JP5954564B2 - 液体洗浄充填ユニットを含む装置、画像形成装置における液体洗浄充填方法、液体洗浄充填キットを含む装置 - Google Patents

液体洗浄充填ユニットを含む装置、画像形成装置における液体洗浄充填方法、液体洗浄充填キットを含む装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5954564B2
JP5954564B2 JP2012032019A JP2012032019A JP5954564B2 JP 5954564 B2 JP5954564 B2 JP 5954564B2 JP 2012032019 A JP2012032019 A JP 2012032019A JP 2012032019 A JP2012032019 A JP 2012032019A JP 5954564 B2 JP5954564 B2 JP 5954564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
tank
cleaning
ink
filling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012032019A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013166344A (ja
Inventor
秋山 佳孝
佳孝 秋山
真太 守屋
真太 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012032019A priority Critical patent/JP5954564B2/ja
Publication of JP2013166344A publication Critical patent/JP2013166344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5954564B2 publication Critical patent/JP5954564B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は液体洗浄充填ユニットを含む装置、画像形成装置における液体洗浄充填方法、液体洗浄充填キットを含む装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
画像形成装置として用いられるインクジェット記録装置におけるインク供給方式として、記録ヘッド側にヘッドタンク(サブタンク、バッファタンクなども同義とする。)を、装置本体側にメインタンクを配置して、メインタンクからヘッドタンクにインクを補充供給し、ヘッドタンクから記録ヘッドにインクを供給する方式が知られている。
ところで、画像形成装置を、用途により、1台の装置で異なる種類のインクを入替えて使用することがある。例えば、染料インクと顔料インクを入れ替えたり、モノクロインクをカラーインクに入れ替えたりといったように、異なる種類のインクを使用することがある。
そのため、それぞれのインクが混合しないように、インクを入れ替えるときには、洗浄液や空気を供給流路内に供給して、ヘッドまでの流路を洗浄した後、入れ替えるインクを流路に供給する方法が知られている(特許文献1)。
特開2001−219579号公報
しかしながら、液体による置換洗浄によるインク入替方法では、ヘッドタンク内にある液体の流れによどみが生じ、ヘッドタンク内全てを洗浄するには、多量の液体を流す必要があり、時間も必要であるという課題がある。
また、気体を圧送する方法では、ノズル部へ気体が混入し、インク入替え後インクを吐出させるときに、この気泡が排出できずに不吐出を発生させるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、タンク内での液体のよどみの発生を低減して、少量の液体で洗浄可能で、ノズルへの気泡混入を抑えつつ、短時間で液体入れ替え作業を行うことができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体洗浄充填ユニットを含む装置は、
液滴を吐出するヘッドと、
前記ヘッドに供給する液体を収容するタンクと、を有し、
記ヘッド及び前記タンクを洗浄して前記液体を充填する液体洗浄充填ユニットを含む装置であって、
前記液体洗浄充填ユニットは、
充填する前記液体を収容した液体収容手段と、
前記液体収容手段内の液体を加圧して前記液体を前記タンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、
圧縮気体を前記タンクの液体供給ポートに圧送する手段と、を備え、
前記ヘッド及び前記タンク内の液体を入れ替えるときに、
前記タンク内へ前記圧縮気体を供給し、前記タンク内の液体を排出させ、
前記タンク内の前記液体が全て排出していない状態で、前記液体収容手段の前記液体を供給し、
供給した前記液体で前記タンクを満たす、ことを繰り返しながら、前記ヘッド及び前記タンク内の洗浄が行われる
構成とした。
本発明によれば、タンク内での液体のよどみの発生を低減して、少量の液体で洗浄可能で、ノズルへの気泡混入を抑えつつ、短時間で液体入れ替え作業を行うことができる。
本発明の第1実施形態の説明に供するインク供給系の模式的説明図である。 図1のA−A線に沿う模式的断面説明図である。 同インク供給系にインク洗浄充填キットを接続したときの模式的説明図である。 同インク洗浄充填キットによるインク洗浄充填動作の説明に供するフロー図である。 本発明の第2実施形態の説明に供するインク供給系の模式的説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供するインク供給系の要部模式的説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供するインク供給系の模式的説明図である。 同実施形態のインク洗浄充填キットによるインク洗浄充填動作の説明に供するフロー図である。 本発明の第5実施形態の説明に供するインク供給系の模式的説明図である。 本発明の第6実施形態の説明に供するインク供給系の要部模式的説明図である。 本発明に係る画像形成装置の全体構成の一例の説明に供する模式的説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。図1は同実施形態におけるインク供給系の模式的説明図、図2は図1のA−A線に沿うヘッドタンクの断面説明図である。
