JP2005037915A - 有機el駆動回路およびこれを用いる有機el表示装置 - Google Patents

有機el駆動回路およびこれを用いる有機el表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
有機EL駆動回路を、低消費電力化のための付加回路とともにIC化した場合に、付加回路の回路規模が小さく、電流駆動回路の回路規模の増加を抑えて低消費電力化ができる有機EL駆動回路を提供することにある。
【解決手段】
この発明は、端子ピンに流す電流あるいはその基礎となる電流を端子ピン対応にミラー電流として複製して分配するパラレル出力のカレントミラー回路(電流複製分配回路)の入力側トランジスタに並列あるいは直列にスイッチ回路とを設ける。そして、このスイッチ回路をON/OFF制御する。このON/OFF制御により1ライン分の端子ピンについてメモリ(例えば、レジスタ)に記憶された表示データが有機EL素子を非点灯にするデータであるときに入力側トランジスタを駆動しない。これにより、1ライン分の有機EL素子が非点灯になるときには、電流複製分配回路を含めてこれ以降の回路の電流をすべて停止することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、有機EL駆動回路および有機EL表示装置に関し、詳しくは、有機ELパネルの端子ピンを介して有機EL表示パネルを電流駆動するカラムライン(有機EL素子の陽極側ドライブライン、以下同じ)の電流駆動回路において、この回路を、低消費電力化のための付加回路とともにIC化した場合に、付加回路の回路規模が小さく、電流駆動回路の回路規模の増加を抑えて低消費電力化が可能な有機EL駆動回路および有機EL表示装置の改良に関する。
携帯電話機,PHS、DVDプレーヤ、PDA(携帯端末装置)等に搭載される有機EL表示装置の有機EL表示パネルでは、カラムラインの数が396個(132×3)の端子ピン、ローラインが162個の端子ピンを持つものが提案され、カラムライン、ローラインの端子ピンはこれ以上に増加する傾向にある。
このような有機EL表示パネルの電流駆動回路の出力段は、アクディブマトリックス型でも単純マトリックス型のものでも端子ピン対応に電流源の駆動回路、例えば、カレントミラー回路による出力回路が設けられている。
なお、マトリックス状に配置した有機EL素子を電流駆動し、かつ、有機EL素子の陽極と陰極をグランドに落としてリセットする有機EL素子の駆動回路が公知である(特許文献1)。また、DC−DCコンバータを用いて有機EL素子を低消費電力で電流駆動する技術が公知である(特許文献1)。
特開平9−232074号公報 特開2001−143867号公報
ところで、携帯電話機などでは、電話番号等の表示を強調するために、画面の中央部分だけに表示範囲を限定して周囲を黒枠背景あるいは一色表示とすることが行われる。また、表示画面の背景色をR(赤)やB(青)、G(緑)一色表示にして、警告等の表示が行われる場合も多い。
黒背景あるいはR,G,B等による一色表示の場合には、R,G,Bのいずれか、あるいはこれらがすべて非点灯状態になる。
そこで、前記のような黒背景や一部非点灯となる場合において、電力消費を低減するために各端子ピン対応に出力段電流源の動作を停止させるスイッチ回路を設けることが考えられる。しかし、各端子ピン対応にこのようなスイッチ回路を低消費電力化のための付加回路として設けると回路規模が大きくなる上に、その制御も複雑になる問題がある。
そのため、従来では、黒枠背景やR,G,Bのいずれかが非点灯となる場合には、駆動電流を発生しないような表示データをドライブ段にセットして出力段から端子ピンへ出力される駆動電流を停止し、消費電流を低減している。この場合、表示データがセットされるドライブ段は、黒枠背景や非点灯となる場合にも動作させることが必要であり、それが水平走査方向に相当する水平表示1ライン分(以下1ライン分)となると、その電力消費も無視できなくなる。
一方、近年、駆動端子ピン数は高解像度化の要請により増加する傾向にある。これに伴って、電流駆動回路の出力段の数も駆動端子ピン数に対応して増加する傾向にある。そのため、回路規模が大きくなり、かつ、消費電力も増加してくる。このようなことから、電流駆動回路の消費電力低減の要請は強い。
この発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決するものであって、有機EL駆動回路を、低消費電力化のための付加回路とともにIC化した場合に、付加回路の回路規模が小さく、電流駆動回路の回路規模の増加を抑えて低消費電力化ができる有機EL駆動回路を提供することにある。
この発明の他の目的は、有機EL駆動回路の電流駆動回路を低消費電力化のための付加回路とともにIC化した場合に、電流駆動回路の回路規模の増加を抑えて有機EL駆動回路の消費電力を低減することができる有機EL表示装置を提供することにある。
