JPH11139718A - エレベータの主ロープ振れ止め装置 - Google Patents

エレベータの主ロープ振れ止め装置

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JPH11139718A
JPH11139718A JP30462097A JP30462097A JPH11139718A JP H11139718 A JPH11139718 A JP H11139718A JP 30462097 A JP30462097 A JP 30462097A JP 30462097 A JP30462097 A JP 30462097A JP H11139718 A JPH11139718 A JP H11139718A
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JP
Japan
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main rope
steady rest
pair
rope
steady
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JP30462097A
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English (en)
Inventor
Toshihide Nishida
敏英 西田
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主ロープの最大振幅位置において、効果的に
振れを規制することができ、また衝突音が発生すること
がない主ロープ振れ止め装置を得る。 【解決手段】 主ロープ5が巻上機7につるべ式に掛け
られて昇降路6内に吊り下げられ、かご室3が主ロープ
5の一側に取り付けられ、吊り合い重り21が他側に取
り付けられて、巻上機7によりかご室3および吊り合い
重り21が昇降路6内を昇降移動するエレベータの主ロ
ープ振れ止め装置であって、主ロープ5が挿通される囲
繞部19を有し、かご室3と巻上機7との間に、主ロー
プ5を囲繞部19内に挿通し、かご室用ガイドレール1
に案内されて昇降自在に配設された振れ止め体18と、
巻上機7によって駆動され、かご室3の昇降移動に連動
して、振れ止め体18を巻上機7とかご室とのほぼ中間
位置に位置するように昇降移動させる振れ止め体移動手
段100とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータの地
震等における主ロープの振れによる昇降機内機器の破損
を防止する為の主ロープ振れ止め装置に関し、特に主ロ
ープの最大振幅位置において、効果的に振れを規制する
ことができる主ロープ振れ止め装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図17は従来のエレベータの全体を示す
正面図である。図17において、6はエレベータの昇降
方向である鉛直方向に沿って形成された昇降路、1は昇
降路6の内壁に、昇降路6に沿って延設された一対のか
ご室用ガイドレール、2は一対のかご室用ガイドレール
1間に設けられ、かご室用ガイドレール1に案内され
て、昇降路6内を昇降するかご枠、3はかご枠2に設け
られたかご室、4はかご枠2の左右の上下端部に設けら
れかご室用ガイドレール1に係合するかごガイドシュ
ー、7は昇降路6の上方の機械室に配置され、かご室3
を昇降させる巻上機、5は巻上機7につるべ式に巻き掛
けられ両端が昇降路6内に吊り下げられ、一側にかご室
3が接続され、他側に図示しないつり合い重りが接続さ
れた主ロープである。巻上機7は、主ロープ5を走行移
動させて、かご室3およびつり合い重りを昇降路6内を
昇降移動させる。
【0003】このように構成されたエレベータにおいて
は、地震等により主ロープ5が振れると昇降路内機器に
振れて昇降路内機器を破損させる。そのため、主ロープ
5の振れを規制するために従来各種の主ローブ振れ止め
装置が提案されている。
【0004】図18は例えば特開平6−156933号
公報に示された従来の固定式の主ローブ振れ止め装置を
示す正面図である。図19は従来の固定式の主ローブ振
れ止め装置の平面図である。図18および図19におい
て、121は昇降路6の鉛直方向の中間位置のかご室用
ガイドレール1にそれぞれ固定された断面L字形の取付
金具、122は各取付金具121に2個ずつ平行に固定
されたスプリング式ダンパであり、122aはそのスプ
リングである。123はスプリング式ダンパ122を取
付金具121に固定しているU字形ボルトである。
【0005】124は各スプリング式ダンパ122に案
内されて横方向に往復動することにより互いに接離可能
になっている一対の振れ止め体であり、各振れ止め体1
24は、スプリング式ダンパ122に挿入された2本の
ダンパシリンダ124aと、2本のダンパシリンダ12
4aを連結する連結材124bと、各ダンパシリンダ1
24aの先端部に接着剤等により固着された弾性体12
4cとからそれぞれ構成されている。125は各振れ止
め体124の各ダンパシリンダ124aの側面に回転自
在に取り付けられゴム系タイヤを有するローラである。
【0006】126はかご枠柱2aの側面に取り付けら
れたL字形金具、127はL字形金具126を介してか
ご室3の両側部に2本ずつ上下方向に向けて固定されて
いる断面L字形の傾斜付きカム部材であり、これらの傾
斜付きカム部材127は、各ローラ125に係合するよ
うに上下端部にそれぞれ内側に傾斜した傾斜部127a
が設けられている。
【0007】次に、動作について説明する。まず、かご
室3が昇降路6の中間位置より下方に位置する場合、一
対の振れ止め体124は弾性体124cの部分で互いに
当接した状態になっている。そして、これらの振れ止め
体124により主ロープ5が囲まれており、主ロープ5
の振れが制限されている。この状態からかご室3が昇降
路6を上昇した場合、昇降路中間位置で傾斜付きカム部
材127の上端部の傾斜部127aがローラ125に当
接する。この後、かご室3の上昇に伴って、ローラ12
5は傾斜部127aに案内されて転動し互いに開離して
行く。このため、一対の振れ止め体124も、スプリン
グ122aに逆らって互いに開離される。
【0008】このように、互いに開離した一対の振れ止
め体124間をかご室3が通過すると、ローラ125は
今度は傾斜付きカム部材127の下端部の傾斜部127
aに案内されて互いに接近する。このため、一対の振れ
