JP4803281B2 - 無線通信装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置及びプログラムに関する。
近年、IEEE802.15.4に規定されている無線通信システムでは、予め設定された無線周波数帯域が所定の帯域幅で互いに重ならないように複数の無線チャンネルに分割されており、このうち何れか一つの無線チャンネルが選択され、選択された無線チャンネルにおいて無線通信装置間での無線通信が行われている。
無線チャンネルを選択するために、無線通信装置は、選択可能な全ての無線チャンネルの通信状況を検証している。この通信状況の検証処理として、全ての無線チャンネルの電界強度の検出(エネルギースキャン)が行なわれる。そして、無線通信装置は、選択可能な全ての無線チャンネルの電界強度の検出結果に応じて干渉波レベル等を算出し、通信状況の良い無線チャンネルを選択している。
例えば、アクセスポイントの電波強度を予め定められた時間間隔で測定し、電波強度が第1の閾値を下回るとスキャン間隔でスキャンを実行して他のアクセスポイントに接続し、電波強度が第3の閾値を超えるとスキャンの実行を中止する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2007−311851号公報
しかしながら、特許文献1のように、定期的に全ての無線チャンネルの電界強度を検出することは、「無線チャンネル数」に「無線チャンネル1つ分の検出時間」を乗算した時間を要することとなる。そのため、この全ての無縁チャンネルの電界強度の検出に要する時間を短縮することができず、良好な通信状況の無線チャンネルを選択をするために要する処理時間を短縮することが困難であった。
また、全ての無線チャンネルに対して電界強度の検出を定期的に行なうことから、定期的に多大な電力が消費されるという問題も生じている。
本発明の課題は、上記問題に鑑みて、選択可能な複数の無線チャンネルの通信状況を検証する際に実行される電界強度の検出に要する時間の短縮化及び省電力化を図り、無線チャンネルの選択処理に要する時間の短縮化及び省電力化を実現することである。
本発明は、予め設定された周波数帯域を複数に分割した複数の無線チャンネルのうちいずれか一つの選択された無線チャンネルを用いて無線通信を行う無線通信部装置であって、前記無線チャンネルの電界強度を検出する検出部と、前記複数の無線チャンネルの通信状況の検出タイミング時に、前記複数の無線チャンネルの中の一部の複数の無線チャンネルに対して、その電界強度を前記検出部検出し、この検出された電界強度に基づいて前記検出部で検出されていない未検出の無線チャンネルの電界強度を推定することで前記複数の無線チャンネルの電界強度を決定する制御部と、前記通信状況の検出タイミング毎に、前記制御部で決定された各無線チャンネルの電界強度を最新の電界強度の情報として更新記憶する電界強度テーブルと、送受信用に現在使用している無線チャンネルである使用チャンネルの通信状況が悪化したか否かを判別し、悪化したことを判別した際は、前記電界強度テーブルに更新記憶されている各無線チャンネルの最新の電界強度を読み出し、その読み出された電界強度に基づいて前記使用チャンネルを変更するチャンネル変更部と、
を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、複数の無線チャンネルの通信状況を検証する際の電界強度の検出に要する時間の短縮化及び省電力化を図ることができ、無線チャンネルの選択処理に要する時間の短縮化及び省電力化を実現することができる。
実施の形態1における無線通信システムの概略構成図である。 無線中継装置の概略構成図である。 実施の形態1のチャンネルスキャン処理のメインフローチャートである。 実施の形態1の検出処理のフローチャートである。 第1推定処理のフローチャートである。 第2推定処理のフローチャートである。 第3推定処理のフローチャートである。 図8(a)はステップS3に第1推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例、図8(b)はステップS3に第2推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例、図8(c)はステップS3に第3推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例、である。 実施の形態2のチャンネルスキャン処理のメインフローチャートである。 実施の形態2の検出処理のフローチャートである。 第4推定処理のフローチャートである。 第5推定処理のフローチャートである。 第6推定処理のフローチャートである。 ステップS64に第4推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例である。 ステップS64に第5推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例である。 ステップS64に第6推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例である。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、この発明にはこの実施の形態に限定されるものではない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語はこれに限定されない。
[実施の形態1]
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態1における無線通信システムAの概略構成図を示す。
図1に示すように、無線通信システムAは、通信ネットワークNを介して他の無線中継装置又は外部装置と接続された無線中継装置1と、無線中継装置1と無線を介して接続される複数の無線端末装置2と、を備えている。
無線通信システムAでは、予め設定された周波数帯域を複数に分割した複数の無線チャンネルのいずれか一つが用いられ、無線中継装置1と無線端末装置2との間で無線通信が行われる。例えば、2.4[GHz]帯の周波数帯域を11[ch]〜26[ch]の全16チャンネルに分割し、何れか一のチャンネルを用いて、無線中継装置1と無線端末装置2との間で無線通信が行われる。
以下、無線中継装置1及び無線端末装置2を無線通信装置と総称する。
図2に、無線中継装置1の概略構成図を示す。
図2に示すように、無線中継装置1は、制御部10、記憶部11、端末情報用メモリ12、タイマ13、無線送信部14a、無線受信部14b、検出部15、SW(切替部)16、I/F(InterFace)部17、バッファ18、アンテナ19等を備え、各部が電気的に接続されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。制御部10は、記憶部11や端末情報用メモリ12に記憶されている各種プログラム、各種テーブルやデータ等の中から指定されたプログラム、テーブルやデータを読み出し、RAM又は記憶部11や端末情報用メモリ12のワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行し、その処理結果をRAM内又は記憶部11や端末情報用メモリ12の所定の領域に格納するとともに、無線中継装置1内の各部に指示して、無線中継装置1の動作全般を統括的に制御する。
