JP4805780B2 - 配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体 - Google Patents

配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体 Download PDF

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Description

本発明は、電線や信号線等のケーブルや湯、水、ガス、空調管等の流体管を布設するときに使用される配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体に関するものである。
配線・配管材の布設経路に沿って設置される配線・配管用支持材は、一定の長さの支持材を複数つなぎ合わせて長い布設路が形成される。従来、複数の受具をつなぎ合わせる場合は、配線・配管用支持材の側壁部の適当な位置にドリル等で取付孔を穿設し、ボルトとナット等の他の部品固定して連結されていた。
一方、配線・配管用支持材には、カバー部材、手摺り、ボックスや照明等の諸器具、他の布設経路から引き出されたり、引き込まれたりする配線・配管材を取り付けるための配設部材等が取付固定される。従来、配設部材等は配線・配管用支持材の親桁側壁部の適当な位置にドリル等で取付孔を穿設し、ボルトとナットにより取り付けられていた。
以上のような取り付け方法では、配線・配管用支持材を組み合わせたり、配設部材を取り付けたりする度に、配線・配管用支持材に取付孔を穿つ必要があるため非常に面倒であった。
こうした点を若干改良したものとして、例えば、実開平2−88414号公報においてカバー部材の取付構造の発明を開示している。図20に示したように、ケーブルラックQの開口部を施蓋するカバーP上面に架設したチャンネル材2を、ケーブルラックQの下端部に係止してカバーPを固定するケーブル用カバー部材の止着装置において、チャンネル材2をカバーPの幅長と略同長に形成し、このチャンネル材2端部内に挿入自在な屈曲片1Bと、ケーブルラックQの下端部に係止する係合片1Aとを有する略コ字形状の係止金具1を設け、チャンネル材2端部内に挿入した屈曲片1Bをチャンネル材2にネジ止めすることによりケーブルラック用カバー部材を止着できるような装置について、提案している。
これはチャンネル材2をチャンネル材2の端部内に挿入された係止金具1上端の屈曲片1Bに係止し、一方、係止金具1下端の係合片1AにてケーブルラックQの下端部に係止してある。そして、カバーPの幅長と略同長に形成されたチャンネル材2の端面の位置と、この端部内に挿入された係止金具1の側面の位置とが略同一になるようにしたものである。
このような従来の止着装置は、一定の形状のみの部材を取り付ける場合にはそれなりの効果がある。しかし、ボックスや配線・配管材を取り付けるための部材等、それぞれ種々の異なった形状の部材を取り付ける場合には、それぞれ独自の構成を有した固定金具等を用意して、別々の方法で取付固定しなければならないため、汎用性がなく、その作業も複雑かつ面倒なものとなる。
そこで、本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、解決すべき課題は、取り付け位置にドリルで孔を開けるといった加工手段を施すことなく、容易かつ迅速に複数の配線・配管用支持材を連結可能になるとともに、種々の配設部材を適宜適当な位置に取着することができる配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体を提供することにある。
以上のような問題点を解決するために本発明の請求項1に記載した発明が採った手段は、
配線・配管材を支持する長尺の配線・配管用支持材100と、固定部材70であるボルト体70aが螺合される螺孔64を備えたナット体60aとから成る構造体であって
前記配線・配管用支持材100の側方には、
前記ナット体60aが収容される収容路50が長手方向に沿って形成され、
前記収容路50は、
前記収容路50の側方に向けて開口する、前記ナット体60aの厚さよりも広く、ナット体60aの上下方向の長さよりも狭い開口幅が収容路50に沿って連続して形成された開口部51と、
前記開口部51からナット体60aの上端部を収容路50内上方へ挿入した状態でナット体60aの下端部を前記開口部51を通過させるように前記下端部を収容路50内方向へと前記ナット体60aを回転させることで、ナット体60aを前記収容路50内へ配置することが可能な広さに形成された、前記ナット体60aが収容路50に収容された状態で、ナット体60aの上方に形成される空間55と、を備え
