揺動運動の折り返し端において電磁コイル7a、7bにより大きな制動力を発生させる必要がなく、省電力化を向上し得ると共に良好な応答性を得ることができる。図7の右寄りに想像線でフィルム4cを貼付しない場合のグラフを示す。
【0044】
尚、板ばね4の基端近傍にも制振材を貼付すれば、図7の中央近傍(f0)の位置に想像線で示すように、1次モードの共振も制御することができる。また、ダンピング作用のあるフィルム4cに代えて例えばゲル状の粘性弾性材を塗布しても良い。このように適切な位置にのみ選択的に制振材を設けることで、所望の周波数応答特性を重量化することなく得ることができる。
【0045】
次に第1の実施形態の別の変形例について以下に示す。図9は、第1の実施形態の変形例を示す板ばね部分を示す要部模式的斜視図であり、他の部分については上記図示例と同様であって良く、その説明を省略する。
【0046】
この例にあっては、上記図示例の1枚の板ばね4を上下に分割したものに相当し、各板ばね4a、4bの各一端を角柱3により同一線上であるがそれぞれ独立して支持し、各板ばね4a、4bの各他端により同様にミラーホルダ5を保持している。また、各板ばね4a、4bは、電気的に絶縁されており、上記第1の例と同様にベリリウム銅やリン青銅あるいはステンレスなどの薄板ばね材をプレス加工により打ち抜き形成したものを用いて、板ばね4a、4b自身を電磁コイル7a、7bへの通電用リード線の代わりに用いることができる。これにより、通電回路を簡略化し得る。また、板ばね4の形状は、上記第1の例と同様に可動部(ミラーホルダ5部分)の一次共振周波数が走査周波数以上であり、かつ作動時のばね応力が疲労限界以下になるように決定される。
【0047】
尚、板ばね4a、4bへのダンピング作用を付与するべく、例えば板ばね4a、4bに、上記同様にダンピング作用のあるポリマー材のフィルムを貼ったり、ゲル状の粘性弾性材を塗布したりすると良い。また、可動部側からセンサ信号を取る必要がある場合にはフレキシブルプリント基板を使用すれば良く、その場合にはフレキシブルプリント基板にダンピング作用を持たせることができ、上記ダンピング構造を省略しても良い。
【0048】
図10は第1の実施形態の別の変形例を示す板ばねの横断面図である。この例にあっては、板ばねに薄板ばね14を用い、その薄板ばね14の一方の面上に電気絶縁層15を形成し、その電気絶縁層15の上に、電磁コイル7a、7bへの通電用の導電層16と、可動部側に通電対象のセンサを設けた場合のセンサ信号通電部17とを形成した3層構造のものである。これにより、通電回路をリード線などで別個に配線する必要がなくなり、配線工程などを簡略化し得る。なお、上記図示例のように可動部側にセンシングプレートを設けた場合にはセンサ信号通電部17を必要としない。
【0049】
また、図11は第1の実施形態の更に別の変形例を示す上記図9と同様の図であり、板ばねに薄板ばね14を用いている。そして、薄板ばね14の両面上に各電気絶縁層15を形成し、それら各電気絶縁層15の上に、それぞれ導電層16とセンサ信号通電部17とを形成して5層構造としている。この場合も上記図10のものと同様の効果を奏し得る。さらに、上記3層構造のものに対して、配線本数を容易に増加でき、電磁コイル7a、7b毎に電流を流して細かな制御が可能になると共に、電磁コイル7a、7bを図示例の倍の4個にした際の結線の自由度を増すことができる。また、薄板ばね14に対して5層構造のものは対称的に配設されており、3層構造よりも薄板ばね14のばね特性やダンピング特性に対するバランスを取ることが容易である。
【0050】
尚、これら電気絶縁層15と導電層16及びセンサ信号通電部17との形成にあっては、フレキシブルプリント基板13などと同様の張り合わせ材料をエッチングしてプレス加工による打ち抜き形成することができ、これにより容易に量産化が可能である。
【0051】
