JP4802963B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気光学装置及び電子機器に関する。
デジタル/アナログ変換回路は、種々の電子装置に使用されている。例えば、電気光学装置の一つである有機エレクトロルミネッセンス表示装置のデータ線駆動回路に、デジタル/アナログ変換回路が用いられている。データ線駆動回路のデジタル/アナログ変換回路は、デジタルデータである画像データ(階調データ)に応じたアナログ電流を、データ線を介して画素回路に供給するようになっている(例えば、特許文献1)。
特開2000−122608号公報
ところで、前記有機エレクトロルミネッセンス表示装置においては、データ線駆動回路のデジタル/アナログ変換回路に供給されるデジタル画像データは、信号生成回路にてガンマ特性を有するデータに変換された階調データである。詳述すると、信号生成回路は、例えば5ビットのデジタル画像データを、ガンマ特性を有する、例えば8ビットのデジタル画像データに変換して、データ線駆動回路に出力している。
一方、有機エレクトロルミネッセンス表示装置においては、ガンマ特性を有するデータに変換することに加えて、画素回路の有機エレクトロルミネッセンス素子の輝度補正を必要とする場合がある。この場合、信号生成回路でデジタル画像データをさらに補正することは、信号生成回路が複雑になるとともに、信号生成回路の負荷が増大し、実質的には実現困難であった。
本発明は、上記問題を解消するためになされたものであって、その目的は、デジタル/アナログ変換において、変換したアナログ電流を、簡単な回路構成で容易に補正することができるデジタル/アナログ変換回路、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
本発明の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、これら各走査線と各データ線との交差部にそれぞれ配設される電気光学素子と、前記各データ線に対してアナログ電流を供給するデータ線駆動回路とを備えた電気光学装置において、前記データ線駆動回路は、第1のデジタルデータを入力し、その第1のデジタルデータを第1のアナログ電流に変換する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、第2のデジタルデータを入力し、その第2のデジタルデータを前記第1のアナログ電流に基づいて第2のアナログ電流に変換して出力する第2のデジタル/アナログ変換回路部と、前記第1及び第2のデジタルデータを生成する制御回路とを備え、前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、基準となる電流に基づいて駆動される複数の駆動トランジスタと、前記複数の駆動トランジスタに対してそれぞれ直列に接続された複数のスイッチングトランジスタと、を有し、前記第1のデジタルデータに基づいて前記複数のスイッチングトランジスタを選択し、選択したスイッチングトランジスタにそれぞれ対応する駆動トランジスタから出力される電流を加
算して、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部に前記第1のアナログ電流として出力するものであり、前記第1及び第2のデジタルデータの一方は、外部装置から入力される画像データに基づいて生成されるデジタル階調データであり、他方は、電気光学装置の動作状態、動作環境状態の少なくとも1つを検出する検出センサからの検出信号に基づいて生成される電流補正データである。
これによれば、検出センサによって検出された電気光学装置の動作状態や動作環境状態に基づいて電流補正データを決定するため、状況に応じて最適な発光輝度を得ることが可能となる。
この電気光学装置において、前記検出センサは、外光を検出する外光センサを有していてもよい。
この電気光学装置において、前記検出センサは、周囲温度を検出する温度センサを有していてもよい。
これによれば、電気光学装置の周辺温度、周辺の明るさに応じて、最適な輝度を得ることが可能となる。
本発明の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、これら各走査線と各データ線との交差部にそれぞれ配設される電気光学素子と、前記各データ線に対してアナログ電流を供給するデータ線駆動回路とを備えた電気光学装置において、前記データ線駆動回路は、第1のデジタルデータを入力し、その第1のデジタルデータを第1のアナログ電流に変換する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、第2のデジタルデータを入力し、その第2のデジタルデータを前記第1のアナログ電流に基づいて第2のアナログ電流に変換して出力する第2のデジタル/アナログ変換回路部と、前記第1及び第2のデジタルデータを生成する制御回路とを備え、前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、基準となる電流に基づいて駆動される複数の駆動トランジスタと、前記複数の駆動トランジスタに対してそれぞれ直列に接続された複数のスイッチングトランジスタと、を有し、前記第1のデジタルデータに基づいて前記複数のスイッチングトランジスタを選択し、選択したスイッチングトランジスタにそれぞれ対応する駆動トランジスタから出力される電流を加算して、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部に前記第1のアナログ電流として出力するものであり、前記第1及び第2のデジタルデータの一方は、前記制御回路に入力される画像データに基づいて生成されるデジタル階調データであり、他方は、メモリに記憶された前記電気光学素子の累積発光時間に基づいて生成される電流補正データである。
これによれば、電気光学装置の発光素子の劣化状況に応じて、最適な発光輝度を得ることが可能となる。
本発明の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、これら各走査線と各データ線との交差部にそれぞれ配設される電気光学素子と、前記各データ線に対してアナログ電流を供給するデータ線駆動回路とを備えた電気光学装置において、前記データ線駆動回路は、第1のデジタルデータを入力し、その第1のデジタルデータを第1のアナログ電流に変換する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、第2のデジタルデータを入力し、その第2のデジタルデータに基づいて、前記第1のアナログ電流を用い、第2のアナログ電流として出力する第2のデジタル/アナログ変換回路部とを備え、前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、基準となる電流に基づいて駆動される複数の駆動トランジスタと、前記複数の駆動トランジスタに対してそれぞれ直列に接続された複数のスイッチングトランジスタと、を有し、前記第1のデジタルデータに基づいて前記複数のスイッチングトランジスタを選択し、選択したスイッチングトランジスタにそれぞれ対応する駆動トランジスタから出力される電流を加算して、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部に前記第1のアナログ電流として出力するものであり、前記第1及び第2のデジタルデータは、制御回路によって生成され、前記第1及び第2のデジタルデータの一方は、前記制御回路に入力される画像データに基づいて生成されるデジタル階調データであり、他方は、メモリに記憶された1フレーム分の画像データから該1フレーム分の総輝度を算出し、その算出した総輝度に基づいて生成される電流補正データである