前記収容されたナット体60aの下面側が収容路50内下面に当接した状態で、開口部51から前記螺孔64が外方に臨ませるように形成され、
前記収容したナット体60aへの前記ボルト体70aの螺合により、該ナット体60aと該ボルト体70aとで前記配線・配管用支持材100に配設される配設部材40と前記収容路50の開口部周縁であるリブ52とを挟持しつつ固定することを特徴とする配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体とするものである。
これは配設部材40を取り付けたりするための取り付け器具(ボルト体70a及びナット体60a)のうち、ナット体60aを収容するための収容路50を配線・配管用支持材100に形成したものである。収容路50は、ナット体60aを側方から収容することができるようにしてあるとともに、収容したナット体60aの螺孔64を開口部51から臨むように設置固定できるように形成されている。このように螺孔64は開口部から臨むことができるので、開口部51の外からでも、ボルト体70aを容易に螺孔64に合わせて取り付けることができる。このときにボルト体70aとナット体60aの間に配設部材40と前記収容路50の開口部周縁であるリブ52とを挟持しつつ固定すれば、配設部材40を取り付けることができる。
本発明の請求項1に記載した発明が採った手段は、開口部51は収容路50内に沿って連続して形成されていることを特徴とする配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体とするものである。これはナット体60aを任意の側方位置から挿入できるように開口部51も連続して形成したものである。
本発明の請求項3に記載した発明が採った手段は、配線・配管材を支持する長尺の配線・配管用支持材100と、固定部材70であるボルト体70aが螺合される螺孔64を備えたナット体60aとから成る構造体であって
前記配線・配管用支持材100の側方には、
前記ナット体60aが収容される収容路50が長手方向に沿って形成され、
前記収容路50は、
前記ナット体60aが収容路50に収容された状態で、前記螺孔64を外方に臨ませるべく前記収容路50の側方に向けて開口する、前記ナット体60aの厚さよりも広く、ナット体60aの上下方向の長さよりも狭い開口幅が収容路に沿って連続して形成された開口部51と、
前記開口部51からナット体60aの上端部を収容路50内上方へ挿入した状態でナット体60aの下端部を前記開口部51を通過させるように前記下端部を収容路50内方向へと前記ナット体60aを回転させることで、ナット体60aを前記収容路50内へ配置することが可能な広さに形成された、前記ナット体60aが収容路50に収容された状態で、ナット体60aの上方に形成される空間55と、を備え、
開口部51の反対側の内側面には、収容されたナット体60aの上下方向の可動を防止するため、前記螺孔64を貫通するようにして固定されたボルト体70aの先端が係止する固定部材係止部53を備え、
前記収容したナット体60aへの前記ボルト体70aの螺合により、該ナット体60aと該ボルト体70aとで前記配線・配管用支持材100に配設される配設部材40と前記収容路50の開口部周縁であるリブ52とを挟持しつつ固定することを特徴とする配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体とするものである。これはボルト体70aでナット体60aを固定した際に、ボルト体70aの先端71を固定部材係止部53に係止させ上下方向の可動を防止することにより、取り付け器具60a、70a全体の上下方向の可動を防止したものである。
本発明の請求項2に記載した発明が採った手段は、収容路50内に収容されたナット体60aが、収容路内でのナット体60aの側方への可動を防止すべく、ナット体60aの下端側と係止する被固定部材係止部54を、収容路50内下面に形成したことを特徴とする請求項1に記載の配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体とするものである。これは被固定部材係止部54にナット体60aの一部を係止させることにより、ナット体60aの左右方向の可動を防止してガタツキを防止したものである。従って、ナット体60aに形成されている螺孔64の位置がぶれることがなく、容易にボルト体70aを螺孔64に固定することができる。
本発明の請求項1又は3に記載した発明が採った手段は、前記ナット体60aは、前記螺孔64を備えており、ボルト体70aが螺合可能に形成されていることを特徴とする配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体とするものである。
