JP2006316811A - ネジの脱落防止部材およびネジの脱落防止機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数の少ない簡易な構成であっても、被固定部材からの固定ネジの脱落を防止することができるネジの脱落防止部材を提供すること。
【解決手段】 脱落防止部材50は、被固定部材に取り付けられる取付部52と、被固定部材からの固定ネジの脱落を防止する脱落防止部53とを備えている。脱落防止部53は、開口部54の開口端から内側へ向かって形成された2つの脱落防止片55を備え、脱落防止片55の先端55aの間には、固定ネジのネジ部は通過できるが、固定ネジの頭部は通過できない初期隙間56が形成されている。また、固定ネジのネジ部の通過方向に、2つの脱落防止片55を押圧することで形成される押圧後隙間は、固定ネジの中間部が配置可能に形成されるとともに、ネジ部および頭部が通過できない大きさに形成されるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネジの脱落防止部材およびネジの脱落防止機構に関する。
従来から、固定ネジによって所定の固定先部材に固定される被固定部材から、その固定ネジが脱落するのを防止するための機構が種々提案されている。たとえば、所定の基板等が搭載されたユニット(被固定部材)を、パソコンの筐体等のユニット収納ボックス(固定先部材)に固定ネジで固定する構成において、ユニットからの固定ネジの脱落を防止するための機構が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1には、図7に示すように、固定ネジ101によって、ユニット(被固定部材)102をユニット収納ボックス(固定先部材)103に固定する構成が開示されている。図7に示すように、ユニット102には、ユニット102からの固定ネジ101の脱落を防止するためのカバー部材104が嵌め込まれている。また、固定ネジ101には、バネ座金105と、バネ座金105よりの大径の平座金106とが取り付けられている。そして、固定ネジ101の頭部およびバネ座金105は、カバー部材104に形成された開口部104aを通過できるが、平座金106は通過できないように構成されている。このように構成することで、図7(A)に示すように、ユニット収納ボックス103から固定ネジ101を取り外しても、ユニット102からの固定ネジ101の脱落が防止されるようになっている。
特開2000−74032号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたネジの脱落防止機構では、ユニット102からの固定ネジ101の脱落を防止するため、カバー部材104と平座金106との2つの部品が必要となる。すなわち、固定ネジ101の脱落を防止するための部品点数が多く、その分、コスト高になる。
そこで、本発明の課題は、部品点数の少ない簡易な構成であっても、被固定部材からの固定ネジの脱落を防止することができるネジの脱落防止部材、および、ネジの脱落防止機構を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のネジの脱落防止部材は、頭部と、ネジ部と、ネジ部よりも小径に形成され頭部とネジ部との間に配置される中間部とを有する固定ネジが、この固定ネジによって所定の固定先部材に固定される被固定部材から脱落するのを防止するネジの脱落防止部材であって、被固定部材に取り付けられる取付部と、被固定部材からの固定ネジの脱落を防止する脱落防止部とを備え、脱落防止部には開口部が形成されるとともに、脱落防止部は、開口部の開口端から内側へ向かって形成された複数の脱落防止片を備え、複数の脱落防止片の先端の間に、ネジ部は通過できるが、頭部は通過できない初期隙間が形成され、ネジ部の通過方向に、複数の脱落防止片を押圧することで形成される押圧後隙間は、中間部が配置可能に形成されるとともに、ネジ部および頭部が通過できない大きさに形成されることを特徴とする。
本発明において、ネジの脱落防止部材は、底面部と2つの側面部とを備える溝形状に形成されるとともに、取付部が側面部に形成され、脱落防止部が底面部に形成されていることが好ましい。
本発明において、少なくとも脱落防止部は、金属部材から形成されていることが好ましい。
