JP4805016B2 - 通信システム、通信装置、及び通信レート変更方法 - Google Patents

通信システム、通信装置、及び通信レート変更方法 Download PDF

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Description

本発明は通信システム、通信装置、及び通信レート変更方法に関し、特に通信レート上昇後に、復調に支障を来さないようにするための技術に関する。
適応変調を採用する通信システムでは、受信装置において受信された信号の品質(受信信号品質。SNR(Signal to Noise Ratio)やEVM(Error Vector Magnitude)など。)の閾値判定により、変調方式の変更による通信レートの変更の可否が判断される。
なお、特許文献1には、複数の端末が基地局に空間多重接続している場合に、伝搬環境に応じた端末に対する上り送信電力制御を実行できるようにした技術が記載されている。
特開2003−244070号公報
しかしながら、上記従来の技術のように受信信号品質の閾値判定により通信レートの変更の可否を判断していると、通信レートの変更後に受信電力が下がってしまい、受信エラーが発生する等復調に支障を来すことがあった。すなわち、送信電力が大きいほど信号の歪みが大きくなるが、通信レートが高いほど、復調の際に、この歪みが顕著に影響する。そこで、送信装置の中には通信レートが上がると送信電力を下げるようにしているものがあり、このため、通信レートの変更後に受信電力が下がってしまう場合があった。
従って、本発明の課題の一つは、通信レート上昇後に、復調に支障を来さないようにすることができる通信システム、通信装置、及び通信レート変更方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明にかかる通信システムは、送信装置と受信装置とを含み、前記送信装置は、複数の変調方式のいずれかを使用して送信データを変調し、送信信号を生成する変調手段と、前記変調手段により生成される送信信号を送信する送信手段と、前記変調手段が使用する変調方式の変更により通信レートが上昇した場合に、前記送信手段により前記送信信号を送信する際の送信電力を、所定の変化量下降させる送信電力下降手段と、を含み、前記受信装置は、前記送信手段により送信された前記送信信号を受信する受信手段、を含む、通信システムであって、前記受信手段により前記送信信号が受信された際の受信電力を示す受信電力情報を取得する受信電力情報取得手段と、所定の場合に、前記変調手段により使用される変調方式を変更することにより、通信レートを変更する通信レート変更手段と、前記受信電力情報取得手段により取得される受信電力情報と、前記送信電力下降手段による送信電力の変化量と、に基づいて予測される、前記通信レート変更手段による通信レートの変更後に、前記受信手段により前記送信信号を受信する際の受信電力と、前記受信装置が前記受信手段により受信される送信信号を復調するために必要な受信電力と、に応じて、前記通信レート変更手段が通信レートを上昇させることを制限する通信レート上昇制限手段と、を含むことを特徴とする。
これによれば、通信レート上昇後の予測受信電力が必要受信電力を下回っている場合に、通信レートの変更を制限することができるので、通信レート上昇後に、復調に支障を来さないようにすることができる。
また、上記通信システムにおいて、前記受信手段により前記送信信号が受信された際の受信信号品質を示す受信信号品質情報を取得する受信信号品質情報取得手段と、通信レートを示す通信レート情報と対応付けて、前記受信装置が前記受信手段により受信された送信信号を復調するために必要な受信信号品質である必要受信信号品質を示す必要受信信号品質情報を記憶する記憶手段と、前記受信信号品質情報取得手段により取得された受信信号品質情報により示される受信信号品質について、前記通信レート変更手段による変更後の通信レートを示す通信レート情報と対応付けて前記記憶手段に記憶される必要受信信号品質情報により示される必要受信信号品質と、該必要受信信号品質より高い高受信信号品質と、のいずれかを閾値とする閾値判定を行う判定手段と、をさらに含み、前記通信レート変更手段は、前記判定手段の判定結果に応じて通信レートを変更し、前記通信レート上昇制限手段は、予測される受信電力が、前記受信装置が前記受信手段により受信された送信信号を復調するために必要な受信電力を上回らない場合に、前記判定手段による閾値判定において使用される閾値を前記高受信信号品質とすることにより、前記通信レート変更手段が通信レートを上昇させることを制限するとともに、予測される受信電力が、前記受信装置が前記受信手段により受信された送信信号を復調するために必要な受信電力を上回る場合に、前記判定手段による閾値判定において使用される閾値を前記必要受信信号品質とする、こととしてもよい。
従来、通信レートの変更は、受信信号品質の閾値判定により行われている。そこで、上記通信システムでは、この閾値判定に使用される閾値を高受信信号品質とすることにより、高受信信号品質に対応する受信電力が得られるまでは通信レートが上昇しないようにしている。