本願の発明が採った手段は、ボルト体70aのナット体60aへの螺合により、該ナット体60aを前記収容路50の開口部51周縁に圧接させて、配線・配管用支持材100aにナット体60aを圧接固定可能とすることを特徴とする配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体とするものである。すなわち、ボルト体70aでナット体60aを螺嵌すれば、ナット体60aは収容路50の開口部51周縁と当接することになる。その結果ナット体60aと配線・配管用支持材100は圧接固定されることになる。
本発明の請求項1又は3に記載した発明が採った手段は、ボルト体70aのナット体60aへの螺合により、該ナット体60aと該ボルト体70aとで前記配設部材40と前記収容路50の開口部周縁であるリブ52とを挟持しつつ固定されることを特徴とする配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体とするものである。すなわち、配設部材40を固定する手段としてボルト体70aとナット体60aとで挟持するという方法を採用したものである。
本発明の請求項4に記載された発明が採った手段は、前記収容路は、配線・配管材が布設される布設部から立設される立設部に形成される請求項1から3に記載の配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体とするものである。請求項1から3に記載された収容路50と同様のものを、立設部12に形成したものである。
以上のように、本発明による請求項1から4に記載の配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体においては、ナット体を収容路の任意の位置に側方から収容でき、しかもナット体の螺孔が開口部に向かって固定設置されるように形成されガタツキを防止している。従って、外部から螺孔に容易にボルト体を取り付けることができる。これにより取り付け器具と配線・配管用支持材と確実に固定できる。また、ボルト体とナット体の間に配設部材を挟持することにより、配設部材を取り付けることもできる。
請求項2又は3記載の発明により、上下方向又は側方方向の可動を防止することができる。また、請求項2記載の発明にあっては、収容するだけで、側方方向のガタツキをも防止することができ、容易にボルト体を取り付けることができるようになる。
請求項1から4に記載の発明によれば、それぞれナット体及びボルト体を使用することにより、従来からある取付器具で固定させることができ、作業も容易に行うことができる。
請求項1から4に記載の発明によれば、ボルト体とナット体の間に配設部材と前記収容路の開口部周縁であるリブとを挟持しつつ固定することにより、種々の配設部材を取り付けることもできる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、使用に応じて適宜配設部材を取り付けたい位置に立設部を設けることができ、配線・配管用支持材全体のいかなる位置にも配設部材を取り付けることができるようになる。
(実施例1)
以下、本発明を図に示す実施例に沿って説明する。図1は実施例1による配線・配管用支持材100の全体斜視図が、図2には、部分拡大図が示されている。図3には、収容路の正面断面図が示されている。ここで説明の便宜のため、本明細書においては、図1のAの方向を「長手方向」といい、図3のBの方向を「上下方向」といい、Cの方向を「側方方向」という。
配線・配管用支持材100は、配線又は配管材30が布設される布設部11とその両脇に立設して形成される側壁10とからなる。側壁10の外側面には、被固定部材60(当該被固定部材60は、ナット体60aと同一である。以下、同様。)を収容するための収容路50が側壁10の長手方向に連続して形成されている。収容路50には、被固定部材60を外部から収容できるように開口部51が形成されている。開口部51の幅Dは、被固定部材60を収容した際に上下方向幅E(図4)より短く形成されている。従って、水平を保った状態でそのまま被固定部材60を収容したり取り外したりすることはできないようになっている。また、被固定部材60を長手方向の任意の位置から収容できるように、開口部51も長手方向に沿って連続して形成されている。
開口部51の上方には、リブ52が収容路50を覆うように突出して設けられ、収容路50の上方に空間55を形成している。一方、収容路50の下方には、被固定部材60の側方方向の可動を防止するための被固定部材係止部54が形成されている。なお、被固定部材係止部54は、実施例1においては、凹状に形成されているが、被固定部材係止部54を凸状に形成し、被固定部材60を凹状に形成してもよい。さらに、開口部51の反対側の内側面には、取り付け器具60、70の上下方向の可動を防止するため固定部材70(当該固定部材70は、ボルト体70aと同一である。以下、同様。)の先端71を係止するための固定部材係止部53が形成されている。
