JP4805871B2 - 成形支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、成形機コントローラの主処理部と周辺処理部を接続してデータ処理を行うデータ処理系を構築する際に用いて好適な成形支援システムに関する。
一般に、射出成形機は、ディスプレイを接続したコンピューティング機能を有する成形機コントローラを内蔵し、成形機動作に係わる各種制御や各種データ処理を行っている。また、成形機コントローラには、各種センサをはじめ、製品取出機や製品重量測定器等の周辺機器、更にはニューラルネットワーク等のネットワークを接続し、相互間での制御データや検出データ等のデータ授受を行っており、例えば、特許文献1には、ニューラルネットワークに試し成形の情報を入力し、学習することで品質予測関数を定め、この品質予測関数並びにニューラルネットワークを用いて量産成形の制御を行う制御装置であって、成形機の各部における状態を示すモニタ値の各々に管理上限値及び管理下限値を設定する管理上下限判定部と、この管理上下限判定部で設定した管理上限値・管理下限値間を管理範囲とし、量産成形時に取得したモニタ値が管理範囲から外れたときに、品質予測関数の修正指令を出力する及び/又は警報信号発生部から警報信号を発生させる関数修正要否判断部を備える射出成形機の制御装置が開示されている。
特開2006−281662号公報
しかし、上述した従来における射出成形機の制御装置は、次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、成形機の分野においては、製品品質の向上,歩留まり向上,エネルギ効率の向上等を図るために、上述したニューラルネットワーク(成形支援モデル)等のネットワークや計測器等の各種周辺機器を追加することも少なくない。しかし、成形機コントローラに内蔵するソフトウェアは、成形機固有のアーキテクチャとして構築されるため、新しいネットワークや周辺機器を追加する場合、その都度、ソフトウェア変更を余儀なくされ、結局、新しいソフトウェアの作成や導入に伴うコストアップを招く。
第二に、成形機に対してネットワークや周辺機器の追加や変更を行う場合、接続や設定が面倒となり、特に、これらをユーザが行う場合、正確な接続や設定を行いにくいとともに、時間的な作業負担も伴う。
第三に、成形機に新しいネットワークや周辺機器を接続する場合、個別対応にならざるを得ないため、他の装置との連携や処理内容が限定され、多様性及び発展性のあるシステムを構築しにくい。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した成形支援システムの提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、成形機Mに備える成形機コントローラ2の主処理部3とこの主処理部3に対して少なくともデータの入出力を行う一又は二以上の周辺処理部4a,4b…を接続してデータ処理を行うデータ処理系5を構築するための成形支援システム1を構成するに際して、データ入力ポート部Pi及び/又はデータ出力ポート部Po…を有する主処理部3に係わる成形機オブジェクトAoに対応したオブジェクトデータを記憶するとともに、少なくとも、データを保存するデータプール部に係わるデータプールオブジェクトAa,ニューラルネットワーク部に係わるニューラルネットオブジェクトAb,波形データをサンプリングする波形サンプリング部に係わるサンプリングオブジェクトAc,データからグラフを作成するグラフ作成部に係わるグラフ作成オブジェクトAd,Ae,データを遅延させるデータ遅延部に係わるオブジェクト,データから表を作成する表作成部に係わるオブジェクト,成形機コントローラ2に接続する上位制御部に係わるオブジェクト,閾値によりデータの判定処理を行う判定処理部に係わる判定処理オブジェクト,データの統計処理を行う統計処理部に係わる統計処理オブジェクト,複数のオブジェクトを一体化処理する一体化処理部に係わるグループオブジェクト,の一又は二以上を含み、かつデータ入力ポート部Pai…及び/又はデータ出力ポート部Pao…を有する周辺処理部4a,4b…に係わるオブジェクト(Aa,Ab…)に対応したオブジェクトデータを記憶し、さらに、各オブジェクトAo,Aa,Ab…に対応する主処理部3及び/又は周辺処理部4a,4b…に係わる固有情報H…の一部又は全部を設定可能な設定機能F1aを有するオブジェクト記憶手段F1と、主処理部3に接続したディスプレイ6に設計ウィンドウWを表示し、かつこの設計ウィンドウWにオブジェクト記憶手段F1から読出した一又は二以上のオブジェクトデータに基づくオブジェクトAo,Aa,Ab…を表示するオブジェクト表示手段F2と、表示されたオブジェクトAo,Aa,Ab…同士のデータ入力ポート部Pi,Pai…とデータ出力ポート部Po…,Pao…をライン状のコネクタ部L…により接続してデータ処理系5の系統図C1,C2…を作成可能な系統作図手段F3と、系統作図手段F3により所定の系統図C1,C2…が作成されたならこの系統図データに基づいて当該系統図C1,C2…となるように主処理部3と周辺処理部4a,4b…及び/又は周辺処理部4a,4b…同士を接続して実際のデータ処理系5を構築する処理系構築手段F4を備えることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、処理系構築手段F4は、主処理部3と周辺処理部4a,4b…及び/又は周辺処理部4a,4b…同士を共通の入出力インタフェース11…により接続することができる。