JP4801395B2 - 印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、インキ付けロールと該インキ付けロールに押圧接触した絞り部材との間に形成されたインキ貯留部へのインキの供給と回収を行うインキ供給・回収装置に、インキ補給装置を連繋した印刷機に関する。
出願人は以前に、この種の印刷機において、インキ貯留部の上方に、内部を負圧と正圧に切替え可能な密閉タンクを配備し、該密閉タンク内にインキ缶を収容し、密閉タンクを貫通したノズルの基端をインキ缶内に侵入させ、ノズル先端をインキ貯留部に望ませたインキ供給・回収部を提案した(例えば、特許文献1)。
密閉タンク内を加圧することによって、インキ缶からノズルを経てインキ貯留部にインキを供給できる。密閉タンク内を負圧にすることによって、インキ貯留部のインキをインキ缶に回収できる。
又、上記インキ供給・回収装置を、印刷機の外側に配置し、流通管を介してインキ貯留部へのインキの供給と回収を行う装置も提案した(特許文献2)。
上記インキ供給・回収装置は、インキ缶内のインキに対する加圧によってインキをインキ貯留部へ押し出し、減圧によってインキ貯留部のインキをインキ缶に回収するものであるから、それ以前に実施されていたチュービングポンプによる、インキ供給・回収装置に較べて、能率が格段に向上し、又、吸引残しによるインキ貯留部へのインキの残存量を少なくできる等の効果を有している。
ところが、インキ缶へインキを補充するには、密閉タンクからインキ缶を取り出さなければできず、印刷機を止めずにインキ補給することはできなかった。
又、段ボールシートの印刷に多用される低粘度のインキは、流動させていなければ短時間で粘度上昇し、印刷に支障を来す。又、時間の経過に伴って、インキの水分が蒸発して粘度が上がるため、時々、インキの粘度が許容範囲か否かの判定を行い、必要に応じて薄め液を補充せねばならない。
インキの粘度判定手段は種々提案されているが、図10に示す如く、一般にザーン粘度カップと呼ばれる粘度カップ(90)を用いる手段が、安価であり、構成も簡単である。
これは、印刷機のインキ流路系からバイパス管(301)によって粘度カップ(90)へインキを導き、粘度カップ(90)に収容した所定量のインキが、粘度カップ(90)のインキ流出口(90a)から排出し終えるまでの時間を測り、その所要時間によってインキ粘度を判定するのである(特許文献3)。
上記粘度カップ(90)による粘度判定手段は、バイパス管(301)に設けた弁(302)を開いて粘度カップ(90)へインキを供給し、同時にインキ流出口(90a)からインキを流出させ、粘度カップ(90)内のインキ液面が上限高さに達したときに弁(302)を閉じて計測を開始し、粘度カップ(90)のインキ流出口(90a)からインキが糸を引く様に筋状に流れ落ちる流落ち路に向けて配備した光電管(303)のON−OFF信号によって、粘度カップ(90)内のインキの排出終了を検出する。
上記粘度判定手段では、粘度カップ(90)からインキを流れ落ちさせつつ、インキ液面が上限に達して粘度カップ(90)内に設定量のインキが溜まった瞬間に弁(302)を閉じる様に制御せねばならない。しかし、単位時間当りにバイパス管(301)を流れるインキの量を高精度に制御するのは難しい。このため、バイパス管(301)上の弁(302)の開閉をタイマー制御しても、粘度カップ(90)内のインキ液面高さが所定高さに達すること、即ち、粘度カップ(90)内のインキ量を設定量だけ溜めることは難しい。
又、粘度カップ(90)から筋状に流れ落ちるインキは、バイパス管(301)から粘度カップ(90)へのインキの供給位置、印刷機の振動等によって振れることがある。この場合、インキが粘度カップ(90)から流れ落ちているにも拘わらず、光電管(303)がインキの流れ落ちを検出できず、粘度カップ(90)内のインキ残量なしと判断してしまい、粘度の判定を誤まる。
従って、上記粘度判定手段でのインキの粘度判定は信頼性が低いものであった。
特開平9−216344号公報 特開2003−191444号公報 登録実用新案第3060057号公報
本発明は、印刷運転を止めることなく、インキ缶にインキ補充を可能とした印刷機を明らかにするものである。
又、本発明は、上記課題の解決に加えて、インキ貯留部に供給されるインキの粘度を正しく測定してインキ粘度を最適に調整できる印刷機を明らかにするものである。
本願の第1発明は、インキ付けロール(1)と該インキ付けロールに押圧接触した絞り部材(20)との間に形成され該ロールに沿う長手方向の両端が堰部材(12)(12)によって閉塞したインキ貯留部(11)と、インキ貯留部(11)に臨みインキの供給、回収を兼用するノズル(4)と、インキ貯留部(11)の近傍にて、インキ付けロール(1)と平行にスライド移動可能に配備されており、該貯留部(11)へのインキの供給と回収を行うインキ供給・回収装置(6)とを具えた印刷ユニットを有する印刷機において、
インキ供給・回収装置(6)には、インキの補充を行うインキ補給装置(3)が連繋されており、
インキ供給・回収装置(6)は、内部を負圧と正圧に切り替え可能な密閉タンク(60)と、該密閉タンク内に配備されたインキ缶(63)と、前記ノズル(4)に連繋され密閉タンク(60)を貫通してインキ缶(63)に達する第1パイプ(61)とによって構成され、
インキ補装置(3)は、印刷ユニットの側壁の外側に設けられたインキタンク(30)と、該インキタンク(30)から前記密閉タンク(60)側に延びる流通管(44)と、密閉タンク(60)を貫通して一端が前記インキ缶(63)内に侵入し、他端が流通管(44)に接続された第2パイプ(62)と、流通管(44)上に配備されたポンプ手段(48)とによって構成されており、
流通管(44)は、印刷ユニットの側壁に沿ってインキタンク(30)から上方に延びる縦管(44a)と、縦管(44a)の上端から密閉タンク(60)に向かう第1フレキシブルチューブ(44b)と、縦管(44a)の下端から延長した第2フレキシブルチューブ(44c)とを含んでおり、
第1フレキシブルチューブ(44b)と第2パイプ(62)は、洗浄液供給管(72)と繋がれた切替え弁(45)を介して接続されており、第2フレキシブルチューブ(44c)は、流通管(44)をインキタンク(30)と洗浄廃液放出部(5)とに切り換える切換え部(46)である。