また、上記の課題を解決するため、本発明のネジの脱落防止機構は、頭部と、ネジ部と、ネジ部よりも小径に形成され頭部とネジ部との間に配置される中間部とを有する固定ネジと、この固定ネジによって所定の固定先部材に固定される被固定部材と、被固定部材からの固定ネジの脱落を防止する脱落防止部とを備え、脱落防止部には開口部が形成されるとともに、脱落防止部は、開口部の開口端から内側へ向かって形成された複数の脱落防止片を備え、複数の脱落防止片の先端の間に、ネジ部は通過できるが、頭部は通過できない初期隙間が形成され、ネジ部の通過方向に、複数の脱落防止片を押圧することで形成される押圧後隙間は、中間部が配置可能に形成されるとともに、ネジ部および頭部が通過できない大きさに形成されることを特徴とする。
本発明において、押圧後隙間は、ネジ部が初期隙間を通過した固定ネジの頭部が、複数の脱落防止片に押圧されて形成されるが好ましい。
本発明にかかるネジの脱落防止部材では、簡易な構成によって、被固定部材からの固定ネジの脱落を防止することができる。また、本発明にかかるネジの脱落防止機構では、部品点数の少ない簡易な構成によって、被固定部材からの固定ネジの脱落を防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態にかかるネジの脱落防止部材およびネジの脱落防止機構を図面に基づいて説明する。
(ネジの脱落防止機構の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるネジの脱落防止部材50を示す斜視図である。図2は、図1に示すネジの脱落防止部材50を用いたネジの脱落防止機構1の構成を示す部分断面図である。図3は、図1に示すネジの脱落防止部材50を被固定部材30に取り付ける前の状態を示す部分断面図である。図4は、図1に示すネジの脱落防止部材50を被固定部材30に取り付けた状態を示す部分断面図である。
本形態のネジの脱落防止機構1(以下では、脱落防止機構1と表記する)は、図2に示すように、固定ネジ10によって所定の固定先部材20に固定される被固定部材30から、固定ネジ10が脱落するのを防止するように構成されている。この脱落防止機構1は、たとえば、被固定部材30となる前面パネルと、固定先部材20となる筐体とを備えるカーナビゲーション装置に用いることができる。すなわち、脱落防止機構1は、たとえば、固定ネジ10によって前面パネルを筐体に固定するように構成されたカーナビゲーション装置の前面パネルから固定ネジ10が脱落するのを防止するために用いることができる。
また、本形態の脱落防止機構1は、図2に示すように、固定ネジ10と、被固定部材30と、被固定部材30から固定ネジ10が脱落するのを防止するネジの脱落防止部材50(以下では、脱落防止部材50と表記する)とを備えている。
固定ネジ10は、図2から図4に示すように、一端側に配置される半球状の頭部11と、他端側に配置される円柱状のネジ部12と、ネジ部12よりも小径に形成され頭部11とネジ部12との間に配置される中間部13とから構成されている。ネジ部12には、固定先部材20に形成されたメネジ21と螺合するオネジが形成されている。また、中間部13は、ネジが形成されない円柱形状になっている。
被固定部材30には、図2から図4に示すように、固定ネジ10の一部が配置される貫通孔31と、脱落防止部材50が取り付けられる2つの取付孔32、32とが形成されている。貫通孔31は、固定ネジ10のネジ部12よりも大きな径を有する丸孔となっている。取付孔32は、脱落防止部材50を構成する後述の側面部52を嵌め込むことができるように形成されている。より具体的には、取付孔32は、図3の紙面垂直方向を長手方向、横方向を短手方向とする長方形が上下方向に貫通するような角孔となっている。
脱落防止部材50は、金属部材によって形成されている。より具体的には、本形態の脱落防止部材50は、ステンレス鋼板等の薄い鋼板によって形成されている。また、脱落防止部材50は、図1に示すように、底面部51と、底面部51の図示上下端から直立する2つの側面部52、52とを備える溝形状に形成されている。
底面部51の略中心位置には、図1に示すように、被固定部材30から固定ネジ10が脱落するのを防止する脱落防止部53が形成されている。より具体的には、脱落防止部53には、底面部51を貫通する略矩形状の開口部54が形成されるとともに、脱落防止部53は、開口部54の図示上下端のそれぞれから、開口部54の内側(中心側)へ向かって形成された2つの脱落防止片55、55を備えている。
この脱落防止片55、55は、側面部52、52が直立する方向とは反対側に向かって、底面部51に対して斜め方向に突出するように曲げ起こされて形成されている。なお、この脱落防止片55、55は、溝形状に形成された脱落防止部材50の2つの側面部52、52を曲げ起こすプレス工程で同時に形成することが可能となっている。そのため、脱落防止部材50の形成工程が簡素化できるようになっている。
