JP4805406B1 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鍋を載置するトッププレート8と、鍋を加熱する加熱コイル2aと、調理メニューを選択する調理メニュー選択手段を供えた操作部10aと、加熱コイル2aに高周波電流を流す駆動回路5と、調理メニュー選択手段により選択された調理メニューに基づいて、駆動回路5を制御する制御回路6と、加熱コイルの近傍に設けられた電極3a1、3a2、3a3と所定電位との間の静電容量を計測する静電容量測定回路7と、静電容量測定手段が測定した静電容量が、所定のしきい値よりも増加した場合にふきこぼれが発生したと判定するふきこぼれ判定手段である制御回路6と、を備え、制御回路6は、複数の調理メニューのそれぞれに対応したしきい値を有し、調理メニュー選択手段により選択された調理メニューに対応するしきい値を、所定のしきい値とする
【選択図】図1
Description
しかしながら、加熱調理中に鍋を動かすなどして電極上方のトッププレート上に鍋が配置された場合にも、静電容量が変化する。このため、鍋が動かされた場合には、ふきこぼれが発生していなくてもふきこぼれが発生したと誤判断される可能性があった。
[誘導加熱調理器の構成]
図1は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の主要構成を示す図であり、誘導加熱調理器の上面模式図である。図1に示すように、誘導加熱調理器100は、箱状の筐体1と、筐体1の上面開口に載置されるトッププレート8とを備えている。トッププレート8は、全体が耐熱強化ガラスや結晶化ガラス等の材料で構成されており、筐体1の上面開口外周との間にゴム製パッキンやシール材を介して水密状態に固定される。なお、トッププレート8には塗膜等が施されており、誘導加熱調理器100を上面から見た場合に筐体1内部を視認することはできないが、図1では説明の便宜上、トッププレート8を透過した状態で図示している。
操作部10aは、調理メニューを選択するための入力ボタンである調理メニュー設定部15(調理メニュー選択手段)と、火力設定部16とを備えている。
まず、ふきこぼれ判定動作の概要について説明する。
ふきこぼれが無い状態では、電極3の上方のトッププレート8上には、比誘電率が1である空気が存在するので、電極3とGND間の静電容量は小さい。ここで、ふきこぼれが発生した状態では、比誘電率が80である水を主体としたふきこぼれた鍋内容物が電極3上方のトッププレート8上に付着するため、電極3とGND間の静電容量は急増する。
炊飯メニュー12が選択されると、制御回路6は、炊飯に最適な温度シーケンスとなるように駆動回路5を制御して加熱コイル2に電力を投入する。例えば、温度センサ4の検出値が約60度の状態を10分程度継続させる吸水工程を実行し、米に水を吸わせる。その後、投入電力を増加させる炊き上げ工程を実行し、米を炊き上げる。炊き上げ完了後は、温度センサ4の検出値が約70度となるように加熱コイル2への投入電力を調整する保温工程を実行し、炊き上がった米を保温する。
麺ゆでメニュー13が選択されると、制御回路6は、温度センサ4の検出値に基づいて鍋30内の水の沸騰を検知するまで、加熱コイル2に電力を投入する。沸騰を検知した後は、所定時間おきに加熱コイル2への投入電力に強弱を加える。これにより、鍋内部の水の動きに変化を与え、鍋内に投入された麺が底に沈み込んだり固まったりするのを抑制し、鍋内に投入された麺が均一に茹であがるようにする。
炒め物メニュー14が選択されると、制御回路6は、温度センサ4の検出値が炒め物に適した温度(例えば200度)になるように、加熱コイル2への投入電力を制御する。
揚げ物メニュー11が選択されると、制御回路6は、温度センサ4の検出値が揚げ物に適した温度(例えば180度)となるように、加熱コイル2への投入電力を制御する。
このような第3メニュー(揚げ物メニュー11)は、ふきこぼれが発生しにくいが、誤って鍋内の油をこぼしてしまった場合や、大量の油はねが発生した場合などには、油が高温であることから、直ちに加熱を停止するのが使用者の安全上好ましい。
マニュアルモードの場合、すなわち、使用者が火力設定部16により任意の火力を選択して加熱調理を行う場合には、制御回路6は、火力設定部16への設定に応じた電力を加熱コイル2に投入する。
以上のように、本実施の形態1では、操作部10により設定された調理メニューに基づいてふきこぼれ判定のしきい値を選択するが、これに加え、投入電力によってもふきこぼれ判定のしきい値を調整する。図5に示すように、しきい値a及びしきい値bは、加熱コイル2への投入電力が増加するほど、しきい値が低下する特性となっている。ふきこぼれは、投入電力が大きい場合に発生しやすく、また、ふきこぼれ量も投入電力に応じて増加する傾向にある。したがって、投入電力が増加するほどふきこぼれの判定のしきい値を小さくすることで、ふきこぼれが発生しやすいときにふきこぼれをより早期に検出することができる。また、投入電力が低下するほどしきい値a及びしきい値bを大きくすることで、ふきこぼれが発生しにくい低電力時には、ふきこぼれの誤判定を抑制することができる。