本願の第2発明は、第1発明において、流通管(44)を含むインキ流路系F1には、インキ粘度調整装置(8)が連繋され、該インキ粘度調整装置は、流通管(44)から分岐してインキの供給を受けてインキ粘度を測定するインキ粘度測定器(9)と、インキの粘度測定の値に応じて流通管(44)を含むインキ流路系F1に薄め液を供給する薄め液供給流路系F2とからなり、インキ粘度測定器(9)は、インキ流路系F1からインキの供給を受ける粘度カップ(ザーンカップ)(90)と、該粘度カップ(90)内に所定量のインキが収容されたときのインキ液面高さ位置に対応して粘度カップ(90)内に侵入して配備された第1端子(91)と、粘度カップ(90)のインキ流出口(90a)から流出したインキに触れる位置に設けられた第2端子(92)と、粘度カップ(90)が兼用する第3端子(93)と、第1、第2、第3端子が連繋された制御部(99)とによって構成され、第1端子(91)と、第2端子(92)又は第3端子(93)とがインキを介して電気的に導通状態となったときに検出開始信号及びインキの供給停止信号を発し、粘度カップ(90)からインキの排出が終了することによって第3端子(93)と第2端子(92)のインキを介した電気的導通が遮断されたときに検出終了信号を発し、制御部(99)では検出開始から検出終了までに要した時間からインキの粘度を測定し、測定したインキ粘度の値から必要に応じて、薄め液供給流路系F2からインキ流路系F1に薄め液を供給する。
インキ貯留部(11)へインキを供給するには、密閉タンク(60)内を加圧して、インキを第1パイプ(61)及びノズル(4)を経てインキ貯留部(11)に押し出す。
インキ貯留部(11)のインキをインキ缶(63)に回収するには、密閉タンク(60)内を負圧にして、ノズル(4)及び第1パイプ(61)を経てインキをインキ缶(63)内に吸引する。
印刷運転中は、密閉タンク(60)への加圧と減圧を繰り返して、所定量のインキをインキ缶(63)とインキ貯留部(11)との間で循環させ、インキ粘度の上昇を抑えることができる。
インキの消費により、インキ缶(63)内のインキ量が少なくなれば、インキ補給装置(3)のポンプ手段(48)を運転して、インキタンク(30)内のインキを流通管(44)及び第2パイプ(62)を経て密閉タンク(60)内のインキ缶(63)内に補充する。
密閉タンク(60)からインキ缶(63)を取り出すことなく、インキ缶(63)にインキ補充ができるから、インキ補充のために印刷機の運転を停止する必要はなく、印刷機の稼動率を低下させずに済む。
密閉タンク(60)をインキ貯留部(11)の近傍に配備した従来例では、密閉タンク(60)は高位置となり、密閉タンク(60)内のインキ缶(63)を満タンのインキ缶と交換する作業は、作業者によっては、踏み台を使用せねばならず面倒であったが、本願ではその問題は生じない。
段取り替えに際して、インキの色替えを行う場合でも、インキ補給装置(3)のポンプ手段(48)を逆運転して、インキ缶(63)内に残ったインキをインキタンク(30)に回収してから、該インキ缶(63)を密閉タンク(60)から取り出せばよいから、作業者の負担を軽減できる。
それ以上に、印刷インキの色別に隣りあって配置される印刷ユニット間を開いてインキ補充のための作業スペースを確保する必要がなく、即ち、インキ補充のための時間的な損失は一切生じなから、この点でも印刷機の稼動率を高めることに大きな効果を奏する。
又、インキ粘度調整装置(8)は、インキ流路系F1から粘度カップ(90)にインキが供給されて、第1端子(91)と、第2端子(92)又は第3端子(93)とがインキを介して電気的に導通状態となったときに検出開始信号及びインキ供給管(97)からのインキの供給停止信号を発するから、粘度カップ(90)へのインキの供給が不安定であっても、検出開始時の粘度カップ(90)内のインキ量を設定量に一定させることができる。
粘度カップ(90)からインキの排出が終了して、第3端子(93)と第2端子(92)の電気的導通が遮断されたときに検出終了信号が発せられ、制御部(99)は検出開始から検出終了までに要する時間からインキの粘度を測定する。測定したインキ粘度の値から必要に応じて、薄め液供給流路系F2からインキ流路系F1に薄め液を供給すればよい。
上記の如く、粘度検出開始時の粘度カップ(90)内のインキ量は設定量であるから、正しい粘度検出が可能となる。又、検出用の端子(91)(92)(93)が直接にインキに触れることによって、インキの存在の有無を検出するため、粘度検出の正確度を一層向上させることができる。
印刷機の概略
図1は、粘度の低い水性インキを用いる段ボール印刷機であって、該印刷機は、積み重ねた段ボールシートを1枚づつ印刷ユニットに送り出す給紙装置(200)、印刷の色数に応じた複数基の印刷ユニットU1、U2、U3、及び印刷したシートを函形状に対応して打ち抜き且つ折曲げ線に対応して罫線を施す打抜き罫線装置(300)を具えている。
各印刷ユニットU1、U2、U3及び打抜き罫線装置(300)は、レール(102)(102)上を移動可能に配備され、隣り合う印刷ユニット間は開閉可能である。
印刷運転中は、隣り合うユニット間は閉じられているが、印版の交換やメンテナンスの際には、例えば一点鎖線で示す如く、ユニットU2とU3との間を開いて、作業空間Xを確保できる。
図2に示す如く、印刷機を設置する床面には、上記レール(102)に沿って排水溝(52)が設けられており、該排水溝(52)は、印刷機のインキ色替えに伴う洗浄廃液の放出部(5)である。
図2に示す如く、各印刷ユニットのフレーム(100)上部に、インキ付けロール(1)と絞りロール(2)を相対的に接近離間可能に配備し、接触状態の両者の間に、底部が徐々に狭まった溝状のインキ貯留部(11)を形成している。
インキ付けロール(1)は、セラミックロール、メッキロール等の硬質ロールの表面にインキ溜まりとなる微細な凹凸が形成されている。
絞りロール(2)は、表面がゴムで形成されている。
インキ貯留部(11)のロールに沿う長手方向の両端は、堰部材(12)(12)によって閉塞している。
インキ付けロール(1)の下方に該ロールに接して版胴(14)が配備され、該版胴(14)の下方に受けロール(15)が配備される。
インキ付けロール(1)と絞りロール(2)が互いにインキ貯留部(11)のインキを絞る方向に回転し、インキ付けロール(1)表面のインキが版胴(9)上の印版(図示せず)に転移し、版胴(9)と受けロール(91)との間に供給される段ボールシートSに印刷を行う。
上記インキ貯留部(11)には、インキ液面高さを設定範囲に制御するための液面センサー(図示せず)が設けられている。