このような目的を達成するための第1の発明の有機EL駆動回路あるいはこれを用いる有機EL表示装置の構成は、所定の電流を入力側トランジスタに受けて有機ELパネルの端子ピン対応に設けられた複数の出力側トランジスタにそれぞれ前記端子ピンに流す電流あるいはその基礎となる電流を得るカレントミラー回路と、前記入力側トランジスタに対して並列あるいは直列に設けられたスイッチ回路と、前記端子ピンを介して駆動される前記有機EL素子の表示輝度を示す表示データを記憶するメモリと、1ライン分あるいはこの1ライン分の一部分についての前記メモリに記憶された前記表示データあるいは前記メモリにこれから記憶される前記表示データが前記有機EL素子を非点灯にするデータであるときに前記スイッチ回路をONあるいはOFFにして前記入力側トランジスタが駆動されないように制御する制御回路とを備えるものである。
第2の発明の有機EL駆動回路あるいはこれを用いる有機EL表示装置の構成は、さらに基準電流を発生する基準電流発生回路を有し、前記カレントミラー回路が前記基準電流を直接あるいはこれの電流値が調整された電流をその入力側トランジスタに受けて動作し、前記スイッチ回路が前記基準電流発生回路と前記入力側トランジスタとの間に設けられているものである。
第1の発明にあっては、端子ピンに流す電流あるいはその基礎となる電流を端子ピン対応にミラー電流として複製して分配するパラレル出力のカレントミラー回路(電流複製分配回路)の入力側トランジスタに並列あるいは直列にスイッチ回路とを設ける。そして、このスイッチ回路をON/OFF制御する。このON/OFF制御により1ライン分あるいはこの1ライン分の一部分についての端子ピンについてメモリ(例えば、レジスタ)に記憶された表示データが有機EL素子を非点灯にするデータであるときに入力側トランジスタを駆動しない。これにより、1ライン分あるいはこの1ライン分の一部分についての有機EL素子が非点灯になるときには、電流複製分配回路を含めてこれ以降の回路の電流をすべて停止することができる。その結果、これら回路で消費される電力分が低減される。
この場合、ドライブ段の手前にある入力段で発生する基準電流そのものをスイッチ回路でON/OFFすることも可能であるが、μAオーダか、これ以下の基準電流のON/OFFをすると表示動作の立上がりが悪くなり、画質に影響を与える。しかし、表示データを受けるドライブ段の電流複製分配回路にあってはそのような問題が回避され、電流複製分配回路を再起動させても表示映像は、高速に立上がる。
また、第2の発明にあっては、基準電流発生回路と入力側トランジスタとの間に設けられたスイッチ回路をON/OFFすることで、基準電流自体を入力側トランジスタの手前でカットして入力側トランジスタを駆動しないようにする。この場合には、表示映像の立ち上がり動作は、前記のものよりも少し落ちるが同様に低消費電力化を実現できる。
その結果、電流駆動回路をIC化した場合に1ライン分あるいはこの1ライン分の一部分についての電流を複製して分配する電流複製分配回路に対して少なくとも1個(カラーの場合には3個)のスイッチ回路を設けるだけで済む。そしてこのスイッチ回路をON/OFF制御すればよい。これにより、低消費電力化のために設けられる付加回路の規模は小さく、電流駆動回路の回路規模の増加が抑えられてかつ有機EL駆動回路の低消費電力化が実現できる。
図1は、この発明の有機EL駆動回路を適用した一実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図、図2は、他の実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図、図3は、さらに他の実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図、そして、図4は、さらに他の実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図である。
図1において、10は、有機ELパネルの有機EL駆動回路としてのカラムICドライバ(以下カラムドライバ)である。
カラムドライバ10は、基準電流発生回路1と、R(赤)に対応して設けられた基準電流設定回路2R、G(緑)に対応して設けられた基準電流設定回路2G、そして、B(青)に対応して設けられた基準電流設定回路2Bとを有している。
各基準電流設定回路2R,2G,2Bは、それぞれに電流値調整回路2aと4ビット程度のD/A変換回路(D/A)2bとを有していて、これらは、基準電流発生回路1から基準電流Irefを受けてそれぞれの表示色に対応した基準電流を生成する。
各基準電流設定回路2R,2G,2Bの電流値調整回路2aとD/A2bは、基準電流Irefを調整してR,G,Bのそれぞれの色に対応する基準電流値Iro,Igo,Iboの電流をそれぞれに発生する。発生したこれら電流によりR,G,Bに対応するカレントミラー回路(電流複製分配回路)をそれぞれに駆動する。カレントミラー回路3Rは、そのうちRについてカレントミラー回路である。R,G,Bのそれぞれのカレントミラー回路は、R,G,Bの端子ピン対応に供給する駆動電流を生成するベースとなる電流として基準電流値Iro,Igo,Iboの基準駆動電流を出力側トランジスタに発生して出力端子対応(有機ELパネルの端子ピン対応)に分配する。