被固定部材60は、実施例1においては、貫通した固定孔64が二つ形成されていて、この固定孔64には、ナット体のようにネジ溝が形成されている(当該固定孔64は、螺孔64と同一である。以下、同様。)。一方、固定部材70には、被固定部材60の固定孔64と螺合するように、ネジ山が施されたボルト体70aを使用している。
被固定部材60は、収容路50への挿入を確保するため、図4に示したように収容路50に最初に挿入される部分(実施例1においては上部)が他の部分と比較して薄く形成されている(Rの部分)。勿論、そのまま被固定部材60に収容することができれば、必ずしも薄く形成する必要はない。また、薄く形成された部分Rの反対側は、収容路50に挿入したときに前述の被固定部材係止部54と係合して側方方向の可動を防止するため、可動防止係止部61が突出形成されている。なお、ここで被固定部材60は実施例1においては特殊な形状を有したナット体60aを使用しているが、使用用途に応じて適宜選択することができる。収容路50に収容することができ、しかも収容路50から脱落しない形状を有し、かつ固定部材70と結合される形状であれば、従来からあるナットであってもよく、特に限定されるものではない。
さて、このように形成された配線又は配管用支持材100は、以下のように、隣あった他の配線又は配管用支持材100aと連結されることになる。
まず、収容路50に被固定部材60を取り付ける方法を、図5〜図7に沿って述べる。開口部51の幅Dは、挿入後の図を示す図7を見れば明らかなように被固定部材60の上下向の幅Eよりも短く形成されているので、その水平状態を保ったまま直接挿入することができない。そこで、先述した被固定部材60の他の部分より若干薄く形成されている部分(Rの部分)を収容路50の上方に形成されている空間55に挿入させる(図5)。こうすれば被固定部材60の下端部は、開口部51の下端より上方に位置することができる。そして、この状態から被固定部材60がリブ52に当接した部分56を軸として回転させつつ挿入させる(図5、6)。その後、被固定部材60を離せば、被固定部材60は落下しつつ可動防止係止部61が被固定部材係止部54に係合し被固定部材60の挿入は完了する(図7)。この係合により被固定部材60の下方は、側方方向の可動を抑制されることになる。以上のような方法により、被固定部材60を収容路50の任意の位置で取り付けることが可能になり、その数も任意に取り付けることができる。
そして、このように取り付けられた被固定部材60は側方方向の可動を防止してあるので、固定孔64もガタツキことがない。従って、固定部材70をこの固定孔64に容易に螺合することができる(図8 ネジ溝は省略してある。)。このように螺合すれば、被固定部材60の上部はリブ52により、下方は被固定部材係止部54に図8の矢印の方に圧接され固定される。こうして被固定部材60の上下で側方方向の可動が抑制される。
一方、螺合により必然的に固定部材係止部53に固定部材の先端71が挿入され係止されることになる。従って、固定部材70及びそれに固定された被固定部材60の上下方向の可動を防止することができる。このように、被固定部材係止部54で被固定部材60の側方方向の可動を抑止することができるとともに、固定部材係止部53によって上下方向の可動をも抑止することができる。従って、全体のガタツキを防止でき、確実に固定部材70及び被固定部材を配線・配管用支持材100に固定することができる。
このような固定方法を用いて隣り合った配線・配管用支持材100を連接して固定すれば、図1のように互いを連結させることができる。なお、配線・配管用支持材100の形状は特に限定されるものではなく、例えば、図9のように、円筒形のもの、管又はダクト(図10)等であっても構わない。
次に実施例2について説明する。これは別体に形成されている配設部材40をを取り付ける場合を示している。図11は、実施例2における全体斜視図であり、配設部材として手摺りを固定している状態を示している。
実施例2における配線・配管用支持材100は、布設部11と収容路50が形成された別体の立設部12が形成されている。ここで、立設部12の外側面に被固定部材60を収容するための収容路50が長手方向に連続して形成されている点、及び収容路50、被固定部材70、固定部材60の形状については、実施例1と同様である。但し、被固定部材70として固定孔64が一つのものを使用している。また、被固定部材70を収容路50に取り付ける方法も実施例1と同様である。