止め体124も徐々に接近し、下端部の傾斜部127a
が通過した段階で互いに当接する。また、昇降路中間位
置より上方からかご室3が下降する場合は、上記と逆の
動作で一対の振れ止め体124が開閉し、かご室3が振
れ止め体124間を通過する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】昇降路6に鉛直方向に
張架された主ロープ5は上端を巻上機7に支持され、下
端をかご枠2に接続されているので、地震等により、主
ロープ5が揺れた場合、その中間位置で最大の振れ幅と
なる。この最大振幅位置は、常に巻上機7とかご室3の
ほぼ中間位置となり、かご室3の位置が上下に変化した
場合、これに対応して上下する。
【0010】上記のように構成された従来の固定式の主
ローブ振れ止め装置は、振れ止め体124が昇降路6の
中間位置に固定されているので、かご枠2の位置によっ
ては、主ロープ5の最大振幅位置に対して効果的に振れ
を規制することができなかった。すなわち、例えばかご
室3が振れ止め体124の下側の近傍に位置している場
合、振れ止め体124は、主ロープ5の下側の固定端に
近い振れ幅の小さいところに位置し、主ロープ5の振れ
に対して効果的に規制していなかった。さらに、上記の
ように構成された従来の固定式の主ローブ振れ止め装置
は、かご室3が振れ止め体124を通過する時、ローラ
125と傾斜付きカム部材127の衝突音が必ず発生
し、騒音となる問題点があった。
【0011】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、主ロープの最大振幅位置におい
て、効果的に振れを規制することができる主ロープ振れ
止め装置を得ることを目的とする。さらに、衝突音が発
生することがなく、静かなエレベータとすることができ
る主ロープ振れ止め装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のエレベータの
主ロープ振れ止め装置においては、主ロープが昇降路の
上部の機械室に設置された巻上機の駆動綱車およびそら
せ車につるべ式に掛けられて昇降路内に吊り下げられ、
かご室が主ロープの一側に取り付けられ、吊り合い重り
が主ロープの他側に取り付けられて、巻上機により主ロ
ープを走行移動させてかご室および吊り合い重りがそれ
ぞれ昇降路内に鉛直方向に延設された一対のかご室用ガ
イドレールおよび一対の吊り合い重り用ガイドレールに
案内されて昇降路内を昇降移動するエレベータの主ロー
プ振れ止め装置であって、主ロープが挿通される囲繞部
を有し、かご室と巻上機との間に、主ロープを囲繞部内
に挿通し、一対のかご室用ガイドレールに案内されて昇
降自在に配設された振れ止め体と、巻上機によって駆動
され、かご室の昇降移動に連動して、振れ止め体を巻上
機とかご室とのほぼ中間位置に位置するように昇降移動
させる振れ止め体移動手段とを備えている。
【0013】請求項2のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、振れ止め体移動手段が、機械室に設置
された巻取りドラムと、一端が振れ止め体に接続され、
他端側が巻取りドラムに巻回された振れ止めロープと、
そらせ車の回転軸に同軸に固着されて、主ロープの走行
移動力に伴う回転力を得る駆動歯車と、振れ止めロープ
の繰り出し/巻き取り量が主ロープの走行移動量に対し
て1/2となるように、駆動歯車の回転力を巻取りドラ
ムに伝達する回転力伝達手段とから構成されている。
【0014】請求項3のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、主ロープが挿通される囲繞部を有し、
吊り合い重りと巻上機との間に、主ロープを囲繞部内に
挿通し、一対の吊り合い重り用ガイドレールに案内され
て昇降自在に配設された吊り合い重り側振れ止め体を備
え、振れ止め体移動手段が、機械室に設置された駆動シ
ーブと、駆動シーブに掛け渡されて、一端が振れ止め体
に接続され、他端が吊り合い重り側振れ止め体に接続さ
れた振れ止めロープと、そらせ車の回転軸に同軸に固着
されて、主ロープの走行移動力に伴う回転力を得る駆動
歯車と、振れ止めロープの走行移動量が主ロープの走行
移動量に対して1/2となるように、駆動歯車の回転力
を駆動シーブに伝達する回転力伝達手段とから構成され
ている。
【0015】請求項4のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、駆動歯車の回転速度と巻取りドラムま
たは駆動シーブの回転速度とを検出し、両者の速度比率
が所定範囲外となった時に、かご室の停止信号をエレベ
ータの制御部に対して出力する回転速度比較検出装置を
備えている。
【0016】請求項5のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、主ロープが挿通される囲繞部を有し、
吊り合い重りと巻上機との間に、主ローブを囲繞部内に
挿通し、一対の吊り合い重り用ガイドレールに案内され
て昇降自在に配設された吊り合い重り側振れ止め体を備
え、振れ止め体移動手段が、振れ止め体および吊り合い
重り側振れ止め体のそれぞれに配設された動滑車と、駆
動綱車およびそらせ車に掛け渡され、両側がそれぞれ機
械室に設置された振れ止めロープ用そらせ車により主ロ
ープからそらせて昇降路内に吊り下げられ、一端が振れ
止め体に配設された動滑車に巻き掛けられた後昇降路の
天井に固着され、他端が吊り合い重り側振れ止め体に配
設された動滑車に巻き掛けられた後昇降路の天井に固着
された振れ止めロープとから構成されている。
【0017】請求項6のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、振れ止め体は、コ字型部を有し、一対
のかご室用ガイドレールに案内されて昇降自在に配設さ
れた振れ止め体本体と、コ字型部の開放を閉じるように
振れ止め体本体に着脱可能に取り付けられて、振れ止め
体本体と共に囲繞部を構成する閉鎖体とから構成されて
いる。
【0018】請求項7のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、振れ止め体は、一対のかご室用ガイド
レールのそれぞれに案内されて昇降自在に配設された一
対の振れ止め体本体と、それぞれ水平、かつ、平行に配
置され、両端部がそれぞれ一対の振れ止め体本体に締着
固定されて一対の振れ止め体本体を連結し、振れ止め体
本体と共に囲繞部を構成する一対の連結体とから構成さ
れ、一対の連結体は、それぞれ水平方向に細長の長穴が
