JP5338386B2 - 無線中継装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、無線中継装置及びプログラムに関する。
無線通信で利用される周波数帯は、例えば通信規格「IEEE802.15.4」の場合、2.4[GHz]帯がその一つとして挙げられる。
図10に、周波数帯とチャンネルとの関係を示す。
「IEEE802.15.4」の無線通信では、2.4[GHz]帯を互いに重ならない11〜26[ch]の全16チャンネルに分割し、このうち何れか一のチャンネルを使用する。
一般に、何れのチャンネルを使用するかについては無線中継装置によってスキャンされる各チャンネルの電界強度に基づいて決定される。
無線中継装置によりスキャンされた各チャンネルの電界強度のうち、電界強度の小さいチャンネルが無線中継装置と無線端末との間で使用するチャンネル(以下、「使用チャンネル」)として決定される。
電界強度の小さいチャンネルは、チャンネル同士の電波干渉が小さく、通信環境に適したチャンネルである。電界強度の小さいチャンネルを使用チャンネルとすれば、スループットの低下や接続の途切れを回避し得る。
ここで、電界強度はスキャンされるタイミング等によって大きく異なる場合がある。ファイル転送プロトコル(FTP)を利用した無線通信によって突発的に発生する電波の影響や、電子レンジ等の電波利用機器の影響を受けるためである。
図11に、一のチャンネルにおけるスキャンタイミングと電波干渉期間との関係を示す。横軸は時間を示し、縦軸は電波干渉ありの期間を示す。
スキャンタイミングST1でスキャンされた場合、電波干渉が発生しておらず、得られる電界強度の値は小さい。
スキャンタイミングST2でスキャンされた場合、電波干渉が発生しており、得られる電界強度の値は大きい。
図11に示す一のチャンネルは、時間経過の全体を通して電波干渉ありの期間が多く通信環境が最適とはいえない。しかし、スキャンタイミングによってはスキャンされる電界強度の値は小さく、使用チャンネルとして決定される場合がある。
特許文献1〜3の技術によれば、各チャンネルについて複数回スキャンされた電界強度の平均値、又は2つのアンテナからスキャンされた2つの電界強度の平均値を算出し、算出した平均値に基づいて使用チャンネルを決定する技術が開示されている。
特開平10−108250号公報 特開2007−251379号公報 特開2004−187089号公報
しかし、特許文献1〜3の技術では、各チャンネルについて電界強度の平均値を算出するために直近から過去分までの膨大なデータを記憶する必要がある。よって、記憶部のコストが増加する。
また、平均値を算出する際に複雑な演算処理を行うため、回路構成が複雑化し、演算時間が増加する問題がある。
本発明の課題は、記憶するデータ量を削減して記憶部のコストを抑え、簡易な回路構成で迅速な演算処理を行い得る無線中継装置を提供することである。
請求項1に記載の発明によれば、
無線通信に利用される各チャンネルの電界強度を定期的にスキャンする検出部と、
前記定期的にスキャンされた電界強度の値と予め定められた閾値とに基づいて、当該電界強度の値を2値化する2値化部と、
前記2値化された電界強度の情報を時系列的に記憶する記憶部と、
前記時系列的に記憶される2値化された電界強度の情報のうち、前記閾値以上を示す2値化された電界強度の情報が占める割合をチャンネルごとに算出し、当該算出された割合が小さいチャンネルを無線通信に使用するチャンネルとして決定する制御部と、
を備えた無線中継装置が提供される。
本発明によれば、各チャンネルについてスキャンされた電界強度の値を2値化して記憶することができる。2値化することで記憶すべきデータ量を削減でき、記憶部のコストを削減することができる。また、2値化することで簡易な演算処理により無線通信に使用するチャンネル又は切り替える候補のチャンネルを決定できる。よって、回路構成を簡易化でき、演算時間を削減することができる。
