JP4802625B2 - 製紙用添加剤およびそれを含有する紙 - Google Patents

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Description

本発明は、製紙用添加剤、およびそれを含有する紙に関し、詳しくは、従来よりも低密度化と紙力向上の効果のバランスに優れた製紙用添加剤、およびそれを含有する低密度化と紙力向上のバランスが優れる紙に関する。
近年、製紙分野において省資源の観点から古紙使用量が増加してきている。古紙は通常バージンパルプと比較して強度が弱いため、紙力の不足分を紙力増強剤で補っている。それに伴い、様々な紙力増強剤が提案されている。更に、紙の厚さを維持したままで軽量な紙、すなわち低密度で嵩高な紙を製造できれば、原料パルプを有効に活用できるため、より好ましい。特に板紙のように生産量が多い製品に適用できれば、その効果、環境保護への寄与は非常に大きい。
紙力を向上させる薬品(紙力増強剤)としては、両イオン性のアクリルアミド系共重合体、デンプン、変性デンプンなどが知られている(特許文献1)。これらは、程度の差はあるものの、パルプ繊維間の水素結合を促進し、繊維間結合数および結合強度を高めることで紙力向上効果を発現している。
紙を嵩高く低密度にする薬品(紙厚向上剤)としては、特定の脂肪酸あるいはアルコールのポリオキシアルキレン付加物が知られている(特許文献2)。また、嵩高く低密度にする手法の一つとして、特殊な無機填料の利用が提案されている(特許文献3)。これらは、繊維間水素結合を阻害して繊維間の距離を広げることで嵩を出している。
通常、紙力増強剤を用いて紙力を向上させれば、その分紙中の繊維間結合は密になり、紙は高密度化する傾向にある。一方、紙厚向上剤を用いる等で低密度化させれば、繊維間結合は疎になり、紙力が低下する傾向にある。すなわち、紙力増強と低密度化はそれぞれ相反する発現機構および効果となっている。その結果、両者を併用しても、紙力および嵩の両方を向上させることは困難であり、両者を多量に使用する必要がある。
上記以外にも、無機填料、特にシリカの抄紙分野への利用は多数知られており、その目的に応じて、種々の形状、使用方法が提案されている。
例えば、歩留まり向上剤として、特定の製造方法によって得られたシリカゾルとカチオン性化合物/両性化合物を利用した紙の製造方法が提案されている(特許文献4)。しかし、得られる紙の密度への影響とその相関について示唆する記載はない。
特開2003−238631 特開2003−171897 特開2004−176196 WO 03/083212
本発明の課題は、従来よりも低密度化と紙力向上のバランスに優れた製紙用添加剤を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、表面にシラノール基を有する物質とアクリルアミド系共重合体を特定の割合で含有する製紙用添加剤を使用することにより、従来の紙力増強剤を使用するよりも低密度でありながら紙力に優れる紙が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、
(1)表面にシラノール基を有する物質とアクリルアミド系共重合体を含有し、アクリルアミド系共重合体に対しての表面にシラノール基を有する物質の固形分重量比が0.5重量%〜35重量%であることを特徴とする製紙用添加剤、
(2)固形分濃度が10〜30重量%であることを特徴とする前記(1)の製紙用添加剤、
(3)表面にシラノール基を有する物質が、コロイダルシリカ、シリカゾル及びシリカゲルから選ばれる少なくとも一種である前記(1)または(2)の製紙用添加剤、
(4)表面にシラノール基を有する物質存在下でアクリルアミド類を重合して得られることを特徴とする製紙用添加剤、
(5)前記(1)〜(4)の製紙用添加剤を含有する紙
を提供するものである。
本発明によれば、表面にシラノール基を有する物質とアクリルアミド系共重合体を特定の割合で含有する製紙用添加剤を使用することにより、従来の紙力増強剤よりも低密度でありながら紙力に優れる紙を得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の製紙用添加剤とは、製紙する際に添加される薬剤をいう。本発明の製紙用添加剤は、その発明の効果から、従来よりも低密度化と紙力向上のバランスに優れた紙力増強剤ということもできる。
表面にシラノール基を有する物質とは、表面にシラノール基を有する無機化合物および表面にシラノール基を有する有機化合物があり、表面にシラノール基を有する無機化合物が好ましい。
表面にシラノール基を有する無機化合物とは、珪酸、珪酸塩、およびこれらの凝集粒子である、シリカゲル、溶融シリカ、シリカヒューム、シリカガラス、コロイダルシリカ、酸性シリカゾルのようなシリカゾル、ホワイトカーボン等の非晶質シリカ、珪酸ソーダ、およびゼオライト等の珪酸塩が挙げられる。これらの中でも、シリカゲル、コロイダルシリカ、シリカゾル、ホワイトカーボン等の合成非晶質シリカが好ましく、特に、コロイダルシリカ、シリカゾル、シリカゲルが好ましい。表面にシラノール基を有する有機化合物としては、スチレン‐トリメトキシシリルプロピルアクリレートの共重合体かつシロキサン結合を有する化合物の加水分解物が挙げられる。これらの表面にシラノール基を有する物質は、一種単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
本発明の表面にシラノール基を有する無機化合物の凝集粒子はどのような方法によって製造されてもよい。
表面にシラノール基を有する無機化合物は、通常、一次粒子では粒子径8〜50nmであり、二次以上に凝集して形成された粒子では、粒子径1〜300μmである。これらが、水またはアクリルアミド系共重合体中に分散している時の粒子径は、10μm以下が好ましい。粒子径が大きすぎる場合には、分散安定性が悪くなり、沈殿するなどの問題が生じる場合がある。
これらを使用する際の形態は特に限定されるものではなく、固体粉末、水溶液、水に分散させた懸濁液のいずれの状態でもよい。特に、水に分散あるいは溶解させて使用すると、取り扱いが容易であるため好ましい。
本発明におけるアクリルアミド系共重合体とは、(メタ)アクリルアミド(本発明の(メタ)アクリルアミドとは、アクリルアミドおよびメタクリルアミドをいう。以下、同様にして二種の化合物を略して記載することがある。)を最大成分として45mol%以上含み、それらと共重合可能な不飽和結合を有する一種以上の単量体との共重合体をいう。共重合可能な単量体としては、カチオン性モノマー、アニオン性モノマー、非イオン性モノマー、下記式(1)または式(2)で表される(メタ)アリル化合物(アリル化合物およびメタリル化合物をいう)、および架橋性化合物が挙げられる。これら共重合可能な単量体は、粉体でも水溶液でも使用することができる。これらの中で(メタ)アクリルアミドの他に少なくともカチオン性基とアニオン性基を有する、いわゆる両性アクリルアミド系共重合体が好ましい。