また、この麺ゆでメニュー13においても、前述のように、投入電力が増加するほどふきこぼれ判定のしきい値を下げるようにする。このため、投入電力に強弱を加えることにより高品質な麺ゆでを実現しつつ、投入電力が高いときには早期にふきこぼれを検出することができる。
本実施の形態2では、加熱コイルの他の構成例を説明する。
図6は、実施の形態2に係る誘導加熱調理器の主要構成の機能ブロック図である。本実施の形態2が前述の実施の形態1と異なる点は、前述の図4で示した加熱コイル2aに換えて、加熱コイル22aを備えている点である。なお、本実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と対応する構成要素には同一の符号を付す。
麺ゆでメニュー13が選択されると、制御回路6は、温度センサ4aの検出値に基づいて鍋内の水の沸騰を検知するまで、内側加熱コイル22a1と外側加熱コイル22a2の両方に電力を投入する。沸騰を検知した後は、内側加熱コイル22a1と外側加熱コイル22a2とに交互に電力を投入する。このように、鍋30の径方向内側と外側とを交互に加熱することで、鍋内部の水の動きに変化を与え、鍋内に投入された麺を均一に茹であげることができる。
また、調理メニューごとのふきこぼれの発生しやすさと調理中の鍋の移動の有無とに基づいて、各調理メニューにおけるふきこぼれ判定のしきい値を選択するようにすればよく、3種類以上のしきい値の中から調理メニューに応じてしきい値を選択するようにしてもよい。
Claims (8)
- 鍋を載置するトッププレートと、
前記トッププレートの下に設けられ、前記鍋を加熱する加熱コイルと、
調理メニューを選択する調理メニュー選択手段と、
前記加熱コイルに高周波電流を流す駆動回路と、
前記調理メニュー選択手段により選択された調理メニューに基づいて、前記駆動回路を制御する制御手段と、
前記トッププレートの下側であって前記加熱コイルの近傍に設けられた電極と、
前記電極と所定電位との間の静電容量を計測する静電容量測定手段と、
前記静電容量測定手段が測定した前記静電容量の変化量が、所定のしきい値よりも増加した場合にふきこぼれが発生したと判定するふきこぼれ判定手段と、を備え、
前記調理メニューとして、調理中に鍋をほとんど動かさない第1メニューと、調理中に鍋を動かしやすい第2メニューとを含み、
前記ふきこぼれ判定手段は、前記調理メニュー選択手段により前記第1メニューが選択された場合には、前記第2メニューが選択された場合よりも低いしきい値でふきこぼれの発生を判定する
ことを特徴とする誘導加熱調理器。 - 前記制御手段は、前記ふきこぼれ判定手段がふきこぼれが発生したと判定した場合には、前記駆動回路を停止させるか、又は前記加熱コイルに流す高周波電流を減少させるように前記駆動回路を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。 - 前記調理メニュー選択手段は、
選択可能な第1メニューとして、
炊飯、ゆでる、及び煮る、のうち少なくとも1つを含み、
選択可能な第2メニューとして、焼く及び炒める、のうち少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の誘導加熱調理器。 - 前記制御手段は、前記調理メニュー選択手段により前記第1メニューが選択されている場合には、前記第1メニューを構成する調理工程に応じて、前記加熱コイルに投入する電力を制御する
ことを特徴とする請求項3記載の誘導加熱調理器。 - 前記加熱コイルは、複数に分割されて構成されており、
前記制御手段は、前記分割された各々の加熱コイルに対して個別に電力制御を行う
ことを特徴とする請求項4記載の誘導加熱調理器。 - 前記ふきこぼれ判定手段は、前記加熱コイルに投入される電力が大きいほど、前記所定のしきい値を低下させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。 - 前記電極は、前記加熱コイルの外周側に、前記トッププレートの下面に密着して設けられている
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。 - 複数の前記電極を備え、前記複数の電極は、面積が略同一であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
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