JP3949447B2 - エレベータの主索振れ抑制装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、かごを吊り下げる主索の振れを抑制するエレベータの主索振れ抑制装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、かごの加減速、いたずらによるかご揺すり、又は地震による建物の上下振動等によって、かごを吊り下げる主索に作用する張力が変動すると、主索は上下方向に振動するとともに、水平方向にも変位する。このような主索の水平方向への変位、即ち振れは、建物の高さが高くなり、揚程が長くなるほど大きくなる。特に、かごが最下階付近に位置するときには、かごからその上方へ延びる主索の長さが長くなり、主索の振れは昇降路平面の全域に亘る恐れがある。
【0003】
このように、主索に振れが生じると、例えばガイドレール、乗場ドア装置及びかご制御用の各種のスイッチ等の昇降路機器に主索が干渉し、昇降路機器や主索が損傷する。これに対し、例えば特開平4−286586号公報には、巻上機に送られる加速度指令値と実際のかごの加速度値との偏差値から、主索の張力変化を抑制する補正値を演算して巻上機のモータを制御し、これによりかごの走行中に生じる主索の振れを抑制する方法が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の主索の振れ抑制方法においては、かごの速度制御と主索の張力変化を抑制する補正制御とを重畳させることにより、モータのトルク制御をかごの走行中に行うので、制御がかなり複雑であり、またモータに大電流を供給する必要があるような加減速時には、十分な効果が得られなかった。さらに、主索の振れはかご停止中にも生じるが、従来の抑制方法では、かごの停止中の主索の振れを抑制することができなかった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、かご停止中であっても主索の振れを抑制することができるエレベータの主索振れ抑制装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータの主索振れ抑制装置は、主索と、この主索により吊り下げられているかごと、主索を介してかごを昇降させる駆動装置とを備えたエレベータに設けられ、主索の振れを抑制するものであって、主索の張力変化を検出する張力検出装置、張力検出装置からの情報に基づいて、張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める張力制御装置、及び主索の端部を巻き取る調整用綱車と、張力制御信号に基づいて調整用綱車を回転させるモータとを有する張力調整装置を備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータの主索振れ抑制装置を示す構成図である。また、図1に示すエレベータのローピング方式は、2:1ローピング方式である。
【0014】
図において、昇降路1の上部には、駆動装置2が配置されている。駆動装置2は、モータ3及び駆動シーブ4を有している。駆動シーブ4には、主索5が巻き掛けられている。主索5の一端部は、昇降路1の上部に設けられたかご側綱止め部6に接続されている。主索5の他端部は、昇降路1の上部に設けられた釣合重り側綱止め部7に接続されている。
【0015】
主索5の駆動シーブ4とかご側綱止め部6との間には、かご8が吊り下げられている。かご8の下部には、主索5が巻き掛けられる一対のかご吊り車9が設けられている。主索5の駆動シーブ4と釣合重り側綱止め部7との間には、釣合重り10が吊り下げられている。釣合重り10の上部には、主索5が巻き掛けられる釣合重り吊り車11が設けられている。かご吊り車9及び釣合重り吊り車11は、かご8及び釣合重り10の昇降時に動滑車として機能する。
【0016】
かご8の上部には、電磁波を反射する反射部12が設けられている。昇降路1の上部には、反射部12へ向けて電磁波を出射するとともに、反射部12で反射された電磁波を受ける投光・受光部13が設けられている。電磁波としては、例えばレーザ光又はミリ波等が使用される。
【0017】
張力検出装置としての変位計14は、反射部12及び投光・受光部13を有している。また、変位計14は、投光・受光部13から出射された電磁波が反射部12で反射されて戻るまでの時間からかご8までの距離を計測し、主索5の張力変化を検出する。
【0018】