また、データ入力ポート部Pi,Pai…及び/又はデータ出力ポート部Po…,Pao…には、少なくとも、成形条件データの入力ポート部及び/又は出力ポート部,数値データの入力ポート部及び/又は出力ポート部,波形データの入力ポート部及び/又は出力ポート部,モニタデータの入力ポート部及び/又は出力ポート部,トリガデータの入力ポート部及び/又は出力ポート部,の一又は二以上を含ませることができる。さらに、オブジェクト表示手段F2には、複数のオブジェクトデータを有するオブジェクトリストEを表示し、このオブジェクトリストEから選択した一又は二以上のオブジェクトデータに基づくオブジェクトAo,Aa,Ab…を表示するオブジェクト選択機能F2aを設けることができる。なお、このオブジェクト選択機能F2aには、オブジェクトリストEに、ユーザが定義した固有のオブジェクトデータ(オブジェクトAu)を追加可能なオブジェクト追加機能F2bを設けることができる。一方、成形支援システム1には、処理系構築手段F4により構築されたデータ処理系5を作動させる作動処理手段F5を設けることができる。また、系統作図手段F3により作成された系統図C1…における任意のオブジェクトAa…を選択して当該系統図C1…から一時切断する一時切断機能F3c及びこの一時切断機能F3cにより一時切断したオブジェクトAa…を当該系統図C1…に再接続する再接続機能F3rを設けることができる。なお、系統作図手段F3により作成された系統図C1…は系統図保存手段F6を設けることにより記憶して保存することができる。
このような構成を有する本発明に係る成形支援システム1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) オブジェクト指向形のツール(ソフトウェア)である設計ウィンドウWに表示した主処理部3に係わるオブジェクトAo及び周辺処理部4a,4b…に係わるオブジェクトAa,Ab…を利用して、新しいデータ処理系5の構築や新しいネットワーク等の周辺処理部4a…の追加を行うことができるため、ソフトウェア変更が不要となり、大幅なコストダウンを実現できる。
(2) 新しいデータ処理系5を構築したり新しいネットワーク等の周辺処理部4a…を追加する際の接続や設定が容易となり、特に、これらの接続や設定をユーザが行う場合であっても時間的な作業負担を大幅に軽減し、接続や設定に係わる正確な作業を能率的に行うことができる。
(3) ディスプレイ6に表示される設計ウィンドウW上で新しいデータ処理系5を自在に構築したり新しいネットワーク等の周辺処理部4a…を自在に追加できるなど、多様性及び発展性に優れたシステムを構築できる。
(4) オブジェクト記憶手段F1には、各オブジェクトAo,Aa,Ab…に対応する主処理部3及び/又は周辺処理部4a,4b…に係わる固有情報H…の一部又は全部を設定可能な設定機能F1aを設けたため、各オブジェクトAo,Aa,Ab…に対して、より的確な固有情報H…を設定可能となり、最適なデータ処理系5を構築できる。
(5) 好適な態様により、処理系構築手段F4により、主処理部3と周辺処理部4a,4b…及び/又は周辺処理部4a,4b…同士を共通の入出力インタフェース11…により接続するようにすれば、変更処理等を行うことなく直接的に接続可能となり、主処理部3と周辺処理部4a,4b…及び/又は周辺処理部4a,4b…同士を容易かつ確実に接続することができる。
(6) 好適な態様により、オブジェクト表示手段F2に、複数のオブジェクトデータを有するオブジェクトリストEを表示し、このオブジェクトリストEから選択した一又は二以上のオブジェクトデータに基づくオブジェクトAo,Aa,Ab…を表示するオブジェクト選択機能F2aを設ければ、選択操作のみで目的のオブジェクトAo,Aa,Ab…を表示できるため、ユーザが系統図C1…を作成する場合でも容易かつ能率的に行うことができる。
(7) 好適な態様により、オブジェクト選択機能F2aに、オブジェクトリストEに、ユーザが定義した固有のオブジェクトデータを追加可能なオブジェクト追加機能F2bを設ければ、ユーザ定義による固有のオブジェクトを利用できるため、更なる多様性及び利便性を高めることができる。
(8) 好適な態様により、系統作図手段F3により作成された系統図C1…における任意のオブジェクトAa…を選択して当該系統図C1…から一時切断する一時切断機能F3c及びこの一時切断機能F3cにより一時切断したオブジェクトAa…を当該系統図C1…に再接続する再接続機能F3rを設ければ、例えば、系統図C1…に複数のデータ処理動作が含まれている場合、一時切断したオブジェクトAa…に係わるデータ処理動作を除く他のデータ処理動作のみを実行させるとともに、一時切断したオブジェクトAa…によるデータ処理動作を独立して行わせるなど、使い勝手の向上及びデータ処理効率の向上に寄与できる。