しかしながら、送信装置のハードウェアによっては、送信電力が大きくなるに従って歪みが大きくなり、受信信号品質が飽和してしまう場合がある。このような場合、受信信号品質と受信電力の相関関係が崩れてしまう。
このような場合、閾値判定に使用される閾値を高受信信号品質としていると、予測される受信電力が、受信装置が復調するために必要な受信電力を上回っており、かつ受信信号品質が必要受信信号品質を上回っているのにも関わらず、通信レートの上昇が制限されてしまう場合が生じうる。
上記通信システムによれば、予測される受信電力が、受信装置が復調するために必要な受信電力を上回っている場合には、必要受信信号品質情報により示される受信信号品質を閾値としているので、適切に通信レートの上昇を実施することができるようになる。
また、この通信システムにおいて、前記高受信信号品質は、前記送信電力下降手段による送信電力の下降量と、前記必要受信信号品質と、に基づいて決定される、こととしてもよい。
これによれば、受信信号品質の閾値判定に使用される閾値を高受信信号品質とすることにより、通信レート変更後に必要受信電力が得られるようになるまでは、通信レートが上昇しないようにすることができる。
また、本発明にかかる通信装置は、送信装置が送信した送信信号を受信する受信手段と、前記受信手段により前記送信信号が受信された際の受信電力を示す受信電力情報を取得する受信電力情報取得手段と、所定の場合に、送信装置が前記送信信号の変調に使用する変調方式を変更することにより、通信レートを変更する通信レート変更手段と、前記受信電力情報取得手段により取得される受信電力情報と、前記通信レート変更手段による通信レートの上昇に応じて前記送信装置が下降させる前記送信信号の送信電力の変化量と、に基づいて予測される、前記通信レート変更手段による通信レート変更後に、前記受信手段により前記送信信号を受信する際の受信電力と、当該受信装置が前記受信手段により受信される送信信号を復調するために必要な受信電力と、に応じて、前記通信レート変更手段が通信レートを上昇させることを制限する通信レート上昇制限手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる通信レート変更方法は、送信装置において、複数の変調方式のいずれかを使用して送信データを変調し、送信信号を生成する変調ステップと、前記送信装置において、前記変調ステップにおいて生成される送信信号を送信する送信ステップと、前記変調ステップにおいて使用される変調方式の変更により通信レートが上昇した場合に、前記送信ステップにおいて前記送信信号を送信する際の送信電力を、所定の変化量下降させる送信電力下降ステップと、受信装置において、前記送信手段により送信された前記送信信号を受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて前記送信信号が受信された際の受信電力を示す受信電力情報を取得する受信電力情報取得ステップと、所定の場合に、前記変調ステップにおいて使用される変調方式を変更することにより、通信レートを変更する通信レート変更ステップと、前記受信電力情報取得ステップにおいて取得される受信電力情報と、前記送信電力下降ステップにおける送信電力の変化量と、に基づいて予測される、前記通信レート変更ステップにおける通信レートの変更後に、前記受信ステップにおいて前記送信信号を受信する際の受信電力と、前記受信装置が前記受信ステップにおいて受信される送信信号を復調するために必要な受信電力と、に応じて、前記通信レート変更ステップにおける通信レートの上昇を制限する通信レート上昇制限ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態にかかる移動体通信システム1のシステム構成を示す図である。同図に示すように、移動体通信システム1は基地局装置10と移動局装置20とを含んで構成される。
基地局装置10及び移動局装置20は、いずれもCPU及びメモリを備えるコンピュータである。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行するための処理ユニットであり、各装置の各部を制御する処理を行うとともに、後述する各機能を実現する。メモリは本実施の形態を実施するためのプログラムやデータを記憶している。また、CPUのワークメモリとしても動作する。
基地局装置10と移動局装置20は、適応変調により通信レートを制御しつつ、互いに無線通信を行う。この通信レートの制御は、受信信号品質の閾値判定により行われる。以下では、基地局装置10が無線送信した無線信号を、移動局装置20が受信した場合の受信信号品質の閾値判定により、基地局装置10が無線送信する無線信号の通信レートを制御する場合を取り上げて説明する。
以下、基地局装置10と移動局装置20の機能ブロックを参照しながら、本実施の形態にかかる各装置の機能について詳細に説明する。