なお、図では、基準電流設定回路2Rについては、電流値調整回路2aとD/A2bを示しているが、基準電流設定回路2G、基準電流設定回路2Bも同様な回路構成であるので、これらについては省略してある。また、基準電流設定回路2G、基準電流設定回路2Bが接続されるカレントミラー回路(電流複製分配回路)についても基準電流設定回路2Rが接続されているカレントミラー回路3Rと同様な構成であるので、特にそれらは図示してはいない。
基準電流発生回路1は、基準電流Irefをシンク電流として発生する定電流源1aとこれの上流に設けられたカレントミラー回路1bとからなる。カレントミラー回路1bは、基準電流IrefをR,G,B対応に分配する回路であって、ドレインが定電流源1aに接続された入力側のPチャネルMOSトランジスタTrpと出力側のPチャネルMOSトランジスタTrq,Trr,Trsとからなる。トランジスタTrq,Trr,Trsのドレインは、基準電流設定回路2R,2G,2Bにそれぞれ接続されている。
以下では、基準電流設定回路2Rを主体にしてて説明し、基準電流設定回路2G、基準電流設定回路2Bとこれらに関係する後段の回路の説明は割愛する。
基準電流設定回路2Rは、基準電流発生回路1のトランジスタTrqのドレインから基準電流値Irefを電流値調整回路2aで受けてRに対応する出力電流値(第1の電流値)Irの電流を発生する。電流値調整回路2aの電流値調整は、レーザトリミング等によりICの製造工程で行われる。このICの製造工程における電流値の調整は、レーザトリミングによるヒューズの切断のほかに、コンタクト配線のマスクによる選択などがある。
Rに対応する基準電流設定回路2Rの出力電流値Irは、G,Bの所定の発光輝度に対してホワイトバランスを採る輝度を得るための電流値である。すなわち、出力電流値Irは、製品ばつきのRに対応する中央値(Rについての輝度ばらつきの粗調整の基準値あるいは設計基準値)となるようにする調整される。G,Bそれぞれについても同様な調整が行われる。これがホワイトバランスを採るための粗調整になる。ホワイトバランスの微調整はD/A2bで行われる(後述)。特に、R,G,Bすべてを粗調整する場合には、調整基準は、R,G,Bそれぞれの設計基準値によるとよい。
ところで、ホワイトバランス調整は、本来、R,G,Bのいずれか1つを基準として他のものを調整するものであるので、製品としてR,G,Bの輝度ばらつきが小さい場合には、R、G、Bのいずれか1つの出力電流値を中央値(輝度ばらつきの粗調整の基準値あるいは設計基準値)となる電流値になるように調整すればよい。この場合に、他の2つの色についての電流値の調整は、D/A2bにおいてデータ設定により後から調整することが可能である。
電流値調整回路2aの出力電流値Irは、次に4ビットD/A2bに入力される。4ビットD/A2bは、MPU11からレジスタ7を介してRについての調整データを受けて、さらに出力電流値Irを微調整する。4ビットD/A2bは、微調整された電流値(第2の電流値)Iroを発生する。
このD/A2bは、例えば、カレントミラー構成の電流スイッチングD/A変換器で構成される。カレントミラーの入力側トランジスタに出力電流値Irの電流が入力され、カレントミラーの出力側トランジスタにおいて調整データに応じたアナログ電流値あるいはこれを電流値Irの電流に対する加算値あるいは減算値として発生して電流値Iroの出力電流が生成される。
このときの調整データは、表示画面上でホワイトバランス採る輝度を発生する微調整(個々の製品ばつきを吸収する調整)をするものとして、例えば、カラムドライバ10と有機ELパネルとが組み込まれた組み込み状態にある製品に対してその出荷テスト段階において行われる。それは、例えば、R,G,B対応にそれぞれキーボード13から輝度調整データが入力され、その入力データに応じてMPU11によりR,G,Bそれぞれにレジスタ7を介して4ビットD/A2bに調整データが設定されるものである。
同様に、ホワイトバランス採る輝度を発生するために、B,Gに対応して基準電流設定回路2Gと基準電流設定回路2Bにおいてその出力電流がそれぞれに設計基準値等に調整された上で、さらにD/A2bでその電流がさらに微調整される。その結果として、基準電流設定回路2G、基準電流設定回路2Bでは、それぞれに電流値Igo,Iboの出力電流が発生する。
なお、このホワイトバランスを採るR,G,Bの輝度の微調整データは、例えば、MPU11の内部にある不揮発性メモリ12に記憶され、製品の電源投入の都度、R,G,B対応にMPU11からレジスタ7に設定される。これにより表示画面上でホワイトバランスが採れた表示画面を持つ製品(有機EL表示装置あるいはこれを搭載するデバイス)となる。
前記したように、カレントミラー回路3Rは、端子ピン対応に出力電流Iroを基準駆動電流として複製して分配する電流分配回路である。これは、入力側のトランジスタTraと、これとカレントミラー接続されるTrb〜Trnとを有していて、PチャネルMOSFETトランジスタTrb〜Trnのソースは、電源ライン+VDD(=+3V)に接続されている。
