JPH0874928A - 制振装置及び除振台 - Google Patents

制振装置及び除振台

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JPH0874928A
JPH0874928A JP21264794A JP21264794A JPH0874928A JP H0874928 A JPH0874928 A JP H0874928A JP 21264794 A JP21264794 A JP 21264794A JP 21264794 A JP21264794 A JP 21264794A JP H0874928 A JPH0874928 A JP H0874928A
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JP
Japan
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vibration
magnetic force
damping device
force line
coil
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Application number
JP21264794A
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Inventor
Toshihiro Miyazaki
俊弘 宮崎
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Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制振対象物を確実に制振する。 【構成】 除振台にコイル取付本体18を取り付け、床
14にヨーク取付本体20を取り付ける。コイル取付本
体18のコイル24を、磁力線が通るヨーク26の空隙
に非接触状態で配置する。除振台には、振動の変位を検
出する加速度センサを取り付け、加速度センサを制御装
置に接続する。制御装置は、加速度センサからの加速度
検出信号を受けて除振台に作用する振動が零になるよう
にコイル24に流れる電流を制御する。コイル24とヨ
ーク26とは接触していないので、コイル24の移動方
向以外の方向に変位する振動が床14に生じても、その
振動は除振台へ伝達しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微小な振動を能動的に制
御する制振装置及び除振台に係り、特に、精密光学機
器、電子顕微鏡、測定器、精密天秤、精密工作機械、除
振床等の制振に好適な制振装置及びこれらの機器を載置
するに好適な除振台に関する。
【0002】
【従来の技術】振動体に被振動体を支持した系におい
て、被振動体への振動の伝搬を防止するために最近アク
ティブな制振手法が考えられつつある。アクティブな制
振手法は、被振動体に外部から力を加える機構を取り付
け、力を積極的に与えて被振動体を制振させようとする
ものである。
【0003】このようなアクティブな制振手法に用いら
れる機構として、磁界中に置かれる電流の流れた電線に
発生する力を利用した力の発生機構、いわゆる電磁アク
チュエータ式の制振装置がある。
【0004】図12に示すように、この電磁アクチュエ
ータ式の制振装置100は、円筒状の永久磁石101を
備えた壺型のヨーク102を備えており、磁力線の通る
空隙にボビン104に巻かれたコイル105が配置され
ている。ボビン104は一対の金属板106によってヨ
ーク102に支持されており、また、ボビン104の先
端には制振対象物に取り付けるための振動部110が一
体的に設けられている。
【0005】図13に示すように、この制振装置100
は、例えば、振動を嫌う顕微鏡、精密機器等を載置する
除振台112等に用いられている。
【0006】除振台112は、防振装置114等で床1
16から支持されている。除振台112の下側の床11
6には、制振装置100が軸方向を水平に向けて配設さ
れており、振動部110が除振台112の下部に固定さ
れている。
【0007】ここで、除振台112が動こうとした場合
には、振動部110が除振台112の動きを止める方向
に力を出して、除振台112を制振することができるよ
うになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の制振装
置100の振動部110は、一対の金属板106で支持
されて所定方向(上記の例では水平方向)のみに動くよ
うになっているため、床106が上下方向に振動する
と、この上下方向の振動が金属板106を介して除振台
102に伝達するという問題がある。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、制振対象物の
所定方向の変位を抑えると共に、所定方向以外の方向の