無線通信システムを示す図である。 無線中継装置の内部構成を示す図である。 2値化された電界強度の情報の概念図である。 スキャンタイミングと電波干渉との関係を示す図である。 無線中継装置の処理を示すフロー図である。 候補チャンネル決定処理を示すフロー図である。 干渉割合の算出時の概念図である。 干渉割合の算出時の概念図である。 チャンネル切り替え処理を示すフロー図である。 周波数帯とチャンネルとの関係を示す図である。 スキャンタイミングと電波干渉期間との関係を示す図である。
図1に、本実施形態における無線通信システム100を示す。
無線通信システム100は、有線LAN(Local Area Network)に接続された無線中継装置10と、一又は複数の無線端末20とを備えて構成される。
無線通信システム100は、無線中継装置10と無線端末20との間で、例えば通信規格「IEEE802.15」を用いた無線PAN(Personal Area Network)を構築する。無線PANでは、2.4[GHz]帯の周波数帯域を11〜26[ch]の全16チャンネルに分割し、何れか一のチャンネルを無線通信で使用するチャンネル(使用チャンネル)として用いる。
本実施形態では、通信規格「IEEE802.15」を例に挙げて説明するが、これに限らず通信規格「IEEE802.11」等を用いても同様の作用効果を有する。
図2に、本実施形態における無線中継装置10の内部構成を示す。
無線中継装置10は、I/F部1、バッファ2、制御部3、タイマ4、記憶部5、電力比較部6、比較電力レジスタ7、無線送信部8、無線受信部9、電力検出部11、SW12、アンテナANT等を備えて構成される。また、各部はバスBSで接続されており、有線LANはI/F部1と接続されている。
I/F部1は、USB(Universal Serial Bus)等のバスインターフェイスにより構成され、有線LANからのデータを入力してバッファに出力する。
バッファ2は、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリにより構成され、I/F部1から出力されるデータを入力して一時的に記憶する。
バッファ2に一時的に記憶されるデータは、無線端末20に送信されることになる。
制御部3は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM(Read Only Memory)等により構成され、記憶部5との協働により無線中継装置10の各部を集中制御する。
タイマ4は、電界強度のスキャンタイミングを決定する。具体的には、タイマ4は予め定められたスキャン間隔T秒をカウントし、スキャン間隔T秒ごとに通知信号を制御部3に出力する。
記憶部5は、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性メモリにより構成され、各種プログラム及び各種データを記憶する。
記憶部5は、例えば無線通信を確立している無線端末20のアソシエートリストやスキャンにより得られた電界強度の情報、又は2値化された電界強度の情報等を記憶する。
図3に、2値化された電界強度の情報の概念図を示す。
2値化された電界強度の情報とは、11〜26[ch]の各チャンネルについてスキャンされた電界強度の値を「1」又は「0」の2値に変換した情報である。
「1」は、電界強度の値と予め定められた閾値とを比較して、電界強度の値が閾値以上であることを示し、「0」は、電界強度の値と予め定められた閾値とを比較して、電界強度の値が閾値以下であることを示す。つまり、「1」は電波干渉があり、「0」は電波干渉がないことを示す。
図3に示す「11〜26」の数字は、チャンネル番号を示す。また、「直近〜−3T」は、スキャン間隔がT秒の場合に、直近、T秒前、2T秒前、3T秒前の時間を示す。
2値化された電界強度の情報は、T秒間隔でスキャンされる度にチャンネルごとに時系列的に記憶される。図3に示す2値化された電界強度の情報は、直近〜−3Tの4回分が時系列的に記憶されたものである。
図3に示す直近の2値化された電界強度の値によれば、チャンネル番号が「11、14、15、16、22、23、25」の各チャンネルの電界強度の値は閾値以上である。また、これ以外のチャンネルの電界強度の値は閾値以下である。
