JP6877325B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、2つの加熱部を有する加熱調理器に関するものである。
従来、3つ以上の加熱部を有する加熱調理器において、トッププレート上の被加熱物の温度を精度よく検出できるように赤外線センサを配置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方で、集合住宅およびセカンドキッチン等で比較的省スペースで構成されるミニキッチン対応機器として、45cm幅の本体内に、2つの加熱部が奥行方向および幅方向にずらしてそれぞれ配置された加熱調理器がある。
特許第5315089号公報
上記の2つの加熱部を有する加熱調理器では、被加熱物が載置されるトッププレートの面積が小さい中に加熱部が2つ配置されているため、トッププレートに鍋等の被加熱物を載置する際、トッププレートの外周に設けられたフレームの凸部に乗り上げる可能性が高い。ここで、赤外線センサの出力は、被加熱物の底部から放射される赤外線を検出することになるが、被加熱物の底部が赤外線センサからの距離から離れるほど赤外線が減衰してしまう。そのため、被加熱物がフレームの凸部に乗り上げると、被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができない場合がある。そこで、トッププレート上の被加熱物の底部の温度を安定的かつ精度よく検出できるように赤外線センサを配置する必要があり、特許文献1は、誘導加熱手段の内外巻き線間の加熱分布に対応させた配置や、3つ以上の加熱部を有する加熱調理器の構成上、手前側に加熱部が配置され、ユーザがフライパンなどを故意に鍋振り動作をした場合に対して安定的に鍋の底部の温度が測定できるような赤外線センサの配置に関するものであり、従来の赤外線センサの配置は2つの加熱部を有する加熱調理器には適用できない。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、2つの加熱部を有する加熱調理器において、トッププレート上の被加熱物の温度を精度よく検出することができる加熱調理器を提供することを目的としている。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物が載置されるトッププレートと、前記トッププレートの端面を保持するフレームと、前記トッププレートの下方に設置され、前記被加熱物を加熱する2つの加熱部と、前記トッププレートの下方に前記加熱部毎に1つずつ設けられ、前記被加熱物の底部から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、を備え、正面視した状態において、前記加熱部は、前記トッププレートの奥行方向および幅方向にずらしてそれぞれ設けられており、前記トッププレートには、前記被加熱物を載置する箇所を示す加熱口が各前記加熱部の上方に設けられており、各前記赤外線センサは、各前記加熱口を二分する2つの線間の前記加熱口の領域内の下方に設けられており、各前記赤外線センサは、前記加熱口の中心を通り、各前記加熱口の中心同士を結ぶ結線に対して垂直となる2つの線間の前記加熱口の領域内の下方に設けられているものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、2つの加熱部を有する場合において、各赤外線センサは、各加熱口を二分する2つの線間の加熱口の領域内の下方に設けられている。そのため、被加熱物がフレームに乗り上げても被加熱物の底部とトッププレートとの距離がほぼ変わらなくなる。つまり、被加熱物の底部と赤外線センサとの距離もほぼ変わらなくなるため、被加熱物のフレームへの乗り上げの影響を小さくでき、赤外線センサによって被加熱物の底部の温度を安定的かつ精度よく検出することができる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の上面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦断面の右側の模式図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の構成を説明するブロック図である。 結晶化ガラスの透過特性の線図を各温度分光放射輝度曲線と共に示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の操作部および火力表示部を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の赤外線センサの配置領域を示す上面図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の赤外線センサの配置領域を示す上面図である。 本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の赤外線センサの配置領域を示す上面図である。 本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の赤外線センサの配置領域を示す上面図である。 本発明の実施の形態5に係る加熱調理器の赤外線センサの視野領域を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
[加熱調理器の構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の上面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦断面の右側の模式図である。なお、図2では、被加熱物としての鍋200もあわせて図示している。