カチオン性モノマーとは、一分子内に不飽和結合と1〜3級アミノ基を有する化合物およびそれらの塩、および4級アンモニウム塩となっている化合物をいう。
1級アミノ基を有するモノマーとしては、アリルアミン、およびメタリルアミン等が挙げられる。2級アミノ基を有するモノマーとしては、ジアリルアミン、およびジメタリルアミン等が挙げられる。3級アミノ基を有するモノマーとしては、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、およびN,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、およびN,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドが挙げられる。これら1〜3級アミノ基を有するモノマーは、その塩類も使用することができる。塩類としては、塩酸塩、硫酸塩等の無機酸塩類、蟻酸塩、酢酸塩等の有機酸塩類が挙げられる。また、3級アミノ基を有するモノマーには、前記2級アミノ基を有するモノマーと、メチルクロライド、メチルブロマイド、(メタ)アリルクロライド、ベンジルクロライド、およびベンジルブロマイド等のアルキルハライド、ジメチル硫酸、およびジエチル硫酸等のアルキル硫酸、エピクロロヒドリン等のグリシジル基含有化合物いずれかとの反応により、3級アミンの酸塩としたモノマーも挙げられる。4級アンモニウム塩類となっているモノマーとしては、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジメタリルジメチルアンモニウムクロライド、ジアリルジエチルアンモニウムクロライド、ジエチルジメタリルアンモニウムクロライド等が挙げられる。また、4級アンモニウム塩類となっているモノマーには、前記3級アミノ基を有するモノマーと、4級化剤との反応によって得られるモノマーも挙げられる。4級化剤としては、メチルクロライド、メチルブロマイド、アリルクロライド、メタリルクロライド、ベンジルクロライド、およびベンジルブロマイド等のアルキルハライド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等のアルキル硫酸、エピクロロヒドリン、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、およびグリシジルトリアルキルアンモニウムクロライド等が挙げられる。これら4級化剤を用いて合成した、4級アンモニウム塩類となっているモノマーとしては、(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオキシプロピルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、および2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。これら1〜3級アミノ基を有するモノマー、または4級アンモニウム塩類となっているモノマーは、一種単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。これらの中でも3級アミノ基を有するモノマー又は4級アンモニウム塩類となっているモノマーが好ましい。
アニオン性モノマーとは、一分子内に不飽和結合とカルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基などを有するモノマーおよびそれらの塩を指す。これらの中でもカルボキシル基を有するモノマーが好ましい。
カルボキシル基を有するモノマーとしては、(メタ)アクリル酸、けい皮酸、およびクロトン酸等の不飽和モノカルボン酸、2−アクリルアミドグリコリック酸、および2−メタクリルアミドグリコリック酸等のグリオキシル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、およびムコン酸等の不飽和ジカルボン酸、アコニット酸、3−ブテン−1,2,3−トリカルボン酸、および4−ペンテン−1,2,4−トリカルボン酸等の不飽和トリカルボン酸、1−ペンテン−1,1,4,4−テトラカルボン酸、4−ペンテン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、および3−ヘキセン−1,1,6,6−テトラカルボン酸等の不飽和テトラカルボン酸が挙げられる。この中でも不飽和多価カルボン酸が好ましく、更に好ましくは、不飽和ジカルボン酸である。不飽和ジカルボン酸の中でもイタコン酸が好ましい。
スルホン酸基を有するモノマーとしては、ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−フェニルプロパンスルホン酸等が挙げられる。
リン酸基を有するモノマーとしては、ビニルホスホン酸、および1−フェニルビニルホスホン酸等が挙げられる。
また、アニオン性モノマーの塩類も使用することができる。塩類としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属塩、およびアンモニウム塩等が挙げられる。 これらアニオン性モノマーは、一種単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
非イオン性モノマーとしては、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−n−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−n−ヘキシル(メタ)アクリルアミド、N−n−オクチル(メタ)アクリルアミド、N−ドデシル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリルアミド、およびN−(4−グリシドキシブチル)アクリルアミド等のN置換(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジグリシジル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)アクリロイルピロリジン、N−(メタ)アクリロイルピペリジン、およびN−(メタ)アクリロイルモルホリン等のN,N−ジ置換(メタ)アクリルアミド、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、およびヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、N−ビニル−2−ピロリドン、メトキシポリエチレングリコールアクリレート、スチレン、エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン、イソプレン、ジビニルベンゼンおよびメチルビニルエーテル等が挙げられる。これら非イオン性モノマーは、一種単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