(9) 好適な態様により、系統作図手段F3により作成された系統図C1…を記憶して保存する系統図保存手段F6を設ければ、作成済の系統図C1…を利用し、一部の変更や追加等により新規の系統図作成を容易かつ能率的に行うことができるため、設計作業の省力化に貢献できる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る成形支援システム1を適用できる成形機(射出成形機)Mの構成について、図2及び図3を参照して説明する。
図3中、仮想線で示すMは射出成形機であり、機台Mbと、この機台Mb上に設置された射出装置Mi及び型締装置Mcを備える。射出装置Miは、加熱筒31を備え、この加熱筒31の前端に図に現れない射出ノズルを有するとともに、加熱筒31の後部には材料を供給するホッパ32を備える。一方、型締装置Mcには可動型と固定型からなる金型33を備える。また、機台Mb上には側面パネル34を起設し、この側面パネル34にカラー液晶ディスプレイ等を用いたディスプレイ6を配設する。このディスプレイ6には、図2に示すように、タッチパネル6tが付設され、タッチパネル6tを含むディスプレイ6は、機台Mbに内蔵したコントローラ本体2mに接続する。このディスプレイ6とコントローラ本体2mが成形機コントローラ2を構成する。
次に、本実施形態に係る成形支援システム1を含む成形機コントローラ2の構成について、図1〜図3を参照して説明する。
成形機コントローラ2は、図2に示す主処理部3を備える。主処理部3はCPUにより主要部を構成し、このCPUには内部メモリ41を接続する。この内部メモリ41には、各種データを書込むデータメモリ41a及び各種プログラムを格納するプログラムメモリ41bが含まれる。この場合、プログラムメモリ41bは、PLCプログラムとHMIプログラム、更には本実施形態に係る成形支援システム1を機能させるための処理プログラムを格納する。なお、PLCプログラムは、射出成形機Mにおける各種工程のシーケンス動作や射出成形機Mの監視等を実現するためのソフトウェアであり、また、HMIプログラムは、射出成形機Mの動作パラメータの設定及び表示,射出成形機Mの動作監視データの表示等を実現するためのソフトウェアであり、これらのソフトウェアは、成形機コントローラ2を搭載する射出成形機Mの固有アーキテクチャとして構築される。
主処理部3には、さらに、表示インタフェース42を介して上述したディスプレイ6及びタッチパネル6tを接続する。また、主処理部3には、図示を省略した各種スイッチやリレー等を含むスイッチ群及び各種センサを含むセンサ群を入力インターフェイスを介して接続することにより各種切換データや検出信号の取り込みを行うとともに、図示を省略した各種アクチュエータを出力インターフェイスを介して接続することにより制御指令データや制御信号を出力する。以上がコンピューティング機能を有する成形機コントローラ2の基本構成となる。
一方、成形支援システム1の構成は次のようになる。まず、主処理部3には、入出力インタフェース11…を介して周辺処理部4a,4b,4c…を接続する。周辺処理部4a,4b,4c…は、主処理部3に対して少なくともデータの入出力を行う機能を有する。これにより、主処理部3と周辺処理部4a,4b,4c…は所定のデータ処理を行うデータ処理系5を構成する。この場合、各入出力インタフェース11…は、共通の入出力インタフェースを使用する。これにより、主処理部3と周辺処理部4a,4b…及び/又は周辺処理部4a,4b…同士は、共通の出力インタフェース11…を介してデータの入出力を行うことができる。このように、入出力インタフェース11…を共通化することにより、主処理部3と周辺処理部4a,4b…及び/又は周辺処理部4a,4b…同士は、変更処理等を行うことなく直接的に接続可能になり、容易かつ確実に接続することができる。なお、周辺処理部4a,4b,4c…には、少なくとも、データを保存するデータプール部,ニューラルネットワーク部,波形データをサンプリングする波形サンプリング部,データからグラフを作成するグラフ作成部,データを遅延させるデータ遅延部,データから表を作成する表作成部,成形機コントローラ2に接続する上位制御部,閾値によりデータの判定処理を行う判定処理部,データの統計処理を行う統計処理部,複数のオブジェクトを一体化処理する一体化処理部,の一又は二以上が含まれる。
また、成形支援システム1はオブジェクト記憶手段F1を備える。図2中、主処理部(CPU)3及びデータメモリ41aがこのオブジェクト記憶手段F1の主要部を構成する。オブジェクト記憶手段F1は、固有情報H…を設定し、かつ一又は二以上のデータ入力ポート部Pi,Pai…及び/又はデータ出力ポート部Po…,Pao…を有する、主処理部3及び周辺処理部4a,4b…にそれぞれ対応したオブジェクトデータを記憶する機能を備える。このオブジェクトデータは、設計ウィンドウW上に、オブジェクトAo,Aa,Ab…を表示させるデータとなる。
