JP4803560B2 - エレベータの安全装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建屋に組込まれたエレベータに係わり、特にエレベータのかごに設けられたドアの開閉時における安全性を確保したエレベータの安全装置に関する。
ビル等の大規模建屋に組込まれたエレベータにおいては、建屋の1階から最上階まで貫通する昇降路の上側の機械室又は昇降路内の最上階部分に電動機で駆動される巻上機が設置されている。そして、この巻上機に主ロープが掛けられ、この主ロープの両端に利用者が搭乗するかご及び釣合錘が懸架されている。そして、電動機で巻上機を回転させることによって、かごを昇降路内における建屋の各階の乗場(エレベータホール)のドアに対応する各位置に移動させることができる。
具体的には、エレベータの動作を制御するコンピュータ等で構成されたエレベータ制御装置は、各階の乗場(エレベータホール)に設けられた各乗場呼び登録装置、及びかご内に設けられたかご呼び登録装置に対する利用客の呼び登録ボタン操作にて呼びが登録されると、この呼びを一つのかご(エレベータ)に割付ける。この呼びが割付けられたかごを、この呼びが指定する階に移動させる。この場合、かごが呼びが指定する階に到着する一定時間前にブレーキ装置へブレーキ指示を出してかごを短時間で指定階へ到着させている。指定階へ到着すると、かごのドアを開く。各階の乗場(エレベータホール)側のドアはかご側のドアに機械的に連係して開放する。かごのドアは、エレベータ制御装置が、該当かごが指定階に到着したことを確認すると出力する戸開指令にて駆動する駆動モータにて開放される。
またエレベータ制御装置は、ドア開放から利用客の乗降に要する所定時間経過後、又はかご内のドア閉ボタンの操作に応じて、戸閉指示を出力して、かごのドアを閉じ、乗場側のドアを閉じると共に、かごを次の目的階へ移動開始させる。
一般的に、エレベータにおいては、かごに定員の約半数が乗車した状態で、このかごの重量(荷重)と釣合錘の重量との均衡がとれている。よって、定員の半数未満の乗客の場合は、かごには上昇の潜在力が印加されており、定員の半数を超える乗客の場合は、かごには下降の潜在力が印加されている。
したがって、かごが指定階に停止して戸開して、利用者が乗降している期間において、停電事故が発生すると、かごに対する制御が途絶え、ドア開放状態においてかごが重力にて、上方又は下方へ自走する可能性がある。これを未然に防止するために、電動機の軸に連結されている巻上機の軸に機械的なブレーキ装置を取付け、電源遮断時には自動的に機械的ブレーキ(制動)が作用して、かごの移動を防止している。
しかしながら、このような安全対策が実施されたエレベータにおいても、巻上機の回転動作を弾性の付勢力を利用して機械的に制動するブレーキ装置が故障することが皆無とはいえない。したがって、特許文献1においては、エレベータ制御装置からブレーキ指令が出力されていてもかごの速度が一定以上の場合は、かごを吊り下げている主ロープをロープ把持装置で強制固定している。
特開平9―221285号公報
しかしながら上述した特許文献1に提案されたブレーキ装置が故障したときの対策が講じられたエレベータの安全装置においては、エレベータ制御装置のソフトウエア上のエラーにて、誤った指示に基づいて、かごが指定階に停止しなかったり、ドア開放状態においてかごが移動開始する等のかごの走行異常が生じて、利用者に対する安全性の低下とエレベータ全体の信頼性が低下する懸念がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、エレベータを運転制御するエレベータ運転部にかご運転に関する誤った指示が出力されたとしても、ドア開閉に関するかご移動の最低限の安全性を確保でき、利用者に対する安全性の向上とエレベータ全体の信頼性を向上できるエレベータの安全装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、エレベータ運転部の指示に従って、電力変換部から電力が供給される電動機にてかごを建屋の昇降路内の各階の乗場位置に移動させ、かつかごのドアを戸開するエレベータの安全装置において、
前記電動機の回転動作を制動するブレーキ装置と、かごのドアの戸開状態を検出する戸開検出部と、昇降路内における各階の乗場位置に設定された上下方向の戸開許可ゾーン内にかごが存在していることを検出する戸開許可ゾーン検出部と、かごの速度を算出する速度導出手段と、前記エレベータ運転部の指示誤りに基づき、ドアの戸開中にかご移動指令を出力し、かごの速度が許容値を超えたとき、及びドアの戸開中に戸開許可ゾーン検出部がかごを検出していないときに、かごの走行異常と判定する走行異常判定部と、この走行異常判定部が走行異常を判定したとき、ブレーキ装置に対して制動指示を出力するブレーキ指示部とを備え