更に、本発明におけるアクリルアミド系共重合体においては、下記式(1)または式(2)で表される(メタ)アリル化合物を含めて重合してなることが好ましい。
(化1)
CH=CRCH…(1)
式(1)中、Rは水素またはメチル基である。R〜Rは水素原子、または置換基を有してもよい炭素数22以下のアルキル基を表す(但し、R〜Rのいずれか二種および三種が水素原子である場合を除く。)、またはR〜Rのいずれか2つが結合して環状構造になった基である。好ましくは、置換基を有してもよい炭素数22以下のアルキル基(但し、R〜Rのいずれか二種および三種が水素原子である場合を除く。)、またはR〜Rのいずれか二つが結合して環状構造になった基である。置換基としては、水酸基、アミノ基、エーテル基、エステル基、アミド基、およびアリール基等が挙げられる。
置換基を有してもよい炭素数22以下のアルキル基R〜Rとしては、メチル基、エチル基、ブチル基、ステアリル基、ヒドロキシエチル基、およびベンジル基等が挙げられ、これらは同一の置換基であってもよいし、異なる置換基の組み合わせであってもよい。環状構造としては、窒素原子、R、およびRによるピペリジン骨格構造、ピロリジン骨格構造、およびモルホリン骨格構造等が挙げられる。より好ましくは、R〜Rのいずれか一種、二種、または三種がヒドロキシエチル基であり、残りが水素原子またはメチル基である。
は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、および硝酸等の無機塩類、または蟻酸、酢酸、シュウ酸、およびプロピオン酸等のカルボン酸を初めとする有機酸類におけるアニオンである。好ましくは、Cl、Br、Iであり、より好ましくは、Clである。
式(1)で示される(メタ)アリル化合物としては、N−アリル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−アリル−N,N−ジエチル−N−メチルアンモニウムクロライド、N−メタリル−N,N,N−トリエチルアンモニウムクロライド、N−メタリル−N,N,N−トリブチルアンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−メタリル−N−オクタデシルアンモニウムクロライド、N−ベンジル−N,N−ジメチル−N−メタリルアンモニウムクロライド、N−メチル−N−メタリルモルホリニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−メタリル−N−ヒドロキシエチルアンモニウムクロライド、 N,N−ジヒドロキシエチル−N−メタリル−N−メチルアンモニウムクロライド、およびN−ヒドロキシエチル−N−メタリル−N−メチルアミン塩酸塩等が挙げられる。
(化2)
CH=CRCHSOH …(2)
式(2)中、Rは水素またはメチル基である。
式(2)で表される(メタ)アリル化合物としては、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸が挙げられる。また、前記式(2)で表される(メタ)アリル化合物の塩類も使用することができる。塩類としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属塩、およびアンモニウム塩等が挙げられる。好ましくは、メタリルスルホン酸のナトリウム塩である。
これら式(1)または式(2)で表される(メタ)アリル化合物は、一種単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
架橋性化合物としては、ビニル基を複数持つモノマー、シリコン系モノマー、水溶性アジリジニル化合物、および水溶性多官能エポキシ化合物等が挙げられる。
これら架橋性化合物は、一種単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
ビニル基を複数持つモノマーとしては、ジ(メタ)アクリレート類、ビス(メタ)アクリルアミド類、およびジビニルエステル類等の二官能性モノマーに加え、三官能性ビニルモノマー、四官能性ビニルモノマー等が挙げられる。
ジ(メタ)アクリレート類としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、およびグリセリンジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
ビス(メタ)アクリルアミド類としては、ジアクリロイルイミド、N,N−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、エチレンビス(メタ)アクリルアミド、ヘキサメチレンビス(メタ)アクリルアミド、N,N−ベンジリデンビス(メタ)アクリルアミド、およびN,N−ビス(アクリルアミドメチレン)尿素等が挙げられる。
ジビニルエステル類としては、アジピン酸ジビニル、セバシン酸ジビニル、ジアリルフタレート、ジアリルマレート、およびジアリルサクシネート等を挙げることができる。
前記以外の二官能性モノマーとしては、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、ジビニルベンゼン、およびジイソプロペニルベンゼン等が挙げられる。
三官能性ビニルモノマーとしては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリアクリルホルマール、トリアリルイソシアヌレート、N,N−ジアリル(メタ)アクリルアミド、トリ(メタ)アリルアミン、およびトリアリルピロメリテート等が挙げられる。
四官能性ビニルモノマーとしては、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、テトラアリルピロメリテート、N,N,N’,N’−テトラアリル−1,4−ジアミノブタン、テトラアリルアミン、およびテトラアリルオキシエタン等が挙げられる。
