JP4801280B2 - 温水噴出装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入浴者の存在が予定されている人体存在予定箇所に向けてミストを噴出する温水噴出手段が設けられている温水噴出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような温水噴出装置は、人為操作式のスイッチなどによる起動指令に基づいて、温水噴出手段にて人体存在予定箇所に向けてミストを噴出し、停止指令に基づいて、ミストの噴出を停止させるようにしているものである。
そして、この種の温水噴出装置は、温水噴出手段の起動時から人体存在予定箇所に向けてミストを噴出し、温水噴出手段に供給される温水の温度が噴出許容上限温度よりも高い場合には、温水噴出手段への温水の供給を阻止したり、冷水を混合させて冷ましたりすることによって、噴出許容上限温度よりも高い高温のミストが人体存在予定箇所に向けて噴出されることを回避し、入浴者に不快感を与えることを回避している(例えば、特開平4−215758号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の温水噴出装置では、温水噴出手段への温水の供給を阻止したり、冷水を混合させて冷ましたりしているが、実際に、温水噴出手段への温水の供給を阻止したり、冷水を混合させて冷すまでに多少の時間がかかるので、温水噴出手段の起動時から人体存在予定箇所に向けてミストを噴出すると、噴出許容上限温度よりも高い高温のミストが人体存在予定箇所に向けて噴出される虞があり、未だ入浴者に不快感を与える虞があった。
また、温水噴出手段に温水を供給するための配管途中などに冷めた湯水が残存している場合には、温水噴出手段の起動時に、その残存湯水が温水噴出手段に供給されることになるので、上記従来の温水噴出装置のように、温水噴出手段を起動するときから人体存在予定箇所に向けてミストを噴出するものでは、温水噴出手段の起動時に、冷めた湯水が人体存在予定箇所に向けて噴出されることになって、入浴者に不快感を与える虞がある。
【0004】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、温水噴出手段の起動時から入浴者に不快感を与えることを回避することが可能となる温水噴出装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、 入浴者の存在が予定されている人体存在予定箇所に向けてミストを噴出する温水噴出手段が設けられている温水噴出装置において、
前記温水噴出手段及び通風手段が、ミスト対象室としての浴室における浴槽の上部に相当する箇所に、前記通風手段の吹き出し口を前記温水噴出手段よりも前記人体存在予定箇所としての洗い場に接近させた状態で、かつ、前記吹き出し口と前記温水噴出手段とを水平方向に並べた状態で設けられ、
前記温水噴出手段が、起動するときには、前記人体存在予定箇所と異なる方向にミストを噴出し、その温水の温度が噴出許容設定範囲内になると、前記人体存在予定箇所に向けてミストを噴出するように構成され、
前記通風手段が、前記温水噴出手段にて噴出されるミストが前記人体存在予定箇所に存在する人体の頭部側に飛散するのを抑制すべく、前記洗い場に存在する人体の頭部側に向けた方向に通風するように設けられ、かつ、前記温水噴出手段が、前記人体存在予定箇所に向けてミストを噴出するときに、噴出されたミストが前記通風手段にて通風される空気の流れの下方側空間を通って前記人体存在予定箇所に流動するように、ミストを噴出するように構成されている
【0006】
すなわち、温水噴出手段の起動時には、人体存在予定箇所と異なる方向にミストを噴出し、その温水の温度が噴出許容下限温度から噴出許容上限温度までの噴出許容設定範囲内になってはじめて、温水噴出手段にて人体存在予定箇所に向けてミストを噴出することが可能となるので、温水噴出手段の起動時に、温水噴出手段に対して噴出許容設定範囲外の高温水や冷めた湯水が供給されても、その高温水や冷めた湯水が人体存在箇所に向けて噴出されることを阻止し、噴出許容設定範囲内の温水だけをミストとして人体存在箇所に向けて噴出することが可能となる。