このオブジェクトAo,Aa,Ab…の一例を図1に示す。図1には系統図C1を示し、この系統図C1には、主処理部3に係わる成形機オブジェクトAoを用いるとともに、周辺処理部4a,4b…に係わるオブジェクトAa,Ab…として、データを保存するデータプール部に係わる四つのデータプールオブジェクトAa,Aa…,ニューラルネットワーク部に係わるニューラルネットオブジェクトAb,波形データをサンプリングする波形サンプリング部に係わるサンプリングオブジェクトAc,データからグラフを作成するグラフ作成部に係わるグラフ作成オブジェクトAd,Aeを用いている。各オブジェクトAo,Aa,Ab…は、主処理部3(成形機)及び各周辺処理部4a,4b…を連想させる図形により表現するとともに、各オブジェクトAo,Aa,Ab…の下部には、一又は二以上のデータ入力ポート部Pi,Pai…及び/又はデータ出力ポート部Po…,Pao…を設ける。
この場合、成形機オブジェクトAoは、「成形条件データ」が入力する一つの入力ポート部Piと、「トリガデータ」,「成形条件データ」,「波形データ」及び「モニタデータ」が出力する四つの出力ポート部Po…を有する。データプールオブジェクトAa…は、「更新データ」及び「数値データ」が入力する二つの入力ポート部Pai…と、「数値データ」が出力する一つの出力ポート部Paoを有する。ニューラルネットオブジェクトAbは、「その他のデータ」,「成形条件データ」及び「モニタデータ」が入力する三つの入力ポート部Pbi…と、「予測値データ」が出力する一つの出力ポート部Pboを有する。サンプリングオブジェクトAcは、「数値データ」が入力する一つの入力ポート部Pciと、「数値データ」が出力する一つの出力ポート部Pcoを有する。グラフ作成オブジェクトAdは、ショットに対するY軸データを示すグラフ(ショットYグラフ)であり、「数値データ」が入力する一つの入力ポート部Pdiを有する。グラフ作成オブジェクトAeは、X軸データに対するY軸データを示すグラフ(直交表ジェネレータ)であり、「更新データ」が入力する一つの入力ポート部Peiと、「数値データ」が出力する一つの出力ポート部Peoを有する。
その他、周辺処理部4a…に係わるオブジェクトとしては、データを遅延させるデータ遅延部に係わるオブジェクト,データから表を作成する表作成部に係わるオブジェクト,成形機コントローラ2に接続する上位制御部に係わるオブジェクト,閾値によりデータの判定処理を行う判定処理部に係わる判定処理オブジェクト,データの統計処理を行う統計処理部に係わる統計処理オブジェクト,複数のオブジェクトを一体化処理する一体化処理部に係わるグループオブジェクト,各種センサに係わるオブジェクト,製品取出機コントローラに係わるオブジェクト,温調機コントローラに係わるオブジェクト,製品重量測定器に係わるオブジェクト,品質測定器に係わるオブジェクト等の各種オブジェクトを適用できる。
固有情報H…は、各オブジェクトAo,Aa,Ab…毎に設定する固有の情報であり、例えば、データのハードディスクへの保存,サンプリング処理,ニューラルネットワーク部による計算等の固有の振る舞いに係わる情報、更には入出力データの種類,振る舞い方を決める値,オブジェクトの表示形状等の情報を含む。各入力ポート部Pi,Pai…及び各出力ポート部Po…,Pao…もそれぞれ定義されており、定義されたデータの入出力が行われる。さらに、各オブジェクトAo,Aa,Ab…に対応する主処理部3及び/又は周辺処理部4a,4b…に係わる固有情報H…の一部又は全部を設定する設定機能F1aを備えている。このような設定機能F1aを設ければ、各オブジェクトAo,Aa,Ab…に対して、より的確な固有情報H…を設定できるため、最適なデータ処理系5を構築できる。
また、成形支援システム1はオブジェクト表示手段F2を備える。オブジェクト表示手段F2は、図1に示すように、ディスプレイ6に設計ウィンドウWを表示し、かつこの設計ウィンドウWにオブジェクト記憶手段F1から読出した一又は二以上のオブジェクトデータに基づくオブジェクトAo,Aa,Ab…を表示する機能を備える。図2中、主処理部(CPU)3,プログラムメモリ41bに格納されている処理プログラム及びディスプレイ6がこのオブジェクト表示手段F2の主要部を構成する。オブジェクト表示手段F2はオブジェクト選択機能F2aを備える。オブジェクト選択機能F2aは、図2に示すように、複数のオブジェクトデータを有するオブジェクトリストEを表示し、このオブジェクトリストEから選択した一又は二以上のオブジェクトデータに基づきオブジェクトAo,Aa,Ab…を表示する。このようなオブジェクト選択機能F2aを設ければ、選択操作のみで目的のオブジェクトAo,Aa,Ab…を表示できるため、ユーザが系統図C1…を作成する場合でも容易かつ能率的に行うことができる。さらに、このオブジェクト選択機能F2aは、オブジェクトリストEに、ユーザが定義した固有のオブジェクトデータ(オブジェクトAu)を追加可能なオブジェクト追加機能F2bを備える。これにより、ユーザ定義による固有のオブジェクトを利用できるため、更なる多様性及び利便性を高めることができる利点がある。