設けられ、長穴にボルトを挿通されて振れ止め体本体に
締着固定され、一対の振れ止め体本体の間隔が一対のか
ご室用ガイドレールの間隔に対応して調整可能とされて
いる。
【0019】請求項8のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、振れ止め体は、一対のかご室用ガイド
レールのそれぞれに案内されて昇降自在に配設された一
対の振れ止め体本体と、それぞれ水平、かつ、平行に配
置され、両端部がそれぞれ一対の振れ止め体本体に取り
付けられて一対の振れ止め体本体を連結し、振れ止め体
本体と共に囲繞部を構成する一対の連結体とから構成さ
れ、一対の連結体は、それぞれ鉛直方向の断面形状が相
対する主面側を凸面とする曲面板で構成され、連結体を
貫通して一対の振れ止め体本体のそれぞれに水平に締着
されたボルトに案内されて囲繞部が縮小した縮小位置と
囲繞部が拡大した拡大位置との間を移動可能に構成さ
れ、さらにボルトの頭部と連結体との間に縮設された弾
性体により縮小位置側に付勢されている。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
エレベータの主ロープ振れ止め装置を示すエレベータの
全体構成図である。図において図17に示した従来のエ
レベータと同一または相当部分には同一符号を付しその
説明を省略する。図1において、7aは昇降路6の上部
の機械室に設置された巻上機7の駆動綱車、7bは巻上
機7のそらせ車、5は巻上機7の駆動綱車7aおよびそ
らせ車7bにつるべ式に掛けられて昇降路6内に吊り下
げられ、かご枠2が一端に取り付けられ、吊り合い重り
21が他端に取り付けられた主ロープである。11はそ
らせ車7bの回転軸に同軸に固着されて、主ロープ5の
走行移動力に伴う回転力を得る駆動歯車、13は機械室
に回転自在に支持された従動歯車、12は駆動歯車11
と従動歯車13とに巻き掛けられたループ状のチェーン
であり、駆動歯車11の回転力を従動歯車13に伝達し
て従動歯車13を回転させる。14は従動歯車13の回
転軸に同軸に固着された第1の巻取りドラム、15は第
1の巻取りドラム14の回転軸に同軸に固着された駆動
プーリ、15aは従動プーリ、16は駆動プーリ15と
従動プーリ15aとに巻き掛けられたループ状のベルト
であり、駆動プーリ15の回転力を従動プーリ15aに
に伝達して従動プーリ15aを回転させる。14aは従
動プーリ15aの回転軸に同軸に固着された第2の巻取
りドラムである。
【0021】17は一端側が第1の巻取りドラム14に
巻回され、第1の巻取りドラム14で繰り出し/巻き取
りされ、他端側が昇降路6の下方に垂下した第1の振れ
止めロープ、17aは一端側が第2の巻取りドラム14
aに巻回され、第2の巻取りドラム14aで繰り出し/
巻き取りされ、他端側が昇降路6の下方に垂下した第2
の振れ止めロープ、18は肉厚の鋼板材で作製され、両
端にそれぞれ第1、第2の振れ止めロープ17、17a
の一端が干渉バネを介して接続され、中央に主ロ一プ5
を挿通する為の囲繞部19が穿孔された振れ止め体、2
0は振れ止め体18の両側に取り付けられ、振れ止め体
18がかご室用ガイドレール1に昇降自在に案内される
ようにかご室用ガイドレール1に係合する振れ止め体シ
ュー、21は主ロープ5のかご枠2と反対側の端部に接
続されたつり合い重りである。28は昇降路6の内壁に
昇降路6に沿って延設され、つり合い重り21が案内さ
れるつり合い重り用ガイドレールである。
【0022】そらせ車7bは、主ロープ5の走行移動に
よって回転する。駆動歯車11は、そらせ車7bに伴っ
て回転する。この回転は、チェーン12によって、従動
歯車13に伝達される。そして、従動歯車13は、第1
の巻取りドラム14を回転させると共に、駆動プーリ1
5、ベルト16および従動プーリ15aを介して第2の
巻取りドラム14aを回転させる。そして、第1、第2
の巻取りドラム14、14aは、第1、第2の振れ止め
ロープ17、17aを繰り出し/巻き取りし、振れ止め
体18を上下に昇降移動させる。
【0023】駆動歯車11と従動歯車13は、その歯車
比が1:2となるように構成されている。そのため、駆
動歯車11と従動歯車13の回転速度比は歯車比に反比
例して2:1となる。一方、そらせ車7bの径に対し
て、第1、第2の巻取りドラム14、14aの径は、同
じ径にされている。これにより、かご枠2の速度(移動
量)を2とした揚合、振れ止め体18の速度(移動量)
が1になるように構成されてる。
【0024】チェーン12、従動歯車13、従動プーリ
15、15aおよびベルト16は、駆動歯車11および
巻取りドラム14、14aの間に設けられ主ロープ5の
走行移動量に対して振れ止めロープ17、17aの繰り
出し/巻き取り量が1/2となるように駆動歯車11の
回転力を巻取りドラム14、14aに伝達する回転力伝
達手段50を構成している。また、第1、第2の振れ止
めロープ17、17a、第1、第2の巻取りドラム1
4、14a、駆動歯車11および上記回転力伝達手段5
0は、巻上機7によって駆動され、かご室3の昇降移動
に連動して、振れ止め体18を巻上機7とかご室3のほ
ぼ中間位置に位置するように昇降移動させる振れ止め体
移動手段100を構成している。
【0025】図2は振れ止め体18を上方から見た図で
ある。また図3は図2のIII-III線に沿う矢視断面図で
ある。図において、囲繞部19は挿通する主ロープ5の
本数に対応して、その幅および長さが適当とされてい
る。すなわち、囲繞部19の大きさは、複数の主ロープ
5の周囲に所定の大きさの空間が形成される大きさとさ
れ、通常の運転時には主ロープ5が囲繞部19に接触し
ないようにされ、また、地震等で主ロープ5が振れたと
きには、この振れが所定の範囲内に規制される大きさと
されている。
【0026】図4および図5は主ロープ振れ止め装置の
動作を説明するエレベータの全体図である。図4はかご
室3が昇降路6の最下階に停止していることを示す。図
4において、振れ止め体18は、かご室3の昇降行程の
約1/2の位置すなわち巻上機7とかご枠2のほぼ中間
の位置にある。図4の状態から、かご室3が上方に移動
し、図5の状態に移る。図5はかご室3が昇降路6の最
上階に停止していることを示す。図5においても、振れ
止め体18は、かご室3の昇降行程の約1/2の位置す
なわち巻上機7とかご枠2のほぼ中間の位置にある。す
なわち、振れ止め体18は、かご室3の昇降に伴い、常
に巻上機7とかご枠2のほぼ中間の位置にあるように移
動する。そして、主ロープ5の最大振幅位置は、巻上機
7とかご枠2の中間の位置で発生するので、振れ止め体