2つの脱落防止片55、55のそれぞれの先端55a、55aの間には、ネジ部12は通過できるが、頭部11は通過できない初期隙間56が形成されている。より具体的には、図3に示すように、2つの脱落防止片55、55の先端55a、55aの間の図示左右方向の最小間隔(図1では上下方向の最小間隔)L1は、ネジ部12の径よりも大きく、かつ、頭部11の径よりも小さくなっている。
また、図2に示すように、本形態では、図示上下方向(すなわち、ネジ部12の通過方向)に、2つの脱落防止片55、55が押圧され、脱落防止片55、55が塑性変形して、先端55a、55a間に形成される押圧後隙間57は、固定ネジ10の中間部13が配置可能に形成されるとともに、ネジ部12および頭部11が通過できない大きさに形成されるようになっている。すなわち、押圧後隙間57が形成された状態では、2つの脱落防止片55、55の先端55a、55aの間の図示左右方向の最小間隔は、中間部13の径よりも大きく、かつ、ネジ部12および頭部11の径よりも小さくなっている。
2つの側面部52、52にはそれぞれ、被固定部材30に取り付けられる取付部が形成されている。本形態では、側面部52、52自体が取付部となっている。各側面部52の先端(図2から図4では図示下端)には、内側に向かって突出する突出部58が形成されている。この突出部58には、側面部52の先端側に向かうにしたがって、外側に傾斜していく傾斜面58aが形成されている。
図3に示すように、2つの突出部58、58のそれぞれの内側の最小間隔L2は、被固定部材30の2つの取付孔32、32の内側端の間隔L3よりも小さくなっている。また、2つの側面部52、52のそれぞれの内側面の間隔L4は、被固定部材30の2つの取付孔32、32の内側端の間隔L3よりも大きくなっている。そのため、2つの側面部52、52はそれぞれ、弾性変形しながら、2つの取付孔32、32に嵌まり込むようになっている。また、2つの側面部52、52が2つの取付孔32、32に嵌まり込んだ後は、2つの突出部58、58によって、脱落防止部材50が被固定部材30から抜けるのを防止できるようになっている。すなわち、図4に示す状態から突出部58が被固定部材30の図示下面に当接するまでは、脱落防止部材50を、図示上方向に自由に動かすことができるようになっている。このように、側面部52、52が、取付孔32、32に嵌め込まれて、脱落防止部材50が被固定部材30に取り付けられるようになっている。ここで、側面部52、52を取付孔32、32に嵌め込む際には、側面部52、52の先端に形成された傾斜面58aによって、側面部52、52を、取付孔32、32に滑らかに嵌め込むことができるようになっている。なお、2つの側面部52、52のそれぞれの内側面の間隔L4を、被固定部材30の2つの取付孔32の内側端の間隔L3よりも小さくして、側面部52、52が、取付孔32、32に嵌め込まれた状態で、脱落防止部材50が被固定部材30に固定されるようにしても良い。
(被固定部材への固定ネジの取付手順)
以上のように構成された脱落防止機構1では、以下のように、固定ネジ10が、被固定部材30へ取り付けられる。
まず、図4に示すように、脱落防止部材50が被固定部材30に嵌め込まれて取り付けられる。より具体的には、脱落防止部材50の側面部52、52が被固定部材30の取付孔32、32に嵌め込まれる。脱落防止部材50が被固定部材30に取り付けられると、図4に示すように、脱落防止部材50の初期隙間56の下側に被固定部材30の貫通孔31が配置される。
この状態で、上側から、固定ネジ10を初期隙間56に挿入すると、まずネジ部12が初期隙間56を通過し、その後、固定ネジ10の頭部11の下端は、脱落防止片55、55の先端55a側に当接する。その後、さらに、固定ネジ10を下側に押し込み、脱落防止片55、55を押圧すると、脱落防止片55、55の基端側部分(開口部54の開口端近辺に形成された部分)が塑性変形して、脱落防止片55、55は、底面部51に向かって倒れていく。より具体的には、脱落防止片55、55は、図2における脱落防止片55、55の下面が被固定部材30の上面に当接するまで倒れていく。