インキ付けロール(1)の上方に1又は複数の洗浄液供給部(7)が配備される。
上記両堰部材(12)(12)には廃液吸引管(13)(13)が接続され、該廃液吸引管(13)(13)にはポンプ(図示せず)が連繋され、該管は前記排水溝(52)に開口している。
堰部材(12)にはインキ貯留部(11)底部に面して吸引孔(図示せず)が開設され、後記の如く、ロール(1)(2)を洗浄した際に、インキ貯留部(11)に溜まった洗浄廃液を該吸引孔を通じて、洗浄廃液放出部(5)である排水溝(52)に排水できる。
インキ貯留部(11)の近傍、実施例ではインキ貯留部(11)の上方に、該インキ貯留部(11)にインキの供給と回収を行うインキ供給・回収装置(6)が配備される。
各印刷ユニットU1、U2、U3の外側に、各インキ供給・回収装置(6)にインキを補充するインキ補給装置(3)(3)(3)が設けられる。
又、インキ補給装置(3)からインキ貯留部(11)までのインキ流路系F1には、該インキ流路系から適宜インキを回収してインキ粘度を測定し、必要に応じてインキ経路に薄め液を補充するインキ粘度調整装置(8)が連繋される。
インキ供給・回収装置(6)
図2、図3、図4に示す如く、密閉ダンク(60)と、密閉タンク(60)内に出し入れ可能に配備されたインキ缶(63)と、密閉タンク(60)を貫通して一端がインキ缶(63)に侵入し、他端が密閉タンク(60)外に突出した第1パイプ(61)、該第1パイプ(61)に連通し前記インキ貯留部(11)に臨んだノズル(4)と、密閉タンク(60)に連繋され密閉タンク(60)内を負圧と正圧に切り替える加圧及び減圧用エアー回路Yとによって構成される。
前記絞りロール(2)の上方にて、ベース台(47)がガイド条(41)上に沿ってロール(1)(2)と平行にスライド可能に配備され、該ベース台(47)上に密閉タンク(60)が設置されている。
密閉タンク(60)は2分割構造で開閉可能であり、天井壁を挿脱可能に第1パイプ(61)が貫通している。
ベース台(47)の下部に昇降台(40)が配備され、該昇降台(40)からロールの長手方向に間隔を存して2本のノズル(4)(4)が垂下している。
2本のノズル(4)(4)の上端は二股管(42)に繋がれ、該二股管は可撓性チューブ(43)を介して前記第1パイプ(61)に接続されている。
可撓性チューブ(43)は、下記のノズル(4)の昇降ストロークに対応する余裕のある長さである。
ベース台(47)には、更に2本の廃液吸引ノズル(73)(73)が垂下配備され、該ノズル(73)(73)は、前記堰部材(12)(12)上の廃液吸引管(13)(13)と共通の吸引系統を経て排水溝(52)に連繋されている。
インキ缶(63)には、インキの残量を検出する検出器(図示せず)が連繋される。実施例のインク残量検出器は、インキ缶(63)の底部に配置した重量計、或いは密閉タンク(60)の底部に配置した重量計によって、インキ缶のインキ残量を検出する
昇降台(40)はエアーシリンダ、ソレノイド等の昇降駆動装置(図示せず)に連繋され、ノズル(4)の下端高さを、「高位置」、「中間位置」、「低位置」の3段階に切替え可能である。
高位置のノズル(4)の下端は、インキ貯留部(11)でのインキの設定液面高さより少し上位置である。
中間位置のノズル(4)の下端は、インキ液面の設定高さより少し低い位置にあって、インキに浸かっている。
低位置のノズル(4)の下端は、ロール(1)(2)間に辛うじて噛み込まない程度までインキ貯留部(11)の最も深い部分に侵入する。
ノズル(4)の下端は、インキ貯留部(11)の底形状に対応して両ロール(1)(2)側の面が斜めにカットされて楔状に尖っている。
ノズル(4)を2本としたのは、インキ供給・回収装置(6)がインキ貯留部(11)の左右何れの方向にスライド移動しても、ベース台(47)や密閉タンク(60)が印刷ユニットのフレーム(100)に衝突することなく、インキ貯留部(11)の端に何れか一方のノズルが届く様にするためであり、その様な問題がなければ、ノズル(4)は1本でもよい。
インキ補給装置(3)
図1に示す如く、各インキ補給装置(3)は、補充用インキを容れたインキタンク(30)と、該インキタンク(30)と前記インキ供給・回収装置(6)のインキ缶(63)を繋ぐ流通管(44)と、流通管(44)上に設けられるポンプ手段(48)とによって構成される。
各インキタンク(30)は、印刷ユニットU1、U2、U3のフレーム(100)の下部に突設した載せ台(32)に置かれている。
図3に示す如く、流通管(44)は、ユニットフレーム(100)の側壁の外側にて上部から下部に向かう縦管(44a)と、縦管(44a)の上端から前記密閉タンク(60)に向かう長尺フレキシブルチューブ(44b)と、縦管(44a)の下端から延長した短尺フレキシブルチューブ(44c)とからなる。
長尺フレキシブルチューブ(44b)のインキ供給・回収装置(6)側先端は、電磁式切替え弁(45)を介して、前記密閉タンク(60)内のインキ缶(63)と、洗浄液供給管(72)とに選択的に切替え可能に接続される。
切替え弁(45)とインキ缶(63)との間は、前記密閉タンク(60)の天井壁を挿脱可能に貫通し、一端がインキ缶(63)に侵入した第2パイプ(62)によって連繋されている。切替え弁(45)は、第2パイプ(62)を閉じて、流通管(44)及び洗浄液供給管(72)の両方から遮断することもできる。
長尺フレキシブルチューブ(44b)は、前記密閉タンク(60)の横移動ストロークに対して余裕のある長さである。
短尺フレキシブルチューブ(44c)は、流通管(44)をインキタンク(30)と洗浄廃液放出部(5)である排水溝(52)とに切り換える切換え部(46)となっており、短尺フレキシブルチューブ(44c)の先端を手動でインキタンク(30)に浸け、或いは短尺フレキシブルチューブ(44c)をインキタンク(30)から外して排水溝(52)へ向けることによって、切り換えできる。
上記流通管(44)上に設けられるポンプ手段(48)は、実施例では、チュービングポンプであって、上記短尺フレキシブルチューブ(44c)の中央部を円弧壁(44d)に当てて彎曲させ、彎曲の曲率中心に配置した回転体(44e)上のローラ(44f)で短尺フレキシブルチューブ(44c)を断続的に押圧して弾性変形させ、短尺フレキシブルチューブ(44c)に流体の移送機能を付与するものである。
縦管(44a)及びフレキシブルチューブ(44b)(44c)の内径は8〜13mm程度の細管である。
加圧及び減圧用エアー回路Y