一方、成形支援システム1は系統作図手段F3を備える。系統作図手段F3は、表示されたオブジェクトAo,Aa,Ab…同士のデータ入力ポート部Pi,Pai…とデータ出力ポート部Po…,Pao…をコネクタ部L…により接続してデータ処理系5の系統図C1…を作成可能な機能を備える。図2中、主処理部(CPU)3,プログラムメモリ41bに格納されている処理プログラム及びディスプレイ6がこの系統作図手段F3の主要部を構成する。また、成形支援システム1は処理系構築手段F4を備える。処理系構築手段F4は、系統作図手段F3により所定の系統図C1…が作成されたならこの系統図データに基づいて当該系統図C1…となるように主処理部3と周辺処理部4a,4b…及び/又は周辺処理部4a,4b…同士を接続して実際のデータ処理系5を構築する機能を備える。図2中、主処理部(CPU)3,プログラムメモリ41bに格納されている処理プログラム,周辺処理部4a…及びこの周辺処理部4a…と主処理部3を接続する入出力インタフェース11…がこの処理系構築手段F4の主要部を構成する。
さらに、成形支援システム1には処理系構築手段F4により構築されたデータ処理系5を作動(実行)させる作動処理手段F5を備える。これにより、実行時には、成形機オブジェクトAoから付与されるトリガデータ(例えば、射出完了データ,計量完了データ等)に同期して各オブジェクトAa,Ab…が動作する。また、系統作図手段F3により作成された系統図C1…を記憶して保存する系統図保存手段F6(データメモリ41a)を備える。このような系統図保存手段F6を設ければ、作成済の系統図C1…を利用し、一部の変更や追加等により新規の系統図作成を容易かつ能率的に行うことができ、設計作業の省力化に貢献できる。
次に、本実施形態に係る成形支援システム1の使用方法の一例について、図4〜図21を参照して説明する。
最初に、成形支援システム1の基本操作について、図6〜図12を参照しつつ図4に示すフローチャートに従って説明する。例示は、主処理部3におけるデータを1ショット毎にデータプール部に付与してハードディスクに保存するデータ処理系5を構築(設計)する場合を示す。
まず、ディスプレイ6に設計ウィンドウWを表示する。図6に設計ウィンドウWを示す。設計ウィンドウWが表示されたなら、オブジェクト表示手段F2により、成形機オブジェクトAoとデータプールオブジェクトAaを設計ウィンドウW上に表示させる。表示させるに際しては、オブジェクトリストE中における使用するオブジェクトにポインタを合わせて選択する(ステップS1)。そして、選択したオブジェクトをドラッグし、設計ウィンドウW上に移動させてドロップする(ステップS2)。選択した例示のオブジェクトは、成形機オブジェクトAoであり、この成形機オブジェクトAoが図7に示すように設計ウィンドウW上に表示される。なお、主処理部3は、成形機の型式によってタイプが異なるため、例示は、「タクト1」(図2)を選択した場合を示している。
また、設定機能F1aにより、表示された成形機オブジェクトAo(主処理部3)に係わる固有情報Hの一部又は全部を設定することができる。この場合、表示された成形機オブジェクトAoにポインタを合わせ、右クリックすれば、図8に示すポップアップメニュー12が表示される(ステップS3,S4)。このポップアップメニュー12は、オブジェクト固有のメニューであり、例示の場合、成形機オブジェクトAoに固有のポップアップメニュー12が表示される。そして、ポップアップメニュー12の中からプロパティ12pを選択することにより、図9に示すプロパティ画面15が表示される(ステップS5,S6)。プロパティ画面15には、オブジェクト固有の属性、即ち、成形機オブジェクトAoに係わる固有情報Hの設定項目が表示されるため、必要に応じてその一部又は全部の設定を行う(ステップS7,S8)。設定項目としては、IPアドレス,条件設定,モニタ設定,サンプリング条件,チャンネル数,倍率等を設けることができる。なお、プロパティ12pは設定の必要性に応じて選択し、設定の必要がなければ、必ずしも選択することを要しない(ステップS3)。
他方、同様の手順によりデータプール部に係わるデータプールオブジェクトAaを選択して設計ウィンドウW上に表示させる(ステップS9,S1…)。これにより、設計ウィンドウW上には、図10に示すように、成形機オブジェクトAoとデータプールオブジェクトAaが表示される。
次いで、系統作図手段F3により、成形機オブジェクトAoとデータプールオブジェクトAaをコネクタ部Lにより接続する。この場合、図1に示すツールバー16上の「コネクタ」16aをクリックする。そして、成形機オブジェクトAoにおけるデータ出力ポート部Poをクリックした後、データプールオブジェクトAaにおけるデータ入力ポート部Paiをクリックする。これにより、図11に示すように、成形機オブジェクトAoの出力ポート部PoとデータプールオブジェクトAaの入力ポート部Pai間が、ライン状のコネクタ部Lにより接続される描画処理が行われる(ステップS10)。よって、主処理部3のデータが1ショット毎にデータプール部に送信され、ハードディスクに保存される系統図C2が作成(構築)される。
系統図C2が作成されれば、処理系構築手段F4により、系統図C2に係わる系統図データに基づいて当該系統図C2となるように主処理部3とデータプール部(周辺処理部)が接続され、実際のデータ処理系5が構築される。このデータ処理系5は、作動処理手段F5により実際に作動させることができる。この場合、図1に示すツールバー16上の「実行」16bをクリックする。これにより、構築されたデータ処理系5が作動する(ステップS11)。動作(実行)中は、動作状態を表す実行イメージ、又は図12に示す動作状態を表すダイアログ17が設計ウィンドウW上に表示される(ステップS12)。また、動作を停止させるには、ツールバー16上の「停止」16bをクリックする(ステップS13,S14)。そして、作成した系統図C2は、系統図保存手段F6によりデータメモリ41aに記憶して保存することができる(ステップS15)。
