JPH01317977A - エレベーターの速度検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はエレベータ−の速度を検出する装置に関する
ものである。

〔従来の技術〕

第５図は従来のエレベータ−の速度検出装置を示す構成
図である。

図中、（１）は機械室に設置された制御装置、（２）は
制御装置（１）によ）駆動制御される電動機、（３）は
電動機（２）に直結され電動機（２）の回転速度を検出
するパルス発生器からなる速度検出器、（４）はそらせ
車。

（５）は昇降路に立設されたガイドレール（６）に案内
されるかご、（７）はつシ合おもシ、（８）は電動機（
２）により駆動される駆動綱車及びそらせ車（４）に巻
き掛けられかご（５）とつ〕合おも５（７１ｔ−結合す
る主索、（９１゜αＧはかと（５）に支持されガイドレ
ール（６）上を転動するローラ、ａＤはローラ（９）に
直結されローラ（９）の回転速度を検出するパルス発生
器からなる速度検出器、α３はかと（艶の上に設けられ
九マイクロコンピュータ（以下マイコンという）、ａ３
は制御装置＋１）とかと（５）の間に懸垂されたデータ
伝送用の移動ケーブルである。

従来のエレベータ−の速度検出装置は上記のように構成
され１乗場呼び又はかご呼びが発生すると、制御装置（
１）から起動指令が出方され、電動機＋２１は駆動され
て主索（８）ヲ介してかと（５）は起動する。

かご（５）が起動すると、ローラ（９１，＋ＩＧはそれ
ぞれガイドレール（６）上を転動し、速度検出器（１１
）も回転する。速度検出器αυの出力はｉイコンαａへ
入力され。

この入力信号を使用することにより、マイコンα邊でか
と（５）の速度が検出される。かど（５）が呼びのある
階に到着すると、制御装置＜１１から戸開閉指令が出力
され１戸の開閉が行われるが、この際、制御装置（１）
からの戸開閉指令は、安全のため速度検出器（３）によ
シ検出された電動機（２）の速度が所定速度以下になら
ないと出力されないようにしている。

なお、かご（５）の上にマイコンα２が設けられている
が、このような分散マイコン方式は近年増加の傾向にあ
る。マイコンα２と制御装置（１１との間のデータ伝送
は、従来では各信号ごとに信号線を持ち。

並列伝送されているが、最近では信号線数削減のため、
直列伝送されるように変わりつつある。すなわち、移動
ケーブルａ３ヲ光ケーブルで構成し。

伝送信号が多重化される傾向にある。このような構成で
は、かごＣδ）内機器、ドア、位置表示器、呼び発鈴等
はすべてマイコンα２で制御されるが、データ伝送経路
に何らかの異常が発生した場合の対策として、マイコン
ａ３でも０戸開閉制御等に速度検出の手段が必要であり
、速度検出器ａＴＪが設けられている。これにより、か
ご（５）の速度が所定速度以下にならないと０戸を開か
ないなどの安全動作を実施することを可能にしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のような従来のエレベータ−の速度検出装置では、
ガイドレール（６）面を転勤するローラ（９）。

ａαの回転によりかと（５）の速度を検出しているため
。

かご（５）が揺れたりしてローラ（９）が空転した場合
。

真のかご速度が検出できないという問題点がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、万一ローラの空転が発生しても、真のかご速度を検出
できるようにしたエレベータ−の速度検出装置を提供す
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るエレベータ−の速度検出装置は。

ガイドレール面を転動する複数個のローラの回転からか
ごの速度を検出する複数個の速度検出器と。

これらの速度検出器の出力を比較しその大きい方をかご
速度として選択する選択手段とを設けたものである。

〔作用〕

この発明においては、複数個の速度検出器の出力の内大
きい方を選択するようにしたため、出力の大きい方は空
転していないａ−ラによって検出されたかご速度となる
。

〔実施例〕

第１図〜第４図はこの発明の一実施例を示す図で、゛第
１図は全体構成図、第２図はエレベータ−の構成図、第
３図はマイコンのブロック図、第４図は速度選択動作を
示すフローチャートであり。

従来装置と同様の部分は同一符号で示す。

この実施例は第１図及び第４図から明らかなように３０
−ラ（９）に第１速度検出器（１１Ａ）金、ローラａａ
に第２速度検出器（１１Ｂ）ｔ−設け、これらの出力を
選択手段員で比較し、その大きい方をかご速度として制
御装置（１）へ出力するように構成されている。

第３図中、　ａ３ｔｊ、ｗ（：ｘｙテ、　ＣＰ　Ｕ　（
１２Ａ）　。

ＲＯＭ（１２Ｂ）、　ＲＡＭ（ｆ２Ｃ）、第１及び第２
速度検出回路（１２Ｄ）　、　（１２Ｅ）　、　　入出
力回路（１２Ｆ）及び送受信回路（１２Ｇ）を有し、第
１及び第２速度検出回路（１２Ｄ）　、　（１２Ｋ）は
それぞれ第１及び第２速度検出器（ＩＩＡ）　、　（１
１Ｂ）　に接続され、入出力回路（１２Ｆ）はかと呼び
信号１戸開閉信号、かご位置信号等を発生するかご機器
（ＩＩＫ接続され、送受信回路（１２Ｇ）は移動ケーブ
ルａ３を介して制御装置【１）に接続されている。