シリコン系モノマーとしては、3−(メタ)アクリロイロキシメチルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロイロキシプロピルジメトキシメチルシラン、3−(メタ)アクリロイロキシプロピルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロイロキシプロピルメチルジクロロシラン、3−(メタ)アクリロイロキシオクタデシルトリアセトキシシラン、3−(メタ)アクリロイロキシ−2,5−ジメチルヘキシルジアセトキシメチルシラン、およびビニルジメチルアセトキシシラン等が挙げられる。
水溶性アジリジニル化合物としては、テトラメチロールメタン−トリ−β−アジリジニルプロピオネート、トリメチロールプロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネート、および4,4’−ビス(エチレンイミンカルボニルアミノ)ジフェニルメタン等が挙げられる。
水溶性多官能エポキシ化合物としては、(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエーテル、(ポリ)プロピレングリコールジグリシジルエーテル、(ポリ)グリセリンジグリシジルエーテル、および(ポリ)グリセリントリグリシジルエーテル等が挙げられる。
アクリルアミド系共重合体を構成する、各モノマー成分の配合量は、用いるべき紙の抄造系内の状況に応じて任意に決定することができる。また、得られた紙の密度、内部結合強度や破裂強度等の紙力、抄紙時の濾水性、微細繊維、填料、紙厚向上剤等の歩留り等の性能を十分に考慮して決定することができる。
紙力の面から、構成モノマーの総和100mol%に対し、(メタ)アクリルアミド、およびイオン性モノマーが必須であるが、(メタ)アクリルアミドが通常45〜99.89mol%、好ましくは74〜98.85mol%、イオン性モノマーが、通常0.1〜40mol%、好ましくは1〜20mol%、非イオン性モノマーが通常0.001〜5mol%、好ましくは0.005〜1モル%、(メタ)アリル化合物が、通常0〜5mol%、好ましくは0.005〜1mol%、架橋性化合物が、通常0〜5mol%、好ましくは0.005〜1mol%である。
アクリルアミド類を重合するにあたり、従来公知の重合開始剤を用いることができる。
重合開始剤としては、無機系過酸化物、有機系過酸化物、およびアゾ系化合物が挙げられる。過酸化物は、還元剤との併用によるレドックス系重合剤として使用することもできる。
無機系過酸化物としては、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、および過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素(通常市販されている水溶液品を使用できる。)、過酸化リチウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化ニッケル、および過酸化亜鉛等の金属過酸化物、臭素酸ナトリウム、および臭素酸カリウム等の臭素酸塩、過ホウ素酸ナトリウム、過ホウ素酸カリウム、および過ホウ素酸アンモニウム等の過ホウ素酸塩、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、および過炭酸アンモニウム等の過炭酸塩、過リン酸ナトリウム、過リン酸カリウム、および過リン酸アンモニウム等の過リン酸塩等が挙げられる。
有機系過酸化物としては、t−ブチルパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、およびテトラリンハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド、過酸化ジt−ブチル、過酸化ジクミル、および2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等の過酸化ジアルキル、過酸化ジアセチル、過酸化ジプロピオニル、過酸化ジブチリル、過酸化ジオクタノイル、および過酸化ジベンゾイル等の過酸化ジアシル、メチルエチルケトンパーオキサイド、およびシクロヘキサノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド、ジプロピルパーオキシジカルボネート、およびジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカルボネート等のジアルキルペルオキシジカルボネート、過酢酸、過ピバリン酸、および過安息香酸等の過酸、過酢酸t−ブチル、過酪酸t−ブチル、および過安息香酸t−ブチル等の過酸エステルが挙げられる。
併用できる還元剤としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、およびスルホキシル酸アンモニウム等の低原子価の硫黄酸化物、エチレンジアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、およびN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン等の有機アミン、アルドース、ケトース、サッカロース、およびマルトース等の還元糖、硫酸第一鉄アンモニウム、塩化第一銅、塩化コバルト等の低原子価金属イオンの塩等が挙げられる。
アゾ系化合物としては、アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス−2−アミジノプロパン塩酸塩、2,2’−アゾビス−2,4’−ジメチルバレロニトリル、4、4’−アゾビス−4−シアノ吉草酸、およびその塩等が挙げられる。
これら重合開始剤および還元剤は、一種単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
また、必要に応じて従来公知の連鎖移動剤を併せて適宜使用できる。従来公知の連鎖移動剤としては、分子内に、水酸基、メルカプト基の少なくとも一種を、一個から複数個有する化合物が挙げられる。
分子内に一個から複数個の水酸基を有する化合物としては、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、(メタ)アリルアルコール、エチレングリコール、グリセリンアルコール類、ポリエチレンオキサイド、ポリグリセリン等のオリゴマー類、グルコース、アスコルビン酸、ショ糖等の糖類、およびビタミン類が挙げられる。