尚、図10、図11の例における薄板ばね14には、上記図示例と同様に、ベリリウム銅やリン青銅あるいはステンレスなどの薄板ばね材をプレス加工により打ち抜き形成したものを用いて良く、薄板ばね14の形状も、同様に、可動部(ミラーホルダ5部分)の一次共振周波数が走査周波数以上であり、かつ作動時のばね応力が疲労限界以下になるように決定される。
【0052】
また、図12に示されるように、ミラーホルダ5の代わりに可動ホルダ15を設け、その可動ホルダ15により上記図示例のミラー6の代わりにプリズム16を保持するようにしても良い。このようにしても、レーザダイオード1cからの出射光が、プリズム16を介して上記図示例と同様のレーザビームLBを出射することができると共に、矢印Aに示されるように可動ホルダ15(プリズム16)を揺動運動させて、レーザビームLBを走査させることができ、上記図示例と同様の効果を奏し得る。なお、プリズム16を通過して出射されるレーザビームLBの必要な走査角度θに対して可動ホルダ15の揺動角度を小さくすることができるため、小さな駆動力で十分なレーザビームLBの走査を行うことができ、小型化かつ省電力化し得る。
【0053】
また、図13に示されるように、上記図12のプリズム16の代わりにホログラム素子17を設けても良い。なお、図12と同様の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。この図示例にあっても、レーザダイオード1cからの出射光が、プリズム16を介して上記図示例と同様のレーザビームLBを出射することができると共に、矢印Aに示されるように可動ホルダ15(ホログラム素子17)を揺動運動させて、レーザビームLBを走査させることができ、上記図示例と同様の効果を奏し得る。
【0054】
また、図14に示されるように、上記図12のプリズム16の代わりに探査光出射素子としてのレーザダイオードなどの発光素子18を可動ホルダ15に設けても良い。この場合には、可動ホルダ15上の発光素子18から直接レーザビームLBを出射して、矢印Aに示されるように可動ホルダ15(発光素子18)を揺動運動させて、レーザビームLBを走査させることができ、上記図示例と同様の効果を奏し得ると共に、レーザダイオード1cを走査装置部1aの外部に設ける必要がなく、可動部回りの簡略かつ小型化を向上し得る。
【0055】
図15は、本発明が適用された第2の実施形態に於ける車両衝突防止装置の走査型レーザレーダユニットの走査装置部21aの要部を示す概略前方斜視図、図16はその概略後方斜視図である。図17はその平面図、図18は図17のXVIII−XVIII線について見た側断面図である。尚、車両衝突防止装置の走査型レーザレーダユニットの全体構成は第1の実施形態と同様であるのでその図示及び詳細な説明は省略する。
【0056】
各図に示されるように、例えば走査型レーザレーダユニット1のケーシングに取り付け可能な機能を有するベース22に側面がコ字状をなす固定部23が組み付けられている。固定部23には、上下一対の板ばね24a、24bの一端(基端)が固定されている。実際には板ばねは3枚以上としても良いが、後記電磁力発生装置が可動部の略重心位置に配置可能なように設定することが好ましい。各板ばね24a、24bは、その主面が同一平面上に位置するように並設されている。また、各板ばね24a、24bの変位可能な他端には保持部としてのミラーホルダ25が固着されている。そして、このミラーホルダ25には光学素子としての単板のミラー26が、その主面が各板ばね24a、24bの主面に直交するように保持されている。ここで、各板ばね24a、24bは、その固定側一端(基端)から変位可能な他端に向けて徐々にその幅が狭くなっている。これにより、片持ちはりとして機能する板ばねの応力分布を均一に近くできると共に後記電磁力発生装置を配置するスペースを効率良く確保することが可能となっている。また、各板ばね24a、24bが電磁力発生装置を挟むように上下方向に間隙をもって配置されていることからロール方向の剛性が向上され、外乱の影響を受け難くなっている。
【0057】