以下、図1および2に基づいて、本実施の形態1に係る加熱調理器100の構成について説明する。
なお、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語、例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」等、を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。また、本実施の形態1では、加熱調理器100を正面視した状態において、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」等を使用する。
図1に示すように、加熱調理器100は、上面が開口した幅450mm×奥行520mmの箱体形状の本体1と、本体1の上面の開口を覆うように配置されるトッププレート2と、を有する。加熱調理器100は、トッププレート2の上に載置される鍋200等の被加熱物を、本体1の内部に設けられた誘導加熱手段により加熱する。なお、本体1のサイズは上記に限定されない。
トッププレート2は、例えば結晶化ガラスで構成されている。また、トッププレート2は、その端面が金属製のフレーム7によって囲まれて保持されている。図2に示すように、このフレーム7には、トッププレート2の周方向に沿って上方に突出した凸部8が設けられており、この凸部8はその上端がトッププレート2の上面よりも高くなるように設けられている。
このように、トッププレート2を金属製のフレーム7で囲んで保持する構成とすることで、トッププレート2の端面からの割れまたは欠けに対して強度を向上させることができる。また、凸部8を、トッププレート2の周方向に沿って設け、その上端がトッププレート2の上面よりも高くなるように設けることで、調理中に鍋200等の被加熱物から吹きこぼれ等が発生した場合でも、トッププレート2から水等がこぼれ落ちるのを防ぐことができる。
図1に示すように、トッププレート2の上面の左側手前および右側奥に、それぞれ直径φ200mmの円形の加熱口6が印刷等によって設けられている。つまり、加熱口6は、トッププレート2の奥行方向(前後方向)および幅方向(左右方向)にずらしてそれぞれ設けられている。この加熱口6は、鍋200等の被加熱物を載置する箇所を示す表示であり、加熱口6によって使用者は被加熱物を載置すべき場所が分かるようになっている。
なお、トッププレート2は、結晶化ガラス以外の、例えばセラミックス等で構成されていてもよい。また、加熱口6は、厳密に円形でなくてもよい。また、加熱口6の直径は上記に限定されない。
また、本体1の上面の手前側には、加熱条件および加熱指示の入力操作を受け付ける操作部3が設けられている。使用者がトッププレート2上に被加熱物を載置し、各加熱口6に対応した操作部3に設けられた操作キーに操作入力を行うと、操作入力にしたがって誘導加熱手段により被加熱物が加熱される。また、加熱の進行状況および調理モードなどの設定に関する情報は、トッププレート2の上面に各加熱口6に対応して配置された液晶等を有する表示部4に表示され、加熱の火力は火力表示部5に表示される。また、本体1の上面の奥側には、排気口9が設けられている。
図2に示すように、本体1内においてトッププレート2の下方には、誘導加熱手段である加熱コイル14と、非接触式の温度検出手段である赤外線センサ12と、接触式である接触式温度センサ17と、が加熱口6毎に設けられている。なお、これらについては後述する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の構成を説明するブロック図である。図4は、結晶化ガラスの透過特性の線図を各温度分光放射輝度曲線と共に示すグラフである。なお、図3では、1つの加熱口6に対応する構成のみ図示しており、また、被加熱物としての鍋200もあわせて図示している。また、図4中の太線はネオセラム透過特性を示しており、細線は分光放射輝度を示している。
図3に示すように、トッププレート2に設けられた加熱口6の下方には、加熱コイル14が配置されている。そして、この加熱コイル14に高周波電流を流すことでトッププレート2の加熱口6に載置された被加熱物に渦電流が発生し、この発生した渦電流と被加熱物自身の抵抗とにより被加熱物の底部自身が発熱する。したがって、被加熱物の底部を直接加熱する加熱効率のよい調理を実現することができる。なお、誘導加熱手段である加熱コイル14の代わりに、加熱口6の加熱手段として電気ヒータ等の他の加熱手段を設けてもよい。
本実施の形態1では、加熱コイル14は、略環状の内側加熱コイル14aと、その外側に設けられた略環状の外側加熱コイル14bとを備えた二重環形状である。内側加熱コイル14aと外側加熱コイル14bとの間には略環状の隙間が設けられており、この隙間を、隙間15と称する。また、加熱コイル14は、加熱コイル14を収容する加熱コイル支持部16により、トッププレート2の下面との間に所定距離をおいて保持されている。
2つの加熱コイル14は、本体1内において奥行方向および幅方向にずらしてそれぞれ配置されている。これは、幅450mm×奥行520mmという奥行>幅の寸法比である本体1に対して、直径180mm〜200mmの加熱コイル14を2つ配置する必要があるためである。また、加熱コイル14を奥行方向または幅方向に並べて配置すると、加熱コイル14の上方に加熱口6がそれぞれ設けられるため、各加熱口6に載置された2つの被加熱物が同時に使用される場合、互いが干渉してしまい、使用感が悪いためである。
なお、加熱コイル14は、「加熱部」とも称する。
内側加熱コイル14aと外側加熱コイル14bとの隙間15内であって、加熱コイル14の上面よりも下方には、赤外線を検出すると検出した赤外線量に応じた出力を行う赤外線センサ12が設けられている。