液体吐出ヘッドユニット(以下、単に「ヘッドユニット」ともいう。)1は、液滴を吐出するヘッド2と、ヘッド2に供給するインクを収容するヘッドタンク(以下、単に「タンク」ともいう。)4とを備えている。
ヘッド2は、液滴を吐出する複数のノズル11と、各ノズル11が連通する液室12と、各液室12にインクを供給する共通液室13と、共通液室13にインクを供給される供給口(インク供給ポート)14と、共通液室13からインクを排出する排出口(インク排出ポート)15などを備えている。
ヘッドタンク4は、タンクケース21内に、ヘッド2に供給するインクを収容するインク収容部22と、インク収容部22からインクをヘッド2の供給口14に供給する供給ポート24と、ヘッド2の排出口15から排出されるインクを排出流路39に排出する排出経路25と、収容部22と排出経路25を通じる通路26とが設けられている。
インク収容部22の天面22aは傾斜面に形成され、このインク収容部22の天面22aの最も高い部位22bと、このインク収容部22の天面22aの最も高い部位22b以上の高さの排出経路25の部位とを通路26で連通している。なお、通路26の流体抵抗は、ヘッド2のインク供給ポート14からインク排出ポート15までの流体抵抗よりも大きく形成されている。
また、ヘッドタンク4の上部には、インク収容部22内のインク量が所定量以下になったことを検知するための2対の検知電極29a、29bを装着している。この検知電極29a、29bは、図示しない検知信号を入力する制御部に接続され、液量検知センサを構成している。
この検知電極29a、29bが何れもインクに浸されている状態と少なくとも一方がインクに浸されていない状態とで検知電極29a、29b間の導通状態が変化することによってインクが所定量以下になったことを検知することができるものである。
検知電極29aは,インク収容部22のインク量が満タン(Hレベル)の状態にあることを検知できるように、インク収容部22の天面22a付近に下端部が位置して設置されている。また、検知電極29bは、インク収容部22のインク量が少ない(Lレベル)状態にあることを検知できるように、インク収容部22の底面22c付近に下端部が位置して設置されている。
この液量検知センサを用いることにより、インク収容部22内のインク量がHレベル(検知電極29a,29bが共に導通状態),Lレベル(検知電極29a,29bが共に不通状態),HレベルとLレベルの間である中間レベル(検知電極29aが不通状態で,検知電極29bが導通状態)を検出できる。
また、ヘッドタンク4のタンクケース21は、一方が開口した部材であり、開口部には撓むことができる弾性変形可能な部材としてのフィルム部材23を貼り付けて、圧力変動を吸収する構成としている。
さらに、ヘッドタンク4の排出経路25の排出側は排出流路39に通じ、この排出流路39の先端部には開閉可能な開閉弁(開閉バルブ)54を設けている。この開閉バルブ54の他端は、後述するインク洗浄充填ユニット61の着脱可能な継手56Bを接続可能(連結可能)な構成としている。
一方、装置本体側には、ヘッドタンク4にインクを補充供給する交換可能なメインタンク(インクカートリッジ)5が配置されている。
このメインタンク5は、補充供給するインクと、該インクと外部の大気から遮断し、内部を密閉できるアルミなどが蒸着され複数の層からなるインク量に応じて自由に変形可能なインクパック6と、先端部にバルブが付いた着脱可能な継手56を設けており、インク供給経路51から着脱可能になっており、この継手56を取り外すことで容易にメインタンク5の交換ができるようになっている。
なお、継手56は、インク供給経路51側に連結された部分を継手56Aとし、メインタンク5側に連結された側を継手56Bとする。
このインク供給系においては、ヘッドタンク4に収容されたインクは、供給ポート24を通じてヘッド2の一端部のインク供給ポート14から共通液室13の一端部から供給され、共通液室13に供給され、排出経路25及び排出流路39内に充填される。そして、ヘッド2からの滴吐出に伴ってインクが消費されることにより、ヘッドタンク4からインクがヘッド2に供給され、メインタンク5からヘッドタンク4にインクが自然供給される。
次に、このインク供給系のヘッドユニット1にインクを初期充填する本発明に係る液体洗浄充填ユニットであるインク洗浄充填ユニット及びインク充填キットについて図3を参照して説明する。
インク洗浄充填ユニット61は、充填するインク中の溶存気体を取り除いたインクを封入し密閉した液体収容手段であるインクボトル63と、このインクをヘッドユニット1へ圧送(加圧送液)するための空気や窒素などの気体を封じた加圧手段である加圧ボンベ62とをユニット化(一体化)して構成している。
このインク洗浄充填ユニット61と回収液体収容手段である廃液ボトル64とを併せてインク洗浄充填キットを構成している。なお、ユニット化しないインクボトル63及び加圧ボンベ62と、廃液ボトル64とによってインク洗浄充填ユニット61を構成することもできる。
ボンベ62の先端には、開閉可能なタンクバルブ66が設けられている。タンクバルブ66の先は分岐されて、1つは、インクボトル63から供給されるインクと流路が切換え可能な三方切替弁168に連結されている。また、他の1つは、二方切替弁167を介して、インクボトル63に連結されている。
また、インクボトル63に通じる供給経路67には、インク供給経路51側の継手56Aと連結可能なメインタンク5と同じ継手56Bが設けられている。
さらに、ヘッドタンク4側の開閉弁(バルブ)54に接続可能な継手57を先端部に有するインク戻り経路53を有し、インク戻り経路53はインク充填により排出されるインクを回収する廃液ボトル64が取付けられている。
ここで、インクボトル63側の継手56Bは通常は閉じている状態で、継手56Aに接続(連結)した時に開くものを用いている。
そして、インクボトル63内のインクは、インク中の溶存気体を取り除いたインクを封入し内部の空気を排除し、継手56Bとタンクバルブ66により密閉されているものを用いている。インクボトル63からインクをヘッドユニット1へ圧送するために、インクボトル63を気体で加圧するときに、タンクバルブ66を開き、ボンベ62から圧縮気体を供給する構成としている。これは、インク充填時に加圧する気体がインク内に溶け込む量をできるだけ少なくするためである。
