JP4805183B2 - 緑化用具、緑化工法および緑化構造体 - Google Patents

緑化用具、緑化工法および緑化構造体 Download PDF

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本発明は、例えば法面の緑化に用いて好適であり、ひいては現地植生の導入の容易化にも寄与する緑化用具、緑化工法および緑化構造体に関する。
従来、肥料袋を法面の等高線とほぼ平行となるように法面上に設置するいわゆる待ち受け型の緑化工法が施工されている。この緑化工法の施工後は、周囲からの飛来種子、木の葉や、法面山側からの流亡土砂等が法面に配置した当該肥料袋によって堰止められ堆積することにより、その山側に植生基盤が小段状に形成されることになる。
そして、法面に形成された小段において植物が生長し易くなるいわゆる小段効果によって、法面に対する植生の積極的な導入が図られ、緑化が早期にかつ良好に実現することになる。すなわち、ここでいう小段効果とは、土砂等が堆積することにより例えば法面よりも勾配が緩い生育基盤層が小段状に形成され、この小段において植物が生長し易くなる効果をいう。
また、上記緑化工法の施工には、肥料袋の他にこの肥料袋を保持する植生ネットやアンカーピンがあれば十分であり、高価な部材は不要であるので低コストで施工することができる。さらに、前記小段に根づくのはその周辺地域からの植物種子が殆どであると考えられるので、施工現場付近の生態系が無闇に攪乱されることもなく、自然環境に極めて優しい緑化を達成することができる。
特開2005−9202号公報 特開2006−266043号公報
しかし、上記緑化工法を実施するには、作業者が比較的重量のある肥料袋を法面に設置する必要があり、その設置作業には相当な労力を要し危険を伴うものでもあったことから、上記作業の容易化や安全性の向上が喫緊である。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、自然環境の保護を図りつつ低コストでの好適な緑化の達成に寄与し、併せて施工作業の容易化や安全性の向上を図ることができる緑化用具、緑化構造体および緑化工法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る緑化用具は、閉状態から開状態へ変わるための復元力を自身が有する二つ折りのシート状をした受け部と、上ネット及び下ネットからなりこの受け部を収容する収容部を有する網状体とを備え、前記収容部は、上ネットを部分的に弛ませ、且つこの弛んだ部分を下ネットに連結しないことにより形成しており、収容部内で受け部が閉状態から開状態へ変わることを許容しつつ所定の角度以上開くことを規制するように上ネットの弛む長さを調節してあることを特徴としている(請求項1)。
また、上記緑化用具において、前記受け部が、開状態となるときに接地する接地面部と起き上がる起立面部とを有し、閉状態のときに起立面部が重ならない部分が接地面部に形成されるように接地面部を起立面部よりも長く形成してなっていてもよい(請求項2)。
また、上記緑化用具において、前記受け部に植生基材を挟持させてあってもよい(請求項3)。
また、上記緑化用具において、前記受け部が閉状態となるように水溶性接着剤により受け部の内面どうしを接着してあり、水分が供給されてこの水溶性接着剤が溶けると受け部は開状態へ変わるようにしてあってもよい(請求項4)。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る緑化工法は、請求項1〜4のいずれかに記載の緑化用具を法面上に設け、かつ前記受け部を山側に開くように配置することを特徴としている(請求項5)。
また、この緑化工法において、上ネット及び下ネットからなる前記網状体に代えて前記受け部を覆う上ネットのみを用い、この上ネットが受け部を覆う部分は、受け部が閉状態から開状態へ変わることを許容しつつ所定の角度以上開くことを規制するように弛む長さを調節した弛み部分としてもよい(請求項6)。
さらに、上記目的を達成するために、本発明に係る緑化構造体は、請求項5または6に記載の緑化工法を施工することにより法面上に構築したことを特徴としている(請求項7)
請求項1〜7に係る発明では、自然環境の保護を図りつつ低コストでの好適な緑化の達成に寄与し、併せて施工作業の容易化や安全性の向上を図ることができる緑化用具、緑化構造体および緑化工法が得られる。
すなわち、請求項1に係る緑化用具では、前記受け部によって法面上に小段を形成すれば、前記小段効果によって法面に対する植生の積極的な導入を図って、緑化を早期にかつ良好に実現することができる。