変位計14からの検出信号は、張力制御装置15に送られる。張力制御装置15は、変位計14で検出された張力変化の大きさと周波数とに基づいて、張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める。かご側綱止め部6には、主索5の一端部を変位させる張力調整装置16が設けられている。張力調整装置16は、張力制御装置15からの張力制御信号に基づいて主索5の一端部を上下方向へ変位させることにより、張力変化を抑制するように主索5の張力を調整する。実施の形態1による主索振れ抑制装置は、変位計14、張力制御装置15及び張力調整装置16を有している。
【0019】
このような主索振れ抑制装置では、主索5に振れが生じ、主索5の張力変化が変位計14を介して検出されると、その張力変化を打ち消すように主索5の一端部が上下方向へ変位される。これにより、主索5の上下方向への振動及び水平方向への振れが抑制される。従って、かご8の昇降中であっても、かご8の停止中であっても、主索5の振れを抑制することができる。また、駆動装置2の運転制御とは別系統で張力変化が抑制されるので、制御が容易である。
【0020】
なお、張力調整装置16の具体的な構成は特に限定されるものではなく、例えばかご側綱止め部6をリニアモータにより上下動させるものであってもよい。また、回転モータの駆動力を直線運動に変換してかご側綱止め部6を上下動させてもよい。さらに、主索5の張力変化に対応できれば、油圧シリンダやエアシリンダによりかご側綱止め部6を上下動させてもよい。
【0021】
また、張力調整装置16として、電気信号により粘性が変化する電気誘導流体(電気誘電性流体)(例えば特開2000−255938号公報参照)を用い、かご側綱止め部6のばねの剛性を能動的に変化させることにより、主索の端部を実質的に上下動させ、張力変化を抑制する装置を適用してもよい。
【0022】
さらに、主索の一端部を巻き取る調整用綱車と、この調整用綱車を回転させるモータとを有する張力調整装置を用いてもよい。この場合、調整用綱車に主索を巻き取ったり、調整用綱車から主索を送り出したりすることにより、主索の実質的な端部が上下動されるかたちとなり、主索の振れが抑制される。
【0023】
さらにまた、上記の例では2:1ローピング方式のエレベータについて示したが、1:1ローピング方式のエレベータにも同様の主索振れ抑制装置を適用することができる。この場合、主索の端末はかごに接続されるので、主索振れ抑制装置は、かごに搭載される。
【0024】
また、上記の例では、かご側綱止め部6のみに張力調整装置16を設けたが、釣合重り側綱止め部7に設けてもよい。
さらに、上記の例ではかご8に反射部12を、昇降路1の上部に投光・受光部13をそれぞれ配置したが、逆であってもよい。
【0025】
実施の形態2.
次に、図2はこの発明の実施の形態2によるエレベータの主索振れ抑制装置を示す構成図である。また、図2に示すエレベータのローピング方式は、1:1ローピング方式である。図において、昇降路1の上部には、機械室21が設けられている。機械室21内には、機械台22が設置されている。機械台22上には、駆動装置23が搭載されている。駆動装置23は、モータ24及び駆動シーブ25を有している。
【0026】
機械室21内には、そらせ車26が設けられている。駆動シーブ25及びそらせ車26には、主索27が巻き掛けられている。主索27の一端部には、かご8が吊り下げられている。主索27の他端部には、釣合重り10が吊り下げられている。
【0027】
かご8には、張力検出装置としての加速度計28が搭載されている。加速度計28は、かご8の上下振動を計測することにより、主索27の張力変化を検出する。加速度計28からの検出信号は、張力制御装置29に送られる。張力制御装置29は、加速度計28で検出された加速度に基づいて、主索27の張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める。
【0028】
機械台22と駆動装置23との間には、駆動装置23を上下方向へ変位させる張力調整装置30が設けられている。張力調整装置30は、張力制御装置29からの張力制御信号に基づいて駆動装置23を上下方向へ変位させることにより、張力変化を抑制するように主索27の張力を調整する。実施の形態2による主索振れ抑制装置は、加速度計28、張力制御装置29及び張力調整装置30を有している。
【0029】
このような主索振れ抑制装置では、主索27に振れが生じ、主索27の張力変化が加速度計28を介して検出されると、その張力変化を打ち消すように駆動装置23が上下方向へ変位される。これにより、主索27の上下方向への振動及び水平方向への振れが抑制される。従って、かご8の昇降中であっても、かご8の停止中であっても、主索27の振れを抑制することができる。また、駆動装置23の運転制御とは別系統で張力変化が抑制されるので、制御が容易である。
【0030】
実施の形態3.