前記速度導出手段は、前記かごに取付けられた荷重計と、この荷重計で測定されたかごの静止時の荷重と前記かごの起動後の荷重との変化荷重がエレベータの加速度に比例する関係を利用し、前記かごの変化荷重から加速度を求めた後、この求めた加速度から前記かごの速度を算出する荷重速度算出部とを有する構成である
このように構成されたエレベータの安全装置においては、「電力変換部から電力が供給される電動機にてかごを建屋の昇降路内の各階の乗場位置に移動させ、かごのドアを戸開する」エレベータ運転の基本動作は、コンピュータ等で構成されているエレベータ運転部で実施される。
ブレーキ装置、戸開検出部、戸開許可ゾーン検出部、速度導出手段、走行異常判定部は上記エレベータ運転部と独立した制御体系で構築することにより、エレベータ運転部が誤って、ドア開放中にかごの移動指令を出力して、かごが移動開始したとしても、移動速度が許容値を超えた場合や、ドア開放中にかごが戸開許可ゾーンに存在しない場合には、自動的にブレーキ装置が作動するので、利用者に対する安全性が確保される。
また、別の発明は、上記発明の「エレベータの安全装置」におけるかごの速度を求める速度導出手段を、昇降路内におけるかごの各時刻における位置を順次検出する位置検出器と、この位置検出器で順次検出される各時刻における位置から、かごの速度を算出する位置速度算出部と、かごに取付けられた荷重計と、この荷重計で測定されたかごの静止時の荷重と前記かごの起動後の荷重との変化荷重がエレベータの加速度に比例する関係を利用し、前記かごの変化荷重から加速度を求めた後、この求めた加速度からかごの速度を算出する荷重速度算出部と、位置速度算出部で算出された速度と荷重速度算出部で算出された速度とを比較して、大きい方の速度を選択する速度比較部とで構成している。
また、別の発明は、上記発明の「エレベータの安全装置」に対して、さらに、走行異常判定部が走行異常を判定したとき、電力変換部に対して、電動機に対する電力供給の停止を指示する電力停止指示部を付加している。
本発明においては、例えば、エレベータ運転に関するソフト上のエラー等に起因して、かごの戸開状態において、かごの速度が許容値を超えたとき、及び戸開許可ゾーン検出部がかごを検出していないと、エレベータのかごの走行異常と判定して、ブレーキ装置で電動機が強制停止される。したがって、利用者に対する安全性が確保される。
また、このかごの速度を求める手段として、加速計、荷重計、位置検出器、回転速度計、周波数測定器を単独又は組合せて利用できるので、ドア安全システムのより一層の安全性と、多様性を図ることが可能である、
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わるエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図である。
交流電源1から電力線2を介して供給される三相交流は電力変換部3の整流器4に入力される。6個のダイオードをブリッジ接続して構成された整流器4は入力した三相交流を直流に全波整流する。整流器5から出力された直流は平滑コンデンサ5でリップル成分が吸収されたのちインバータ6に入力される。
このインバータ6においては、6個の半導体のスイッチング素子7がブリッジ接続されている。そして、このインバータ6の各スイッチング素子7をインバータ駆動回路8から出力されるPWM(パルス幅変調)信号aでオンオフ制御することによって、入力された直流を任意の周波数及び電圧を有した三相交流に変換して電力線9を介して交流の電動機10に供給する。
この電動機10の回転軸11に巻上機12に組込まれた主シーブ14aが連結されている。電動機10と巻上機12とを連結する回転軸11には、ブレーキ装置13が取付けられている。このブレーキ装置13は、コイルばね等の弾性部材が有する付勢力でもってブレーキシューを回転軸11に押し当てることによって、回転軸11の回転動作を制動する。そして、エレベータの稼働状態においては、電磁石の吸引力により、コイルばねを圧縮させて、ブレーキシューを回転軸11から離間させることによりブレーキ状態を解除している。そして、ブレーキ信号bで電磁石の通電を遮断することにより、ブレーキ状態に移行させている。したがって、このブレーキ装置13は、停電発生時には、電磁石の通電が遮断されるので、回転軸11の回転動作は制動される。
電動機10の回転軸11に連結された巻上機12の主シーブ14a及び副シーブ14bに主ロープ15が掛けられ、この主ロープ15の両端にかご16、及び釣合錘17が吊下げられている。したがって、電動機10を回転させることによってかご16を昇降路18内で上下移動できる。
かご16内にはかご呼び登録装置19が取付けられ、建屋の各階のエレベータホールに設けられたドア20の近傍にはそれぞれ乗場呼び登録装置21が取付けられている。かご呼び登録装置19及び各乗場呼び登録装置21で利用客にて登録された各「呼び」は、コンピュータからなる呼び割付部22へ入力される。