このように形成された配線又は配管用支持材100は、他の配設部材40、例えば取付部材、カバー部材、手摺り等が取り付けられる点で実施例1と異なる。取り付け方法は、収容された被固定部材60の固定孔64に、配設部材40の孔を介して固定部材70を螺嵌し、配設部材40が固定部材70と被固定部材60で挟まれるように固定する(図13)。このときに実施例1と同様に側方方向及び上下方向の可動が、固定部材係止部53と固定部材の先端部71との係止及び可動防止係止部61と被固定部材係止部54との係止により抑制される。こうして配設部材40の配線・配管用支持材100への固定は完了する(図13、14)。
このような取り付け方法を使用することにより、配設部材40は、立設部材12の如何なる位置にも取り付けることができる。また、被固定部材60自体も収容路50内で確実に固定されているので、それに固定されている配設部材40も確実に固定されることになる。さらに、本発明の固定方法によれば、配設部材40に孔さえあいていれば、あらゆる形状の配設部材40でも固定することができ、汎用性にも優れたものとなる。
なお、例えば、図15に示したように、配線・配管材30を雨、ほこり、外部衝撃等から保護するためのカバー部材41を取り付けても良いし、図16に示したように、配線又は配管用支持材100の途中から引き出したり又は引き入れたりする配線又は配管材30を固定するための配線・配管材固定部材(配設部材)42や、支持材を吊るための吊りボルトを取り付けるための吊り金具43等を取り付けてもよい。さらに、照明器具や種々の配線器具、それらの取付に使用する部材等使用用途に応じて種々の部材を取り付けてもよい。
次に実施例3について説明する。これは収容路50に形成された固定部材係止部53に所定間隔で貫通孔56を設けたものである(図17)。実施例1と同様に被固定部材60を収容路50に挿入取付した後、貫通孔56側(開口部51と反対側)から固定部材70を挿入し固定することができる。
この方法によれば、あらかじめ立設部12から固定部材70を開口部51より外方に突出させた状態で作業ができるので、配設部材40の孔を合わせやすく、容易に作業を行うことができる。さらに、この方法によれば、ボルトとナット体の他にもリベット、若しくは簡易な棒状体等での固定も行うことができる。
さらに、実施例4が図18に示されている。これは、収容路50を両側に形成した立設部12を布設部11の両端の親桁の間にも形成したものである。このときに、立設部12を取り外し自在に形成したり、親桁間を可動自在に形成すること等は、使用に応じて適宜選択すればよい。これにより、配線・配管用支持材100のあらゆる位置に配設部材40を取り付けることができるようになる。
また、配管・配管用支持材100は、配線・配管材を布設するタイプのものばかりではなく、図19のように配線・配管を吊すタイプのものにも応用することができる。
本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例1を示す斜視図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例1の部分拡大図を示す側面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例1の正面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例1の被固定部材を示す斜視図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例1の収容路に被固定部材を取り付ける過程を示す正面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例1の収容路に被固定部材を取り付ける過程を示す正面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例1の収容路に被固定部材を取り付ける過程を示す正面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例1の収容路に被固定部材を取り付けた状態を示す正面図である。 本発明の別実施例を示す断面図である。 本発明のさらに別の実施例を示す断面図である 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例2を示す斜視図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例1の被固定部材を示す斜視図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体に配設部材を取り付けた状態を示す正面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体に配設部材を取り付けた状態を示す側面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体に配設部材としてカバー部材を取り付けた状態を示す側面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体に配設部材として吊り金具等を取り付けた状態を示す側面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例3を示す正面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体の実施例4を示す断面図である。 