この赤外線センサ12は、トッププレート2の下方に非接触で設けられており、鍋200等の被加熱物の底部から放射される赤外線を検出することにより、被加熱物の底部の温度変化を高速に検出可能となっている。一方で、赤外線は距離の二乗に反比例して減衰するため、被加熱物がフレーム7に乗り上げた場合等、被加熱物の底部が赤外線センサ12から離れていくと、赤外線センサ12が減衰した赤外線を検出することになる。そのため、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができない。そこで、赤外線センサ12は、被加熱物がフレーム7に乗り上げても温度検出に影響が少ない位置に配置される。なお、赤外線センサ12の配置については後で詳述する。
ここで、図4に示すように、0.2μm〜2.9μm、および、3μm〜4.5μmの波長の光は結晶化ガラスを透過するが、4.5μmよりも長い波長、および、0.2μmよりも短い波長の光は結晶化ガラスをほとんど透過しない。そのため、トッププレート2を結晶化ガラスで構成した場合、被加熱物の底部から放射される赤外線において、0.2μm〜2.9μm、または、3μm〜4.5μmの波長を有するものが、トッププレート2を透過して赤外線センサ12によって検出される。
また、図3に示すように、赤外線センサ12からの出力は、本体1に具備された赤外線温度検出部24に入力される。赤外線温度検出部24は、赤外線センサ12からの出力に基づいて、被加熱物の底部の温度を算出する。より具体的には、記憶部21には、赤外線センサ12の出力量と、その出力量および所定の放射率に基づいて算出された温度データとが対応付けられた温度換算表が、予め記憶されている。赤外線温度検出部24は、赤外線センサ12からの出力を受けるとこの温度換算表を参照して、被加熱物の底部の温度を算出する。
また、内側加熱コイル14aと外側加熱コイル14bとの環状の隙間15には、サーミスタ等の接触式の温度検出手段である接触式温度センサ17が2つ設けられている。なお、図3では、接触式温度センサ17を1つのみ図示している。接触式温度センサ17は、加熱コイル14毎に2つ設けられており、計4つ設けられている。2つの接触式温度センサ17は、加熱コイル14の中心部を基準に180度ずらした位置にそれぞれ設けられている。
接触式温度センサ17は、トッププレート2の下面に密着するように設けられており、トッププレート2の下面の温度に応じた信号を出力する。接触式温度センサ17の出力信号は、本体1に具備されたトッププレート温度検出部25に入力される。トッププレート温度検出部25は、接触式温度センサ17からの信号に基づいて、トッププレート2の温度を検出する。
なお、トッププレート2の温度をより正確に時間の遅れが少なく検出可能な手段であれば、サーミスタ等の接触式温度センサ17に限らず任意のものをトッププレート温度検出手段として採用することができる。
また、本実施の形態1では、接触式温度センサ17を内側加熱コイル14aと外側加熱コイル14bとの隙間15に設ける構成としたが、接触式温度センサ17の配置はこれに限定されない。例えば、接触式温度センサ17を、外側加熱コイル14bの外周近傍に配置してもよいし、加熱コイル14の中心に配置してもよい。また、接触式温度センサ17の数は加熱コイル14毎に2つであることに限定されず、加熱コイル14毎に1つまたは2つ以上であってもよい。
なお、接触式温度センサ17は、設置数が少ないと、トッププレート2に載置される被加熱物の位置または形状の違いによって、取得温度にばらつきが生じうる。このため、複数設けられた接触式温度センサ17の検出値の平均値、または複数の接触式温度センサ17のうち最も高い温度を出力したものの検出値を、後述する被加熱物の温度検出に用いるようにしてもよい。このようにすることで、接触式温度センサ17の設置数が少ない場合でも、ばらつきに強い温度検出が可能となる。
本体1に設けられている記憶部21には、操作部3にて設定した情報、赤外線温度検出部24、およびトッププレート温度検出部25からの出力が入力されて記憶される。
演算部22は、例えばマイコン等で構成され、被加熱物の温度を算出する各種演算処理を行う。
制御部23は、操作部3の設定内容と、赤外線センサ12および接触式温度センサ17が検出した物理的情報に基づいて検出した被加熱物の温度情報とに基づいて、高周波インバータ26を制御し、加熱コイル14に流れる高周波電流を制御する。このようにすることで、被加熱物の加熱制御を行う。また、制御部23は、加熱動作等に応じて表示部4および火力表示部5による報知を行う。制御部23は、回路デバイス等のハードウェアで実現することもできるし、マイコン等の演算装置上で実行されるソフトウェアとして実現することもできる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の操作部3および火力表示部5を説明する図である。
本体1の左側手前および右側奥に設けられた加熱コイル14にそれぞれ対応する操作部3および火力表示部5は、すべて同様の構成であるので、ここでは、左側手前の加熱コイル14に対応して設けられた操作部3および火力表示部5を例に説明する。
図5に示すように、操作部3は、被加熱物を加熱する火力(投入電力)を設定するための火力設定キー31と、調理メニューを設定するためのメニューキー32と、設定温度または調理時間等を入力する上下キー33と、を備えている。
火力設定キー31は、「弱火」キー、「中火」キー、「強火」キー、および、「3kW」キーで構成されており、使用者は、これらのキーを用いて4段階の火力(投入電力)のいずれかを設定することができるようになっている。このように火力に応じて個別にキーを設けることで、使用者は、必要な火力の設定を一回の操作で入力できるようになっている。