したがって、温水噴出手段の起動時から入浴者に不快感を与えることを回避することが可能となる温水噴出装置を提供できるに到った。
【0008】
また、請求項1に記載の発明によれば、温水噴出手段にて噴出されるミストのうち、人体存在予定箇所に存在する入浴者の頭部側に飛散するミストを、通風により入浴者の頭部側に飛散するのを抑制する通風手段が設けられているので、入浴者の頭部側にミストが飛散するのを通風手段による通風力により効果的に抑制しつつ、入浴者の頭部側以外の部分にはミストを噴出させて、サウナ効果を得ることが可能となって、入浴者に快適感を与えることが可能となる。
【0009】
請求項に記載の発明によれば、前記通風手段が、加熱手段にて加熱された加熱空気を通風するように構成されている。
【0010】
すなわち、温水噴出手段にて噴出されるミストのうち、人体存在予定箇所に存在する入浴者の頭部側に飛散する可能性のあるミストを、加熱空気の通風力により入浴者の頭部側に飛散するのを抑制することが可能となるので、ミストの噴出だけでなく、加熱空気通風によっても、ミスト対象室の温度を上昇させることが可能となって、ミスト対象室内の温度の立ち上がりを早くさせて、より早い段階でサウナ効果を得ることが可能となる。
【0011】
請求項に記載の発明によれば、前記通風手段が、ミスト対象室内から吸引した空気を通風するように構成されている。
【0012】
すなわち、人体存在予定箇所に存在する入浴者の頭部側にミスト対象室内から吸引した空気を通風し、人体存在予定箇所に存在する入浴者の頭部以外の部分にはミストを噴出させることが可能となるので、例えば、夏場などには、入浴者の頭部側では涼風感を得ながら、サウナ効果を得ることが可能となって、入浴者によりよい快適感を与えることが可能となる。
【0013】
請求項に記載の発明によれば、前記温水噴出手段と前記通風手段とが一体状に構成されている。
【0014】
すなわち、人体存在予定箇所に存在する入浴者の頭部側にミストが飛散するのを通風手段による通風によって抑制しながら、人体存在予定箇所に存在する入浴者の頭部側以外の部分にミストを噴出させるために、温水噴出装置の設置の際などに、温水噴出手段によるミスト噴出方向と通風手段による通風方向との関係を調整する必要があるが、温水噴出手段と通風手段とが一体状に構成されているので、温水噴出手段によるミスト噴出方向と通風手段による通風方向との関係の調整が行い易いものとなり、温水噴出装置の設置が容易なものとなる。
【0015】
請求項に記載の発明によれば、前記通風手段を備えた装置本体部が、ミスト対象室の天井裏に入り込ませた状態で設置され、その設置状態において、前記温水噴出手段を前記ミスト対象室の天井の表面側箇所に支持するように構成され、前記ミスト対象室内側において、前記温水噴出手段が支持された前記装置本体部を覆うカバー体が設けられている。
【0016】
すなわち、通風手段を備えた装置本体部を、ミスト対象室の天井裏に入り込ませた状態に設置し、その設置状態において、温水噴出手段をミスト対象室の天井の表面側箇所に支持させ、温水噴出手段が支持された装置本体部を、ミスト対象室内側から覆うカバー体を設置させることによって、温水噴出手段と通風手段とを一体状に構成させてミスト対象室の天井にミスト装置を設置することが可能となり、天井裏の空間を利用しながら、温水噴出装置を容易に設置することが可能となる。
【0017】
請求項に記載の発明によれば、前記温水噴出手段および前記通風手段の作動状態を制御する制御手段が設けられ、前記制御手段が、前記通風手段のみを作動させる通風運転状態、前記温水噴出手段のみを作動させるミスト運転状態、および、前記通風手段および前記温水噴出手段を作動させる同時運転状態に切換可能に構成されている。
【0018】