また、制御部10は、予め複数の無線チャンネルに分割されている無線周波数帯域のうち最も干渉波レベルが低く電波状況の良い無線チャンネルを、無線端末装置2と無線通信を行う際に使用する無線チャンネル(使用チャンネル)として選択するために、無線チャンネルの通信状況の検証処理(チャンネルスキャン処理)を行なう。
本実施の形態1におけるチャンネルスキャン処理では、選択可能な複数の無線チャンネルの電界強度を検出する際(エネルギースキャンを実行する際)、当該複数の無線チャンネルの中から予め設定された無線チャンネル(検出対象チャンネル)に対して、電界強度が検出部15により検出される。そして、検出対象チャンネルの電界強度に基づいて、電界強度が未検出の無線チャンネル(未検出チャンネル)の電界強度の推定値が算出される推定処理が実行される。
本実施の形態1の推定処理では、例えば、11[ch]〜26[ch]の全16チャンネルのうち、検出対象チャンネルが11、14、17、20、23、26[ch]である場合、未検出チャンネルである12、13、15、16、18、19、21、22、24、25[ch]の電界強度の推定値が算出される。
本実施の形態1の推定処理としては、以下に述べる第1〜3推定処理の3つの種類があり、いずれか一つの処理が予め設定されている。
第1推定処理では、未検出チャンネル毎に、未検出チャンネルの前後の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの電界強度の平均値が算出され、算出された平均値が当該未検出チャンネルの電強度の推定値となる。
第2推定処理では、未検出チャンネル毎に、当該未検出チャンネルの前後の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの電界強度のうち高い方が、当該未検出チャンネルの電界強度の推定値となる。
第3推定処理では、未検出チャンネル毎に、『「未検出チャンネルから当該未検出チャンネルの前の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの間の無線チャンネル間隔数」に対する「当該未検出チャンネルの前後の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの間の無線チャンネル間隔数」の比』と、『「当該未検出チャンネルの電界強度と当該未検出チャンネルの前の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの電界強度との差分値」に対する「当該未検出チャンネルの前後の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの電界強度の差分値」の比』と、が等しくなるように、未検出チャンネルの電界強度の推定値が算出される。
記憶部11は、磁気的、光学的記録媒体又は半導体等の電気的に消去及び書き換えが可能な不揮発性メモリで構成されており、無線中継装置1に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着されるものである。また、記憶部11には、制御部10により実行される各種プログラム及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータ、電界強度テーブル等が予め記憶されている。
本実施の形態1における電界強度テーブルには、各無線チャンネルに対して検出又は推定された電界強度が記憶されている。
端末情報用メモリ12は、電気的に消去及び書き換えが可能なメモリで構成されている。端末情報用メモリ12には、無線中継装置1と接続される無線端末装置2それぞれの固有の情報が示されたノードアドレス等の端末情報が記憶されている。
タイマ13は、複数の無線チャンネルの通信状況を検証するタイミングの間隔(スキャン間隔を計時し、スキャン間隔に達する度に検出タイミング信号を制御部10に出力する。
無線送信部14aは、変調回路やRF(Radio Frequency)回路等を備えており、パケットの送信電力の調整を行うと共に、制御部10からの指示に応じて送信するデータの符号化を行なってパケットを構成し、構成したパケットの変調を行い、アンテナ19を介して無線端末装置2へパケットの送信を行う。
無線受信部14bは、復調回路やRF回路等を備えており、パケットの受信感度の調整を行うと共に、アンテナ19を介して受信したパケットの復調を行い、復調したパケットの解析を行って得られたデータを制御部10に出力する。
無線送信部14a、無線受信部14b、及びアンテナ19により、複数の無線チャンネルのいずれか一つを用いて無線通信装置である無線端末装置2と無線通信を行う通信部が実現される。
検出部15は、アンテナ19を介して無線通信に利用される複数の無線チャンネル(11〜26[ch])の電力や雑音電力、妨害波電力等を検出し、各無線チャンネルの電界強度を定期的に検出する。なお、電力検出部15の機能を無線受信部14bが備えるとしてもよい。
SW16は、無線送信部14a、無線受信部14b及び検出部15と、アンテナ19と、の間に設けられており、制御部10からの指示に従って、アンテナ19と接続する各部(無線送信部14a、無線受信部14b、検出部15)を切り替える。
I/F部17は、所定の通信方式により通信ネットワークNを介して接続されている他の無線中継装置1又は外部装置と通信を行うための通信制御を行う。
バッファ18は、有線I/F17を介して受信したデータを一時的に記憶する。
無線端末装置2は、制御部、記憶部、タイマ、無線受信部、検出部、SW(切替部)、アンテナ等を備え、各部が電気的に接続されており、複数の無線チャンネルのうち何れか一のチャンネルを用いて、無線中継装置1と無線通信を行う。
また、本実施の形態1の無線端末装置2は、使用チャンネルの通信状況が悪化した場合等に無線中継装置1と無線通信を行う無線チャンネルを新たに探す必要がある場合、無線中継装置1と同様にチャンネルスキャン処理を実行する。
なお、無線端末装置2で実行されるチャンネルスキャン処理は、無線中継装置1で実行されるチャンネルスキャン処理と同様であるため、図示及び説明は省略する。即ち、無線端末装置2は、無線中継装置1と同様のチャンネルスキャン処理を実行するため、無線中継装置1及び無線端末装置2は、無線通信装置として実現される。
次に、本実施の形態1の動作を説明する。
図3に、無線中継装置1において実行される本実施の形態1のチャンネルスキャン処理のメインフローチャートを示す。なお、図3に示す処理は、無線中継装置1内の制御部10と各部との協働により実行されるものであり、無線中継装置1に電力が供給されている間に実行されるものである。
制御部10は、タイマ13から検出タイミング信号が入力されたか否かを判別する(ステップS1)。検出タイミング信号が入力された場合(ステップS1;YES)、制御部10は、検出処理(エネルギースキャン)を実行し(ステップS2)、推定処理を実行する(ステップS3)。ステップS3で実行される推定処理として、第1〜3推定処理のうちいずれか一つが予め設定されている。