18は主ロープ5の振れを効果的に規制することができ
る。
【0027】このように構成されたエレベータの主ロー
プ振れ止め装置においては、主ロープ5の最大振幅位置
において、効果的に振れを規制することができ、昇降機
内機器の破損を防止することができる。また、振れ止め
体18は、かご枠2と接触することがないので、衝突音
が発生することがなく、静かなエレベータとすることが
できる。さらに、振れ止め体18は、摩耗する箇所がな
いので耐久性が向上する。
【0028】尚、本実施の形態において、振れ止めロー
プ17、17aと、巻取りドラム14、14aは、それ
ぞれ2個設けられているが、例えば振れ止め体シュー2
0を両側にそれぞれ複数個設ける等して、振れ止め体1
8が水平状態を保ったまま、かご室用ガイドレール1に
案内されるような構成にすれば、振れ止めロープと、巻
取りドラムは、各々1個でも良い。また、駆動歯車11
と従動歯車13の歯車比、およびそらせ車7bと第1、
第2の巻取りドラム14、14aの径の関係は、上記に
限るものではなく、第1、第2の振れ止めロープ17、
17aの繰り出し/巻き取り量が主ロープ5の走行移動
量に対して1/2となるような関係とされれば良い。
【0029】実施の形態2.図6はこの発明のエレベー
タの主ロープ振れ止め装置の他の例を示すエレベータの
全体構成図である。図6において、7aは昇降路6の上
部の機械室に設置された巻上機7の駆動綱車、7bは巻
上機7のそらせ車、5は巻上機7の駆動綱車7aおよび
そらせ車7bにつるべ式に掛けられて昇降路6内に吊り
下げられ、かご枠2が一端に取り付けられ、吊り合い重
り21が他端に取り付けられた主ロープである。11は
そらせ車7bの回転軸に同軸に固着されて、主ロープ5
の走行移動力に伴う回転力を得る駆動歯車、13は機械
室に回転自在に支持された従動歯車、12は駆動歯車1
1と従動歯車13とに巻き掛けられたループ状のチェー
ンであり、駆動歯車11の回転力を従動歯車13に伝達
して従動歯車13を回転させる。15は第1の巻取りド
ラム14の回転軸に同軸に固着された駆動プーリ、15
aは従動プーリ、16は駆動プーリ15と従動プーリ1
5aとに巻き掛けられたループ状のベルトであり、駆動
プーリ15の回転力を従動プーリ15aにに伝達して従
動プーリ15aを回転させる。
【0030】また、22は従動歯車13の回転軸に同軸
に固着された第1の駆動シーブ、22aは従動プーリ1
5aの回転軸に同軸に固着された第2の駆動シーブ、2
3は第1の駆動シーブ22につるべ式に掛けられた第1
の振れ止めロープ、23aは第2の駆動シーブ22aに
つるべ式に掛けられた第2の振れ止めロープ、24は第
1の振れ止めロープ23を介して従動する第1の振れ止
め体そらせ車、24aは第2の振れ止めロープ23aを
介して従動する第2の振れ止め体そらせ車、25は振れ
止め体18と概略同じ形状に肉厚の鋼板材で作製され、
第1および第2の振れ止めロープ23、23aが各々両
端部に接続され、中央に主ロープ5を挿通する為の囲繞
部26が形成されたつり合い重り側振れ止め体、27は
つり合い重り側振れ止め体25の両側に取り付けられ、
つり合い重り側振れ止め体25がつり合い重り用ガイド
レール28に案内されるように、つり合い重り用ガイド
レール28に係合する振れ止め体シューである。その他
の構成は実施の形態1と同様である。
【0031】振れ止め体18とつり合い重り側振れ止め
体25は、第1および第2の駆動シーブ22、22aと
第1および第2の振れ止め体そらせ車24、24aにつ
るべ式に掛けられて両端を下方に吊り下げられた振れ止
めロープ23、23aの両端にそれぞれ接続され、一方
が下方に移動すれば、他方が上方に移動するようにそれ
ぞれ逆方向に移動するように構成されている。
【0032】そらせ車7bは、主ロープ5の走行移動に
よって回転する。駆動歯車11は、そらせ車7bに伴っ
て回転する。この回転は、チェーン12によって、従動
歯車13に伝達される。そして、従動歯車13は、第1
の駆動シーブ22を回転させると共に、駆動プーリ1
5、ベルト16および従動プーリ15aを介して第2の
駆動シーブ22aを回転させる。そして、第1および第
2の駆動シーブ22、22aは、第1、第2の振れ止め
ロープ23、23aを移動させて振れ止め体18および
つり合い重り側振れ止め体25を上下に昇降移動させ
る。
【0033】駆動歯車11と従動歯車13は、その歯車
比が1:2となるように構成されている。そのため、駆
動歯車11と従動歯車13の回転速度比は歯車比に反比
例して2:1となる。一方、そらせ車7bの径に対し
て、第1および第2の駆動シーブ22、22aの径は、
同じ径にされている。これにより、かご枠2の速度(移
動量)を2とした揚合、振れ止め体18の速度(移動
量)が1になるように構成されてる。
【0034】チェーン12、従動歯車13、従動プーリ
15、15aおよびベルト16は、駆動歯車11および
駆動シーブ22、22aとの間に設けられ主ロープ5の
走行移動量に対して振れ止めロープ17、17aの走行
移動量が1/2となるように駆動歯車11の回転力を駆
動シーブ22、22aに伝達する回転力伝達手段51を
構成している。また、第1、第2の振れ止めロープ2
3、23a、第1、第2の駆動シーブ22、22a、駆
動歯車11および上記回転力伝達手段51は、巻上機7
によって駆動され、かご室3の昇降にともない、振れ止
め体18を巻上機7とかご室3のほぼ中間位置に位置す
るように昇降移動させる振れ止め体移動手段101を構
成している。
【0035】図7および8は主ロープ振れ止め装置の動
作を説明するエレベータの全体図である。図7はかご室
3が昇降路6の最上階に停止していることを示す。図7
において、振れ止め体18は、かご室3の昇降行程の約
1/2の位置すなわち巻上機7とかご枠2のほぼ中間の
位置にある。また、つり合い重り側振れ止め体25の位
置は、つり合い重り21の昇降行程の約1/2の位置す
なわち巻上機7とつり合い重り21のほぼ中間の位置に
ある。図7の状態から、かご室3が下方に移動し、図8
の状態に移る。図8はかご室3が昇降路6の最下階に停
止していることを示す。図8においても、振れ止め体1
8は、かご室3の昇降行程の約1/2の位置すなわち巻
上機7とかご枠2のほぼ中間の位置にある。そして、つ
り合い重り側振れ止め体25の位置も、巻上機7とつり
合い重り21のほぼ中間の位置にある。
【0036】すなわち、振れ止め体18は、かご室3の
昇降に伴い、常に巻上機7とかご枠2のほぼ中間の位置
にあるように移動する。そして、主ロープ5の最大振幅
位置は、巻上機7とかご枠2の中間の位置で発生するの