図4に示す如く、インキ供給・回収装置(6)の密閉タンク(60)内を加圧、減圧するエアー回路Yは、コンプレッサー(400)から第1、第2流路(400a)(400b)を分岐して形成する。
第1流路(400a)は、加圧用エアー供給管(35a)を経て密閉タンク(60)に繋がり、第2流路(400b)は、エゼクター(真空発生器)(406)、切換弁(408)、減圧用吸引管(35b)を介して密閉タンク(60)に繋がっている。
実施例では、1本の共用管(35)が、加圧用エアー供給管(35a)と減圧用吸引管(35b)を兼用している。
尚、エゼクター(406)は、第2流路(400b)から該エゼクターへ圧縮空気を送入することにより、第1流路(400a)側を吸引して真空を発生させる公知のものである。
上記エゼクター(406)から、第2流路(400b)の延長上に第3流路(400c)が延び、サイレンサー(407)を介して大気に開放されている。
第1流路(400a)には、密閉タンク(60)への分岐部(400d)とコンプレッサー(400)との間にて、上流側から順に切換弁(401)、減圧弁(402)、切換弁(403)を設けている。
第2流路(400b)には、密閉タンク(60)への分岐部(400d)とコンプレッサー(400)との間にて、上流側から順に切換弁(404)、減圧弁(405)、前記エゼクター(406)、切換弁(408)を設けている。
各切換弁(401)(403)(404)(408)は、開閉に切換え可能な電磁弁である。
密閉タンク(60)に対する加圧時は、第2流路(400b)の2つの切換弁(404)(408)を閉じ、第1流路(400a)の2つの切換弁(401)(403)を開く。
コンプレッサー(400)からの高圧空気流が、矢印Aで示す如く、減圧弁(402)、加圧用エアー供給管(35a)を通って密閉タンク(60)に流れ、密閉タンク(60)内を加圧する。
減圧時は、第2流路(400b)の2つの切換弁(408)(404)を開き、第1流路(400a)の2つの切換弁(401)(403)を閉じる。
コンプレッサー(400)からの高速空気は、矢印Bで示す如く、第2流路(400b)から第3流路(400c)へ流れ、矢印Cで示す様に、密閉タンク(60)側から第3流路(400c)への空気の流れが生じ、密閉タンク(60)内は負圧となる。
第3流路(400c)から高速空気流が大気に放出される際、サイレンサー(407)を通過するため、空気放出音は低くなり騒音を発しない。
尚、上記エアー回路Yは、密閉タンク(60)内を負圧と正圧に切換えるための一例を示したものに過ぎず、エアー回路は上記実施例に限るものではないことは勿論であり、密閉タンク(60)内の負圧と正圧の切換えが速くできるほど望ましいのは当然である。
インキ粘度調整装置(8)(図3、図5)
上記印刷機の、インキ貯留部(11)とインキ補給装置(3)との間のインキ流路系F1の適所にインキ粘度調整装置(8)が連繋される。インキタンク(30)もインキ流路系F1に含まれる。
図5に示す如く、インキ粘度調整装置(8)は、インキ流路系F1からインキを採取してインキ粘度を測定するインキ粘度測定器(9)と、インキの粘度測定の値に応じてインキ流路系F1に薄め液を供給する薄め液供給流路系F2とによって構成される。
実施例では、インキ補給装置(3)のインキタンク(30)からインキ供給管(97)を介してインキ粘度測定器(9)にインキを採取する。
インキ粘度測定器(9)は、粘度カップ(90)と、該粘度カップ(90)内に所定量のインキが収容されたときのインキ液面高さ位置に対応して粘度カップ(90)内に侵入して配備された第1端子(91)と、粘度カップ(90)のインキ流出口(90a)から流出したインキに触れる位置に設けられた第2端子(92)と、粘度カップ(90)が兼用する第3端子(93)と、第1、第2、第3端子が連繋された制御部(99)とによって構成される。
粘度カップ(90)、第1端子(91)、第2端子(92)は密閉ケース(94)内に収容される。
密閉ケース(94)は、縦向き透明筒(95)の上下両端を端板(96)(96a)で塞いで形成され、全体に絶縁体である。
夫々棒状の第1、第2端子(91)(92)は上端板(96)を貫通して、第1端子(91)は下端が粘度カップ(90)に侵入し、第2端子(92)は下端が下端板(96a)に軽く接触する程度まで沈んでいる。
第1端子(91)の下端高さは、粘度カップ(90)に所定量のインキが溜まったときのインキ液面高さに対応している。
粘度カップ(90)は、上端板(96)を貫通した導電性の支え杆(93a)によって支持されている。
密閉ケース(94)の上端板(96)を貫通して薄め液供給流路系F2が連繋される。実施例の薄め液供給流路系F2は、水道蛇口(図示)に繋がった管路(81)を密閉ケース(94)内に開口させたもので、管路(81)は、密閉ケース(94)内に設けたノズル(83)に繋がっている。
実施例では、管路(81)から密閉ケース(94)内に供給される水は、インキを薄めるための薄め液になるのは勿論のこと、粘度カップ(90)を含む密閉ケース(94)内を洗浄する洗浄液ともなる。
管路(81)には電磁式の弁(82)が設けられている。
粘度カップ(90)にインキを供給するインキ供給管(97)は、前記インキ流路系F1のインキタンク(30)から延びて密閉ケース(94)の上端板(96)を貫通し、粘度カップ(90)の上方で開口している。インキ供給管(97)には弁(97a)が設けられている。
密閉ケース(94)の下端端板(96a)を貫通して排出管(98)がインキタンク(30)に開口する様に繋がれる。排出管(98)には切替え弁(98a)、該切替え弁(98a)よりインキタンク(30)側に逆止弁(98b)が設けられる。
切替え弁(98a)は、排出管(98)の遮断、密閉ケース(94)とインキタンク(30)の連通或いは密閉ケース(94)と洗浄液放出部(5)の連通の3位置の切替えが可能である。
逆止弁(98b)は、密閉ケース(94)からインキタンク(30)へのインキの流れは許すが、その逆の流れは阻止する。
上記切替え弁(98a)から前記洗浄液放出部(5)へ放出管(98c)が延びている。
密閉ケース(94)を貫通して加圧及び減圧用の共用管(35´)を介してエアー回路Y´が連繋される。該加圧及び減圧用エアー回路Y´は、前記インキ供給・回収装置(6)を動作させる加圧及び減圧用エアー回路Yと同様の構成であるので、詳細説明は省略する。
前記インキ粘度測定器(9)の第1端子(91)、第2端子(92)及び第3端子(93)である粘度カップ(90)に繋がった支え杆(93a)は、制御部(99)に含まれる演算部(99a)に繋がれる。