上記ミラー26は、図1のレーザダイオード1cからの探査光を外部に向けて反射するものであり、ガラス製や合成樹脂製またはアルミニウムなどの軽金属製であって良い。ミラー26の表面(ミラー面)には、平滑に形成しかつアルミニウム蒸着などして形成した反射層が設けられている。また、反射層の表面には、腐食、酸化などから保護するためのSiO2などの薄膜からなる保護層が形成されている。
【0058】
また、ミラーホルダ25には、駆動手段としての電磁力発生装置を構成する一対の電磁コイル27a、27bが、該電磁コイル27a、27b、ミラーホルダ25及びミラー26からなる可動部の重心G付近で駆動力が働くように接着などにより固着されている。
【0059】
一方、ベース22には、下側部分28aが各電磁コイル27a、27bに間隙をもって貫通する弧状ヨーク28が締結されている。この弧状ヨーク28は、図19に示すように、曲げ代28cを有する略円環状の部材を2つ折りにし、間隙をもって対向する下側部分28aと上側部分28bとから構成されている。この上側部分28bに於ける下側部分28aに対向する面にはマグネット29が固着されている。また、下側部分28a及び上側部分28bの曲折部分28cと相反する遊端はベース22のヨーク保持部22aを挟んで磁性体からなるねじ等の締結部材により締結され、磁気的に閉じた形状となっている。従って、マグネット29と弧状ヨーク28の下側部分28aとの間に磁束が生じ、電磁コイル27a、27bに電流を流すことにより磁束を切る向きに電磁コイル27a、27bに駆動力が発生することとなる。
【0060】
実際には弧状ヨーク28は半円状部材の一端同士を接合し、これを2つ折りにし、間隙をもって対向する下側部分28aと上側部分28bとを形成しても良い。このように、予め下側部分28aと上側部分28bとを形成しておくことで両部分の位置ずれを製作段階である程度吸収することができ、下側部分28aと上側部分28bとを別体として走査装置部21aの組み立て時に位置決めする場合に比較して組み立て作業が容易になると共に部品点数も削減されている。
【0061】
上記磁気回路に発生する駆動力により、固定部23の板ばね24a、24bの支持部を支点としてミラーホルダ25(ミラー26)が揺動(走査)することとなる。このとき、上記したように可動部の重心G近傍で駆動力が発生することから、駆動効率が高くなりかつモーメントの不釣り合いに起因する不要な挙動が抑止されると共に、可動部側に電磁力発生装置を構成する部品の中で比較的軽い電磁コイル27a、27bを設けていることから、応答性及び省電力化を向上し得る。
【0062】
図15に良く示すように、固定部23の背面側には板ばね24a、24bと一体をなす電極端子部24c、24dが突出している。この電極端子部24c、24dを走査部制御回路21bに接続し、板ばね24a、24bの遊端(変位可能な他端)を電磁コイル27a、27b端に接続することで、この電極端子部24c、24d及び板ばね24a、24bを介して電磁コイル27a、27bに通電されるようになっている。これにより、板ばね24a、24bにFPC等の配線部材を別途張り付けるなどの必要がなく、その剛性に起因する供給電流に対する応答感度特性の悪化や不要なモードなどの誘発を防止することが可能となっている。尚、電極端子部24c、24d部は面積が小さいため熱伝導性が良く、接続のためのはんだ作業を効率的に行うことが可能である。
【0063】
板ばね24a、24bには、ベリリウム銅やリン青銅あるいはステンレスなどの薄板ばね材をプレス加工により打ち抜き形成したものまたはエッチングにより形成したものを用いて良い。
【0064】
尚、板ばね24a、24bの表面に粘弾性のポリマーシート等を上記同様に貼り付けることで、可動部に適切なダンピング作用を与えることができ、共振時に装置自体の破壊や外乱の入力による不要振動の誘発も抑制され、揺動運動の折り返し端において電磁コイル27a、27bにより大きな制動力を発生させる必要がなく、省電力化を向上し得ると共に良好な応答性を得ることができる。
【0065】