また、前記緑化用具の設置は、アンカーピン等があれば十分であり高価な部材は不要であるので低コストで実施することができる。
さらに、前記受け部に飛来して成長するのは緑化用具を設置したエリアの周辺からの植物種子が殆どであるため、周辺エリアの植物との調和を保つことができ、現地植生の復活も可能となる。
しかも、従来のような重量のある肥料袋の運搬や設置等の危険な重労働をすることなく、軽量な受け部と網状体とからなる緑化用具を扱えばよいので、施工作業の容易化や安全性の向上を図ることもできる。
また、前記受け部は、この受け部を有する緑化用具を法面に設置した状態では3次元的に展開するものの、施工前の前記緑化用具を運搬・保管するとき等には二つ折りという2次元的な状態(面状)に保っておくことが可能である。従って、小段効果を発揮させるために最初から高さを持った肥料袋などの部材を用いる従来のマットと比較して、構成をより一層コンパクトにすることができる緑化用具を本発明では得られる。すなわち、例えば、本発明に係る緑化用具をロール状に巻いた場合には、同じくロール状にした従来の肥料袋付き植生マットよりロール径が小さくなり、肥料袋無しのタイプの植生マットのロール径と同程度になる。
そのうえ、緑化対象地に設置した網状体は、法面侵食防止効果および/または飛来種子捕捉効果(飛来種子を法面に定着させる効果)を発揮するので、法面の緑化被覆を極めて良好にかつ確実に達成することができる。
請求項1に係る緑化用具ではまた、収容部が受け部の開き角度を規制するため、収容部の開き度合いを自由に調整することができ、法面上に所望の大きさ・高さの小段を容易に形成することができる。
請求項3に係る緑化用具では、前記受け部に植生基材を挟持させてあるので、より確実かつ良好に前記小段に根づいた植物を成長させることができる。
請求項4に係る発明では、受け部が閉状態となっているので、運搬中や保管中に開状態となった受け部が開いて扱いにくくなったり破損したりすることがなく、取扱性や品質の向上を図ることができる緑化用具が得られる。
請求項5、6に係る発明では、上記効果を奏する緑化工法が得られ、請求項7に係る発明では、上記効果を奏する緑化構造体が得られる。
図1は本発明の一実施の形態に係る緑化構造体および緑化工法に用いる緑化用具1の構成を概略的に示す斜視図、図2(A)〜(C)は前記緑化構造体の構成および緑化工法の各工程を概略的に示す説明図である。
まず、この実施形態に係る緑化用具1は、二つ折りのシート状をした受け部2と、この受け部2を開閉可能に保持する網状体3とを備えている。
前記受け部2は、例えば、補強線条入りの不織布、段ボール、合成樹脂板等に折り目を入れて二つ折りのシート状としたものであり、縦断面が略L字状となる開状態(図1中の拡大図参照)を維持することができる強度を有している。
さらに、受け部2は植生基材4を挟持しており、この植生基材4は、種子、緑化用具1を設置しようとするエリア周辺の地山や森林等から採取された表土シードバンク、生育基盤材、ピートモス、バーク堆肥等の肥料、保水材などの生育補助材、土壌改良材などの少なくとも一種以上を配合したものである。尚、表土シードバンクとは、森林や地山等の土壌において、落葉層を除いた地表(表層)より深さ5〜10cmの範囲にある表土層中の土であり、他の層の土よりも埋土種子が特に多く含まれている。
そして、本実施形態では、植生基材4として、牧草種の種子、肥料、生育基盤材、保水材、土壌改良材を配合してある。尚、この実施形態では、前記植生基材4は水溶性接着剤によって受け部2の内面2aに接着した状態となっている。
一方、前記網状体3は、例えば縫合により一体化した上下二重のネット5,6を備え、また、左右に延びる収容部7を縦方向に適宜の間隔(20cm〜1m程度、この実施の形態では40cm程度の間隔)をおいて複数有している。
ここで、網状体3は、耐久性に富む繊維(例えばナイロンやポリエステル、アラミド、カーボン、ガラス、ポリアセタール等の繊維)あるいは腐食性繊維(例えば椰子等の繊維)を用いて、または、前記耐久性に富む繊維と腐食性繊維とを編組して、目合い5〜100mm程度の格子状に成形したものである。なお、網状体5は、法面N(図2参照)に敷設された状態で法面N上における植物種子の生育を阻害しないように、その一部または全部が、腐食性繊維(例えば椰子等の繊維)などの将来的には腐食する材料によって形成されていることが望ましく、前記腐食性繊維として、1年程度で腐食するものと、10年程度で腐食するものとを組み合わせて網状体3を形成することもできる。また、網状体3は、法面Nに凹凸があってもそれに沿わせて張設することができる程度以上の柔軟性を有している。