制御部10は、各無線チャンネルに対してステップS2で検出及びステップS3で推定された電界強度を電界強度テーブルに書き換え(ステップS4)、ステップS1の処理に戻る。
検出タイミング信号が入力されていない場合(ステップS1;NO)、制御部10は、アンテナ19を介して無線受信部14bにより受信すべきデータがあるか否かを判別する(ステップS5)。受信すべきデータがない場合(ステップS5;NO)、制御部10は、ステップS7の処理に進む。受信すべきデータがある場合(ステップS5;YES)、制御部10は、当該受信すべきデータの受信処理を実行する(ステップS6)。
制御部10は、ステップS6後又はステップS5;NO後、無線送信部14aから送信すべきデータがあるか否かを判別する(ステップS7)。送信すべきデータがない場合(ステップS7;NO)、制御部10は、ステップS9の処理に進む。送信すべきデータがある場合(ステップS7;YES)、制御部10は、当該送信すべきデータの送信処理を実行する(ステップS8)。
制御部10は、ステップS8後又はステップS7;NO後、記憶部11から電界強度テーブルを読み出し(ステップS9)、現在、無線端末装置2と無線通信を行うために無線送信部14a及び無線受信部14bで使用している無線チャンネル(使用チャンネル)の通信状況が悪化しているか否かを判別する(ステップS10)。
ステップS10では、電界強度テーブルが参照され、使用チャンネルの電界強度が予め設定されている閾値よりも大きいか否かが判別される。使用チャンネルの電界強度が閾値よりも大きい場合、通信状況が悪化していると判別される。
使用チャンネルの通信状況が悪化した場合(ステップS10;YES)、制御部10は、電界強度テーブルを参照して最も通信状況の良い(電界強度が最も小さい)無線チャンネルに使用チャンネルを変更して(ステップS11)、ステップS1の処理に戻る。
使用チャンネルの通信状況が悪化していない場合(ステップS10;NO)、制御部10は、通信品質評価処理を実行する(ステップS12)。
ステップS12で実行される通信品質評価処理では、使用チャンネルを用いて送信したデータに対するACKの受信率やパケットエラーの発生率が、予め設定された比率以上か否か等が判別することにより、使用チャンネルの通信品質が悪化しているか否かが評価される。
制御部10は、ステップS12後、使用チャンネルの通信品質が悪化しているか否かを判別する(ステップS13)。使用チャンネルの通信品質が悪化している場合(ステップS13;YES)、制御部10は、ステップS11の処理に進む。使用チャンネルの通信品質が悪化していない場合(ステップS13;NO)、制御部10は、ステップS1の処理に進む。
図4に、ステップS2で実行される本実施の形態1の検出処理のフローチャートを示す。なお、図4に示す検出処理では、検出対象チャンネルを11[ch]から3つおきの無線チャンネル(11、14、17、20、23、26[ch])に設定した場合の処理とする。
制御部10は、まず、変数xを11に設定する(ステップS1)。そして、制御部10は、電界強度を検出する無線チャンネル(検出対象チャンネル)を変数xが示す番号の無線チャンネルに設定する(ステップS22)。
制御部10は、検出対象チャンネルの電界強度を検出部15により検出(スキャン)させ(ステップS23)、検出部15により検出された検出値を検出対象チャンネルの電界強度C[x]とする(ステップS24)。
制御部10は、変数xに3を加算して新たな変数xを設定し(ステップS25)、変数xが設定可能な無線チャンネルのうち最大の無線チャンネルの番号(ここでは26)よりも大きいか否かを判別する(ステップS26)。
変数xが26以下の場合(ステップS26;NO)、制御部10は、ステップS22の処理に戻る。変数xが26よりも大きい場合(ステップS26;YES)、制御部10は、本処理を終了する。
次に、ステップS3で実行される第1〜3推定処理のフローチャートを図5〜7を参照して説明する。ステップS3では、図5〜7に示す処理のいずれか一つが実行される。
なお、図5〜7に示す推定処理では、検出対象チャンネルを11[ch]から3つおきの無線チャンネル(11、14、17、20、23、26[ch])に設定した場合の処理とする。
図5に、第1推定処理のフローチャートを示す。
制御部10は、まず、11を変数a、変数aに3を加算した14を変数bに設定する(ステップS31)。変数a、bは、参照すべき検出対象チャンネルの番号を示すものである。
制御部10は、変数aが示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a]と、変数bが示す番号の無線チャンネルの電界強度C[]と、の平均値Dを下記の式(1)を用いて算出する(ステップS32)。
D=(C[a]+C[b])/2 ・・・・・(1)
制御部10は、ステップS32で算出した平均値Dを変数aに1を加算した値が示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a+1]、変数aに2を加算した値が示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a+2]、とする(ステップS33)。
制御部10は、変数aに3を加算して新たな変数aを設定し、変数bに3を加算して新たな変数bを設定し(ステップS34)、変数aが設定可能な無線チャンネルのうち最大の無線チャンネルの番号(ここでは26)よりも大きいか否かを判別する(ステップS35)。
制御部10は、変数aが26以下の場合(ステップS35;NO)、ステップS32の処理に戻り、変数aが26よりも大きい場合(ステップS35;YES)、本処理を終了する。
図8(a)に、ステップS3に第1推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例を示す。図8(a)では、網掛けされた無線チャンネルの番号(11、14、17、20、23、26)及び電強度が、検出対象チャンネル及びステップS2で検出された電強度である。また、網掛けされていない無線チャンネルの番号(12、13、15、16、18、19、21、22、24、25)及び電界強度が、未検出チャンネル及び第1推定処理により推定された電界強度である。
図8(a)に示すように、未検出チャンネルの電界強度は、前後の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの電界強度の平均値となる。
図8(a)に示すように、例えば、未検出チャンネルが12[ch]、12[ch]の前後に存在する検出対象チャンネルが11[ch]と14[ch]である場合、11[ch]の電界強度53と14[ch]の電界強度78との平均値66が12[ch]の電界強度の推定値となる。
このように、第1推定処理では、未検出チャンネルの前後に存在する検出対象チャンネルの電界強度の平均値を当該未検出チャンネルの電界強度の推定値とすることができる。
図6に、第2推定処理のフローチャートを示す。
制御部10は、まず、11を変数a、変数aに3を加算した14を変数bに設定する(ステップS41)。変数a、bは、参照すべき検出対象チャンネルの番号を示すものである。