固定部23及びミラーホルダ25は、軽量かつ高剛性なガラス繊維などを充填したLCP(液晶ポリマー)やPPS(ポリフェニレンスルフィド)などのエンジニアリングプラスチックを用い、射出成形により形成されている。
【0066】
尚、固定部23及びミラーホルダ25を成形後、これに板ばね24a、24bを組み付けても良いが、板ばね24a、24bをインサート材として固定部23及びミラーホルダ25を同時に一体的に成形しても良い。このようにすれば、例えばミラーホルダ25及び/または固定部23と板ばね24a、24bとを後付けする場合に比較して各部の位置精度が向上する。また板ばね24a、24bをインサート材として固定部23とミラーホルダ25とを別々に成形しても良い。尚、2枚の板ばね24a、24bはつなぎ部(図示せず)を介して一体となるようにプレスまたはエッチングにより成形し、固定部23及びミラーホルダ25をこの板ばね24a、24bと一体化した後にこのつなぎ部を切除すると良い。
【0067】
以下に、図20を参照して走査装置部21aの組み立て手順を説明する。まず、固定部23、板ばね24a、24b及びミラーホルダ25を上記のように組み立て後、電磁コイル27a、27bを接着等によりミラーホルダ25に固着し、固定部23をベース22に組み付ける。そして、弧状ヨーク28の下側部分28aを電磁コイル27a、27b内に貫通させ、下側部分28aと上側部分28bとでベース22のヨーク保持部2aを挟んでその端面をベース22のストッパ面22bに当接させ、締結する。このとき、ベース22に弧状ヨーク28の内周面をガイドするガイド面22c、22dが設けられていることにより、その組付け及び位置決めが容易になっている。
【0068】
このようにして構成された走査装置部21aを設けられた走査型レーザレーダユニット21にあっては、上記レーザダイオード21cには近赤外線(一般に波長が900nm程度)のパルスレーザダイオードが用いられており、レーザダイオード21cからは、発光素子点灯回路21dからの制御信号に応じて数μ秒程度のパルス発光が出射される。レーザダイオード21cからの探査光は走査装置部21aのミラー26で反射され、探査光LBとなって外部へ出射される。
【0069】
一対の電磁コイル27a、27bには走査部制御回路21bからの制御信号に応じた電流が供給され、その電流の正負及び大きさによりミラーホルダ25(ミラー26)が角柱3の軸線回りの方向に揺動(弧状)運動する。それによりミラー26の反射面の角度が変化するため、反射光として外部に向けて出射される探査光LBによる走査が行われる。上記電流としては、通常30Hz程度の交流電流が供給される。この交流電流は更にPWM制御して供給しても良い。
【0070】
このようにして構成された走査装置部21aとしての探査光走査用アクチュエータにあっては、ばね−マス系のばね振り子を構成するものであり、一次共振周波数f0を作動周波数(走査周波数)fsよりも高い周波数に設定することにより、良好な応答性が得られる。
【0071】
尚、上記構成では光学素子としてミラーを用いたが、プリズムを用いれば、このプリズムを通過して出射される探査光LBの必要な走査角度θに対してそのホルダの揺動角度を小さくすることができるため、小さな駆動力で十分な探査光LBの走査を行うことができ、小型化かつ省電力化し得る。また、光学素子としてホログラム素子を用いても良い。更に光学素子としてレーザダイオードなどの発光素子自体を用いても良い。この場合には、その発光素子から直接探査光LBを出射して走査させることができ、レーザダイオードを走査装置部21aの外部に設ける必要がなく、可動部回りの簡略化、小型化を向上し得る。
【産業上の利用可能性】
【0072】
このように本発明によれば、光学素子を保持する可動部をマス(質量)とするばね−マス系のばね振り子を形成でき、その一次共振周波数を作動周波数(走査周波数)よりも高い周波数に設定することにより、摺動部に軸受を用いる構造とならないことから抵抗損失を低減でき、良好な応答性を得ることができると共に、作動時に発生する板ばねの曲げ応力を疲労限界以下に設定するなどの板ばねの適切な設計により、従来例で示したポリゴンミラー型よりも小型かつ軽量化し得るばかりでなく、構造が簡単で部品点数も少ない直動型構造であり、低コスト化を向上し得る。