また、廃液ボトル64は、ヘッドユニット1から排出されるインクを収容するため、その分の容量をもつ廃液ボトルにすることで、廃液ボトル64からインクを溢れさせるおそれを避けることができる。
次に、このインク洗浄充填ユニット61及び廃液ボトル64を使用してヘッドユニット1を洗浄してインクを充填する充填方法について図4のフロー図も参照して説明する。
まず、図3に示すように、メインタンク5を継手56から外し、インク洗浄充填ユニット61を継手56で取付け、インク供給経路51とインクボトル63とを接続する。さらに、開閉弁(バルブ)54に継手57を介してインク戻り経路53を接続し、ヘッドタンク4の排出流路39と廃液ボトル64とを接続する(取付ける)。
次に、タンクバルブ66を開き、三方切替弁168をボンベ62と継手56とが通じる方向へ切り替え、さらに、開閉弁(バルブ)54を開き、加圧気体によりタンク4内のインクを排出流路39から廃液ボトル64へ排出させる。
ここで、タンク4内のインク残量が、検知電極29bでLレベルになったことが検知されたら二方切替弁167を開きボンベ62からの加圧気体をインクボトル63内に供給し,三方切替弁168をインクボトル63と継手56が通じる方向へ切換えることで、インクを供給する。
これにより、ヘッドタンク4にインクが供給されるので、検知電極29aでインクが充填された(Hレベルになった)ことを検知したら、再度、三方切替弁168をボンベ62と継手56が通じる方向に切換え、加圧気体を送り込み、ヘッドタンク4内のインクを排出流路39から廃液ボトル64へ排出させる。
この動作を繰り返し、ヘッドタンク4内の液体がインクボトル63内の液体に十分入れ替わるまで繰り返し行う。
この場合、加圧気体を供給しないで液体のみの送液を行って入れ替える方法では、ヘッドタンク4内のインクは、流れによどみが生じ、特にインク供給流路と供給ポートから遠いインク収容部22の天面22aのよどみが大きくなることが確認されている。
これに対し、本実施形態のように加圧気体を供給することで、インク収容部22の天面22a部分のインクが加圧気体により排出されため、洗浄用インクが少量で、かつ短時間でインクの洗浄(入れ替え)を行うことができるようになる。
そして、ヘッドタンク4内の液体がインクボトル63内のインクに十分入れ替わった後、インクボトル63内のインクでヘッドタンク4内を満たした状態で、開閉バルブ54を閉じる。その間、インクボトル63から送液されるインクでノズル11内のインクを入れ替えることができる。
その後、タンクバルブ66を閉じ、インク供給経路51へのインクの加圧送液を止め、継手56、継手57からインク洗浄充填ユニット61を取り外す。
そして、継手56からメインタンク5を取り付け、メインタンク5とヘッド2のノズル11との水頭差によって発生するインクの吐出に必要な負圧を作り出す。
その後、ここでは、図示しない弾性体、好ましくはシリコンゴム等のワイパ部材によりノズル表面をワイピングし、ノズル面11aに垂れたインクを払拭し、ノズル11のメニスカスを形成させ、インク充填を完了させる。
このようにして、ヘッド2のインクを洗浄し,入れ替えたインクを充填させ、常にメインタンク5からヘッドタンク4を通じてヘッド2にインクを供給してインク吐出可能な状態とすることができる。
この洗浄充填の各工程において,ヘッドタンク4内に加圧気体を送り込んだ場合、気体は、通路26から排出流路39へ排出される他は、ヘッドタンク4の上層部へ溜まり、ヘッドタンク4の底面22cまで達しなければ、共通液室13側へは流出しない。このため、ノズル11へ気泡が混入しないようにすることができる。
また、このインク洗浄充填ユニット61は、充填する液体を収容した液体収容手段と、液体収容手段内の液体を加圧して液体をタンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段とを備えているので、画像形成装置側に液体供給ポンプを設けないでも液体の初期充填を行なうことができ、画像形成装置の構成を小型化、簡素化できる。
また、インク洗浄充填ユニット61は、充填する液体を収容した液体収容手段と、液体収容手段内の液体を加圧して液体をタンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、タンクの液体排出ポートから排出される液体を回収して収容する回収液体収容手段とを備えているので、画像形成装置側に液体供給ポンプを設けないでも液体の初期充填を行なうことができ、画像形成装置の構成を小型化、簡素化できる。
次に、本発明の第2実施形態について図5を参照して説明する。図5は同実施形態のインク洗浄充填時の模式的説明図である。
ここでは、インク洗浄充填ユニット71として、前記第1実施形態におけるインク洗浄充填ユニット61(液体収容手段であるインクボトル63と、加圧手段である加圧ボンベ62とをユニット化したもの)と、回収液体収容手段である廃液ボトル64をも一体化(ユニット化)している。
この実施形態によるインク充填動作は前記第1実施形態と同様である。
このように、この液体洗浄充填ユニットは、充填する液体を収容した液体収容手段と、液体収容手段内の液体を加圧して液体をタンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、タンクの液体供給排出ポートから排出される液体を回収して収容する回収液体収容手段とを備えているので、画像形成装置側に液体供給ポンプを設けないでも液体の初期充填を行なうことができ、画像形成装置の構成を小型化、簡素化できる。
そして、この液体洗浄充填ユニットを使用して液体の充填を行なうことで、画像形成装置側に液体供給ポンプを設けないでも液体の初期充填を行なうことができ、画像形成装置の構成を小型化、簡素化できる。
さらに、ユニット化することで、持ち運びなどの取扱いが容易になる。
次に、本発明の第3実施形態について図6を参照して説明する。図6は同実施形態の要部模式的説明図である。
このインク洗浄充填ユニット81は、充填するインク中に溶け込む溶存気体を取り除いたインクを封入し密閉したインクボトル63と、インク充填により排出されるインクを回収する廃液ボトル64とをユニット化したものである。
インクボトル63には、コンプレッサーや加圧ポンプなどの加圧機構70よる圧縮気体を用いて、圧力調整手段であるレギュレータ69を介して継手58によりタンクバルブ66に接続する構成としている。