すなわち、例えば、制御手段が、入浴者による人為操作式の指令手段による指令に基づいて、通風運転状態、ミスト運転状態、および、同時運転状態のいずれかの運転状態に切り換えることが可能となるので、入浴者の必要に応じた運転状態を選択することが可能となって、使い勝手のよいものとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる温水噴出装置を浴室空調装置に組み込んだ例を図面に基づいて説明する。
この浴室空調装置は、図1に示すように、ミスト対象室としての浴室1に設置され、循環ファン2や可動ルーバー15を備えた装置本体部3、その装置本体部3に支持される温水噴出手段としてのミスト噴出部4、循環ファン2およびミスト噴出部4の作動状態を制御する制御手段としての制御部5などから構成されている。
【0020】
前記装置本体部3は、図2〜図5に示すように、浴室1の天井裏に入り込ませた状態で、天井6の開口部6aに吊り下げ支持具7により吊り下げ支持されて設置され、その設置状態において、ミスト噴出部4を天井6の表面側箇所に支持させ、浴室1内側において、ミスト噴出部4が支持された装置本体部3を覆うカバー体としてのグリル板8が設けられ、装置本体部3とミスト噴出部4とが一体状に構成されている。
そして、装置本体部3は、浴室1内の浴槽Aの上部に相当する箇所に設置され、浴室1内を暖房する機能、浴室1内を乾燥させる機能、浴室1内の空気を循環通風させる機能、浴室1を換気する機能などを備えて構成されている。
また、グリル板8には、吸気口9と吹き出し口10とを並設し、ミスト噴出部4に配設された複数の噴出ノズル4bに対応する位置に、ミストを噴出するための複数のミスト噴出口11が形成されている。
【0021】
前記装置本体部3は、本体ケーシング3a内に、吸気口9を通して浴室1内の空気を吸引して吹き出し口10を通して空気を吹き出すための循環通風路12、その循環通風路12に対して通風作用する循環ファン2、循環通風路12を通風する空気に対して加熱作用する加熱手段としての熱交換器13、その熱交換器13に熱源機Gからの温水の供給を断続する熱動弁14、吹き出し口10を通して吹出される空気の吹き出し方向を変更自在な可動ルーバー15、浴室1内の空気を吸引して排気ダクト16を通して屋外に排気する換気ファン17などを備えて構成されている。
【0022】
すなわち、循環ファン2を作動させ、熱動弁14を開弁させて熱交換器13に熱媒としての温水を供給して、吸気口9を通して浴室1内から吸引した空気を熱交換器にて加熱して吹き出し口10を通して浴室1内に通風するように構成されている。
また、可動ルーバー15は、通風用電動モータMにより浴室1内に吹き出す空気の方向を変更する電動式に構成されている。
【0023】
前記循環ファン2は、水平軸芯周りで回転して、空気の吸引と排気とをともに回転軸芯と直交する方向に沿って行うクロスフローファンにて構成され、回転軸芯方向のほぼ全幅にわたる広い範囲にわたって熱交換器13を通して浴室1内の空気を吸引し、吹き出し口10から熱交換器13にて加熱された空気を浴室1に吹き出すように通風作用するように構成されている。
前記換気ファン17は、縦軸芯周りで回転して、ファンケース17aの下方側から空気を吸引して、本体ケーシング3aの横一側面に形成した排出口18を通して排気ダクト16に向けて空気を通風させるように構成されている。
【0024】
前記循環ファン2は、循環ファン2を回転させるモータの駆動電圧を変更することによって、浴室1内に通風される空気の通風量が変更されるように構成され、浴室1内に通風される空気の通風量が、予備暖房用の通風量(強状態)とそれよりも小さな入浴中暖房用の通風量(弱状態)とに変更されるように構成されている。
【0025】
前記ミスト噴出部4は、直管状の温水供給管4a、および、その温水供給管4aの長手方向に間隔を隔てて配設された複数の噴出ノズル4bとを備えて構成され、温水供給管4aを回転させて噴出ノズル4bによる噴出方向を変更するミスト用電動モータ19が設けられている。
そして、ミスト噴出部4は、熱源機Gから供給される温水をミストとして噴出ノズル4bから、人体存在予定箇所に相当する浴室1の洗い場Bに向けて噴出するように構成されている。