図2に戻り、電力比較部6は、電力検出部11によりスキャンされた電界強度の値と比較電力レジスタ7により予め記憶されている閾値とを比較して、電界強度の値を2値に変換する。2値とは、図3の説明で上述したように、「1」又は「0」の値である。
電力比較部6は、電界強度の値が閾値以上の場合はこの電界強度の値を「1」に変換し、電界強度の値が閾値以下の場合はこの電界強度の値を「0」に変換する。
比較電力レジスタ7は、閾値の情報を記憶し、記憶する閾値の情報を電力比較部6に出力する。閾値は予め定められた固定値としてもよいし、例えば無線中継装置の受信感度に基づいて設定したり、無線端末20からの電力に基づいて設定したりする変動値としてもよい。
無線送信部8及び無線受信部9は、IEEE802.15.4による無線PAN通信を行う。
無線送信部8は、送信データにヘッダやフッタを付加してパケットを構成し、構成したパケットを変調して無線信号に変換した後にこの無線信号を送信する。
無線受信部9は、アンテナANTを介して無線信号を受信し、受信した無線信号を復調してパケットを再現した後にパケットのヘッダやフッタを解析してデータを抽出する。
電力検出部11は、アンテナANTを介して無線通信に利用される11〜26[ch]のチャンネルの電力や雑音電力、妨害波電力等を検出し、各チャンネルの電界強度を定期的にスキャンする。なお、電力検出部11の機能を無線受信部9が備えるとしてもよい。
図4に、スキャンタイミングと電波干渉との関係を示す。
なお、ここでは例として11〜13[ch]について説明する。
図4に示すように、スキャン間隔をT秒とした場合、−3T〜直近までの間に4回のスキャンが定期的に行われる。
スキャンタイミングが−3Tの場合、11〜13[ch]において11[ch]の電界強度の値が1番大きい。11[ch]で電波干渉があるためである。
スキャンタイミングが−2Tの場合、11〜13[ch]において12[ch]の電界強度の値が1番最大きい。12[ch]で電波干渉があるためである。
同様に、スキャンタイミングが−1Tの場合は11[ch]、直近の場合は11[ch]又は13[ch]の電界強度の値が1番大きい。
SW12は、無線送信部8、無線受信部9及び電力検出部11とアンテナANTとの間に設置され、アンテナANTと接続する各部(8、9、11)を切り替える。
図5に、無線中継装置10の処理を示す。
図5に示す処理には、電界強度の値を2値化する処理、候補チャンネル決定処理、チャンネル切り替え処理等が含まれる。以下、これらの処理を含めて順に説明する。
制御部3は、電源が投入されるとネットワークを開設する(ステップS1)。
具体的には、制御部3は無線端末20のID情報等をアソシエートリストに追加する処理や、使用チャンネルを決定する処理等を行う。
制御部3は、候補チャンネルを初期値にセットする(ステップS2)。
候補チャンネルとは、使用チャンネル以外のチャンネルであって、チャンネル切り替え処理(ステップS14参照)で切り替えられた後のチャンネルである。また、初期値は予め定められたチャンネルであり、11〜26[ch]のうち何れか一のチャンネルである。
制御部3は、スキャン間隔をT秒にセットし、タイマ4によりカウントを開始する(ステップS3)。
制御部3は、カウントがT秒を経過したか否か判断する(ステップS4)。
カウントがT秒を経過していない場合(ステップS4;N)、制御部3は、ステップS13に移行する。
カウントがT秒を経過した場合(ステップS4;Y)、制御部3は、電力検出部11によりスキャンするチャンネル(以下、「スキャンチャンネル」)を「11」にセットする(ステップS5)。
制御部3は、電力検出部11により、スキャンチャンネルの電界強度をスキャンし、スキャンにより得られた電界強度の情報を一時的に記憶する(ステップS6)。
制御部3は、電力比較部6により、スキャンチャンネルの電界強度の値と比較電力レジスタ7により予め記憶されている閾値とを比較する(ステップS7)。
制御部3は、電力比較部6により、電界強度の値を2値化する(ステップS8)。