トランジスタTrb〜Trnのドレインは、カレントミラー回路で構成されるD/A4,4…に接続され、それぞれのドレインからの出力電流Iroは、このD/A4の基準駆動電流とされてこれのカレントミラー回路の入力側トランジスタに入力される。D/A4もカレントミラー構成の電流スイッチングD/A変換器であって、表示データに応じて出力側トランジスタの電流が選択的にスイッチングされてアナログ変換電流を生成する。このD/A4とこれにより駆動される出力段電流源5の詳細は、この出願人が出願しすでに公開された特開平2003−308043号に記載されている。
各D/A4は、MPU11から各端子ピン対応に設けられた表示データレジスタ6を介して表示データを受けて基準駆動電流Iroを表示データ値分増幅してそのときどきの表示輝度に応じた駆動電流を生成する。そして、この駆動電流によりそれぞれに出力段電流源5を駆動する。各出力段電流源5は、一対のトランジスタからなるカレントミラー回路で構成され、各D/A4から表示データに対応する駆動電流を受けてカラム側の出力端子ピンX1〜Xnを介して駆動電流iを有機ELパネル(各有機EL素子の陽極)に出力する。なお、出力端子ピンX1〜Xnは、有機ELパネルの端子ピンに対応している。
G,Bに対応するそれぞれの各D/A4,4…4にも、基準駆動電流として出力電流Igo,Iboがそれぞれ入力されることになるが、それは図1には図示されていない。
以上の場合、カレントミラー回路3Rの入力トランジスタと出力トランジスタのエミッタ面積比は、1:1である。しかし、この比をK:1(ただし、K>1)にして出力側の電流値を入力側の駆動電流値よりも小さくすることにより、ノイズ低減を図ることができる。もちろん、逆に1:Kにして出力側トランジスタの出力電流値を入力側の電流値Iroよりも大きくしてもよい。
この実施例では、カレントミラー回路3Rの入力側のトランジスタTraに並列にスイッチ回路8が設けられている。スイッチ回路8は、PチャネルMOSFETトランジスタTrtからなる。トランジスタTrtは、そのソースがトランジスタTraのソースに、そのドレインがトランジスタTraのドレインに接続され、そのゲートがフラグレジスタ9から1ビットのデータを受けてON/OFFする。
フラグレジスタ9は、R,G,Bに対応して設けられた3個のフリップフロップからなる3ビットのレジスタであり、Rについての1ビットがスイッチ回路8に送出され、G,Bについては、G,Bについてのそれぞれの1ビットがG,Bについてのそれぞれのスイッチ回路(図示せず)に送出される。
フラグレジスタ9に設定される3ビットのデータは、それぞれR,G,Bの1ライン分の各端子ピンについて、そのすべての表示データが有機EL素子を非点灯にするデータになっているときに“0”にセットされる。そうでないときには“1”にセットされる。
フラグレジスタ9にセットされる3ビットのデータは、MPU11において算出されこれに設定される。MPU11は、R,G,Bに対応して、それぞれの各端子ピン対応に設けられた表示データレジスタ6にセットするすべての表示データ(1ライン分の表示データ)に対してオールビット“0”(1ライン分の有機EL素子非表示)であるか否かを判定する。これは、各端子ピン対応の表示データレジスタ6にセットされる1ライン分の表示データ値の合計値が“0”であることで算出される。算出された“0”のデータがフラグレジスタ9のR,G,Bのそれぞれに対応するフリップフロップにセットされる。なお、1ライン分の表示データ値の合計値が“0”でないときには、フリップフロップに“1”がセットされる。
Rについてのフラグレジスタ9のフリップフロップに“0”がセットされたときには、トランジスタTrtは、そのゲートが“L”(Lowレベル)になり、ONとなる。このトランジスタがONになると、4ビットD/A2bの出力電流Iroは、カレントミラー回路3Rの入力側のトランジスタTraに流れないので、このトランジスタは駆動されなくなり、トランジスタTrb〜Trnのドレインに出力電流が発生しない。このドレインに接続されたD/A4,4…は動作しない。
一方、Rのフリップフロップに“1”がセットされたときには、これに対応するトランジスタTrtは、そのゲートが“H”(Hightレベル)になり、OFFとなる。4ビットD/A2bの出力電流Iroは、カレントミラー回路3Rの入力側のトランジスタTraに流れて、トランジスタTrb〜Trnのドレインに接続されたD/A4,4…は、各トランジスタTrb〜Trnの出力電流により駆動される。
G,Bについてもそれぞれのフリップフロップに“0”がセットされたとき、あるいは“1”がセットされたときにはそれぞれのカレントミラー回路(電流複製分配回路)は、それぞれに同様な動作となる。
これによりフラグレジスタ9のフリップフロップに“0”がセットされたときにはこれに対応するカレントミラー回路(電流複製分配回路)から出力段電流源5(出力段)まで回路の動作が停止する。その結果、非点灯となる有機EL素子に対する1ライン分の消費電力が低減される。