れによれば、1フレーム分の総輝度によって、最適な発光輝度を得ることができる。
この電気光学装置において、前記複数の駆動トランジスタのうちn番目(nは自然数)のトランジスタの利得係数の相対値が2 n−1 になるように前記複数の駆動トランジスタが構成されてもよい。
この電気光学装置において、前記電気光学素子はエレクトロルミネッセンス素子であってもよい。
発明における電子機器は、先に記載した電気光学装置を備えることを特徴とする。
これによれば、電子機器に備えた電気光学装置が、最適な発光輝度を得ることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を、図1〜図7を用いて説明する。
図1は電気光学装置としての有機エレクトロルミネッセンス表示装置の回路構成を示すブロック図である。
この有機エレクトロルミネッセンス表示装置10は、画像表示を行う表示パネル部20を有し、表示パネル部20には、有機エレクトロルミネッセンス素子がマトリクス状に配置された画素領域30が備えられている。また、表示パネル部20には、検出領域40が備えられ、その検出領域40には、検出センサとしての温度センサ41、外光センサ42及び劣化センサ43が備えられている。
また、有機エレクトロルミネッセンス表示装置10は、画素領域30の走査線を駆動する走査線駆動回路50と、画素領域30のデータ線を駆動するデータ線駆動回路60とを有している。データ線駆動回路60には、デジタル/アナログ変換回路61が備えられており、デジタル/アナログ変換回路61には、第1のデジタル/アナログ変換回路部62と、第2のデジタル/アナログ変換回路部63が備えられている。
さらに、有機エレクトロルミネッセンス表示装置10には、制御回路としての信号生成回路70が備えられている。信号生成回路70は、外部装置からの各種信号や画像データ、クロック及び前記各センサ41〜43からの信号に基づいて、走査線駆動回路50とデータ線駆動回路60へ送る各種信号を生成している。
有機エレクトロルミネッセンス表示装置10の表示パネル部20、走査線駆動回路50、データ線駆動回路60、信号生成回路70は、それぞれが独立した部品(例えば、1チップの半導体集積回路装置)によって構成されていてもよい。また、表示パネル部20、走査線駆動回路50、データ線駆動回路60、信号生成回路70の全部もしくは一部が、一体となった部品として構成されていてもよい。例えば、表示パネル部20に、走査線駆動回路50とデータ線駆動回路60とが一体的に構成されていてもよい。また、走査線駆動回路50、データ線駆動回路60、信号生成回路70の全部もしくは一部がプログラマブルなICチップで構成され、その機能がICチップに書き込まれたプログラムによりソフトウエア的に実現されていてもよい。さらに、各センサ41〜43は、表示パネル部20上に限らず、他の場所に備えられていてもよい。
図2は、画素領域30の内部構成を示す回路図である。
画素領域30は、マトリクス状に配列された複数の画素回路31を有しており、各画素回路31は電気光学素子としての有機エレクトロルミネッセンス素子をそれぞれ有している。画素回路31は、その列方向に沿って伸びる複数のデータ線Xm(m=1〜M)と、行方向に沿って伸びる複数の走査線Yn(n=1〜N)との交差部に配置され、それぞれに接続されている。なお、本明細書では、画素回路31を「画素」とも呼ぶ。
走査線駆動回路50は、前記複数の走査線Ynの中の1本を選択的に駆動して1行分の画素回路群を選択する。データ線駆動回路60には、前記複数のデータ線Xmに対応して、複数のデジタル/アナログ変換回路61が設けられている。そして、データ線駆動回路60は、各データ線Xmを介して、選択された画素回路群の各画素回路31にデータ信号を供給する。
図3は、画素回路31の内部構成を示す回路図である。
画素回路31は、有機エレクトロルミネッセンス素子32と、第1〜第4のトランジスタ33〜36と、保持コンデンサ37とを有している。保持コンデンサ37は、データ線Xmを介して供給されたデータ信号(アナログ電流)に応じた電荷を保持し、これによって、有機エレクトロルミネッセンス素子32の発光の輝度を調節するためのものである。第1〜第3のトランジスタ33〜35はnチャンネル型FETであり、第4のトランジスタ36はpチャンネル型FETである。有機エレクトロルミネッセンス素子32は、発光ダイオードと同様の電流駆動型の発光素子なので、ここではダイオードの記号で描かれている。
第1のトランジスタ33のソースは、第2〜第4のトランジスタ34〜36のドレインとそれぞれ接続されている。第1のトランジスタ33のドレインは、第4のトランジスタ36のゲートに接続されている。保持コンデンサ37は、第4のトランジスタ36のソースとゲートとの間に接続されている。また、第4のトランジスタ36のソースは、電源電圧VOELにも接続されている。
第2のトランジスタ34のソースは、データ線Xmを介してデータ線駆動回路60のデジタル/アナログ変換回路61に接続されている。有機エレクトロルミネッセンス素子32は、その陽極が第3のトランジスタ35のソースに接続され、陰極が接地されている。
第1のトランジスタ33と第2のトランジスタ34のゲートは、走査線Ynを構成する第1のサブ走査線V1nに共通に接続され、走査線駆動回路50から走査信号SC1nが入力される。また、第3のトランジスタ35のゲートは、走査線Ynを構成する第2のサブ走査線V2nに接続され、走査線駆動回路50から走査信号SC2nが入力される。
第1のトランジスタ33と第2のトランジスタ34は、保持コンデンサ37に電荷を蓄積する際に使用されるスイッチングトランジスタである。第3のトランジスタ35は、有機エレクトロルミネッセンス素子32の発光期間においてオン状態に保たれるスイッチングトランジスタである。また、第4のトランジスタ36は、有機エレクトロルミネッセンス素子32に流れる電流を制御するための駆動トランジスタである。第4のトランジスタ36の電流は、保持コンデンサ37に保持される電荷量によって制御される。
図4は、画素回路31の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、第1のサブ走査線V1nを介して入力される走査信号SC1n、第2のサブ走査線V2nを介して入力される走査信号SC2nと、データ線Xmを介して入力されるデータ信号(アナログ電流)Ioutと、有機エレクトロルミネッセンス素子32に流れる電流IELとが示されている。
Tcは1フレーム期間であって、全ての走査線が一巡して選択され終わる期間である。Tprはプログラム期間であって、有機エレクトロルミネッセンス素子32の発光輝度を画素回路31内に設定する期間であり、第1のサブ走査線V1nを介して入力される走査信号SC1nによって決定される。Telは発光期間であって、有機エレクトロルミネッセンス素子32が発光する期間であり、第2のサブ走査線V2nを介して入力される走査信号SC2nによって決定される。
