JP2011015051A - 無線通信装置及びプログラム - Google Patents

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Sumihito Shinohara
純人 篠原
Takehiro Aihara
岳浩 相原
Naotaka Uehara
直隆 上原
Kimiyasu Mizuno
公靖 水野
Takayuki Kogane
孝行 小金
Tetsuya Handa
哲也 半田
Murahito Nunokawa
祐人 布川
Kazushi Ametani
一志 雨谷
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Abstract

【課題】一定周期で発生する妨害波の検出精度を高め、空きチャンネル検索効率を向上させること。
【解決手段】複数の無線チャンネルのうちいずれか一つの無線チャンネルを用いて無線通信装置と無線通信を行う無線送信部14a、無線受信部14bと、無線チャンネルの電界強度を検出する検出部15と、検出基準時間からランダム時間が経過したスキャンタイミングを設定し、当該設定した検出タイミングで複数の無線チャンネルの電界強度を検出部により検出させる制御部10と、を備えた無線通信装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信装置及びプログラムに関する。
近年、無線通信を用いてデータを送受信する無線通信システムでは、予め設定された無線周波数帯域を所定の帯域幅で互いに重ならないように複数の無線チャンネルに分割し、このうち何れか一つの無線チャンネルを使用して、無線通信を行っている。
このような無線通信システムでは、無線通信路の通信状況の品質を測定するため、無線チャンネルの電界強度の検知(エネルギースキャン)を行なっている。
例えば、アクセスポイントの電波強度を予め定められた時間間隔で測定し、電波強度が第1の閾値を下回るとスキャン間隔でスキャンを実行して他のアクセスポイントに接続し、電波強度が第3の閾値を超えるとスキャンの実行を中止する技術が開示されている(特許文献1参照)。
また、電界強度の測定の技術として、移動機からのパケットの送信時の誤り率や、干渉波測定間のフレーム誤り状況に応じて可変な周期に基づき、電界強度を測定して干渉波の検出を行なうものがある(特許文献2参照)。
特開2007−311851号公報 特開平9−252482号公報
しかしながら、引用文献1では、予め設定された時間間隔でエネルギースキャンが実行され、引用文献2では、誤り率に応じて設定された周期でエネルギースキャンが実行される。そのため、引用文献1及び2のような従来技術では、エネルギースキャンを実行するタイミングに周期性がある。
従来技術のようにエネルギースキャンのタイミングに周期性がある技術では、妨害波が存在する周期と当該エネルギースキャンの周期が同一周期であって、エネルギースキャンのタイミングに当該妨害波が存在する場合、常に妨害波を検出してしまうこととなる。そのため、実際には妨害波が発生していない時間が長く、データ送受信を行なうための十分な時間が得られる無線チャンネルであるにもかかわらず、通信状況が悪い無線チャンネルと判別されてしまう。
また、妨害波が存在する周期と当該エネルギースキャンの周期が同一周期であって、エネルギースキャンのタイミングに当該妨害波が存在しない場合には、妨害波を検出することができない。そのため、実際には妨害波が発生している時間が長くデータ送受信を行なうための十分な時間が得られない無線チャンネルであるにもかかわらず、通信状況が良い無線チャンネル(空きチャンネル)と判別されてしまう。この無線チャンネルが通信に使用されると、他の無線チャンネルに切り替わりにくくなり、また、通信エラー等の通信障害の発生率が高くなるという問題が生じる。
本発明の課題は、上記問題に鑑みて、一定周期で発生する妨害波の検出精度を高め、空きチャンネル検索効率を向上させることである。
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、複数の無線チャンネルのうちいずれか一つの無線チャンネルを用いて無線通信装置と無線通信を行う通信部と、前記無線チャンネルの電界強度を検出する検出部と、予め定められた時間からランダムな時間が経過した検出タイミングを設定し、当該設定した検出タイミングで前記複数の無線チャンネルの電界強度を前記検出部より検出する制御部と、を備えた無線通信装置であること、を特徴としている。
