JP2004155526A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、昇降路の上下方向寸法及び面積をより小さくすることができるエレベータ装置を得る。
【解決手段】径が軸線方向の長さよりも小さい第1及び第2モータ7a,8aを用い、第1及び第2駆動装置7,8は、第1及び第2モータ7a,8aの軸線及び第1及び第2駆動シーブ7b,8bの回転軸が水平に延びるように配置し、第1及び第2そらせ車20,21は、それらの回転軸が水平に延びるように、かご4と昇降路壁1a,1bとの間に配置した。
【選択図】 図2
【解決手段】径が軸線方向の長さよりも小さい第1及び第2モータ7a,8aを用い、第1及び第2駆動装置7,8は、第1及び第2モータ7a,8aの軸線及び第1及び第2駆動シーブ7b,8bの回転軸が水平に延びるように配置し、第1及び第2そらせ車20,21は、それらの回転軸が水平に延びるように、かご4と昇降路壁1a,1bとの間に配置した。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、第1及び第2駆動装置により1台のかごが昇降されるマルチドライブ方式のエレベータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマルチドライブ方式のエレベータ装置では、昇降路内の釣合おもりの上方に2台の駆動装置が配置されている。各駆動装置の駆動シーブには、主索が巻き掛けられている。各主索の一端部はかごの下部に接続され、各主索の他端部は釣合おもりに接続されている。また、昇降路内の上部には、主索を駆動シーブからかごへ導く一対のそらせ車が配置されている。そして、駆動装置が互いに同期して駆動されることにより、かご及び釣合おもりが昇降路内を昇降される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−261257号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベータ装置においては、駆動装置のモータは、その回転軸が垂直に延びるように配置されている。このため、モータが駆動シーブよりも上方へ突出してしまい、駆動装置の上下方向寸法が大きくなり、これに伴って昇降路の上下方向寸法も大きくなってしまう。
【0005】
また、昇降路の上下方向寸法をできるだけ抑えるために、かごが駆動装置と同じ高さまで上昇できるようになっている。しかし、かごの奥行き方向への駆動装置の寸法は、釣合おもりの厚さ寸法よりも大きいため、かごが駆動装置に干渉するのを避けるためには、かごを釣合おもりから離して配置する必要があり、昇降路の面積が大きくなってしまう。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、昇降路の上下方向寸法及び面積をより小さくすることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータ装置は、第1モータと、第1モータにより回転される第1駆動シーブとを有し、昇降路内の上部に配置されている第1駆動装置、第2モータと、第2モータにより回転される第2駆動シーブとを有し、昇降路内の上部に配置されている第2駆動装置、第1及び第2駆動シーブに巻き掛けられている主索体、主索体により昇降路内に吊り下げられ、第1及び第2駆動装置の駆動力により昇降路内を昇降されるかご及び釣合おもり、及びかごと昇降路壁との間に配置され、主索体を第1及び第2駆動シーブからかごへ導く第1及び第2そらせ車を備え、第1及び第2モータは、径が軸線方向の長さよりも小さくなっており、第1及び第2駆動装置は、第1及び第2モータの軸線及び第1及び第2駆動シーブの回転軸が水平に延びるように配置されており、第1及び第2そらせ車は、それらの回転軸が水平に延びるように配置されているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置、即ち機械室レスエレベータを示す側面図、図2は図1のエレベータ装置を示す平面図である。
【0009】
図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2及び一対の釣合おもりガイドレール3が設置されている。かご4は、かごガイドレール2に案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり5は、釣合おもりガイドレール3に案内されて昇降路1内を昇降される。
【0010】
かご4は、互いに対向する第1及び第2側面4a,4bと、互いに対向する前面4c及び後面4dとを有している。前面4cには、かご出入口が設けられている。
【0011】
釣合おもり5は、後面4dに対向するようにかご4の後方に配置されている。
従って、釣合おもりガイドレール3は、垂直投影面内において、一対の釣合おもりガイドレール3を結ぶ直線が一対のかごガイドレール2を結ぶ直線に対して平行に延びるように設置されている。かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3の上端部には、機械台6が支持されている。但し、図2では機械台6の図示を省略している。