プログラミング期間Tprでは、データ線駆動回路60のデジタル/アナログ変換回路61が、データ線Xm上に画像データ(階調データ)に応じたデータ信号(アナログ電流)Ioutを出力しながら、走査線駆動回路50が、第1のサブ走査線V1n上の走査信号SC1nをHレベルにする。すると、第1及び第2のトランジスタ33、34がオン状態になる。このとき、データ線駆動回路60のデジタル/アナログ変換回路61は、階調データに応じたアナログ電流Ioutを流す定電流源として機能する。そして、保持コンデンサ37には、アナログ電流Ioutに対応した電荷が保持され、プログラミング期間Tprは終了する。この結果、第4のトランジスタ36のソース/ゲート間には、保持コンデンサ37に記憶された電圧が保持される。
プログラミング期間Tprが終了すると、走査信号SC1nがLレベルとなり、第1のトランジスタ33と第2のトランジスタ34はオフ状態となる。また、データ線駆動回路60はその画素回路のためのデータ信号(アナログ電流)Ioutの供給を停止する。
続いて、発光期間Telでは、走査線駆動回路50が、走査信号SC1nをLレベルに維持して、第1及び第2のトランジスタ33,34をオフ状態に保ったまま、第2のサブ走査線V2n上の走査信号SC2nをHレベルにして、第3のトランジスタ35をオン状態に設定する。
保持コンデンサ37には、データ信号(アナログ電流)Ioutに対応した電荷が予め保持されているので、第4のトランジスタ36にはアナログ電流Ioutとほぼ同じ電流が流れ、その電流(電流IEL)は第3のトランジスタ35を通って有機エレクトロルミネッセンス素子32に流れる。従って、有機エレクトロルミネッセンス素子32は、発光期間Telの間、データ信号(アナログ電流)Ioutに応じた輝度で発光する。
次に、検出領域40に備えた検出センサとしての各センサ41〜43について説明する。
温度センサ41はサーミスタを有しており、動作環境状態としての温度の変化による電圧の変化を検出して、これを温度検出信号として信号生成回路70に送る。外光センサ42はフォトダイオードを有しており、動作環境状態としての外光の光強度を電流値として検出して、これを外光検出信号として信号生成回路70に送る。劣化センサ43は、ダミー画素に接続され、ダミー画素の動作状態としての劣化の進行に伴う電圧の変化を検出して、これを劣化検出信号として信号生成回路70に送る。なお、ダミー画素は、前記画素領域30に形成された画素31と同じ条件で、表示パネル部20に形成された画素であって、画素領域30の画素31と同じ条件で駆動されている。
次に信号生成回路70ついて説明する。
信号生成回路70は、前記各センサ41〜43からの各種検出信号を入力するとともに、図示しない外部装置からデジタル画像データ(入力階調データ)、クロック、省エネモード信号を入力する。
信号生成回路70は、前記デジタル画像データ(入力階調データ)を入力し、これを表示パネル部20上で正しく色再現できるように、ガンマ特性を有するデジタル画像データ(出力階調データ)に変換する。信号生成回路70の内部には、LUT(Look UpTable)が備えられており、ガンマ特性を有する画像データへの変換は、このLUTを使って行われる。
図5(a)は、前記LUTの一例を示す変換表であり、図5(b)は、そのグラフ(ガンマ曲線)である。画像データは、5ビット(32階調)のデジタル画像データ(入力階調データ)として入力され、このLUTに従って、ガンマ値2.2のガンマ特性を有する8ビット(256階調)のデジタル画像データ(出力階調データ)に変換される。信号生成回路70は、変換したデジタル画像データ(出力階調データ)をデータ線駆動回路60に出力する。なお、本明細書では、変換後のデジタル画像データ(出力階調データ)を、単に「デジタル階調データ」とも呼ぶ。
また、信号生成回路70は、クロックを入力し、クロック信号に基づいて1行分の画素回路群を順次選択するための走査線駆動信号を生成し、その走査線駆動信号を走査線駆動回路50に供給する。信号生成回路70は、クロック信号に基づいて、各データ線Xmにデータ信号を供給するタイミングを決定するためのデータ線駆動信号を生成し、そのデータ線駆動信号をデータ線駆動回路60に供給する。
さらに、信号生成回路70は、前記各センサ41〜43からの各種検出信号及び外部装置からの省エネモード信号を入力し、これら検出信号及び省エネモード信号に基づいて8ビットの電流補正データを生成する。
信号生成回路70は、温度センサ41からの温度検出信号に基づいて、表示パネル部20の温度を認識し、表示パネル部20の温度に対する温度補正データを生成する。表示パネル部20に形成された有機エレクトロルミネッセンス素子32は、温度の変動に対して発光輝度が変動する温度特性を有する。つまり、有機エレクトロルミネッセンス素子32に流す電流IELが一定でも、温度が異なれば有機エレクトロルミネッセンス素子32の発光輝度は異なる。
そこで、信号生成回路70は、表示パネル部20(有機エレクトロルミネッセンス素子32)の温度に応じて発光輝度を補償するようになっている。信号生成回路70は、検出した温度に応じて、データ線駆動回路60から各データ線Xmにそれぞれ出力するデータ信号を補正するための温度補正データを生成する。本実施形態では、温度補正データは、予め区分された温度範囲毎に定められており、8ビットのデジタルデータとして、信号生成回路70に内蔵されたメモリに記憶されている。そして、検出した温度に対応したデータが選択される。
信号生成回路70は、外光センサ42からの外光検出信号に基づいて、有機エレクトロルミネッセンス表示装置10の周囲の明るさを認識し、周囲の明るさに対する外光補正データを生成する。例えば、周囲が暗い場合、有機エレクトロルミネッセンス表示装置10の輝度は、通常の発光輝度より低い(暗い)ほうがまぶしさが抑えられて見やすくなる。反対に、周囲が非常に明るい場合には、有機エレクトロルミネッセンス表示装置10の輝度は、通常の発光輝度より高い(明るい)ほうが見やすい。
そこで、信号生成回路70は、周囲の明るさに応じて見やすい発光輝度に補正するようになっている。信号生成回路70は、周囲の明るさに応じて、データ線駆動回路60から各データ線Xmにそれぞれ出力するデータ信号を補正するための外光補正データを生成する。本実施形態では、外光補正データは、予め区分された明るさ毎に定められており、8ビットのデジタルデータとして、信号生成回路70に内蔵されたメモリに記憶されている。
そして、検出した明るさに対応したデータが選択される。
信号生成回路70は、劣化センサ43からの劣化検出信号に基づいて、有機エレクトロルミネッセンス素子32の劣化状態を認識し、劣化状態に対する劣化補正データを生成する。有機エレクトロルミネッセンス素子32は、劣化の状態が進行するにつれて発光輝度が低下する。つまり、有機エレクトロルミネッセンス素子32に流す電流IELが一定でも、劣化状態が進行していれば有機エレクトロルミネッセンス素子32の発光輝度は低下する。
そこで、信号生成回路70は、有機エレクトロルミネッセンス素子32の劣化状態に応じて発光輝度を補償するようになっている。信号生成回路70は、検出した劣化状態に応じて、データ線駆動回路60から各データ線Xmにそれぞれ出力するデータ信号を補正するための劣化補正データを生成する。本実施形態では、劣化補正データは、予め区分された劣化状態毎に定められており、8ビットのデジタルデータとして、信号生成回路70に内蔵されたメモリに記憶されている。そして、検出した劣化状態に対応したデータが選択される。
信号生成回路70は、外部装置からの省エネモード信号に基づいて、有機エレクトロルミネッセンス表示装置10の発光輝度を下げる省エネ補正データを生成する。省エネモード信号は、有機エレクトロルミネッセンス表示装置10の消費電力を低減するために、外部装置から出力される制御信号である。