呼び割付部22は、入力された各「呼び」に応答するかご16を選択して、この呼びを選択したかご16に割付けて、エレベータ運転部23へ送出する。エレベータ運転部23は呼びの指定する「階」へのかご16の移動指示cをインバータ駆動回路8へ指示する。
インバータ駆動回路8は、かご16の現在位置、目的階、等に基づいて、インバータ6の各スイッチング素子7に印加するPWM信号aを作成して、各スイッチング素子7へ送出することによって、かご16を昇降路18内の目的階のドア20の対向位置に到達させる。エレベータ運転部23はハイレベルの戸開指令hをかご16へ送出して、当該かご16のドア24を戸開する。かご16のドア24が開放されると、エレベータホール側のドア20も連動して開放される。
この場合、エレベータ運転部23は、当該かご16が目的階位置に到達する直前にブレーキ信号b1をブレーキ装置13へ送出して、かご16を強制停止させる。
かご16内には、ドア24の開閉状態を検出するリレー接点25が設けられ、戸開検出部26は、このリレー接点25の開閉状態の監視を行って、ドア24が戸開状態であれば、戸開検出信号dを走行異常判定部27へ送出する。
昇降路18内の各階の乗場における各ドア20の対向位置には、かご16が該当階に停止する場合における、戸開状態で移動の許容上下範囲を規定する戸開許可ゾーン28が設定されている。この戸開許可ゾーン28は利用者の安全を考慮して、せいぜい200mm程度である。この戸開許可ゾーン28の上下端には、かご16がこの戸開許可ゾーン28内に存在することを検出するセンサが取付けられている。このセンサの検出信号は戸開許可ゾーン検出部29へ送出される。したがって、戸開許可ゾーン検出部29はかご16が戸開許可ゾーン28に存在するときには、戸開許可ゾーン検出信号eを走行異常判定部27へ送出する。
さらに、このかご16には加速度計30aが取付けられている。この加速度計30aで測定された加速度αは、速度算出部30に送出される。速度算出部30は入力された加速度αを時間軸で積分して速度v1を得て、走行異常判定部27へ送出する。
走行異常判定部27は、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、速度算出部30から出力されている速度v1が予め定められている許容値vSを超えると、エレベータのかご16に走行異常f1が発生したと判定する。さらに、この走行異常判定部27は、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、戸開許可ゾーン検出部29から戸開許可ゾーン検出信号eが出力されていないと、エレベータのかご16に走行異常f2が発生したと判定する。
走行異常判定部27は、上記2つの走行異常f1、f2のうちのいずれか一方の走行異常f1、f2が発生すると、ブレーキ指示部31に対して、ブレーキ装置13へのブレーキ信号b2の出力を指示すると共に、電力停止指示部32に対して、電力停止指示gの出力を指示する。ブレーキ指示部31は、ブレーキ装置13に対してブレーキ信号b2を出力して、電動機10の回転軸11の回転動作を制動する。電力停止指示部32はインバータ駆動部8に電力停止指示gを出力して、インバータ駆動部8からインバータ6の各スイッチング素子7に対するPWM信号aの出力を遮断して、インバータ6から電動機10に対する電力供給を遮断する。
なお、図1におけるブレーキ装置13、戸開検出部26、戸開許可ゾーン検出部29、速度算出部30、走行異常判定部27、ブレーキ指示部31、電力停止指示部32、インバータ駆動部8は、呼び割付部22、エレベータ運転部23等からなるエレベータ制御装置に対して、独立した制御体系で構築されている。したがって、エレベータ制御装置にソフト的なエラーが発生したとしても、上述した、ブレーキ装置13、……、電力停止指示部32、インバータ駆動部8には、このエラーの影響が波及することはないので、エレベータの安全装置の安全をより一層向上できる。
このように構成された第1実施形態のエレベータの安全装置の動作を図2のタイムチャートを用いて説明する。
エレベータ運転部23の運転指示に基づいて、かご16が1階→2階→4階→3階へ移動するとする。時刻t1にて、かご16が1階を出発すると、かご16の速度v1が規定速度vHまで上昇する。
そして、かご16が2階に到着する時刻t2の手前時刻に減速を開始する。時刻t2の直前にかご16が戸開許可ゾーン28に進入するので、戸開許可ゾーン検出信号eが立ち上がる。かご16が2階に到着する時刻t2にエレベータ運転部23の戸開信号hが立上がり、各ドア24、20が戸開する。その結果、かご16のドア24の戸開検出信号dが立ち上がる。この時刻t2においては、かご16の速度v1は、許容速度vSを下回っているので、走行異常判定部27は走行異常f1を判定しない。