【0012】
機械台6には、かご4及び釣合おもり5を昇降させる第1及び第2駆動装置(巻上機)7,8が搭載されている。第1駆動装置7は、ブレーキ部を含む第1モータ7aと、第1モータ7aによって回転される第1駆動シーブ7bとを有している。第1駆動シーブ7bは、第1モータ7aと同軸に配置され、減速機を介さず第1モータ7aにより直接駆動される。第2駆動装置8は、第1駆動装置7と同じサイズ・構造を持ち、第2モータ8aと第2駆動シーブ8bとを有している。
【0013】
第1及び第2モータ7a,8aは、径が軸線方向の長さよりも小さい円筒形の外形を有している。また、第1及び第2駆動装置7,8は、第1及び第2モータ7a,8aの軸線及び第1及び第2駆動シーブ7b,8bの回転軸が水平に延びるように配置されている。
【0014】
さらに、第1及び第2駆動装置7,8は、第1及び第2モータ7a,8aの軸線及び第1及び第2駆動シーブ7b,8bの回転軸がかご4の間口方向(図2の左右方向)と平行に延びるように同一高さに配置されている。さらにまた、第1及び第2駆動シーブ7b,8bは、第1及び第2側面4a,4bに対向する昇降路壁1a,1bに対向している。
【0015】
また、第1及び第2駆動装置7,8は、図2に示すように、釣合おもり5のほぼ厚さ分だけ釣合おもり5の厚さ方向に互いにずらして配置されている。さらに、第1及び第2駆動装置7,8は、垂直投影面内でかご4及び釣合おもり5と重なっている。
【0016】
かご4及び釣合おもり5は、第1及び第2駆動シーブ7b,8bに巻きかけられた主索体9により1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。
主索体9は、第1駆動シーブ7bに巻き掛けられた少なくとも1本の第1主索10と、第2駆動シーブ8bに巻き掛けられた少なくとも1本の第2主索11とを有している。
【0017】
第1主索10は、かご4に接続された第1かご接続端部10aと、釣合おもり5に接続された第1釣合おもり接続端部10bとを有している。同様に、第2主索11は、かご4に接続された第2かご接続端部(図示せず)と、釣合おもり5に接続された第2釣合おもり接続端部11bとを有している。
【0018】
かご4の第1及び第2側面4a,4bの下端部には、第1及び第2かご吊り部12,13が設けられている。第1及び第2かご吊り部12,13には、シャックル及び端末ばねを含む綱止め装置14を介して第1及び第2かご接続端部10a,11aがそれぞれ接続されている。第1及び第2かご吊り部12,13は、垂直投影面内でそれらを互いに結ぶ直線がかご4の重心を通るように配置されている。これにより、かご4は、その重心で吊られている。
【0019】
釣合おもり5の幅方向両端部の下端部には、第1及び第2釣合おもり吊り部15,16が設けられている。第1及び第2釣合おもり吊り部15,16には、綱止め装置17を介して第1及び第2釣合おもり接続端部10b,11bがそれぞれ接続されている。第1及び第2釣合おもり吊り部15,16は、垂直投影面内でそれらを互いに結ぶ直線が釣合おもり5の重心を通るように配置されている。
これにより、釣合おもり5は、その重心で吊られている。
【0020】
かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3の上端部近傍には、第1及び第2そらせ車取付梁18,19が固定されている。第1そらせ車取付梁18には、第1主索10を第1駆動シーブ7bから第1かご吊り部12に導く回転自在の第1そらせ車20が搭載されている。第2そらせ車取付梁19には、第2主索11を第2駆動シーブ8bから第2かご吊り部13に導く回転自在の第2そらせ車21が搭載されている。
【0021】
第1及び第2そらせ車20,21は、かご4の第1及び第2側面4a,4bと昇降路壁1a,1bとの間に配置されている。また、第1及び第2そらせ車20,21は、それらの回転軸が駆動シーブ7b,8bの回転軸と平行かつ水平に延びるように配置されている。さらに、そらせ車20,21は、駆動シーブ7b,8bの斜め下方に配置されており、これにより第1及び第2主索10,11の駆動シーブ7b,8bへの巻き付け角度が90°よりも大きく180°よりも小さく設定されている。
【0022】
機械台6上には、第1及び第2駆動装置7,8を制御する制御盤22、及びかご4の速度を検出しかご非常止め(図示せず)を動作させる調速機23が搭載されている。機械台6、第1及び第2駆動装置7,8、制御盤22及び調速機23は、図3に示すような機械台ユニットとしてユニット化されている。また、機械台6は、第1及び第2駆動装置7,8の上下方向の設置範囲内に設置されている。
【0023】
かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3の上端部には、機械台6を受ける複数の支持台24が固定されている。支持台24と機械台6との間には、複数の緩衝部材25が介在されている。
【0024】