メニューキー32は、「揚げ物」キー、「予熱」キー、「煮込み」キー、および、「タイマー」キーで構成されている。これらのキーが押下されると、各メニューに対して予め設定され記憶部21に記憶された制御シーケンスにしたがって、被加熱物の温度が目標温度になるように制御部23が加熱制御を行うようになっている。
火力表示部5は、火力設定キー31で入力された火力、およびメニューキー32で設定されたメニューに基づいて火力を複数段階に表示するものであり、火力に応じて表示態様が切り替わる。火力表示部5の表示により、動作中であることを使用者に示すことが可能である。火力表示部5は、例えば複数のLEDを有し、これらLEDの点灯状態(点灯、消灯、点滅等)を切り替える、あるいは点灯色を切り替えることにより、火力を表現する。このようにすることで、使用者が直感的に分かりやすい報知を行うことができる。
[加熱調理器の加熱制御動作]
次に、被加熱物の内容物の温度を目標温度に略一定に保つための加熱制御について、揚げ物調理を例に説明する。
使用者は、鍋200内に揚げ物を行うための油を入れ、鍋200をトッププレート2の加熱口6に載置する。使用者によって操作部3のメニューキー32にて揚げ物モードが選択されると、制御部23は、目標温度Ttを決定する。揚げ物の温度は、料理メニュー(例えば、「てんぷら」、「とんかつ」、「から揚げ」等)によって異なるため、このような料理メニューが設定された場合には、その料理メニューに対応した温度を目標温度とする。そして、使用者により加熱開始の指示が操作部3に入力されると、制御部23は、高周波インバータ26を駆動制御して加熱コイル14に高周波電流を供給し、加熱を開始する。
制御部23は、揚げ物モードにおける加熱制御として、予熱工程と、保温工程と、調理工程とを実行する。予熱工程は、鍋200の温度を目標温度Ttよりも高い第1の設定温度Tref1まで上昇させる工程である。保温工程は、予熱工程の後に、鍋200の温度を目標温度Ttよりも高く第1の設定温度よりも低い第2の設定温度Tref2に保つ工程である。調理工程は、保温工程において鍋200への食材の投入を検出した際に実行し、予熱工程における電力よりも大きい電力を加熱コイル14へ供給することで、油等の内容物の温度を高速で目標温度Ttまで復帰させる工程である。
図6は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の赤外線センサ12の配置領域を示す上面図である。
各赤外線センサ12は、図6の斜線で示す加熱口6の領域の下方に配置されている。つまり、各赤外線センサ12は、加熱口6の中心を通り、各加熱口6の中心同士を結ぶ結線(z)に対して垂直となる2つの線(x1、y1)間の加熱口6の領域内の下方に配置されている。
使用者が2つの加熱口6にそれぞれ被加熱物を載置して調理を行う際、被加熱物同士が接触しないように、それらを、互いに遠ざかる位置に離して配置することがある。しかし、載置面積が限られた本加熱調理器100においては、そのように被加熱物を加熱口6から離れる方向に移動させると、被加熱物がフレーム7の加熱口6から近接する箇所に乗り上げてしまうことがある。
また、各加熱コイル14においては、被加熱物が直径φ80〜90mm程度の小径の鍋でも動作するように設計されている。そして、加熱コイル14の上方に載置された標準的な鉄またはステンレス材(SUS430)の被加熱物の底部が、磁性金属のインピーダンスの値を基準として設計されている。この場合、被加熱物として直径φ260mm程度の大径の鍋が用いられた場合でも動作するが、2つの加熱口6にそれぞれ大径の鍋を載置して調理を行う際、その大径の鍋がフレーム7の加熱口6から近接する箇所に乗り上げても動作する場合がある。
このとき、赤外線センサ12がフレーム7寄りの位置に配置されていると、被加熱物の底部がトッププレート2から離れてしまい、つまり赤外線センサ12から離れてしまい、赤外線センサ12が減衰した赤外線を検出することになる。そのため、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができない。
そこで、被加熱物がフレーム7に乗り上げても被加熱物の底部とトッププレート2および赤外線センサ12との距離があまり変わらなくなるように、赤外線センサ12を、図6の斜線で示す加熱口6の領域の下方に配置する。そうすることで、被加熱物のフレーム7への乗り上げの影響を小さくでき、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができる。
なお、加熱口6に載置されている被加熱物を加熱しているにもかかわらず、赤外線センサ12の出力が所定の値よりも上昇してこない場合がある。そのような場合は、制御部23が、被加熱物の載置位置がずれていて赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができず、正常に調理することができないと判断するように構成するとよい。そうすることで、加熱コイル14への高周波電流の供給を停止することも可能である。
以上、本実施の形態1に係る加熱調理器100は、被加熱物が載置されるトッププレート2と、トッププレート2の端面を保持するフレーム7と、トッププレート2の下方に設置され、被加熱物を加熱する2つの加熱部と、トッププレート2の下方に加熱部毎に設けられ、被加熱物の底部から放射される赤外線を検出する赤外線センサ12と、を備え、正面視した状態において、加熱部は、トッププレート2の奥行方向および幅方向にずらしてそれぞれ設けられており、トッププレート2には、被加熱物を載置する箇所を示す加熱口6が各加熱部の上方に設けられており、各赤外線センサ12は、各加熱口6を二分する2つの線間の加熱口6の領域内の下方に設けられているものである。
また、各赤外線センサ12は、加熱口6の中心を通り、各加熱口6の中心同士を結ぶ結線に対して垂直となる2つの線間の加熱口6の領域内の下方に設けられているものである。