そして、収容部7による前記受け部2の収容(装着)は、収容部7の側方から受け部2を挿入することによって行うことができ、収容部7は収容した受け部2の開き角度を規制するように構成されている。すなわち、本実施形態では、前記上ネット5を部分的に弛ませ、且つこの弛んだ部分を下ネット6に連結しないことにより前記収容部7を形成しており、この弛む長さを調節し収容部7を適宜の大きさとすることにより、収容部7内に収容した受け部2が適宜の角度(例えば60度〜120度程度)以上開かないようにしてある。また、収容部7の開き幅は1〜15cmとすることが好ましく、5〜10cmとすることがより望ましい。
また、各収容部7に収容した受け部2は、全て同じ向きに開くようにしてある。
そして、前記受け部2を網状体3に装着してなる緑化用具1は、図1に示すように初期状態ではロール状に巻かれており、その巻いた状態で受ける圧力により受け部2は閉状態となっている。
尚、受け部2および網状体3をそれぞれ成形する工程と、網状体3に対して受け部2を装着して緑化用具1を完成する工程と、緑化用具1をロール状に巻く工程とを全て自動化することができるため、緑化用具1は工場等における量産に適している。
一方、この実施の形態に係る緑化構造体は、図2(A)に示すように前記緑化用具1を緑化対象地としての法面N上に敷設し、且つ、このとき前記受け部2を法面Nの山側に開くように配置することにより形成される。
次に、前記緑化工法について説明する。この緑化工法は、図1および図2(A)に示すように、ロール状の前記緑化用具1を展開して法面N上に敷設し、且つ、前記受け部2を山側に開くように配置することにより完了する。ここで、法面N上への緑化用具1の敷設は、例えば図示していないアンカーピンの打設により行うことができる。また、上記緑化工法の完了により本実施形態に係る緑化構造体が法面N上に形成されたことにもなる。すなわち、前記緑化構造体は、二つ折りのシート状であり法面Nの山側に開くように配置した受け部2と、この受け部2を開閉可能に保持する網状体3とを備えたものである。
上記緑化工法の施工に伴い、まず、緑化用具1がロール状から展開された状態となるため、受け部2は、自身が有する復元力によって図2(A)に示す閉状態から図2(B)に示す所定の角度開いた開状態に変わる。
その後、開状態の受け部2内に流亡土砂8や周囲からの飛来種子9、木の葉等が堆積することにより、受け部2が当初から保持していた植生基材4と前記流亡土砂8等が混合されてなる植生基盤10が小段状に形成される(図2(C)参照)。そして、前記植生基盤10が植物種子にとって生育に好適な環境を供する上、前記小段において植物が生長し易くなるいわゆる小段効果が得られるので、法面Nに対する植生の積極的な導入が図られ、緑化が早期にかつ良好に実現することになる。
ここで、上述の小段効果を得るためには、受け部2が法面Nへの敷設後すぐに腐食せず小段を維持することが肝要であり、具体的には緑化工法の施工後3年程度は受け部2が腐食しないことが望ましく、また、将来的には受け部2および網状体3が腐食するように構成してあることが環境面からは好ましい。
上記緑化工法では、法面Nを前記網状体3が覆うように構成してあり、この網状体3は法面Nの侵食防止効果と飛来種子捕捉効果とを発揮するので、法面Nの緑化被覆がその全面に渡って極めて良好にかつ確実に達成されることになる。
さらに、上記緑化構造体およびこれを形成する緑化工法では、緑化構造体を一度設置すれば、その後のメンテナンス等はほとんど不要であることから、その管理が非常に容易であるうえ、緑化構造体は前記緑化用具1を法面Nにアンカーピン等の固定具を用いて敷設するだけで設置可能であるので、施工性が良く経済的である。
なお、上記実施の形態は、種々変形して実施することができる。例えば、図3に示すように、受け部2の内面2aに水溶性接着剤を塗布し、この水溶性接着剤の接着により、受け部2はある程度水に濡れるまで閉状態(二つに折り畳んだ状態)を維持することができるように構成してあってもよい。
上記のように水溶性接着剤を受け部2の内面2aに塗布する場合、前記緑化用具1を法面Nに敷設して緑化構造体を形成する前記緑化工法を実施すると、前記法面N上において降雨や結露あるいは散水作業等により水分が供給されて受け部2の水溶性接着剤11が溶けることにより、受け部2を閉じていた接着力が消滅し、受け部2は自身が有する復元力によって図2(A)に示す閉状態から図2(B)に示す所定の角度開いた開状態に変わることになる。
また、図4に示すように、弾性があるV字状の部材12を前記受け部2に設けることにより、受け部2の閉状態から開状態への変化を確実化するように構成してもよい。