分子内に一個または複数個のメルカプト基を有する化合物としては、ブチルメルカプタン、メルカプトエタノール、アリルスルフィド類、アリルメルカプタン類、チオグリコール酸およびそのエステル、メルカプトプロピオン酸およびそのエステル、チオグリセリン、システアミン、およびその塩等が挙げられる。更に、次亜リン酸が挙げられる。
アクリルアミド類の重合方法としては、ラジカル重合が好ましい。重合溶媒としては、水、エタノール、アセトン、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等の極性溶媒が適用可能であるが、製紙用添加剤としては、抄造条件と同じく水溶液であることが望ましい。
本発明における、表面にシラノール基を有する物質とアクリルアミド系共重合体の固形分重量比は、 アクリルアミド系共重合体に対して表面にシラノール基を有する物質を0.5重量%〜35重量%の範囲である。表面にシラノール基を有する物質が0.5重量%未満の使用量であると十分な低密度化を達成できず、35重量%を越えて使用すると十分な紙力を維持することが困難である。
製紙用添加剤としての実施の形態に特に制限はないが、表面にシラノール基を有する物質とアクリルアミド系共重合体を混合するのみでもよく、表面にシラノール基を有する物質存在下でアクリルアミド類を重合してもよい。表面にシラノール基を有する物質とアクリルアミド系共重合体を、比較的高濃度で混合することが好ましく、具体的には、表面にシラノール基を有する物質5〜40固形分重量%とアクリルアミド系共重合体5〜40固形分重量%を混合して、総固形分濃度を10〜30重量%とするのが低密度でありながら紙力に優れる紙を得られるため望ましい。特に、好ましい実施の形態として、表面にシラノール基を有する物質存在下でアクリルアミド類を重合することが挙げられる。
以下に、本発明の製紙用添加剤およびこれを含有する紙について詳細に説明する。
<製紙用添加剤の製造方法>
本発明におけるアクリルアミド系共重合体の製造方法は、全モノマーを反応容器に仕込み重合する一括重合(イ)でもよい。しかしながら、20%以上の濃度のポリマー水溶液を得る場合は、モノマーの一部を重合開始数分後に反応容器中に、一括添加あるいは滴下して重合する分割重合(ロ)、あるいはモノマー全てを滴下しながら重合する全滴下重合(ハ)が望ましい。分割滴下で重合を行うことにより、モノマー濃度が高い溶液における重合熱を除去することが容易になるだけでなく、ポリマー中のイオン性基の分配を制御できるようになる。
重合を行うにあたり、公知の重合方法を採用することができる。通常、具体的には次の(イ)、(ロ)、または(ハ)に記載されるように行われる。
(イ)攪拌機、還流冷却管、窒素ガス導入管付温度計、滴下口を備えた4つ口フラスコ(以下反応容器と呼ぶ)に、所定のモノマー類、溶媒である水(有機溶媒を併用する場合にはそれも含む)を仕込み、攪拌下、窒素等の不活性ガスを吹き込みながら昇温する。重合開始設定温度に到達した後、前記重合開始剤を加えて反応を開始することで、アクリルアミド系共重合体が得られる。
(ロ)予めモノマー類を1段目と2段目に分割し、反応容器に1段目モノマー類と溶媒である水(有機溶媒を併用してもよい)を仕込み、攪拌下、窒素等の不活性ガスを吹き込みながら昇温する。重合開始設定温度に到達した後、前記重合開始剤を加えて反応を開始する。次いで、1段目モノマー類の重合開始直後、もしくは重合途中、もしくは重合終了後に、2段目モノマー類を一括添加あるいは滴下する。2段目モノマー類の添加後、更に加熱、重合することで、アクリルアミド系共重合体が得られる。ここで2段目モノマー類は水溶液(有機溶媒を併用してもよい)として添加してもよい。
(ハ)反応容器に溶媒である水(有機溶媒を併用してもよい)を仕込み、攪拌下、窒素ガス等の不活性ガスを吹き込みながら昇温する。重合開始設定温度に到達した後、モノマー類と重合開始剤を滴下し始めて反応を開始する。滴下終了後、必要に応じて更に加熱、重合することで、アクリルアミド系共重合体が得られる。
こうして得られたアクリルアミド系共重合体と、表面にシラノール基を有する物質を、適宜希釈し、それぞれ混合することで、本発明における表面にシラノール基を有する物質とアクリルアミド系共重合体を含有する製紙用添加剤が得られる。また、アクリルアミド類を重合する際に表面にシラノール基を有する物質を導入することもできる。このとき、表面にシラノール基を有する物質を添加する段階に特に制限はなく、初期仕込み、2段目モノマーと混合するなど、どの段階で導入してもよい。更に、他の添加剤と混合するなどして製紙用添加剤としてもよい。
<紙の製造方法>
本発明における紙は、製紙用添加剤をパルプスラリーにて添加し、抄紙することで得られる。添加場所はパルプスラリーと均一に混合できる場所であれば特に限定されない。例えば、パルパー、タンク、エキスト、原料チェスト、ミキシングチェスト、マシンチェスト、種箱、ファンポンプ、スクリーン等が挙げられる。パルプ原料としては、クラフトパルプ、およびサルファイトパルプ等の晒、または未晒化学パルプ、砕木パルプ、機械パルプ、およびサーモメカニカルパルプ等の晒、又は未晒高収率パルプ、並びに新聞古紙、雑誌古紙、段ボール古紙及び脱墨古紙等の古紙パルプのいずれも使用することができる。これらは、一種単独で用いてもよいし、二種以上を混合して使用してもよい。
本発明における製紙用添加剤は、抄造工程においてパルプに対して0.01〜2.0重量%、好ましくは0.05〜1.0重量%添加することによって紙質が向上した紙を得ることができる。
また、種々の紙に要求される物性を発現させるために、本発明により製造される製紙用添加剤に、他の製紙用添加剤を含有または併用させてもよい。併用される他の製紙用添加剤としては、アニオン性アクリルアミド系共重合体、マンニッヒ変性アクリルアミド系共重合体、およびホフマン変性アクリルアミド系共重合体のアクリルアミド系共重合体、アニオン澱粉、カチオン澱粉、および両性澱粉等の変性澱粉、未変性澱粉、硫酸バンド、填料、染料、酸性抄紙用ロジン系サイズ剤、中性抄紙用ロジン系サイズ剤、アルキルケテンダイマー系サイズ剤、アルケニルコハク酸無水物系サイズ剤、特殊変性ロジン系サイズ剤等の弱酸性、中性、およびアルカリ性抄紙用サイズ剤、湿潤紙力増強剤、歩留り向上剤、濾水性向上剤、凝結剤、紙厚向上剤、および消泡剤等が挙げられる。填料としては、クレー、タルク、酸化チタン、重質または軽質炭酸カルシウム、ホワイトカーボン等が挙げられる。
これら他の製紙用添加剤は、一種単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