レギュレータ69(圧力調整手段)は、インクボトル63内のインクを加圧する圧縮気体の圧力を調整するために設けている。この圧力値は、インク流路の抵抗や、作業環境温度変化によるインク粘度変化など、ヘッドユニット1内に流入するインクの流速を調整し、流路内の気泡を移動させやすくし,インクを確実に充填できるように適切に選ぶことができる。したがって、圧力調整手段は前記第1、第2実施形態に適用することも好ましい。
なお、この実施形態によるインク充填動作は前記第1実施形態と同様である。
次に、本発明の第4実施形態について図7を参照して説明する。図7は同実施形態のインク洗浄充填時の模式的説明図である。
上記各実施例では、インクから交換インクへの直接入替えの例を説明したが、使用中のインクと交換インクが混ざり合うと、インクの凝集・固化によるノズル詰まりやインクの変色等の印写に不具合が生じてしまう場合がある。このような場合において、使用中のインクを不具合の発生しない洗浄液に入れ替えてから、次に使用するインクに入替えることでインク入替えを実施することが可能となる。
そこで、本実施形態においては、インク洗浄充填ユニット161は、前記第1実施形態におけるインク洗浄充填ユニット61を構成する、インクボトル63及び加圧ボンベ62に加えて、水のほか界面活性剤や保湿剤などを含有させたこのインクよりも粘度が低く、表面張力が低い水溶液を用いた洗浄液を封入した洗浄液収容手段である洗浄液ボトル165をユニット化(一体化)して構成している。
このインク洗浄充填ユニット161と回収液体収容手段である廃液ボトル164とを併せてインク洗浄充填キットを構成している。なお、ユニット化しないインクボトル63、洗浄液ボトル165、及び加圧ボンベ62と、廃液ボトル164とによってインク洗浄充填キットを構成することもできる。
加圧ボンベ62とインクボトル63及び洗浄液ボトル65との間は気体流路162で通じている。気体流路162には、加圧ボンベ62からの供給側に開閉可能なタンクバルブ66が設けられ,その先は,インクボトル63と洗浄液ボトル165,三方切替弁68へ分岐され,インクボトル63,洗浄液ボトル165から供給される液体の流路が切換可能な三方切替弁168が設けられている。
また、インク戻り経路53はインク及び洗浄液による洗浄により排出されるインク及び洗浄液を回収する廃液ボトル164を取付けられている。
ここで、前記第1実施形態と同様に、インクボトル63側の継手56Bは通常は閉じている状態で、継手56Aに接続(連結)した時に開くものを用いている。そして、インクボトル63内のインクは、インク中の溶存気体を取り除いたインクを封入し内部の空気を排除し継手56Bとタンクバルブ66により密閉されているものを用いている。
また、三方切替弁68は、継手56Bと洗浄液ボトル165が通じている状態にあり、三方切替弁168とインクボトル63間の液体流路内にはインクが詰まっている状態、もしくは真空の状態である。
インクボトル63からインクをヘッドユニット1へ圧送するために、インクボトル63を気体で加圧するときに、タンクバルブ66を開き、気体を供給する構成としている。これは、インク充填時に加圧する気体がインク内に溶け込む量をできるだけ少なくするためである。
また、廃液ボトル164は、ヘッドユニット1からの排出されるインク及び洗浄液を収容するため、その分の容量をもつ廃液ボトルにすることで、廃液ボトル164からインク及び洗浄液を溢れさせるおそれを避けることができる。
次に、この実施形態においてヘッドユニット1にインク及び洗浄液を充填する洗浄充填方法について図8のフロー図も参照して説明する。
まず、図7に示すように、メインタンク5を継手56から外し、インク洗浄充填ユニット161を継手56で取付け、インク供給経路51とインクボトル63及び洗浄液ボトル165とを接続する。さらに、開閉弁(バルブ)54に継手57を介してインク戻り経路53を接続し、ヘッドタンク4の排出流路39と廃液ボトル164とを接続する(取付ける)。
次に、タンクバルブ66を開き、三方切替弁68をタンクバルブ66と継手56が通じる方向へ切り替え、さらに開閉弁(バルブ)54を開き、ヘッドタンク4に加圧気体を供給して、ヘッドタンク4内のインクを排出流路39から廃液ボトル164へ排出させる。
ヘッドタンク4内のインク残量が検知電極29bでLレベルになったことを検知したときには、三方切替弁68,三方切替弁168を洗浄液ボトル165と継手56が連通する方向へ切換え、ヘッドタンク4に洗浄液を供給する。
次に、検知電極29aで液体(ここでは、洗浄液)が充填されたこと(Hレベルになったこと)を検知したときに、再度、三方切替弁68を加圧ボンベ62と継手56が連通する方向に切換え、加圧気体によりボンベ62から継手56に加圧気体を送り込み、ヘッドタンク4内のインクないし洗浄液を排出流路39から廃液ボトル164へ排出させる。
この動作を繰り返し、タンク4内の液体(インク)が洗浄液に十分入れ替わるまで繰り返し行う。
ヘッドタンク4内の液体が十分洗浄液で洗浄され、洗浄液へ入れ替わった後、三方切替弁68をボンベ62と継手56が通じる方向に切換え,加圧気体によりヘッドタンク4内に加圧気体を送り込み、検知電極29bでLレベルになったことが検知されるまでヘッドタンク4内の洗浄液を排出流路39から廃液ボトル164へ排出させる。
そして、三方切替弁68をインクボトル63と継手56が通じる方向へ切換え、ヘッドタンク4内への気体供給を止め,その後、三方切替弁168をインクボトル63と継手56が通じる方向へ切換え,インクをヘッドユニット1へ送液する。
ヘッドタンク4内の液体がインクボトル63内のインクに十分入れ替わった後、インクボトル63内のインクでヘッドタンク4内を満たした状態で、開閉バルブ54を閉じる。
これにより,インクボトル63から送液されるインクでノズル11内のインクを入れ替えることができる。
その後、タンクバルブ66を閉じ、インク供給経路51へのインク圧送を止め、継手56、継手57からインク洗浄充填ユニット161を取り外す。
そして、継手56からメインタンク5を取り付け、メインタンク5とヘッド2のノズル11との水頭差によって発生するインクの吐出に必要な負圧を作り出す。
その後、ここでは、図示しない弾性体、好ましくはシリコンゴム等のワイパ部材によりノズル表面をワイピングし、ノズル面11aに垂れたインクを払拭し、ノズル11のメニスカスを形成させ、インク充填を完了させる。
このようにして、ヘッド2へインクを充填させ、常にメインタンク5からヘッドタンク4を通じてヘッド2にインクを供給してインク吐出可能な状態とすることができる。