で、振れ止め体18は主ロープ5の振れを効果的に規制
することができる。さらに、つり合い重り側振れ止め体
25は、つり合い重り21の昇降に伴い、常に巻上機7
とつり合い重り21のほぼ中間の位置にあるように移動
する。そして、つり合い重り21側において、主ロープ
5の最大振幅位置は、巻上機7とつり合い重り21の中
間の位置で発生するので、つり合い重り側振れ止め体2
5は主ロープ5の振れを効果的に規制することができ
る。
【0037】このように構成されたエレベータの主ロー
プ振れ止め装置においては、かご室3側のみならず、つ
り合い重り21側においても、主ロープ5の最大振幅位
置において、効果的に振れを規制することができ、昇降
機内機器の破損を防止することができる。
【0038】尚、本実施の形態において、振れ止めロー
プ23、23aと駆動シーブ22、22aとは、それぞ
れ2個設けられているが、振れ止め体18が水平状態を
保ったままかご室用ガイドレール1に案内されるような
構成にすれば各々1個でも良い。また、駆動歯車11と
従動歯車13の歯車比、およびそらせ車7bと第1、第
2の駆動シーブ22、22aの径の関係は、上記に限る
ものではなく、第1、第2の振れ止めロープ23、23
aの走行移動量が主ロープ5の走行移動量に対して1/
2となるような関係とされれば良い。
【0039】実施の形態3.図9はこの発明のエレベー
タの主ロープ振れ止め装置の他の例を示すエレベータの
全体構成図である。図9において、40は駆動歯車11
と従動歯車13の回転を検出し比較チェックするための
制御コンピュータが内蔵された回転速度比較検出装置で
ある。その他の構成は実施の形態1と同様である。
【0040】回転速度比較検出装置40は、駆動歯車1
1と従動歯車13の回転を検出し、両者の速度比率が、
主ロープ5の移動量に対して振れ止めロープ17、17
aの繰り出し量が1/2となるような速度比率から所定
量ずれた際、エレベータの制御部に対してかご室3の停
止指令を出力する。
【0041】実施の形態1においては、主ロープ5より
の駆動力が駆動歯車11及び従動歯車13に正確に伝わ
らないと、かご枠2と振れ止め体18が衝突する問題点
があつた。本実施の形態においては、常に駆動歯車11
と従動歯車13の回転状態を比較し、速度比率が一定に
保たれているかチェックし、所定の規定値(衝突が発生
する速度比率)になるとかご室3を最寄り階に停止する
ようにエレベータの動きを制御する。このことにより、
常にかご枠2と振れ止め体18が一定距離はなれて走行
することができ、かご枠2と振れ止め体18が衝突する
ことがなくなるので安全性が向上する。
【0042】尚、本実施の形態の回転速度比較検出装置
40は、実施の形態2の駆動歯車11と従動歯車13の
間に設けられても同様の効果を得ることができる。
【0043】実施の形態4.図10はこの発明のエレベ
ータの主ロープ振れ止め装置の他の例を示すエレベータ
の全体構成図である。図10において、振れ止め体18
およびつり合い重り側振れ止め体25には、それぞれ動
滑車38、39が設けられている。振れ止めロープ35
は、駆動綱車7aおよびそらせ車7bに掛け渡され、昇
降路内に吊り下げられ、一端が振れ止め体18に配設さ
れた動滑車38に巻き掛けられた後昇降路6の天井に固
着され、他端が吊り合い重り側振れ止め体25に配設さ
れた動滑車39に巻き掛けられた後昇降路6の天井に固
着されている。機械室にはさらに、振れ止めロープ35
が主ロープ5から離れるために、振れ止めロープ35を
そらせる2個の振れ止めロープ用そらせ車36、37が
設けられている。巻上機7は、主ロー5プを移動させる
と共に振れ止めロープ35を移動させる。その他の構成
は実施の形態2と同様である。
【0044】このように構成されたエレベータの主ロー
プ振れ止め装置においては、振れ止め体18およびつり
合い重り側振れ止め体25に、それぞれ動滑車38、3
9が設けられているので、かご室3およびつり合い重り
21の走行移動に伴い、振れ止め体18およびつり合い
重り側振れ止め体25が1/2の走行移動量で移動す
る。さらにまた、この構造とすることで振れ止めロープ
を2本から1本にすることができ、いずれか一方の振れ
止めロープのロープ延びによるアンバランスをなくすこ
とができ、振れ止め体18およびつり合い重り側振れ止
め体25の動作が安定する。また、主ロープ振れ止め装
置の構造を簡略化することができ、部品点数を削減でき
ると共に、巻上機7が直接振れ止めロープ35を移動さ
せるので、駆動力が確実に伝達され安全性が向上する。
【0045】実施の形態5.図11はこの発明のエレベ
ータの主ロープ振れ止め装置の他の例を示す主ロープ振
れ止め体の正面図である。本実施の形態のエレベータ
は、主ロープの綱掛け方式が2:1と呼ばれる綱掛け方
式であり、かご枠2に図示しない吊り車が設けられ、主
ロープはこの吊り車で折り返され、末端は昇降路6の天
井に固定されている。図11において、19a、19b
は振れ止め体18に設けられた一対の囲繞部である。5
aは図示しない吊り車で折り返される主ロープ5のうち
の往路側主ロープであり、また5bは主ロープ5の帰路
側主ロープである。往路側主ロープ5a、帰路側主ロー
プ5bは、それぞれ囲繞部19a、19bを挿通してい
る。その他の構成は実施の形態1と同様である。
【0046】このように構成されたエレベータの主ロー
プ振れ止め装置においては、主ロープの綱掛け方式が
2:1であっても、往路側主ロープ5aと帰路側主ロー
プ5bを、それぞれ別々に囲繞部19a、19bに挿通
させているので、主ロープ5が振れたときに、往路側主
ロープ5aと帰路側主ロープ5bの接触を防止すること
ができ、損傷を防止することができる。
【0047】実施の形態6.図12はこの発明のエレベ
ータの主ロープ振れ止め装置の他の例を示す主ロープ振
れ止め体の正面図である。図12において、本実施の形
態の振れ止め体18は、主ロープ5を囲むコ字型部29
aを有する振れ止め体本体29とコ字型部29aの開放
を閉じるように振れ止め体本体29に着脱可能に取り付
けられ、振れ止め体本体29とともに囲繞部19を構成
する閉鎖体30から構成されている。閉鎖体30は、ボ
ルト31で振れ止め体本体29に締着固定され着脱可能
とされている。
【0048】このように構成されたエレベータの主ロー
プ振れ止め装置においては、閉鎖体30を取り外すこと
により、囲繞部19が開放されるので、主ロープ5の交
換時に作業が容易である。
【0049】実施の形態7.図13はこの発明のエレベ
ータの主ロープ振れ止め装置の他の例を示す主ロープ振
れ止め体の正面図である。また、図14は連結体の正面