そこで、信号生成回路70は、省エネモード信号に応答して、データ線駆動回路60から各データ線Xmにそれぞれ出力するデータ信号を補正するための省エネ補正データを生成する。本実施形態では、省エネ補正データは、予め定められており、8ビットのデジタルデータとして、信号生成回路70に内蔵されたメモリに記憶されている。
そして、信号生成回路70は、これら検出信号及び省エネモード信号を入力すると、それぞれの信号に基づいて、有機エレクトロルミネッセンス表示装置10の各種状態を判断する。信号生成回路70は、その判断した状態に応じて、それぞれメモリに記憶された各種補正データを読み出し、8ビットの電流補正データ(デジタル補正データ)としてデータ線駆動回路60に出力する。
次に、データ線駆動回路60について、図6及び図7を用いて説明する。データ線駆動回路60は、各データ線Xm毎にデジタル/アナログ変換回路61を有し、デジタル/アナログ変換回路61は、第1のデジタル/アナログ変換回路部62と第2のデジタル/アナログ変換回路部63とを有している。
図6は、第1のデジタル/アナログ変換回路部62の回路図である。
電源電位と接地電位との間には、変換トランジスタ110(第1のトランジスタ)と定電流源用トランジスタ120が直列接続され、定電流源用トランジスタ120は制御電圧Vrefによって制御される。変換トランジスタ110はダイオード接続されており、変換トランジスタ110のゲート(第1の制御端子)は、共通ゲート線130に接続されている。また、電源電位と、出力端子T1(第1の出力端子)に接続された出力ライン140(第1の電流経路)との間には、8本の電流ラインIU1〜IU8が並列に接続されており、共通ゲート線130は、8本の電流ラインIU1〜IU8にそれぞれ接続された8つの駆動トランジスタ151〜158(第2のトランジスタ)のゲート(第2の制御端子)に接続されている。つまり、変換トランジスタ110と8つの駆動トランジスタ151〜158のそれぞれとはカレントミラー回路を構成していることになる。8つの駆動トランジスタ151〜158には、出力ライン140との間にスイッチングトランジスタ161〜168(第3のトランジスタ)がそれぞれ直列に接続されている。8つのスイッチングトランジスタ161〜168の各ゲート(第3の制御端子)には、信号入力線を介して、信号生成回路70から与えられるガンマ特性を持ったデジタル階調データ(第1のデジタルデータ)の各ビットD0〜D7が入力される。
なお、図6の例では、定電流源用トランジスタ120、スイッチングトランジスタ161〜168はnチャンネル型FETであり、変換トランジスタ110と駆動トランジスタ151〜158はpチャンネル型FETである。
8つの駆動トランジスタ151〜158の利得係数βの比Kは、1:2:4:8:16:32:64:128に設定されている。ここで、利得係数βは、β=Kβ0 =(μCW/L)で定義され、Kは相対値、β0は所定の定数、μはキャリアの移動度、Cはゲート容量、Wはチャンネル幅、Lはチャンネル長である。トランジスタの電流駆動能力は利得係数βに比例するので、8つの駆動トランジスタ151〜158の電流駆動能力の比は、1:2:4:8:16:32:64:128である。つまり、各駆動トランジスタ151〜158の利得係数の相対値Kは、デジタル階調データの各ビットD0〜D7の重みに対応づけられた値にそれぞれ設定されている。
第1のデジタル/アナログ変換回路部62は、定電流源用トランジスタ120のゲートに制御電圧Vrefが入力されると、定電流源用トランジスタ120は、制御電圧Vrefの電圧値に応じたオン状態になる。つまり、定電流源用トランジスタ120は、ゲート・ソース間電圧(制御電圧Vref)に応じた基準電流Irefを変換トランジスタ110に流がす。そして、信号生成回路70から8ビットのデジタル階調データが入力されると、その階調データに基づいてオン状態となったスイッチングトランジスタの電流ラインには、駆動トランジスタの駆動能力に応じた電流が流れる。そして、各電流ラインに流れる電流の総和は、入力されるデジタル階調データに比例しており、アナログ電流Id(第1のアナログ電流)として出力ライン140を通して出力端子T1から第2のデジタル/アナログ変換回路部63に出力される。なお、入力されるデジタル階調データはガンマ特性を有しているので、出力されるアナログの電流Idも同様のガンマ特性を有している。
なお、本実施形態では、変換トランジスタ110の利得係数を、電流ラインIU1に接続された駆動トランジスタ151と同じ利得係数(K=1)としている。また、変換トランジスタ110と8つの駆動トランジスタ151〜158のそれぞれとは、カレントミラー回路を構成しているので、出力されるアナログ電流Idは、最大で基準電流Irefの255倍の電流値となる。
図7は、第2のデジタル/アナログ変換回路部63の回路図である。
入力ライン210は、第1のデジタル/アナログ変換回路部62の出力端子T1に接続されている。入力ライン210と接地電位との間には、変換トランジスタ220(第4のトランジスタ)がダイオード接続されている。変換トランジスタ220のゲート(第4の制御端子)は、共通ゲート線230に接続されている。また、接地電位と、出力端子T2(第2の出力端子)に接続された出力ライン240(第2の電流経路)との間には、8本の電流ラインIA1〜IA8が並列に接続されており、共通ゲート線230は、8本の電流ラインIA1〜IA8にそれぞれ接続された8つの駆動トランジスタ251〜258(第5のトランジスタ)のゲート(第5の制御端子)に接続されている。つまり、変換トランジスタ220と8つの駆動トランジスタ251〜258のそれぞれとはカレントミラー回路を構成していることになる。8つの駆動トランジスタ251〜258には、出力ライン240との間にスイッチングトランジスタ261〜268(第6のトランジスタ)がそれぞれ直列に接続されている。8つのスイッチングトランジスタ261〜268のゲート(第6の制御端子)には、信号入力線を介して、信号生成回路70から与えられる8ビットの電流補正データ(第2のデジタルデータ)の対応するビットDc0〜Dc7が入力される。
なお、図7では、いずれのトランジスタもnチャンネル型FETである。また、8つの駆動トランジスタ251〜258の利得係数βの比Kは、1:2:4:8:16:32:64:128に設定されている。トランジスタの電流駆動能力は利得係数βに比例するので、8つの駆動トランジスタ251〜258の電流駆動能力の比は、1:2:4:8:16:32:64:128である。つまり、各駆動トランジスタ251〜258の利得係数の相対値Kは、電流補正データの各ビットDc0〜Dc7の重みに対応づけられた値にそれぞれ設定されている。
第2のデジタル/アナログ変換回路部63は、第1のデジタル/アナログ変換回路部62から入力ライン210を通してアナログ電流Idが入力されている状態で、信号生成回路70から入力される8ビットの電流補正データを入力する。この電流補正データに基づいてオン状態となったスイッチングトランジスタの電流ラインには、駆動トランジスタの駆動能力に応じた電流が流れる。そして、各電流ラインに流れる電流の総和が、アナログ電流Idを電流補正データに従って補正したアナログ電流Iout(第2のアナログ電流)となり、出力ライン240を通して出力端子T2からデータ信号としてデータ線に出力される。