さらに、図5に示すように、受け部2において法面Nに接地する側の面部(接地面部)13を法面Nから起き上がる側の面部(起立面部)14よりも長く形成し、接地面部13において起立面部14と重ならない部分にアンカーピン等の固定具15を打設して受け部2を法面Nに固定してもよい。この場合には、固定具15による固定により受け部2の安定性が増す上、受け部2の閉状態から開状態への変化も良好に行われることになる。
また、上記実施の形態では、網状体3を上下二重のネット5,6により構成してあるが、上ネット5のみから構成してあってもよい。そして、この場合、縫合や接着等適宜の手段により受け部2を上ネット5に保持させてもよい。また、上ネット5が受け部2を覆うことのみによって受け部2を保持するようにしてもよく、この場合、前記収容部7は、帯状に弛み部分を設けた状態の上ネット5をアンカーピン等で固定することにより、前記弛み部分を設けた箇所に形成することができる。
また、上記実施の形態では、植生材料4として牧草種の種子を配合したものを用いているが、法面Nの周辺エリアの埋土種子入り表土(表土シードバンク)を用いれば、法面Nの周辺の植物環境(自然環境)と調和のとれた緑化を実現することができる。
また、上記植生基材4に、ウッドチップ、農水産廃棄物(貝殻、蟹殻、果実屑など)、製紙スラッジ等の植生に害を及ぼすことの無い材料から適宜に選択されたものを含む通常基材が加えられていてもよい。
また、上記緑化工法において、緑化用具1を敷設した後の法面Nに、吹付け、撒き出し等の適宜の方法によって植生基材4を客土してもよい。このように客土を施すことで、土砂等の堆積に要する時間を短縮することとなり、より早期に良好な植物生育環境を整えることが出来るのである。この場合、施工後の法面Nが受け部2の高さと同程度の厚みで均一に植生基材4で覆われるようにしてもよいし、受け部2に植生基材4を客土(収容)することにより、図2(C)に示すように、受け部2に土砂が堆積した状態(小段が形成された状態)を人為的に作り出してもよい。さらに、上記いずれのパターンの客土を行う場合でも、当該客土を法面N全面に行ってもよいし、部分的に行って客土部分が法面N上において筋状や千鳥状に形成されるようにしてもよい。
また、上記緑化構造体および緑化工法の各構成要素は、変形例に係る各構成要素と自由に組み合わせてもよいことはもちろんである。
本発明の一実施の形態に係る緑化構造体および緑化工法に用いる緑化用具の構成を概略的に示す斜視図である。 (A)〜(C)は前記緑化構造体の構成および緑化工法の各工程を概略的に示す説明図である。 上記実施の形態における受け部の変形例の構成を概略的に示す斜視図である。 上記実施の形態における受け部の他の変形例の構成を概略的に示す斜視図である。 上記実施の形態における受け部のさらに他の変形例の構成を概略的に示す斜視図である。
1 緑化用具
2 受け部
3 網状体

















Claims (7)

  1. 閉状態から開状態へ変わるための復元力を自身が有する二つ折りのシート状をした受け部と、上ネット及び下ネットからなりこの受け部を収容する収容部を有する網状体とを備え、前記収容部は、上ネットを部分的に弛ませ、且つこの弛んだ部分を下ネットに連結しないことにより形成しており、収容部内で受け部が閉状態から開状態へ変わることを許容しつつ所定の角度以上開くことを規制するように上ネットの弛む長さを調節してあることを特徴とする緑化用具。
  2. 前記受け部が、開状態となるときに接地する接地面部と起き上がる起立面部とを有し、閉状態のときに起立面部が重ならない部分が接地面部に形成されるように接地面部を起立面部よりも長く形成してなる請求項1に記載の緑化用具。
  3. 前記受け部に植生基材を挟持させてある請求項1または2に記載の緑化用具。
  4. 前記受け部が閉状態となるように水溶性接着剤により受け部の内面どうしを接着してあり、水分が供給されてこの水溶性接着剤が溶けると受け部は開状態へ変わる請求項1〜3のいずれかに記載の緑化用具。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の緑化用具を法面上に設け、かつ前記受け部を山側に開くように配置することを特徴とする緑化工法。
  6. 上ネット及び下ネットからなる前記網状体に代えて前記受け部を覆う上ネットのみを用い、この上ネットが受け部を覆う部分は、受け部が閉状態から開状態へ変わることを許容しつつ所定の角度以上開くことを規制するように弛む長さを調節した弛み部分とする請求項5に記載の緑化工法。
  7. 請求項5または6に記載の緑化工法を施工することにより法面上に構築したことを特徴とする緑化構造体。
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