次に、成形支援システム1を用いた具体的なシステム設計例について、図13〜図19を参照しつつ図5に示すフローチャートに従って説明する。例示は、ニューラルネットワーク部を利用した重量予測システムとしてのデータ処理系5を構築(設計)する場合を示す。
まず、設計ウィンドウW上に、上述した成形支援システム1の基本操作により、使用する二つのオブジェクト、即ち、成形機オブジェクトAoとデータプールオブジェクトAaを表示させる(ステップS21)。次いで、表示された成形機オブジェクトAoとデータプールオブジェクトAaを接続、即ち、成形機オブジェクトAoにおけるモニタデータの出力ポートPoとデータプールオブジェクトAaにおける数値データの入力ポートPaiをコネクタ部Lにより接続する(ステップS22)。この状態を図13に示す。
そして、ツールバー16上の「実行」16bをクリックして、構築されたデータ処理系5を作動させる(ステップS23)。動作(実行)中は、図14に示す動作状態を表すダイアログ18が設計ウィンドウW上に表示される。これにより、実際に射出成形機Mを運転して成形を行えば、1ショット毎のモニタデータ(製品重量データ)が検出され、データプール部に保存収集される(ステップS24)。この製品重量データは、製品重量を予測するニューラルネットワーク部の教師データとなる。
次いで、設計ウィンドウW上に、ニューラルネットオブジェクトAbを追加表示する(ステップS25)。そして、表示されたニューラルネットオブジェクトAbとデータプールオブジェクトAaを接続、即ち、ニューラルネットオブジェクトAbにおけるモニタデータの入力ポートPbiとデータプールオブジェクトAaにおける数値データの出力ポートPaoをコネクタ部Lにより接続する(ステップS26)。さらに、表示されたニューラルネットオブジェクトAbにポインタを合わせ、右クリックすれば、図16に示すポップアップメニュー19が表示されるため、このポップアップメニュー19から「教師データ編集・学習」19tを選択する。これにより、データプール部に保存されているモニタデータ(教師データ)がニューラルネットワーク部に付与される(ステップS27)。また、ニューラルネットワーク部では、学習処理が行われ、モニタデータと重量の関係が生成される(ステップS28)。そして、ニューラルネットワーク部で行われた学習処理結果は、図17に示すように、データウィンドウ20,21として設計ウィンドウW上に表示される。
次いで、設計ウィンドウW上に、グラフ作成オブジェクトAdを追加表示する(ステップS29)。例示のグラフは、「ショットYグラフ」(図2)である。そして、追加表示されたグラフ作成オブジェクトAdとニューラルネットオブジェクトAbを接続、即ち、グラフ作成オブジェクトAdにおける数値データの入力ポートPdiとニューラルネットオブジェクトAbにおける予測値データの出力ポートPboをコネクタ部Lにより接続する(ステップS30)。これにより、図18に示す系統図C3(データ処理系5)が構築(作成)される。そして、ツールバー16上の「実行」16bをクリックすれば、構築されたデータ処理系5(系統図C3)が作動し、図19に示すショットYグラフ23に、製品重量の予測値が順次プロットされる(ステップS31)。即ち、射出成形機Mから得られるモニタデータからニューラルネットワーク部は製品重量を予測し、予測した値(予測値)によりショットYグラフ23を自動で作成する。なお、動作(実行)中は、動作状態を表すダイアログ24が設計ウィンドウW上に表示される。動作を停止させるには、ツールバー16上の「停止」16bをクリックすることにより停止させることができる(ステップS32,S33)。また、作成した系統図C3は、系統図保存手段F6によりデータメモリ41aに記憶して保存できる(ステップS34)。
次に、本実施形態に係る成形支援システム1に備えるその他の機能について、図20及び図21を参照して説明する。
成形支援システム1には、上述した系統作図手段F3により作成された系統図C1…における任意のオブジェクトAb…を選択して当該系統図C1…から一時切断する一時切断機能F3c及びこの一時切断機能F3cにより一時切断したオブジェクトAb…を当該系統図C1…に再接続する再接続機能F3rを備えている。
図20及び図21には、系統作図手段F3により作成された系統図C4を示す。今、この系統図C4において、ニューラルネットオブジェクトAbを一時切断する場合を説明する。まず、ニューラルネットオブジェクトAbにポインタを合わせ、右クリックすれば、図20に示すポップアップメニュー19が表示されるため、このポップアップメニュー19から「一時切断」19cを選択する。これにより、図21に示すように、ニューラルネットオブジェクトAbから他のオブジェクトAo,Aa,Aa,Adに接続されている四本のコネクタ部Lが一時切断される。したがって、この場合、一時切断したニューラルネットオブジェクトAbに係わるデータ処理動作を除く他のデータ処理動作、例示の場合、データ収集動作のみを実行させることができるとともに、このデータ収集動作と並行してニューラルネットオブジェクトAbによる再学習処理動作(データ処理動作)を独立して行わせることができる。