図2に示すように、脱落防止片55、55の下面が被固定部材30の上面に当接するまで倒れると、押圧後隙間57が形成される。この押圧後隙間57には、固定ネジ10の中間部13が配置され、固定ネジ10は脱落防止部材50から抜け落ちなくなる。すなわち、脱落防止部材50が取り付けられた被固定部材30から固定ネジ10は脱落しなくなる。なお、被固定部材30に取り付けられた固定ネジ10のネジ部12は、固定先部材20のメネジ21と螺合して、被固定部材30が、固定先部材20に固定されることになる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、脱落防止部材50は、被固定部材30に取り付けられる取付部となる側面部52、52と、被固定部材30からの固定ネジ10の脱落を防止する脱落防止部53とを備えている。また、脱落防止部53は、開口部54の開口端から内側(開口部54に中心)へ向かって形成された2つの脱落防止片55、55を備え、複数の脱落防止片55、55の先端55a、55aの間には、ネジ部12は通過できるが、頭部11は通過できない初期隙間56が形成されている。さらに、ネジ部12の通過方向に、2つの脱落防止片55、55を押圧することで形成される押圧後隙間57は、中間部13が配置されるように形成されるとともに、ネジ部12および頭部11が通過できない大きさに形成されるようになっている。そのため、脱落防止部材50は、側面52、52によって被固定部材30に取り付けられた脱落防止部材50の2つの脱落防止片55、55によって(より具体的には、2つの脱落防止片55、55を押圧することで形成される押圧後隙間57で)、固定ネジ10が抜け落ちないように、固定ネジ10を保持することができる。すなわち、脱落防止部材50という1部品を用いる簡易な構成によって、脱落防止部材50が取り付けられる被固定部材30から固定ネジ10が脱落するのを防止することができる。
本形態では、脱落防止部材50は、底面部51と2つの側面部52とを備える溝形状に形成されている。また、側面部52が被固定部材30に取り付けられるとともに、底面部51に脱落防止部53が形成されている。そのため、必要最小限の機能を持たせつつ、脱落防止部材50の構成を簡素化することができる。
本形態では、脱落防止部材50は、金属部材である鋼板から形成されている。そのため、ネジ部12の通過方向に脱落防止片55、55を押圧し、脱落防止片55、55を塑性変形させても、脱落防止片55、55の変形部分の損傷を抑制することができる。すなわち、金属部材は延性に富むため、脱落防止片55、55を塑性変形させても、脱落防止片55、55の変形部分の損傷を抑制することができる。したがって、固定ネジ10の脱落を防止する脱落防止片55、55の強度を確保することが可能となる。
本形態では、押圧後隙間57は、ネジ部12が初期隙間56を通過した固定ネジ10の頭部11が、脱落防止片55、55に押圧されて形成されている。そのため、ネジ部12の先端から固定ネジ10を初期隙間56に挿入していくことで、脱落防止部材50に、固定ネジ10が脱落しないように、固定ネジ10を保持させることができる。そのため、別途、脱落防止片55、55を押圧するための治具やその工程が不要となり、固定ネジ10の取付作業が簡素化される。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形可能である。たとえば、上述した形態では、脱落防止部材50は、底面部51と2つの側面部52、52とを備える溝形状に形成されている。しかし、図5に示す脱落防止部材150のように、略矩形状の底面部151と、その4辺から直立する4つの側面部152とを備えるように、脱落防止部材を形成しても良い。この場合には、4つの側面部152が、被固定部材30に取り付けられる取付部となる。また、図6に示す脱落防止部材250のように、円形状の底面部251と、その外周から直立する側面部252とを備えるように、脱落防止部材を形成しても良い。この場合には、側面部252が、被固定部材30に取り付けられる取付部となる。なお、図5および図6では、図1に示す脱落防止部材50と共通する構成について、同一の符号を付してある。
また、上述した形態では、脱落防止部材50は、金属部材によって形成されているが、脱落防止片55、55を塑性変形させても、固定ネジ10が抜け落ちないように、固定ネジ10を保持できる部材であれば、樹脂部材等の他の部材を用いることもできる。
さらに、開口部54の形状は矩形状には限定されず、円形状や楕円形状等の他の形状であっても良い。また、脱落防止片55、55の数は2つには限定されず、3つ以上であっても良い。
