JP4803736B2 - 挿入ナット - Google Patents

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Description

本発明は、フレーム構造の電気電子機器収納用箱に内部機器や取付けレールを固定するために用いられる挿入ナットに関するものである。
フレーム構造の電気電子機器収納用箱は、垂直フレームに所定ピッチでナット取付け孔やネジ取付け孔を設け、これらを利用して内部機器や取付けレールを任意の高さに固定できるようにするのが普通である。また強度を得るためにフレーム内部を中空構造とした中空フレームが広く用いられており、その場合には直交する2つの垂直面にナット取付け孔やネジ取付け孔を設け、箱の幅方向にも奥行き方向にも内部機器や取付けレールを固定できるようにしている。
このような中空フレームに用いられるナットとしては、特許文献1の図7〜図9に示されているような、ナット本体の側方に腕部を備えた特殊形状のナットが知られている。このナットは隣り合う2つの垂直面の一方のナット取付け孔に、フレーム短手方向から中空フレームの内部に挿入され、他方の垂直面の同じ高さに形成されたナット取付け孔からナット本体の片面を露出させ、ナットとして機能させるものである。
また、ネジ取付け孔をナット取付け孔の中間高さに設けておき、必要に応じてタップ加工を行い、内部機器や取付けレールをナット取付け孔の中間高さにも固定できるようにしたものも多い。しかし現場においてタップ加工を施すためにネジ山を潰してしまうことがあり、そのような場合には違う高さのネジ取付け孔を利用するしかなく、目的とする位置への取付けが不可能となることがあった。
特開昭60−148306号公報
本発明は上記した従来の問題点を解決し、従来と同様にナット取付け孔のための挿入ナットとして使用できるのみならず、ネジ取付け孔のためのナットとしても使用することができる中空フレーム用の挿入ナットを提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明の挿入ナットは、ナット取付け用の角孔とネジ取付け用の丸孔とが多数形成された直交する2つの垂直面を備えた中空フレーム内に挿入されるナットであって、角孔から中空フレーム内に挿入されるナット本体と、ナット本体の側方に伸びる腕部とを備え、ナット本体には中空フレーム内にフレーム長手方向から挿入されたときに丸孔に対応する丸孔用取付け面と、フレーム短手方向の他の垂直面から挿入されたときに角孔に対応する角孔用取付け面とを形成したことを特徴とするものである。
本発明の挿入ナットは、ナット本体の表裏の面をそれぞれ、丸孔用取付け面と角孔用取付け面とすることが好ましい。また、腕部を丸孔用取付け面からクランク状に屈曲させ、その先端を取手部とすることが好ましく、取手部を角孔よりも幅広とすることが好ましい。
本発明の挿入ナットは、中空フレーム内にフレーム長手方向から挿入すれば丸孔用ナットとして使用することができ、フレーム短手方向の他の垂直面から挿入すれば角孔用ナットとして使用することができ、1部品で2種類の孔に対応できるので、コストメリットが高い。また表裏2面を使用できるようにし、腕部を丸孔用取付け面からクランク状に屈曲させ、その先端を取手部とすれば、いずれの面を使用する場合にも中空フレームの内部に挿入し易い。さらに取手部を角孔よりも幅広としておけば、誤って中空フレームの内部に落下させてしまうことも防止することができる。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1は実施形態の挿入ナットを示す斜視図、図2はその正面図、平面図、背面図である。また図3はこの挿入ナットが用いられる中空フレームの斜視図、図4はその正面図である。中空フレームは図7に示すように電気電子機器収納用箱の骨格を形成するものである。
先ず中空フレーム1は、少なくとも2つの隣接し且つ直交する垂直面2,3を備えたもので、この実施形態では水平断面が直角二等辺三角形状の中空フレーム1である。各垂直面2,3にはナット取付け用の角孔4とネジ取付け用の丸孔5とが多数形成されている。垂直面2の角孔4、丸孔5は垂直面3の角孔4、丸孔5と同一高さに形成されている。この実施形態では角孔4と丸孔5とを交互に配置しているが、角孔4、角孔4、丸孔5、丸孔5というように2個ずつ配置してもよい。角孔4は正方形であり、丸孔5にはタップ加工は不要である。
これらの角孔4、丸孔5は、図7以下に示すように取付けレール20や内部機器をボルト21によって取り付けるために使用されるものであるが、それ自体にはメネジが形成されていないので、本発明のような挿入ナットを中空フレーム1の内部に挿入し、角孔4や丸孔5の裏面から露出させてボルト21のためのナットとして機能させる。
図1、図2に示すように、この挿入ナットはナット本体10と、ナット本体10の側方に伸びる腕部11とを備え、腕部11の先端を取手部12としたものである。取手部12以外のナット本体10と腕部11は、角孔4から中空フレーム10内に挿入できるサイズとなっている。しかし取手部12は角孔4よりも幅広とし、誤って中空フレームの内部に落とさないようになっている。
