JP2003040550A - 機械室レスエレベータ装置 - Google Patents

機械室レスエレベータ装置

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JP2003040550A JP2002158714A JP2002158714A JP2003040550A JP 2003040550 A JP2003040550 A JP 2003040550A JP 2002158714 A JP2002158714 A JP 2002158714A JP 2002158714 A JP2002158714 A JP 2002158714A JP 2003040550 A JP2003040550 A JP 2003040550A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 建物の高さ寸法を有効利用できると共に点検
時に安全なリニアモータ駆動方式エレベータ装置を得
る。 【解決手段】 かご1を釣合いおもり2の対向面側下部
をロープで吊り、吊り車25,26をかご1の投影面よ
り釣合いおもり2側の昇降路上部に配置してかご1の頂
部隙間寸法を小さくし、更に吊り車をレールの中心線に
対して90度未満の角度をつけ配置して昇降路寸法を小
さくし又かご1の偏加重対策を施した。通常運転時はか
ご1と釣合いおもり2が対向する空間部FGに収納さ
れ、点検時にかご1の昇降部を塞ぎ最上階とほぼ一致す
る位置EFに倒して使用される点検足場53を設け、安
全対策として該点検足場53が定位置FGにないことを
検出するセンサーを設けるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機械室レスエレ
ベータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の巻上げ式のエレベータに対
して巻上げ機が不要なため屋上に機械室を設ける必要が
なく(機械室レス)、建物の高さを有効に活用できる機
械室レスエレベータ装置、例えば特開昭57−1215
68号や特開平4−55278号に示されるものが提案
されている。図13は従来の機械室レスエレベータ装置
の全体を示す説明図である。図13(a)は従来の機械
室レスエレベータ装置を昇降路の上部から見た平面図で
あり、図13(b)は上記エレベータ装置の側面図、図
13(c)は上記エレベータ装置の釣合おもりの正面図
である。図14(a)は特開平4−55278号公報に
示された機械室レスエレベータ装置の平面図、図14
(b)は上記エレベータ装置の側面図である。図15
(a)は特開昭57−121568号公報に示されたエ
レベータ装置の概念を適用した機械室レスエレベータ装
置の平面図、図15(b)は上記エレベータ装置の側面
図である。図16は図14及び図15のエレベータ装置
の釣合おもりの正面図である。図中、1はかご、2は釣
合おもり、釣合おもり2にはリニアモータの電機子3が
配設されている。リニアモータの電機子3は二次導体4
と係合して推力を発生して釣合おもり2を昇降する。リ
ニアモータの電機子3はリニアモータの二次導体4の両
面に対向して配置されており、このリニアモータの方式
を両側式リニアモータという。かご1と釣合おもり2は
吊り車5,6を介してロープ7の両端で結合されている
ので、かご1は釣合おもり2の昇降に伴って昇降する。
8は昇降路壁であり、釣合おもり用レール10及びかご
用レール11が昇降路壁8に固定されている。9は昇降
路の天井、100はかごの出入口である。
【0003】図15に示す機械室レスエレベータ装置
は、かご1の底部に釣合おもり2に対向して設けられた
ロープ固定板101にロープ7が固定され、かご1の釣
合おもり2に対向する面側の昇降路上部に設置された吊
り車5を介して、かご1と釣合おもり2はロープ7の両
端で結合された例である。
【0004】次に動作について説明する。リニアモータ
の電機子3に三相交流電流を流すと、直進磁界が発生
し、リニアモータの電機子3と係合する二次導体4に渦
電流を生じ推力が発生する。この推力により釣合おもり
2は昇降し、釣合おもり2と吊り車5,6を介してロー
プ7に固定されたかご1も昇降する。
【0005】上述した機械室レスエレベータ装置は釣合
おもり2に組み込まれたリニアモータにより昇降できる
ので、従来の巻上げ機方式のエレベータ装置のように昇
降路の上に巻上げ機を設置することが不要となる。した
がって、建物の屋上に機械室を設ける必要がなくなり、
建物の高さ制限がある場合に、階床を有効に使用できる
利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の機械室レスエレ