この洗浄充填の各工程においても,タンク4内に加圧気体を圧送した場合、気体は、通路26から排出流路39へ排出される他は、タンク4の上層部へ溜まり、タンク4が空にならない限りは、共通液室13側へは流れ出さないので、ノズル11へは気泡が混入しない。
また、加圧気体を供給しない方法(液体のみの送液)では、タンク内のインクは、流れによどみが生じ、特にインク供給流路と供給ポートから遠い(図3の供給ポート24の上天面周囲)部分のよどみが大きかったが、その部分のインクが加圧気体により排出されるため、洗浄用インクが少量で、かつ短時間でインクの洗浄が行えることになる。
なお、本実施形態では,使用中のインクと交換インクが混ざり合うとインクの凝集・固化によるノズル詰まりやインクの変色等の印写に不具合が生じてしまう場合での例で説明したが,この現象が生じない場合でも、洗浄液が比較的安価な場合には,本実施形態を行うほうが,インク交換に使うインク消費量を減らすことになり、総合的にインク交換に関わるコストが安価になる場合は,この方法を使用したほうが良い。
このように、この液体洗浄充填ユニットは、充填する液体を収容した液体収容手段と、洗浄液を収容した洗浄液収容手段と、液体収容手段内の液体及び洗浄液収容手段内の洗浄液を加圧して液体及び洗浄液を液体吐出ヘッドユニットの液体供給ポートに送液させる加圧手段とを備えているので、画像形成装置側に液体供給ポンプを設けないでも液体の初期充填を行なうことができ、画像形成装置の構成を小型化、簡素化できる
また、液体洗浄充填キットは、充填する液体を収容した液体収容手段と、洗浄液を収容した洗浄液収容手段と、液体収容手段内の液体及び洗浄液収容手段内の洗浄液を加圧して液体及び洗浄液を液体吐出ヘッドユニットの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、液体吐出ヘッドユニットの液体供給排出ポートから排出される液体及び洗浄液を回収して収容する回収液体収容手段とを備えているので、画像形成装置側に液体供給ポンプを設けないでも液体の初期充填を行なうことができ、画像形成装置の構成を小型化、簡素化できる。
次に、本発明の第5実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態のインク充填時の模式的説明図である。
ここでは、インク洗浄充填ユニット171として、前記第4実施形態におけるインク洗浄充填ユニット161(液体収容手段であるインクボトル63と、洗浄液収容手段である洗浄液ボトル165と、加圧手段である加圧ボンベ62とをユニット化したもの)と、回収液体収容手段である廃液ボトル164をも一体化(ユニット化)している。
この実施形態によるインク充填動作は前記第4実施形態と同様である。
このように、この液体洗浄充填ユニットは、充填する液体を収容した液体収容手段と、洗浄液を収容した洗浄液収容手段と、液体収容手段内の液体及び洗浄液収容手段内の洗浄液を加圧して液体及び洗浄液をタンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、タンクの液体排出ポートから排出される液体及び洗浄液を回収して収容する回収液体収容手段とを備えているので、画像形成装置側に液体供給ポンプを設けないでも液体の初期充填を行なうことができ、画像形成装置の構成を小型化、簡素化できる。
そして、この液体洗浄充填ユニットを使用して液体の充填を行なうことで、画像形成装置側に液体供給ポンプを設けないでも液体の初期充填を行なうことができ、画像形成装置の構成を小型化、簡素化できる。
さらに、ユニット化することで、持ち運びなどの取扱いが容易になる。
次に、本発明の第6実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態の要部模式的説明図である。
このインク洗浄充填ユニット181は、充填するインク中に溶け込む溶存気体を取り除いたインクを封入し密閉したインクボトル63と、洗浄液を封入した洗浄液ボトル165と、一連の洗浄液、インク充填により排出される洗浄液及びインクを回収する廃液ボトル164とをユニット化したものである。
インクボトル63及び洗浄液ボトル165には、コンプレッサーや加圧ポンプなどの加圧機構70よる圧縮気体を用いて、圧力調整手段であるレギュレータ69を介して継手58によりタンクバルブ66に接続する構成としている。
レギュレータ69(圧力調整手段)は、インクボトル63内のインクを加圧する圧縮気体の圧力を調整するために設けている。この圧力値は、インク流路の抵抗や、作業環境温度変化によるインク粘度変化など、ヘッドユニット1内に流入するインクの流速を調整し、流路内の気泡を移動させやすくし,インクを確実に充填できるように適切に選ぶことができる。したがって、圧力調整手段は前記第4、第5実施形態に適用することも好ましい。
なお、この実施形態によるインク充填動作は前記第4実施形態と同様である。
また、前記第4ないし第6実施形態において、はじめに洗浄液ボトル165から洗浄液を圧送せずに、三方切替弁168をインクボトル63から継手56Bへ連通させ、直接インクを流路内へ圧送させ、気泡を排出させてもよい。これにより、洗浄液を使用しないため、流路内のインクへの置換が不要になり、インク及び洗浄液の消費量を抑えることができ、コストダウンを図ることもができる。
次に、上記各実施形態で説明したインク洗浄充填キットあるいはインク洗浄充填ユニットでインク洗浄充填を行う画像形成装置の一例について図11を参照して説明する。
この画像形成装置は、液体吐出ヘッドユニット1からなる記録ヘッド101を、キャリッジ103に搭載して、左右の側板100A、100B間に架け渡した主ガイドロッド104と図示しない副ガイド部材とで移動自在に支持している。
この記録ヘッド101は、タイミングベルト105を介して主走査モータ106によって主走査方向に移動走査される。
一方、被記録媒体107は記録ヘッド101のノズル面11aと対向し、記録ヘッド101の移動方向と直交する方向に搬送ローラ109によって搬送され、記録ヘッド101から画像に応じて吐出されるインク滴が付着されて画像が形成される。
記録ヘッド101へのインクの供給は、メインタンク5からフレキシブルなインク供給経路51によってなされる。