図2は、基地局装置10の機能ブロックを示す図である。同図に示すように、基地局装置10は機能的に、送信データ取得部11、変調方式決定部12、物理層フレーム生成部13、符号化/変調部14、RF(Radio Frequency)/IF(Inter-frequency)/BB(Base Band)部15、復調/復号部16、受信データ取得部17、要求変調方式取得部18、送信電力制御部19、記憶部40を含んで構成される。
また、図3は、移動局装置20の機能ブロックを示す図である。同図に示すように、移動局装置20は機能的に、RF/IF/BB部21、復調/復号部22、通信レート変更部23、受信データ取得部24、閾値算出部25、記憶部26、通信レート上昇制限部27、送信データ取得部28、変調方式決定部29、物理層フレーム生成部30、符号化/変調部31を含んで構成される。なお、復調/復号部22は内部的にさらに受信信号品質演算部220、受信電力演算部221を含んで構成され、通信レート変更部23は内部的にさらにFER(Frame Error Rate)演算部230、判定部231を含んで構成される。
送信データ取得部11は、移動局装置20に対して送信すべき送信データを取得する。変調方式決定部12は、後述する要求変調方式取得部18の指示に従い、送信データ取得部11により取得された送信データの変調に用いる変調方式を決定する。
物理層フレーム生成部13は、送信データ取得部11により取得された送信データに物理層ヘッダを付加し、符号化/変調部14に出力する。なお、物理層フレーム生成部13は、こうして付加する物理層ヘッダに、変調方式決定部12により決定された変調方式を示す変調方式情報を含める。
符号化/変調部14は、物理層フレーム生成部13から入力された物理層ヘッダ付加後の送信データを所定の符号化方式により符号化し、符号化データを取得する。ここで、符号化/変調部14は、複数の変調方式に対応している。符号化/変調部14は、符号化データのうち上記変調方式情報を含む部分(所定変調部分)を、所定の変調方式により変調し、その他の部分(適応変調部分)を、変調方式決定部12により決定された変調方式を使用して変調する。符号化/変調部14は、このような変調により、送信信号を生成し、取得する。
RF/IF/BB部15は、スーパーへテロダイン方式により、符号化/変調部14により取得される送信信号を無線送信する。
送信電力制御部19は、RF/IF/BB部15により送信信号を送信する際の送信電力を制御する。ここでは特に、送信電力制御部19は、符号化/変調部14が使用する変調方式の変更により通信レートが上昇した場合に、RF/IF/BB部15により送信信号を送信する際の送信電力を、所定の下降量(変化量)、下降させる。
具体的には、記憶部40は、送信電力下降量テーブルを記憶している。送信電力下降量テーブルは、変更後の通信レートと、上記下降量と、を対応付けて記憶するテーブルである。送信電力制御部19は、符号化/変調部14が使用する変調方式が変更された場合に、変更後の通信レートと対応付けて記憶される下降量を、送信電力下降量テーブルから読み出す。そして、読み出した下降量だけ、RF/IF/BB部15により送信信号を送信する際の送信電力を下降させる。
RF/IF/BB部21は、基地局装置10が無線送信した送信信号を、スーパーへテロダイン方式により受信し、復調/復号部22へ出力する。
復調/復号部22は、RF/IF/BB部21から入力された送信信号のうち所定変調部分を、上記所定の変調方式により復調する。復調/復号部22は、この復調の結果得られるデータから上記変調方式情報を取得し、RF/IF/BB部21から入力された送信信号のうち適応変調部分を、取得した変調方式情報により示される変調方式により復調する。復調/復号部22はさらに、このような復調の結果得られる符号化データを、上記所定の符号化方式により復号し、物理層ヘッダ及び送信データを取得する。受信データ取得部24は、復調/復号部22により取得された送信データを、受信データとして取得する。
受信信号品質演算部220は、RF/IF/BB部21から入力された送信信号の品質(受信信号品質)を示す受信信号品質情報を算出し、判定部231に出力する。受信信号品質情報の具体的な例としては、SNRやEVMが挙げられる。なお、FER演算部230は受信データのFER(Frame Error Rate)を算出しており、このFERを受信信号品質情報として使用してもよい。
受信電力演算部221は、RF/IF/BB部21から入力された送信信号の振幅(受信電力)を示す受信電力情報を算出し、通信レート上昇制限部27に出力する。
通信レート変更部23は、所定の場合に、符号化/変調部14により使用される変調方式を変更することにより、通信レートを変更する。以下、この変更のための機能について、具体的に説明する。
記憶部26は、図4に示す閾値記憶テーブルと、図5に示す送信電力下降量−受信信号品質オフセット値対応テーブルとを記憶する。
図4に示すように、閾値記憶テーブルは、通信レートと、必要受信電力A1と、必要受信信号品質B1と、送信電力下降量Xと、下降量反映必要受信電力A2と、下降量反映必要受信信号品質B3と、を対応付けて記憶するテーブルである。