振動を制振対象物へ伝達させることのない制振装置及
び、確実に制振することのできる除振台を提供すること
が目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の制振装
置は、振動発生部及び振動受部に何れか一方に連結さ
れ、振動変位方向に対して交差する方向に磁力線を通す
空隙を備えた磁力線生成手段と、振動発生部及び振動受
部に何れか他方に連結され、前記空隙内を通る磁力線に
対して直交しかつ前記振動発生部の所定の振動変位方向
に対して直交する方向に延びると共に、前記磁力線生成
手段とは所定寸法離間されて前記空隙内に配設される導
電体と、前記導電体が前記磁力線生成手段に対して前記
所定の振動変位方向とは反対方向に、振動変位量と同じ
寸法だけ動くように前記導電体に電流を流す制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の除振台は、弾性手段を介
して振動発生部に支持される除振台であって、前記振動
発生部及び前記除振台の何れか一方に連結され、前記振
動発生部の振動変位方向に対して交差する方向に磁力線
を通す空隙を備えた磁力線生成手段と、前記振動発生部
及び前記除振台の何れか他方に連結され、前記空隙内を
通る磁力線に対して直交しかつ前記振動発生部の所定の
振動変位方向に対して直交する方向に延びると共に、前
記磁力線生成手段とは所定寸法離間されて前記空隙内に
配設される導電体と、前記導電体が前記磁力線生成手段
に対して前記振動発生部の振動変位方向とは反対方向
に、振動変位量と同じ寸法だけ動くように前記導電体に
電流を流す制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】請求項1に記載の制振装置によれば、磁力線生
成手段が振動発生部及び振動受部に何れか一方に連結さ
れ、導電体が振動発生部及び振動受部に何れか他方に連
結される。空隙内に配設された導電体は、空隙内を通る
磁力線に対して直交しかつ振動発生部の所定の振動変位
方向に対して直交する方向に延びているため、導電体に
流す電流の向きによって、導電体に所定の振動変位方向
とは反対方向の力を発生させることができ、電流の大き
さによって導電体に発生する力の大きさを変えることが
できる。制御手段は、導電体が前記磁力線生成手段に対
して所定の振動変位方向とは反対方向に振動の変位量と
同じ寸法だけ動くように導電体に電流を流すので、振動
受部は制振される。また、導電体と磁力線生成手段とが
離間しているので、振動発生部が所定方向以外に振動し
たとしても、その振動が制振装置を介して振動受部へ伝
達することはない。
【0013】請求項2に記載の除振台によれば、磁力線
生成手段が振動発生部及び除振台の何れか一方に連結さ
れ、導電体が振動発生部及び除振台の何れか他方に連結
される。空隙内に配設された導電体は、空隙内を通る磁
力線に対して直交しかつ振動発生部の所定の振動変位方
向に対して直交する方向に延びているため、導電体に流
す電流の向きによって、導電体に振動発生部の所定の振
動変位方向とは反対方向の力を発生させるとができ、電
流の大きさによって導電体に発生する力の大きさを変え
ることができる。制御手段は、導電体が前記磁力線生成
手段に対して振動発生部の所定の振動変位方向とは反対
方向に振動の変位量と同じ寸法だけ動くように導電体に
電流を流すので、除振台は制振される。また、導電体と
磁力線生成手段とが離間しているので、振動発生部が所
定方向以外に振動したとしても、その振動が除振台へ伝
達することはない。
【0014】
【実施例】
[第1実施例]本発明の第1実施例に係る制振装置10
を図面を参照しながら説明する。
【0015】図2には、第1実施例に係る制振装置10
が適用された振動受部としての除振台12が示されてい
る。
【0016】図2に示すように、除振台12は、四隅が
振動発生部としての床14に固定された防振装置16で
支持されており、下側には制振装置10が配設されてい
る。
【0017】図1に示すように、この制振装置10は、
コイル取付本体18と2つのヨーク取付本体20とから
構成されている。
【0018】コイル取付本体18は角柱状の取付ブロッ
ク22を備えており、取付ブロック22の上部が除振台
12の底面中央に図示しないボルトや接着剤等で取り付
けられている。
【0019】取付ブロック22の矢印X方向側の側面及
び矢印Y方向側の側面からは、各々コイル24が突出し
ている。このコイル24は矩形枠状に巻かれて樹脂等で
固められており、軸方向が水平方向に向けられている。
【0020】一方、床14には、コイル取付本体18の
矢印X方向側及び矢印Y方向側に、それぞれヨーク取付
本体20が配設されている。
【0021】ヨーク取付本体20は、磁力線生成手段の
一部を構成するヨーク26を備えている。本実施例のヨ
ーク26は、第1部材28、第2部材30及び磁力線生
成手段の他の一部を構成する永久磁石32の3部品から