ベータ装置は以上のように構成されていたので次のよう
な問題点があった。かご1と昇降路の天井9の間の空間
は、保守や据え付けのときにかご上に乗った場合にかご
が上へ行きすぎても建物の天井や障害物で頭を打たない
だけのスペースは確保されなければならない。この寸法
を頂部隙間安全寸法TC0と呼ぶ。かご1の天井と昇降
路の天井9との間の空間である頂部隙間寸法TC2は、
建物にとっては無駄な空間であるから極力小さいことが
望まれている。図14に示す機械室レスエレベータ装置
の構成では、吊り車5,6がかご1の上に位置している
のでかご1の天井から吊り車5までの寸法TC1が頂部
隙間安全寸法となる。すなわち、TC1=TC0である
ので、昇降路の天井9は吊り車5のさらに上部に位置す
るのでTC1とTC2の差分だけ無駄な空間が増えるこ
とになる。また、この方式は一般に吊り車が2個必要で
あり、コスト高となる。
【0007】図15に示す機械室レスエレベータ装置の
構成は、頂部隙間の無駄な空間を少なくしたものであ
る。すなわち、かご1をかごの上部中心で吊らずに、釣
合おもり2と対向するかご1の側面下部にロープ固定板
を設けここから吊る方式である。このようにすることに
より吊り車5はかご1の投影面の外に設置できるので、
かご上の人間は吊り車5に頭を打つことがなくなりTC
1を小さくできる。このときの頂部隙間寸法はTC2と
なる。すなわち、TC0=TC2となるので昇降路の天
井9を図14に示すTC1まで低くできる。また、吊り
車も一個となりコスト的にも利点がある。しかしながら
次の問題がある。
【0008】図14(b)に示すA1寸法と図15
(b)に示すA2寸法を比較すると、ほぼ吊り車5の径
Dの分A2寸法が大きくなる。この吊り車5の径Dは、
ロープの径dとの比D/dはロープの寿命などの観点か
ら決められるので吊り車5の径を所定値以上に小さくす
ることはできない。よって実際の寸法はA1<A2とな
るので図14(a)に示す昇降路寸法A0が大きくな
り、建物内の有効利用面積が減るので問題である。
【0009】また、機械室レスエレベータ装置は、頂部
隙間寸法を少なくして、建物の高さ寸法を有効に使用す
る観点から、エレベータ装置の据付け及び保守時に安全
策を施すことにより、頂部隙間安全寸法TC0そのもの
を少なくして極限まで頂部隙間寸法を少なくすることが
求められている。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、頂部隙間寸法TC2を少なくし
て建物の高さ寸法を有効に使用し、また、頂部隙間安全
寸法TC0が基準値以下となっても安全に作業ができ、
さらに、安価な機械室レスエレベータ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明における機械室
レスエレベータ装置は、昇降路内を昇降するかごおよび
釣合おもりと、前記昇降路内に設置され、前記釣合おも
りをガイドする釣合おもり用レールと、前記昇降路内に
設置され、前記かごをガイドするかご用レールと、前記
かごおよび前記釣合おもりを吊るロープと、前記昇降路
内に設けられ、前記かごから前記釣合おもりに至るロー
プ部分が巻き掛けられる巻掛手段と、通常運転時は収納
され、点検時に足場を形成する点検足場とを有するもの
である。
【0012】また、前記点検足場の収納を検出する検出
手段を有し、当該検出手段の検出結果に基づいて運転を
制御するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態を図について説明する。図1(a)はこの
発明の一実施の形態の機械室レスエレベータ装置の平面
図である。図1(b)は図1(a)の側面図である。図
中、図13と同一符号は同一又は相当部分を示す。図に
おいて、101はかご1の下部に取り付けたロープ固定
板で、このロープ固定板101にロープ7の一端を固定
してある。吊り車5を介してロープ7の他端を釣合おも
り2に固定する。釣合おもり2に搭載するリニアモータ
の電機子3は図のように釣合おもりの片側にのみ設置し
てある。このように構成することにより、吊り車5は昇
降路8の上部のかご1の外側で釣合おもり2側に設置さ
れ、また、釣合おもり2のリニアモータの電機子3を搭
載しない端側の頂部にロープ7を固定することができる
ようになるので、吊り車5をかご1と釣合おもり2を結
ぶ中心線L1に対して角度θを大きく取って設置するこ
とができる。このように構成することによりA3寸法を
図15(b)のA2寸法より低減することができる。1
0は釣合おもり用のレールである。また、吊り車5は昇
降路8の上部のかご1の釣合おもり2側の外側に設置さ
れているので、人がかご1の天井に乗って作業をしても
吊り車5に頭をぶつけることがなく、頂部安全隙間TC