本発明により得られる紙としては、紙の厚さと紙力が求められている紙であればよく、具体的には、PPC用紙、インクジェット記録用紙、レーザープリンター用紙、フォーム用紙、熱転写紙、感熱記録原紙、感圧記録原紙等の印刷情報用紙および印画紙、アート紙、キャスト紙、上質コート紙等のコート紙、クラフト紙、純白ロール紙等の包装用紙、その他のノート用紙、書籍用紙、印刷用紙、新聞用紙等の洋紙、マニラボール、白ボール、チップボール等の紙器用板紙、高級白板紙、ライナー、石膏ボード、中芯原紙、および紙管原紙等の板紙が挙げられる。更に、衛生紙、中質紙、難燃紙、金属合紙、および缶詰ライナー等が挙げられる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。尚、%は特に表示がない限り、重量基準による。
(製紙用添加剤の合成)
(実施例1)
容器に、50%アクリルアミド水溶液 325.1g(2.29mol)、15%アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド水溶液 107.9g(0.060mol)、100%ジメチルアミノエチルメタクリレート 6.3g(0.040mol)、15%メタクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド水溶液 47.3g(0.025mol)、100%ジメチルアミノプロピルアクリルアミド 3.9g(0.025mol)、100%イタコン酸 6.5g(0.050mol)、5%ジメチルヒドロキシエチルメタリルアンモニウムクロライド水溶液 28.8g(0.008mol)、100%ジメチルアクリルアミド 0.5g(0.005mol)の混合溶液を作り、95%硫酸水溶液でpH3.0に調整した。
反応容器に、30%コロイダルシリカ スノーテックスS(日産化学工業(株)製) 172.7g、上記モノマー混合溶液全体の40%、イオン交換水 233.3gを仕込み、攪拌下、窒素ガスを導入することで、反応系中の酸素を除去した。反応容器中のモノマー水溶液を75℃に昇温した後、5%過硫酸アンモニウム水溶液 6.8gを投入し、重合を開始させた。重合による発熱に合わせ適宜冷却し、90℃まで昇温させ、保温した。続いて、残余の上記モノマー混合溶液にイオン交換水 35.2gを加えた混合溶液を、反応系中に滴下した。重合開始から1時間30分後に、5%過硫酸アンモニウム水溶液 17.1gを追添加し、ブルックフィールド回転粘度計で測定した粘度(以下、単に「粘度」という)が12000mPa・sとなったところで重合を止めた。イオン交換水を加えることで濃度を調整すると共に冷却し、製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A1とする。pH4.0、固形分25%、粘度は11860mPa・sであった。
(実施例2)
初期仕込みのコロイダルシリカを69.1g、イオン交換水を361.9gに変え、滴下モノマー溶液用のイオン交換水を15.7gに変えた以外は、実施例1と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A2とする。pH4.0、固形分22%、粘度は11700mPa・sであった。
(実施例3)
初期仕込みのコロイダルシリカを17.7g、イオン交換水を434.2gに変え、滴下モノマー溶液用のイオン交換水を13.2gに変えた以外は、実施例1と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A3とする。pH4.0、固形分20%、粘度は10740mPa・sであった。
(実施例4)
初期仕込みのコロイダルシリカを4.3g、イオン交換水を427.2gに変え、滴下モノマー溶液用のイオン交換水を24.1gに変えた以外は、実施例1と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A4とする。pH4.0、固形分20%、粘度は9340mPa・sであった。
(実施例5)
初期仕込みのコロイダルシリカを、100%粉末シリカゲル サイリシア470(富士シリシア化学(株)製) 23.1g、イオン交換水を467.3gに変え、滴下モノマー溶液用のイオン交換水を65.0gに変えた以外は、実施例1と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A5とする。pH4.0、固形分20%、粘度は9200mPa・sであった。
(実施例6)
3号珪酸ソーダ希釈液を硫酸中に滴下し、2%シリカゾルを調整した。初期仕込みのコロイダルシリカを、2%酸性シリカゾル 265.8g、イオン交換水を196.7gに変え、滴下モノマー溶液用のイオン交換水を6.87gに変えた以外は、実施例1と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A6とする。pH4.0、固形分20%、粘度は9150mPa・sであった。
(実施例7)
反応容器に30%コロイダルシリカ スノーテックスS(日産化学工業(株)製) 77.0g、イオン交換水 369.4g、トリメトキシシリルプロピルメタクリレート 0.5gを仕込み、攪拌下75℃で30分間維持することでコロイダルシリカの前処理を行った。
別の容器に、50%アクリルアミド水溶液 325.1g(2.29mol)、15%アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド水溶液 107.9g(0.060mol)、100%ジメチルアミノエチルメタクリレート 6.3g(0.040mol)、15%メタクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド水溶液 47.3g(0.025mol)、100%ジメチルアミノプロピルアクリルアミド 3.9g(0.025mol)、100%イタコン酸 6.5g(0.050mol)、5%ジメチルヒドロキシエチルメタリルアンモニウムクロライド水溶液 28.8g(0.008mol)、100%ジメチルアクリルアミド 0.5g(0.005mol)の混合溶液を作り、95%硫酸水溶液でpH3.0に調整した。
反応容器に、上記モノマー混合溶液全体の40%を加え、攪拌下、窒素ガスを導入することで、反応系中の酸素を除去した。反応容器中のモノマー水溶液を75℃に昇温した後、5%過硫酸アンモニウム水溶液 6.8gを投入し、重合を開始させた。重合による発熱に合わせ適宜冷却し、90℃まで昇温させ、保温した。続いて、残余の上記モノマー混合溶液にイオン交換水 85.1gを加えた混合溶液を、反応系中に滴下した。重合開始から1時間30分後に、5%過硫酸アンモニウム水溶液 17.1gを追添加し、粘度が8000mPa・sとなったところで重合を止めた。イオン交換水を加えることで濃度を調整すると共に冷却し、製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A7とする。pH4.0、固形分20%、粘度は7160mPa・sであった。