以上の例は、スイッチ回路8のトランジスタTrtを入力側のトランジスタTraに並列に設けた例である。トランジスタTrtを入力側のトランジスタTraに対して直列に設けても同様な動作をさせることができる。
これは、例えば、トランジスタTrtをトランジスタTraのドレインと基準電流設定回路2Rの出力端子との間に設けるものである。あるいは、トランジスタTrtを電源ライン+VDDとカレントミラー回路3Rの電力供給側の端子(各トランジスタTra〜Trnのソースを共通に接続するライン)との間に設けるものである。
もちろん、トランジスタTraのドレインとトランジスタTrtのソース(あるいはこれとは逆にソース−ドレイン)とを接続してトランジスタを2段に積み上げた直列回路にしてこの直列回路をカレントミラー回路3Rの入力側トランジスタとしてもよい。この場合には、カレントミラー回路3Rの入力側のトランジスタが2段積上げられることにな。この場合、カレントミラー回路3Rの入力側に対して出力側をバランスさせるために抵抗等の回路を出力側のトランジスタTrb〜Trnに直列に挿入することが好ましい。
ところで、以上の直列にスイッチ回路を設ける例では、トランジスタTrtのON/OFF制御は、入力側トランジスタTraにトランジスタTrtを並列に設ける図1の場合とは逆になる。したがって、フラグレジスタ9にセットされる3ビットのデータは、それぞれインバータを介してトランジスタTrtのゲートに出力されるか、あるいはMPU11によりセットするときのビットデータを反転して“0”と“1”を前記の場合と逆転してフラグレジスタ9にセットする。次に説明する実施例は、この直列にスイッチ回路を設ける例に対応している。
図2は、この発明の有機EL駆動回路を適用した他の実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図である。
この実施例は、スイッチ回路8をカレントミラー回路3Rの前段(ドライブ段と入力段の間)に設けたものである。具体的には、基準電流発生回路1のカレントミラー回路1bのトランジスタTrq,Trr,Trsにそれぞれ直列にスイッチ回路8に相当するスイッチ回路8R,8G,8Bが設けられている。
スイッチ回路8Rは、トランジスタTrqのドレインと基準電流設定回路2R(その電流値調整回路2a)の入力との間に設けられている。また、スイッチ回路8Gは、トランジスタTrrのドレインと基準電流設定回路2G(その電流値調整回路)の入力との間に設けられ、スイッチ回路8Bは、トランジスタTrsのドレインと基準電流設定回路2B(その電流値調整回路)の入力との間に設けられている。
それぞれのスイッチ回路8R,8G,8Bは、図1と同様にそれぞれトランジスタTrtで構成され、フラグレジスタ9からそれぞれのビットデータDr,Dg,Dbを受けてON/OFFして基準電流Irefをここ(ドライブ段と入力段の間)でカットする。これによりカレントミラー回路3Rの入力トランジスタTraの駆動電流を遮断する。
フラグレジスタ9に設定される3ビットの制御データは、それぞれR,G,Bの1ライン分の有機ELパネルの各端子ピン(出力端子ピンX1〜Xn)について、そのすべての表示データが有機EL素子を非点灯にするデータになっているときに“1”にセットされ、そうでないときには“0”にセットされる。
この制御は、前記した直列にスイッチ回路8を挿入した場合も同様である。
これとは別の実施例として、図2においては、前記スイッチ回路8R,8G,8Bに換えて、図1の場合と同様にスイッチ回路8のトランジスタTrtをカレントミラー回路1bの入力側トランジスタTrpに並列に設けてもよい。この場合の1ビット制御データは、前記した並列にスイッチ回路8を挿入した図1の場合と同様になる。
ただし、この場合には、1ビットの制御でスイッチ回路8をON/OFFさせ、スイッチ回路8がONになったときには同時にトランジスタTrq,Trr,TrsがOFFになる。
図1,図2の実施例では、表示データレジスタに設定する以前に、MPU11において、1ライン分の表示データについて有機EL素子が非点灯となるデータであるか否かを判定する必要がある。しかし、表示データレジスタに設定した後のデータに対して論理回路で論理処理をすれば、このような判定をしなくてもよい。
図3は、その論理回路の実施例である。有機EL素子が非点灯となるデータは、前記したように、1ライン分の表示データ値の合計値が“0”である。このときには表示データがオールビット“0”となるので、図3のようにオア回路90を制御回路として設ける。
オア回路90は、R,G,Bに対応する3個のオア回路90R,90G,90Bからなる。オア回路90Rについて示すように、これにはRの1ライン分の表示レジスタ6の各桁出力が入力されている。オア回路90G,90Bも図示していないが同様である。
図面の記述上、表示レジスタ6は、これの上側から各桁の出力を取り出しているが、下側の出力も各桁の出力であり、同じものである。
この実施例では、このようなオア回路90により各表示データレジスタ6に記憶された1ライン分のすべてのビットのオア出力をオア回路90R,90G,90Bごとに得て、R,G,Bに対応するそれぞれのトランジスタTrtのゲートに加えてそれぞれのトランジスタTrtをそれぞれにON/OFFする。このようにすれば、フラグレジスタ9は不要になる。