本実施の形態1に係る加熱調理器100によれば、2つの加熱部を有する場合において、各赤外線センサ12は、各加熱口6を二分する線間の加熱口6の領域内の下方に設けられている。具体的には、各赤外線センサ12は、加熱口6の中心を通り、各加熱口6の中心同士を結ぶ結線に対して垂直となる2つの線間の加熱口6の領域内の下方に設けられている。そのため、被加熱物がフレーム7に乗り上げても被加熱物の底部とトッププレート2との距離があまり変わらなくなる。つまり、被加熱物の底部と赤外線センサ12との距離もあまり変わらなくなるため、被加熱物のフレーム7への乗り上げの影響を小さくでき、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができる。
なお、上記の各加熱口6を二等分する線は、各加熱口6をほぼ二等分する線でもよい。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図7は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器100の赤外線センサ12の配置領域を示す上面図である。
各赤外線センサ12は、図7の斜線で示す加熱口6の領域の下方に配置されている。つまり、各赤外線センサ12は、各加熱口6を、奥行方向に二等分する2つの線(x2、y2)間の加熱口6の領域内の下方に配置に設けられている。
使用者が2つの加熱口6にそれぞれ被加熱物を載置して調理を行う際、被加熱物同士が接触しないように、それらを、互いに遠ざかる位置に離して配置することがある。しかし、載置面積が限られた本実施の形態2に係る加熱調理器100においては、そのように被加熱物を加熱口6から離れる方向に移動させると、フレーム7の加熱口6に近接する箇所に被加熱物が乗り上げてしまうことがある。使用者は被加熱物を上方から見下ろして調理を行うため、調理中に被加熱物がフレーム7の上下方向に乗り上げているかどうかの判断がつきにくい。
また、本体1の上面には、操作部3および排気口9がそれぞれトッププレート2に近接して配置されている。そこで、吹きこぼれ等が発生してトッププレート2から水等が操作部3および排気口9にこぼれ落ちるのを防ぐため、フレーム7の奥行方向の凸部8は、幅方向の凸部8よりも高くなっている。そのため、被加熱物がフレーム7の奥行方向に乗り上げた場合、被加熱物の底部がトッププレート2から大きく離れてしまい、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができない。
そこで、被加熱物がフレーム7の奥行方向に乗り上げても被加熱物の底部とトッププレート2および赤外線センサ12との距離があまり変わらなくなるように、赤外線センサ12を、図7の斜線で示す加熱口6の領域の下方に配置する。そうすることで、被加熱物のフレーム7への乗り上げの影響を小さくでき、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができる。
以上、本実施の形態2に係る加熱調理器100において、各赤外線センサ12は、各加熱口6を、奥行方向に二等分する2つの線間の加熱口6の領域内の下方に設けられているものである。
本実施の形態2に係る加熱調理器100によれば、2つの加熱部を有する場合において、各赤外線センサ12は、各加熱口6を、奥行方向に二等分する2つの線間の加熱口6の領域内の下方に設けられている。そのため、被加熱物がフレーム7の奥行方向に乗り上げても被加熱物の底部とトッププレート2との距離があまり変わらなくなる。つまり、被加熱物の底部と赤外線センサ12との距離もあまり変わらなくなるため、被加熱物のフレーム7への乗り上げの影響を小さくでき、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができる。
なお、上記の各加熱口6を二等分する線は、各加熱口6をほぼ二等分する線でもよい。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3について説明するが、実施の形態1および2と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1および2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図8は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器100の赤外線センサ12の配置領域を示す上面図である。
各赤外線センサ12は、図8の斜線で示す加熱口6の領域の下方に配置されている。つまり、各赤外線センサ12は、各加熱口6を、幅方向に二等分する2つの線(x3、y3)間の加熱口6の領域内の下方に配置されている。
使用者が2つの加熱口6にそれぞれ被加熱物を載置して調理を行う際、被加熱物同士が接触しないように、それらを、互いに遠ざかる位置に離して配置することがある。しかし、載置面積が限られた本加熱調理器100においては、そのように被加熱物を加熱口6から離れる方向に移動させると、被加熱物がフレーム7の加熱口6から近接する箇所に乗り上げてしまうことがある。
本体1は、幅450mm×奥行520mmという奥行が幅よりも大きい寸法となっている。また、本体1の上面の手前側に操作部3が配置されており、本体1の上面の奥側に排気口9が配置されている。そのため、フレーム7の幅方向の幅L2は、奥行方向の幅L1よりも小さくなっており、使用者は被加熱物がフレーム7の幅方向に乗り上げているかどうかの判断がつきにくい。
そして、被加熱物がフレーム7の幅方向に乗り上げた場合、被加熱物の底部がトッププレート2から大きく離れてしまい、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができない。