そして、時刻t3にて、戸開指令hの解除(戸開指令hの立ち下がり)、及び運転指示に基づいて、かご16が移動開始すると、かご16の速度v1が上昇開始し、戸開検出信号dが立ち下がる。そして、移動開始直後において、かご16が戸開許可ゾーン28を外れると、戸開許可ゾーン検出信号eが立ち下がる。このように、戸開検出信号dが出力期間中においては、戸開許可ゾーン検出信号eは立ち下がることはないので、走行異常判定部27は走行異常f2を判定しない。
そして、かご16が3階を通過する時刻t4にて、戸開許可ゾーン検出信号eは瞬間立ち上がるが、エレベータ運転部23からドア24に対して開放指令hが出力されることはないので、ドア24は開くことはなく、各走行異常f1、f2を出力しない。
しかし、かご16が4階に到着する時刻t5にて、エレベータ運転部23の戸開指令hが出力され、その結果ドア24,20が戸開し、戸開許可ゾーン検出信号eが立ち上がる。通常の場合、かご16は、時刻t5の手前時刻に規定速度vHからの減速を開始するが、エレベータ運転部23のソフト上のエラーにて、減速開始が遅れた場合は、時刻t5にて、速度v1が許容速度vSを超える。この時刻t5にて、走行異常判定部27が、走行異常f1を判定する。
その結果、走行異常判定部27は、ブレーキ指示部31に対して、ブレーキ信号b2の出力を指示すると共に、電力停止指示部32に対して、電力停止指示gの出力を指示する。よって、電動機10の回転軸11の回転動作が制動され、電動機10に対する電力供給が遮断され、電動機10は停止する。
また、時刻t6にて4階から3階への到達予定時刻t8への移動途中の時刻t7にて、エレベータ運転部23から誤って、ドア24の戸開指令hが出力されると、ドア24、20が実際に戸開するので、戸開検出信号dが立ち上がる。しかしながら、かご16は戸開許可ゾーン28に達していないので、戸開許可ゾーン検出信号eはまだ立ち上がっていない。その結果、戸開検出信号dが出力期間中に戸開許可ゾーン検出信号eが出力されない期間を含むので、この時刻t7にて、走行異常判定部27が走行異常f2を判定する。
よって、走行異常判定部27は、ブレーキ指示部31に対して、ブレーキ装置13へのブレーキ信号b2の出力を指示すると共に、電力停止指示部32に対して、電力停止指示gの出力を指示する。電動機10の回転軸11の回転動作が制動され、電動機10に対する電力供給が遮断され、電動機10は停止する。
このように構成された第1実施形態のエレベータの安全装置においては、たとえ、エレベータ運転部23等のエレベータ制御装置にソフト上のエラーが発生して、ドア24、20が開放された状態においても、このエレベータ制御装置に対して独立した上述した各部によって、かご16の動作を即時に停止できるので、利用客に対する安全性を確保できる。
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態に係わるエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図である。図1に示す第1実施形態のエレベータの安全装置と同一部分には、同一符号を付して、重複部分の詳細説明を省略する。
この第2実施形態のエレベータの安全装置においては、エレベータのかご16には、第1実施形態における加速度計30aに代えて、このかご16の荷重(重量)wを測定する荷重計33が取付けられている。したがって、利用客がかご16に搭乗すると、荷重wが増加する。荷重計33で測定された荷重wは、荷重速度算出部34に送出される。荷重速度算出部34は、この荷重wから、かご16の速度v2を算出する。具体的には、この測定された荷重wは、重力荷重を示しエレベータのかご16の起動時における加速度αに比例する値を示す。換言すれば、測定された荷重w,つまり既に測定されているかご静止時の荷重と今回測定されたかご起動(上昇/下降)後の荷重との変化荷重と加速度αとは比例する関係にある。したがって、この重力−加速度の関係を用いて、荷重(変化荷重)wから加速度を求める。次に、この求めた加速度を、前述したように、時間軸で積分することによって、かご16の速度v2を算出する。荷重速度算出部34は、算出したかご16の速度v2を走行異常判定部27へ送出する。
走行異常判定部27は、第1実施形態の走行異常判定部27と同様に、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、荷重速度算出部34から出力されている速度v2が予め定められている許容速度vSを超えると、エレベータのかご16に走行異常f1が発生したと判定する。さらに、この走行異常判定部27は、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、戸開許可ゾーン検出部29から戸開許可ゾーン検出信号eが出力されていないと、エレベータのかご16に走行異常f2が発生したと判定する。
そして、走行異常判定部27は、上記2つの走行異常f1、f2のうちのいずれか一方の走行異常f1、f2が発生すると、ブレーキ指示部31に対して、ブレーキ装置13へのブレーキ信号b2の出力を指示すると共に、電力停止指示部32に対して、電力停止指示gの出力を指示する。