また、記録領域外に設けられたキャップ部材111は、複数のノズル11を有するノズル面108をキャッピングする弾性体、好ましくはシリコンゴム等からなる。非記録時には、記録ヘッド101がキャップ部材111の上方まで移動し、キャップ部材111が図示していないキャップ移動機構によって移動してノズル面108をキャッピングする。このキャップ部材111内には、インク吸引の際の吸引容易化、キャップ内雰囲気湿潤化等のため、インク吸収シート112が設けられている。
このキャップ部材111には、底面に2本のチューブ113、114が連結され、チューブ113は大気開放弁115を介して大気に連通される。チューブ114は吸引ポンプ116に接続され、キャップ部材111でノズル面108をキャッピングし、大気開放弁115を閉じた状態で、吸引ポンプ116を駆動してキャップ部材111内に負圧を発生させることで、記録ヘッド101のノズルからインクを吸引し、大気開放弁115を開放することでキャップ部材111内の空間117に溜まったインクを廃液タンク118に排出する。また、キャップ部材111は、大気開放弁115を閉じた状態でノズル面108に接触させ保持することで、記録ヘッド101のノズルの乾燥を防止する。
さらに、図示していないワイパ移動機構によってワイパーブレード(ワイパ部材)119を記録ヘッド101のノズル面108に接触する高さまで移動させ、記録ヘッド101を主走査方向に移動させてワイパーブレード119によりノズル面108に付着したインクや塵埃を払拭し、ノズル面108のメニスカスの生成やクリーニングを行うことができる。
本画像形成装置においても、インク洗浄充填方法として,(A)タンク内へ気体を供給し液体収容タンク内の液体を排出させる工程、(B)タンク内の液体を全て排出させない状態から、他の液体を供給する工程、(C)タンク内を液体で満たす工程、を繰り返しながらヘッド及びタンク内の洗浄を行う。
ここで、(A)工程の後,圧縮気体及びインクボトル63のインク又は洗浄液ボトル65の洗浄液がヘッドユニット1へ供給されないように前記三方切替弁168を閉じ、ノズルからのインク垂れが止まった状態にし,タイミングベルト105を介して主走査モータ106によって主走査方向にヘッドユニット1(記録ヘッド101)に加減速の加速度を加えながら移動走査させると,タンク4内の液体は,慣性に従い加減方向と逆方向に移動し液体は攪拌される。
これによりタンク4内の液体は更によどみがなくなり,ヘッド洗浄に使用する液体の低減,及び洗浄時間を短縮することができるようになる。
なお,タンク4内の液体がHレベルである時よりもLレベルである時のほうが,タンク4の空間を利用して液体の攪拌が容易に行える。ただし、このLレベルのインク残量で大きな加減速を行うと,供給ポート24を通して共通液室13へ攪拌時に気泡が侵入するおそれがある。事前に気泡侵入が起きないインク残留レベルと加減速の値を調べておくと良い。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
1 液体吐出ヘッドユニット
2 ヘッド
4 ヘッドタンク
5 メインタンク
11 ノズル
13 共通液室
14 供給ポート
15 排出ポート
21 タンクケース
22 インク収容部
23 ダンパ部材(フィルム部材)
24 供給ポート
25 排出経路
39 排出流路
51 インク供給経路
53 インク戻り経路
54 開閉弁(バルブ)、
56、57 継手
61、161 インク洗浄充填ユニット
62 加圧用ボンベ
63 インクボトル
64、164 廃液ボトル
65 洗浄液ボトル
66 タンクバルブ
67 供給経路
68、168 三方切替弁
71、171 インク洗浄充填ユニット
81、181 インク洗浄充填ユニット
101 記録ヘッド(液体吐出ヘッドユニット)

Claims (9)

  1. 液滴を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドに供給する液体を収容するタンクと、を有し、
    記ヘッド及び前記タンクを洗浄して前記液体を充填する液体洗浄充填ユニットを含む装置であって、
    前記液体洗浄充填ユニットは、
    充填する前記液体を収容した液体収容手段と、
    前記液体収容手段内の液体を加圧して前記液体を前記タンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、
    圧縮気体を前記タンクの液体供給ポートに圧送する手段と、を備え、
    前記ヘッド及び前記タンク内の液体を入れ替えるときに、
    前記タンク内へ前記圧縮気体を供給し、前記タンク内の液体を排出させ、
    前記タンク内の前記液体が全て排出していない状態で、前記液体収容手段の前記液体を供給し、
    供給した前記液体で前記タンクを満たす、ことを繰り返しながら、前記ヘッド及び前記タンク内の洗浄が行われる
    ことを特徴とする液体洗浄充填ユニットを含む装置
  2. 前記タンクの液体排出ポートから排出される前記液体を回収して収容する回収液体収容手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体洗浄充填ユニットを含む装置
  3. 液滴を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドに供給する液体を収容するタンクと、を有し、
    記ヘッド及び前記タンクを洗浄して前記液体を充填する液体洗浄充填ユニットを含む装置であって、
    前記液体洗浄充填ユニットは、
    充填する前記液体を収容した液体収容手段と、
    前記液体よりも粘度の低い洗浄液を収容した洗浄液収容手段と、
    前記液体収容手段内の液体と前記洗浄液収容手段内の洗浄液とを加圧して前記液体及び前記洗浄液を前記タンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、
    圧縮気体を前記タンクの液体供給ポートに圧送する手段と、を備え、
    前記ヘッド及び前記タンク内の液体を入れ替えるときに、
    前記タンク内へ前記圧縮気体を供給して前記タンク内の液体を排出させ、
    前記タンク内の前記液体を全て排出させない状態から、前記洗浄液を供給し、
    前記タンク内を前記洗浄液で満たす、ことを繰り返しながら、
    前記ヘッド及び前記タンク内の洗浄が行われる
    ことを特徴とする液体洗浄充填ユニットを含む装置
  4. 前記タンクの液体排出ポートから排出される前記液体及び前記洗浄液を回収して収容する回収液体収容手段を備えている