0=頂部隙間TC2とすることができるので、建物の高
さ寸法を有効に活用することができる。ここでは、リニ
アモータの電機子3を釣合おもり2の片側に設置した場
合について説明したが、図18(a)に示すリニアモー
タの電機子3が釣合おもり2の両側に設置した場合は角
度θを大きく取ることができないが、スペース的に許容
される範囲で角度θを取ることによりA3寸法をA2寸
法より低減することができる。
【0014】実施の形態2.図2、図3はこの発明の他
の実施の形態を示す説明図である。図中、図16と同一
符号は同一又は相当部分を示す。図において、101は
かご1の下部に取り付けたロープ固定板で、この一対の
ロープ固定板101に一対のロープ7の各々の一端を固
定してある。吊り車25,26を介して一対のロープ7
の各々の他端が釣合おもり2の各々のロープ固定部10
2に固定されている。このロープ固定板101とロープ
固定部102は昇降中に互いに干渉しないように取り付
けられている。吊り車25,26は昇降路の天井9より
低い位置に取付部材27によりレール10の中心線に平
行に取り付けられ、かご1が昇降路中にぶつからない部
分で、かご1が最上階に達した時にかご1の天井部と同
一か又は低い部位に設置するようにしている。図3はこ
の 実施の形態においてかご1が最上階に達した時の状
態を示し、19は最上階の建屋側の扉、20はかご1の
中の乗客である。この場合かご1が最上階にある時は吊
り車25,26はかご1の天井よりも低い位置にあるの
で、頂部隙間TC2を最小にすることが可能であり、建
物の高さを極限まで有効に利用することができる。
【0015】実施の形態3.図4は実施の形態2におけ
る釣合おもり2に搭載するリニアモータの電機子3の釣
合おもり2への搭載の仕方の他の態様を示している。図
において、釣合おもり2の中央部に搭載されたリニアモ
ータの電機子3はかご1と釣合おもり2の対向面に垂直
方向に搭載され、二次導体4もリニアモータの電機子3
と係合するように同一方向に配設されている。実施の形
態2と同様に、一対のロープ固定板101に一対のロー
プ7の各々の一端を固定してあり、吊り車25,26を
介して一対のロープ7の各々の他端を釣合おもり2の各
々のロープ固定部102に固定されている。また、この
ロープ固定板101とロープ固定部102は昇降中に互
いに干渉しないように取り付けられ、かご1が最上階の
乗り場に達した時の吊り車25,26とかご1との状態
は図3と同様である。この実施の形態では釣合おもり2
の中央部に搭載されたリニアモータの電機子3はかご1
と釣合おもり2の対向面に垂直方向に搭載したので、釣
合おもり2の厚み寸法Dを図2に示した釣合おもりより
も小さくすることができる。
【0016】実施の形態4.本発明の機械室レスエレベ
ータ装置では図1〜図4に示すように、かご1はかご1
の片側の底部に設けられたロープ固定板101の固定さ
れたロープ7により吊られているので、かご1には図5
に示すモーメントF1が加わる。 このため、かご1は
かご用レール11に沿って昇降するようにローラ30
A,30B,30C,30Dによりガイドされているの
で、モーメントF1がかご用レール11とローラ30B
の間に加わり、昇降音を発生させたりローラの摩耗を早
めたりする等の問題がある。図5はこの対策の一実施の
形態を示すものである。図において、ロープ31は、か
ご1のロープ固定板101は設けてある反対側の上部に
固定され吊り車31を介して釣合おもり2に固定された
スプリング33に係合されている。スプリング33は一
定の張力をロープ31に与えているので、ロープ31は
モーメントF1を打ち消す方向にモーメントF2を発生
し、かご用レール11とローラ30Bの間に加わる力を
弱め、昇降音及びローラの摩耗を抑制する。
【0017】実施の形態5.また、本実施の形態は上述
のモーメントF1に対する対策の他の態様を示すもので
ある。図6は、従来のかご用レール11とかご1側に取
り付けられているローラレールの関係をかご1の上方か
ら見た平面図である。図において、37,38,39,
40は、バネを介してかご1に取り付けられ、レール1
1と係合してかご1のX軸方向を支えるローラ、41,
42は、バネを介してかご1に取り付けられ、レール1
1と係合してかご1のY軸方向を支えるローラである。
かご1はロープ固定板101によりロープ7により吊り
下げられているので上述のモーメントのF1/2がかご
用レール11と各々のローラ37,39の間に作用す
る。図7はこの発明のかご用レール11とかご1側に取
り付けられているローラとレールの関係をかご1の上方
から見た平面図である。図において、43,44はかご
用レール11に対向してかご1を取り付けられ上述のモ
ーメントのF1/2と反対方向の力F3/2を発生する