更に、コンピュータを上述した請求項1記載の発明に示した主要手段として機能させるためのプログラムを提供する(請求項6記載の発明)。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の無線通信装置において、前記制御部は、前記検出部より前記複数の無線チャンネルの電界強度を複数回検出し、検出回毎に前記検出タイミングを設定し、当該検出回毎に設定された検出タイミングで前記複数の無線チャンネルの電界強度を前記検出部より検出すること、を特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の無線通信装置において、前記制御部は、前記無線チャンネル毎に複数の検出回で検出された電界強度の平均値を算出し、当該平均値が予め設定された閾値よりも大きい無線チャンネルを妨害波が存在する無線チャンネルと判別すること、を特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の無線通信装置において、前記制御部は、前記無線チャンネル毎の妨害波の存在の判別結果に基づいて、前記通信部にて用いられている無線チャンネルが妨害波が存在する無線チャンネルである場合、前記通信部にて用いられる無線チャンネルを電界強度が小さい無線チャンネルに変更すること、を特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信装置において、前記ランダムな時間は、前記予め定められた時間よりも短い時間であること、を特徴としている。
本発明によれば、一定周期で発生する妨害波の検出精度を高め、空きチャンネル検索効率を向上させることができる。
無線通信システムの概略構成図を示す。 無線中継装置の概略構成図を示す。 チャンネルスキャン処理のメインフローチャートである。 検出処理のフローチャートである。 検出処理で実行されるエネルギースキャンのタイムチャートである。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、この発明にはこの実施の形態に限定されるものではない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語はこれに限定されない。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における無線通信システムAの概略構成図を示す。
図1に示すように、無線通信システムAは、通信ネットワークNを介して他の無線中継装置又は外部装置と接続された無線中継装置1と、無線中継装置1と無線を介して接続される複数の無線端末装置2と、を備えている。
無線通信システムAでは、予め設定された周波数帯域を複数に分割した複数の無線チャンネルのいずれか一つが用いられ、無線中継装置1と無線端末装置2との間で無線通信が行われる。例えば、2.4[GHz]帯の周波数帯域を11[ch]〜26[ch]の全16チャンネルに分割し、何れか一の無線チャンネルを用いて、無線中継装置1と無線端末装置2との間で無線通信が行われる。
以下、無線中継装置1及び無線端末装置2を無線通信装置とも総称する。
図2に、無線中継装置1の概略構成図を示す。
図2に示すように、無線中継装置1は、制御部10、記憶部11、端末情報用メモリ12、タイマ13、無線送信部14a、無線受信部14b、検出部15、SW(切替部)16、I/F(InterFace)部17、バッファ18、アンテナ19等を備え、各部が電気的に接続されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。制御部10は、記憶部11や端末情報用メモリ12に記憶されている各種プログラム、各種テーブルやデータ等の中から指定されたプログラム、テーブルやデータを読み出し、RAM又は記憶部11や端末情報用メモリ12のワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行し、その処理結果をRAM内又は記憶部11や端末情報用メモリ12の所定の領域に格納するとともに、無線中継装置1内の各部に指示して、無線中継装置1の動作全般を統括的に制御する。
また、制御部10は、予め複数の無線チャンネルに分割されている無線周波数帯域のうち最も干渉波レベルが低く電波状況の良い無線チャンネルを、無線端末装置2と無線通信を行う際に使用する無線チャンネル(使用チャンネル)として選択するために、無線チャンネルの通信状況の検証を行なう。この通信状況の検証を行なうため、制御部10は、使用チャンネルを含む複数の無線チャンネルの電界強度を定期的に検出(エネルギースキャン)する検出処理を実行する。
本実施の形態における検出処理では、複数の無線チャンネルの電界強度の検出が予め設定された検出回数実行される。複数の無線チャンネルの電界強度を検出する検出タイミング(スキャンタイミング)は、検出回毎に設定される。そして、当該設定されたスキャンタイミングで複数の無線チャンネルの電界強度が検出部15により検出される。
即ち、予め設定された検出回数が複数の場合には、複数の無線チャンネル(例えば、11[ch]〜26[ch]の全16チャンネル)の電界強度が、検出回毎に異なるスキャンタイミングで連続して複数回検出されることとなる。