構成されている。
【0022】第1部材28は、互いに平行に配置される
一対の平行部28Aと、これら平行部28Aの長手方向
一方を連結する基部28Bとを有し、略コ字状を呈して
いる。
【0023】第2部材30は、角柱状を呈しており、一
対の平行部28Aの間に空隙を形成するように配設され
ている。また、第2部材30と第1部材28の基部28
Bとの間には永久磁石32が固着されている。なお、永
久磁石32は、第2部材30側がN極、第1部材28が
S極となっている。
【0024】このヨーク26は、基部28Bがブラケッ
ト34に取り付けられており、ブラケット34は図示し
ないボルトで床14に固定されている。
【0025】ヨーク26の空隙には、図示するようにコ
イル24が第1部材28及び第2部材30の何れにも接
触しないように挿入されている。また、空隙の寸法は、
所定範囲内であればコイル24が何れの方向に動いても
ヨーク26に接触しないように設定されている。なお、
ここでいう所定範囲とは、床14が振動した際の振幅と
同一である。
【0026】また、ヨーク26の基部28Bとコイル2
4との間には、充分な余裕寸法が設けられており、か
つ、コイル24は第2部材30に対して充分に横長であ
るので、例え、床14と除振台12とが振動の振幅より
も大きく相対移動してもコイル24が破損するようなこ
とはない。
【0027】図2に示すように、除振台12には、矢印
X方向及び矢印X方向とは反対方向に変位する振動を検
出する制御手段の一部を構成する加速度センサ36と、
矢印Y方向及び矢印Y方向とは反対方向に変位する振動
を検出する制御手段の他の一部を構成する加速度センサ
38が取り付けられている。
【0028】加速度センサ36及び加速度センサ38
は、制御手段の他の一部を構成する制御装置40に接続
されており、制御装置40には両方のコイル24が接続
されている。
【0029】制御装置40は、加速度センサ36からの
加速度検出信号を受けて除振台12に作用する矢印X方
向及び矢印X方向とは反対方向に変位する振動が零にな
るようにコイル取付本体18の矢印Y方向側のコイル2
4に流れる電流を制御し、また、加速度センサ38から
の加速度検出信号を受けて除振台12に作用する矢印Y
方向及び矢印Y方向とは反対方向に変位する振動が零に
なるようにコイル取付本体18の矢印X方向側のコイル
24に流れる電流を制御することができる。
【0030】次に、本実施例の作用を説明する。例え
ば、床14が振動によって矢印Y方向に微小変位する
と、除振台12も矢印Y方向に変位しようとするが、除
振台12が矢印Y方向に変位しはじめると、加速度セン
サ38によってその加速度が検出される。加速度センサ
38からの加速度検出信号を受けた制御装置40は、加
速度が零となるようにコイル取付本体18の矢印X方向
側のコイル24に電流を流す。電流を流されたコイル2
4は、ヨーク取付本体20に対して矢印Y方向とは反対
方向の力を受け、この力が除振台12へ伝達されて除振
台12が矢印Y方向とは反対方向へ移動し、この結果除
振台12の矢印Y方向への変位が抑えられる。
【0031】なお、床14が矢印Y方向とは反対方向、
矢印X方向及び矢印X方向とは反対方向に微小変位して
も同様にして除振台12の変位を抑えることができるの
で、床14が水平方向の何れの方向に微小振動しても除
振台12は水平方向に動くことはない。
【0032】なお、この制振装置10は、コイル24と
ヨーク26とが互いに接触していないので、例えば、床
14が上下方向に振動した場合に、床14の上下振動が
制振装置10を介して除振台12へ伝達することは無
い。本実施例の場合、床14の上下振動は、防振装置1
6が吸収して除振台12への伝達を阻止する。 [第2実施例]本発明の第2実施例を図3にしたがって
説明する。なお、第1実施例と同一構成に関しては同一
符号を付し、その説明は省略する。
【0033】本実施例の除振台12は、水平方向のみな
らず上下方向にも制振できるように構成されている。
【0034】図3に示すように、除振台12と床14と
の間には、上下方向の制振を行うための制振装置42が
配設されている。
【0035】図3に示すように、この制振装置42は、
リング状の永久磁石44を組み込んだ壺型のヨーク46
を備えている。ヨーク46は軸心が床14に対して垂直
とされ、空隙には、円筒状のボビン48に巻かれたコイ
ル50が非接触で挿入されている。このコイル50に電
流を流すことによって、コイル50に上下方向の力を生
じさせることができる。
【0036】ボビン48の上端には除振台12の底面に
取り付けられるフランジ48Aが一体的に設けられてお
り、このフランジ48Aの下面外周側とヨーク46の上
面とがリング状の弾性体52で連結されている。この弾
性体52はコイル50をヨーク46に対して所定位置に
保つために用いられるものであり、極めて柔軟なゴムや
スポンジ等(防振装置16よりも柔らかければ良く、各