電磁石である。図8は図7の側面図であり、電磁石43
はかご1の上部に取り付けられモーメントF1に対して
力F3が効率よく働くようになっている。これら電磁石
43,44の力F3がモーメントF1を打ち消す方向に
作用するので、かご用レール11とローラ37,39の
間に加わる力を弱め、昇降音及びローラの摩耗を抑制す
る。
【0018】実施の形態6.実施の形態1,2及び3に
示した構成の機械室レスエレベータ装置は、吊り車5,
25,26等の部材が昇降中のかご1と干渉することが
ないので、かご1が昇降路の天井9の直下まで昇ること
ができる。しかしながら、建物の高さを有効に利用でき
る反面、頂部安全寸法TC0が減少するので、据付け及
び保守時に安全に作業ができるようにすることが必要と
なる。この発明の機械室レスエレベータ装置の実施の形
態は頂部安全寸法TC0の減少対策として作業者がかご
1の上に乗らずに安全に点検作業ができるようにしたも
のである。図9はこの発明の機械室レスエレベータ装置
の側面図であり、最上階に停止している状態を示してい
る。図において、21はかご1に設けた点検開口部であ
り、通常運転時は施錠された扉により閉じられている。
点検作業時は扉を開き点検開口部21Aより吊り車2
5,26の点検を行う、吊り車25,26の近傍にはか
ご1の昇降を止めるブレーキ装置(図示せず)が係合さ
れる場合もあるので、この場合はブレーキ装置の点検も
できる。また、かご1の位置を下げて釣合おもり2と同
じ高さに止めることにより、釣合おもり2に配置された
リニアモータの電機子3及びブレーキ装置13等の点検
も可能である。
【0019】また、図10はこの発明の機械室レスエレ
ベータ装置の他の態様を示す側面図であり、最上階に停
止している状態を示している。図において、21Aは釣
合おもり2と対向する昇降路壁の建屋側に設けた点検開
口部である。点検開口部21Aは通常運転時は施錠され
た扉により閉じられており、点検作業時は、作業者20
Bは扉を開き点検開口部21Aより吊り車25,26及
び吊り車25,26の付属機器の点検を行うことができ
る。
【0020】実施の形態7.実施の形態6はかご1の上
部に乗らないで行う点検作業の例について説明したが、
作業内容によってはかご1の上部に乗ることが必要な場
合がある。この場合は、かご1が最上階にあるときの頂
部安全寸法TC0が減少しているために、かご1の上で
作業中の作業者が昇降路の天井に頭を打つ危険があるた
め、この危険防止対策が必要となる。この発明の機械室
レスエレベータ装置の実施の形態は頂部安全寸法TC0
の減少対策としてかご1の上で作業中の作業者が安全に
点検作業ができるようにしたものである。図11はこの
発明の機械室レスエレベータ装置の側面図であり、作業
者が最上階部に設けられた機器の点検を行っている状態
を示している。図において、57はかご1の上部で作業
中の作業者を検出する人体検出センサーの発光装置であ
り、発光装置50の光を受光して信号を出力する受光装
置51により構成されている。かご1の上で作業者が作
業中の場合は発光装置50が発する光りを作業者がさえ
ぎるので受光装置51は図示しないリニアモータ駆動装
置の制御装置への出力信号を停止するので、前記制御装
置は、かご1が所定の頂部安全寸法TC0を確保するよ
うにかご1の昇降を制御したり、又は所定速度以下の保
守速度でしか運転できないような制御を行う。
【0021】また、52は昇降路の底部に着脱自在に立
設された点検用ストッパーである。点検用ストッパー5
2は保守時に昇降路の底部に立設され、釣合おもり2の
下部と係合してかご1が所定の頂部安全寸法TC0以下
となる位置に上昇することを阻止する。このように構成
することにより、人体検出センサー57又は点検用スト
ッパー52により所定の頂部安全寸法TC0が確保され
るので作業者は安全にかご1の上部で作業をすることが
できる。
【0022】実施の形態8.図12は最上階付近での点
検作業の安全対策の他の実施の形態を示す機械室レスエ
レベータ装置の説明図である。図において、53は通常
運転時はかご1と釣合おもり2が対向する空間部FGに
収納され、点検時はかご1の昇降部を塞ぎ最上階床とほ
ぼ一致する位置EFに倒して使用されるように昇降路内
にF部で軸支された点検足場である。点検足場53は、
先端部がワイヤー54に結ばれ、ワイヤー54はローラ
56を介して建屋側から作動できるように手巻ハンドル
55に結ばれており、手巻ハンドル55を回すとFGの
位置からEFの位置に倒れ逆方向に回すとEFの位置か
らFGの位置にもどるようになっている。また、点検足
場53が定位置FGにないことを検出するセンサー(図
示せず)を設けることにより、エレベータ装置の誤操作
によりかご1が点検足場53に暴走することを防止する