設定されるスキャンタイミングは、予め定められた時間(検出基準時間)からランダムな時間(ランダム時間)が経過したタイミングである。また、ランダム時間は、0以上検出基準時間よりも短い時間である。
このように、検出基準時間よりも短い時間をランダムな時間として設定することができる。
更に、検出処理では、解析処理と妨害波検出処理とが実行される。
解析処理では、予め設定された検出回数が複数の場合には、無線チャンネル毎に複数の検出回で検出された電界強度の平均値が算出され、当該平均値と予め設定された閾値とが比較される。一方、予め設定された検出回数が1の場合には、無線チャンネル毎の検出された電界強度が、検出回数が複数の場合に算出される平均値に相当するものとして処理される。
妨害波検出処理では、予め設定された閾値よりも平均値が大きい無線チャンネルが、妨害波が存在する無線チャンネルとして判別される。
記憶部11は、磁気的、光学的記録媒体又は半導体等の電気的に消去及び書き換えが可能な不揮発性メモリで構成されており、無線中継装置1に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着されるものである。また、記憶部11には、制御部10により実行される本実施の形態において実行される処理のプログラムや各種プログラム及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータ、電界強度テーブル等が記憶されている。
本実施の形態における電界強度テーブルには、各無線チャンネルの電界強度の平均値、妨害波が存在する無線チャンネルのチャンネル番号等が記憶されている。
端末情報用メモリ12は、電気的に消去及び書き換えが可能なメモリで構成されている。端末情報用メモリ12には、無線中継装置1と接続される無線端末装置2それぞれの固有の情報が示されたノードアドレス等の端末情報が記憶されている。
タイマ13は、検出処理を実行するタイミングの間隔(検出処理間隔)を計時し、検出処理間隔に達する度に検出処理開始タイミング信号を制御部10に出力する。また、タイマ13は、検出処理が実行される際には、検出基準時間やランダム時間を計時し、当該計時信号を制御部10に出力する。なお、タイマ13の機能を制御部10が有してもよい。
無線送信部14aは、変調回路やRF(Radio Frequency)回路等を備えており、パケットの送信電力の調整を行うと共に、制御部10からの指示に応じて送信するデータの符号化を行なってパケットを構成し、構成したパケットの変調を行い、アンテナ19を介して無線端末装置2へパケットの送信を行う。
無線受信部14bは、復調回路やRF回路等を備えており、パケットの受信感度の調整を行うと共に、アンテナ19を介して受信したパケットの復調を行い、復調したパケットの解析を行って得られたデータを制御部10に出力する。
無線送信部14a、無線受信部14b、及びアンテナ19により、複数の無線チャンネルのいずれか一つを用いて無線通信装置である無線端末装置2と無線通信を行う通信部が実現される。
検出部15は、アンテナ19を介して無線通信に利用される複数の無線チャンネル(例えば、11〜26[ch])それぞれの電界強度を検出する。なお、検出部15の機能を無線受信部14bが備えるとしてもよい。
SW16は、無線送信部14a、無線受信部14b及び検出部15と、アンテナ19と、の間に設けられており、制御部10からの指示に従って、アンテナ19と接続する各部(無線送信部14a、無線受信部14b、検出部15)を切り替える。
I/F部17は、所定の通信方式により通信ネットワークNを介して接続されている他の無線中継装置1又は外部装置と通信を行うための通信制御を行う。
バッファ18は、I/F部17を介して受信したデータを一時的に記憶する。
無線端末装置2は、制御部、記憶部、タイマ、無線受信部、検出部、SW(切替部)、アンテナ等を備え、各部が電気的に接続されており、複数の無線チャンネルのうち何れか一のチャンネルを用いて、無線中継装置1と無線通信を行う。
また、本実施の形態の無線端末装置2は、使用チャンネルの通信状況が悪化した場合等に無線中継装置1と無線通信を行う無線チャンネルを新たに探す必要がある場合、無線中継装置1と同様にチャンネルスキャン処理を実行する。
なお、無線端末装置2で実行されるチャンネルスキャン処理は、無線中継装置1で実行されるチャンネルスキャン処理と同様であるため、図示及び説明は省略する。即ち、無線端末装置2は、無線中継装置1と同様のチャンネルスキャン処理を実行するため、無線中継装置1及び無線端末装置2は、無線通信装置として実現される。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図3に、無線中継装置1において実行される本実施の形態のチャンネルスキャン処理のメインフローチャートを示す。なお、図3に示す処理は、無線中継装置1内の制御部10と各部との協働により実行されるものであり、無線中継装置1に電力が供給されている間に実行されるものである。