そこで、被加熱物がフレーム7の幅方向に乗り上げても被加熱物の底部とトッププレート2および赤外線センサ12との距離があまり変わらなくなるように、赤外線センサ12を、図8の斜線で示す加熱口6の領域の下方に配置する。そうすることで、被加熱物のフレーム7への乗り上げの影響を小さくでき、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができる。
以上、本実施の形態3に係る加熱調理器100において、各赤外線センサ12は、各加熱口6を、幅方向に二等分する2つの線間の加熱口6の領域内の下方に設けられているものである。
本実施の形態3に係る加熱調理器100によれば、2つの加熱部を有する場合において、各赤外線センサ12は、各加熱口6を、幅方向に二等分する2つの線間の加熱口6の領域内の下方に設けられている。そのため、被加熱物がフレーム7の幅方向に乗り上げても被加熱物の底部とトッププレート2との距離があまり変わらなくなる。つまり、被加熱物の底部と赤外線センサ12との距離もあまり変わらなくなるため、被加熱物のフレーム7への乗り上げの影響を小さくでき、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができる。
なお、上記の各加熱口6を二等分する線は、各加熱口6をほぼ二等分する線でもよい。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4について説明するが、実施の形態1〜3と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜3と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図9は、本発明の実施の形態4に係る加熱調理器100の赤外線センサ12の配置領域を示す上面図である。
各赤外線センサ12は、図9の斜線で示す加熱口6の領域の下方に配置されている。つまり、各赤外線センサ12は、各加熱口6を、奥行方向に二等分する2つの線(x2、y2)間かつ幅方向に二等分する2つの線(x3、y3)間の加熱口6の領域内の下方に配置されている。
使用者が2つの加熱口6にそれぞれ被加熱物を載置して調理を行う際、被加熱物同士が接触しないように、それらを、互いに遠ざかる位置に離して配置することがある。しかし、載置面積が限られた本加熱調理器100においては、そのように被加熱物を加熱口6から離れる方向に移動させると、被加熱物がフレーム7の加熱口6から近接する箇所に乗り上げてしまうことがある。
そこで、被加熱物がフレーム7の奥行方向および幅方向に乗り上げても被加熱物の底部とトッププレート2および赤外線センサ12との距離があまり変わらなくなるように、赤外線センサ12を、図9の斜線で示す加熱口6の領域の下方に配置する。そうすることで、被加熱物のフレーム7への乗り上げの影響を小さくでき、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができる。
以上、本実施の形態4に係る加熱調理器100において、各赤外線センサ12は、各加熱口6を、奥行方向に二等分する2つの線間かつ幅方向に二等分する2つの線間の加熱口6の領域内の下方に設けられているものである。
本実施の形態4に係る加熱調理器100によれば、2つの加熱部を有する場合において、各赤外線センサ12は、各加熱口6を、奥行方向に二等分する2つの線間かつ幅方向に二等分する2つの線間の加熱口6の領域内の下方に設けられている。そのため、被加熱物がフレーム7の奥行方向および幅方向に乗り上げても被加熱物の底部とトッププレート2との距離があまり変わらなくなる。つまり、被加熱物の底部と赤外線センサ12との距離もあまり変わらなくなるため、被加熱物のフレーム7への乗り上げの影響を小さくでき、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができる。
なお、上記の各加熱口6を二等分する線は、各加熱口6をほぼ二等分する線でもよい。
実施の形態5.
以下、本発明の実施の形態5について説明するが、実施の形態1〜4と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜4と同じ部分または相当する部分には同じ符号を使用して説明する。
図10は、本発明の実施の形態5に係る加熱調理器100の赤外線センサ12の視野領域を示す図である。なお、図10において、縦軸は赤外線センサ12が検出した出力値を、横軸は、中心からの視野角をそれぞれ示している。
赤外線センサ12の検出領域の定義として、図10に示すように、赤外線センサ12が検出した出力値がピーク値(100%)となる角度(0°)を基準として、視野角がピーク値の半値(50%)となる角度(−A°〜+A°)までが、特に赤外線センサ12の出力に影響する領域である。そのため、赤外線センサ12のピーク値の半値以上を検出可能な領域が、実施の形態1〜4で説明した加熱口6の下方の赤外線センサ12の配置領域内となるように、赤外線センサ12を配置する。
そのように赤外線センサ12を配置することで、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができる。
なお、赤外線センサ12は、レンズによる焦点型集光方式でもミラーによる反射集光方式でもよい。
以上、本実施の形態5に係る加熱調理器100において、各赤外線センサ12の、ピーク値の半値以上を検出可能な領域が、実施の形態1〜4で説明した加熱口6の下方の赤外線センサ12の配置領域に設けられているものである。
本実施の形態5に係る加熱調理器100によれば、2つの加熱部を有する場合において、赤外線センサ12によって被加熱物の底部の温度を精度よく検出することができる。
実施の形態6.