(実施例8)
初期仕込みのコロイダルシリカを17.7g、イオン交換水を353.8g、トリメトキシシリルプロピルメタクリレートを0.1gに変え、滴下モノマー溶液用のイオン交換水を97.7gに変えた以外は、実施例7と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A8とする。pH4.0、固形分20%、粘度は8010mPa・sであった。
(実施例9)
初期仕込みのコロイダルシリカを4.4g、イオン交換水を427.0g、トリメトキシシリルプロピルメタクリレートを0.03gに変え、滴下モノマー溶液用のイオン交換水を18.5gに変えた以外は、実施例7と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A9とする。pH4.0、固形分20%、粘度は8750mPa・sであった。
(実施例10)
容器に、50%アクリルアミド水溶液 334.0g(2.35mol)、15%アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド水溶液 53.9g(0.030mol)、100%ジメチルアミノエチルメタクリレート 3.1g(0.020mol)、15%メタクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド水溶液 23.7g(0.040mol)、100%ジメチルアミノプロピルアクリルアミド 2.0g(0.13mol)、100%イタコン酸 8.1g(0.063mol)、5%ジメチルヒドロキシエチルメタリルアンモニウムクロライド水溶液 28.8g(0.008mol)、100%ジメチルアクリルアミド 0.5g(0.005mol)の混合溶液を作り、95%硫酸水溶液でpH3.0に調整した。
反応容器に、30%コロイダルシリカ スノーテックスS(日産化学工業(株)製) 16.7g、上記モノマー混合溶液全体の70%、イオン交換水 464.6gを仕込み、攪拌下、窒素ガスを導入することで、反応系中の酸素を除去した。反応容器中のモノマー水溶液を75℃に昇温した後、5%過硫酸アンモニウム水溶液 6.8gを投入し、重合を開始させた。重合による発熱に合わせ適宜冷却し、90℃まで昇温させ、保温した。続いて、残余の上記モノマー混合溶液にイオン交換水 24.6gを加えた混合溶液を、反応系中に滴下した。重合開始から1時間30分後に、5%過硫酸アンモニウム水溶液 18.3gを追添加し、粘度が7000mPa・sとなったところで重合を止めた。重合終了後、イオン交換水を加えることで濃度を調整すると共に冷却し、製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A10とする。pH4.0、固形分20%、粘度は6400mPa・sであった。
(実施例11)
初期仕込みのコロイダルシリカを、100%粉末シリカゲル サイリシア470(富士シリシア化学(株)製) 21.7g、イオン交換水を529.9gに変え、に変えた以外は、実施例10と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤A11とする。pH4.0、固形分20%、粘度は5100mPa・sであった。
(実施例12)
コロイダルシリカを初期仕込みで使用せずに重合終了後に添加する以外は、実施例2と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤B1とする。pH4.0、固形分22%、粘度は9100mPa・sであった。
(実施例13)
コロイダルシリカを初期仕込みで使用せずに重合終了後に添加する以外は、実施例3と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤B2とする。pH4.0、固形分20%、粘度は7400mPa・sであった。
(実施例14)
コロイダルシリカを初期仕込みで使用せずに重合終了後に添加する以外は、実施例4と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤B3とする。pH4.0、固形分20%、粘度は8100mPa・sであった。
(実施例15)
初期仕込みのコロイダルシリカを使用せず、イオン交換水を421.4gに変え、滴下モノマー溶液用のイオン交換水を22.9gに変えた以外は、実施例1と同様にしてアクリルアミド系共重合体を得た。得られた水溶液(固形分濃度20%)の1%水希釈溶液198.7gとコロイダルシリカ スノーテックスSの1%水希釈溶液 1.3gを混合し、製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤B4とする。pH4.3、固形分1%、粘度は5mPa・sであった。
(実施例16)
コロイダルシリカを初期仕込みで使用せずに重合終了後に添加する以外は、実施例10と同様にして製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤B5とする。pH4.0、固形分20%、粘度は7100mPa・sであった。
(比較例1)
初期仕込みのコロイダルシリカを使用せず、イオン交換水を421.4gに変え、滴下モノマー溶液用のイオン交換水を22.9gに変えた以外は、実施例1と同様にしてアクリルアミド系共重合体を得た。この水溶液を製紙用添加剤P1とする。pH4.0、固形分20%、粘度は8500mPa・sであった。
(比較例2)
初期仕込みのコロイダルシリカを使用せず、イオン交換水を435.3gに変え、滴下モノマー溶液用のイオン交換水を28.3gに変えた以外は、実施例10と同様にしてアクリルアミド系共重合体を得た。この水溶液を製紙用添加剤P2とする。pH4.0、固形分20%、粘度は7700mPa・sであった。
(比較例3)
比較例1で得られたアクリルアミド系共重合体P1を150g、および30%コロイダルシリカ スノーテックスS(日産化学工業(株)製)を100g、イオン交換水を50g、混合し、よく攪拌することで、製紙用添加剤を得た。この水溶液を製紙用添加剤B6とする。pH4.0、固形分20%、粘度は400mPa・sであった。
(比較例4)