次に、図3はこの発明の実施の形態3によるエレベータの主索振れ抑制装置を示す構成図である。図において、昇降路1の上部には、かご側返し車31及び釣合重り側返し車(図示せず)が設けられている。かご8及び釣合重り(図示せず)を昇降させる駆動装置(図示せず)は、昇降路1の下部に配置されている。
【0031】
主索32は、かご吊り車9、かご側返し車31、駆動装置の駆動シーブ(図示せず)、釣合重り側返し車及び釣合重り吊り車(図示せず)の順に巻き掛けられている。昇降路1内には、主索32に接して回転される押付ローラ33が設けられている。押付ローラ33は、所定の押圧力で主索32に押し付けられており、主索32の張力変化に応じて水平方向へ変位される。
【0032】
また、昇降路1内には、主索32に接して回転される一対の回転ローラ34が上下方向に互いに間隔をおいて設けられている。一対の回転ローラ34は、押付ローラ33の上方及び下方で主索32を受け、押付ローラ33の押圧による主索32の軌道の変化を防いでいる。実施の形態3による張力検出装置35は、押付ローラ33及び回転ローラ34を有しており、押付ローラ33の水平方向への変位により主索32の張力変化を検出する。
【0033】
張力検出装置35からの検出信号は、張力制御装置36に送られる。張力制御装置36は、張力検出装置35からの信号に基づいて、主索32の張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める。かご側返し車31には、張力調整装置としての回転力付与装置37が接続されている。回転力付与装置37は、必要に応じてかご側返し車31に回転力を与える。
【0034】
また、回転力付与装置37は、張力制御装置36からの張力制御信号に基づいてかご側返し車31を回転させることにより、張力変化を抑制するように主索32の張力を調整する。実施の形態3による主索振れ抑制装置は、張力検出装置35、張力制御装置36及び回転力付与装置37を有している。
【0035】
このような主索振れ抑制装置では、主索32に振れが生じ、主索32の張力変化が張力検出装置35により検出されると、その張力変化を打ち消すようにかご側返し車31に回転力が与えられる。これにより、主索32の上下方向への振動及び水平方向への振れが抑制される。従って、かご8の昇降中であっても、かご8の停止中であっても、主索32の振れを抑制することができる。また、駆動装置の運転制御とは別系統で張力変化が抑制されるので、制御が容易である。
【0036】
なお、上記の例では、かご側返し車31に回転力を付与したが、釣合重り側返し車に回転力を付与してもよい。
【0037】
実施の形態4.
また、実施の形態3では、かご側返し車31に回転力を付与したが、例えば図4に示すように、かご側返し車31又は釣合重り側返し車を上下方向へ変位させる返し車変位装置38を張力調整装置として用いてもよい。
【0038】
実施の形態5.
次に、図5はこの発明の実施の形態5によるエレベータの主索振れ抑制装置を示す構成図である。図において、機械台22と駆動装置24との間には、張力検出装置としての荷重計41が設けられている。荷重計41は、かご8の停止中に、駆動装置24にかかる荷重変化を検出することにより、主索27の張力変化を検出する。
【0039】
荷重計41からの張力検出信号は、張力制御装置42に出力される。張力制御装置42は、かご8の停止中に、荷重計41で検出された張力変化の大きさと周波数とに基づいて、張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める。また、張力制御装置42からの張力制御信号は、駆動装置23に出力される。駆動装置23では、張力制御信号に基づいて、張力変化を抑制するように主索27の張力が調整される。
【0040】
エレベータにおいては、かご8が停止しているときでも、地震により建物が振動した場合や、いたずらによりかご8が揺らされた場合などには、主索27の張力が変動する。これにより、主索27は、上下に振動するとともに、図の2点鎖線のようにある周期と振巾を持って水平方向へも変位する。
【0041】
このとき、張力の変動が大きいほど、主索27の水平方向への振動の振巾が大きくなる。従って、主索27の張力変化を検出することにより、主索27の水平方向への振動も検出することができる。主索27の張力を検出する方法は種々挙げられるが、実施の形態5では、荷重計41を用いて検出する。
【0042】
荷重計41には、駆動装置23自身の重量と主索27の張力とが加算された力がかかるが、駆動装置23の重量は変化しないので、検出出力の変動分が主索27の張力変化となる。主索27の張力変化の振巾と周期とが張力制御装置42に入力されると、例えばかご8の上下振動波形が演算され、この波形でモータ24が駆動され、駆動シーブ25を介して主索27が加振される。これにより、主索27に生じていた張力振動は抑制され、主索27の振れが大巾に抑制される。
【0043】
また、かご8の停止中に主索27の水平振動が抑制されるので、走行開始後、主索27の長さの変動により主索27の振巾が増大することはなく、また振動を抑えるための制御力を増加させる必要もない。
【0044】
実施の形態6.