    ことを特徴とする請求項記載の液体洗浄充填ユニットを含む装置
  5. 画像形成装置の液滴を吐出するヘッド及び前記ヘッドに供給する液体を収容するタンクを洗浄して前記液体を充填する液体洗浄充填方法であって、
    充填する前記液体を収容した液体収容手段と、
    前記液体収容手段内の液体を加圧して前記液体を前記タンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、
    圧縮気体を前記タンクの液体供給ポートに圧送する手段と、
    前記タンクの液体排出ポートから排出される前記液体を回収して収容する回収液体収容手段と、を備えている液体洗浄充填ユニットを使用し、
    前記タンク内へ前記圧縮気体を供給し、前記タンク内の液体を排出させる工程と、
    前記タンク内の前記液体が全て排出していない状態で、前記液体収容手段の前記液体を供給する工程と、
    供給した前記液体で前記タンクを満たす工程と、を繰り返しながら、前記ヘッド及び前記タンク内の洗浄を行って、前記液体を充填する
    ことを特徴とする画像形成装置における液体洗浄充填方法。
  6. 画像形成装置の液滴を吐出するヘッド及び前記ヘッドに供給する液体を収容するタンクを洗浄して前記液体を充填する液体洗浄充填方法であって、
    充填する前記液体を収容した液体収容手段と、
    前記液体よりも粘度の低い洗浄液を収容した洗浄液収容手段と、
    前記液体収容手段内の液体と前記洗浄液収容手段内の洗浄液とを加圧して前記液体及び前記洗浄液を前記タンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、
    圧縮気体を前記タンクの液体供給ポートに圧送する手段と、
    前記タンクの液体排出ポートから排出される前記液体及び前記洗浄液を回収して収容する回収液体収容手段と、を備えている液体洗浄充填ユニットを使用し、
    前記タンク内へ前記圧縮気体を供給し、前記タンク内の液体を排出させる工程と、
    前記タンク内の前記液体が全て排出していない状態で、前記洗浄液収容手段の前記洗浄液を供給する工程と、
    供給した前記洗浄液で前記タンクを満たす工程と、を繰り返しながら、前記ヘッド及び前記タンク内の洗浄を行って、前記液体を充填する
    ことを特徴とする画像形成装置における液体洗浄充填方法。
  7. 前記ヘッド及び前記タンク内の洗浄を行うときに、前記ヘッド及び前記タンクに加減速の加速度を加えることを特徴とする請求項5又は6に記載の液体洗浄充填方法。
  8. 液滴を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドに供給する液体を収容するタンクと、を有し、
    記ヘッド及び前記タンクを洗浄して前記液体を充填する液体洗浄充填キットを含む装置であって、
    前記液体洗浄充填キットは、
    充填する前記液体を収容した液体収容手段と、
    前記液体収容手段内の液体を加圧して前記液体を前記タンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、
    圧縮気体を前記タンクの液体供給ポートに圧送する手段と、
    前記タンクの液体排出ポートから排出される前記液体を回収して収容する回収液体収容手段と、を備え
    前記ヘッド及び前記タンク内の液体を入れ替えるときに、
    前記タンク内へ前記圧縮気体を供給し、前記タンク内の液体を排出させ、
    前記タンク内の前記液体が全て排出していない状態で、前記液体収容手段の前記液体を供給し、
    供給した前記液体で前記タンクを満たす、ことを繰り返しながら、前記ヘッド及び前記タンク内の洗浄が行われる
    ことを特徴とする液体洗浄充填キットを含む装置
  9. 液滴を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドに供給する液体を収容するタンクと、を有し、
    記ヘッド及び前記タンクを洗浄して前記液体を充填する液体洗浄充填キットを含む装置であって、
    前記液体洗浄充填キットは、
    充填する前記液体を収容した液体収容手段と、
    前記液体よりも粘度の低い洗浄液を収容した洗浄液収容手段と、
    前記液体収容手段内の液体と前記洗浄液収容手段内の洗浄液とを加圧して前記液体及び前記洗浄液を前記タンクの液体供給ポートに送液させる加圧手段と、
    圧縮気体を前記タンクの液体供給ポートに圧送する手段と、
    前記タンクの液体排出ポートから排出される前記液体及び前記洗浄液を回収して収容する回収液体収容手段と、を備え
    前記ヘッド及び前記タンク内の液体を入れ替えるときに、
    前記タンク内へ前記圧縮気体を供給して前記タンク内の液体を排出させ、
    前記タンク内の前記液体を全て排出させない状態から、前記洗浄液を供給し、
    前記タンク内を前記洗浄液で満たす、ことを繰り返しながら、
    前記ヘッド及び前記タンク内の洗浄が行われる
    ことを特徴とする液体洗浄充填キットを含む装置
JP2012032019A 2012-02-16 2012-02-16 液体洗浄充填ユニットを含む装置、画像形成装置における液体洗浄充填方法、液体洗浄充填キットを含む装置 Active JP5954564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012032019A JP5954564B2 (ja) 2012-02-16 2012-02-16 液体洗浄充填ユニットを含む装置、画像形成装置における液体洗浄充填方法、液体洗浄充填キットを含む装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012032019A JP5954564B2 (ja) 2012-02-16 2012-02-16 液体洗浄充填ユニットを含む装置、画像形成装置における液体洗浄充填方法、液体洗浄充填キットを含む装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013166344A JP2013166344A (ja) 2013-08-29
JP5954564B2 true JP5954564B2 (ja) 2016-07-20

Family