図である。図13および図14において、本実施の形態
の振れ止め体18は、片側に振れ止め体シュー20が設
けられ、一対のかご室用ガイドレール1のそれぞれに案
内されて昇降自在に配設された一対の振れ止め体本体4
1と、それぞれ水平、かつ、平行に配置され、両端部が
それぞれ一対の振れ止め体本体41に締着固定されて一
対の振れ止め体本体41を連結し、振れ止め体本体41
と共に囲繞部19を構成する一対の連結体42とから構
成されている。
【0050】一対の連結体42は、それぞれ水平方向に
細長の長穴42aが設けられ、長穴42aにボルト31
を挿通されて振れ止め体本体41に締着固定され、一対
の振れ止め体本体41の間隔が一対のかご室用ガイドレ
ール1の間隔に対応して調整可能とされている。
【0051】このように構成されたエレベータの主ロー
プ振れ止め装置においては、一対のかご室用ガイドレー
ル1の間隙が、エレベータの容量により変化しても、連
結体42の締着箇所を替えることにより一種類の部品に
て対応することができ、コストを削減することができ
る。
【0052】実施の形態8.図15はこの発明のエレベ
ータの主ロープ振れ止め装置の他の例を示す主ロープ振
れ止め体の正面図である。図16は主ロープ振れ止め体
の側面図である。図15および図16において、本実施
の形態の振れ止め体18は、片側に振れ止め体シュー2
0が設けられ、一対のかご室用ガイドレール1のそれぞ
れに案内されて昇降自在に配設された一対の振れ止め体
本体41と、それぞれ水平、かつ、平行に配置され、両
端部がそれぞれ一対の振れ止め体本体41に締着固定さ
れて一対の振れ止め体本体41を連結し、振れ止め体本
体41と共に囲繞部19を構成する一対の連結体33と
から構成されている。
【0053】一対の連結体33は、それぞれ鉛直方向の
断面形状が相対する主面33a側を緩やかな凸面とする
曲面板で構成されている。このような形状とすること
で、主ロープ5が接触しても、主ロープ5を傷付けるこ
とがないようにされている。
【0054】振れ止め体本体41には、ボルト43が立
設されている。ボルト43は、連結体33に形成された
ボルト43より若干大きな内径を有する穴を貫通してい
る。そして、連結体33は、振れ止め体本体41ととも
に囲繞部19を形成するが、ボルト43に沿って移動可
能とされ、囲繞部19が縮小した縮小位置と囲繞部19
が拡大した拡大位置との間を移動するようにされてい
る。また、ボルト43の頭部と連結体の33の裏面との
間には、適度な硬さの弾性体であるバネ34が縮設さ
れ、連結体33を縮小位置に付勢している。
【0055】このように構成されたエレベータの主ロー
プ振れ止め装置においては、主ロープ5が振れて連結体
33に接触すると、連結体33は、拡大位置に移動して
接触時のショックを吸収するので、効果的に振れを規制
することができる。また、連結体33の主ロープ5に対
向する主面は、主ロープ5が接触しても、主ロープ5を
傷付けることがないように緩やかな曲面とされているの
で、主ロープ5が損傷することがなくなり安全性が向上
する。
【0056】
【発明の効果】請求項1のエレベータの主ロープ振れ止
め装置においては、主ロープが昇降路の上部の機械室に
設置された巻上機の駆動綱車およびそらせ車につるべ式
に掛けられて昇降路内に吊り下げられ、かご室が主ロー
プの一側に取り付けられ、吊り合い重りが主ロープの他
側に取り付けられて、巻上機により主ロープを走行移動
させてかご室および吊り合い重りがそれぞれ昇降路内に
鉛直方向に延設された一対のかご室用ガイドレールおよ
び一対の吊り合い重り用ガイドレールに案内されて昇降
路内を昇降移動するエレベータの主ロープ振れ止め装置
であって、主ロープが挿通される囲繞部を有し、かご室
と巻上機との間に、主ロープを囲繞部内に挿通し、一対
のかご室用ガイドレールに案内されて昇降自在に配設さ
れた振れ止め体と、巻上機によって駆動され、かご室の
昇降移動に連動して、振れ止め体を巻上機とかご室との
ほぼ中間位置に位置するように昇降移動させる振れ止め
体移動手段とを備えている。そのため、主ロープの最大
振幅位置において、効果的に主ロープの振れを規制する
ことができ、昇降機内機器の破損を防止することができ
る。また、振れ止め体は、かご枠と接触することがない
ので、衝突音が発生することがなく、静かなエレベータ
とすることができる。さらに、振れ止め体は、摩耗する
箇所がないので耐久性が向上する。
【0057】請求項2のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、振れ止め体移動手段が、機械室に設置
された巻取りドラムと、一端が振れ止め体に接続され、
他端側が巻取りドラムに巻回された振れ止めロープと、
そらせ車の回転軸に同軸に固着されて、主ロープの走行
移動力に伴う回転力を得る駆動歯車と、振れ止めロープ
の繰り出し/巻き取り量が主ロープの走行移動量に対し
て1/2となるように、駆動歯車の回転力を巻取りドラ
ムに伝達する回転力伝達手段とから構成されている。そ
のため、簡単な構成の振れ止め体移動手段とすることが
できる。そして、振れ止め体を確実に巻上機とかご室の
中間位置に位置するようにできる。
【0058】請求項3のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、主ロープが挿通される囲繞部を有し、
吊り合い重りと巻上機との間に、主ロープを囲繞部内に
挿通し、一対の吊り合い重り用ガイドレールに案内され
て昇降自在に配設された吊り合い重り側振れ止め体を備
え、振れ止め体移動手段が、機械室に設置された駆動シ
ーブと、駆動シーブに掛け渡されて、一端が振れ止め体
に接続され、他端が吊り合い重り側振れ止め体に接続さ
れた振れ止めロープと、そらせ車の回転軸に同軸に固着
されて、主ロープの走行移動力に伴う回転力を得る駆動
歯車と、振れ止めロープの走行移動量が主ロープの走行
移動量に対して1/2となるように、駆動歯車の回転力
を駆動シーブに伝達する回転力伝達手段とから構成され
ている。そのため、かご室側のみならず、つり合い重り
側においても、主ロープの最大振幅位置において、効果
的に主ロープの振れを規制することができ、昇降機内機
器の破損を防止することができる。
【0059】請求項4のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、駆動歯車の回転速度と巻取りドラムま
たは駆動シーブの回転速度とを検出し、両者の速度比率
が所定範囲外となった時に、かご室の停止信号をエレベ
ータの制御部に対して出力する回転速度比較検出装置を