制御部10は、タイマ13から検出処理開始タイミング信号が入力されたか否かを判別する(ステップS1)。検出処理開始タイミング信号が入力された場合(ステップS1;YES)、制御部10は、検出処理を実行する(ステップS2)。制御部10は、ステップS2後、各無線チャンネルの電界強度の平均値や、妨害波が検出された無線チャンネルのチャンネル番号等を、電界強度テーブルに書き換え(ステップS3)、ステップS1の処理に戻る。
検出処理開始タイミング信号が入力されていない場合(ステップS1;NO)、制御部10は、アンテナ19を介して無線受信部14bにより受信すべきデータがあるか否かを判別する(ステップS4)。受信すべきデータがない場合(ステップS4;NO)、制御部10は、ステップS6の処理に進む。受信すべきデータがある場合(ステップS4;YES)、制御部10は、当該受信すべきデータの受信処理を実行する(ステップS5)。
制御部10は、ステップS5後又はステップS4;NO後、無線送信部14aから送信すべきデータがあるか否かを判別する(ステップS6)。送信すべきデータがない場合(ステップS6;NO)、制御部10は、ステップS8の処理に進む。送信すべきデータがある場合(ステップS6;YES)、制御部10は、当該送信すべきデータの送信処理を実行する(ステップS7)。
制御部10は、ステップS7後又はステップS6;NO後、記憶部11から電界強度テーブルを読み出し(ステップS8)、現在、無線端末装置2と無線通信を行うために無線送信部14a及び無線受信部14bで使用している無線チャンネル(使用チャンネル)の通信状況が悪化しているか否かを判別する(ステップS9)。
ステップS9では、電界強度テーブルが参照され、使用チャンネルが妨害波が存在する無線チャンネルであるか否かが判別される。使用チャンネルが妨害波が存在する無線チャンネルである場合、使用チャンネルの通信状況が悪化していると判別される。
使用チャンネルの通信状況が悪化した場合(ステップS9;YES)、制御部10は、電界強度テーブルを参照し、通信状況の良い(電界強度が最も小さい若しくは比較的小さい)無線チャンネルに使用チャンネルを変更して(ステップS10)、ステップS1の処理に戻る。
使用チャンネルの通信状況が悪化していない場合(ステップS9;NO)、制御部10は、通信品質評価処理を実行する(ステップS11)。
ステップS11で実行される通信品質評価処理では、使用チャンネルを用いて送信したデータに対するACK信号の受信率やパケットエラーの発生率が、予め設定された比率以上か否か等が判別することにより、使用チャンネルの通信品質が悪化しているか否かが評価される。
制御部10は、ステップS11後、使用チャンネルの通信品質が悪化しているか否かを判別する(ステップS12)。使用チャンネルの通信品質が悪化している場合(ステップS12;YES)、制御部10は、ステップS10の処理に進む。使用チャンネルの通信品質が悪化していない場合(ステップS12;NO)、制御部10は、ステップS1の処理に進む。
図4に、ステップS2で実行される本実施の形態の検出処理のフローチャートを示す。
制御部10は、まず、検出回数nを1に設定する(ステップS21)。
そして、制御部10は、検出基準時間tにランダム時間αを加算した時間を検出回数がnのスキャンタイミングTnとして設定する(ステップS22)。
制御部10は、ステップS22後、タイマ13に検出基準時間tの計時を開始させる(ステップS23)。また、制御部10は、検出基準時間tに新たなランダム時間αを加算した時間を検出回数がn+1のスキャンタイミングTn+1として設定する(ステップS24)。
制御部10は、検出基準時間tが経過したか否かをタイマ13から入力される計時信号に基づいて判別する(ステップS25)。検出基準時間tが経過していない場合(ステップS25;NO)、制御部10は、ステップS25の処理に戻る。
検出基準時間tが経過した場合(ステップS25;YES)、制御部10は、検出回数がnのスキャンタイミングTnを算出した際のランダム時間αの計時と、検出基準時間tの計時をタイマ13に開始させる(ステップS26)。
制御部10は、検出回数がnのスキャンタイミングTnを算出した際のランダム時間αが経過したか否かをタイマ13から入力される計時信号に基づいて判別する(ステップS27)。検出回数がnのスキャンタイミングTnを算出した際のランダム時間αが経過していない場合(ステップS27;NO)、制御部10は、ステップS27の処理に戻る。
検出回数がnのスキャンタイミングTnを算出した際のランダム時間αが経過した場合(ステップS27;YES)、制御部10は、複数の無線チャンネル(例えば、11〜26[ch])の電界強度をそれぞれ検出させるエネルギースキャンを検出部15に実行させ(ステップS28)、検出回数nに1を加算する(ステップS29)。