ナット本体10は片面を丸孔5に対応する丸孔用取付け面13とし、反対面を角孔5に対応する角孔用取付け面14としたものである。15はナット本体10を貫通するメネジ孔であり、丸孔用取付け面13と角孔用取付け面14の中央部に配置されている。この実施形態では同一のメネジ孔15を両側から使用するように構成してあるが、別個のメネジ孔を形成しても差し支えない。また、ナット本体10の片面を丸孔用取付け面13と角孔用取付け面14とし、同一のメネジ孔15を片面から使用するものとしてもよい。
図5に示すように、この挿入ナットを縦にして中空フレーム1の角孔4内にフレーム長手方向から挿入したときに、丸孔用取付け面13が丸孔5の裏面に位置し、丸孔5の中心線とメネジ孔15の中心線とが一致するようになっている。このため、腕部11を丸孔用取付け面13からクランク状に屈曲させてその先端が中空フレーム1の表面に達し、取手部12が中空フレーム1の表面に沿って延びる形状としてある。なお腕部11の基部に形成された段部16はこの使用状態における角孔4との係合部であり、この段部16を角孔4の端面に当てることによって位置決めができるようになっている。
図6は角孔用取付け面14を使用する状態を示す図であり、挿入ナットを一方の垂直面2の角孔4にフレーム短手方向から挿入し、ナット本体1を他方の垂直面3の角孔4の裏面に位置させる。このときには角孔用取付け面14が角孔4から露出し、丸孔5の中心線とメネジ孔15の中心線とが一致するようになっている。このため、角孔用取付け面14には角孔4の内面に係合する突出部17が形成されている。なお腕部11は図6のように垂直面2の角孔4から突出する。
図7、図8はこのように構成された本発明の挿入ナットの使用状態を示す図であり、図8の矢視Bは丸孔用取付け面13を使用する状態を示し、矢視Cは角孔用取付け面14を使用する状態を示している。これらの図に示すように、垂直面2,3のいずれにも対応可能である
また図9〜図11は丸孔用取付け面13を使用し、ボルト21により取付けレール20を取り付ける状態を示し、図12〜図14は角孔用取付け面14を使用し、ボルト21により取付けレール20を取り付ける状態を示している。これらの図に示されるように、丸孔用取付け面13を使用する際には取手部12は中空フレーム1の表面にほぼ密着し、角孔用取付け面14を使用する際には取手部12は取付けレール20の背後に延びるので、他の挿入ナットを取り付ける際にも邪魔にならない。
これらの実施形態は縦フレームにおける挿入ナットの取付構造で説明したが、横フレームや奥行フレームでも同様に取り付くことはいうまでもない。
以上に説明したように、本発明の挿入ナットはナット取付け用の角孔4のための挿入ナットとして使用できるのみならず、ネジ取付け用の丸孔3のためのナットとしても使用することができる。このため従来のように丸孔3にタップ加工を施したり、別のナットを用いたりする必要がない。また実施形態のような形状にしておけば、位置決めが容易であるうえ、取手部12が角孔4を通過できないので、中空フレーム1の内部に落としてしまうおそれもないなど、多くの利点がある。
実施形態の挿入ナットを示す斜視図である。 実施形態の挿入ナットを示す正面図、平面図、背面図である。 挿入ナットが用いられる中空フレームの斜視図である。 中空フレームの正面図である。 丸孔用取付け面を使用する状態の断面図である。 角孔用取付け面を使用する状態の断面図である。 中空フレームの斜視図である。 中空フレームへの取付け状態を示す斜視図である。 丸孔用取付け面を使用し、中空フレームへ取付けレールをボルト固定する状態を示す斜視図である。 図9の要部拡大斜視図である。 要部拡大正面図である。 角孔用取付け面を使用し、中空フレームへ取付けレールをボルト固定する状態を示す斜視図である。 図12の要部拡大斜視図である。 要部拡大正面図である。
符号の説明
1 中空フレーム
2 垂直面
3 垂直面
4 角孔
5 丸孔
10 ナット本体
11 腕部
12 取手部
13 丸孔用取付け面
14 角孔用取付け面
15 メネジ孔
16 段部
17 突出部
20 取付けレール
21 ボルト

Claims (4)

  1. ナット取付け用の角孔とネジ取付け用の丸孔とが多数形成された直交する2つの垂直面を備えた中空フレーム内に挿入されるナットであって、角孔から中空フレーム内に挿入されるナット本体と、ナット本体の側方に伸びる腕部とを備え、ナット本体には中空フレーム内にフレーム長手方向から挿入されたときに丸孔に対応する丸孔用取付け面と、フレーム短手方向の他の垂直面から挿入されたときに角孔に対応する角孔用取付け面とを形成したことを特徴とする挿入ナット。
  2. ナット本体の表裏の面をそれぞれ、丸孔用取付け面と角孔用取付け面としたことを特徴とする請求項1記載の挿入ナット。
  3. 腕部を丸孔用取付け面からクランク状に屈曲させ、その先端を取手部としたことを特徴とする請求項1記載の挿入ナット。
  4. 取手部を角孔よりも幅広としたことを特徴とする請求項3記載の挿入ナット。
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