かご4の下部には、綱止め装置14のシャックルの変位量を検出することにより、第1及び第2主索10,11の張力差(主索10,11の移動誤差)を検出する検出装置26が搭載されている。検出装置26としては、例えば反射形光センサが使用される。また、反射形光センサに限らず、種々の接触式又は非接触式センサを使用することができる。
【0025】
このようなエレベータ装置では、第1及び第2駆動装置7,8が同時に駆動されることにより、かご4及び釣合おもり5が昇降路1内を昇降される。このとき、モータ7a,8aは、径が軸線方向の長さよりも小さい小径の円筒形であり、駆動装置7,8は、モータ7a,8aの軸線及び駆動シーブ7b,8bの回転軸が水平に延びるように配置されている。このため、かご4の最上移動位置よりも上方に駆動装置7,8をコンパクトに配置することができ、かご4と釣合おもり5との間の間隔を小さくしてもかご4が駆動装置7,8に干渉することがない。
【0026】
従って、昇降路1の上下方向寸法及び面積をより小さくすることができる。また、第1及び第2そらせ車20,21も、それらの回転軸が水平に延びるようにかご4と昇降路壁1a,1bとの間に配置されているため、これによっても昇降路1の上下方向寸法及び面積をより小さくすることができる。
【0027】
また、第1主索10と第2主索11とを有する主索体9を用いたので、主索体9の張り回しを簡単にすることができるとともに、吊り車等の部品数を低減することができる。
【0028】
さらに、駆動装置7,8は、モータ7a,8aの軸線及び第1及び第2駆動シーブ7b,8bの回転軸がかご4の間口方向と平行に延びるように、かつ第1及び第2駆動シーブ7b,8bが昇降路壁1a,1bに対向するように同一高さに配置されているので、簡単な構成により昇降路1の面積を小さくすることができる。
【0029】
さらにまた、第1及び第2駆動装置7,8は、釣合おもり5の厚さ方向に互いにずらして配置されているので、簡単な構成により釣合おもり5をその重心で吊ることができる。
【0030】
また、かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3により機械台6が支持されているので、建物への荷重負担を軽減することができる。
さらに、第1及び第2駆動装置7,8、制御盤22、及び調速機23を機械台6に搭載してユニット化したので、据付作業を容易にすることができる。
【0031】
さらにまた、支持台24と機械台6との間に緩衝部材25が介在されているので、駆動装置7,8の振動がガイドレール2,3に伝わるのを防止することができる。
また、機械台6は、第1及び第2駆動装置7,8の上下方向の設置範囲内に設置されているので、昇降路1内の上部の空間の省スペース化を図ることができる。
【0032】
さらに、検出装置26を用いたので、第1及び第2主索10,11の張力差を監視することができる。張力差は制御盤22で監視され、張力差が予め設定された値に達した場合、張力差を解消するための指令信号が制御盤22から駆動装置7,8に出力される。これにより、かご4のスムーズな昇降を安定して維持することができる。
また、このような制御によっても張力差が解消されず、かご4の安定走行が維持されなくなった場合、検出装置26から異常検出信号が出力され、作業員による張力調整が実施される。
【0033】
なお、上記の例では、かご4の第1及び第2側面4a,4bの下端部に第1及び第2かご吊り部12,13を設けたが、下端部に限定されるものではない。但し、かご4の上端部に設けるとかご4の高さ寸法が大きくなるので、かごの上面よりも低い位置に設けるのが好適である。
【0034】
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す側面図、図5は図4のエレベータ装置を示す平面図である。図において、かご4及び釣合おもり5は、主索体31により1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。主索体31は、少なくとも1本の主索を有している。釣合おもり5の下部には、主索体31の中間部が巻き掛けられた第1及び第2釣合おもり吊り車32,33が搭載されている。
【0035】
主索体31は、第1かご吊り部12に接続された第1かご接続端部31aと、第2かご吊り部13に接続された第2かご接続端部(図示せず)とを有している。また、主索体31は、第1かご接続端部31aから、第1そらせ車20、第1駆動シーブ7b、第1釣合おもり吊り車32、第2釣合おもり吊り車33、第2駆動シーブ8b及び第2そらせ車21の順に巻き掛けられ、第2かご接続端部に至る。
【0036】
さらに、釣合おもり吊り車32,33は、垂直投影面内で主索体31が釣合おもり5の重心を通るように配置されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0037】
このようなエレベータ装置では、釣合おもり吊り車32,33で釣合おもり5が吊り下げられているので、釣合おもり5を安定して吊り下げることができる。
さらに、主索体31の主索の本数を減らすことができ、これに伴い主索をかご4に接続するための綱止め装置の数も減らすことができ、コストを削減することができる。
【0038】
実施の形態3.