その結果、前述した第1実施形態のエレベータの安全装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
(第3実施形態)
図4は本発明の第3実施形態のエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図である。図1に示す第1実施形態のエレベータの安全装置と同一部分には、同一符号を付して、重複部分の詳細説明を省略する。
この第3実施形態のエレベータの安全装置においては、エレベータのかご16には第1実施形態における加速度計30a及び第2実施形態における荷重計33は装着されていない。そして、この第3実施形態においては、昇降路18内に設けられた、かご16の上下方向の移動をガイドするガイドレールに沿って、かご16の上下方向の各時刻における位置pを検出する位置検出器35が取付けられている。位置検出器35で検出された例えば0,2秒間隔の各時刻における位置pは、位置速度算出部36へ送出される。位置速度算出部36は、0,2秒間隔で順次入力される各位置pから0,2秒前の位置pを減算して、0.2秒間の移動量を求めて、最終のかご16の現在時点における速度v3を算出して、次の走行異常判定部27へ送出する。
走行異常判定部27は、第1実施形態の走行異常判定部27と同様に、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、位置速度算出部36から出力されている速度v3が予め定められている許容値vSを超えると、エレベータのかご16に走行異常f1が発生したと判定する。さらに、この走行異常判定部27は、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、戸開許可ゾーン検出部29から戸開許可ゾーン検出信号eが出力されていないと、エレベータのかご16に走行異常f2が発生したと判定する。
そして、走行異常判定部27は、上記2つの走行異常f1、f2のうちのいずれか一方の走行異常f1、f2が発生すると、ブレーキ指示部31に対して、ブレーキ装置13へのブレーキ信号b2の出力を指示すると共に、電力停止指示部32に対して、電力停止指示gの出力を指示する。
その結果、前述した第1実施形態のエレベータの安全装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
(第4実施形態)
図5は本発明の第4実施形態のエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図である。図1に示す第1実施形態のエレベータの安全装置、及び図4に示す第3実施形態のエレベータの安全装置と同一部分には、同一符号を付して、重複部分の詳細説明を省略する。
この第4実施形態のエレベータの安全装置においては、かご16内に加速度計30aが取付けられている。この加速度計30aで測定された加速度αは、速度算出部30に送出される。速度算出部30は入力された加速度αを時間積分して速度v1を得て、速度比較部37へ送出する。
さらに、この第4実施形態のエレベータの安全装置においては、かご16の位置を検出する位置検出器35が設けられている。位置検出器35で検出された各時刻における位置pは位置速度算出部36へ送出される。位置速度算出部36は順次入力される各位置pからかご16の現在時点における速度v3を算出して速度比較部37へ送出する。
速度比較部37は、位置速度算出部36で算出された速度v3と速度算出部30で算出された速度v1とを比較して、大きい方の速度v4を選択して走行異常判定部27へ送出する。
走行異常判定部27は、第1実施形態の走行異常判定部27と同様に、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、速度比較部37から出力されている速度v4が予め定められている許容値vSを超えると、エレベータのかご16に走行異常f1が発生したと判定する。さらに、この走行異常判定部27は、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、戸開許可ゾーン検出部29から戸開許可ゾーン検出信号eが出力されていないと、エレベータのかご16に走行異常f2が発生したと判定する。
そして、走行異常判定部27は、上記2つの走行異常f1、f2のうちのいずれか一方の走行異常f1、f2が発生すると、ブレーキ指示部31に対して、ブレーキ装置13へのブレーキ信号b2の出力を指示すると共に、電力停止指示部32に対して、電力停止指示gの出力を指示する。