本実施形態では、変換トランジスタ220の利得係数を、電流ラインIA8に接続された駆動トランジスタ258と同じ利得係数(K=128)としている。また、前述したように、変換トランジスタ220と8つの駆動トランジスタ251〜258のそれぞれとは、カレントミラー回路を構成している。そのため、8ビットの電流補正データが1〜255の範囲を取りうるとすると、デジタル階調データに応じたアナログ電流Idの値を1/128〜約2倍(255/128倍)の範囲で補正したデータ信号(アナログ電流)Ioutを生成することができる。
デジタル/アナログ変換回路61は、以上説明した第1のデジタル/アナログ変換回路部62と第2のデジタル/アナログ変換回路部63とから構成されているため、以下のように作用する。
まず、信号生成回路70から、ガンマ特性を有するデジタル階調データ(第1のデジタルデータ)が第1のデジタル/アナログ変換回路部62に入力され、各センサ41〜43で検出された各種情報に基づくデジタルの電流補正データ(第2のデジタルデータ)が第2のデジタル/アナログ変換回路部63に入力される。すると、第1のデジタル/アナログ変換回路部62は、入力されたデジタル階調データをアナログ電流Id(第1のアナログ電流)に変換して、これを第2のデジタル/アナログ変換回路部63に出力する。第2のデジタル/アナログ変換回路部63は、入力されたアナログ電流Idを、前記デジタルの電流補正データに基づいて補正し、これをデータ信号(アナログ電流)Iout(第2のアナログ電流)としてデータ線に出力する。これにより、デジタル/アナログ変換回路61は、入力されるデジタル階調データを、周辺温度や外光、劣化状況等に応じて最適な発光輝度が得られるように補正したデータ信号(アナログ電流)Ioutとして出力することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態よれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、各データ線Xmに対して設けたデジタル/アナログ変換回路61に第2のデジタル/アナログ変換回路部63を設けた。従って、デジタル階調データをアナログ電流Idに変換した後、複雑な事前処理をすることなく、デジタルの電流補正データに基づいて、そのアナログ電流Idをデータ信号(アナログ電流)Ioutに補正できる。
(2)本実施形態によれば、デジタル/アナログ変換回路61に設けた第2のデジタル/アナログ変換回路部63をカレントミラー回路で構成した。従って、デジタル階調データから変換されたアナログ電流Idを、容易にデータ信号(アナログ電流)Ioutに補正することが可能となる。
(3)本実施形態の電気光学装置によれば、ガンマ特性を有する画像データ(デジタル階調データ)に対応するアナログ電流Idが、第2のデジタル/アナログ変換回路部63で補正されるため、複雑な処理をしなくとも、ガンマ特性を持たせたままの階調補正が可能となる。
(4)本実施形態によれば、各センサ41〜43によって得られた情報をもとに、階調の補正率(電流補正データ)を決定するため、状況に応じた最適な発光輝度を得ることが可能となる。
(第2実施形態)
以下に、本発明を具体化した第2実施形態を、図8に基づいて説明する。本実施形態では、デジタル/アナログ変換回路61における第2のデジタル/アナログ変換回路部63に特徴があるため、説明の便宜上、第2のデジタル/アナログ変換回路部63についてのみ説明する。
図8(a)は、本実施形態のデジタル/アナログ変換回路61における第2のデジタル/アナログ変換回路部63の回路図であり、図8(b)はそのタイミングチャートである。
本実施形態では、電流補正データは3ビットのデジタルデータとする。
図8(a)において、入力ライン310は、第1のデジタル/アナログ変換回路部62の出力端子T1に接続され、アナログ電流Id(第1のアナログ電流)が供給される。接地電位と入力ライン310との間には、変換トランジスタ320(第4のトランジスタ)とスイッチングトランジスタ331(第7のトランジスタ)とが直列に接続されている。変換トランジスタ320のゲート(第4の制御端子)とドレインは、スイッチングトランジスタ332(第8のトランジスタ)を介して接続されている。スイッチングトランジスタ331のゲート(第7の制御端子)とスイッチングトランジスタ332のゲート(第8の制御端子)はともに接続されており、制御信号Idoが入力される。制御信号Idoは、本実施形態では、第1実施形態の信号生成回路70から、各データ線Xmに設けた第2のデジタル/アナログ変換回路部63に対して出力されるようになっていて、予め定めた順番で第2のデジタル/アナログ変換回路部63に対して出力される。
また、変換トランジスタ320のゲート(第4の制御端子)は、共通ゲート線340に接続されており、接地電位との間に保持コンデンサ350(第1のコンデンサ)が接続されている。また、接地電位と、出力端子T2(第2の出力端子)に接続された出力ライン360(第2の電流経路)との間には、3本の電流ラインIB1〜IB3が並列に接続されており、その3本の電流ラインIB1〜IB3には、それぞれ駆動トランジスタ371〜373(第5のトランジスタ)が接続されている。各駆動トランジスタ371〜373のゲート(第5の制御端子)は、前記共通ゲート線340を介して変換トランジスタ320のゲートに接続されている。
従って、前記制御信号Idoにて、スイッチングトランジスタ331,332がオン状態になると、変換トランジスタ320のゲートとドレインは導通し、変換トランジスタ320は、3つの駆動トランジスタ371〜373のそれぞれとカレントミラー回路を構成する。3つの駆動トランジスタ371〜373には、出力ライン360との間にスイッチングトランジスタ381〜383(第6のトランジスタ)がそれぞれ直列に接続されている。3つのスイッチングトランジスタ381〜383のゲート(第6の制御端子)には、信号入力線を介して、信号生成回路70から与えられる電流補正データ(第2のデジタルデータ)の各ビットDc0〜Dc2が入力される。
なお、図8(a)では、いずれのトランジスタもnチャンネル型FETである。また、3つの駆動トランジスタ371〜373の利得係数βの比Kは、1:2:4に設定されている。トランジスタの電流駆動能力は利得係数βに比例するので、3つの駆動トランジスタ371〜373の電流駆動能力の比は、1:2:4である。つまり、各駆動トランジスタ371〜373の利得係数の相対値Kは、電流補正データの各ビットDc0〜Dc2の重みに対応づけられた値にそれぞれ設定されている。
そして、図8(b)に示すように、第1のデジタル/アナログ変換回路部62にHレベルの制御信号Idoが入力されると、2つのスイッチングトランジスタ331,332がオン状態となる。このとき、デジタル階調データに応じたアナログ電流Idが第1のデジタル/アナログ変換回路部62から入力ライン310に供給される。これと同時に、保持コンデンサ350には、変換トランジスタ320がアナログ電流Idを流すのに応じたゲート電圧が保持される。これにより、3つの駆動トランジスタ371〜373もアナログ電流Idの値に比例した電流を駆動できる状態に保持される。