次に、図6はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す側面図、図7は図6のエレベータ装置を示す平面図である。図において、かご4及び釣合おもり5は、主索体35により1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。主索体35は、少なくとも1本の主索を有している。かご4の下部には、主索体35の中間部が巻き掛けられた第1及び第2かご吊り車36,37が搭載されている。
【0039】
主索体35は、第1釣合おもり吊り部15に接続された第1釣合おもり接続端部35aと、第2釣合おもり吊り部16に接続された第2釣合おもり接続端部35bとを有している。また、主索体35は、第1釣合おもり接続端部35aから、第1駆動シーブ7b、第1そらせ車20、第1かご吊り車36、第2かご吊り車36、第2そらせ車21及び第2駆動シーブ8bの順に巻き掛けられ、第2釣合おもり接続端部35bに至る。
【0040】
さらに、かご吊り車36,37は、垂直投影面内で主索体35がかご4の重心を通るように配置されている。主索体35の第1駆動シーブ7b側と第2駆動シーブ8b側との張力差を検出する検出装置26は、図8に示すように、釣合おもり5の下部に搭載されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0041】
このようなエレベータ装置では、かご吊り車36,37でかご4が吊り下げられているので、かご4を安定して吊り下げることができる。さらに、主索体35の主索の本数を減らすことができ、これに伴い主索を釣合おもり5に接続するための綱止め装置の数も減らすことができ、コストを削減することができる。
【0042】
なお、実施の形態2では、釣合おもり5の下部に釣合おもり吊り車32,33を搭載したが、釣合おもり吊り車32,33は、釣合おもり5の上部に搭載してもよい。
また、実施の形態1〜3において、機械台6は、ガイドレール2,3ではなく、昇降路壁に対して固定してもよい。
また、主索としては、鋼製ロープを用いてもよいが、高摩擦樹脂材からなる外層被覆体が外周部に設けられている樹脂被覆ロープを使用することもでき、駆動シーブや返し車の径を小さくして、昇降路内の省スペース化を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のエレベータ装置は、径が軸線方向の長さよりも小さい第1及び第2モータを用い、第1及び第2駆動装置は、第1及び第2モータの軸線及び第1及び第2駆動シーブの回転軸が水平に延びるように配置し、第1及び第2そらせ車は、それらの回転軸が水平に延びるように配置したので、昇降路の上下方向寸法及び面積をより小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す側面図である。
【図2】図1のエレベータ装置を示す平面図である。
【図3】図1の機械台ユニットを示す平面図である。
【図4】この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す側面図である。
【図5】図4のエレベータ装置を示す平面図である。
【図6】この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す側面図である。
【図7】図6のエレベータ装置を示す平面図である。
【図8】図6の釣合おもりの下部を拡大して示す側面図である。
【符号の説明】
1 昇降路、1a,1b 昇降路壁、2 かごガイドレール、3 釣合おもりガイドレール、4 かご、5 釣合おもり、6 機械台、7 第1駆動装置、7a 第1モータ、7b 第1駆動シーブ、8 第2駆動装置、8a 第2モータ、8b 第2駆動シーブ、9,31,35 主索体、10 第1主索、10a 第1かご接続端部、10b 第1釣合おもり接続端部、11 第2主索、11a第2かご接続端部、11b 第2釣合おもり接続端部、20 第1そらせ車、21 第2そらせ車、22 制御盤、23 調速機、25 緩衝部材、26 検出装置、32 第1釣合おもり吊り車、33 第2釣合おもり吊り車、36 第1かご吊り車、37 第2かご吊り車。
【発明の属する技術分野】
この発明は、第1及び第2駆動装置により1台のかごが昇降されるマルチドライブ方式のエレベータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマルチドライブ方式のエレベータ装置では、昇降路内の釣合おもりの上方に2台の駆動装置が配置されている。各駆動装置の駆動シーブには、主索が巻き掛けられている。各主索の一端部はかごの下部に接続され、各主索の他端部は釣合おもりに接続されている。また、昇降路内の上部には、主索を駆動シーブからかごへ導く一対のそらせ車が配置されている。そして、駆動装置が互いに同期して駆動されることにより、かご及び釣合おもりが昇降路内を昇降される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−261257号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベータ装置においては、駆動装置のモータは、その回転軸が垂直に延びるように配置されている。このため、モータが駆動シーブよりも上方へ突出してしまい、駆動装置の上下方向寸法が大きくなり、これに伴って昇降路の上下方向寸法も大きくなってしまう。