【0073】
また、光学素子を挟むように複数の駆動力発生部を配設し、その各駆動力の合成力を可動部分の重心と略一致させることにより、駆動効率を高め、かつ応答性及び省電力化を向上することができる。また、可動部に電磁コイルを設けることにより、可動側を軽量化できる。また、前記光学素子が、探査光出射手段からの探査光を反射するためのミラーであることによれば、ミラーを単板として、板ばねを揺動運動させることにより、ミラーの反射面を傾動させることができ、簡単な構造で反射光である探査光を走査させることができる。
【0074】
また、光学素子をプリズムとすることにより、必要な探査光の走査角度に対して可動部の揺動角度を小さくすることができ、小さな駆動力で十分な探査光の走査を行うことができる。また、光学素子をホログラム素子とすることによっても上記と同様の効果を奏し得る。また、光学素子を探査光出射素子とすることにより、可動部から直接探査光を出射でき、外部に探査光出射手段を設ける必要がなく、可動部回りを小型化できる。
【0075】
また、板ばねと固定部とを弾性回路基板により連結することにより、電磁コイル通電用の弾性回路基板を利用してダンピング作用を与えることができ、応答性を向上し得る。また、板ばねに、電気絶縁層と電磁コイル通電用導電層とを積層することにより、電磁コイルに通電する導電回路を板ばねと一緒に形成でき、配線工程などを簡略化することができる。
【0076】
また、板ばねの共振時に於けるばねひずみの大きな位置にのみ選択的に例えば粘弾性シート等の制振材を貼付することで、複雑、かつ重量化しがちな制振構造を別途設けなくても軽量かつ低コストで共振特性を制御できる。
【0077】
また、板ばねを、その主面の延在方向に並設された複数の板ばねから構成し、可動部の重量物が駆動力点付近に集中すると共に駆動力が可動部の重心と略一致する位置で発生するように板ばね間に駆動手段として電磁力発生装置を配置することで、モーメントの不釣り合いに起因する不要な挙動を抑止することができる。また、両板ばねが離間していることでロール剛性も向上する。また、例えば1枚の板ばねの上下に対称な一対の電磁力発生装置を設ける構造に比較して部品点数、特にコアを削減でき、小型、軽量になる。また、各板ばねが固定側一端から変位可能な他端に向けて徐々にその幅が狭くなっていることで、板ばねの応力分布を均一に近くできると共に電磁力発生装置を配置するスペースを効率良く確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
図1は、本発明が適用された車両衝突防止装置の走査型レーザレーダユニット1の全体ブロック図。
図2は、第1の実施形態に於ける走査装置部1aの要部を示す概略前方斜視図。
図3は、走査装置部1aの要部を示す概略後方斜視図。
図4は、走査装置部1aの要部を示す分解斜視図。
図5は、可動部分を示す縦断面図。
図6は、フレキシブルプリント基板を用いた板ばね部分の部分斜視図。
図7は、一次共振周波数に対する走査周波数を示す説明図。
図8は、第1の実施形態の変形例を示す可動部分を示す縦断面図。
図9は、第1の実施形態の変形例を示す板ばね部分を示す要部模式的斜視図。
図10は、第1の実施形態の変形例を示す板ばねの横断面図。
図11は、第1の実施形態の変形例を示す図9と同様の図。
図12は、光学素子にプリズムを用いた例を示す模式図。
図13は、光学素子にホログラムを用いた例を示す模式図。
図14は、光学素子にレーザ光出射素子を用いた例を示す模式図。
図15は、本発明が適用された第2の実施形態に於ける車両衝突防止装置の走査型レーザレーダユニット21の走査装置部21aの要部を示す概略前方斜視図。
図16は、走査装置部21aの要部を示す概略後方斜視図。
図17は、走査装置部21aの要部を示す平面図。
図18は、図17のXVIII−XVIII線について見た断面図。