インキ供給管(97)上の弁(97a)、排出管(98)上の切替え弁(98a)、加圧及び減圧用エアー回路Y´の信号伝達系、薄め液供給流路系F2の弁(82)も制御部(99)に連繋される。
印刷機は、インキ缶(63)から空のインキ貯留部(11)にインキを供給するインキ供給モード、印刷運転中に、インキ貯留部(11)とインキ缶(63)との間でインキを循環させるインキ循環モード、インキ残量が少なくなったインキ缶(63)にインキタンク(30)内のインキを補充するインキ補充モード、インキ貯留部(11)からインキをインキ缶(63)に回収するインキ回収モード、前記インキ循環モード中、インキ流路系F1のインキの粘度を測定するインキ粘度測定モード、インキ付けロール(1)と絞りロール(2)及びインキ補給装置(3)を洗浄する洗浄モードの各モードに応じて制御される。
次に、印刷機の各モードについてその動作を具体的に説明する。
インキ供給モード
ノズル(4)の高さは、「高位置」又は「中間位置」とする。
インキ補給装置(3)の切替え弁(45)によって、第2パイプ(62)を閉じておく。
インキ供給・回収装置(6)の密閉タンク(60)を加圧及び減圧用エアー回路Yによって加圧し、インキ缶(63)内のインキを第1パイプ(61)、可撓性チューブ(43)を介してノズル(4)からインキ貯留部(11)に押し出す。
インキ貯留部(11)へインキを供給している間、インキ付けロール(1)(2)は回転させておき、インキ液面の線がロール(1)(2)に付着することを防止すると共に、インキに刺激を与えて攪拌効果を得る。
インキ供給・回収装置(6)はインキ貯留部(11)の近傍に配置されており、インキ缶(63)から速やかにインキを吸引できるのでインキ供給の立ち上がりを速くできる。
インキ供給の間、ベース台(47)、即ち、ノズル(4)は、インキ貯留部(11)のインキ貯留部(11)の略全長に亘って1又は複数回往復走行する。
インキ貯留部(11)のインキ液面の高さが設定高に達したことを液面センサー(図示せず)が検出してインキ供給は停止する。
インキ循環モード(印刷運転中)
ノズル(4)を「中間位置」にし、密閉タンク(60)内を、加圧及び減圧用エアー回路Yによって減圧し、インキ貯留部(11)のインキをインキ缶(63)に吸引回収する。インキ缶(63)とインキ補給装置(3)の流通管(44)は遮断されているから、インキ補給装置(3)側には吸引力は及ばない。
加圧及び減圧用エアー回路Yによって、密閉タンク(60)内の加圧と減圧を繰り返して、インキ貯留部(11)へのインキの供給と回収を繰り返す。
詳しくは、図8Aに示す、インキ貯留部(11)の中央にて、「高位置」で待機しているノズルが、図8Bに示す様に、インキ貯留部(11)の一端側に移動し、「中間位置」に下降した状態で、横に50cmスライドしながら、インキ回収動作を行う。
このときのインキの回収量は、印刷の継続に支障のない範囲で多いほど望ましい(以下、同じ)。インキ貯留部(11)とインキ缶(63)との間でのインキの移動量が多くなるほど、インキの粘度上昇を抑える効果が増すからである。
次に、ノズル(4)を「高位置」にしてインキ貯留部(11)の他端側へ移動させる(図8C)。
ノズル(4)がインキ貯留部(11)の他端に達すれば、ノズル(4)高さを「中間位置」に戻し、50cm横移動させながら、インキ貯留部(11)のインキをインキ缶(64)に回収する。
次に、ノズル(4)高さを「高位置」にしてインキ貯留部(11)の中央位置に戻すと共に、インキ缶(63)のインキをインキ貯留部(11)に設定高さまで供給する。
以上がインキ循環の1サイクルであって、循環モード(印刷運転中)は、このサイクルを繰り返す。
ノズル(4)がインキ貯留部(11)の端部でインキを回収している間、回収部分の液面が下がってインキ貯留部(11)の中央側から回収部分へインキが移動し、インキの流れが生じる。これによって、インキは撹拌され、インキ貯留部(11)内のインキ粘度の高まりを抑えることができる。
尚、インキ循環モード中、ノズル(4)を「中間位置」のままとすれば、ノズル(4)がインキ貯留部(11)内のインキを撹拌して、インキ粘度上昇を一層効果的に防止できる。
インキ補給モード
印刷運転中のインキの消費によって、インキ缶(63)のインキ残量が設定値よりも少なくなれば、前記インキ残量検出器(図示せず)がこれを検出して、切替え弁(45)を切り替えて、インキ補給装置(3)の流通管(44)をインキ缶(63)に連通させる共に、ポンプ手段(48)を運転する。インキタンク(30)内のインキはインキ缶(63)に供給される。
所定量のインキ補給すれば、ポンプ手段(48)の運転を停止すると共に、切替え弁(45)によって、第2パイプ(62)を遮断する。
上記インキ補充運転中は、加圧及び減圧用エアー回路Yの運転は止めておくことが望ましい。
上記インキ缶(63)へのインキ補充は、印刷運転を続行したまま、何の支障もなく行うことができる。
インキ回収モード
印刷の段取り替え等によって、インキ貯留部(11)のインキを回収するには、ロール(1)(2)の回転を停止し、ノズル(4)を「低位置」に下ろす。
加圧及び減圧用エアー回路Yにより、密閉タンク(60)を減圧して、インキ貯留部(11)のインキをインキ缶(63)に回収する。
インキ回収の間、ノズル(4)は、インキ貯留部(11)の略全長に亘って1又は複数回往復走行する。
インキ回収の間、ロール(1)(2)の回転を停止するのは、「低位置」にあるノズル(4)が、ロール間へ噛み込むことを防止するためである。
インキ貯留部(11)内のインキは、「低位置」のノズル(4)に作用する真空圧によって密閉タンク(60)側に吸引回収されるから、ノズル(4)をインキ貯留部(11)の全長に亘って1、2回往復させれば、インキ貯留部(11)内の殆どの量のインキを吸引回収できる。
洗浄モード
ノズル(4)を「中間位置」にして、インキ付けロール(1)と絞りロール(2)を印刷中と同じ様に回転させつつ、洗浄液供給部(7)をONにしてロール表面に洗浄液を供給する。ロール表面のインキを洗い流した洗浄廃液は、インキ貯留部(11)に溜まる。
次に、インキ付けロール(1)と絞りロール(2)の回転を停止させ、ベース台(47)上の廃液吸引ノズル(73)(73)を下降させて吸引を働かせると共に、ベース台(47)を横移動させる。同時に堰部材(12)(12)に繋がっている廃液吸引管(13)(13)に吸引を働らかせる。これによって、インキ貯留部(11)溜まっている洗浄廃液は、速やかに排水溝(52)に排水される。