制御部10は、変数aが示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a]が、変数bが示す番号の無線チャンネルの電界強度C[b]よりも高いか否かを判別する(ステップS42)。
変数aが示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a]が、変数bが示す番号の無線チャンネルの電界強度C[b]よりも高い場合(ステップS42;YES)、制御部10は、変数aが示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a]を、選出電界強度Eとする(ステップS43)。
変数aが示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a]が、変数bが示す番号の無線チャンネルの電界強度C[b]以下の場合(ステップS42;NO)、制御部10は、変数bが示す番号の無線チャンネルの電界強度C[b]を、選出電界強度Eとする(ステップS44)。
制御部10は、ステップS43又はステップS44で設定した選出電強度Eを変数aに1を加算した値が示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a+1]、変数aに2を加算した値が示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a+2]、とする(ステップS45)。
制御部10は、変数aに3を加算して新たな変数aを設定し、変数bに3を加算して新たな変数bを設定し(ステップS46)、変数aが設定可能な無線チャンネルのうち最大の無線チャンネルの番号(ここでは26)よりも大きいか否かを判別する(ステップS47)。
制御部10は、変数aが26以下の場合(ステップS47;NO)、ステップS42の処理に戻り、変数aが26よりも大きい場合(ステップS47;YES)、本処理を終了する。
図8(b)に、ステップS3に第2推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例を示す。図8(b)では、網掛けされた無線チャンネルの番号(11、14、17、20、23、26)及び電強度が、検出対象チャンネル及びステップS2で検出された電強度である。また、網掛けされていない無線チャンネルの番号(12、13、15、16、18、19、21、22、24、25)及び電界強度が、未検出チャンネル及び第2推定処理により推定された電界強度である。
図8(b)に示すように、未検出チャンネルの電界強度は、前後の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの電界強度のうち、電界強度が高い検出対象チャンネルの電強度となる。
図8(b)に示すように、例えば、未検出チャンネルが12[ch]、12[ch]の前後に存在する検出対象チャンネルが11[ch]と14[ch]である場合、11[ch]の電界強度53と14[ch]の電界強度78のうち高い電界強度78が12[ch]の電界強度78の推定値となる。
このように、第2推定処理では、未検出チャンネルの前後に存在する検出対象チャンネルの電界強度のうち高い方を当該未検出チャンネルの電界強度の推定値とすることができる。
なお、本実施の形態1では、3つの無線チャンネルの間隔で電界強度を検出していることから、検出対象チャンネル間に存在する未検出チャンネルの数は2つとなる。そのため、ステップS33、ステップS45、では、検出対象チャンネルの間に存在する2つの未検出チャンネルの電界強度(C[a+1]、C[a+2])を、当該未検出チャンネルの前後の検出対象チャンネル(変数a、bが示す無線チャンネル)の電界強度の平均値D、又は、電界強度が高い検出対象チャンネルの電界強度(選出電強度E)、としている。
図7に、第3推定処理のフローチャートを示す。
制御部10は、まず、変数aを11、変数bを変数aに3を加算した14に設定する(ステップS51)。変数a、bは、参照すべき検出対象チャンネルの番号を示すものである。
制御部10は、下記の式(2)、(3)に基づいて、変数aに1を加算した値が示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a+1]、変数aに2を加算した値が示す番号の無線チャンネルの電界強度C[a+2]、を算出する(ステップS52)。
C[a+1]=C[a]+(C[b]−C[a])/3 ・・・・(2)
C[a+2]=C[a]+2(C[b]−C[a])/3 ・・・・(3)
式(2)は、『「未検出チャンネル(変数a+1が示す番号の無線チャンネル)から当該未検出チャンネルの前の周波数帯域に存在する検出対象チャンネル(変数aが示す番号の無線チャンネル)の間の無線チャンネル間隔数(1)」に対する「当該未検出の無線チャンネルの前後の周波数帯域に存在する検出対象チャンネル(変数a、bが示す番号の無線チャンネル)の間の無線チャンネル間隔数(3)」の比(1:3)』と、『「当該未検出の無線チャンネルの電界強度C[a+1]と当該未検出の無線チャンネルの前の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの電界強度C[a]との差分値(C[a+1]−C[a])」に対する「当該未検出の無線チャンネルの前後の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの電界強度の差分値(C[b]−C[a])」の比((C[a+1]−C[a]):(C[b]−C[a]))』と、が等しくなるように、未検出チャンネルの電界強度C[a+1]を算出するものである。
式(3)は、『「未検出チャンネル(変数a+2が示す番号の無線チャンネル)から当該未検出チャンネルの前の周波数帯域に存在する検出対象チャンネル(変数aが示す番号の無線チャンネル)の間の無線チャンネル間隔数(2)」に対する「当該未検出の無線チャンネルの前後の周波数帯域に存在する検出対象チャンネル(変数a、bが示す番号の無線チャンネル)の間の無線チャンネル間隔数(3)」の比(2:3)』と、『「当該未検出の無線チャンネルの電界強度C[a+2]と当該未検出の無線チャンネルの前の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの電界強度C[a]との差分値(C[a+2]−C[a])」に対する「当該未検出の無線チャンネルの前後の周波数帯域に存在する検出対象チャンネルの電界強度の差分値(C[b]−C[a])の比((C[a+2]−C[a]):(C[b]−C[a]))」と、が等しくなるように、未検出チャンネルの電界強度C[a+2]を算出するものである。
制御部10は、変数aに3を加算して新たな変数aを設定し、変数bに3を加算して新たな変数bを設定し(ステップS53)、変数aが設定可能な無線チャンネルのうち最大の無線チャンネルの番号(ここでは26)よりも大きいか否かを判別する(ステップS54)。
制御部10は、変数aが26以下の場合(ステップS54;NO)、ステップS52の処理に戻り、変数aが26よりも大きい場合(ステップS54;YES)、本処理を終了する。