やがて、図8(b)に示すように、制御信号IdoがLレベルに立ち下がって、2つのスイッチングトランジスタ331,332をオフ状態にすると、信号生成回路70から電流補正データの各ビットDc0〜Dc2がそれぞれスイッチングトランジスタ381〜383のゲートに入力される。すると、その電流補正データによってオン状態となったスイッチングトランジスタの電流ラインには、駆動トランジスタの駆動能力に応じた電流が流れる。そして、各電流ラインに流れる電流の総和が、電流補正データに従って補正されたデータ信号(アナログ電流)Iout(第2のアナログ電流)として出力ライン360を通して出力端子T2からそれぞれ対応するデータ線に出力される。
本実施形態では、変換トランジスタ320の利得係数を、電流ラインIB3に接続された駆動トランジスタ373と同じ利得係数(K=4)としている。また、前述したように、変換トランジスタ320と3つの駆動トランジスタ371〜373のそれぞれとは、カレントミラー回路を構成している。そのため、電流補正データが1〜7の範囲を取りうるとすると、デジタル階調データに応じたアナログ電流Idの値を1/4〜7/4倍の範囲で補正することが可能となる。
前記第1実施形態では、第2のデジタル/アナログ変換回路部63からデータ信号(アナログ電流)Ioutを出力するためには、第1のデジタル/アナログ変換回路部62からアナログ電流Idが書き込み期間の間出力されている。しかし、本実施形態では、保持コンデンサ350を設け、その保持コンデンサ350がアナログ電流Idに応じた電圧を保持した時点でアナログ電流Idの供給を停止できる。
従って、各データ線Xmに設けた本実施形態の第2のデジタル/アナログ変換回路部63を、1つの第1のデジタル/アナログ変換回路部62に接続して実施することが可能となる。つまり、1つの第1のデジタル/アナログ変換回路部62は、各データ線に設けた第2のデジタル/アナログ変換回路部63に対するアナログ電流を順に生成する。そして、一つの第2のデジタル/アナログ変換回路部63に対するアナログ電流Idを生成すると、その第2のデジタル/アナログ変換回路部63に対して制御信号Idoを出力して、そのアナログ電流Idを供給する。その後、第1のデジタル/アナログ変換回路部62は、次の第2のデジタル/アナログ変換回路部63に対するアナログ電流Idを生成し、前記と同様に、その第2のデジタル/アナログ変換回路部63に対して制御信号Idoを出力して、そのアナログ電流Idを供給することができる。以後、同様な動作を繰り返すことにより、1つの第1のデジタル/アナログ変換回路部62で、各データ線Xmに設けた複数の第2のデジタル/アナログ変換回路部63に対してアナログ電流Idを供給することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、上記実施形態の(1)〜(4)の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(5)本実施形態によれば、複数の第2のデジタル/アナログ変換回路部63で1つの第1のデジタル/アナログ変換回路部62を共有することができるため、面積専有率が比較的高い第1のデジタル/アナログ変換回路部62の数を減らすことができる。この結果、データ線駆動回路60が簡略化され、装置の小型化が可能となる。
(第3実施形態)
以下に、本発明を具体化した第3実施形態を、図9に基づいて説明する。本実施形態では、デジタル/アナログ変換回路61における第2のデジタル/アナログ変換回路部63に特徴があるため、説明の便宜上、第2のデジタル/アナログ変換回路部63についてのみ説明する。
図9(a)は、本実施形態のデジタル/アナログ変換回路61における補正回路部としての第2のデジタル/アナログ変換回路部63の回路図であり、図9(b)はそのタイミングチャートである。本実施形態でも第2実施形態と同様に、電流補正データは3ビットとする。
図9(a)において、入力ライン410は、第1のデジタル/アナログ変換回路部62の出力端子T1に接続され、アナログ電流Id(第1のアナログ電流)が供給される。また、接地電位と、出力端子T2(第2の出力端子)に接続された出力ライン420(第2の電流経路)との間には、3本の電流ラインIC1〜IC3が並列に接続されている。入力ライン410は、スイッチングトランジスタ430(第11のトランジスタ)を介して、3本の電流ラインIC1〜IC3に接続されており、これらの接続点P1,P2,P3と接地電位との間には、駆動トランジスタ441〜443(第9のトランジスタ)がそれぞれ接続されている。駆動トランジスタ441〜443のゲート(第9の制御端子)は、それぞれスイッチングトランジスタ451〜453(第12のトランジスタ)を通して、それぞれのドレインに接続されており、さらに、接地電位との間には保持コンデンサ461〜463(第2のコンデンサ)が接続されている。
スイッチングトランジスタ430のゲート(第11の制御端子)とスイッチングトランジスタ451〜453のゲート(第12の制御端子)は互いに接続されており、前記第2実施形態で説明した制御信号Idoが入力される。3つの電流ラインIC1〜IC3上の3つの接続点P1,P2,P3と出力ライン420との間には、3つのスイッチングトランジスタ471〜473(第10のトランジスタ)が設けられ、それぞれ駆動トランジスタ451〜453に対して直列に接続されている。これら3つのスイッチングトランジスタ471〜473のゲート(第10の制御端子)には、信号入力線を介して、信号生成回路70から与えられる電流補正データ(第2のデジタルデータ)の各ビットDc0〜Dc2が入力される。
なお、図9(a)では、いずれのトランジスタもnチャンネル型FETである。3つの駆動トランジスタ441〜443の利得係数βの比Kは、1:2:4に設定されている。トランジスタの電流駆動能力は利得係数βに比例するので、3つの駆動トランジスタ441〜443の電流駆動能力の比は、1:2:4である。つまり、各駆動トランジスタ441〜443の利得係数の相対値Kは、電流補正データの各ビットDc0〜Dc2の重みに対応づけられた値にそれぞれ設定されている。
そして、図9(b)に示すように、Hレベルの制御信号Idoが第2のデジタル/アナログ変換回路部63に入力されると、4つのスイッチングトランジスタ430,451〜453がオン状態になる。4つのスイッチングトランジスタ430,451〜453がオン状態になると、デジタル階調データに応じたアナログ電流Idが第1のデジタル/アナログ変換回路部62から第2のデジタル/アナログ変換回路部63の入力ライン410に供給される。アナログ電流Idは、3つの駆動トランジスタ441〜443の電流駆動能力に応じた割合で分配されると同時に、3つの保持コンデンサ461〜463にはそれぞれ分配された電流に応じたゲート電圧が保持される。
やがて、図9(b)に示すように、制御信号IdoがLレベルになると、4つのスイッチングトランジスタ430,451〜453がオフ状態になる。4つのスイッチングトランジスタ430,451〜453がオフ状態になると、信号生成回路70から電流補正データの各ビットDc0〜Dc2が入力される。
すると、電流補正データによりオン状態となったスイッチングトランジスタの電流ラインには、それぞれ分配された電流にほぼ等しい電流が流れる。そして、各電流ラインに流れる電流の総和が、電流補正データに従って補正されたデータ信号(アナログ電流)Iout(第2のアナログ電流)として出力ライン420を通して出力端子T2からデータ線に出力される。この場合、デジタル階調データに応じたアナログ電流Idの値は、1/7〜1倍の範囲で補正可能である。