上記、インキ付けロール(1)と絞りロール(2)の洗浄と平行して、インキ補給装置(3)の洗浄も行うことができる。
インキ補給装置(3)のポンプ手段(48)とインキタンク(30)との間の切換え部(46)を排水溝(52)に切り替え、インキ補給装置(3)の切替え弁(45)を切り替えて、流通管(44)を洗浄液供給管(72)に連通させる。流通管(44)に洗浄液が流れ込んで流通管(44)内が洗浄される。ポンプ手段(48)を逆運転して、流通管(44)内の洗浄廃液を排水溝(52)に強制排水する。洗浄廃液がポンプ手段(48)と切換え部(46)を通過することにより、それらの洗浄も行われる。
インキ粘度測定モード
前記インキ循環モード中、前記インキ粘度調整装置(8)によって、インキタンク(30)内のインキ、即ち、インキ流路系F1のインキの粘度が高すぎることのない様に粘度調整される。
図5に示す如く、排出管(98)及び薄め液供給流路系F2を弁(98a)(82)で遮断し、インキ供給管(97)上の弁(97a)を開いた状態で、加圧及び減圧用エアー回路Y´によって密閉ケース(94)内を減圧すると、インキタンク(30)からインキ供給管(97)を通じて粘度カップ(90)にインキが供給される。
粘度カップ(90)のインキ流出口(90a)からインキが糸を引く様に途切れることなく流れ出して密閉ケース(94)の底に溜まり、第2端子(92)は密閉ケース(94)の底に溜まるインキに接する。これによって、第2端子(92)と第3端子(93)を兼用する粘度カップ(90)とがインキを介して導通する。
粘度カップ(90)からのインキの流れ出し量に比べて、粘度カップ(90)へのインキ供給量が大であるから粘度カップ(90)内のインキ液面は上昇する。
インキ液面が第1端子(91)の下端まで上昇すると、第1端子(91)と第2端子(92)がインキを介して導通する。これによって、制御部(99)は、インキ粘度検出開始を検知すると共に、インキ供給管(97)上の弁(97a)を閉じて粘度カップ(90)へのインキの供給を停止し、加圧及び減圧用エアー回路Y´の運転を停止する。
粘度カップ(90)内のインキがインキ流出口(90a)から排出し終わると、粘度カップ(90)と第2端子(92)との間(504)の導通が遮断されて検出終了(インキ排出終了)を検知する。
制御部(99)の演算部(99a)では検出開始から検出終了までに要する時間からインキの粘度を測定し、測定したインキ粘度の値が、設定した値よりも低い場合、薄め液供給流路系F2の弁(82)をタイマー制御によって一定時間だけ開く信号を発する。
これによって、密閉ケース(94)内に、一定量の薄め液(水)が供給される。
薄め液供給流路系F2の弁(82)を閉じ、排出管(98)上の切替え弁(98a)をインキタンク(30)に連通する様に切り替えてから、加圧及び減圧用エアー回路Y´を運転して密閉ケース(94)内を加圧する。
インキの混じった薄め液がインキタンクに供給され、インキタンク内のインキを薄める。
以上でインキ粘度調整の1サイクルが終了する。
図6は、上記した第1端子(91)と第2端子(92)で粘度カップ(90)の液面高さを検出し、第3端子(93)である粘度カップ(90)と第2端子(92)によって、インキ排出を検出する回路の概略説明図である。
インキが粘度カップ(90)に供給されて、粘度カップ(90)から流れ落ちるインキによって粘度カップ(90)と第2端子(92)との間(104)が導通し、インキ液面が第1端子(91)に達するまで上昇すると、回路(S1)のリレー(500)が働いて、2つの回路(S2)、(S3)の自己保持接点(501)(502)を閉じる。回路(S3)の働きにより、前記加圧及び減圧用エアー回路Y´の残圧抜きバルブ弁(409)が開いて、粘度カップ(90)へのインキの供給が遮断される。
粘度カップ(90)からのインキの流出が終わって、粘度カップ(90)と第2端子(92)との間(104)の導通が遮断されると、回路(S2)の自己保持接点(501)は開く。該接点(501)が閉じていた時間が、粘度カップ(90)からのインキ排出に要した時間となる。
実施例では、印刷機の印刷運転中は、インキ粘度の1サイクルが終了すると、自動的に次のインキ粘度調整の動作に移る様に設定されている。
上記インキ粘度測定器(9)では、粘度カップ(90)は、透明筒(95)に収容されており、外部からも粘度カップ(90)へのインキ供給と、粘度カップ(90)からのインキの垂れ落ちの状態を知ることができので、インキ粘度測定器(9)の動作状況を外部から把握でき便利であり、安心感を得ることができる。
前記インキ補給装置(3)の洗浄モードにおいて、前記インキ粘度調整装置(8)の密閉ケース(94)の洗浄を平行して行うことができる。
インキ供給管(97)上の弁(97a)を閉じ、排出管(98)上の切替え弁(98a)も閉じる。薄め液供給流路系F2の弁(82)を開いてノズル(83)から密閉ケース(94)内に洗浄水(水道水)を導入する。粘度カップ(90)を含む密閉ケース(94)内全体に水が噴射される様にノズル(83)を設計しておくことによって、密閉ケース(94)内の洗浄効果を高めることができる。
薄め液供給流路系F2の弁(82)を閉じ、排出管(98)上の切替え弁(98a)を洗浄液放出部(5)側に切り替える。
加圧及び減圧用エアー回路Y´を運転して、密閉ケース(94)内を加圧し、該ケース内の洗浄廃液を洗浄液放出部(5)へ強制排出する。
上記のインキ供給・回収装置は、インキタンク(30)を印刷機の外側に配備できるから、インキタンク(30)へのインキの補充に際し、印刷ユニットU1、U2、U3間を開く必要がない。又、インキタンク(30)へのインキ補充は、いつでも自由に出来るため、印刷中でもインキ補充ができ、印刷機の稼働率を高めることに大いに貢献できる。
又、インキタンク(30)を低位置に配置することによって、該インキタンク(30)へのインキ供給が楽にできる。
又、本発明では、インキ流路系F1のインキの粘度を粘度測定器(9)によって測定し、必要に応じて薄め液を自動供給するから、インキの粘度が上がり過ぎて、印刷に支障となることはない。
又、インキ粘度調整装置(8)は、粘度カップ(90)にインキが供給されて、第1端子(91)と、第2端子(92)とがインキを介して電気的に導通状態となったときに検出開始信号及びインキ供給管(97)からのインキの供給停止信号を発するから、粘度カップ(90)へのインキの供給が不安定であっても、検出開始時の粘度カップ(90)内のインキ量を設定量に一定させることができる。