図8(c)に、ステップS3に第3推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例を示す。図8(c)では、網掛けされた無線チャンネルの番号(11、14、17、20、23、26)及び電強度が、検出対象チャンネル及びステップS2で検出された電強度である。また、網掛けされていない無線チャンネルの番号(12、13、15、16、18、19、21、22、24、25)及び電界強度が、未検出チャンネル及び第3推定処理により推定された電界強度である。
図8(c)に示すように、未検出チャンネルの電界強度は、無線チャンネル間隔数の比と電界強度の差分値の比とに基づくものである。
図8(c)に示すように、例えば、未検出チャンネルが12[ch]であり、12[ch]の前後に存在する検出対象チャンネルが11[ch]と14[ch]である場合、12[ch]から11[ch]の間の無線チャンネル間隔数は1、12[ch]の前後に存在する11[ch]から14[ch]の間の無線チャンネル間隔数は3、であることから、無線チャンネル間隔数の比が1対3となる。
そして、12[ch]の電界強度C[12]と12[ch]の前に存在する11[ch]の電界強度C[11]=53との差分値C[12]−C[11]、に対する、12[ch]の前後に存在する11[ch]、14[ch]の電界強度C[11]=53、C[14]=78の差分値C[14]−C[11]の比(電界強度の差分値の比)が、無線チャンネル間隔数の比である1対3と等しくなるように、C[12]の値が算出され、算出された値(61)が12[ch]の電界強度の推定値となる。
このように、第3推定処理では、無線チャンネル間隔数の比と無線チャンネルの電界強度の差分値の比とが等しくなるように、未検出チャンネルの電界強度の推定値を算出することができる。
以上のように、本実施の形態1によれば、複数の無線チャンネルの通信状況を検証する際に、当該複数の無線チャンネルの中から検出対象チャンネルに対して電界強度を検出部により検出することができ、そして、検出部により電界強度が検出された検出対象チャンネルの電界強度に基づいて、未検出チャンネルの電界強度の推定値を算出することができる。
従って、全ての無線チャンネルに対して電界強度の検出を行なう必要がなくなるため、当該複数の無線チャンネルの通信状況を検証する際の電界強度の検出に要する時間の短縮化及び省電力化を図ることができると共に、無線チャンネルの選択処理に要する時間の短縮化及び省電力化を実現することができる。
[実施の形態2]
まず、構成を説明する。
本実施の形態2における無線通信システムの概略構成は、図1に示す実施の形態1における無線通信システムの概略構成と同様であるため、図示及び説明は省略する。
本実施の形態2における無線中継装置1の概略構成は、実施の形態1と同様であるため、図示は省略し、異なる部分のみ説明する。即ち、無線端末装置2は、無線中継装置1と同様のチャンネルスキャン処理を実行するため、無線中継装置1及び無線端末装置2は、無線通信装置として実現される。
制御部10は、予め複数の無線チャンネルに分割されている無線周波数帯域のうち最も干渉波が少なく電波状況の良い無線チャンネルを、無線端末装置2と無線通信を行う際に使用する無線チャンネル(使用チャンネル)として選択するために、チャンネルスキャン処理を行なう。
本実施の形態2におけるチャンネルスキャン処理では、選択可能な複数の無線チャンネルの電界強度を検出する際(エネルギースキャンを実行する際)、当該複数の無線チャンネルの中から予め設定された無線チャンネル(検出対象チャンネル)に対して、電界強度が検出部15により検出される。このエネルギースキャンの検出回毎に、検出対象チャンネルが周波数方向に移行(シフト)される。
そして検出回毎に、検出対象チャンネルの未検出回の電界強度の推定値が、当該検出回で検出された電界強度と当該検出回よりも前の検出回(前検出回)で検出された電界強度とに基づいて算出される推定処理が実行される。
本実施の形態2では、検出回毎に検出対象チャンネルが周波数方向にシフトするため、例えば、11[ch]〜26[ch]の全16チャンネルのうち、1回目の検出回には、11、14、17、20、23、26[ch]が検出対象チャンネルとして電界強度が検出され、2回目の検出回には、12、15、18、21、24[ch]が検出対象チャンネルとして電界強度が検出される。
また、推定処理により、例えば、11[ch]が1回目と4回目に電界強度が検出された場合には、2回目と3回目の電界強度の推定値が、1回目と4回目の電界強度に基づいて算出される。
本実施の形態2の推定処理として、以下に述べる第4〜6推定処理の3つの種類があり、いずれか一つの処理が予め設定されている。
第4推定処理では、検出回の検出対象チャンネル毎に、当該検出回で検出された電界強度と前検出回で検出された電界強度との平均値が算出され、算出された平均値が当該検出回よりも前の未検出回の電界強度の推定値となる。
第5推定処理では、検出回の検出対象チャンネル毎に、当該検出回で検出された電界強度と前検出回で検出された電界強度とのうち高い方が、当該検出回よりも前の未検出回の電界強度の推定値となる。
第6推定処理では、検出回の検出対象チャンネル毎に、『「未検出回から前検出回までの検出回数」に対する「当該検出回から前検出回までの検出回数」の比』と、『「未検出回の電界強度と前検出回の電界強度との差分値」に対する「当該検出回の電強度と前検出回の電界強度との差分値」との比』と、が等しくなるように、当該検出回よりも前の未検出回の電界強度の推定値が算出される。
なお、本実施の形態2の無線端末装置2は、実施の形態1と同様の構成であり、また、本実施の形態2の無線中継装置1が実行するチャンネルスキャン処理を実行する。そのため、無線端末装置2の構成及びチャンネルスキャン処理の説明は省略する。
次に、本実施の形態2の動作を説明する。
図9に、無線中継装置1において実行される本実施の形態2のチャンネルスキャン処理のメインフローチャートを示す。なお、図9に示す処理は、無線中継装置1内の制御部10と各部との協働により実行されるものであり、無線中継装置1に電力が供給されている間に実行されるものである。
制御部10は、まず、検出回をカウントするカウンタのカウンタ値nを0に設定する(ステップS61)。
そして制御部10は、タイマ13から検出タイミング信号が入力されたか否かを判別する(ステップS62)。検出タイミング信号が入力された場合(ステップS62;YES)、制御部10は、検出処理(エネルギースキャン)を実行し(ステップS63)、推定処理を実行する(ステップS64)。ステップS64で実行される推定処理として、第4〜6推定処理のうちいずれか一つが予め設定されている。
制御部10は、各無線チャンネルに対してステップS63で検出及びステップS64で推定された電界強度を電界強度テーブルに書き換え(ステップS65)、検出回を示すカウンタ値nが255か否かを判別する(ステップS66)。
なお、ステップS66では、8bit制御を想定してカウンタ値の最大値を254としているがこれに限らず、カウンタ値の最大値は、無線チャンネルのチャンネル総数以上であればよい。