制御部10は、ステップS29後、検出回数nが予め設定された検出回数Nよりも大きいか否かを判別する(ステップS30)。即ち、ステップS30では、各無線チャンネルに対して電界強度の検出(エネルギースキャン)をN回実行したか否かが判別される。
検出回数nが予め設定された検出回数N以下の場合(ステップS30;NO)、制御部10は、ステップS24の処理に戻る。
検出回数nが予め設定された検出回数Nよりも大きい場合(ステップS30;YES)、制御部10は、N回のエネルギースキャンの実行結果の解析処理を実行する(ステップS31)。ステップS31では、無線チャンネル毎に、N回の電界強度の平均値が算出され、当該平均値と予め設定された閾値とが比較される。
制御部10は、ステップS31後、妨害波検出処理を実行し(ステップS32)、本処理を終了する。ステップS32では、ステップS31での解析処理の結果に基づいて、予め設定された閾値よりも平均値が大きい無線チャンネルが、妨害波が存在する無線チャンネルとして判別される。
図5に、検出処理で実行されるエネルギースキャンのタイムチャートを示す。
図5に示すように、予め設定された検出基準時間tが経過したタイミングを検出基準タイミングとする。スキャンタイミングは、検出基準時間tの経過後ランダム時間αが経過したタイミングである。即ち、スキャンタイミングは、検出基準タイミングを基準として、ランダム時間αずらしたタイミングとなる。
なお、図5に示すタイムチャートは、予め設定された検出回数Nが5に設定された場合の例である。
例えば、検出処理が開始されると、検出回数nに1が設定され、検出回数n=1のスキャンタイミングT1=t+αが設定される。そして時刻t1のとき、検出基準時間tの計時が開始される。この検出基準時間tが計時されている間(時刻t1〜t2の間)に、検出回数n+1=2のスキャンタイミングT2の設定が行なわれる。
時刻t2のとき、時刻t1から検出基準時間tが経過すると、検出回数n=1のスキャンタイミングT1を算出した際のランダム時間αの計時と、検出基準時間tの計時が開始される。
時刻t3のとき、即ち、時刻t2から検出回数n=1のスキャンタイミングT1を算出した際のランダム時間αが経過したときが、検出回数n=1のスキャンタイミングとなる。この時刻t3のときに、エネルギースキャンが実行され、また、検出回数nに1が加算されて検出回数n=2となる。
そして、検出回数n=2が予め設定された検出回数N=5以下であることから、検出基準時間tが計時されている間(時刻t3〜t4の間)に、検出回数n+1=3のスキャンタイミングT3の設定が行なわれる。
時刻t4のとき、時刻t2から検出基準時間tが経過すると、検出回数n=2のスキャンタイミングT2を算出した際のランダム時間αの計時と、検出基準時間tの計時が開始される。
時刻t5のとき、即ち、時刻t4から検出回数n=2のスキャンタイミングT2を算出した際のランダム時間αが経過したときが、検出回数n=2のスキャンタイミングとなる。この時刻t5のときに、エネルギースキャンが実行され、また、検出回数nに1が加算されて検出回数n=3となる。
そして、検出回数n=3が予め設定された検出回数N=5以下であることから、検出基準時間tが計時されている間(時刻t5〜t6の間)に、検出回数n+1=4のスキャンタイミングT4の設定が行なわれる。
時刻t6のとき、時刻t4から検出基準時間tが経過すると、検出回数n=3のスキャンタイミングT3を算出した際のランダム時間αの計時と、検出基準時間tの計時が開始される。
時刻t7のとき、即ち、時刻t6から検出回数n=3のスキャンタイミングT3を算出した際のランダム時間αが経過したときが、検出回数n=3のスキャンタイミングとなる。この時刻t7のときに、エネルギースキャンが実行され、また、検出回数nに1が加算されて検出回数n=4となる。
そして、検出回数n=4が予め設定された検出回数N=5N以下であることから、検出基準時間tが計時されている間(時刻t7〜t8の間)に、検出回数n+1=5のスキャンタイミングT5の設定が行なわれる。
時刻t8のとき、時刻t6から検出基準時間tが経過すると、検出回数n=4のスキャンタイミングT4を算出した際のランダム時間αの計時と、検出基準時間tの計時が開始される。なお、ここでは、スキャンタイミングT4を検出した際のランダム時間αは0に設定されたものとする。
時刻t8のとき、即ち、時刻t8から検出回数n=4のスキャンタイミングT4を算出した際のランダム時間α=0が経過したときが、検出回数n=4のスキャンタイミングとなる。この時刻t8のときに、エネルギースキャンが実行され、また、検出回数nに1が加算されて検出回数n=5となる。
そして、検出回数n=5が予め設定された検出回数N以下であることから、検出基準時間tが計時されている間(時刻t8〜t9の間)に、検出回数n+1=6のスキャンタイミングT6の設定が行なわれる。