また、一時切断したニューラルネットオブジェクトAbは、再接続機能F3rにより系統図C4に再接続することができる。即ち、図21に示す系統図C4において、ニューラルネットオブジェクトAbのポップアップメニュー19(図20)を表示させ、このポップアップメニュー19から「再接続」19rを選択することにより、系統図C4に、ニューラルネットオブジェクトAbを再接続することができる。このような一時切断機能F3c及び再接続機能F3rを設けることにより、使い勝手の向上及びデータ処理効率の向上に寄与できる利点がある。
他方、成形機オブジェクトAoにおける一つの出力ポートから他の複数のオブジェクトAa,Ab…における入力ポートに対して同時にデータを付与できるため、次ショットの最適成形条件、更には、そのショットにおける成形品の品質予測や予測品質データのトレンド処理など、複数の処理動作を同時に実行できる。しかも、ニューラルネットオブジェクトAbを含ませることにより、可塑化,射出,保圧という射出工程にマッチングしたシーケンシャルな予測が可能になるとともに、データ処理をオブジェクトにより独立させるため、ユーザが履歴管理していた過去の情報を基にした最適条件の予測も可能になるなど、様々な派生的利点を享受できる。
よって、このような本実施形態に係る成形支援システム1によれば、オブジェクト指向形のツール(ソフトウェア)である設計ウィンドウWに表示した主処理部3に係わるオブジェクトAo及び周辺処理部4a,4b…に係わるオブジェクトAa,Ab…を利用して、新しいデータ処理系5の構築や新しいネットワーク等の周辺処理部4a…の追加を行うことができるため、ソフトウェア変更が不要となり、大幅なコストダウンを実現できる。また、新しいデータ処理系5を構築したり新しいネットワーク等の周辺処理部4a…を追加する際の接続や設定が容易となり、特に、これらの接続や設定をユーザが行う場合であっても時間的な作業負担を大幅に軽減し、接続や設定に係わる正確な作業を能率的に行うことができる。しかも、ディスプレイ6に表示される設計ウィンドウW上で新しいデータ処理系5を自在に構築したり新しいネットワーク等の周辺処理部4a…を自在に追加できるなど、多様性及び発展性に優れたシステムを構築できる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,手法,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、実施形態で示した周辺処理部4a,4b…、固有情報H…、データ入力ポート部Pi,Pai…、データ出力ポート部Po…,Pao…、オブジェクトAo,Aa,Ab…、データ処理系5…(系統図C1…)は、一例であり、他の各種情報,態様,形態などを適用できる。また、射出成形機Mに適用した場合を示したが、押出成形機など各種タイプの成形機にも同様に適用することができる。
本発明の最良の実施形態に係る成形支援システムを用いたディスプレイの表示画面図、 同成形支援システムのブロック回路図、 同成形支援システムを備える射出成形機の概要図、 同成形支援システムの基本操作の処理手順を示すフローチャート、 同成形支援システムのシステム設計例にかかる処理手順を示すフローチャート、 同成形支援システムの基本操作に伴う表示画面図、 同成形支援システムの基本操作に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムの基本操作に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムの基本操作に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムの基本操作に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムの基本操作に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムの基本操作に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムのシステム設計例の処理に伴う表示画面図、 同成形支援システムのシステム設計例の処理に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムのシステム設計例の処理に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムのシステム設計例の処理に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムのシステム設計例の処理に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムのシステム設計例の処理に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムのシステム設計例の処理に伴う他の表示画面図、 同成形支援システムのその他の機能を説明する表示画面図、 同成形支援システムのその他の機能を説明する他の表示画面図、