以下、本発明の実施の形態6について説明するが、実施の形態1〜5と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜5と同じ部分または相当する部分には同じ符号を使用して説明する。
実施の形態1で説明したとおり、制御部23は、赤外線センサ12および接触式温度センサ17が検出した被加熱物の温度情報に基づいて、高周波インバータ26を制御し、加熱コイル14に流れる高周波電流を制御することで、被加熱物の加熱制御を行う。
そして、各加熱口6を等分して4つの領域に分けたとき、各加熱口6に対して、2つの接触式温度センサ17を、赤外線センサ12と同一の領域内の下方に配置する。このように、接触式温度センサ17を、赤外線センサ12と近接した位置に配置することで、演算部22が被加熱物の温度を算出する際の、被加熱物のフレーム7への乗り上げの影響を小さくできる。
また、制御部23は、加熱コイル14の中心部を基準に180度ずらした位置にそれぞれ設けられている2つの接触式温度センサ17の出力を用いて、被加熱物がフレーム7に乗り上げられているかどうかを判定することができる。
例えば2つの接触式温度センサ17が加熱コイル14の幅方向にそれぞれ配置されている場合、左右の接触式温度センサ17の出力差を比較し、出力差が基準値以上である場合は、被加熱物がフレーム7に乗り上げられていると判定することができる。
つまり、制御部23は、左側の接触式温度センサ17の出力が右側の接触式温度センサ17の出力よりも基準値以上大きい場合、被加熱物がフレーム7の右側に乗り上げられていると判定することができる。一方、右側の接触式温度センサ17の出力が左側の接触式温度センサ17の出力よりも基準値以上大きい場合、被加熱物がフレーム7の左側に乗り上げられていると判定することができる。
そして、例えば、制御部23が、被加熱物がフレーム7に乗り上げられていないと判定した場合、トッププレート温度検出部25がトッププレート2の温度を算出する際、左右の接触式温度センサ17の出力を用いるようにする。一方、制御部23が、被加熱物がフレーム7の右側に乗り上げられていると判定した場合、トッププレート温度検出部25がトッププレート2の温度を算出する際、左側の接触式温度センサ17の出力のみを用いるようにする。また、制御部23が、被加熱物がフレーム7の左側に乗り上げられていると判定した場合、トッププレート温度検出部25がトッププレート2の温度を算出する際、右側の接触式温度センサ17の出力のみ用いるようにする。そうすることで、トッププレート温度検出部25がトッププレート2の温度を算出する際の、被加熱物のフレーム7の幅方向への乗り上げの影響を小さくできる。
また、例えば2つの接触式温度センサ17が加熱コイル14の奥行方向にそれぞれ配置されている場合、前後の接触式温度センサ17の出力差を比較し、出力差が基準値以上である場合は、被加熱物がフレーム7に乗り上げられていると判定することができる。
つまり、制御部23は、前側の接触式温度センサ17の出力が後側の接触式温度センサ17の出力よりも基準値以上大きい場合、被加熱物がフレーム7の後側に乗り上げられていると判定することができる。一方、後側の接触式温度センサ17の出力が前側の接触式温度センサ17の出力よりも基準値以上大きい場合、被加熱物がフレーム7の前側に乗り上げられていると判定することができる。
そして、例えば、制御部23が、被加熱物がフレーム7に乗り上げられていないと判定した場合、トッププレート温度検出部25がトッププレート2の温度を算出する際、前後の接触式温度センサ17の出力を用いるようにする。一方、制御部23が、被加熱物がフレーム7の後側に乗り上げられていると判定した場合、トッププレート温度検出部25がトッププレート2の温度を算出する際、前側の接触式温度センサ17の出力のみを用いるようにする。また、制御部23が、被加熱物がフレーム7の前側に乗り上げられていると判定した場合、トッププレート温度検出部25がトッププレート2の温度を算出する際、後側の接触式温度センサ17の出力のみ用いるようにする。そうすることで、トッププレート温度検出部25がトッププレート2の温度を算出する際の、被加熱物のフレーム7の奥行方向への乗り上げの影響を小さくできる。
なお、4つの接触式温度センサ17を加熱コイル14の前後左右方向にそれぞれ配置し、上記の処理を行うことで、トッププレート温度検出部25がトッププレート2の温度を算出する際の、被加熱物のフレーム7の奥行方向および幅方向への乗り上げの影響を小さくできる。
以上、本実施の形態6に係る加熱調理器100において、各加熱口6を、等分して4つの領域に分けたとき、各接触式温度センサ17は、各赤外線センサ12と同一の加熱口6の領域内の下方に設けられているものである。
本実施の形態5に係る加熱調理器100によれば、2つの加熱部を有する場合において、接触式温度センサ17が、赤外線センサ12と近接した位置に配置されている。そのため、演算部22が被加熱物の温度を算出する際の、被加熱物のフレーム7への乗り上げの影響を小さくできる。
なお、上記では各加熱口6を等分して4つの領域に分けるとしたが、それに限定されず、各加熱口6をほぼ等分して4つの領域に分けるとしてもよい。また、各加熱口6を等分して4つ以上の領域に分けてもよい。
1 本体、2 トッププレート、3 操作部、4 表示部、5 火力表示部、6 加熱口、7 フレーム、8 凸部、9 排気口、12 赤外線センサ、14 加熱コイル、14a 内側加熱コイル、14b 外側加熱コイル、15 隙間、16 加熱コイル支持部、17 接触式温度センサ、21 記憶部、22 演算部、23 制御部、24 赤外線温度検出部、25 トッププレート温度検出部、26 高周波インバータ、31 火力設定キー、32 メニューキー、33 上下キー、100 加熱調理器、200 鍋。