コロイダルシリカを30%カオリンの水分散液に変える以外は、実施例16と同様にしてアクリルアミド系共重合体を得た。この水溶液を製紙用添加剤B7とする。pH4.0、固形分20%、粘度は7200mPa・sであった。
以上の実施例及び比較例をまとめたものを表1に示す。
Figure 0004802625
(手抄き紙の評価1)
(実施例17)
ビーターを用いてカナディアン・スタンダード・フリーネスを400に調整したパルプ濃度2.4%のBKPスラリーに、対パルプ固形分に対し炭酸カルシウムTP121(奥多摩工業(株)製)を1.0%添加し、硫酸バンドを1.0%、カチオン化度3.5mol%のカチオン化デンプンを0.5%、実施例1で得られた製紙用添加剤A1を0.2%、AKDサイズ剤AD1604(星光PMC(株)製)を0.2%順次添加した。
このパルプスラリーを撹拌後、pH7.0の水でパルプ濃度を0.8%に希釈した後、炭酸カルシウムTP121を14%、カチオン性W/Oエマルションタイプ歩留り剤RD7108(星光PMC(株)製)を200ppm添加し、角型シートマシンにて抄紙して、湿紙を得た。この湿紙を4.2kgf/cmで5分間プレス後、ホットプレートで110℃、2分間乾燥し、坪量100g/mの手抄き紙を得た。得られた手抄き紙は、23℃、RH50%の条件下で24時間調湿した後測定に使用した。結果を表2に示す。
坪量は、JIS8124に基づき測定した。
厚さ、密度、および比容積は、JIS P8118に基づき測定および算出した。
インターナルボンドは、JAPAN TAPPI 18−2に基づき測定した。
(実施例18〜29)
製紙用添加剤A1を、製紙用添加剤A2〜A9、B1〜B4に変える以外は、実施例16と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙は、実施例16と同様に調湿した後測定に使用した。結果を表2に示す。
(比較例5、6、7)
製紙用添加剤A1を、製紙用添加剤B6、P1に変える、あるいは添加しない以外は、実施例16と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙は、実施例16と同様に調湿した後測定に使用した。結果を表2に示す。
Figure 0004802625
表2の結果から、表面にシラノール基を有する物質とアクリルアミド系共重合体を含有する製紙用添加剤を用いると、低密度でありながら紙力の優れる紙が得られることがわかる。特に、固形分濃度1%の低濃度溶液同士を混合するよりも、固形分濃度20%となるような高濃度溶液同士を混合したものの方が好ましいことがわかる。更にはシラノール基を有する物質の存在下でアクリルアミド類を重合して得られた製紙用添加剤が好ましいことがわかる。
(手抄き紙の評価2)
(実施例30)
ビーターを用いてカナディアン・スタンダード・フリーネスを380に調整したパルプ濃度2.4%のBKPスラリーに、対パルプ固形分に対し硫酸バンドを1.5%、実施例16で得られた製紙用添加剤B5を0.2%順次添加した。
このパルプスラリーを撹拌後、pH4.5の水でパルプ濃度を0.8%に希釈した後、角型シートマシンにて抄紙して、湿紙を得た。この湿紙を4.2kgf/cmで5分間プレス後、ホットプレートで110℃、2分間乾燥し、坪量80g/mの手抄き紙を得た。得られた手抄き紙は、23℃、RH50%の条件下で24時間調湿した後測定に使用した。結果を表3に示す。
(比較例8、9、10)
製紙用添加剤B5を、製紙用添加剤B7、P2に変える、あるいは添加しない以外は、実施例30と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙は、実施例30と同様に調湿した後測定に使用した。結果を表3に示す。
Figure 0004802625
表3の結果から、カオリンのように表面にシラノール基を持たない物質よりも、コロイダルシリカの方が優れることがわかる。
(手抄き紙の評価3)
(実施例31)
ビーターを用いてカナディアン・スタンダード・フリーネスを400に調整したパルプ濃度2.4%の段ボール古紙スラリーに、対パルプ固形分に対し硫酸バンドを1.0%、実施例10で得られた製紙用添加剤A10を0.4%、ロジンサイズ剤AL1300(星光PMC(株)製)を0.2%順次添加した。
このパルプスラリーを撹拌後、pH6.5の水でパルプ濃度を0.8%に希釈した後、角型シートマシンにて抄紙して、湿紙を得た。この湿紙を4.2kgf/cmで5分間プレス後、ホットプレートで110℃、2分間乾燥し、坪量60g/mの手抄き紙を得た。得られた手抄き紙は、23℃、RH50%の条件下で24時間調湿した後測定に使用した。結果を表4に示す。
(実施例32)
製紙用添加剤A10を、製紙用添加剤A11に変える以外は、実施例31と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙は、実施例31と同様にして調湿した後測定に使用した。結果を表4に示す。
(比較例11、12)
製紙用添加剤A10を、製紙用添加剤P2に変える、あるいは添加しない以外は、実施例31と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙は、実施例31と同様にして調湿した後測定に使用した。結果を表4に示す。
Figure 0004802625
表4の結果から、段ボール古紙を用いる系においても、本発明に係る物質を用いると低密度でありながら紙力の優れる紙が得られることがわかる。

Claims (5)

  1. 表面にシラノール基を有する物質の固形分重量比0.5重量%〜35重量%存在下で
    (メタ)アクリルアミド45〜99.89mol%、カチオン性モノマー及びアニオン性モノマーを少なくとも重合して得られることを特徴とする低密度化と紙力向上のバランスに優れた製紙用添加剤。
  2. 固形分濃度が10〜30重量%であることを特徴とする請求項1に記載の製紙用添加剤。
  3. 表面にシラノール基を有する物質が、コロイダルシリカ、シリカゾル、及びシリカゲルから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の製紙用添加剤。
  4. 表面にシラノール基を有する物質の固形分重量比0.5重量%〜35重量%存在下で
    (メタ)アクリルアミド45〜99.89mol%、カチオン性モノマー及びアニオン性モノマー0.1〜40mol%、非イオン性モノマー0.001〜5mol%を少なくとも重合して得られることを特徴とする請求項1に記載の製紙用添加剤。
  5. 請求項1〜4に記載の製紙用添加剤を含有する紙。
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