ことができる。このように構成することにより、点検足
場53がEFの位置にある時に作業者20Cは建屋側扉
19から点検足場53上に乗り移り安全に作業ができ
る。
【0023】
【発明の効果】この発明における機械室レスエレベータ
装置は、通常運転時は収納され、点検時に足場を形成す
る点検足場とを有するため、点検足場の上で安全に昇降
路内の機器の点検を行うことができるとともに、通常運
転時には収納されるため、昇降路の空間を有効利用する
ことができる。
【0024】また、点検足場の収納を検出する検出手段
を有し、当該検出手段の検出結果に基づいて運転を制御
するため、点検足場を用いた昇降路内の機器の点検作業
の安全性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態による吊り車をレール
の中心線に対して90度未満の角度を付けて設けた機械
室レスエレベータ装置の説明図である。
【図2】この発明の一実施の形態による吊り車をレール
の中心線に対して平行に設けた機械室レスエレベータ装
置の説明図である。
【図3】この発明の一実施の形態による吊り車をレール
の中心線に対して平行に設け、かごが最上階にある状態
の機械室レスエレベータ装置の説明図である。
【図4】この発明の一実施の形態によるリニアモータの
電機子を釣合おもりの中心に設けた機械室レスエレベー
タ装置の説明図である。
【図5】この発明の一実施の形態によるローラに加わる
モーメントをロープにより是正する機械室レスエレベー
タ装置の説明図である。
【図6】従来のかご用レールとかごに設けられたローラ
の関係を示す機械室レスエレベータ装置の平面図であ
る。
【図7】この発明の一実施の形態によるローラに加わる
モーメントを電磁石により是正する機械室レスエレベー
タ装置の平面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】この発明の一実施の形態によるかごに点検開口
部を設けた機械室レスエレベータ装置の説明図である。
【図10】この発明の一実施の形態による昇降路の建屋
側に点検開口部を設けた機械室レスエレベータ装置の説
明図である。
【図11】この発明の一実施の形態による人体検出セン
サー及び点検用ストッパーにより安全対策を施した機械
室レスエレベータ装置の説明図である。
【図12】この発明の一実施の形態による点検足場を設
けた機械室レスエレベータ装置の説明図である。
【図13】従来の機械室レスエレベータ装置の構成図で
ある。
【図14】従来の吊り車を2個設けた機械室レスエレベ
ータ装置の説明図である。
【図15】従来の吊り車を1個設けた機械室レスエレベ
ータ装置の説明図である。
【図16】図14,15の釣合おもりの正面図である。
【符号の説明】
1 かご、2 釣合おもり、3 リニアモータの電機
子、4 リニアモータの二次導体、5,6,25,26
吊り車、7,31 ロープ、8 昇降路壁、9昇降路
の天井、10 釣合おもり用レール、11 かご用レー
ル、21,21A 点検開口部、42,43 電磁石、
52 点検用ストッパー、53 点検足場、57 人体
検出センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田 和彦 稲沢市菱町1番地 三菱電機株式会社稲沢 製作所内 Fターム(参考) 3F301 BA16 BB01 CA13 3F304 BA02 BA22 CA18 DA08 EB02 3F305 BA02 BB02 BB19 BC18 DA21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内を昇降するかごおよび釣合おも
    りと、前記昇降路内に設置され、前記釣合おもりをガイ
    ドする釣合おもり用レールと、前記昇降路内に設置さ
    れ、前記かごをガイドするかご用レールと、前記かごお
    よび前記釣合おもりを吊るロープと、前記昇降路内に設
    けられ、前記かごから前記釣合おもりに至るロープ部分
    が巻き掛けられる巻掛手段と、通常運転時は収納され、
    点検時に足場を形成する点検足場とを有することを特徴
    とする機械室レスエレベータ装置。
  2. 【請求項2】 前記点検足場の収納を検出する検出手段
    を有し、当該検出手段の検出結果に基づいて運転を制御
    することを特徴とする請求項1記載の機械室レスエレベ
    ータ装置。
JP2002158714A 2002-05-31 2002-05-31 機械室レスエレベータ装置 Expired - Lifetime JP3528840B2 (ja)

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