時刻t9のとき、時刻t8から検出基準時間tが経過すると、検出回数n=5のスキャンタイミングT5を算出した際のランダム時間αの計時と、検出基準時間tの計時が開始される。
時刻t10のとき、即ち、時刻t9から検出回数n=5のスキャンタイミングT5を算出した際のランダム時間αが経過したときが、検出回数n=5のスキャンタイミングとなる。この時刻t10のときに、スキエネルギースキャンが実行され、また、検出回数nに1が加算されて検出回数n=6となる。
そして、検出回数n=6が予め設定された検出回数N=5よりも大きいことから、エネルギースキャンが終了される。
以上のように、本実施の形態によれば、検出基準時間tからランダム時間αが経過したスキャンタイミングで複数の無線チャンネルの電界強度を検出部15により検出することができるため、一定周期で発生する妨害波の検出精度を高めることができ、空きチャンネルの検索効率の向上を図ることができる。
特に、予め設定された検出回数Nが複数回に設定された場合には、複数の無線チャンネルの電界強度を連続して複数回検出させ、検出回毎にスキャンタイミングを設定し、検出回毎に設定されたスキャンタイミングで複数の無線チャンネルの電界強度を検出部15により検出させることができる。従って、検出回毎に異なったスキャンタイミングで検出された複数の電界強度を得ることができるため、一定周期で発生する妨害波の検出精度を高めることができ、空きチャンネルの検索効率を更に高めることができる。
また、無線チャンネル毎に、複数の検出回で検出された電界強度の平均値が予め設定された閾値よりも大きい無線チャンネルを妨害波が存在する無線チャンネルと判別することができる。
更に、無線チャンネル毎の妨害波の存在の判別結果に基づいて、使用チャンネルに妨害波が存在する場合には、電界強度が最も小さい若しくは比較的小さい無線チャンネルを使用チャンネルとして変更することができ、空きチャンネルの検索効率の向上を図ることができる。
1 無線中継装置
2 無線端末装置
10 制御部
11 記億部
12 端末情報用メモリ
13 タイマ
14a 無線送信部
14b 無線受信部
15 検出部
16 SW
17 I/F部
18 バッファ
19 アンテナ
A 無線通信システム
N 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 複数の無線チャンネルのうちいずれか一つの無線チャンネルを用いて無線通信装置と無線通信を行う通信部と、
    前記無線チャンネルの電界強度を検出する検出部と、
    予め定められた時間からランダムな時間が経過した検出タイミングを設定し、当該設定した検出タイミングで前記複数の無線チャンネルの電界強度を前記検出部より検出する制御部と、
    を備えたこと、
    を特徴とする無線通信装置。
  2. 前記制御部は、
    前記検出部より前記複数の無線チャンネルの電界強度を複数回検出し、検出回毎に前記検出タイミングを設定し、当該検出回毎に設定された検出タイミングで前記複数の無線チャンネルの電界強度を前記検出部より検出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御部は、
    前記無線チャンネル毎に複数の検出回で検出された電界強度の平均値を算出し、
    当該平均値が予め設定された閾値よりも大きい無線チャンネルを妨害波が存在する無線チャンネルと判別すること、
    を特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、
    前記無線チャンネル毎の妨害波の存在の判別結果に基づいて、前記通信部にて用いられている無線チャンネルが妨害波が存在する無線チャンネルである場合、前記通信部にて用いられる無線チャンネルを電界強度が小さい無線チャンネルに変更すること、
    を特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記ランダムな時間は、前記予め定められた時間よりも短い時間であること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 複数の無線チャンネルのうちいずれか一つの無線チャンネルを用いて無線通信装置と無線通信を行う通信部を有する無線通信装置のコンピュータを、
    前記無線チャンネルの電界強度を検出する検出手段、
    予め定められた時間からランダムな時間が経過した検出タイミングを設定し、当該設定した検出タイミングで前記複数の無線チャンネルの電界強度を前記検出部より検出する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2009155879A 2009-06-30 2009-06-30 無線通信装置及びプログラム Pending JP2011015051A (ja)

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