種ゴム材料、軟質のウレタン等が使用できる。)で形成
されている。したがって、弾性体52を介して除振台1
2へ伝達される床14側の振動は、実質的に無視できる
レベルである。
【0037】このコイル50は、制御装置40(図3で
は図示せず)に連結されており、制御装置40には、除
振台12に取り付けられた上下方向の加速度を検出する
ための加速度センサ(図示せず)が接続されている。
【0038】本実施例の除振台12は、水平方向の動き
は前述した実施例で述べたように制振装置10(図3で
は図示せず)で抑えることができる。
【0039】また、除振台12が上下方向に微小変位し
ようとした場合、制御装置40は、加速度センサからの
加速度検出信号を受けて除振台12が変位しないように
コイル50に流れる電流を制御する。これにより、床1
4からの上下方向の振動を防振装置16で阻止しきれな
かった場合でも除振台12を制振することができる。 [第3実施例]本発明の第3実施例を図4にしたがって
説明する。なお、第1実施例と同一構成に関しては同一
符号を付し、その説明は省略する。
【0040】本実施例の除振台12は、回転方向(矢印
R方向)の振動も制振できるように構成されている。
【0041】図4に示すように、本実施例の除振台12
には、対角方向に2個の制振装置10が設けられてい
る。また、加速度センサ36と加速度センサ38とがそ
れぞれ一組となり、対角方向に一対設けられている。
【0042】本実施例では、対角方向に一対設けた加速
度センサ36及び加速度センサ38によって除振台12
の回転方向の振動を検出し、対角方向に設けた2個の制
振装置10を各々制御することによって、除振台12の
回転方向の振動を制振することができる。
【0043】なお、ヨーク26の形状は、前記第1実施
例に示した形状に限るものではなく、種々の変更が可能
であり、ヨーク26の変形例を図5乃至図8に示す。
【0044】図5に示すヨーク26は、枠状を呈した磁
性体60の中央に、一対の永久磁石32を介して第2部
材30を支持したものである。
【0045】図6に示すヨーク26は、磁性体60及び
第2部材30を連結して一体化し、永久磁石32をコイ
ル24に対向して磁性体60に固着させたものである。
【0046】また、図7に示すヨーク26は、H字状を
呈した磁性体62の端部間に一対の永久磁石32を介し
て角状の磁性体64を支持したものである。
【0047】なお、前述したヨーク26とコイル24と
は、非接触であったが、図8に示すように、コイル24
とヨーク26との間に極めて柔軟な弾性体(例えば、ゴ
ム、スポンジ等であり、アスカーC硬度で45度程度の
ものが使用できる)56を配してコイル24を保持する
ようにしても良い。これによって、コイル24を所定位
置に保持しつつ制振装置10を除振台12等へ容易に取
り付けることができる。なお、弾性体56は極めて柔軟
なため、弾性体56を有した制振装置10を除振台12
に用いても、床14から除振台12への振動伝達は殆ど
無視できるレベルに抑えられる。 [第4実施例]本発明の第4実施例を図9乃至図11に
したがって説明する。なお、第1実施例と同一構成に関
しては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0048】図9に示すように、床14の上には、電子
顕微鏡72を載置する除振台としての顕微鏡台74が配
置されている。顕微鏡台74は、鋼材等の高剛性な部材
で作られた支持ベース76を備えてており、支持ベース
76の上面四隅にはそれぞれ空気バネ78が取り付けら
れている。これらの空気バネ78の上部には剛性の高い
材料で形成された矩形の板材80が載置されて固定され
ている。なお、この空気バネ78は、上下方向のばね定
数が低く設定されており、床14の上下方向の振動を遮
断することができる。
【0049】支持ベース76の上面には、空気バネ78
の間に制振装置82が設けられている。
【0050】本実施例の制振装置82は、第1実施例の
制振装置10とほぼ同じ構成であるが、図10及び図1
1に示すように、本実施例では、コイル84の向きが第
1実施例のコイル24とは、90°異なり、コイル84
の長手方向が縦方向とされている。
【0051】これに伴い、ヨーク86の向きも第1実施
例のヨーク26の向きとは90°異なっている。
【0052】図9において、矢印Z方向側の制振装置8
2及び矢印Z方向側とは反対側の制振装置82(図示せ
ず)は、板材80を矢印Z方向及び矢印Z方向とは反対
方向に移動させる向きに配置されており、矢印Y方向側
の制振装置82及び矢印Y方向側とは反対側の制振装置
82(図示せず)は、板材80を矢印Y方向及び矢印Y
方向とは反対方向に移動させる向きに配置されている。
なお、板材80の上に電子顕微鏡72が固定されてい
る。
【0053】本実施例の制振装置82では、コイル84
が上下方向に余裕をもって動くことができるので、電子
顕微鏡72の操作等でばね定数の低い空気バネ78で支