具体的には、制御部3は、スキャンチャンネルの電界強度の値が閾値以上である場合は電界強度の値を「1」に変換し、閾値未満である場合は電界強度の値を「0」に変換する。
制御部3は、2値化された電界強度の情報(図3参照)を記憶部5に記憶する(ステップS9)。
制御部3は、スキャンチャンネルのチャンネル番号を+1だけインクリメントし(ステップS10)、インクリメントしたチャンネル番号が「27」であるか否か判断する(ステップS11)。
チャンネル番号が「27」でない場合(ステップS11;N)、制御部3は、ステップS6に移行して、再度上述の処理を行う。
チャンネル番号が「27」である場合(ステップS11;Y)、11〜26[ch]の全16チャンネル分についてスキャンされたことになり、制御部3は候補チャンネル決定処理を行う(ステップS12)。
図6に、候補チャンネル決定処理を示す。
なお、候補チャンネル決定処理(ステップS121、S122)について説明するとともに、合わせて比較電力レジスタの書き換え処理(ステップS123〜S126)について説明する。
制御部3は、2値化された電界強度の情報に基づいて、候補チャンネルを決定する(ステップS121)。
具体的には、制御部3は11〜26[ch]の各チャンネルにつき、直近から過去分を含む2値化された電界強度のうち「1」の割合(以下、「干渉割合」)を算出し、算出した干渉割合が1番小さいチャンネルを候補チャンネルとして決定する。
図7に、干渉割合の算出時の概念図を示す。
干渉割合は、「直近から過去分までのスキャン回数」を「直近から過去分までの2値化された電界強度が「1」である回数」で割ることにより算出される。
図7において、例えば11[ch]の干渉割合は、「直近から過去分(−1T〜−3T)までのスキャン回数」=「4」であり、「直近から過去分までの2値化された電界強度が「1」である回数」=「3」である。よって、3/4=0.75となり、干渉割合は75%と算出される。
図8に、干渉割合の算出時の他の概念図を示す。
図8に示す概念図は、図7に示す概念図と同様であるが、図7に示す概念図よりも長期間分の2値化された電界強度の情報に基づいて、干渉割合を算出した概念図である。
図8において、例えば11[ch]の干渉割合は、「直近から過去分(−1T〜−13T)までのスキャン回数」=「14」であり、「直近から過去分までの2値化された電界強度が「1」である回数」=「7」である。よって、7/14=0.5となり、干渉割合は50%と算出される。
また、干渉割合の他の算出方法としては、以下の式(1)で表される方法がある。
Figure 0005338386
式(1)によれば、直近の2値化された電界強度の値Pが過去分の2値化された電界強度の値よりも干渉割合P(n)に反映されることになる。
図7及び図8で算出される干渉割合を比較して分かるように、干渉割合は、算出に用いる2値化された電界強度の情報が短期間分であるか(図7参照)、長期間分であるか(図8参照)によって異なる。
制御部3が候補チャンネルを決定する際、短期間分又は長期間分の何れか一方の干渉割合を算出して決定するとしてもよいし、短期間分及び長期間分のそれぞれで干渉割合を算出し、2つの干渉割合に基づいて一の干渉割合を算出して決定するとしてもよい。
図6に戻り、制御部3は、決定した候補チャンネルを記憶部5に記憶する(ステップS122)。
次に、制御部3は比較電力レジスタ7の書き換え処理(ステップS123〜S126)を行う。
なお、制御部3は常に、候補チャンネル決定処理(ステップS121〜S122)と書き換え処理(ステップS123〜S126)とを同時に行う必要はない。制御部3は、通信環境に応じて書き換え処理を行うとしてもよい。
制御部3は、各チャンネルにつき干渉割合を算出した結果、全てのチャンネルで干渉割合が60%以上であるか否か判断する(ステップS123)。
全てのチャンネルで干渉割合が60%以上の場合(ステップS123;Y)、閾値が低すぎると判断して、制御部3は比較電力レジスタ7の閾値を予め定められた値Nだけインクリメントし(ステップS124)、処理を終了する。
全てのチャンネルで干渉割合が60%以上でない場合(ステップS123;N)、制御部3は、全てのチャンネルで干渉割合が10%以下であるか否か判断する(ステップS125)。