その結果、前述した第1〜第3実施形態のエレベータの安全装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。さらに、この第4実施形態のドア安全システムにおいては、かご16の実際の速度を検出する手法として、かご位置pを検出する手法と、かご加速度αを検出する手法との2つの手法を採用し、いずれか大きい速度v4を用いて、走行異常の発生を判定している。したがって、かご16の走行異常をより確実に検出して、かご16の移動を止める安全対策が実施されるので、エレベータの利用者の安全性がより一層向上できる。
(第5実施形態)
図6は本発明の第5実施形態のエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図である。図1に示す第1実施形態のエレベータの安全装置、及び図3,図4に示す第2、第3実施形態のエレベータの安全装置と同一部分には、同一符号を付して、重複部分の詳細説明を省略する。
この第5実施形態のエレベータの安全装置においては、エレベータのかご16には、このかご16の荷重(重量)wを測定する荷重計33が取付けられている。荷重計33で測定された荷重wは、荷重速度算出部34へ送出される。荷重速度算出部34は、この荷重wから、前述した手法で、かご16の速度v2を算出して、速度比較部37へ送出する。
さらに、この第5実施形態のエレベータの安全装置においては、かご16の位置を検出する位置検出器35が設けられている。位置検出器35で検出された各時刻における位置pは位置速度算出部36へ送出される。位置速度算出部36は順次入力される各位置pからかご16の現在時点における速度v3を算出して速度比較部37へ送出する。
速度比較部37は、荷重速度算出部34で算出された速度v2と位置速度算出部36で算出された速度v3とを比較して、大きい方の速度v5を選択して走行異常判定部27へ送出する。
走行異常判定部27は、第1実施形態の走行異常判定部27と同様に、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、速度比較部37から出力されている速度v5が予め定められている許容値vSを超えると、エレベータのかご16に走行異常f1が発生したと判定する。さらに、この走行異常判定部27は、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、戸開許可ゾーン検出部29から戸開許可ゾーン検出信号eが出力されていないと、エレベータのかご16に走行異常f2が発生したと判定する。
そして、走行異常判定部27は、上記2つの走行異常f1、f2のうちのいずれか一方の走行異常f1、f2が発生すると、ブレーキ指示部31に対して、ブレーキ装置13へのブレーキ信号b2の出力を指示すると共に、電力停止指示部32に対して、電力停止指示gの出力を指示する。
その結果、前述した第4実施形態のエレベータの安全装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
(第6実施形態)
図7は本発明の第6実施形態のエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図である。図5に示す第4実施形態のエレベータの安全装置と同一部分には、同一符号を付して、重複部分の詳細説明を省略する。
この第6実施形態のエレベータの安全装置においては、図5に示す第4実施形態のエレベータの安全装置における速度比較部27を、速度選択部38に置き換えている。この速度選択部38は、位置速度算出部36で算出された速度v3と速度算出部30で算出された速度v1とを比較して、大きい方の速度v6を選択して走行異常判定部27へ送出する速度比較部27と同一機能を有する。さらに、この速度選択部38は、2つの速度v1、v3のうち、いずれか一方の速度v1、v3のみ検出(算出)された場合は、この検出(算出)された一方の速度v6を走行異常判定部27へ送出する。
走行異常判定部27は、第4実施形態の走行異常判定部27と同様に、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、速度選択部38から出力されている速度v6が予め定められている許容値vSを超えると、エレベータのかご16に走行異常f1が発生したと判定する。さらに、この走行異常判定部27は、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、戸開許可ゾーン検出部29から戸開許可ゾーン検出信号eが出力されていないと、エレベータのかご16に走行異常f2が発生したと判定する。
そして、走行異常判定部27は、上記2つの走行異常f1、f2のうちのいずれか一方の走行異常f1、f2が発生すると、ブレーキ指示部31に対して、ブレーキ装置13へのブレーキ信号b2の出力を指示すると共に、電力停止指示部32に対して、電力停止指示gの出力を指示する。
したがって、前述した第4実施形態のエレベータの安全装置とほぼ同じ作用効果を得ることができる。さらに、かご16の2つの手法で測定する速度v1、v3のうち、いずれか一方の速度v1、v3のみ検出(算出)された場合は、この検出(算出)された一方の速度v6を用いて、走行異常発生の有無を判断しているので、ドア安全システムの信頼性をより一層向上できる。