Claims (6)

  1. 被加熱物が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの端面を保持するフレームと、
    前記トッププレートの下方に設置され、前記被加熱物を加熱する2つの加熱部と、
    前記トッププレートの下方に前記加熱部毎に1つずつ設けられ、前記被加熱物の底部から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、を備え、
    正面視した状態において、
    前記加熱部は、前記トッププレートの奥行方向および幅方向にずらしてそれぞれ設けられており、
    前記トッププレートには、前記被加熱物を載置する箇所を示す加熱口が各前記加熱部の上方に設けられており、
    各前記赤外線センサは、
    各前記加熱口を二分する2つの線間の前記加熱口の領域内の下方に設けられており、
    各前記赤外線センサは、
    前記加熱口の中心を通り、各前記加熱口の中心同士を結ぶ結線に対して垂直となる2つの線間の前記加熱口の領域内の下方に設けられている
    加熱調理器。
  2. 被加熱物が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの端面を保持するフレームと、
    前記トッププレートの下方に設置され、前記被加熱物を加熱する2つの加熱部と、
    前記トッププレートの下方に前記加熱部毎に1つずつ設けられ、前記被加熱物の底部から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、を備え、
    正面視した状態において、
    前記加熱部は、前記トッププレートの奥行方向および幅方向にずらしてそれぞれ設けられており、
    前記トッププレートには、前記被加熱物を載置する箇所を示す加熱口が各前記加熱部の上方に設けられており、
    各前記赤外線センサは、
    各前記加熱口を二分する2つの線間の前記加熱口の領域内の下方に設けられており、
    各前記赤外線センサは、
    各前記加熱口を、奥行方向に二等分する2つの線間の前記加熱口の領域内の下方に設けられている
    熱調理器。
  3. 被加熱物が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの端面を保持するフレームと、
    前記トッププレートの下方に設置され、前記被加熱物を加熱する2つの加熱部と、
    前記トッププレートの下方に前記加熱部毎に1つずつ設けられ、前記被加熱物の底部から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、を備え、
    正面視した状態において、
    前記加熱部は、前記トッププレートの奥行方向および幅方向にずらしてそれぞれ設けられており、
    前記トッププレートには、前記被加熱物を載置する箇所を示す加熱口が各前記加熱部の上方に設けられており、
    各前記赤外線センサは、
    各前記加熱口を二分する2つの線間の前記加熱口の領域内の下方に設けられており、
    各前記赤外線センサは、
    各前記加熱口を、幅方向に二等分する2つの線間の前記加熱口の領域内の下方に設けられている
    熱調理器。
  4. 被加熱物が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの端面を保持するフレームと、
    前記トッププレートの下方に設置され、前記被加熱物を加熱する2つの加熱部と、
    前記トッププレートの下方に前記加熱部毎に1つずつ設けられ、前記被加熱物の底部から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、を備え、
    正面視した状態において、
    前記加熱部は、前記トッププレートの奥行方向および幅方向にずらしてそれぞれ設けられており、
    前記トッププレートには、前記被加熱物を載置する箇所を示す加熱口が各前記加熱部の上方に設けられており、
    各前記赤外線センサは、
    各前記加熱口を二分する2つの線間の前記加熱口の領域内の下方に設けられており、
    各前記赤外線センサは、
    各前記加熱口を、奥行方向に二等分する2つの線間かつ幅方向に二等分する2つの線間の前記加熱口の領域内の下方に設けられている
    熱調理器。
  5. 各前記赤外線センサの、ピーク値の半値以上を検出可能な領域が、前記加熱口の前記領域内の下方に設けられている
    請求項1〜のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記トッププレートの下方に前記加熱部毎に設けられ、前記トッププレートの温度を検出する接触式温度センサを備え、
    各前記加熱口を、等分して4つの領域に分けたとき、
    各前記接触式温度センサは、各前記赤外線センサと同一の前記加熱口の前記領域内の下方に設けられている
    請求項1〜のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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