全てのチャンネルで干渉割合が10%以下でない場合(ステップS125;N)、制御部3は処理を終了する。
全てのチャンネルで干渉割合が10%以下である場合(ステップS125;Y)、閾値が高すぎると判断して、制御部3は比較電力レジスタ7の閾値を予め定められた値Nだけデクリメントし(ステップS126)、処理を終了する。
図5に戻り、制御部3は、通信環境が悪化したか否か判断する(ステップS13)。
具体的には、制御部3は無線端末20との間でデータの送受信を行う際に発生するエラー等が増加したか否か、又は各チャンネルにつき干渉割合が増加したか否か等について判断する。
通信環境が悪化していない場合(ステップS13;N)、制御部3は処理を終了する。或いは無線通信継続中の場合、図示はしていないが、制御部3はステップS4に移行するとしてもよい。
通信環境が悪化している場合(ステップS13;Y)、制御部3は、チャンネル切り替え処理を行う(ステップS14)。
図9に、チャンネル切り替え処理を示す。
制御部3は、チャンネルの切り替えを開始する処理を行う(ステップS141)。
具体的には、制御部3は候補チャンネルの情報を無線端末20に送信する等の処理を行う。
制御部3は、タイマ4を起動して、予め定められた時間をカウントする(ステップS142)。
制御部3は、タイマ4によりカウントを開始するとともに、使用チャンネルを候補チャンネルに切り替える旨のチャンネル切り替え情報を生成して無線端末20に送信する(ステップS143)。
制御部3は、無線端末20から応答信号を受信したか否か判断する(ステップS144)。
応答信号を受信していない場合(ステップS144;N)、制御部3は、タイマ4によるカウントがオーバーフローしているか否か判断する(ステップS145)。
カウントがオーバーフローしていない場合(ステップS145;N)、制御部3は、ステップS144に移行する。
カウントがオーバーフローしている場合(ステップS145;Y)、制御部3は、タイマ4の起動を停止する(ステップS146)。
制御部3は、使用チャンネルを候補チャンネルに切り替えて(ステップS147)、チャンネル切り替え処理を終了する。
図5に戻り、チャンネル切り替え処理を終了した後、制御部3は処理を終了する。或いは無線通信継続中の場合、図示はしていないが、制御部3はステップS4に移行するとしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、スキャンされた電界強度の情報をそのまま記憶部5に記憶せず、2値化して記憶することができる。2値化によって記憶するデータ量を削減でき、記憶部5のメモリ容量を節約できるため記憶部5にかかるコストを削減することが可能である。また、2値化された電界強度の情報に基づいて、簡易な演算処理により干渉割合を算出することができる。具体的には、干渉割合が11〜26[ch]のうちで1番小さいチャンネルを使用チャンネルとして決定することができる。よって、演算処理に関する回路構成を簡易化できるとともに、演算時間の短縮を図ることができる。
また、スキャンされた電界強度の値と予め定められた閾値とを比較し、閾値以上を「1」、閾値未満を「0」とすることで、電界強度の値を2値化することができる。
また、干渉割合を算出する際に用いる2値化された電界強度の情報は、記憶部5に記憶されている全ての情報であっても、予め定められた分の情報であってもよい。つまり、長期間分の情報を用いて算出しても、短期間分の情報を用いて算出してもよい。長期間分の情報を用いて干渉割合を算出した場合、チャンネルを頻繁に切り替えることがなくなる。短期間分の情報を用いて干渉割合を算出した場合、突発的な電波干渉に素早く対応することができる。
また、干渉割合を算出する際、直近の2値化された電界強度の情報に重み付けをしてもよい。過去の情報よりも直近の情報を干渉割合に反映させることができる。
また、比較電力レジスタ7に予め記憶されている閾値は固定値であってもよいが、通信環境に応じて書き換えるとしてもよい。本実施形態では、例えば全てのチャンネルで干渉割合が60%以上の場合は閾値を上げ、全てのチャンネルで干渉割合が10%以下の場合は閾値を下げることができる。