ID=49177174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012032019A Active JP5954564B2 (ja) 2012-02-16 2012-02-16 液体洗浄充填ユニットを含む装置、画像形成装置における液体洗浄充填方法、液体洗浄充填キットを含む装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5954564B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6492457B2 (ja) * 2014-08-22 2019-04-03 株式会社リコー 液体検知装置及び液体塗布装置
JP6443163B2 (ja) * 2015-03-24 2018-12-26 ブラザー工業株式会社 洗浄液、洗浄液とインクセットのキット、インクジェット記録装置及びインクタンクの洗浄方法
CN107953676B (zh) * 2017-12-07 2019-06-21 北海市天硌打印耗材有限公司 防气泡墨盒
CN107776204B (zh) * 2017-12-07 2019-02-05 北海市天硌打印耗材有限公司 去气泡墨盒
KR102436922B1 (ko) * 2017-12-27 2022-08-26 주식회사 엘지화학 잉크젯 프린터 헤드의 세정 방법
JP2021030529A (ja) * 2019-08-21 2021-03-01 株式会社ミマキエンジニアリング 液体吐出装置、液体吐出方法、及びインクジェットプリンタ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0781208A (ja) * 1993-09-14 1995-03-28 Toray Ind Inc インクジェット印刷方法およびその装置
JP4359863B2 (ja) * 1999-08-23 2009-11-11 ブラザー工業株式会社 インクジェットプリンタにおけるインク種類の切換え処理方法
JP2001219579A (ja) * 2000-02-09 2001-08-14 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置および印字ヘッド部の洗浄方法
JP2004090432A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Seiko Epson Corp 液体噴射装置、液体噴射装置の液体排出用タンク及び液体噴射装置の液体排出方法
JP2011235470A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成装置における液体充填方法
JP2012006374A (ja) * 2010-05-21 2012-01-12 Ricoh Co Ltd 液体充填ユニット、画像形成装置、画像形成装置における液体充填方法、液体充填キット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013166344A (ja) 2013-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5163286B2 (ja) 液体吐出装置及び画像投射装置
JP5921136B2 (ja) インクジェット記録装置および物流インクの排出方法
JP6019954B2 (ja) 画像形成装置
JP3684022B2 (ja) 液体補充方法、液体吐出記録装置および該液体吐出記録装置のメインタンクとして用いられるインクタンク
JP5954564B2 (ja) 液体洗浄充填ユニットを含む装置、画像形成装置における液体洗浄充填方法、液体洗浄充填キットを含む装置
JP5487755B2 (ja) 液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
US10569559B2 (en) Liquid ejecting apparatus
JP5917083B2 (ja) インクジェット記録装置およびメンテナンス方法
JP2020032620A (ja) 液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法
JP2011235470A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置における液体充填方法
JP5995184B2 (ja) 画像形成装置
JP2021109331A (ja) 液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法
JP7035460B2 (ja) 液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法
JP2012096510A (ja) 液体収容タンク、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
JP6255964B2 (ja) 画像形成装置
JP6191295B2 (ja) 画像形成装置
JP2015231729A (ja) インクジェットプリンター
JP2012143921A (ja) メンテナンス装置、メンテナンス方法、液体噴射装置
JP6167730B2 (ja) 画像形成装置
JPH08150722A (ja) 画像形成装置
JP2012006374A (ja) 液体充填ユニット、画像形成装置、画像形成装置における液体充填方法、液体充填キット
JP4807062B2 (ja) 液体噴射装置およびそのメンテナンス方法
JP6981179B2 (ja) 液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法
JP2012035432A (ja) 画像形成装置
JP5730486B2 (ja) ヘッド洗浄装置、ヘッド洗浄方法及びインクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160601

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5954564

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151