また、熱源機Gからミスト噴出部4への温水供給路26には、上流側から、その温水供給路26を通流する温水の温度を検出する温水サーミスタ27、ミスト噴出部4への温水の供給を断続する温水供給断続弁28が設けられている。
【0026】
前記温水供給管4aは、図7に示すように、その両端部分において、本体ケーシング3aにネジ止めされる支持具Lなどにて吊り下げ支持され、温水供給管4aの下流側端部に取り付けられたミスト用電動モータ19にて、温水供給管4aが水平軸芯周りで回動自在に支持されている。
説明を加えると、温水供給管4aの上流側端部は、L型接続管4cとOリングシール接続され、本体ケーシング3aにネジ止めされた吊り下げ部材L1とその吊り下げ部材L1にネジ止めされる受け止め部材L2とでL型接続管4cを挟み込む状態で支持するようにしている。
そして、温水供給管4aの下流側端部は、本体ケーシング3aにネジ止めされた吊り下げ部材L1とその吊り下げ部材L1にネジ止めされるミスト用電動モータ19のモータカバー19aなどにて支持するようにしている。
【0027】
前記装置本体部3と熱源機Gなどの動作は、マイクロコンピュータを利用した制御部5によって制御され、その制御部5に双方向に通信可能なリモコン操作部Rは、浴室Aに隣接する脱衣室や台所などに設けられている。
そして、リモコン操作部Rには、予備暖房運転モードおよび入浴中暖房運転モードを指令する暖房運転スイッチ20、換気運転モードを指令する換気運転スイッチ22、乾燥運転モードを指令する乾燥運転スイッチ23、涼風運転モードを指令する涼風運転スイッチ24、ミスト運転モードを指令するミスト運転スイッチ25などが設けられている。
【0028】
前記制御部5は、リモコン操作部Rの指令に基づいて、暖房運転スイッチ20が1回押されて予備暖房運転モードとなると予備暖房運転を実行し、暖房運転スイッチ20が2回押されて入浴中暖房運転モードとなると入浴中暖房運転を実行し、換気運転スイッチ22がON操作されると換気運転を実行し、乾燥運転スイッチ23がON操作されると乾燥運転を実行し、涼風運転スイッチ24がON操作されると涼風運転を実行し、ミスト運転スイッチ25がON操作されるとミスト運転を実行するように構成されている。
【0029】
前記予備暖房運転は、図4の(イ)に示すように、換気ファン17を停止させかつ循環ファン2を作動させるとともに、浴室1内の温度が予備暖房用の設定温度に維持されるように、熱動弁14の開閉を制御して熱交換器13に熱媒としての温水を循環供給し、この熱交換器13により加熱された循環空気を吹き出し口10から浴室1内に吹き出すようにしている。
そして、浴室1内に通風される空気の通風量が予備暖房用の通風量となるように循環ファン2を強状態にて作動させるとともに、図8の(イ)に示すように、通風用電動モータMにて可動ルーバー15を揺動させるようにしている。
【0030】
前記入浴中暖房運転は、上述の予備暖房運転と同様に、図4の(イ)に示すように、換気ファン17を停止させかつ循環ファン2を作動させるとともに、浴室1内の温度が予備暖房用の設定温度に維持されるように、熱動弁14の開閉を制御して熱交換器13に熱媒としての温水を循環供給し、この熱交換器13により加熱された循環空気を吹き出し口10から浴室1内に吹き出すようにしている。
そして、浴室1内に通風される空気の通風量が予備暖房用の通風量よりも小さな入浴中暖房用の通風量となるように循環ファン2を弱状態にて作動させるとともに、図8の(ロ)に示すように、通風用電動モータMにて可動ルーバー15を揺動させるようにしている。
【0031】
前記換気運転は、図4の(ロ)に示すように、循環ファン2の作動を停止しかつ熱動弁14を閉状態に維持した状態で、換気ファン17を作動させ、可動ルーバー15が閉状態となるように通風用電動モータMにて可動ルーバー15の作動状態を調整して、浴室1内から吸引した空気を排気するようにしている。
【0032】