検出回を示すカウンタ値nが255である場合(ステップS66;YES)、制御部10は、ステップS61の処理に戻る。検出回を示すカウンタ値nが255でない場合(ステップS66;NO)、制御部10は、検出回を示すカウンタ値nに1を加算して新たなカウンタ値を設定し(ステップS67)、ステップS62の処理に戻る。
検出タイミング信号が入力されていない場合(ステップS62;NO)、制御部10は、ステップS68の処理に進む。なお、ステップS68〜S76は、ステップS72において記憶部11から読み出される電強度テーブルが、全無線チャンネルの電強度が設定されている最新の検出回(カウンタ値n−3)のデータ(電界強度レコード)が読み出されること以外は、実施の形態1のステップS5〜S13と略同様であるため、説明は省略する。
図10に、ステップS63で実行される本実施の形態2の検出処理のフローチャートを示す。なお、図10に示す検出処理では、初回の検出対象チャンネルを4つおきの無線チャンネル(例えば、11、15、19、23[ch])に設定した場合の処理とする。
制御部10は、まず、検出回を示すカウンタ値nを4で割った余りの値を11に加算し、当該値を変数xに設定する(ステップS81)。ステップS82〜S84は、実施の形態1のステップS22〜S24と同様であるため、説明は省略する。
制御部10は、変数xに4を加算して新たな変数xを設定し(ステップS85)、変数xが設定可能な無線チャンネルのうち最大の無線チャンネルの番号(ここでは26)よりも大きいか否かを判別する(ステップS86)。
変数xが26以下の場合(ステップS86;NO)、制御部10は、ステップS82の処理に戻る。変数xが26よりも大きい場合(ステップS86;YES)、制御部10は、本処理を終了する。
次に、ステップS64で実行される第4〜6推定処理のフローチャートを図11〜13を参照して説明する。ステップS64では、図11〜13に示す処理のいずれか一つが実行される。なお、図11〜13に示す推定処理では、検出対象チャンネルは4つおきの無線チャンネルであるため、各検出対象チャンネルの検出回よりも前の検出回は、4つ前の検出回となる。
図11に、第4推定処理のフローチャートを示す。
制御部10は、まず、検出回を示すカウンタ値nを4で割った余りの値(n mod4)を変数a、11に変数aを加算した値を変数bに設定する(ステップS91)。変数bは、検出回nにおいて参照すべき検出対象チャンネルの番号を示すものである。
制御部10は、変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回がn−4の電界強度C[n−4,b]と、変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回がnの電界強度C[n,]と、の平均値Fを下記の式(4)を用いて算出する(ステップS92)。
F=(C[n−4,b]+C[n,b])/2 ・・・・・(4)
制御部10は、ステップS92で算出した平均値Fを、変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回nの前の電界強度が未検出である検出回(n−1、n−2、n−3)の電界強度C[n−1,b]、C[n−2,b]、C[n−3,b]とする(ステップS93)。
制御部10は、変数bに4を加算して新たな変数bを設定し(ステップS94)、変数bが設定可能な無線チャンネルのうち最大の無線チャンネルの番号(ここでは26)よりも大きいか否かを判別する(ステップS95)。
制御部10は、変数bが26以下の場合(ステップS95;NO)、ステップS92の処理に戻り、変数bが26よりも大きい場合(ステップS95;YES)、本処理を終了する。
図14に、ステップS64に第4推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例を示す。図14は、検出回を示すカウンタ値が11である場合の電界強度テーブルの例である。図14では、各検出回nにおいて、網掛けされた電強度がステップS63で検出された電強度であり、網掛けされていない電界強度が第4推定処理により推定された電界強度である。
なお、検出回よりも前の検出回の電強度の検出値が無い場合には、当該検出回よりも前の未検出回の電界強度の推定値は算出されないため、図14では「−」と示す。
また、図14では、検出回であっても検出対象チャンネルでない無線チャンネルの電界強度を空欄としているが、当該電界強度に当該無線チャンネルの最新の電界強度(検出回n−3の電界強度)が設定されていてもよい。
図14に示すように、各無線チャンネルの未検出のスキャン時の電界強度(推定値)は、前後のスキャン時の電界強度の検出値の平均値である
図14に示すように、例えば、11[ch]の電界強度が、1回目のスキャン時には未検出、0、4回目のスキャン時には検出された場合、11[ch]の0回目のスキャン時の検出強度70と11[ch]の4回目のスキャン時の検出電界強度61との平均値66が、11[ch]の1回目、2回目、3回目のスキャン時の電界強度の推定値となる。
このように、第4推定処理では、検出回の検出対象チャンネル毎に、検出回で検出された電界強度と当該検出回よりも前の検出回で検出された電界強度との平均値を未検出回の電界強度の推定値とすることができる。
図12に、第5推定処理のフローチャートを示す。
制御部10は、まず、検出回を示すカウンタ値nを4で割った余りの値(n mod4)を変数a、11に変数aを加算した値を変数bに設定する(ステップS101)。変数bは、検出回nにおいて参照すべき検出対象チャンネルの番号を示すものである。
制御部10は、変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回n−4の電界強度C[n−4,b]が、変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回nの電界強度C[n,b]よりも高いか否かを判別する(ステップS102)。
変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回n−4の電界強度C[n−4,b]が、変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回nの電界強度C[n,b]よりも高い場合(ステップS102;YES)、制御部10は、変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回n−4の電界強度C[n−4,b]を、選出電界強度Gとする(ステップS103)。
変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回n−4の電界強度C[n−4,b]が、変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回nの電界強度C[n,b]以下の場合(ステップS102;NO)、制御部10は、数bが示す番号の無線チャンネルの検出回nの電界強度C[n,b]を、選出電界強度Gとする(ステップS104)。
制御部10は、ステップS102又はステップS103で設定した選出電界強度Gを、変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回nの前の電界強度が未検出である検出回(n−1、n−2、n−3)の電界強度C[n−1,b]、C[n−2,b]、C[n−3,b]とする(ステップS105)。