図19は、走査装置部21aの弧状ヨーク28の構造を示す斜視図。
図20は、走査装置部21aの弧状ヨーク28の組み付け手順を示す図17と同様な図。
図21は、従来の多角形ミラー型レーザアクチュエータを示す模式的斜視図。
図22は、従来の単板ミラー型レーザアクチュエータを示す模式的斜視図。

Claims (12)

  1. 探査光を出射するための光学素子と、前記光学素子を保持する可動部と、一端を固定されかつ変位可能な他端に前記可動部を取り付けられた板ばねと、前記探査光を走査させるように前記可動部を駆動するための駆動手段とを有し、
    前記駆動手段が、前記光学素子を挟むように配設された複数の駆動力発生部を有し、前記複数の駆動力発生部による各駆動力の合成力が前記光学素子及び前記可動部の重心と略一致することを特徴とする探査光走査用アクチュエータ。
  2. 前記駆動手段が電磁力発生装置であり、前記可動部に電磁コイルが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の探査光走査用アクチュエータ。
  3. 前記光学素子が、探査光出射手段からの探査光を反射するためのミラー、探査光出射手段からの探査光を光路変更するためのプリズム、探査光出射手段からの探査光を反射するためのホログラム素子及び探査光出射素子のいずれかからなることを特徴とする請求項1に記載の探査光走査用アクチュエータ。
  4. 前記板ばねと固定部とが、前記電磁コイルに通電するための回路を有する弾性回路基板により連結されていることを特徴とする請求項に記載の探査光走査用アクチュエータ。
  5. 前記板ばねに、電気絶縁層と、前記電磁コイルに通電するための回路を構成する導電層とが積層されていることを特徴とする請求項に記載の探査光走査用アクチュエータ。
  6. 前記板ばねの共振時に於けるばねひずみの大きな位置に選択的に制振材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の探査光走査用アクチュエータ。
  7. 前記駆動手段が前記可動部を駆動するための電磁力発生装置からなり、
    前記板ばねが、その主面の延在方向に並設された複数枚の板ばねからなり、
    前記板ばね間に前記電磁力発生装置が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の探査光走査用アクチュエータ。
  8. 前記板ばねが前記固定側一端から変位可能な他端に向けて徐々にその幅が狭くなっていることを特徴とする請求項に記載の探査光走査用アクチュエータ。
  9. 前記電磁力発生装置の電磁コイルが前記可動部に設けられ、該電磁コイルが前記各板ばねを配線の一部としてこれを介して通電されるようになっていることを特徴とする請求項に記載の探査光走査用アクチュエータ。
  10. 前記電磁力発生装置のヨークが、前記固定部に固定されると共にC字状をなす部材を、前記電磁コイルを挿通する間隙を有するように2つ折りしてなることを特徴とする請求項に記載の探査光走査用アクチュエータ。
  11. 前記電磁コイルが環状をなし、
    前記ヨークが、前記可動部の変位方向に沿って湾曲する弓状をなすと共にその一部が前記電磁コイルに挿通されるように前記固定部に組み付けられ、
    前記ヨークを前記可動部の変位方向に沿って前記電磁コイルに挿通して前記固定部に組み付けるべく、該ヨークをガイドするガイド部が前記固定部側に設けられていることを特徴とする請求項に記載の探査光走査用アクチュエータ。
  12. 前記光学素子が、探査光出射手段からの探査光を反射するためのミラー、探査光出射手段からの探査光を光路変更するためのプリズムまたはレンズ、探査光出射手段からの探査光を反射するためのホログラム素子及び探査光出射手段自体のいずれかからなることを特徴とする請求項に記載の探査光走査用アクチュエータ。
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