前記乾燥運転は、図4の(イ)に示すように、循環ファン2を作動させ、かつ、浴室1内の温度が乾燥用の設定温度範囲に維持されるように、熱動弁14の開閉を制御して熱交換器13に熱媒としての温水を循環供給するとともに、換気ファン17を作動させて、浴室1内から吸引した空気の一部を排気ダクト16を通して屋外に排出させながら、熱交換器13により加熱された循環空気を吹き出し口10から浴室1内に吹き出すようにしている。
そして、図8の(ハ)に示すように、浴室1内への空気の吹き出し方向が乾燥用吹き出し方向としてほぼ真下の方向となるように、通風用電動モータMにて可動ルーバー15の向きを調整するようにしている。
【0033】
すなわち、循環通風路12を通して加熱された空気が、浴槽A上部に係止具Cにて吊り下げ支持されている衣類などの乾燥対象物Dに向けた真下の方向に吹出されることになる。
そして、乾燥対象物Dから蒸発する水分を含んだ湿った空気を吸気口9から吸引し、その一部を換気ファン17により屋外に排出しながら、熱交換器13にて加熱して再度浴室1に吹き出すようにしている。
このようにして、浴室1内の空気の一部を屋外に排出するとともに、浴室1内の空気を循環しながら加熱して、乾燥対象物Dを乾燥するようにしている。
【0034】
前記涼風運転は、図4の(イ)に示すように、熱動弁14を閉状態に維持した状態で循環ファン2を作動させるとともに、換気ファン17を作動させて、浴室1内から吸引した空気の一部を排気ダクト16を通して屋外に排出させながら、浴室1内から吸引した空気を加熱することなく循環通風路12を通して浴室1内に吹き出すようにしている。
そして、浴室1内への空気の吹き出し方向が、涼風用吹き出し方向(例えば、洗い場Bに向く方向)になるように、通風用電動モータMにて可動ルーバー15の向きを調整するようにしている。
【0035】
前記ミスト運転は、図5の(イ)および図9の(イ)に示すように、運転開始時に、熱源機Gからミスト噴出部4に供給される温水をミストとして噴出ノズル4bから噴出させ、そのミストが人体存在予定箇所に相当する洗い場Bと異なる方向に噴出するように、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向(例えば、真下から60度浴槽A側に向けた方向)の一定の方向に調整するようにしている。
そして、温水サーミスタ27の検出温度が噴出許容下限温度から噴出許容上限温度までの噴出許容設定範囲内になると、図5の(ロ)および図9の(ロ)に示すように、熱源機Gからミスト噴出部4に供給される温水をミストとして噴出ノズル4bから噴出させ、そのミストが洗い場Bに向けて噴出するように、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を作用方向(例えば、真下から60度洗い場B側に向けた方向)の一定の方向に調整するようにしている。
【0036】
ちなみに、噴出ノズル4bの噴出方向は、リモコン操作部Rの設定スイッチなどにて変更可能に構成され、具体的には、ミスト用電動モータ19を作動させて、温水供給管4aを水平軸芯周りで回転させて、噴出ノズル4bの噴出方向を変更するように構成されている。
【0037】
また、制御部5は、ミスト運転中に、温水サーミスタ27の検出温度と噴出許容設定範囲との関係から、噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向と作用方向のいずれかに変更するように構成されている。
すなわち、温水サーミスタ27の検出温度が噴出許容設定範囲外であると、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向に調整し、温水サーミスタ27の検出温度が噴出許容設定範囲内になると、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を作用方向に調整するようにしている。