制御部10は、変数bに4を加算して新たな変数bを設定し(ステップS106)、変数bが設定可能な無線チャンネルのうち最大の無線チャンネルの番号(ここでは26)よりも大きいか否かを判別する(ステップS107)。
制御部10は、変数bが26以下の場合(ステップS107;NO)、ステップS102の処理に戻り、変数bが26よりも大きい場合(ステップS107;YES)、本処理を終了する。
図15に、ステップS64に第5推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例を示す。図15は、スキャン回数を示すカウンタ値nが11の時の電界強度テーブルの例である。図15では、各スキャン回数nにおいて、網掛けされた電強度がステップS63で検出された電強度であり、網掛けされていない電界強度が第5推定処理により推定された電界強度である。
なお、推定には以前のスキャン時の検出値が必要であるので、以前のスキャン時の電界強度の検出値が無い場合には、電界強度の推定値は算出されないため、図15では「−」と示す。
また、図15では、スキャン時(例えば、n=11)の検出対象チャンネルでない無線チャンネルの電界強度を空欄としているが、検出対象チャンネルではないチャンネルの電界強度に当該無線チャンネルの最新の電界強度が設定されていてもよい。
図15に示すように、各無線チャンネルの未検出回の電界強度は、前後の検出回の電界強度のうち、電界強度が高い検出回の電強度となる。
図15に示すように、例えば、11[ch]において、1回目が未検出回、0、4回目が検出回である場合、11[ch]の0回目の電界強度70と11[ch]の4回目の電界強度61のうち高い電界強度70が、11[ch]の1回目の電界強度の推定値となる。
このように、第5推定処理では、検出回の検出対象チャンネル毎に、検出回で検出された電界強度と当該検出回よりも前の検出回で検出された電界強度とのうち高い方を未検出回の電界強度の推定値とすることができる。
図13に、第6推定処理のフローチャートを示す。
制御部10は、まず、検出回を示すカウンタ値nを4で割った余りの値(n mod4)を変数a、11に変数aを加算した値を変数bに設定する(ステップS11)。変数bは、検出回nにおいて参照すべき検出対象チャンネルの番号を示すものである。
制御部10は、下記の式(5)〜(7)に基づいて、変数bが示す番号の無線チャンネルの検出回nの前の電界強度が未検出である検出回(n−1、n−2、n−3)の電界強度C[n−1,b]、C[n−2,b]、C[n−3,b]を算出する(ステップS112)。
C[n−3,b]=C[n−4,b]+(C[n,b]−C[n−4,b])/4 ・・・・(5)
C[n−2,b]=C[n−4,b]+2(C[n,b]−C[n−4,b])/4 ・・・・(6)
C[n−1,b]=C[n−4,b]+3(C[n,b]−C[n−4,b])/4 ・・・・(7)
式(5)は、変数bが示す番号の無線チャンネルにおいて、『「未検出回n−3から当該検出回よりも前の検出回n−4までの検出回数(1)」に対する「検出回nから当該検出回よりも前の検出回n−4までの検出回数(4)の比(1:4)」』と、『「未検出回n−3の電界強度C[n−3,b]と当該検出回よりも前の検出回n−4の電界強度C[n−4,b]との差分値(C[n−3,b]−C[n−4,b])」に対する「検出回nの電強度C[n,b]と当該検出回よりも前の検出回n−4の電界強度C[n−4,b]との差分値(C[n,b]−C[n−4,b])との比((C[n−3,b]−C[n−4,b]):(C[n,b]−C[n−4,b]))」と、が等しくなるように、未検出回n−3の電強度の推定値を算出するものである。
式(6)は、変数bが示す番号の無線チャンネルにおいて、『「未検出回n−2から当該検出回よりも前の検出回n−4までの検出回数(2)」に対する「検出回nから当該検出回よりも前の検出回n−4までの検出回数(4)の比(2:4)」』と、『「未検出回n−2の電界強度C[n−2,b]と当該検出回よりも前の検出回n−4の電界強度C[n−4,b]との差分値(C[n−2,b]−C[n−4,b])」に対する「検出回nの電強度C[n,b]と当該検出回よりも前の検出回n−4の電界強度C[n−4,b]との差分値(C[n,b]−C[n−4,b])との比((C[n−2,b]−C[n−4,b]):(C[n,b]−C[n−4,b]))」と、が等しくなるように、未検出回n−2の電強度の推定値を算出するものである。
式(7)は、変数bが示す番号の無線チャンネルにおいて、『「未検出回n−1から当該検出回よりも前の検出回n−4までの検出回数(3)」に対する「検出回nから当該検出回よりも前の検出回n−4までの検出回数(4)の比(3:4)」』と、『「未検出回n−1の電界強度C[n−1,b]と当該検出回よりも前の検出回n−4の電界強度C[n−4,b]との差分値(C[n−1,b]−C[n−4,b])」に対する「検出回nの電強度C[n,b]と当該検出回よりも前の検出回n−4の電界強度C[n−4,b]との差分値(C[n,b]−C[n−4,b])との比((C[n−1,b]−C[n−4,b]):(C[n,b]−C[n−4,b]))」と、が等しくなるように、未検出回n−1の電強度の推定値を算出するものである。
制御部10は、変数bに4を加算して新たな変数bを設定し(ステップS113)、変数bが設定可能な無線チャンネルのうち最大の無線チャンネルの番号(ここでは26)よりも大きいか否かを判別する(ステップS114)。
制御部10は、変数bが26以下の場合(ステップS114;NO)、ステップS112の処理に戻り、変数bが26よりも大きい場合(ステップS114;YES)、本処理を終了する。
図16に、ステップS64に第6推定処理が設定された場合における電界強度テーブルの例を示す。図16は、検出回を示すカウンタ値nが11である場合の電界強度テーブルの例である。図16では、各検出回nにおいて、網掛けされた電強度がステップS63で検出された電強度であり、網掛けされていない電界強度が第6推定処理により推定された電界強度である。
なお、検出回よりも前の検出回の電強度の検出値が無い場合には、当該検出回よりも前の未検出回の電界強度の推定値は算出されないため、図16では「−」と示す。
また、図16では、検出回であっても検出対象チャンネルでない無線チャンネルの電界強度を空欄としているが、当該電界強度に当該無線チャンネルの最新の電界強度が設定されていてもよい。
図16に示すように、検出対象チャンネルの未検出回の電界強度は、検出回間の検出回数の比と電界強度の差分値の比とに基づくものである。
図16に示すように、例えば、検出回を示すカウンタ値n=4であって、検出対象チャンネルである11[ch]の未検出回が1回目、当該11[ch]の未検出回の前後の検出回が0、4回目である場合、1回目から0回目までの検出回数は1、4回目から0回目までの検出回数は4、であることから、検出回間の検出回数の比は1:4となる。