なお、実施の形態5では、張力検出装置として荷重計41を用いたが、例えば図6に示すように、実施の形態1と同様の変位計14や加速度計28を用いて、かご8の停止中の主索27の張力変化を検出してもよい。
【0045】
このように、上記の実施の形態1〜6で示した張力検出装置及び張力調整装置の組み合わせは、選択的に種々変更することが可能である。実施の形態5、6は、かご8の停止中に限定して主索27の振れを抑制するものであるが、実施の形態1〜4では、かごの停止中も走行中も主索の振れを抑制することができる。かごの走行中であれば、駆動装置(巻上機)に設けられたエンコーダの出力や、駆動装置のトルク電流からも、主索の張力変化を検出することができる。
【0046】
また、上記の他に、例えばかごに設置されかご内荷重を検出する秤装置や、綱止め部のばねの圧縮量を検出する変位計等を張力検出装置として使用することができる。
【0047】
さらに、張力検出装置としての荷重計を用いる場合、主索端部の荷重を検出することによっても、主索の張力変化を検出することができる。即ち、検出する量である変位、加速度及び荷重は、かご、主索の端部及び駆動装置のどの位置を選んでも等価的に検出することができ、その検出結果から主索の張力変化を求めることができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のエレベータの主索振れ抑制装置は、主索の張力変化を検出する張力検出装置、張力検出装置からの情報に基づいて、張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める張力制御装置、及び張力制御信号に基づいて主索の端部を変位させることにより、張力変化を抑制するように主索の張力を調整する張力調整装置を備えたので、かごの走行中であっても停止中であっても主索の振れを抑制することができ、また駆動装置の運転制御とは別系統で張力変化を抑制し、制御を容易に行うことができる。
【0049】
また、主索の張力変化を検出する張力検出装置、張力検出装置からの情報に基づいて、張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める張力制御装置、及び張力制御信号に基づいて駆動装置を上下方向へ変位させることにより、張力変化を抑制するように主索の張力を調整する張力調整装置を備えたので、かごの走行中であっても停止中であっても主索の振れを抑制することができ、また駆動装置の運転制御とは別系統で張力変化を抑制し、制御を容易に行うことができる。
【0050】
さらに、主索の張力変化を検出する張力検出装置、張力検出装置からの情報に基づいて、張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める張力制御装置、及び張力制御信号に基づいて返し車に回転力を付与することにより、張力変化を抑制するように主索の張力を調整する張力調整装置を備えたので、かごの走行中であっても停止中であっても主索の振れを抑制することができ、また駆動装置の運転制御とは別系統で張力変化を抑制し、制御を容易に行うことができる。
【0051】
さらにまた、主索の張力変化を検出する張力検出装置、張力検出装置からの情報に基づいて、張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める張力制御装置、及び張力制御信号に基づいて返し車を上下方向へ変位させることにより、張力変化を抑制するように主索の張力を調整する張力調整装置を備えたので、かごの走行中であっても停止中であっても主索の振れを抑制することができ、また駆動装置の運転制御とは別系統で張力変化を抑制し、制御を容易に行うことができる。
【0053】
また、張力検出装置として、かごの変位を検出することにより主索の張力変化を検出する変位計を用いたので、簡単な構造で張力変化を検出することができる。
さらに、張力検出装置として、かごに搭載され、かごの加速度を検出することにより主索の張力変化を検出する加速度計を用いたので、簡単な構造で張力変化を検出することができる。
さらにまた、所定の押圧力で主索を押圧するとともに主索の張力に応じて水平方向へ変位される押付ローラを有する張力検出装置を用いたので、簡単な構造で張力変化を検出することができる。
また、張力検出装置として、駆動装置の荷重を検出することにより主索の張力変化を検出する荷重計を用いたので、簡単な構造で張力変化を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるエレベータの主索振れ抑制装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるエレベータの主索振れ抑制装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるエレベータの主索振れ抑制装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4によるエレベータの主索振れ抑制装置を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5によるエレベータの主索振れ抑制装置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6によるエレベータの主索振れ抑制装置を示す構成図である。