そして、温水サーミスタ27の検出温度が噴出許容上限温度よりも高くなると、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向に調整するとともに、温水供給断続弁28を閉弁して、リモコン操作部Rの表示部にエラー表示して、ミスト運転をエラー停止するようにしている。
【0038】
このようにして、ミスト噴出部4を起動するときには、洗い場Bと異なる方向にミストを噴出し、その温水の温度が噴出許容設定範囲内になってはじめて、ミスト噴出部4にて洗い場Bに向けてミストを噴出させて、ミスト噴出部4の起動時に、ミスト噴出部4に対して噴出許容設定範囲外の高温水や冷めた湯水が供給されても、その高温水や冷めた湯水が洗い場Bに向けて噴出されることを阻止し、噴出許容設定範囲内の温水だけをミストとして洗い場Bに向けて噴出させて、ミスト噴出部4の起動時から入浴者に不快感を与えることを回避するように構成されている。
【0039】
また、制御部5は、暖房運転スイッチ20、涼風運転スイッチ24などのスイッチが単独でON操作されると、通風運転状態に切り換え、上述の入浴中暖房運転や涼風運転などの運転を単独で実行し、ミスト運転スイッチ25が単独でON操作されると、ミスト運転状態に切り換え、上述のミスト運転を単独で実行し、暖房運転スイッチ20、涼風運転スイッチ24などのスイッチとミスト運転スイッチ25とがON操作されると、同時運転状態に切り換え、入浴中暖房運転または涼風運転とミスト運転の同時運転を実行するように構成されている。
【0040】
前記同時運転について説明を加えると、暖房運転スイッチ20を2回押して入浴中暖房運転モードを指令するとともに、ミスト運転スイッチ25をON操作したり、入浴中暖房運転中にミスト運転スイッチ25がON操作されるなどして、入浴中暖房運転モードが指令されかつミスト運転スイッチ25がON操作されると、ミスト暖房同時運転を実行し、涼風運転スイッチ24とミスト運転スイッチ25とが同時にON操作されたり、涼風運転中にミスト運転スイッチ25がON操作されるなどして、涼風運転スイッチ24とミスト運転スイッチ25とがON操作されると、ミスト涼風同時運転を実行するように構成されている。
【0041】
前記ミスト暖房同時運転は、図6に示すように、熱源機Gからミスト噴出部4に供給される温水をミストとして噴出ノズル4bから噴出させるとともに、換気ファン17を停止させかつ循環ファン2を強状態または弱状態で作動させ、浴室1内の温度が設定温度に維持されるように、熱動弁14の開閉を制御して熱交換器13に熱媒としての温水を循環供給し、この熱交換器13により加熱された循環空気を吹き出し口10から浴室1内に吹き出すようにしている。
【0042】
また、ミスト暖房同時運転の開始時は、上述のミスト運転と同様に、図6の(イ)および図9の(イ)に示すように、ミストが人体存在予定箇所に相当する洗い場Bと異なる方向に噴出するように、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向(例えば、真下から60度浴槽A側に向けた方向)の一定の方向に調整するようにしている。
そして、温水サーミスタ27の検出温度が噴出許容下限温度から噴出許容上限温度までの噴出許容設定範囲内になると、図6の(ロ)および図9の(ハ)に示すように、ミストを洗い場Bに向けて噴出するように、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を作用方向(例えば、真下から60度洗い場B側に向けた方向)の一定の方向に調整するとともに、ミスト噴出部4にて噴出されるミストが洗い場Bに存在する入浴者の頭部側に飛散するのを抑制するように、通風用電動モータMにて可動ルーバー15による通風方向を同時運転用通風方向(例えば、浴室1の洗い場Bに存在する人体の頭部側に向けた方向)の一定の方向に調整するようにしている。
【0043】
前記ミスト涼風同時運転は、図6に示すように、熱源機Gからミスト噴出部4に供給される温水をミストとして噴出ノズル4bから噴出させるとともに、熱動弁14を閉状態に維持した状態で循環ファン2を強状態または弱状態で作動させ、換気ファン17を作動させて、浴室1内から吸引した空気の一部を排気ダクト16を通して屋外に排出させながら、浴室1内から吸引した空気を加熱することなく循環通風路12を通して浴室1内に吹き出すようにしている。