備えている。そのため、かご枠と振れ止め体が衝突する
ことがなくなるので安全性が向上する。
【0060】請求項5のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、主ロープが挿通される囲繞部を有し、
吊り合い重りと巻上機との間に、主ローブを囲繞部内に
挿通し、一対の吊り合い重り用ガイドレールに案内され
て昇降自在に配設された吊り合い重り側振れ止め体を備
え、振れ止め体移動手段が、振れ止め体および吊り合い
重り側振れ止め体のそれぞれに配設された動滑車と、駆
動綱車およびそらせ車に掛け渡され、両側がそれぞれ機
械室に設置された振れ止めロープ用そらせ車により主ロ
ープからそらせて昇降路内に吊り下げられ、一端が振れ
止め体に配設された動滑車に巻き掛けられた後昇降路の
天井に固着され、他端が吊り合い重り側振れ止め体に配
設された動滑車に巻き掛けられた後昇降路の天井に固着
された振れ止めロープとから構成されている。そのた
め、構造を簡略化することができ、部品点数を削減でき
ると共に、巻上機が直接振れ止めロープを移動させるの
で、駆動力が確実に伝達され安全性が向上する。
【0061】請求項6のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、振れ止め体は、コ字型部を有し、一対
のかご室用ガイドレールに案内されて昇降自在に配設さ
れた振れ止め体本体と、コ字型部の開放を閉じるように
振れ止め体本体に着脱可能に取り付けられて、振れ止め
体本体と共に囲繞部を構成する閉鎖体とから構成されて
いる。そのため、閉鎖体を振れ止め体本体から取り外す
ことにより、囲繞部が開放されるので、主ロープの交換
時に作業が容易である。
【0062】請求項7のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、振れ止め体は、一対のかご室用ガイド
レールのそれぞれに案内されて昇降自在に配設された一
対の振れ止め体本体と、それぞれ水平、かつ、平行に配
置され、両端部がそれぞれ一対の振れ止め体本体に締着
固定されて一対の振れ止め体本体を連結し、振れ止め体
本体と共に囲繞部を構成する一対の連結体とから構成さ
れ、一対の連結体は、それぞれ水平方向に細長の長穴が
設けられ、長穴にボルトを挿通されて振れ止め体本体に
締着固定され、一対の振れ止め体本体の間隔が一対のか
ご室用ガイドレールの間隔に対応して調整可能とされて
いる。そのため、一対のかご室用ガイドレールの間隔が
変化しても、連結体の締着箇所を替えることにより一種
類の部品にて対応することができ、コストを削減するこ
とができる。
【0063】請求項8のエレベータの主ロープ振れ止め
装置においては、振れ止め体は、一対のかご室用ガイド
レールのそれぞれに案内されて昇降自在に配設された一
対の振れ止め体本体と、それぞれ水平、かつ、平行に配
置され、両端部がそれぞれ一対の振れ止め体本体に取り
付けられて一対の振れ止め体本体を連結し、振れ止め体
本体と共に囲繞部を構成する一対の連結体とから構成さ
れ、一対の連結体は、それぞれ鉛直方向の断面形状が相
対する主面側を凸面とする曲面板で構成され、連結体を
貫通して一対の振れ止め体本体のそれぞれに水平に締着
されたボルトに案内されて囲繞部が縮小した縮小位置と
囲繞部が拡大した拡大位置との間を移動可能に構成さ
れ、さらにボルトの頭部と連結体との間に縮設された弾
性体により縮小位置側に付勢されている。そのため、主
ロープが振れて連結体に接触すると、連結体は、拡大位
置に移動して接触時のショックを吸収し、効果的に振れ
を規制する。また、連結体の主ロープに対向する主面
は、相対する主面側を凸面とする曲面とされているの
で、主ロープが損傷することがなくなり、安全性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のエレベータの主ロープ振れ止め装
置を示すエレベータの全体構成図である。
【図2】 振れ止め体を上方から見た図である。
【図3】 図2のIII-III線に沿う矢視断面図である。
【図4】 かご室が昇降路の最下階に停止していること
を示す図である。
【図5】 かご室が昇降路の最上階に停止していること
を示す図である。
【図6】 この発明のエレベータの主ロープ振れ止め装
置の他の例を示すエレベータの全体構成図である。
【図7】 かご室が昇降路の最上階に停止していること
を示す。
【図8】 かご室が昇降路の最下階に停止していること
を示す。
【図9】 この発明のエレベータの主ロープ振れ止め装
置の他の例を示すエレベータの全体構成図である。
【図10】 この発明のエレベータの主ロープ振れ止め
装置の他の例を示すエレベータの全体構成図である。
【図11】 この発明のエレベータの主ロープ振れ止め
装置の他の例を示す主ロープ振れ止め体の正面図であ
る。
【図12】 この発明のエレベータの主ロープ振れ止め
装置の他の例を示す主ロープ振れ止め体の正面図であ
る。
【図13】 この発明のエレベータの主ロープ振れ止め
装置の他の例を示す主ロープ振れ止め体の正面図であ
る。
【図14】 連結体の正面図である。
【図15】 この発明のエレベータの主ロープ振れ止め
装置の他の例を示す主ロープ振れ止め体の正面図であ
る。
【図16】 主ロープ振れ止め体の側面図である。
【図17】 従来のエレベータの全体を示す正面図であ
る。
【図18】 従来の固定式の主ローブ振れ止め装置を示
す正面図である。
【図19】 従来の固定式の主ローブ振れ止め装置の平
面図である。
【符号の説明】
1 かご室用ガイドレール、3 かご室、5 主ロー
プ、6 昇降路、7 巻上機、7a 駆動綱車、7b
そらせ車、11 駆動歯車、14,14a 巻取りドラ
ム、17,17a,23,23a,35 振れ止めロー
プ、18 振れ止め体、19 囲繞部、22,22a
駆動シーブ、25 つり合い重り側振れ止め体、28
つり合い重り用ガイドレール、29a コ字型部、30
閉鎖体、33,42 連結体、34 バネ(弾性
体)、38,39 動滑車、40 回転速度比較検出装
置、41 振れ止め体本体、43 ボルト、50,51
回転力伝達手段、100,101 振れ止め体移動手
段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ロープが昇降路の上部の機械室に設置
    された巻上機の駆動綱車およびそらせ車につるべ式に掛
    けられて該昇降路内に吊り下げられ、かご室が該主ロー
    プの一側に取り付けられ、吊り合い重りが該主ロープの
    他側に取り付けられて、該巻上機により該主ロープを走
