JPH1183988A - レーザ光照射レンズ用アクチュエータ - Google Patents

レーザ光照射レンズ用アクチュエータ

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Publication number
JPH1183988A
JPH1183988A JP23606597A JP23606597A JPH1183988A JP H1183988 A JPH1183988 A JP H1183988A JP 23606597 A JP23606597 A JP 23606597A JP 23606597 A JP23606597 A JP 23606597A JP H1183988 A JPH1183988 A JP H1183988A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens holder
laser light
lens
leaf spring
actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP23606597A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Tominaga
潤 冨永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
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Publication of JPH1183988A publication Critical patent/JPH1183988A/ja
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  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光照射レンズ用アクチュエータにおけ
る高精度の駆動・位置制御を行うと共に、放熱性及び制
振性を向上する。 【解決手段】 レーザ光を照射するためのレンズ1を中
央部に保持するレンズホルダ2のレーザ光の光軸Zに直
行する上下左右方向に臨む各端面にそれぞれムービング
コイル5a〜5dを固設し、各ムービングコイル毎に対
応する各ヨーク6を固定部材3に固設し、レンズホルダ
2を板ばね4を介して固定部材3により弾性支持し、板
ばね4の固定部材3への結合部近傍にダンプ剤を封入し
たダンプボックス7を設ける。コイルとヨークとの駆動
力と板ばねの弾性復元力との釣り合いにより任意の位置
に静止可能であり、ダンプボックスにより板ばねの不要
な共振を抑えることができ、コイルをそれぞれ独立して
配設した構造により、放熱性が向上して、熱による駆動
力低下を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にレーザ光を用
いたレーザ・レーダに適するレーザ光照射レンズ用アク
チュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ光を応用した技術が様々な
分野で利用されており、その一つに、車間距離計測装置
として、レーザ光を用いたレーザ・レーダがある。その
レーザレーダにあっては、前方車両の連続した情報収集
のためには前方車両に追従してレーザ光を照射するため
に、レーザ光照射レンズを任意の位置まで上下左右に移
動させかつ静止させることを可能にするアクチュエータ
が必要となり、その駆動手段としてはムービングコイル
とヨークとの組み合わせによるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようなレーザ・レーダに用いられるレーザ光照射レン
ズ用アクチュエータにあっては、車両に搭載されて使用
されることから、温度や外乱が厳しい環境での利用とな
るため、上記したようにレーザ光照射レンズの駆動手段
にムービングコイルとヨークとを用いた場合における放
熱性、及びレンズを上下左右に移動しかつ静止させる際
の制振性が要求される。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、高精度の駆動・位置制御を行うと共に、放熱性及び
制振性の向上を実現するために、本発明に於いては、レ
ーザ光を照射するためのレンズを中央部に保持するレン
ズホルダと、前記レンズホルダにおける前記レーザ光の
光軸に直行する上下左右方向に臨む各端面にそれぞれ突
出するように固設された複数のムービングコイルと、前
記複数のムービングコイル毎に配置されかつ固定部材に
固設された複数のヨークと、前記レンズホルダを前記上
下左右方向に変位可能に支持するべく前記レンズホルダ
と前記固定部材との両者間に設けられた複数の長尺弾性
体と、前記長尺弾性体の前記固定部材への結合部近傍に
設けられた制振手段とを有するものとした。
【0005】このようにすることにより、固定部材に対
して長尺弾性体を介してレンズホルダを支持することに
より、レンズホルダを移動させることができ、かつムー
ビングコイルとヨークとによる駆動力と長尺弾性体の弾
性復元力との釣り合いにより任意の位置に静止させるこ
とができる。また、長尺弾性体の固定部材への結合部近
傍に設けた制振手段により、レンズホルダの移動・静止
時における長尺弾性体の不要な共振を抑える制振作用を
得ることができる。また、レンズホルダに固設された複
数のムービングコイルをそれぞれ上下左右方向の各端面
に配設することにより、各ムービングコイルが独立した
構造となり、放熱性が向上して、熱による駆動力低下を
防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0007】図1は、本発明が適用されたレーザ・レー
ダに用いられるレーザ光照射レンズ用アクチュエータを
示す要部組立斜視図であり、図2はその要部分解斜視図
である。本レーザ・レーダは、車両に搭載され、前方あ
るいは後方を走行する他の車両までの車間距離を計測す
るために用いるのに適するものであり、車間距離を計測
するのに必要な情報収集のために、レーザ光を他の車両