【符号の説明】
2,23 駆動装置、5,27,32 主索、8 かご、14 変位計(張力検出装置)、15,29,36 張力制御装置、16,30,37 張力調整装置、28 加速度計(張力検出装置)、31 かご側返し車、33 押付ローラ、35 張力検出装置、38 返し車変位装置(張力調整装置)。

Claims (8)

  1. 主索と、この主索により吊り下げられているかごと、上記主索を介して上記かごを昇降させる駆動装置とを備えたエレベータに設けられ、上記主索の振れを抑制するエレベータの主索振れ抑制装置であって、
    上記主索の張力変化を検出する張力検出装置、
    上記張力検出装置からの情報に基づいて、上記張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める張力制御装置、及び
    上記主索の端部を巻き取る調整用綱車と、上記張力制御信号に基づいて調整用綱車を回転させるモータとを有する張力調整装置
    を備えていることを特徴とするエレベータの主索振れ抑制装置。
  2. 主索と、この主索により吊り下げられているかごと、上記主索を介して上記かごを昇降させる駆動装置とを備えた2:1ローピング方式のエレベータに設けられ、上記主索の振れを抑制するエレベータの主索振れ抑制装置であって、
    上記主索の張力変化を検出する張力検出装置、
    上記張力検出装置からの情報に基づいて、上記張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める張力制御装置、及び
    上記主索の端部を巻き取る調整用綱車と、上記張力制御信号に基づいて調整用綱車を回転させるモータとを有する張力調整装置
    を備えていることを特徴とするエレベータの主索振れ抑制装置。
  3. 主索と、この主索により吊り下げられているかごと、上記主索を介して上記かごを昇降させる駆動装置と、上記昇降路内に設けられ、上記主索が巻き掛けられる返し車とを備えたエレベータに設けられ、上記主索の振れを抑制するエレベータの主索振れ抑制装置であって、
    上記主索の張力変化を検出する張力検出装置、
    上記張力検出装置からの情報に基づいて、上記張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める張力制御装置、及び
    上記張力制御信号に基づいて上記返し車に回転力を付与することにより、上記張力変化を抑制するように上記主索の張力を調整する張力調整装置
    を備えていることを特徴とするエレベータの主索振れ抑制装置。
  4. 主索と、この主索により吊り下げられているかごと、上記主索を介して上記かごを昇降させる駆動装置と、上記昇降路内に設けられ、上記主索が巻き掛けられる返し車とを備えたエレベータに設けられ、上記主索の振れを抑制するエレベータの主索振れ抑制装置であって、
    上記主索の張力変化を検出する張力検出装置、
    上記張力検出装置からの情報に基づいて、上記張力変化を打ち消すような張力制御信号を演算により求める張力制御装置、及び
    上記張力制御信号に基づいて上記返し車を上下方向へ変位させることにより、上記張力変化を抑制するように上記主索の張力を調整する張力調整装置
    を備えていることを特徴とするエレベータの主索振れ抑制装置。
  5. 上記張力検出装置は、昇降路上部に設けられ、上記かごへ向けて電磁波を出射し、その電磁波の反射波を受ける投光・受光部を有する変位計であり、
    上記変位計は、電磁波を出射して反射波が戻るまでの時間から上記かごまでの距離を計測することにより、上記主索の張力変化を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のエレベータの主索振れ抑制装置。
  6. 上記張力検出装置は、所定の押圧力で上記主索を押圧するとともに上記主索の張力の増加に伴って、押圧方向とは逆方向に押し戻される機構の押付ローラを有しており、上記押付ローラの変位を検出することにより、上記主索の張力変化を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のエレベータの主索振れ抑制装置。
  7. 上記張力検出装置は、上記かごに設けられ、上記かごの荷重を検出することにより上記主索の張力変化を検出する秤装置であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のエレベータの主索振れ抑制装置。
  8. 上記張力検出装置は、上記主索の端部に設けられ、上記主索の端部の変位、上記かごの荷重の変動、及び上記かごの加速度の変動の少なくともいずれか1つを検出することにより上記主索の張力変化を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のエレベータの主索振れ抑制装置。
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