図4は、カレントミラー回路3Rをm個のカレントミラー回路部分3a〜3mに分割した実施例である。スイッチ回路8は、各カレントミラー回路部分3a〜3mに設けられた入力側トランジスタTraに並列にそれぞれ設けられている。分割された各グループのカレントミラー回路部分3a〜3mに対応して設けられたそれぞれの入力側トランジスタTraは、スイッチ回路8のON/OFF制御に応じてON/OFFする。これにより1ライン分の一部分に対応する、分割されたそれぞれのカレントミラー回路部分ごとに基準駆動電流あるいはベース電流のカットをすることができる。その結果、1ライン分の一部分に対応する端子ピンについての駆動電流をそれぞれに停止することができる。
m個のカレントミラー回路部分3a〜3mは、m個のカラムICドライバそれぞれ割り当てることが可能である。また、m個のカレントミラー回路部分3a〜3mのうちの、1個以上を複数のカラムICドライバの1つに割り当てることも可能である。
これらの場合には、それぞれのカラムICドライバにおけるD/A4の入力側トランジスタに入力される基準駆動電流を1ライン分の一部分対応でそれぞれにブロックすることができる。
カレントミラー回路部分3aの入力側トランジスタTraにはスイッチ回路8(トランジスタTrt)が並列に設けられ、これは、出力側トランジスタがTrb〜Trkからなる。これに対応してオア回路90aが設けられている。
カレントミラー回路部分3mの入力側トランジスタTranにもスイッチ回路8(トランジスタTrt)が並列に設けられ、これは、出力側トランジスタがTri〜Trnからなる。省略されたカレントミラー回路部分も同様な構成である。これに対応してオア回路90mが設けられている。
オア回路90a〜90mのそれぞれの出力でそれぞれのスイッチ回路8(トランジスタTrt)をそれぞれにON/OFFする。もちろん、オア回路90a〜90mは、図3と同様にR,G,Bに対応してそれぞれのオア回路を有している。
このようにグループ分けしたカレントミラー回路部分3a〜3mに対してスイッチ回路8をそれぞれ設ければ、表示画面上の1ラインではなく、その1ラインのうちのグループ分けした部分単位で非点灯にする制御が可能になる。
このオア回路90a〜90mに換えて、図1のようなフラグレジスタ9の記憶領域をカレントミラー回路部分3a〜3mに対応してそれぞれ割当てフラグレジスタ9によって制御してもよい。この場、MPU11は、グループごとにグループのすべての表示データが非点灯のデータになっているか否かを判定して、判定結果に応じたビットデータをフラグレジスタ9にセットする。この場合には、フラグレジスタ9にセットするビットデータはグループ分けをした数分増加する。
以上の場合、スイッチ回路8は、グループ分けした各カレントミラー回路部分3a〜3mの電源ラインあるいはその出力側トランジスタの電源ラインに対してそれぞれに設けられてもよい。この場合にはグループ分けしたカレントミラー回路部分3a〜3mに対応して設けられたそれぞれの電源ライン等をON/OFFすることになる。
ところで、各実施例のフラグレジスタは、通常のメモリが用いられてもよい。同様に、表示データレジスタ6も通常のメモリが用いられてもよい。
以上説明してきたが、実施例では、MPU11から表示データ、輝度調整データ、フラグデータをそれぞれ設定しているが、これらのいずれかの設定データあるいはすべての設定データについては、コントローラから出力されてもよい。
さらに、実施例は、基準電流設定回路2Rに電流値調整回路2aとD/A2bとを設け、基準電流設定回路2G,2Bも同様の回路として、ホワイトバランス調整が可能な回路としている。この発明は、このような基準電流設定回路を必ずしも設ける必要はない。このような場合には、電流分配回路(Rについてはカレントミラー回路3R)は、R,G,Bに対応する基準電流発生回路から基準電流Irefの出力電流により直接それぞれに駆動されてもよい。
また、実施例では、R,G,B駆動のカラー表示の場合の例を挙げているが、この発明は、白黒表示装置であっても適用できる。さらに、この発明は、パッシブマトリックス型の有機ELパネルとアクティブマトリックス型の有機ELパネルのいずれにも適用可能である。
図1は、この発明の有機EL駆動回路を適用した一実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図である。 図2は、他の実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図である。 図3は、さらに他の実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図である。 図4は、さらに他の実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図である。
符号の説明
1…基準電流発生回路、
2,2R,2G,2B…基準電流設定回路、
3…カレントミラー回路、
4,4G,4R,4B……D/A変換回路(D/A)、