なお、図5、図6、図9における説明で記載した無線中継装置10による処理は、コンピュータが読取り可能なプログラムとして記憶部5に記憶されるが、その他にメモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に記憶されるとしてもよい。また、処理プログラムの一部若しくは全部は、図示しない他のサーバや端末等に備えられた記録媒体に記憶されるとしてもよく、この場合、制御部3はI/F部1又は無線受信部9によりネットワークを介して処理プログラムを受信して、記憶部5に記憶する構成としてもよい。制御部3は、記憶部5に記憶されたプログラムを読み込み、読み込んだプログラムによって無線中継装置10の各部の動作を制御することで、図5、図6、図9における処理を実現する。
100 無線通信システム
10 無線中継装置
20 無線端末
3 制御部
5 記憶部
6 電力比較部
7 比較電力レジスタ
11 電力検出部

Claims (6)

  1. 無線通信に利用される各チャンネルの電界強度を定期的にスキャンする検出部と、
    前記定期的にスキャンされた電界強度の値と予め定められた閾値とに基づいて、当該電界強度の値を2値化する2値化部と、
    前記2値化された電界強度の情報を時系列的に記憶する記憶部と、
    前記時系列的に記憶される2値化された電界強度の情報のうち、前記閾値以上を示す2値化された電界強度の情報が占める割合をチャンネルごとに算出し、当該算出された割合が小さいチャンネルを無線通信に使用するチャンネルとして決定する制御部と、
    を備えた無線中継装置。
  2. 前記2値化部は、前記定期的にスキャンされた電界強度の値と予め定められた閾値とを比較し、前記スキャンされた電界強度の値について前記閾値以上を示す値又は前記閾値未満を示す値のうち何れか一方を示す値に変換することで前記電界強度の値を2値化する請求項1に記載の無線中継装置。
  3. 前記制御部は、前記時系列的に記憶される2値化された電界強度の情報のうち、全ての情報に基づいて、又は直近から予め定められた過去分までの情報に基づいて、前記無線通
    信に使用するチャンネルを決定する請求項1又は2に記載の無線中継装置。
  4. 前記制御部は、前記時系列的に記憶される2値化された電界強度の情報のうち、直近の情報に基づいて前記割合を算出するとともに当該直近の情報を除いた過去の情報に基づいて前記割合を算出し、当該算出された2つの割合に対して予め定められた重み付けの係数を乗算した後、当該2つの割合を加算して1つの割合を算出し、当該算出された1つの割合が各チャンネルのうちで小さいチャンネルを無線通信に使用するチャンネルとして決定する請求項1〜3の何れか1項に記載の無線中継装置。
  5. 前記制御部は、前記算出された割合のうち、1番小さい一の割合が予め定められた第1の基準値よりも大きい場合、前記予め定められた閾値を予め定められた第1の値だけ増加し、前記算出された割合のうち、1番大きい一の割合が予め定められた第2の基準値よりも小さい場合、前記予め定められた閾値を予め定められた第2の値だけ減少する請求項1〜4の何れか1項に記載の無線中継装置。
  6. コンピュータを、
    無線通信に利用される各チャンネルの電界強度を定期的にスキャンする検出手段、
    前記定期的にスキャンされた電界強度の値と予め定められた閾値とに基づいて、当該電界強度の値を2値化する2値化手段、
    前記2値化された電界強度の情報を時系列的に記憶する記憶手段、
    前記時系列的に記憶される2値化された電界強度の情報のうち、前記閾値以上を示す2値化された電界強度の情報が占める割合をチャンネルごとに算出し、当該算出された割合が小さいチャンネルを無線通信に使用するチャンネルとして決定する制御手段、
    を備えた無線中継装置
    として機能させるためのプログラム。
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