これにより、第2実施形態と同様、各データ線Xmに設けられた第2のデジタル/アナログ変換回路部63を1つの第1のデジタル/アナログ変換回路部62に接続し、1つの第1のデジタル/アナログ変換回路部62から、制御信号Idoに基づいて各第2のデジタル/アナログ変換回路部63にアナログ電流Idを順に供給することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、上記実施形態の(1)、(3)、(4)、(5)の効果と同様の効果を得ることができる。
次に、前記第1〜第3実施形態で説明した有機エレクトロルミネッセンス表示装置10の、電子機器への適用について図10を用いて説明する。有機エレクトロルミネッセンス表示装置10は、携帯電話、携帯型情報機器、デジタルカメラ等種々の電子機器に適用可能である。
図10は、携帯電話の構成を示す斜視図である。図10において、携帯電話500は、複数の操作ボタン510、受話口520、送話口530、前記実施形態の有機エレクトロルミネッセンス表示装置10を用いた表示部540を備えている。この場合でも、有機エレクトロルミネッセンス表示装置10からなる表示部540は、前記実施形態と同様の効果を発揮する。その結果、携帯電話500は、ガンマ特性を持ったまま階調を補正可能な画像表示を得ることができる。
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、第2のデジタルデータとしてのデジタル補正データは、有機エレクトロルミネッセンス表示装置の動作状態,動作環境又は外部装置からの制御信号に基づいたデータであった。この第2のデジタルデータとしてのデジタル補正データを、画像データに基づくピーク輝度制御のためのデジタル補正データに応用してもよい。つまり、例えば、有機エレクトロルミネッセンス表示装置において、少なくとも1フレーム分のメモリを備え、例えば信号生成回路70がそのメモリに記憶された1フレーム分の画像データから1フレームの総輝度を算出する。そして、信号生成回路70は、算出した総輝度が予め定めた基準値を超えているとき、第1のアナログ電流(アナログ電流Id)に対する第2のアナログ電流としてのアナログ電流Ioutが小さくなるようにデジタル補正データを作成する。反対に、信号生成回路70は、算出した総輝度が予め定めた基準値以下のとき、第1のアナログ電流(アナログ電流Id)に対する第2のアナログ電流としてのアナログ電流Ioutが大きくなるようにデジタル補正データを作成する。従って、画像データに基づくピーク輝度制御に対しても非常に有用である。
・前記実施形態では、図7に示す第2のデジタル/アナログ変換回路部63において、8つの駆動トランジスタ251〜258を設け、駆動トランジスタ251〜258の利得係数βの比Kは、1:2:4:8:16:32:64:128に設定した。そして、8ビットの電流補正データが1〜255の範囲を取りうるようにした。これを、例えば、駆動トランジスタの数を4つにし、その5つの駆動トランジスタの利得係数βの比Kは1:2:4:8:128とする。そして、利得係数βの比Kが128の駆動トランジスタを常にオン状態にし、残る4つの利得係数βの比Kが1:2:4の駆動トランジスタをオン・オフさせるようにしてもよい。この場合、電流補正データが128〜143の範囲を取りうることになる。従って、出力電流(アナログ電流Id)の補正が大きなレンジで行う必要がない場合、実際にある限られたレンジで高精度に補正できればよい場合には、小さな面積で目的を達成できる効果がある。
・前記実施形態では、階調データを第1のデジタルデータとし、電流補正データを第2のデジタルデータとしたが、第1デジタルデータ及び第2のデジタルデータはこれらに限定されるものではない。例えば、電流補正データを第1のデジタルデータとし、階調データを第2のデジタルデータとして扱ってもよい。また、別の組み合わせでは、第1のデジタルデータの一部、或いは第2のデジタルデータの一部を電流補正データとし、残りのデジタルデータを階調データとして扱ってもよいし、この逆としてもよい。・前記実施形態では、第1のデジタル/アナログ変換回路部62や第2のデジタル/アナログ変換回路部63の変換トランジスタと駆動トランジスタとは、単純カレントミラー回路を構成しているが、カスコード型、ウィルソン型、又は広振幅型等のカレントミラー回路であってもよい。
・前記実施形態では、検出センサとして各センサ41〜43を備えているが、検出センサは、仮想的なものであってもよい。例えば、累積発光時間等を記憶しておき、これから劣化の進行具合を予測し、劣化情報とすることもできる。これにより、検出手段として新たな部品や回路を備えなくとも、状況に応じた補正をすることが可能となる。
・前記実施形態では、電流補正データは、すべての画素に対して同一のデータとしているが、これを、画素によって異なるデータとしてもよい。例えば、発光色によって各種特性が異なる場合には、発光色毎に異なる電流補正データとすることもできる。これにより、発光色や画素の位置等に応じたきめ細かな補正が可能となる。また、画素ごとの初期特性ばらつき、例えばエレクトロルミネッセンス素子の電流特性のばらつきや、画素回路(TFT)への入力電流に対するエレクトロルミネッセンス素子への注入電流特性ばらつき等、を補償することもできる。さらに、画素ごとの劣化ばらつきも、補償することができる。この場合、画素ごとに、劣化状態をセンサ等でモニタする必要がある。
・前記第2及び第3実施形態では、すべての第2のデジタル/アナログ変換回路部63に対して、1つの第1のデジタル/アナログ変換回路部62を接続したが、これを、複数の第2のデジタル/アナログ変換回路部63に接続した第1のデジタル/アナログ変換回路部62を複数備えてもよい。
本発明の実施形態における有機エレクトロルミネッセンス表示装置の回路構成を示すブロック図。 画素領域の回路構成を示す回路図。 画素回路の内部構成を示す回路図。 画素回路の動作を示すタイミングチャート。 (a)は画像データにガンマ特性を持たせるためのLUTであり、(b)はそのグラフ。 第1のデジタル/アナログ変換回路部の回路構成を示す回路図。 本発明の第1実施形態における第2のデジタル/アナログ変換回路部の回路構成を示す回路図。 (a)は本発明の第2実施形態における第2のデジタル/アナログ変換回路部の回路構成を示す回路図であり、(b)はそのタイミングチャートである。 (a)は本発明の第3実施形態における第2のデジタル/アナログ変換回路部の回路構成を示す回路図であり、(b)はそのタイミングチャートである。 携帯電話の構成を示す斜視図。
符号の説明
10…電気光学装置としての有機エレクトロルミネッセンス表示装置、20…表示パネル部、30…画素領域、31…画素回路(画素)、41…検出センサとしての温度センサ、42…検出センサとしての外光センサ、43…検出センサとしての劣化センサ、50…走査線駆動回路、60…データ線駆動回路、61…デジタル/アナログ変換回路、62…第1のデジタル/アナログ変換回路部、63…第2のデジタル/アナログ変換回路部、70…信号生成回路、110…第1のトランジスタとしての変換トランジスタ、120…定電流源用トランジスタ、130…共通ゲート線、140…第1の電流経路としての出力ライン、151〜158…第2のトランジスタとしての駆動トランジスタ、161〜168…第3のトランジスタとしてのスイッチングトランジスタ、210,310,410…入力ライン、220…第4のトランジスタとしての変換トランジスタ、230,340…共通ゲート線、240…第2の電流経路としての出力ライン、251〜258…第5のトランジスタとしての駆動トランジスタ、261〜268…第6のトランジスタとしてのスイッチングトランジスタ、320…変換トランジスタ、331,332…スイッチングトランジスタ、350,461〜463…保持コンデンサ、360,420…出力ライン、371〜373…駆動トランジスタ、381〜383…スイッチングトランジスタ、430…スイッチングトランジスタ、441〜443、451〜453…駆動トランジスタ、471〜473…スイッチングトランジスタ、500…電子機器としての携帯電話、540…表示部、T1…第1の出力端子としての出力端子、T2…第2の出力端子としての出力端子、Xm…データ線、Yn…走査線。