【0005】
また、昇降路の上下方向寸法をできるだけ抑えるために、かごが駆動装置と同じ高さまで上昇できるようになっている。しかし、かごの奥行き方向への駆動装置の寸法は、釣合おもりの厚さ寸法よりも大きいため、かごが駆動装置に干渉するのを避けるためには、かごを釣合おもりから離して配置する必要があり、昇降路の面積が大きくなってしまう。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、昇降路の上下方向寸法及び面積をより小さくすることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータ装置は、第1モータと、第1モータにより回転される第1駆動シーブとを有し、昇降路内の上部に配置されている第1駆動装置、第2モータと、第2モータにより回転される第2駆動シーブとを有し、昇降路内の上部に配置されている第2駆動装置、第1及び第2駆動シーブに巻き掛けられている主索体、主索体により昇降路内に吊り下げられ、第1及び第2駆動装置の駆動力により昇降路内を昇降されるかご及び釣合おもり、及びかごと昇降路壁との間に配置され、主索体を第1及び第2駆動シーブからかごへ導く第1及び第2そらせ車を備え、第1及び第2モータは、径が軸線方向の長さよりも小さくなっており、第1及び第2駆動装置は、第1及び第2モータの軸線及び第1及び第2駆動シーブの回転軸が水平に延びるように配置されており、第1及び第2そらせ車は、それらの回転軸が水平に延びるように配置されているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置、即ち機械室レスエレベータを示す側面図、図2は図1のエレベータ装置を示す平面図である。
【0009】
図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2及び一対の釣合おもりガイドレール3が設置されている。かご4は、かごガイドレール2に案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり5は、釣合おもりガイドレール3に案内されて昇降路1内を昇降される。
【0010】
かご4は、互いに対向する第1及び第2側面4a,4bと、互いに対向する前面4c及び後面4dとを有している。前面4cには、かご出入口が設けられている。
【0011】
釣合おもり5は、後面4dに対向するようにかご4の後方に配置されている。
従って、釣合おもりガイドレール3は、垂直投影面内において、一対の釣合おもりガイドレール3を結ぶ直線が一対のかごガイドレール2を結ぶ直線に対して平行に延びるように設置されている。かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3の上端部には、機械台6が支持されている。但し、図2では機械台6の図示を省略している。
【0012】
機械台6には、かご4及び釣合おもり5を昇降させる第1及び第2駆動装置(巻上機)7,8が搭載されている。第1駆動装置7は、ブレーキ部を含む第1モータ7aと、第1モータ7aによって回転される第1駆動シーブ7bとを有している。第1駆動シーブ7bは、第1モータ7aと同軸に配置され、減速機を介さず第1モータ7aにより直接駆動される。第2駆動装置8は、第1駆動装置7と同じサイズ・構造を持ち、第2モータ8aと第2駆動シーブ8bとを有している。
【0013】
第1及び第2モータ7a,8aは、径が軸線方向の長さよりも小さい円筒形の外形を有している。また、第1及び第2駆動装置7,8は、第1及び第2モータ7a,8aの軸線及び第1及び第2駆動シーブ7b,8bの回転軸が水平に延びるように配置されている。
【0014】
さらに、第1及び第2駆動装置7,8は、第1及び第2モータ7a,8aの軸線及び第1及び第2駆動シーブ7b,8bの回転軸がかご4の間口方向(図2の左右方向)と平行に延びるように同一高さに配置されている。さらにまた、第1及び第2駆動シーブ7b,8bは、第1及び第2側面4a,4bに対向する昇降路壁1a,1bに対向している。
【0015】
また、第1及び第2駆動装置7,8は、図2に示すように、釣合おもり5のほぼ厚さ分だけ釣合おもり5の厚さ方向に互いにずらして配置されている。さらに、第1及び第2駆動装置7,8は、垂直投影面内でかご4及び釣合おもり5と重なっている。
【0016】
かご4及び釣合おもり5は、第1及び第2駆動シーブ7b,8bに巻きかけられた主索体9により1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。
主索体9は、第1駆動シーブ7bに巻き掛けられた少なくとも1本の第1主索10と、第2駆動シーブ8bに巻き掛けられた少なくとも1本の第2主索11とを有している。
【0017】
第1主索10は、かご4に接続された第1かご接続端部10aと、釣合おもり5に接続された第1釣合おもり接続端部10bとを有している。同様に、第2主索11は、かご4に接続された第2かご接続端部(図示せず)と、釣合おもり5に接続された第2釣合おもり接続端部11bとを有している。
【0018】
かご4の第1及び第2側面4a,4bの下端部には、第1及び第2かご吊り部12,13が設けられている。第1及び第2かご吊り部12,13には、シャックル及び端末ばねを含む綱止め装置14を介して第1及び第2かご接続端部10a,11aがそれぞれ接続されている。第1及び第2かご吊り部12,13は、垂直投影面内でそれらを互いに結ぶ直線がかご4の重心を通るように配置されている。これにより、かご4は、その重心で吊られている。