必要受信電力A1は、対応する通信レートの送信信号がRF/IF/BB部21により受信された場合に、該送信信号を復調するために必要な受信電力を示す情報である。また、必要受信信号品質B1は、対応する通信レートの送信信号がRF/IF/BB部21により受信された場合に、該送信信号を復調するために必要な受信信号品質を示す情報である。
送信電力下降量Xは、通信レートが、対応する通信レートに変更された場合の、送信電力制御部19による送信電力の下降量を示す情報である。この送信電力下降量Xについては、全移動局装置20についてその値が同じであれば、基地局装置10の局データとして、閾値記憶テーブルに予め記憶させておいてもよい。一方、移動局装置20ごとに異なる場合には、移動局装置20が、基地局装置10との通信開始時に、基地局装置10に対して、送信電力下降量テーブルの記憶内容を送信するようにすることが好適である。この場合、基地局装置10は、閾値記憶テーブルを移動局装置20ごとに記憶する。そして、基地局装置10は、移動局装置20から受信した送信電力下降量テーブルに基づき、該移動局装置20について記憶している閾値記憶テーブルに、送信電力下降量Xを書き込む。
下降量反映必要受信電力A2は、送信電力下降量Xと、必要受信電力B1と、を加算してなる値である。すなわち、下降量反映必要受信電力A2は、A2=A1+Xにより算出されている。
下降量反映必要受信信号品質B3は、送信電力下降量Xと、必要受信信号品質B1と、に基づいて決定される。すなわち、通信レートを変更すると、送信電力制御部19の制御により送信電力が下降するのであるから、通信レート変更後の必要受信電力を実現するためには、通信レート変更前の受信電力が、通信レート変更後の必要受信電力よりも送信電力下降量X分だけ高くなくてはならない。この値は上記下降量反映必要受信電力A2であるが、基地局装置10は、受信信号品質の閾値判定により通信レート変更の可否を判定するので、受信電力が下降量反映必要受信電力A2を上回っているか否かを直接的に判定することにより通信レート変更の可否を判定することはできない。そこで、基地局装置10は、受信電力と受信信号品質の間に相関関係があると仮定し、通信レート変更後の必要受信信号品質を送信電力下降量Xに応じた量だけ上昇させてなる下降量反映必要受信信号品質B3を上記閾値判定において使用する閾値とする。
具体的には、閾値算出部25が、閾値記憶テーブルに記憶される送信電力下降量X及び必要受信信号品質B1と、送信電力下降量−受信信号品質オフセット値対応テーブルと、に基づいて、下降量反映必要受信信号品質B3を算出する。以下、詳細に説明する。
図5に示すように、送信電力下降量−受信信号品質オフセット値対応テーブルは、送信電力下降量Xと、受信信号品質オフセット値B2と、を対応付けて記憶するテーブルである。基地局装置10は、送信電力下降量−受信信号品質オフセット値対応テーブルを、局データとして予め記憶している。
閾値算出部25は、まず、算出しようとする下降量反映必要受信信号品質B3について閾値記憶テーブルに記憶される送信電力下降量Xを取得する。そして、閾値算出部25は、取得した下降量反映必要受信電力A2と対応付けて送信電力下降量−受信信号品質オフセット値対応テーブルに記憶される受信信号品質オフセット値B2を取得する。さらに、閾値算出部25は、算出しようとする下降量反映必要受信信号品質B3について閾値記憶テーブルに記憶される必要受信信号品質B1を取得する。そして、閾値算出部25は、取得した受信信号品質オフセット値B2と、同じく取得した必要受信信号品質B1と、を加算し、下降量反映必要受信信号品質B3を取得する。すなわち、閾値算出部25は、B3=B1+B2の計算を行うことにより、下降量反映必要受信信号品質B3を算出する。閾値算出部25は、こうして算出した下降量反映必要受信信号品質B3を、閾値記憶テーブルに書き込む。
判定部231は、受信信号品質演算部220により取得された受信信号品質情報により示される受信信号品質について、変更後の通信レートを示す通信レート情報と対応付けて閾値記憶テーブルに記憶される必要受信信号品質B1により示される必要受信信号品質と、該必要受信信号品質B1より高い高受信信号品質と、のいずれかを閾値とする閾値判定を行う。なお、閾値記憶テーブルに記憶される下降量反映必要受信信号品質B3により示される受信信号品質を、上記高受信信号品質として使用することが好適である。
通信レート変更部23は、判定部231の判定結果に応じて通信レートを変更する。具体的には、判定部231の判定結果が肯定であれば、通信レートを上げるための処理(後述)を行う。すなわち、受信信号品質演算部220により取得された受信信号品質情報により示される受信信号品質が上記閾値を上回っていれば、通信レートを上げるための処理を行う。判定部231の判定結果が否定であれば、特段の処理を行わない。なお、所定の場合には、通信レート変更部23は、通信レートを下げるための処理も行う。