Claims (8)

  1. 複数の走査線と、複数のデータ線と、これら各走査線と各データ線との交差部にそれぞれ配設される電気光学素子と、前記各データ線に対してアナログ電流を供給するデータ線駆動回路とを備えた電気光学装置において、
    前記データ線駆動回路は、
    第1のデジタルデータを入力し、その第1のデジタルデータを第1のアナログ電流に変換する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、
    第2のデジタルデータを入力し、その第2のデジタルデータに基づいて、前記第1のアナログ電流を用い、第2のアナログ電流として出力する第2のデジタル/アナログ変換回路部とを備え、
    前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、
    基準となる電流に基づいて駆動される複数の駆動トランジスタと、
    前記複数の駆動トランジスタに対してそれぞれ直列に接続された複数のスイッチングトランジスタと、を有し、
    前記第1のデジタルデータに基づいて前記複数のスイッチングトランジスタを選択し、選択したスイッチングトランジスタにそれぞれ対応する駆動トランジスタから出力される電流を加算して、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部に前記第1のアナログ電流として出力するものであり、
    前記第1及び第2のデジタルデータは、制御回路によって生成され、
    前記第1及び第2のデジタルデータの一方は、外部装置から入力される画像データに基づいて生成されるデジタル階調データであり、他方は、電気光学装置の動作状態、動作環境状態の少なくとも1つを検出する検出センサからの検出信号に基づいて生成される電流補正データである
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記検出センサは、外光を検出する外光センサを有する
    ことを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電気光学装置において、
    前記検出センサは、周囲温度を検出する温度センサを有する
    ことを特徴とする電気光学装置。
  4. 複数の走査線と、複数のデータ線と、これら各走査線と各データ線との交差部にそれぞれ配設される電気光学素子と、前記各データ線に対してアナログ電流を供給するデータ線駆動回路とを備えた電気光学装置において、
    前記データ線駆動回路は、
    第1のデジタルデータを入力し、その第1のデジタルデータを第1のアナログ電流に変換する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、
    第2のデジタルデータを入力し、その第2のデジタルデータに基づいて、前記第1のアナログ電流を用い、第2のアナログ電流として出力する第2のデジタル/アナログ変換回路部と
    を備え、
    前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、
    基準となる電流に基づいて駆動される複数の駆動トランジスタと、
    前記複数の駆動トランジスタに対してそれぞれ直列に接続された複数のスイッチングトランジスタと、
    を有し、
    前記第1のデジタルデータに基づいて前記複数のスイッチングトランジスタを選択し、選択したスイッチングトランジスタにそれぞれ対応する駆動トランジスタから出力される電流を加算して、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部に前記第1のアナログ電流として出力するものであり、
    前記第1及び第2のデジタルデータは、制御回路によって生成され、
    前記第1及び第2のデジタルデータの一方は、前記制御回路に入力される画像データに基づいて生成されるデジタル階調データであり、他方は、メモリに記憶された前記電気光学素子の累積発光時間に基づいて生成される電流補正データである
    ことを特徴とする電気光学装置。
  5. 複数の走査線と、複数のデータ線と、これら各走査線と各データ線との交差部にそれぞれ配設される電気光学素子と、前記各データ線に対してアナログ電流を供給するデータ線駆動回路とを備えた電気光学装置において、
    前記データ線駆動回路は、
    第1のデジタルデータを入力し、その第1のデジタルデータを第1のアナログ電流に変換する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、
    第2のデジタルデータを入力し、その第2のデジタルデータに基づいて、前記第1のアナログ電流を用い、第2のアナログ電流として出力する第2のデジタル/アナログ変換回路部と
    を備え、
    前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、
    基準となる電流に基づいて駆動される複数の駆動トランジスタと、
    前記複数の駆動トランジスタに対してそれぞれ直列に接続された複数のスイッチングトランジスタと、
    を有し、
    前記第1のデジタルデータに基づいて前記複数のスイッチングトランジスタを選択し、選択したスイッチングトランジスタにそれぞれ対応する駆動トランジスタから出力される電流を加算して、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部に前記第1のアナログ電流として出力するものであり、
    前記第1及び第2のデジタルデータは、制御回路によって生成され、
    前記第1及び第2のデジタルデータの一方は、前記制御回路に入力される画像データに基づいて生成されるデジタル階調データであり、他方は、メモリに記憶された1フレーム
    分の画像データから該1フレーム分の総輝度を算出し、その算出した総輝度に基づいて生成される電流補正データである
    ことを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の電気光学装置において、
    前記複数の駆動トランジスタのうちn番目(nは自然数)のトランジスタの利得係数の相対値が2n−1になるように前記複数の駆動トランジスタが構成されている
    ことを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の電気光学装置において、
    前記電気光学素子はエレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えた電子機器。
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