【0019】
釣合おもり5の幅方向両端部の下端部には、第1及び第2釣合おもり吊り部15,16が設けられている。第1及び第2釣合おもり吊り部15,16には、綱止め装置17を介して第1及び第2釣合おもり接続端部10b,11bがそれぞれ接続されている。第1及び第2釣合おもり吊り部15,16は、垂直投影面内でそれらを互いに結ぶ直線が釣合おもり5の重心を通るように配置されている。
これにより、釣合おもり5は、その重心で吊られている。
【0020】
かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3の上端部近傍には、第1及び第2そらせ車取付梁18,19が固定されている。第1そらせ車取付梁18には、第1主索10を第1駆動シーブ7bから第1かご吊り部12に導く回転自在の第1そらせ車20が搭載されている。第2そらせ車取付梁19には、第2主索11を第2駆動シーブ8bから第2かご吊り部13に導く回転自在の第2そらせ車21が搭載されている。
【0021】
第1及び第2そらせ車20,21は、かご4の第1及び第2側面4a,4bと昇降路壁1a,1bとの間に配置されている。また、第1及び第2そらせ車20,21は、それらの回転軸が駆動シーブ7b,8bの回転軸と平行かつ水平に延びるように配置されている。さらに、そらせ車20,21は、駆動シーブ7b,8bの斜め下方に配置されており、これにより第1及び第2主索10,11の駆動シーブ7b,8bへの巻き付け角度が90°よりも大きく180°よりも小さく設定されている。
【0022】
機械台6上には、第1及び第2駆動装置7,8を制御する制御盤22、及びかご4の速度を検出しかご非常止め(図示せず)を動作させる調速機23が搭載されている。機械台6、第1及び第2駆動装置7,8、制御盤22及び調速機23は、図3に示すような機械台ユニットとしてユニット化されている。また、機械台6は、第1及び第2駆動装置7,8の上下方向の設置範囲内に設置されている。
【0023】
かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3の上端部には、機械台6を受ける複数の支持台24が固定されている。支持台24と機械台6との間には、複数の緩衝部材25が介在されている。
【0024】
かご4の下部には、綱止め装置14のシャックルの変位量を検出することにより、第1及び第2主索10,11の張力差(主索10,11の移動誤差)を検出する検出装置26が搭載されている。検出装置26としては、例えば反射形光センサが使用される。また、反射形光センサに限らず、種々の接触式又は非接触式センサを使用することができる。
【0025】
このようなエレベータ装置では、第1及び第2駆動装置7,8が同時に駆動されることにより、かご4及び釣合おもり5が昇降路1内を昇降される。このとき、モータ7a,8aは、径が軸線方向の長さよりも小さい小径の円筒形であり、駆動装置7,8は、モータ7a,8aの軸線及び駆動シーブ7b,8bの回転軸が水平に延びるように配置されている。このため、かご4の最上移動位置よりも上方に駆動装置7,8をコンパクトに配置することができ、かご4と釣合おもり5との間の間隔を小さくしてもかご4が駆動装置7,8に干渉することがない。
【0026】
従って、昇降路1の上下方向寸法及び面積をより小さくすることができる。また、第1及び第2そらせ車20,21も、それらの回転軸が水平に延びるようにかご4と昇降路壁1a,1bとの間に配置されているため、これによっても昇降路1の上下方向寸法及び面積をより小さくすることができる。
【0027】
また、第1主索10と第2主索11とを有する主索体9を用いたので、主索体9の張り回しを簡単にすることができるとともに、吊り車等の部品数を低減することができる。
【0028】
さらに、駆動装置7,8は、モータ7a,8aの軸線及び第1及び第2駆動シーブ7b,8bの回転軸がかご4の間口方向と平行に延びるように、かつ第1及び第2駆動シーブ7b,8bが昇降路壁1a,1bに対向するように同一高さに配置されているので、簡単な構成により昇降路1の面積を小さくすることができる。
【0029】
さらにまた、第1及び第2駆動装置7,8は、釣合おもり5の厚さ方向に互いにずらして配置されているので、簡単な構成により釣合おもり5をその重心で吊ることができる。
【0030】
また、かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3により機械台6が支持されているので、建物への荷重負担を軽減することができる。
さらに、第1及び第2駆動装置7,8、制御盤22、及び調速機23を機械台6に搭載してユニット化したので、据付作業を容易にすることができる。
【0031】
さらにまた、支持台24と機械台6との間に緩衝部材25が介在されているので、駆動装置7,8の振動がガイドレール2,3に伝わるのを防止することができる。
また、機械台6は、第1及び第2駆動装置7,8の上下方向の設置範囲内に設置されているので、昇降路1内の上部の空間の省スペース化を図ることができる。
【0032】