符号の説明
1:成形支援システム,2:成形機コントローラ,3:主処理部,4a…:周辺処理部,5:データ処理系,6:ディスプレイ,11…:入出力インタフェース,M:成形機,H…:固有情報,Pi:データ入力ポート部,Pai…:データ入力ポート部,Po…:データ出力ポート部,Pao…:データ出力ポート部,F1:オブジェクト記憶手段,F1a:設定機能,F2:オブジェクト表示手段,F2a:オブジェクト選択機能,F2b:オブジェクト追加機能,F3:系統作図手段,F3c:一時切断機能,F3r:再接続機能,F4:処理系構築手段,F5:作動処理手段,F6:系統図保存手段,Ao:オブジェクト(成形機オブジェクト),Aa:データプールオブジェクト,Ab:ニューラルネットオブジェクト,Ac:サンプリングオブジェクト,Ad:グラフ作成オブジェクト,Ae:グラフ作成オブジェクト,Au:ユーザ定義によるオブジェクト,W:設計ウィンドウ,L…:コネクタ部,C1…:系統図,E:オブジェクトリスト

Claims (8)

  1. 成形機に備える成形機コントローラの主処理部とこの主処理部に対して少なくともデータの入出力を行う一又は二以上の周辺処理部を接続してデータ処理を行うデータ処理系を構築するための成形支援システムにおいて、データ入力ポート部及び/又はデータ出力ポート部を有する主処理部に係わる成形機オブジェクトに対応したオブジェクトデータを記憶するとともに、少なくとも、データを保存するデータプール部に係わるデータプールオブジェクト,ニューラルネットワーク部に係わるニューラルネットオブジェクト,波形データをサンプリングする波形サンプリング部に係わるサンプリングオブジェクト,データからグラフを作成するグラフ作成部に係わるグラフ作成オブジェクト,データを遅延させるデータ遅延部に係わるオブジェクト,データから表を作成する表作成部に係わるオブジェクト,成形機コントローラに接続する上位制御部に係わるオブジェクト,閾値によりデータの判定処理を行う判定処理部に係わる判定処理オブジェクト,データの統計処理を行う統計処理部に係わる統計処理オブジェクト,複数のオブジェクトを一体化処理する一体化処理部に係わるグループオブジェクト,の一又は二以上を含み、かつデータ入力ポート部及び/又はデータ出力ポート部を有する周辺処理部に係わるオブジェクトに対応したオブジェクトデータを記憶し、さらに、各オブジェクトに対応する前記主処理部及び/又は前記周辺処理部に係わる固有情報の一部又は全部を設定可能な設定機能を有するオブジェクト記憶手段と、前記主処理部に接続したディスプレイに設計ウィンドウを表示し、かつこの設計ウィンドウに前記オブジェクト記憶手段から読出した一又は二以上のオブジェクトデータに基づくオブジェクトを表示するオブジェクト表示手段と、表示されたオブジェクト同士の前記データ入力ポート部と前記データ出力ポート部をライン状のコネクタ部により接続して前記データ処理系の系統図を作成可能な系統作図手段と、前記系統作図手段により所定の系統図が作成されたならこの系統図データに基づいて当該系統図となるように前記主処理部と前記周辺処理部及び/又は前記周辺処理部同士を接続して実際のデータ処理系を構築する処理系構築手段を備えることを特徴とする成形支援システム。
  2. 前記処理系構築手段は、前記主処理部と前記周辺処理部及び/又は前記周辺処理部同士を共通の入出力インタフェースにより接続することを特徴とする請求項1記載の成形支援システム。
  3. 前記データ入力ポート部及び/又は前記データ出力ポート部には、少なくとも、成形条件データの入力ポート部及び/又は出力ポート部,数値データの入力ポート部及び/又は出力ポート部,波形データの入力ポート部及び/又は出力ポート部,モニタデータの入力ポート部及び/又は出力ポート部,トリガデータの入力ポート部及び/又は出力ポート部,の一又は二以上を含むことを特徴とする請求項1記載の成形支援システム。
  4. 前記オブジェクト表示手段は、複数のオブジェクトデータを有するオブジェクトリストを表示し、このオブジェクトリストから選択した一又は二以上のオブジェクトデータによりオブジェクトを表示するオブジェクト選択機能を備えることを特徴とする請求項1記載の成形支援システム。
  5. 前記オブジェクト選択機能は、前記オブジェクトリストに、ユーザが定義した固有のオブジェクトデータを追加可能なオブジェクト追加機能を有することを特徴とする請求項4記載の成形支援システム。
  6. 前記処理系構築手段により構築されたデータ処理系を作動させる作動処理手段を備えることを特徴とする請求項1記載の成形支援システム。
  7. 前記系統作図手段により作成された系統図における任意のオブジェクトを選択して当該系統図から一時切断する一時切断機能及びこの一時切断機能により一時切断したオブジェクトを当該系統図に再接続する再接続機能を備えることを特徴とする請求項1記載の成形支援システム。
  8. 前記系統作図手段により作成された系統図を記憶して保存する系統図保存手段を備えることを特徴とする請求項1又は7記載の成形支援システム。
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