(第7実施形態)
図8は本発明の第7実施形態のエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図である。図1に示す第1実施形態のエレベータの安全装置と同一部分には、同一符号を付して、重複部分の詳細説明を省略する。
この第7施形態のエレベータの安全装置においては、電動機10に、この電動機10の回転速度rpmを測定する回転速度計39が取付けられている。この回転速度計39で測定される回転速度rpmは、速度変換部40でかご16の上下方向の速度(移動速度)v7に速度変換される。この時の変換係数は、巻上機12の主シーブ14aの外径等にて定まる固定値である。速度変換部40は算出したかご16の速度v7を走行異常判定部27へ送出する。
走行異常判定部27は、第1実施形態の走行異常判定部27と同様に、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、速度変換部40から出力されている速度v7が予め定められている許容値vSを超えると、エレベータのかご16に走行異常f1が発生したと判定する。さらに、この走行異常判定部27は、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、戸開許可ゾーン検出部29から戸開許可ゾーン検出信号eが出力されていないと、エレベータのかご16に走行異常f2が発生したと判定する。
そして、走行異常判定部27は、上記2つの走行異常f1、f2のうちのいずれか一方の走行異常f1、f2が発生すると、ブレーキ指示部31に対して、ブレーキ装置13へのブレーキ信号b2の出力を指示すると共に、電力停止指示部32に対して、電力停止指示gの出力を指示する。
その結果、前述した第1実施形態のエレベータの安全装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
(第8実施形態)
図9は本発明の第8実施形態のエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図である。図1に示す第1実施形態のエレベータの安全装置と同一部分には、同一符号を付して、重複部分の詳細説明を省略する。
この第8施形態のエレベータの安全装置においては、電力変換部3から電動機10に直流電力を供給するための電力線9にこの直流電力の周波数Fを測定するための周波数測定器41が設けられている。周波数測定器41で測定された周波数Fは速度変換部42へ送出される。速度変換部42は、測定された周波数Fを電動機10の極数等を用いて、電動機10の回転数rpmに変換して、この回転数rpmをかご16の速度v8に変換する。速度変換部42は、変換したかご16の速度v8を走行異常判定部27へ送出する。
走行異常判定部27は、第1実施形態の走行異常判定部27と同様に、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、速度変換部42から出力されている速度v8が予め定められている許容値vSを超えると、エレベータのかご16に走行異常f1が発生したと判定する。さらに、この走行異常判定部27は、戸開検出部26から、戸開検出信号dが出力されている期間において、戸開許可ゾーン検出部29から戸開許可ゾーン検出信号eが出力されていないと、エレベータのかご16に走行異常f2が発生したと判定する。
そして、走行異常判定部27は、上記2つの走行異常f1、f2のうちのいずれか一方の走行異常f1、f2が発生すると、ブレーキ指示部31に対して、ブレーキ装置13へのブレーキ信号b2の出力を指示すると共に、電力停止指示部32に対して、電力停止指示gの出力を指示する。
その結果、前述した第1実施形態のエレベータの安全装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。かご16の速度vを求める手段として、加速度計30a、荷重計33、位置検出器35、回転速度計39、周波数測定器41等を単独で、又は組合せで用いたが、その組合せ、組合せる計器の数等は、実施例に限定されるものではなく、任意に設定できる。
本発明の第1実施形態に係わるエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図 同第1実施形態に係わるエレベータの安全装置の動作を示すタイムチャート 本発明の第2実施形態に係わるエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図 本発明の第3実施形態に係わるエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図 本発明の第4実施形態に係わるエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図 本発明の第5実施形態に係わるエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図 本発明の第6実施形態に係わるエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図 本発明の第7実施形態に係わるエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図 本発明の第8実施形態に係わるエレベータの安全装置が組込まれたエレベータの全体構成を示す図