さらに、検出装置26を用いたので、第1及び第2主索10,11の張力差を監視することができる。張力差は制御盤22で監視され、張力差が予め設定された値に達した場合、張力差を解消するための指令信号が制御盤22から駆動装置7,8に出力される。これにより、かご4のスムーズな昇降を安定して維持することができる。
また、このような制御によっても張力差が解消されず、かご4の安定走行が維持されなくなった場合、検出装置26から異常検出信号が出力され、作業員による張力調整が実施される。
【0033】
なお、上記の例では、かご4の第1及び第2側面4a,4bの下端部に第1及び第2かご吊り部12,13を設けたが、下端部に限定されるものではない。但し、かご4の上端部に設けるとかご4の高さ寸法が大きくなるので、かごの上面よりも低い位置に設けるのが好適である。
【0034】
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す側面図、図5は図4のエレベータ装置を示す平面図である。図において、かご4及び釣合おもり5は、主索体31により1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。主索体31は、少なくとも1本の主索を有している。釣合おもり5の下部には、主索体31の中間部が巻き掛けられた第1及び第2釣合おもり吊り車32,33が搭載されている。
【0035】
主索体31は、第1かご吊り部12に接続された第1かご接続端部31aと、第2かご吊り部13に接続された第2かご接続端部(図示せず)とを有している。また、主索体31は、第1かご接続端部31aから、第1そらせ車20、第1駆動シーブ7b、第1釣合おもり吊り車32、第2釣合おもり吊り車33、第2駆動シーブ8b及び第2そらせ車21の順に巻き掛けられ、第2かご接続端部に至る。
【0036】
さらに、釣合おもり吊り車32,33は、垂直投影面内で主索体31が釣合おもり5の重心を通るように配置されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0037】
このようなエレベータ装置では、釣合おもり吊り車32,33で釣合おもり5が吊り下げられているので、釣合おもり5を安定して吊り下げることができる。
さらに、主索体31の主索の本数を減らすことができ、これに伴い主索をかご4に接続するための綱止め装置の数も減らすことができ、コストを削減することができる。
【0038】
実施の形態3.
次に、図6はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す側面図、図7は図6のエレベータ装置を示す平面図である。図において、かご4及び釣合おもり5は、主索体35により1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。主索体35は、少なくとも1本の主索を有している。かご4の下部には、主索体35の中間部が巻き掛けられた第1及び第2かご吊り車36,37が搭載されている。
【0039】
主索体35は、第1釣合おもり吊り部15に接続された第1釣合おもり接続端部35aと、第2釣合おもり吊り部16に接続された第2釣合おもり接続端部35bとを有している。また、主索体35は、第1釣合おもり接続端部35aから、第1駆動シーブ7b、第1そらせ車20、第1かご吊り車36、第2かご吊り車36、第2そらせ車21及び第2駆動シーブ8bの順に巻き掛けられ、第2釣合おもり接続端部35bに至る。
【0040】
さらに、かご吊り車36,37は、垂直投影面内で主索体35がかご4の重心を通るように配置されている。主索体35の第1駆動シーブ7b側と第2駆動シーブ8b側との張力差を検出する検出装置26は、図8に示すように、釣合おもり5の下部に搭載されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0041】
このようなエレベータ装置では、かご吊り車36,37でかご4が吊り下げられているので、かご4を安定して吊り下げることができる。さらに、主索体35の主索の本数を減らすことができ、これに伴い主索を釣合おもり5に接続するための綱止め装置の数も減らすことができ、コストを削減することができる。
【0042】
なお、実施の形態2では、釣合おもり5の下部に釣合おもり吊り車32,33を搭載したが、釣合おもり吊り車32,33は、釣合おもり5の上部に搭載してもよい。
また、実施の形態1〜3において、機械台6は、ガイドレール2,3ではなく、昇降路壁に対して固定してもよい。
また、主索としては、鋼製ロープを用いてもよいが、高摩擦樹脂材からなる外層被覆体が外周部に設けられている樹脂被覆ロープを使用することもでき、駆動シーブや返し車の径を小さくして、昇降路内の省スペース化を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のエレベータ装置は、径が軸線方向の長さよりも小さい第1及び第2モータを用い、第1及び第2駆動装置は、第1及び第2モータの軸線及び第1及び第2駆動シーブの回転軸が水平に延びるように配置し、第1及び第2そらせ車は、それらの回転軸が水平に延びるように配置したので、昇降路の上下方向寸法及び面積をより小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す側面図である。
【図2】図1のエレベータ装置を示す平面図である。
【図3】図1の機械台ユニットを示す平面図である。