5,5R,5G,5B…出力段電流源、
6…表示レジスタ、7…レジスタ、
8,8R,8G,8B…スイッチ回路、
9…フラグレジスタ、11…MPU、12…不揮発性メモリ、
13…キーボード、10…カラムICドライバ、
20…4ビットD/A(D/A)、21…基準電流反転回路、
22…レーザトリミングの駆動電流値調整回路、
30…電流分配回路、90,90R,90G,90B…オア回路、
X1〜Xm…出力端子ピン
Tra〜Trn,Trp〜Trt…トランジスタ。

Claims (20)

  1. 有機ELパネルの端子ピンを介して有機EL素子を電流駆動する有機EL駆動回路において、
    所定の電流を入力側トランジスタに受けて前記端子ピン対応に設けられた複数の出力側トランジスタにそれぞれ前記端子ピンに流す電流あるいはその基礎となる電流を得る第1のカレントミラー回路と、
    前記入力側トランジスタに対して並列あるいは直列に設けられたスイッチ回路と、
    前記端子ピンを介して駆動される前記有機EL素子の表示輝度を示す表示データを記憶するメモリと、
    水平走査方向に相当する表示1ライン分あるいはこの表示1ライン分の一部分についての前記メモリに記憶された前記表示データあるいは前記メモリにこれから記憶される前記表示データが前記有機EL素子を非点灯にするデータであるときに前記スイッチ回路をONあるいはOFFにして前記入力側トランジスタが前記所定の電流により駆動されないように制御する制御回路とを備えることを特徴とする有機EL駆動回路。
  2. 前記メモリはレジスタであり、このレジスタは、それぞれの前記端子ピンに対応してそれぞれ設けられ、さらに、フラグメモリを有し、前記スイッチ回路は、前記フラグメモリに記憶された少なくとも1ビットのデータの値に応じてONあるいはOFFにされ、前記制御回路は、前記フラグメモリに前記1ビットのデータをセットすることで前記スイッチ回路のON/OFF制御をする請求項1記載の有機EL駆動回路。
  3. 前記メモリはレジスタであり、このレジスタは、それぞれの前記端子ピンに対応してそれぞれ設けられ、前記制御回路は、各前記レジスタに記憶されたすべてビットのオア出力を得るオア回路であり、前記スイッチ回路は、前記オア回路の出力に応じてON/OFFされる請求項1記載の有機EL駆動回路。
  4. さらに、前記端子ピン対応に設けられ第2のカレントミラー回路で構成されるD/A変換回路を有し、各D/A変換回路は、前記第1のカレントミラー回路の前記出力側トランジスタから前記基礎となる電流と前記表示データとをそれぞれ受けて前記端子ピンに流す電流あるいは出力段を駆動する電流を前記表示データに応じたアナログ変換電流としてそれぞれに発生する請求項1記載の有機EL駆動回路。
  5. 前記出力段として前記端子ピン対応に設けられた出力段電流源を有し、前記スイッチ回路はMOSトランジスタであり、前記出力段電流源の出力が前記端子ピンに流す電流として前記端子ピンに送出される請求項4記載の有機EL駆動回路。
  6. 前記メモリはレジスタであり、前記第1のカレントミラー回路と前記スイッチ回路と前記レジスタとは、R,G,Bの表示色のそれぞれに対応して設けられ、前記制御回路は、R,G,Bのいずれかの前記表示1ライン分あるいはこの表示1ライン分の一部分についての表示データが前記有機EL素子を非点灯にするデータであるときにこの表示1ラインあるいはこの表示1ライン分の一部分に対応するR,G,Bのいずれかの前記スイッチ回路をONあるいはOFFに制御をする請求項1記載の有機EL駆動回路。
  7. 前記第1のカレントミラー回路は、複数のブロックに分割されて前記入力側トランジスタと前記複数の出力側トランジスタとからなる複数のカレントミラー回路部分からなるものとして構成され、前記スイッチ回路が各前記カレントミラー回路部分の入力側トランジスタに対応して設けられた請求項1記載の有機EL駆動回路。
  8. 前記制御回路は、前記複数のカレントミラー回路部分のうちのある前記カレントミラー回路部分に対応する前記レジスタすべてに記憶された前記表示データあるいは前記レジスタすべてにこれから記憶される前記表示データが前記有機EL素子を非点灯にするデータであるときに前記あるカレントミラー回路部分に対応する前記スイッチ回路をONあるいはOFFにして前記あるカレントミラー回路部分における前記入力側トランジスタが駆動されないように制御する請求項7記載の有機EL駆動回路。
  9. さらに、基準電流を発生する定電流源を有し、前記スイッチ回路は、前記定電流源と前記入力側トランジスタとの間に挿入されている請求項1記載の有機EL駆動回路。
  10. 前記第1のカレントミラー回路は、複数のブロックに分割されて前記入力側トランジスタと前記複数の出力側トランジスタとからなる複数のカレントミラー回路部分からなるものとして構成され、複数のカレントミラー回路部分は、複数のカラムICドライバに割当てられ、前記スイッチ回路が各複数のカレントミラー回路部分の前記入力側トランジスタに対して並列あるいは直列に設けられている請求項1記載の有機EL駆動回路。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項記載の有機EL駆動回路を使用した有機EL表示装置。