通信レート上昇制限部27は、受信電力演算部221により取得される受信電力情報と、送信電力下降量Xと、に基づいて予測される、通信レート変更部23による通信レート変更後に、RF/IF/BB部21により送信信号を受信する際の受信電力と、必要受信電力A1と、に応じて、通信レート変更部23が通信レートを上昇させることを制限する。
具体的には、通信レート上昇制限部27は、受信電力演算部221により取得される受信電力情報により示される受信電力が、閾値記憶テーブルにおいて、通信レート変更部23による通信レート変更後の通信レートと対応付けて記憶される下降量反映必要受信電力A2を上回らない場合に、判定部231による閾値判定において使用される閾値を上記高受信信号品質とすることにより、通信レート変更部23が通信レートを上昇させることを制限する。一方、通信レート上昇制限部27は、受信電力演算部221により取得される受信電力情報により示される受信電力が、下降量反映必要受信電力A2を上回る場合に、判定部231による閾値判定において使用される閾値を上記必要受信信号品質とする。
別の見地からは、通信レート上昇制限部27は、予測される受信電力が、必要受信電力A1を上回らない場合に、判定部231による閾値判定において使用される閾値を上記高受信信号品質とすることにより、通信レート変更部23が通信レートを上昇させることを制限する。一方、通信レート上昇制限部27は、予測される受信電力が必要受信電力A1を上回る場合に、判定部231による閾値判定において使用される閾値を上記必要受信信号品質とする。
以下、通信レート変更部23が行う通信レートを上げるための処理にかかる機能について説明する。
送信データ取得部28、変調方式決定部29、物理層フレーム生成部30、符号化/変調部31、及びRF/IF/BB部21は、送信データ取得部11、変調方式決定部12、物理層フレーム生成部13、符号化/変調部14、及びRF/IF/BB部15と同様にして送信信号を生成し、無線送信する。
通信レート変更部23は、このとき物理層フレーム生成部30が付加する物理層ヘッダに、基地局装置10に通信レートを上げさせるための情報を含める。具体的には、変更後の通信レートを実現する変調方式を示す情報を、物理層ヘッダの要求変調方式フィールドに含める。
図6は、要求変調方式フィールドを含む送信信号のフォーマット例を示す図である。同図に示すように、送信信号は物理層と上位層からなる。物理層は、ヘッダ及び要求変調方式フィールドを含んで構成される。上位層は送信データを含んで構成される。なお、CRCは巡回冗長符号であり、誤り訂正及びFER算出のために用いられる。
復調/復号部16及び受信データ取得部17は、復調/復号部22及び受信データ取得部24と同様にして受信データを取得する。
要求変調方式取得部18は、このとき復調/復号部16により取得される物理層ヘッダから、上記要求変調方式フィールドに含まれる情報を読み出す。そして、読み出した情報により示される変調方式を、送信データ取得部11により取得された送信データの変調に用いる変調方式とするよう、変調方式決定部12に指示する。
以上の各機能により、通信レートを上げるための処理が行われる。
以下では、以上説明した移動局装置20の処理を、処理フローを参照しながら説明する。
図7は、通信レート変更処理を実施するために移動局装置20が行う事前処理の処理フローを示す図である。同図に示すように、移動局装置20はまず、通信レートごとの送信電力下降量Xを取得する(S1)。移動局装置20は、こうして取得した送信電力下降量Xを、閾値記憶テーブルに書き込む。
次に、移動局装置20は、A2=A1+Xの計算を行い、下降量反映必要受信電力A2を算出する(S2)。
さらに、移動局装置20は、送信電力下降量−受信信号品質オフセット値対応テーブルから、送信電力下降量Xと対応付けて記憶される受信信号品質オフセット値B2を取得する(S3)。そして、B3=B1+B2の計算を行い、下降量反映必要受信信号品質B3を算出する(S4)。
移動局装置20は、こうして算出したA2及びB3を、閾値記憶テーブルに書き込む(S5)。
図8は、移動局装置20が行う通信レート変更処理の処理フローを示す図である。同図に示すように、移動局装置20はまず、受信信号の受信電力を取得し(S10)、その受信信号品質を取得する(S11)。そして、移動局装置20は、S10において取得した受信電力が、現在の通信レートの1段階上の通信レートと対応付けて記憶される下降量反映必要受信電力A2を上回っているか否かを判定する(S12)。
S12の判定結果が、上回っていることを示していれば、移動局装置20は、S11において取得した受信信号品質が必要受信信号品質B1を上回っているか否かを判定する(S13)。その結果、上回っていることが示されれば、移動局装置20は、通信レート変更のための処理を行う(S14)。
S12の判定結果が、上回っていることを示していなければ、移動局装置20は、S15において取得した受信信号品質が下降量反映必要受信信号品質B3を上回っているか否かを判定する(S15)。その結果、上回っていることが示されれば、移動局装置20は、通信レート変更のための処理を行う(S16)。