持される板材80が上下方向に動かされた際の、コイル
84とヨーク86との接触を防止することができる。
【0054】なお、水平方向の振動は第1実施例と同様
にして制振装置82が制振する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
制振装置は上記構成としたので、制振対象物である振動
受け部の所定方向の変位を抑えることができ、導電体と
磁力発生手段とが所定寸法離間しているので振動発生部
で生ずる所定方向以外の方向の振動を振動受部へ伝達さ
せることがないという優れた効果を有する。
【0056】また、請求項2に記載の除振台は上記構成
としたので、除振台の所定方向の変位を抑えることがで
き、導電体と磁力発生手段とが所定寸法離間しているの
で振動発生部で生ずる所定方向以外の方向の振動を除振
台へ伝達させることがないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る制振装置の斜視図で
ある。
【図2】制振装置を取り付けた除振台の側面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る制振装置の縦断面図
である。
【図4】本発明の第3実施例に係り、回転方向の変位を
抑えることのできる除振台の平面図である。
【図5】ヨークの他の実施例である。
【図6】ヨークの更に他の実施例である。
【図7】ヨークの更に他の実施例である。
【図8】ヨークの更に他の実施例である。
【図9】本発明の第4実施例に係る除振装置の適用され
た電子顕微鏡支持台の斜視図である。
【図10】本発明の第4実施例に係る除振装置の斜視図
である。
【図11】本発明の第4実施例に係る除振装置の側面図
である。
【図12】従来の電磁アクチュエ−タの断面図である。
【図13】従来の電磁アクチュエ−タを取り付けた除振
台の側面図である。
【符号の説明】
10 制振装置 12 除振台(振動受部) 14 床(振動発生部) 24 コイル(導電体) 26 ヨーク(磁力線生成手段) 32 永久磁石(磁力線生成手段) 36 加速度センサ(制御手段) 38 加速度センサ(制御手段) 40 制御装置(制御手段) 44 永久磁石((磁力線生成手段) 46 ヨーク(磁力線生成手段) 50 コイル(導電体) 84 コイル(導電体) 86 ヨーク(磁力線生成手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部及び振動受部に何れか一方に
    連結され、振動変位方向に対して交差する方向に磁力線
    を通す空隙を備えた磁力線生成手段と、 振動発生部及び振動受部に何れか他方に連結され、前記
    空隙内を通る磁力線に対して直交しかつ前記振動発生部
    の所定の振動変位方向に対して直交する方向に延びると
    共に、前記磁力線生成手段とは所定寸法離間されて前記
    空隙内に配設される導電体と、 前記導電体が前記磁力線生成手段に対して前記所定の振
    動変位方向とは反対方向に、振動変位量と同じ寸法だけ
    動くように前記導電体に電流を流す制御手段と、 を備えたことを特徴とする制振装置。
  2. 【請求項2】 弾性手段を介して振動発生部に支持され
    る除振台であって、 前記振動発生部及び前記除振台の何れか一方に連結さ
    れ、前記振動発生部の振動変位方向に対して交差する方
    向に磁力線を通す空隙を備えた磁力線生成手段と、 前記振動発生部及び前記除振台の何れか他方に連結さ
    れ、前記空隙内を通る磁力線に対して直交しかつ前記振
    動発生部の所定の振動変位方向に対して直交する方向に
    延びると共に、前記磁力線生成手段とは所定寸法離間さ
    れて前記空隙内に配設される導電体と、 前記導電体が前記磁力線生成手段に対して前記振動発生
    部の振動変位方向とは反対方向に、振動変位量と同じ寸
    法だけ動くように前記導電体に電流を流す制御手段と、 を備えたことを特徴とする除振台。
JP21264794A 1994-07-08 1994-09-06 制振装置及び除振台 Pending JPH0874928A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010127391A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Kurashiki Kako Co Ltd アクティブ防振装置及びこれに用いるアクチュエータ
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US10581309B2 (en) 2015-05-12 2020-03-03 Etel S.A. Short-stroke linear motor

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