本発明に係る配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体のうち、配線・配管材を吊すタイプに応用した例を示す斜視図である。 従来の配線・配管用支持材の取付構造を示す斜視図である。
10 側壁
11 布設部
12 立設部
30 配線・配管材
40 配設部材
50 収容路
51 開口部
54 被固定部材係止部
53 固定部材係止部
55 空間
60 被固定部材
61 可動防止係止部
64 固定孔
70 固定部材
100 配線・配管用支持材

Claims (4)

  1. 配線・配管材を支持する長尺の配線・配管用支持材と、固定部材であるボルト体が螺合される螺孔を備えたナット体とから成る構造体であって、
    前記配線・配管用支持材の側方には、
    前記ナット体が収容される収容路が長手方向に沿って形成され、
    前記収容路は、
    前記収容路の側方に向けて開口する、前記ナット体の厚さよりも広く、ナット体の上下方向の長さよりも狭い開口幅が収容路に沿って連続して形成された開口部と、
    前記開口部からナット体の上端部を収容路内上方へ挿入した状態でナット体の下端部を前記開口部を通過させるように前記下端部を収容路内方向へと前記ナット体を回転させることで、ナット体を前記収容路内へ配置することが可能な広さに形成された、前記ナット体が収容路に収容された状態で、ナット体の上方に形成される空間と、を備え
    前記収容されたナット体の下面側が収容路内下面に当接した状態で、開口部から前記螺孔が外方に臨ませるように形成され、
    前記収容したナット体への前記ボルト体の螺合により、該ナット体と該ボルト体とで前記配線・配管用支持材に配設される配設部材と前記収容路の開口部周縁であるリブとを挟持しつつ固定することを特徴とする配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体
  2. 前記収容路内に収容されたナット体が、収容路内でのナット体の側方への可動を防止すべく、ナット体の下端側と係止する被固定部材係止部を、収容路内下面に形成したことを特徴とする請求項1に記載の配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体
  3. 配線・配管材を支持する長尺の配線・配管用支持材と、固定部材であるボルト体が螺合される螺孔を備えたナット体とから成る構造体であって
    前記配線・配管用支持材の側方には、
    前記ナット体が収容される収容路が長手方向に沿って形成され、
    前記収容路は、
    前記ナット体が収容路に収容された状態で、前記螺孔を外方に臨ませるべく前記収容路の側方に向けて開口する、前記ナット体の厚さよりも広く、ナット体の上下方向の長さよりも狭い開口幅が収容路に沿って連続して形成された開口部と、
    前記開口部からナット体の上端部を収容路内上方へ挿入した状態でナット体の下端部を前記開口部を通過させるように前記下端部を収容路内方向へと前記ナット体を回転させることで、ナット体を前記収容路内へ配置することが可能な広さに形成された、前記ナット体が収容路に収容された状態で、ナット体の上方に形成される空間と、を備え、
    開口部の反対側の内側面には、収容されたナット体の上下方向の可動を防止するため、
    前記螺孔を貫通するようにして固定されたボルト体の先端が係止する固定部材係止部を備え、
    前記収容したナット体への前記ボルト体の螺合により、該ナット体と該ボルト体とで前記配線・配管用支持材に配設される配設部材と前記収容路の開口部周縁であるリブとを挟持しつつ固定することを特徴とする配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体
  4. 前記収容路は、配線・配管材が布設される布設部から立設される立設部に形成される請求項1から3のいずれかに記載の配線・配管用支持材とナット体とから成る構造体
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