粘度カップ(90)からインキの排出が終了して、第3端子(93)と第2端子(92)の電気的導通が遮断されたときに検出終了信号が発せられ、制御部(99)は検出開始から検出終了までに要する時間からインキの粘度を測定する。測定したインキ粘度の値から必要に応じて、薄め液供給流路系F2からインキ流路系F1に薄め液を供給すればよい。
上記の如く、粘度検出開始時の粘度カップ(90)内のインキ量は設定量であるから、正しい粘度検出が可能となる。又、検出用の端子(91)(92)(93)が直接にインキに触れることによって、インキの存在の有無を検出するため、粘度検出の正確度を一層向上させることができる。
インキ粘度調整装置(8)は、測定したインキ粘度の値が、設定したインキ粘度の値よりも大のときに、一定量の薄め液を供給するから、インキ粘度を下げることができる。
インキ流路系F1を流れるインキは、薄め液を供給しない限りインキの粘度が低下することはないから、インキ粘度の測定結果によって、薄め液を供給するか否かの判断で済むため、制御回路を簡素化できる。又、薄め液の1回当たりの供給量は、タイマー制御による該弁(82)の開き時間の設定で行うため、この点でも制御回路を簡素化できる。
インキ粘度調整装置は、粘度カップ(90)を収容した密閉ケース(94)内を減圧することによってインキ供給管(97)から粘度カップ(90)へインキを供給し、密閉ケース(94)内を加圧することによって、粘度カップ(90)から垂れ落ちて密閉ケース(94)の底に溜まったインキを、排出管(98)を通じてインキ流路系F1に戻すことができ、インキが密閉ケース(94)から零れ出て無駄に消費したり、密閉ケース(94)の周辺をインキで汚すことを防止できる。
上記実施例の説明は本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは該範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で、種々の変形が可能であることは勿論である。
インキ付けロール(1)上のインキを絞る絞り部材(20)として絞りロール(2)を用いたが、これに限定されることはなく、図9に示す如く、インキ付けロール(1)に対して該ロールの全長に亘って帯状板(22)を押圧接触させ、両者の間にインキ貯留部(11)を形成することもできる。
インキ補給装置(3)のポンプ手段(48)は、チュービングポンプに限定されるものではなく、流体を正、逆方向に切り替えで移送できれば、ポンプの種類は問わない。
又、一方向にのみ流体移送可能な2基のポンプを、移送方向が異なる様に配備し、モードに応じて必要な方のポンプを作動させてもよい。
インキ循環モードの制御、ロール洗浄のモードも上記に限定されるものではなく、夫々の目的を達することが出来れば任意に制御できるのは勿論である。
流通管(44)の切替え部(46)も、フレキシブルチューブ(44c)を手動でインキタンク(30)と洗浄廃液放出部(5)に切り替えることに限定はされず、流通管(44)の下端に電磁式切替弁(図示せず)を介して、インキタンク(30)と洗浄廃液放出部(5)側へ短い配管を行ない、切替弁によって、流通管(44)をインキタンク(30)側或いは洗浄廃液放出部(5)側へ切り替えることができる。
実施例では、図8に示す、印刷運転中のインキ回収とインキ供給によるインキ循環サイクルにおいて、ノズル(4)にてインキ貯留部(11)の端部を適宜区間(例えば50cm)走行させながらインキを回収したが、ノズル(4)をインキ付けロール(1)の端部側で停止状態で吸引回収しても可く、インキ循環サイクルにおけるインキの吸引回収では必ずしもノズル(4)を一定区間走行させる必要はない。
実施例の洗浄廃液放出部(5)は、印刷機設置床に開設した溝(52)であるが、廃液専用タンクとすることも勿論可能である。
実施例では、インキ付けロール(1)に版胴(17)を直接に接触させているが、インキ付けロール(1)と版胴(17)との間に中間ロール(図示せず)を介在させて、インキ付けロール(1)から間接的に版胴(17)にインキを転移させることもできる。
又、インキ粘度調整装置において、粘度カップ(90)のインキ液面の高さを検出する第1端子(91)と第2端子(92)の内、第2端子(92)は下端を密閉ケース(94)の底に近接するほど接近させているが、第2端子(92)の下端をL字状に屈曲させて、屈曲端が粘度カップ(90)のインクの垂れ落ち路に位置する様にしても検出可能である。
又、第1端子(91)と、粘度カップ(90)が兼用する第3端子(93)とによっで粘度カップ(90)の液面高さを検出することもできる。粘度カップ(90)内のインキ液面が第1端子(91)の下端に達すると、粘度カップ(90)内のインキを介して、第1端子(91)と第3端子(93)が導通するからである。
粘度カップ(90)内のインキが排出を完了したことは、前記同様にして第1端子(91)と第2端子(92)の導通が遮断されたことによって検出すればよい。
第1端子(91)と、粘度カップ(90)が兼用する第3端子(93)とによって粘度カップ(90)の液面高さを検出し、粘度カップ(90)内のインキが排出を完了したことは、前記同様にして第2端子(92)と第3端子(93)の導通が遮断されたことによって検出することができる。図7にこの回路の概略を示す。
インキが粘度カップ(90)に供給されて、該カップ内のインキ液面が上昇して第1端子(91)に接すると、第3端子(93)と第1端子(91)とが導通し、回路(S1´)のリレー(510´)が働いて、2つの回路(S2´)、(S3´)の自己保持接点(501´)(502´)を閉じる。
回路(S3´)の働きにより、前記加圧及び減圧用エアー回路Y´の残圧抜きバルブ弁(409)が開く。
粘度カップ(90)からのインキの流出が終わって、第2端子(92)と第3端子(93)との間(504の導通が遮断されると、回路(S2´)の自己保持接点(501´)は開く。該接点(501´)が閉じられていた時間が、粘度カップ(90)からのインキ排出に要した時間となる。
前記実施例では、第2端子(92)を粘度カップ(90)のインキ落下路の真下へ屈曲させたが、第2端子(92)は下端を、密閉ケース(94)の底に近接する位置まで延ばして、粘度カップ(90)から密閉ケース(94)の底な筋状に流れ落ちるインキに触れることによって、粘度カップ(90)と第2端子(92)の導通を検出することもできる。