  12. 有機ELパネルの端子ピンを介して有機EL素子を電流駆動する有機EL駆動回路において、
    基準電流を発生する基準電流発生回路と、
    前記基準電流を直接あるいはこれの電流値が調整された電流を入力側トランジスタに受けて入力側トランジスタに受けて前記端子ピン対応に設けられた複数の出力側トランジスタにそれぞれ前記端子ピンに流す電流あるいはその基礎となる電流を得るカレントミラー回路と、
    前記基準電流発生回路と前記入力側トランジスタとの間に設けられ前記基準電流が流されるスイッチ回路と、
    前記端子ピンを介して駆動される前記有機EL素子の表示輝度を示す表示データを記憶するメモリと、
    水平走査方向に相当する表示1ライン分あるいはこの表示1ライン分の一部分についての前記メモリに記憶された前記表示データあるいは前記メモリにこれから記憶される前記表示データが前記有機EL素子を非点灯にするデータであるときに前記スイッチ回路をONあるいはOFFにして前記入力側トランジスタが前記所定の電流により駆動されないように制御する制御回路とを備えることを特徴とする有機EL駆動回路。
  13. さらに、前記基準電流をR,G,Bの表示色のそれぞれに対応して分配する分配回路とこの分配回路により分配された電流値をそれぞれ調整するR,G,Bのそれぞれに対応して設けられた電流値調整回路とを有し、前記メモリはレジスタであり、前記カレントミラー回路と前記スイッチ回路と前記レジスタとは、R,G,Bのそれぞれに対応して設けられ、前記制御回路は、前記スイッチ回路のON/OFFの制御をR,G,Bに対応してそれぞれに行う請求項12記載の有機EL駆動回路。
  14. R,G,Bのそれぞれに対応するそれぞれの前記カレントミラー回路は、複数のブロックに分割されて複数のカレントミラー回路部分からなるものとして構成され、前記スイッチ回路が各前記カレントミラー回路部分の入力側トランジスタに対応して設けられた請求項13記載の有機EL駆動回路。
  15. さらに、R,G,Bのそれぞれに対応する各前記スイッチ回路は、前記基準電流発生回路とR,G,Bのそれぞれに対応する前記入力側トランジスタとの間にそれぞれ挿入されている請求項14記載の有機EL駆動回路。
  16. 前記第1のカレントミラー回路は、複数のブロックに分割されて前記入力側トランジスタと前記複数の出力側トランジスタとからなる複数のカレントミラー回路部分からなるものとして構成され、複数のカレントミラー回路部分は、複数のカラムICドライバに割当てられ、前記スイッチ回路が各複数のカレントミラー回路部分の前記入力側トランジスタに対して並列あるいは直列に設けられている請求項12記載の有機EL駆動回路。
  17. 請求項11〜16のいずれか1項記載の有機EL駆動回路を使用した有機EL表示装置。
  18. 有機ELパネルの端子ピンを介して有機EL素子を電流駆動する有機EL駆動回路を有する有機EL表示装置において、
    基準電流を発生する基準電流発生回路と、
    前記基準電流を直接あるいはその電流値を調整した電流を入力側トランジスタに受けて入力側トランジスタに受けて前記端子ピン対応に設けられた複数の出力側トランジスタにそれぞれ前記端子ピンに流す電流あるいはその基礎となる電流を得るカレントミラー回路と、
    前記入力側トランジスタに対して並列あるいは直列に設けられたスイッチ回路と、
    前記端子ピンを介して駆動される前記有機EL素子の表示輝度を示す表示データを記憶するメモリと、
    水平走査方向に相当する表示1ライン分あるいはこの表示1ライン分の一部分についての前記メモリに記憶された前記表示データあるいは前記メモリにこれから記憶される前記表示データが前記有機EL素子を非点灯にするデータであるときに前記スイッチ回路をONあるいはOFFにして前記入力側トランジスタが前記基準電流あるいは調整された電流により駆動されないように制御する制御回路とを有する有機EL駆動回路と、
    この有機EL駆動回路により駆動される有機EL表示パネルとを備える有機EL表示装置。
  19. 前記メモリはレジスタであり、このレジスタは、それぞれの前記端子ピンに対応してそれぞれ設けられ、さらに、フラグメモリを有し、前記スイッチ回路は、前記フラグメモリに記憶された少なくとも1ビットのデータの値に応じてONあるいはOFFにされ、前記制御回路は、前記フラグメモリに前記1ビットのデータをセットすることで前記スイッチ回路のON/OFFを制御する請求項18記載の有機EL表示装置。
  20. 前記メモリはレジスタであり、このレジスタは、それぞれの前記端子ピンに対応してそれぞれ設けられ、前記制御回路は、各前記レジスタに記憶されたすべてビットのオア出力を得るオア回路であり、前記スイッチ回路は、前記オア回路の出力に応じてON/OFFされる請求項19記載の有機EL表示装置。
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