そして、1回目の電界強度C[1,11]と0回目の電界強度C[0,11]=70の差分値C[1,11]−C[0,11]、に対する、4回目の電界強度C[4,11]=61と0回目の電界強度C[0,11]=70との差分値C[4,11]−C[0,11]との比(電界強度の差分値の比)が、検出回間の検出回数の比である1対4と等しくなるように、C[1,11]の値が算出され、算出された値(68)が11[ch]の1回目の電界強度の推定値となる。
このように、第6推定処理では、検出回の検出対象チャンネル毎に、検出回数の比と電界強度の差分値の比とが等しくなるように、未検出回の電界強度の推定値を算出することができる。
以上のように、本実施の形態2によれば、複数の無線チャンネルの通信状況を検証する際に、エネルギースキャンの検出回毎に当該複数の無線チャンネルの中から検出対象チャンネルを周波数方向に移行(シフト)させ、当該検出対象チャンネルに対して電界強度を検出部により検出することができ、そして、検出回毎に、検出対象チャンネルの未検出回の電界強度の推定値を、当該検出回で検出された電界強度と当該検出回よりも前の検出回で検出された電界強度とに基づいて算出することができる。
そのため、複数の無線チャンネル全てが、電強度を検出する機会を得ることができると共に、無線チャンネル全てが検出された電界強度に基づいて未検出回の電界強度を得ることができるため、各無線チャンネルの電強度の信頼性を高めることができる。
従って、検出回毎に全ての無線チャンネルに対して電界強度を検出する必要がなくなり、当該複数の無線チャンネルの通信状況を検証する際の電界強度の検出に要する時間の短縮化及び省電力化を図ることができると共に、無線チャンネルの選択処理に要する時間の短縮化及び省電力化を実現することができる。
1 無線中継装置
2 無線端末装置
3 端末装置
10 制御部
11 記憶部
12 端末情報用メモリ
13 タイマ
14a 無線送信部
14b 無線受信部
15 検出部
16 SW
17 I/F部
18 バッファ
19 アンテナ
A 無線通信システム
N 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 予め設定された周波数帯域を複数に分割した複数の無線チャンネルのうちいずれか一つの選択された無線チャンネルを用いて無線通信を行う無線通信部装置であって、
    前記無線チャンネルの電界強度を検出する検出部と、
    前記複数の無線チャンネルの通信状況の検出タイミング時に、前記複数の無線チャンネルの中の一部の複数の無線チャンネルに対して、その電界強度を前記検出部検出し、この検出された電界強度に基づいて前記検出部で検出されていない未検出の無線チャンネルの電界強度を推定することで前記複数の無線チャンネルの電界強度を決定する制御部と、
    前記通信状況の検出タイミング毎に、前記制御部で決定された各無線チャンネルの電界強度を最新の電界強度の情報として更新記憶する電界強度テーブルと、
    送受信用に現在使用している無線チャンネルである使用チャンネルの通信状況が悪化したか否かを判別し、悪化したことを判別した際は、前記電界強度テーブルに更新記憶されている各無線チャンネルの最新の電界強度を読み出し、その読み出された電界強度に基づいて前記使用チャンネルを変更するチャンネル変更部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記チャンネル変更部は、前記使用チャンネルの通信品質が悪化したか否かを、現在使用している無線チャンネルでのデータ送信あるいは受信後にあって判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記チャンネル変更部は、前記使用チャンネルの通信品質が悪化したか否かの判別を、当該使用チャンネルの電界強度を前記電界強度テーブルに記憶された各無線チャンネルの電界強度を参照することで判別する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記チャンネル変更部は、前記電界強度憶テーブルの参照で通信品質の悪化を検出されない場合にあっても、前記使用チャンネルの通信品質が悪化したか否かの判別を、当該使用チャンネルで実際に送受信した際のエラー発生率や受信率に基づいて、前記通信品質が悪化したか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、前記未検出の無線チャンネル毎に、当該未検出の無線チャンネルの前後に存在する予め設定された無線チャンネルの電界強度の平均値を算出し、当該算出した平均値を当該未検出の無線チャンネルの電界強度の推定値とする
    ことを特徴とする請求項1〜4に記載の無線通信装置。
  6. 前記制御部は、前記未検出の無線チャンネル毎に、当該未検出の無線チャンネルの前後に存在する予め設定された無線チャンネルの電界強度のうち高い方を、当該未検出の無線チャンネルの電界強度の推定値とする
    ことを特徴とする請求項1〜4に記載の無線通信装置。
  7. 前記制御部は、前記未検出の無線チャンネル毎に、当該未検出の無線チャンネルから当該未検出の無線チャンネルの前に存在する予め設定された無線チャンネルの間の無線チャンネル間隔数に対する当該未検出の無線チャンネルの前後に存在する予め設定された無線チャンネルの間の無線チャンネル間隔数の比と、当該未検出の無線チャンネルの電界強度と当該未検出の無線チャンネルの前に存在する予め設定された無線チャンネルの電界強度との差分値に対する当該未検出の無線チャンネルの前後に存在する予め設定された無線チャンネルの電界強度の差分値の比と、が等しくなるように、前記未検出の無線チャンネルの電界強度の推定値を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜4に記載の無線通信装置。
  8. 予め設定された周波数帯域を複数に分割した複数の無線チャンネルのうちいずれか一つの選択された無線チャンネルを用いて無線通信を行う無線通信部装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記無線チャンネルの電界強度を検出する検出部、
    前記複数の無線チャンネルの通信状況の検出タイミング時に、前記複数の無線チャンネルの中の一部の複数の無線チャンネルに対して、その電界強度を前記検出部で検出し、この検出された電界強度に基づいて前記検出部で検出されていない未検出の無線チャンネルの電界強度を推定することで前記複数の無線チャンネルの電界強度を決定する制御部、
    前記通信状況の検出タイミング毎に、前記制御部で決定された各無線チャンネルの電界強度を最新の電界強度の情報として更新記憶する電界強度テーブル、
    送受信用に現在使用している無線チャンネルである使用チャンネルの通信状況が悪化したか否かを判別し、悪化したことを判別した際は、前記電界強度テーブルに更新記憶されている各無線チャンネルの最新の電界強度を読み出し、その読み出された電界強度に基づいて前記使用チャンネルを変更するチャンネル変更部、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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