JPH06331908A - ミラー式光路偏向装置 - Google Patents

ミラー式光路偏向装置

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JPH06331908A
JPH06331908A JP5142800A JP14280093A JPH06331908A JP H06331908 A JPH06331908 A JP H06331908A JP 5142800 A JP5142800 A JP 5142800A JP 14280093 A JP14280093 A JP 14280093A JP H06331908 A JPH06331908 A JP H06331908A
Authority
JP
Japan
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mirror
optical path
type optical
deflecting device
path deflecting
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Pending
Application number
JP5142800A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nagato
英明 長門
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有害な共振を生じることなく、正確に光路を
制御でき、高い精度を要する部品を必要としないで、低
コストにて製造することができるミラー式光路偏光装置
を提供すること。 【構成】 固定部13に対してミラー11を動かして光
路偏光するミラー式光路偏光装置において、上記ミラー
11は、三角形の斜辺を構成するように配置された板バ
ネ15,15により支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光学ピックアッ
プに搭載されて、光源からの光を光ディスクのトラッキ
ング方向に偏向させるミラー式光路偏向装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】このようなミラー式光路偏向装置は、ガ
ルバノミラーと呼ばれ、光源からの光を、回転するミラ
ー面により偏向させるものである。図6および図7は、
従来のミラー式光路偏向装置の一例を示しており、図6
はその概略斜視図,図7はその側面図である。
【0003】図において、1は、前面にミラー面を有す
る光学部材であり、このミラー面に入射した光を所定の
方向に反射するようになっている。このミラー1は、図
7に示すように、背後で軸6が固定部材7を介して固定
されている。軸6は、図6に示されているように、軸受
5によって、矢印に示すように正逆に回転自在に支持さ
れており、この回転は、図示しない駆動手段を適宜に制
御することに行われるようになっている。
【0004】これにより、ミラー1は、図7に矢印で示
されているように、回転されることになり、このため、
このミラー1のミラー面に入射した光は、この回転方向
にふられることになる。
【0005】図8および図9は、従来のミラー式光路偏
向装置の別の例を示している。図において、ミラー式光
路偏向装置は、前面にミラー面を有する光学部材として
のミラー1と、このミラー1を固定部3に対して支持す
る板バネ2とを有している。
【0006】このミラー1は、図示しない駆動力発生手
段により、板バネ2の点線で示した中心線の回りに、矢
印で示すように正逆に回転駆動されるようになってい
る。これにより、ミラー1は、図9に示すように、矢印
で示されているように、回転されるようになっている。
【0007】そして、この回転が円滑に行えるように、
板バネ2の中心(軸線上)に重心を設定すべく、ミラー
1の背面にはバランサ4が固着されている。かくして、
このミラー式光路偏向装置にあっても、ミラー1の前面
のミラー面に入射した光を回転方向にふることができる
ようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6および
図7に示したようなミラー式光路偏向装置は、上述のよ
うに軸6と軸受5とで支持するようにしている。このた
め、ミラー1を微小な角度で安定して回転させることが
難しく、これをおこなうためには、きわめて精度の高い
軸および軸受部品を選定しなければならい。そのため、
部品に必要な費用が高くつき、製品のコストアップにつ
ながるという欠点があった。
【0009】また、図8および図9に示した構成のミラ
ー式光路偏向装置にあっては、板バネ2を単純に長手方
向に張って、これをミラー1の背面に固定したものであ
る。このような板バネ2は、剛性も低く、バネ定数が小
さい。このため、ミラー1に所定の回転駆動力を与える
と、比較的低い周波数の共振(振動)モードが発生す
る。
【0010】図10および図11は、このような共振に