図9は、図7及び図8に示した処理フローの変形例である。図9に示す例では、移動局装置20はまず、通信レートを1段階上昇させた場合の送信電力の下降量を取得する(S20)。また、移動局装置20は、受信信号の受信電力を取得する(S21)。そして、S21で取得した受信電力からS20で取得した送信電力下降量を減算することにより、予測受信電力を算出する(S22)。
次に移動局装置20は、予測受信電力が通信レート変更後の通信レートを1段階上昇させた場合に必要となる受信電力(必要受信電力)を上回っているか否かを判定する(S23)。
S23の判定結果が、上回っていることを示していれば、移動局装置20は、受信信号の受信信号品質が、通信レートを1段階上昇させた場合に必要となる受信信号品質(必要受信信号品質)を上回っているか否かを判定する(S24)。その結果、上回っていることが示されれば、移動局装置20は、通信レート変更のための処理を行う(S25)。
S23の判定結果が、上回っていることを示していなければ、移動局装置20は、受信信号の受信信号品質が、通信レートを1段階上昇させた場合に必要となる受信信号品質(必要受信信号品質)よりも高い受信信号品質(高受信信号品質)を上回っているか否かを判定する(S26)。その結果、上回っていることが示されれば、移動局装置20は、通信レート変更のための処理を行う(S27)。
以上説明したように、移動体通信システム1によれば、通信レート上昇後の予測受信電力が必要受信電力を下回っている場合に、通信レートの変更を制限することができるので、通信レート上昇後に、復調に支障を来さないようにすることができる。
また、閾値判定に使用される閾値を高受信信号品質(下降量反映受信信号品質)とすることにより、高受信信号品質に対応する受信電力が得られるまでは通信レートが上昇しないようにしているとともに、予測される受信電力が、移動局装置20が復調するために必要な受信電力を上回っている場合には、必要受信信号品質を閾値としているので、適切に通信レートの上昇を実施することができるようになる。
さらに、受信信号品質の閾値判定に使用される閾値を、送信電力下降量を反映させた下降量反映受信信号品質としているので、通信レート変更後に必要受信電力が得られるようになるまでは、通信レートが上昇しないようにすることができる。
本実施の形態の作用効果について、図10乃至図12を参照しながら、より詳しく説明する。
図10は、受信電力と受信信号品質の関係を説明するための説明図である。同図では、縦軸が通信レート上昇前の受信電力、横軸を受信信号品質としている。
図10(1)は、通信レート上昇可否を判定するための受信信号品質の閾値を、必要受信信号品質とした場合を示している。通信レートが上昇すると、受信電力は送信電力下降量分だけ減少する。そのため、通信レート上昇後に必要受信電力を得るためには、通信レート上昇前の受信電力が少なくとも「必要受信電力+送信電力下降量」である必要がある。
通信レート上昇前の受信電力が「必要受信電力+送信電力下降量」以上であれば、受信信号品質が必要受信信号品質を上回ったことより通信レートを上昇させた後にも、基地局装置10と移動局装置20は問題なく通信を継続できる(T1の領域)。一方、通信レート上昇前の受信電力が「必要受信電力+送信電力下降量」を下回っていれば、受信信号品質が必要受信信号品質を上回ったことより通信レートを上昇させた後、受信電力が必要受信電力を下回ることになる。このため、エラーが発生する(T2の領域)。なお、移動体通信システム1は、受信信号品質が必要受信信号品質を下回っている場合には、通信レートを上昇させないようにしている(T3の領域)。
図10(2)は、通信レート上昇可否を判定するための受信信号品質の閾値を、下降量反映受信信号品質とした場合を示している。この場合には、T2の領域において通信レートの変更が制限される。このため、図10(1)の場合のようなエラーの発生は起こらない。
図10(1)及び図10(2)では、受信信号品質と受信電力が相関関係を保っている場合について説明した。しかし、実際には、受信電力が大きくなっても、それに伴って受信信号品質が大きくならない場合がある。図10(3)は、このような場合について説明するための図である。同図のT4の領域では、受信信号品質が下降量反映受信信号品質に達していないものの、受信電力は「必要受信電力+送信電力下降量」を上回っている。このような場合に、本実施の形態によれば通信レートを上昇させることができる。こうして通信レートを上昇させた後に、基地局装置10と移動局装置20は問題なく通信を継続できる。なお、同図の受信信号品質と受信電力の関係が同図T5の領域に入る場合もあり得るが、移動体通信システム1は、このような場合に通信レートを上昇させないようにしている。
図11は、基地局装置10と移動局装置20との間の距離と、通信レート変更の関係を説明するための説明図である。障害物などがなければ、基地局装置10が一定の送信電力で信号を送信している場合、基地局装置10が送信した信号を移動局装置20が受信する場合の受信電力は、基地局装置10と移動局装置20との間の距離に比例する。