すなわち、　ＣＰ　Ｕ　（１２Ａ）はＲＯＭ　（１２Ｂ
）に記憶されたプログラムに従って演算処理を実施し、
必要に応じてその結果をＲＡ　Ｍ　（１２のに書き込ん
だ）、既に書き込まれた処理結果を参照したルする。

かご機器−から送信される信号は、入出力回路（１２Ｆ
）へ入力され、適宜送受信回路（１２Ｇ）を介して制御
装置（１）へ送信される。また、制御装置１０から送信
されたデータは、送受信回路（１２Ｇ）を介してＣＰ　
Ｕ　（１２Ａ）へ入力され、必要に応じて表示信号やド
ア駆動用信号を出力したシする。第１及び第２速度検出
器（ＩＩＡ）　、　（１１Ｂ）からの出方信号は。

それぞれ第１及び第２速度検出回路（１２Ｄ）　、　（
１２Ｅ）に入力され、　ＣＰ　Ｕ　（１２Ａ）で処理さ
れる。

ここで、制御装置（１）との伝送経路に何らかの不具合
が生じて、誤って戸開指令が受信された場合について、
第４図を参照して説明する。

ステップ６０で送受信回路（１２Ｇ）から誤動作による
戸開指令を受信する。ステップ翰でかと（５）が戸開可
能区間にいるかを判定し１戸開可能区間外であれば、以
後の処理を行わず他の処理ルーチンへと移る。もし１戸
開可能区間であれば、ステップ（ハ）で第１速度検出回
路（１２Ｄ）の処理結果により第１のかご速度Ｖ＋　を
算出する（例えば単位時間内のパルス数をカウントする
）、次に、ステップＱ４で第２速度検出回路（１２Ｅ）
の処理結果により、第２のかご速度Ｖ２１ｆ：ｇ出する
。ステップ（ハ）でｖｌ＞Ｖ２であるかを判定し、Ｖｌ
＞Ｖ２　であれば。

第１のかご速度ｖ１　を真のかご速度と判断する。

ステップ（ハ）で更に速度ｖ１　が戸開可能な所定速度
以下になっているかを判定し、所定速度以下であればス
テップ■で戸開指令が出力され１戸開が開始される。も
し、速度ｖ１　が所定速度以下でなければ、ステップ勾
は実行せず、他の処理ルーチンへ移る。ステップ（２）
でｖ１≦ｖ２　　であれば、第２のかご速度ｖ２　を真
のかご速度と判定し、ステップ（至）で更に速度ｖ２が
真のかご速度と判定し、ステップ（至）で更に速度ｖ２
が所定速度以下になっているかを判定し、その結果によ
り上記と同様な処理を実行する。

従来装置でも、制御装置（１３がらは、速度検出器（３
）により電動機（２）の速度を監視しつつ戸開閉指令が
出力されると共に、伝送経路の故障に備えて。

かご（５）側でも速度検出器αυによりかご（５）の速
度を検出して戸開閉制御が行われる。しかしながら。

ローラ（９）はかと（５）が揺れたときなどには空転す
ることが十分に考えられ、真のかご速度を検出すること
はできない。そのため、万−ＣＰ　Ｕ　（１２Ａ）が戸
開指令を誤認識したときに、この真でないかご速度を戸
開閉の利足基準として使用した場合には。

かご速度が十分に落ちる前に戸開するという非常に危険
な状態を招く虞れがある。この実施例では。

第１及び第２検出器（１１Ａ）、（１１Ｂ）　　ｔ−設
け、これらの出力の大きい方を選択するようＫしている
ので、万−一方が空転又は故障したとしても、危険状態
は未然に防止される。

上記実施例では、移動ケーブル（１１については詳細に
述べてないが、このデータ伝送経路においては、無線通
信、光ケーブル等による有線通信の信号多重化、その他
の直列通信方式等いずれを適用しても同様の効果を奏す
ることは言うまでもない。

また、実施例では通常のエレベータ−について説明した
が、傾斜する昇降路に沿ってかごが昇降する斜行エレベ
ータ−等においても同様に適用可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したとおりこの発明では、ガイドレール面を転
動する複数個のローラに結合された速度検出器の出力を
比較し、その大きい方をかご速度として選択するように
したので、一方のローラが空転しても、真のかご速度を
検出することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図はこの発明によるエレベータ−の速度検
出装置の一実施例を示す図で、第１図は全体構成図、第
２図はエレベータ−の構成図、第３図はマイコンのブロ
ック図、第４図は速度選択動作を示すフローチャート、
第５図は従来のエレベータ−の速度検出装置を示す構成
図である。 図中、　Ｔｌ＋は制御装置、（２１は電動機、ｃ５）は
かご。 （６）はガイドレール、　（９）、αｌはローラ、　　
（１１Ａ）は第１速度検出器、　　（１１Ｂ）は第２速
度検出器、　（１３はマイクロコンピュータ、αｅは選
択手段である。 なお１図中同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガイドレールに案内されて昇降するかごに支持され上記
   ガイドレール面を転動する複数個のローラと、これらの
   ローラに結合されその回転速度に対応する出力を発する
   複数個の速度検出器と、これらの速度検出器の出力を比
   較しその大きい方を上記かごの速度として選択する選択
   手段とを備えてなるエレベーターの速度検出装置。