よるミラー1の動きを解析したモデルの図である。図1
0は、1.36キロヘルツ付近で発生する振動で、ミラ
ー1は鎖線でしめした中心軸を中心に回転する方向にて
揺動してしまう。図11は、740ヘルツ付近で発生す
る共振で、ミラー1は前後の方向に平行移動するように
揺動してしまう。
【0011】本発明は、以上の点を解決するためになさ
れたもので、有害な共振を生じることなく、正確に光路
を制御でき、高い精度を要する部品を必要としないで、
低コストにて製造することができるミラー式光路偏向装
置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、固定部に対してミラーを動かして光路偏向するミ
ラー式光路偏向装置において、上記ミラーは、三角形の
斜辺を構成するように配置された板バネにより支持され
ているミラー式光路偏向装置により、達成される。
【0013】好ましくは、前記板バネが構成する斜辺の
延長された交点がミラーの中心に位置するように構成さ
れる。
【0014】また、好ましくは、前記板バネが、前記ミ
ラーに対して、そのミラー面と反対の面に固定されてい
る。
【0015】また、好ましくは、前記ミラーが、斜面に
ミラー面を有する三角柱で構成される。
【0016】また、前記交点を中心として、点対称の位
置にアクチュエータコイルとマグネットでなる駆動力発
生手段を備えるように構成することができる。
【0017】
【作用】上記構成によれば、ミラーを支持する板バネ
が、三角形の斜辺を構成するように配置されている。こ
のため、板バネのバネ定数が大きくなる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
3を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0019】図1は、本発明によるミラー式光路偏向装
置の好適な一実施例を示す概略斜視図である。図におい
て、ミラー式光路偏向装置10は、前面にミラー面を備
えた光学部材としてのミラー11を備えている。このミ
ラー11は、そのミラー面と反対の面が、所定の固定部
13に対して、板バネ15により固定されている。
【0020】このミラー11には、その中心軸Cに関し
て対称の位置に2つのマグネット16,17が配置され
ている。具体的には、このマグネット16,17は、本
実施例にあっては、ミラー11の上面,および下面にそ
れぞれ固着されており、これらのマグネット16,17
は、図示矢印の方向にそれぞれ着磁されている。
【0021】これらのマグネット16,17のさらに外
側で、ミラー11の中心軸Cに関して対称の位置にコイ
ル18,19が配置されている。これらマグネット1
6,17とコイル18,19とは、ミラー11の駆動力
発生手段を構成している。
【0022】これらのコイル18,19は、この実施例
では、図示されているように、ほぼ水平な楕円状に巻線
されていて、各コイル18,19には、例えば図示され
ているように駆動電流iが通電される。したがって、こ
れらマグネット16,17とコイル18,19との作用
によって、ミラー11には、例えば矢印aおよびbの方
向に力が働く。また、駆動電流を図示と反対の方向に通
電すると、このミラー11には、矢印aおよびbと反対
の方向に力が働く。
【0023】これによって、ミラー11は、図2および
図3に示す矢印の方向に、軸C─Cを回転中心として、
正逆に回転駆動されることになる。ここで、板バネ1
5,15は、側面図である図4に示されているように、
このミラー11を側面視したとき、それぞれ三角形の斜
辺,あるいは台形の斜辺を構成するように配置されてい
る。
【0024】そして、これらの斜辺としての板バネ1
5,15をそれぞれ延長した箇所は、、図4において、
D点で示すように三角形の頂点となるようになってい
る。このため、このD点は、ミラー11の回転軸である
軸C上に位置するようになっている。
【0025】本実施例は、以上のように構成されている
ので、以下のような利点を有する。すなわち、ミラー1
1は、上述のような構成の板バネ15,15によって、
固定部13に対して固定されている。このため、板バネ
15,15は、従来の図8に示すような支持構造で示し
た板バネと比較してバネ定数がはるかに大きくなる。
【0026】これによって、駆動電流iを制御して、矢
印に示す方向に、ミラー11を回転駆動した場合に、図
10および図11に示すような低周波数での共振の発生
が効果的に防止される。かくして、ミラー11により反
射した光を正確に偏向でき、この偏向光による走査をき
わめて精度よくおこなうことができる。
【0027】さらに、ミラー11の回転中心を、このミ
ラー11の中心軸C(図1,図2,図4)と一致させる
ことができるため、従来のようにミラー11の背面にバ
ランサを固着する必要がない。これにより、可動部であ
るミラー11を軽くすることができ、その分慣性モーメ
ントを減らすことができる。
【0028】しかも、板バネ15,15は、ミラー11