初めに移動局装置20は領域U1に存在しており、徐々に基地局装置10へ近づいたとする。領域U1では、通信レートはR1である。移動局装置20の受信電力は、領域U1と領域U2の境界で、通信レートR2の必要受信電力A1となる。この受信電力に対応する受信信号品質は、通信レートR2の必要受信信号品質B1であり、必要受信信号品質による閾値判定を行った場合、この境界で、通信レートがR1からR2に変更される。しかしながら、基地局装置10の送信電力は、通信レートがR2に変更されると、送信電力下降量Xだけ低下する。このため、移動局装置20の受信電力はA1−Xとなり、基地局装置10は正常に受信することができなくなってしまう。
そこで、移動体通信システム1では、移動局装置20の受信電力がA2=A1+Xとなるまで、通信レートの変更を制限する。その結果、移動局装置20が領域U2と領域U3の境界を越えたときに、通信レートがR1からR2に変更される。このとき、移動局装置20の受信電力はA2=A1+Xであるので、送信電力下降量がX低下しても、必要受信電力A2以上の受信電力を確保でき、通信が正常に継続される。
最後に、図12は、受信信号品質と受信電力の相関関係について説明するための説明図である。同図では、横軸に受信信号品質、縦軸にハードウェアの出現頻度を示している。
一般に、受信電力がある程度以上高くなると、ハードウェアによっては受信信号品質が飽和する。図12には、飽和受信信号品質の、ハードウェア分布を示している。同図では、分布の中心は必要受信信号品質と下降量反映必要受信信号品質の間にある。下降量反映受信信号品質を閾値とする閾値判定で通信レートがR1からR2に変更され得るためには、飽和受信信号品質が下降量反映受信信号品質を上回っている必要がある。しかしながら、このようなハードウェアは僅かである。そこで、移動体通信システム1では、受信電力さえ必要受信電力を上回ることが担保できれば、必要受信信号品質を閾値とするようにしている。こうすれば、多くのハードウェアにおいて、通信レートがR1からR2に変更され得るようになる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では移動体通信システムに本発明を適用した例について説明したが、適応変調を採用する通信システムであれば、どのようなものにでも本発明を適用することができる。また、移動体通信システムに本発明を適用する場合において、上記実施の形態では移動局装置20が受信装置である場合について説明したが、基地局装置10が受信装置である場合についても、同様に本発明を適用することが可能である。
本発明の実施の形態にかかる移動体通信システムのシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる基地局装置のシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる移動局装置のシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる閾値記憶テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる送信電力下降量−受信信号品質オフセット値対応テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる送信信号のフレーム構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる移動局装置の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる移動局装置の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる移動局装置の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態の作用効果を説明するための説明図であり、特に受信電力と受信信号品質の関係を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態の作用効果を説明するための説明図であり、特に基地局装置と移動局装置との間の距離と、通信レート変更の関係を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態の作用効果を説明するための説明図であり、特に受信信号品質と受信電力の相関関係について説明するための説明図である。
符号の説明
1 移動体通信システム、10 基地局装置、11,28 送信データ取得部、12,29 変調方式決定部、13,30 物理層フレーム生成部、14,31 符号化/変調部、15,21 RF/IF/BB部、16,22 復調/復号部、17,24 受信データ取得部、18 要求変調方式取得部、19 送信電力制御部、20 移動局装置、23 通信レート変更部、25 閾値算出部、26,40 記憶部、27 通信レート上昇制限部、220 受信信号品質演算部、221 受信電力演算部、230 FER演算部、231 判定部。