インキ粘度の判定に際し、粘度カップ(90)から所定量のインキの排出が、設定時間内に終了しない場合、即ち、第2端子(92)と第3端子(93)とのインキを介した電気的導通が設定時間を超えて続いたままであると、薄め液供給流路系F2からインキ流路系F1に薄め液を供給して、インキ流路系F1のインキの粘度調整を行うこともできる。
何らかの原因で、粘度カップ(90)のインキ流出口(90a)が詰まった場合、上記2つのインキ粘度の判定方法では、インキ粘度の調整が出来ない。これに備えて、粘度カップ(90)からインキの排出が終わる許容安全時間を設定し、安全時間を超えてインキ粘度の判定開始或いは判定終了の信号がない場合、警報を発したり、印刷機の運転を停止させることも可能である。
尚、インキ粘度の判定値に応じて、薄め液供給流路系F2の弁(82)が開放している時間を制御して、薄め液の供給量を変えることも可能である。
印刷機の概略正面図である。 印刷ユニットの一部を破断した斜面図である。 インキ供給・回収装置の説明図である。 インキ供給・回収部とインキ補給部の関係を示す説明図である。 インキ粘度調整装置の説明図である。 第1端子と第2端子で粘度カップの液面を検出する簡略回路説明図である。 第1端子と第3端子で粘度カップの液面を検出する簡略回路説明図である。 ノズルの動作説明図である。 インキ付けロールに対する絞り部材の他の実施例の断面図である。 従来例のインキ粘度検出手段の説明図である。
符号の説明
1 インキ付けロール
11 インキ貯留部
2 絞りロール
3 インキ補給装置
30 インキタンク
4 ノズル
44 流通管
48 ポンプ手段
6 インキ供給・回収装置
60 密閉タンク
63 インキ缶
7 洗浄液供給部
8 インキ粘度調整装置
9 インキ粘度測定器

Claims (5)

  1. インキ付けロール(1)と該インキ付けロールに押圧接触した絞り部材(20)との間に形成され該ロールに沿う長手方向の両端が堰部材(12)(12)によって閉塞したインキ貯留部(11)と、インキ貯留部(11)に臨みインキの供給、回収を兼用するノズル(4)と、インキ貯留部(11)の近傍にて、インキ付けロール(1)と平行にスライド移動可能に配備されており、該貯留部(11)へのインキの供給と回収を行うインキ供給・回収装置(6)とを具えた印刷ユニットを有する印刷機において、
    インキ供給・回収装置(6)には、インキの補充を行うインキ補給装置(3)が連繋されており、
    インキ供給・回収装置(6)は、内部を負圧と正圧に切り替え可能な密閉タンク(60)と、該密閉タンク内に配備されたインキ缶(63)と、前記ノズル(4)に連繋され密閉タンク(60)を貫通してインキ缶(63)に達する第1パイプ(61)とによって構成され、
    インキ補装置(3)は、印刷ユニットの側壁の外側に設けられたインキタンク(30)と、該インキタンク(30)から前記密閉タンク(60)側に延びる流通管(44)と、密閉タンク(60)を貫通して一端が前記インキ缶(63)内に侵入し、他端が流通管(44)に接続された第2パイプ(62)と、流通管(44)上に配備されたポンプ手段(48)とによって構成されており、
    流通管(44)は、印刷ユニットの側壁に沿ってインキタンク(30)から上方に延びる縦管(44a)と、縦管(44a)の上端から密閉タンク(60)に向かう第1フレキシブルチューブ(44b)と、縦管(44a)の下端から延長した第2フレキシブルチューブ(44c)とを含んでおり、
    第1フレキシブルチューブ(44b)と第2パイプ(62)は、洗浄液供給管(72)と繋がれた切替え弁(45)を介して接続されており、第2フレキシブルチューブ(44c)は、流通管(44)をインキタンク(30)と洗浄廃液放出部(5)とに切り換える切換え部(46)である印刷機。
  2. ポンプ手段(48)は、第2フレキシブルチューブ(44c)を押圧して弾性変形させるチュービングポンプである、請求項1に記載の印刷機。
  3. 流通管(44)を含むインキ流路系F1には、インキ粘度調整装置(8)が連繋され、該インキ粘度調整装置は、インキ流路系F1から分岐してインキの供給を受けてインキ粘度を測定するインキ粘度測定器(9)と、インキの粘度測定の値に応じて流通管(44)を含むインキ流路系F1に薄め液を供給する薄め液供給流路系F2とからなり、インキ粘度測定器(9)は、インキ流路系F1からインキの供給を受ける粘度カップ(90)と、該粘度カップ(90)内に所定量のインキが収容されたときのインキ液面高さ位置に対応して粘度カップ(90)内に侵入して配備された第1端子(91)と、粘度カップ(90)のインキ流出口(90a)から流出したインキに触れる位置に設けられた第2端子(92)と、粘度カップ(90)が兼用する第3端子(93)と、第1、第2、第3端子が連繋された制御部(99)とによって構成され、第1端子(91)と、第2端子(92)又は第3端子(93)とがインキを介して電気的に導通状態となったときに検出開始信号及びインキの供給停止信号を発し、粘度カップ(90)からインキの排出が終了することによって第3端子(93)と第2端子(92)のインキを介した電気的導通が遮断されたときに検出終了信号を発し、制御部(99)では検出開始から検出終了までに要した時間からインキの粘度を測定し、測定したインキ粘度の値から必要に応じて、薄め液供給流路系F2からインキ流路系F1に薄め液を供給する、請求項1又は2に記載の印刷機。
  4. 薄め液供給流路系F2にはインキ流路系F1に薄め液の供給と供給遮断を切り替える弁(82)が設けられ、制御部(99)は測定したインキ粘度の値が、設定したインキ粘度の値よりも大のときに、薄め液がインキ流路系F1に供給される様に、タイマー制御によって該弁(82)の開閉を行う請求項3に記載の印刷機。
  5. 第1端子(91)、第2端子(92)及び粘度カップ(90)は密閉ケース(94)内に収容され、粘度カップ(90)にインキを供給するインキ供給管(97)が該密閉ケース(94)の壁面を貫通して配備され、密閉ケース(94)から排出管(98)が設けられ、該密閉ケース(94)に加圧用及び減圧用の配管が接続され、密閉ケース(94)内を減圧することによってインキ供給管(97)から粘度カップ(90)へインキを供給し、密閉ケース(94)内を加圧することによって、密閉ケース(94)内のインキを排出管(98)を通じてインキ流路系F1に戻す請求項3又は4に記載の印刷機。
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