の背面に固定されているから、図8のように、板バネが
ミラー11の幅方向に突出することがなく、ミラー式光
路偏向装置を小型化できる等設計の幅がひろがる。
【0029】図5は、この発明のミラー式光路偏向装置
の第2の実施例を示している。この実施例のミラー式光
路偏向装置30が、図1の実施例と異なるのは、ミラー
31が、三角形柱形状でなっており、斜面をミラー面3
2として、他の辺は直角に交わる構成となっている点で
ある。
【0030】このミラー式光路偏向装置30では、たと
えば光源などから照射された光は、軸Cと一致する光路
をたどってミラー面32に入射する。このミラー面32
にて偏向された光は、Fに示すように、光路Cと直交す
る方向に直線状にふられることになる。このため、ほぼ
直線状の走査をおこなうことができるから、このミラー
式光路偏向装置30を、例えば光学ピックアップ(図示
せず)に組み込むことにより、光ディスク(図示せず)
のトラッキング走査等を好適におこなうことができる。
【0031】尚、本発明は上述の実施例に限定されな
い。たとえば、ミラーは、図示した形状に限られず、用
途等に応じて種々の形状のものを採用することができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、有
害な共振を防止して、正確に光路を制御できるととも
に、高精度の部品を必要としないで、安価に製造するこ
とができるミラー式光路偏向装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるミラー式光路偏向装置の好適な実
施例の概略構成を示す斜視図。
【図2】図1のミラー式光路偏向装置におけるミラー部
の回転駆動状態を示す概略斜視図。
【図3】図1のミラー式光路偏向装置におけるミラー部
の回転駆動状態を示す概略側面図。
【図4】図1のミラー式光路偏向装置における板バネの
配置状態を示す概略側面図。
【図5】本発明によるミラー式光路偏向装置の第2の実
施例の概略構成を示す斜視図。
【図6】従来のミラー式光路偏向装置の一例の要部を示
す概略斜視図。
【図7】図6のミラー式光路偏向装置の要部を示す側面
図。
【図8】従来のミラー式光路偏向装置の他の例の要部を
示す概略斜視図。
【図9】図8のミラー式光路偏向装置の要部を示す側面
図。
【図10】図8のミラー式光路偏向装置の低周波共振の
一例を示す概略図。
【図11】図8のミラー式光路偏向装置の低周波共振の
他の例を示す概略図。
【符号の説明】
10 ミラー式光路偏向装置 11 ミラー 13 固定部 15 板バネ 16 マグネット 17 マグネット 18 コイル 19 コイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部に対してミラーを動かして光路偏
    向するミラー式光路偏向装置において、 上記ミラーは、三角形の斜辺を構成するように配置され
    た板バネにより支持されていることを特徴とする、ミラ
    ー式光路偏向装置。
  2. 【請求項2】 前記板バネが構成する斜辺の延長された
    交点がミラーの中心に位置することを特徴とする、請求
    項1に記載のミラー式光路偏向装置。
  3. 【請求項3】 前記板バネが、前記ミラーに対して、そ
    のミラー面と反対の面に固定されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載のミラー式光路偏向装置。
  4. 【請求項4】 前記ミラーが、斜面にミラー面を有する
    三角柱であることを特徴とする、請求項1に記載のミラ
    ー式光路偏向装置。
  5. 【請求項5】 前記交点を中心として、点対称の位置に
    アクチュエータコイルとマグネットでなる駆動力発生手
    段を備えることを特徴とする、請求項2に記載のミラー
    式光路偏向装置。
JP5142800A 1993-05-21 1993-05-21 ミラー式光路偏向装置 Pending JPH06331908A (ja)

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JPH06331908A true JPH06331908A (ja) 1994-12-02

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002008818A1 (fr) * 2000-07-24 2002-01-31 Nhk Spring Co., Ltd. Actionneur a balayage de lumiere sonde
US6989919B2 (en) 2003-05-29 2006-01-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Scanning apparatus

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