さらにまた、被固定部材30に直接、固定ネジ10の脱落を防止する脱落防止部(たとえば、開口部と脱落防止片とから構成される脱落防止部)を設けるようにしても良い。なお、上述した形態のように、脱落防止部材50に脱落防止部53を形成した場合には、被固定部材30から脱落防止部材50を取り外すことで、被固定部材30から固定ネジ10を容易に取り外すことができる。すなわち、脱落防止部材50の側面部52、52を被固定部材30の取付孔32、32から取り外すことは比較的容易であるため、被固定部材30から固定ネジ10を容易に取り外すことができるようになる。
また、本発明の脱落防止機構1は、固定ネジによって固定先部材に被固定部材を固定する構成を採用する装置であれば、カーナビゲーション装置以外の種々の装置(たとえば、パーソナルコンピュータ等)に用いることができる。なお、カーナビゲーション装置のように車載用の装置では、たとえば、筐体から前面パネルを取り外した際に、固定ネジを落下させると、車内で固定ネジを探すことが困難な場合が多く、固定ネジを紛失する可能性が高くなるが、本発明の構成を採用することで、そのような問題の発生を防止することができる。
本発明の実施の形態にかかるネジの脱落防止部材を示す斜視図である。 図1に示すネジの脱落防止部材を用いたネジの脱落防止機構の構成を示す部分断面図である。 図1に示すネジの脱落防止部材を被固定部材に取り付ける前の状態を示す部分断面図である。 図1に示すネジの脱落防止部材を被固定部材に取り付けた状態を示す部分断面図である。 本発明の他の実施の形態にかかるネジの脱落防止部材を示す平面図である。 本発明の他の実施の形態にかかるネジの脱落防止部材を示す平面図である。 従来技術にかかるネジの脱落防止機構を示す部分断面部であり、(A)は、固定先部材に被固定部材が固定されていない状態、(B)は、固定先部材に被固定部材が固定されている状態を示す。
符号の説明
1 脱落防止機構(ネジの脱落防止機構)
10 固定ネジ
11 頭部
12 ネジ部
13 中間部
20 固定先部材
30 被固定部材
50、150、250 脱落防止部材(ネジの脱落防止部材)
51、151、251 底面部
52、152、252 側面部(取付部)
53 脱落防止部
54 開口部
55 脱落防止片
56 初期隙間
57 押圧後隙間

Claims (5)

  1. 頭部と、ネジ部と、該ネジ部よりも小径に形成され上記頭部と上記ネジ部との間に配置される中間部とを有する固定ネジが、該固定ネジによって所定の固定先部材に固定される被固定部材から脱落するのを防止するネジの脱落防止部材であって、
    上記被固定部材に取り付けられる取付部と、上記被固定部材からの上記固定ネジの脱落を防止する脱落防止部とを備え、
    該脱落防止部には開口部が形成されるとともに、上記脱落防止部は、上記開口部の開口端から内側へ向かって形成された複数の脱落防止片を備え、
    上記複数の脱落防止片の先端の間に、上記ネジ部は通過できるが、上記頭部は通過できない初期隙間が形成され、
    上記ネジ部の通過方向に、上記複数の脱落防止片を押圧することで形成される押圧後隙間は、上記中間部が配置可能に形成されるとともに、上記ネジ部および上記頭部が通過できない大きさに形成されることを特徴とするネジの脱落防止部材。
  2. 底面部と2つの側面部とを備える溝形状に形成されるとともに
    前記取付部が上記側面部に形成され、前記脱落防止部が上記底面部に形成されていることを特徴とする請求項1記載のネジの脱落防止部材。
  3. 少なくとも前記脱落防止部は、金属部材から形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のネジの脱落防止部材。
  4. 頭部と、ネジ部と、該ネジ部よりも小径に形成され上記頭部と上記ネジ部との間に配置される中間部とを有する固定ネジと、該固定ネジによって所定の固定先部材に固定される被固定部材と、上記被固定部材からの上記固定ネジの脱落を防止する脱落防止部とを備え、
    該脱落防止部には開口部が形成されるとともに、上記脱落防止部は、上記開口部の開口端から内側へ向かって形成された複数の脱落防止片を備え、
    上記複数の脱落防止片の先端の間に、上記ネジ部は通過できるが、上記頭部は通過できない初期隙間が形成され、
    上記ネジ部の通過方向に、上記複数の脱落防止片を押圧することで形成される押圧後隙間は、上記中間部が配置可能に形成されるとともに、上記ネジ部および上記頭部が通過できない大きさに形成されることを特徴とするネジの脱落防止機構。
  5. 前記押圧後隙間は、前記ネジ部が前記初期隙間を通過した前記固定ネジの前記頭部が、前記複数の脱落防止片に押圧されて形成されることを特徴とする請求項4記載のネジの脱落防止機構。
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