符号の説明
1…交流電源、3…電力変換部、4…整流器、5…平滑コンデンサ、6…インバータ、7…スイッチング素子、8…インバータ駆動部、10…電動機、11…回転軸、12…巻上機、13…ブレーキ装置、14a…主シーブ、15…主ロープ、16…かご、18…昇降路、19…かご呼び登録装置、20,24…ドア、21…乗場呼び登録装置、22…呼び割付部、23…エレベータ運転部、26…戸開検出部、27…走行異常判定部、28…戸開許可ゾーン、29…戸開許可ゾーン検出部、30…速度算出部、30a…加速度計、31…ブレーキ指示部、32…電力停止指示部、33…荷重計、34…荷重速度算出部、35…位置検出器、36…位置速度算出部、37…速度比較部、38…速度選択部、39…回転速度計、40,42…速度変換部、41…周波数測定器

Claims (3)

  1. エレベータ運転部の指示に従って、電力変換部から電力が供給される電動機にてかごを建屋の昇降路内の各階の乗場位置に移動させ、かつ前記かごのドアを戸開するエレベータの安全装置において、
    前記電動機の回転動作を制動するブレーキ装置と、
    前記かごのドアの戸開状態を検出する戸開検出部と、
    前記昇降路内における各階の乗場位置に設定された上下方向の戸開許可ゾーン内に前記かごが存在していることを検出する戸開許可ゾーン検出部と、
    前記かごの速度を算出する速度導出手段と、
    前記エレベータ運転部の指示誤りに基づき、前記ドアの戸開中にかご移動指令を出力し、前記かごの速度が許容値を超えたとき、及び前記ドアの戸開中に前記戸開許可ゾーン検出部がかごを検出していないときに、前記かごの走行異常と判定する走行異常判定部と、
    この走行異常判定部が走行異常を判定したとき、前記ブレーキ装置に対して制動指示を出力するブレーキ指示部とを備え
    前記速度導出手段は、前記かごに取付けられた荷重計と、この荷重計で測定されたかごの静止時の荷重と前記かごの起動後の荷重との変化荷重がエレベータの加速度に比例する関係を利用し、前記かごの変化荷重から加速度を求めた後、この求めた加速度から前記かごの速度を算出する荷重速度算出部とを有することを特徴とするエレベータの安全装置。
  2. エレベータ運転部の指示に従って、電力変換部から電力が供給される電動機にてかごを建屋の昇降路内の各階の乗場位置に移動させ、かつ前記かごのドアを戸開するエレベータの安全装置において、
    前記電動機の回転動作を制動するブレーキ装置と、
    前記かごのドアの戸開状態を検出する戸開検出部と、
    前記昇降路内における各階の乗場位置に設定された上下方向の戸開許可ゾーン内に前記かごが存在していることを検出する戸開許可ゾーン検出部と、
    前記かごの速度を算出する速度導出手段と、
    前記エレベータ運転部の指示誤りに基づき、前記ドアの戸開中にかご移動指令を出力し、前記かごの速度が許容値を超えたとき、及び前記ドアの戸開中に前記戸開許可ゾーン検出部がかごを検出していないときに、前記かごの走行異常と判定する走行異常判定部と、
    この走行異常判定部が走行異常を判定したとき、前記ブレーキ装置に対して制動指示を出力するブレーキ指示部とを備え、
    前記速度導出手段は、前記昇降路内における前記かごの各時刻における位置を順次検出する位置検出器と、この位置検出器で順次検出される各時刻における位置から、前記かごの速度を算出する位置速度算出部と、前記かごに取付けられた荷重計と、この荷重計で測定されたかごの静止時の荷重と前記かごの起動後の荷重との変化荷重がエレベータの加速度に比例する関係を利用し、前記かごの変化荷重から加速度を求めた後、この求めた加速度から前記かごの速度を算出する荷重速度算出部と、前記位置速度算出部で算出された速度と前記荷重速度算出部で算出された速度とを比較して、大きい方の速度を選択する速度比較部とを有することを特徴とするエレベータの安全装置。
  3. 前記走行異常判定部が走行異常を判定したとき、前記電力変換部に対して、前記電動機に対する電力供給の停止を指示する電力停止指示部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの安全装置。
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