    行移動させて該かご室および吊り合い重りがそれぞれ該
    昇降路内に鉛直方向に延設された一対のかご室用ガイド
    レールおよび一対の吊り合い重り用ガイドレールに案内
    されて該昇降路内を昇降移動するエレベータの主ロープ
    振れ止め装置であって、 上記主ロープが挿通される囲繞部を有し、上記かご室と
    上記巻上機との間に、上記主ロープを該囲繞部内に挿通
    し、上記一対のかご室用ガイドレールに案内されて昇降
    自在に配設された振れ止め体と、 上記巻上機によって駆動され、上記かご室の昇降移動に
    連動して、上記振れ止め体を上記巻上機と上記かご室と
    のほぼ中間位置に位置するように昇降移動させる振れ止
    め体移動手段とを備えたことを特徴とするエレベータの
    主ロープ振れ止め装置。
  2. 【請求項2】 上記振れ止め体移動手段が、 上記機械室に設置された巻取りドラムと、 一端が上記振れ止め体に接続され、他端側が上記巻取り
    ドラムに巻回された振れ止めロープと、 上記そらせ車の回転軸に同軸に固着されて、上記主ロー
    プの走行移動力に伴う回転力を得る駆動歯車と、 上記振れ止めロープの繰り出し/巻き取り量が上記主ロ
    ープの走行移動量に対して1/2となるように、上記駆
    動歯車の回転力を上記巻取りドラムに伝達する回転力伝
    達手段とから構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のエレベータの主ロープ振れ止め装置。
  3. 【請求項3】 上記主ロープが挿通される囲繞部を有
    し、上記吊り合い重りと上記巻上機との間に、上記主ロ
    ープを該囲繞部内に挿通し、上記一対の吊り合い重り用
    ガイドレールに案内されて昇降自在に配設された吊り合
    い重り側振れ止め体を備え、 上記振れ止め体移動手段が、 上記機械室に設置された駆動シーブと、 上記駆動シーブに掛け渡されて、一端が上記振れ止め体
    に接続され、他端が上記吊り合い重り側振れ止め体に接
    続された振れ止めロープと、 上記そらせ車の回転軸に同軸に固着されて、上記主ロー
    プの走行移動力に伴う回転力を得る駆動歯車と、 上記振れ止めロープの走行移動量が上記主ロープの走行
    移動量に対して1/2となるように、上記駆動歯車の回
    転力を上記駆動シーブに伝達する回転力伝達手段とから
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ータの主ロープ振れ止め装置。
  4. 【請求項4】 上記駆動歯車の回転速度と上記巻取りド
    ラムまたは上記駆動シーブの回転速度とを検出し、両者
    の速度比率が所定範囲外となった時に、上記かご室の停
    止信号をエレベータの制御部に対して出力する回転速度
    比較検出装置を備えたことを特徴とする請求項2または
    3記載のエレベータの主ロープ振れ止め装置。
  5. 【請求項5】 上記主ロープが挿通される囲繞部を有
    し、上記吊り合い重りと上記巻上機との間に、上記主ロ
    ーブを該囲繞部内に挿通し、上記一対の吊り合い重り用
    ガイドレールに案内されて昇降自在に配設された吊り合
    い重り側振れ止め体を備え、 上記振れ止め体移動手段が、 上記振れ止め体および上記吊り合い重り側振れ止め体の
    それぞれに配設された動滑車と、 上記駆動綱車および上記そらせ車に掛け渡され、両側が
    それぞれ上記機械室に設置された振れ止めロープ用そら
    せ車により上記主ロープからそらせて該昇降路内に吊り
    下げられ、一端が上記振れ止め体に配設された上記動滑
    車に巻き掛けられた後上記昇降路の天井に固着され、他
    端が上記吊り合い重り側振れ止め体に配設された上記動
    滑車に巻き掛けられた後上記昇降路の天井に固着された
    振れ止めロープとから構成されていることを特徴とする
    請求項1記載のエレベータの主ロープ振れ止め装置。
  6. 【請求項6】 上記振れ止め体は、 コ字型部を有し、上記一対のかご室用ガイドレールに案
    内されて昇降自在に配設された振れ止め体本体と、 上記コ字型部の開放を閉じるように上記振れ止め体本体
    に着脱可能に取り付けられて、上記振れ止め体本体と共
    に上記囲繞部を構成する閉鎖体とから構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のエレ
    ベータの主ロープ振れ止め装置。
  7. 【請求項7】 上記振れ止め体は、 上記一対のかご室用ガイドレールのそれぞれに案内され
    て昇降自在に配設された一対の振れ止め体本体と、 それぞれ水平、かつ、平行に配置され、両端部がそれぞ
    れ上記一対の振れ止め体本体に締着固定されて該一対の
    振れ止め体本体を連結し、該振れ止め体本体と共に上記
    囲繞部を構成する一対の連結体とから構成され、 上記一対の連結体は、それぞれ水平方向に細長の長穴が
    設けられ、該長穴にボルトを挿通されて上記振れ止め体
    本体に締着固定され、上記一対の振れ止め体本体の間隔
    が上記一対のかご室用ガイドレールの間隔に対応して調
    整可能とされていることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載のエレベータの主ロープ振れ止め装置。
  8. 【請求項8】 上記振れ止め体は、 上記一対のかご室用ガイドレールのそれぞれに案内され
    て昇降自在に配設された一対の振れ止め体本体と、 それぞれ水平、かつ、平行に配置され、両端部がそれぞ
    れ上記一対の振れ止め体本体に取り付けられて該一対の
    振れ止め体本体を連結し、該振れ止め体本体と共に上記
    囲繞部を構成する一対の連結体とから構成され、 上記一対の連結体は、それぞれ鉛直方向の断面形状が相
    対する主面側を凸面とする曲面板で構成され、該連結体
    を貫通して上記一対の振れ止め体本体のそれぞれに水平
    に締着されたボルトに案内されて上記囲繞部が縮小した
    縮小位置と該囲繞部が拡大した拡大位置との間を移動可
    能に構成され、さらに該ボルトの頭部と該連結体との間
    に縮設された弾性体により該縮小位置側に付勢されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    エレベータの主ロープ振れ止め装置。
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