Claims (4)

  1. 送信装置と受信装置とを含み、
    前記送信装置は、
    複数の変調方式のいずれかを使用して送信データを変調し、送信信号を生成する変調手段と、
    前記変調手段により生成される送信信号を送信する送信手段と、
    前記変調手段が使用する変調方式の変更により通信レートが上昇した場合に、前記送信手段により前記送信信号を送信する際の送信電力を、前記変更される変調方式に応じた変化量下降させる送信電力下降手段と、
    を含み、
    前記受信装置は、
    前記送信手段により送信された前記送信信号を受信する受信手段
    前記受信手段により前記送信信号が受信された際の受信信号品質を示す受信信号品質情報を取得する受信信号品質情報取得手段と、
    を含む、
    通信システムであって、
    前記受信手段により前記送信信号が受信された際の受信電力を示す受信電力情報を取得する受信電力情報取得手段と、
    閾値が示す品質を前記受信信号品質が上回る場合に、前記変調手段により使用される変調方式を変更することにより、通信レートを上昇させる通信レート変更手段と、
    前記通信レートが上昇する場合に前記送信電力下降手段が下降させる送信電力の変化量に基づいて、前記通信レート変更手段が用いる前記閾値を決定する通信レート上昇制限手段と、
    を含むことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記受信装置は、
    通信レートを示す通信レート情報と対応付けて、前記受信装置が前記受信手段により受信された送信信号を復調するために必要な受信信号品質である必要受信信号品質を示す必要受信信号品質情報を記憶する記憶手段、
    をさらに含み、
    前記通信レート上昇制限手段は、前記受信電力情報が示す受信電力が、前記受信装置が前記受信手段により受信された送信信号を復調するために必要な受信電力に前記送信電力下降手段が下降させる送信電力の変化量に応じた量を上昇させた反映必要受信電力を上回らない場合に前記通信レート変更手段が用いる閾値を高受信信号品質に決定するとともに、前記受信電力情報が示す受信電力が前記反映必要受信電力を上回る場合に、前記通信レート変更手段が用いる閾値を前記必要受信信号品質に決定し、
    前記高受信信号品質は、前記送信電力下降手段による送信電力の下降量と、前記必要受信信号品質と、に基づいて決定される、
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 送信装置が送信した送信信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により前記送信信号が受信された際の受信電力を示す受信電力情報を取得する受信電力情報取得手段と、
    前記受信手段により前記送信信号が受信された際の受信信号品質を示す受信信号品質情報を取得する受信信号品質情報取得手段と、
    閾値が示す品質を前記受信信号品質が上回る場合に、送信装置が前記送信信号の変調に使用する変調方式を変更することにより、通信レートを上昇させる通信レート変更手段と
    記通信レート変更手段により前記通信レート上昇する場合に前記送信装置が下降させる前記送信信号の送信電力の変化量に基づいて前記通信レート変更手段が用いる前記閾値を決定する通信レート上昇制限手段と、
    を含むことを特徴とする通信装置。
  4. 送信装置において、複数の変調方式のいずれかを使用して送信データを変調し、送信信号を生成する変調ステップと、
    前記送信装置において、前記変調ステップにおいて生成される送信信号を送信する送信ステップと、
    前記変調ステップにおいて使用される変調方式の変更により通信レートが上昇した場合に、前記送信ステップにおいて前記送信信号を送信する際の送信電力を、前記変更される変調方式に応じた変化量下降させる送信電力下降ステップと、
    受信装置において、前記送信手段により送信された前記送信信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて前記送信信号が受信された際の受信電力を示す受信電力情報を取得する受信電力情報取得ステップと、
    前記受信ステップにおいて前記送信信号が受信された際の受信信号品質を示す受信信号品質情報を取得する受信信号品質情報取得ステップと、
    閾値が示す品質を前記受信信号品質が上回る場合に、前記変調ステップにおいて使用される変調方式を変更することにより、通信レートを上昇させる通信レート変更ステップと、
    前記通信レート変更ステップにより前記通信レートが上昇する場合に前記送信電力下降ステップが下降させる送信電力の変化量に基づいて前記通信レート変更ステップが用いる前記閾値を決定する通信レート上昇制限ステップと、
    を含むことを特徴とする通信レート変更方法。
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