【図4】この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す側面図である。
【図5】図4のエレベータ装置を示す平面図である。
【図6】この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す側面図である。
【図7】図6のエレベータ装置を示す平面図である。
【図8】図6の釣合おもりの下部を拡大して示す側面図である。
【符号の説明】
1 昇降路、1a,1b 昇降路壁、2 かごガイドレール、3 釣合おもりガイドレール、4 かご、5 釣合おもり、6 機械台、7 第1駆動装置、7a 第1モータ、7b 第1駆動シーブ、8 第2駆動装置、8a 第2モータ、8b 第2駆動シーブ、9,31,35 主索体、10 第1主索、10a 第1かご接続端部、10b 第1釣合おもり接続端部、11 第2主索、11a第2かご接続端部、11b 第2釣合おもり接続端部、20 第1そらせ車、21 第2そらせ車、22 制御盤、23 調速機、25 緩衝部材、26 検出装置、32 第1釣合おもり吊り車、33 第2釣合おもり吊り車、36 第1かご吊り車、37 第2かご吊り車。
Claims (11)
- 第1モータと、上記第1モータにより回転される第1駆動シーブとを有し、昇降路内の上部に配置されている第1駆動装置、
第2モータと、上記第2モータにより回転される第2駆動シーブとを有し、上記昇降路内の上部に配置されている第2駆動装置、
上記第1及び第2駆動シーブに巻き掛けられている主索体、
上記主索体により上記昇降路内に吊り下げられ、上記第1及び第2駆動装置の駆動力により上記昇降路内を昇降されるかご及び釣合おもり、及び
上記かごと昇降路壁との間に配置され、上記主索体を上記第1及び第2駆動シーブから上記かごへ導く第1及び第2そらせ車
を備え、
上記第1及び第2モータは、径が軸線方向の長さよりも小さくなっており、上記第1及び第2駆動装置は、上記第1及び第2モータの軸線及び上記第1及び第2駆動シーブの回転軸が水平に延びるように配置されており、上記第1及び第2そらせ車は、それらの回転軸が水平に延びるように配置されていることを特徴とするエレベータ装置。 - 上記主索体は、
上記かごに接続された第1かご接続端部と、上記釣合おもりに接続された第1釣合おもり接続端部とを持ち、上記第1駆動シーブ及び上記第1そらせ車に巻き掛けられている第1主索、及び
上記かごに接続された第2かご接続端部と、上記釣合おもりに接続された第2釣合おもり接続端部とを持ち、上記第2駆動シーブ及び上記第2そらせ車に巻き掛けられている第2主索
を有していることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 上記釣合おもりには、上記主索体の中間部が巻き掛けられた釣合おもり吊り車が搭載されており、上記主索体は、上記かごに接続された第1及び第2かご接続端部を有していることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記かごの下部には、上記主索体の中間部が巻き掛けられた複数のかご吊り車が搭載されており、上記主索体は、上記釣合おもりに接続された第1及び第2釣合おもり接続端部を有していることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記釣合おもりは、上記かごの後方に配置されており、上記第1及び第2駆動装置は、上記第1及び第2モータの軸線及び上記第1及び第2駆動シーブの回転軸が上記かごの間口方向と平行に延びるように、かつ上記第1及び第2駆動シーブが昇降路壁に対向するように同一高さに配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータ装置。
- 上記第1及び第2駆動装置は、上記釣合おもりの厚さ方向に互いにずらして配置されていることを特徴とする請求項5記載のエレベータ装置。
- 上記昇降路内には、上記かごの昇降を案内するかごガイドレールと、上記釣合おもりの昇降を案内する釣合おもりガイドレールとが設置されており、上記かごガイドレール及び上記釣合おもりガイドレールの少なくとも一方の上部には、上記第1及び第2駆動装置を支持する機械台が支持されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のエレベータ装置。
- 上記第1及び第2駆動装置、上記第1及び第2駆動装置を制御する制御盤、及び上記かごの速度を検出する調速機が上記機械台に搭載されてユニット化されていることを特徴とする請求項7記載のエレベータ装置。
- 上記機械台は、上記かごガイドレール及び上記釣合おもりガイドレールの少なくとも一方の上部に緩衝部材を介して支持されていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のエレベータ装置。
- 上記機械台は、上記第1及び第2駆動装置の上下方向の設置範囲内に設置されている請求項7〜請求項9のいずれかに記載のエレベータ装置。
- 上記主索体の上記第1駆動シーブに巻き掛けられた側と上記第2駆動シーブに巻き掛けられた側との張力差を検出する検出装置を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載のエレベータ装置。
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