に追従させるべく、レーザ光を通すレンズをその光軸に
直交する上下左右方向に移動・静止させるためのアクチ
ュエータを有している。
【0008】本レーザ・レーダ用アクチュエータは、図
1に示されるように、レーザ光出射手段(図示せず)か
ら出射されるレーザ光の光軸Z上に配置されるレーザ光
照射レンズとしての対物レンズ1を有し、その対物レン
ズ1を中央部にて保持するブロック状のレンズホルダ2
と、レンズホルダ2を固定部材3に対して弾性支持する
ための長尺弾性体としての4本の板ばね4と、レンズホ
ルダ2を光軸Zに直交する上下(Y軸)及び左右(X
軸)方向に移動させかつ任意の位置に静止させるための
電磁駆動手段とにより構成されている。
【0009】上記電磁駆動手段は、レンズホルダ2の上
下及び左右の各端面にそれぞれ突出するように固着され
た上下駆動用ムービングコイル5a・5b及び左右駆動
用ムービングコイル5c・5dと、それぞれに対応して
配設されたE字形の各ヨーク6とからなる。各ムービン
グコイル5a〜5dは、矩形状のボビンにコイル素線を
巻回してなり、上下駆動用ムービングコイル5a・5b
が上記Y軸と同軸的に配設され、左右駆動用ムービング
コイル5c・5dが上記X軸と同軸的に配設されてい
る。各ヨーク6は、E字形の両端の各脚部にそれぞれマ
グネットMを固着されており、その中央の脚部を対応す
る各ムービングコイル5a〜5d内に同軸的に突入させ
た状態で、固定部材3に固設されている。
【0010】前記した板ばね4は、図2に良く示される
ように、細長いアーム部4aと、そのアーム部4aの両
端にて比較的大きく形成された各矩形片部4b・4cと
を有する形状に形成されている。4本の板ばね4の各一
方の矩形片部4bがレンズホルダ2の四つ角部分にそれ
ぞれ固着され、各他方の矩形片部4cが固定部材3にそ
れぞれ固着される。このようにして設けられた4本の板
ばね4を介して固定部材3に対してレンズホルダ2が弾
性支持されている。
【0011】また、固定部材3には、各板ばね4の固定
部材3に固着された結合部近傍のアーム部4aの一部を
受容するダンプボックス7がそれぞれ設けられている。
それらダンプボックス7にはダンプ剤が充填されてお
り、このようにして制振手段が構成されている。なお、
ダンプボックス7の開口面を図示されないブシュなどで
閉塞することにより、中のダンプ剤をダンプボックス7
内に密封することができる。
【0012】このようして構成された本レーザ・レーダ
用アクチュエータにあっては、各対をなす上下駆動用ム
ービングコイル5a・5b及び左右駆動用ムービングコ
イル5c・5dに適宜電流を流すことにより、その電流
の向きに応じて上下(Y軸)や左右(X軸)方向にフレ
ミングの法則に従ってレンズホルダ2が駆動されて移動
し、その駆動力と板ばね4の弾性復元力とが釣り合う位
置でレンズホルダ2が静止する。
【0013】前記したように板ばね4の固定部材3側部
分にはダンプボックス7が設けられており、そのダンプ
ボックス7内に充填されたダンプ剤により、上記レンズ
ホルダ2の駆動時における板ばね4の急激な変位を抑制
することができ、板ばね4に対する制振効果が得られ、
不要な共振が生じることがない。
【0014】また、各ムービングコイル5a〜5dがレ
ンズホルダ3の上下左右の各端面に配設されていること
から、コイル同士が分散しており、コイル相互の影響が
少ない。例えば、あるコイルに通電されて熱が発生して
も、その影響が他のコイルに及び難い。また、レンズホ
ルダ3の各端面に各ムービングコイル5a〜5dが突出
するように設けられていることから、各ムービングコイ
ル5a〜5dの空気との接触面積が広く、放熱性が良
く、ムービングコイルに蓄熱した場合の電流低下による
駆動力低下を防止することができる。
【0015】なお、長尺弾性体として、上記図示例では
板ばねを用いたが、板ばねに限ることなく、例えばばね
材からなる針金状の弾性体を用いることもできる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、長尺弾性体
を介することにより、レンズホルダを移動させることが
でき、かつムービングコイルとヨークとによる駆動力と
長尺弾性体の弾性復元力との釣り合いにより任意の位置
に静止させることができると共に、制振手段によりレン
ズホルダの移動・静止時における長尺弾性体の不要な共
振を抑えることができ、さらに、複数のムービングコイ
ルをそれぞれ独立して配置することにより、放熱性が向
上し、熱による駆動力低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたレーザ光照射レンズ用アク
チュエータを示す要部組立斜視図。
【図2】図1の要部分解組立斜視図。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 3 固定部材 4 板ばね、4a アーム部、4b・4c 矩形片部 5a・5b 上下駆動用ムービングコイル 5c・5d 左右駆動用ムービングコイル 6 ヨーク 7 ダンプボックス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を照射するためのレンズを中央
    部に保持するレンズホルダと、前記レンズホルダにおけ
    る前記レーザ光の光軸に直行する上下左右方向に臨む各
    端面にそれぞれ突出するように固設された複数のムービ
    ングコイルと、前記複数のムービングコイル毎に配置さ
    れかつ固定部材に固設された複数のヨークと、前記レン
    ズホルダを前記上下左右方向に変位可能に支持するべく
    前記レンズホルダと前記固定部材との両者間に設けられ
    た複数の長尺弾性体と、前記長尺弾性体の前記固定部材
    への結合部近傍に設けられた制振手段とを有することを
    特徴とするレーザ光照射レンズ用アクチュエータ。
JP23606597A 1997-09-01 1997-09-01 レーザ光照射レンズ用アクチュエータ Pending JPH1183988A (ja)

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