【0044】
また、ミスト涼風同時運転の開始時は、図6の(イ)および図9の(イ)に示すように、ミストが人体存在予定箇所に相当する洗い場Bと異なる方向に噴出するように、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向(例えば、真下から60度浴槽A側に向けた方向)の一定の方向に調整するようにしている。
そして、温水サーミスタ27の検出温度が噴出許容下限温度から噴出許容上限温度までの噴出許容設定範囲内になると、図6の(ロ)および図9の(ハ)に示すように、ミストを洗い場Bに向けて噴出するように、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を作用方向(例えば、真下から60度洗い場B側に向けた方向)の一定の方向に調整するとともに、ミスト噴出部4にて噴出されるミストが洗い場Bに存在する入浴者の頭部側に飛散するのを抑制するように、通風用電動モータMにて可動ルーバー15による通風方向を同時運転用通風方向(例えば、浴室1の洗い場Bに存在する人体の頭部側に向けた方向)の一定の方向に調整するようにしている。
【0045】
ちなみに、ミスト暖房同時運転およびミスト涼風同時運転において、噴出ノズル4bの噴出方向と可動ルーバー15による通風方向は、リモコン操作部Rの設定スイッチにて変更可能に構成され、入浴者が浴室1内で立っている状態と座っている状態との夫々の状態で、洗い場Bに存在する入浴者の頭部側にミストが飛散するのを抑制しながら、入浴者に向けてミストを噴出できるようにしている。
【0046】
また、ミスト暖房同時運転中およびミスト涼風同時運転中においては、上述のミスト運転と同様に、制御部5が、温水サーミスタ27の検出温度が噴出許容温度外であると、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向に調整し、温水サーミスタ27の検出温度が噴出許容温度内になると、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を作用方向に調整するようにしている。
そして、温水サーミスタ27の検出温度が噴出許容上限温度よりも高くなると、噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向に調整するとともに、温水供給断続弁28を閉弁して、リモコン操作部Rの表示部にエラー表示して、ミスト運転をエラー停止させるようにしている。
【0047】
このようにして、循環ファン2、循環通風路12、熱交換器13、可動ルーバー15などにより通風手段Tを構成し、その通風手段Tにて、ミスト噴出部4にて噴出されるミストが浴室1の洗い場Bに存在する人体の頭部側に飛散するのを抑制して、入浴者の頭部側にミストが飛散するのを通風手段Tの通風力により効果的に抑制しつつ、入浴者の頭部側以外の部分にはミストを噴出させて、サウナ効果を得るように構成されている。
また、ミスト暖房同時運転では、加熱空気を通風するので、ミストの噴出と加熱空気の通風により浴室1の温度を上昇させて、その温度の立ち上がりを早くさせて、より早い段階でサウナ効果を得ることが可能となり、ミスト涼風同時運転では、浴室1内から吸引した空気を加熱することなく通風するので、例えば、夏場などに、入浴者の頭部側では涼風感を得ながら、サウナ効果を得ることが可能となる。
【0048】
前記制御部5の動作について、図10のフローチャートに基づいて説明する。前記リモコン操作部Rの指令に基づいて、予備暖房運転、入浴中暖房運転、換気運転、涼風運転、乾燥運転、ミスト運転、ミスト暖房同時運転、ミスト涼風同時運転の夫々の運転を開始する。
説明を加えると、リモコン操作部Rのスイッチの状態を読み込み、そのスイッチの状態に対応した運転を開始するようにしている。
【0049】
前記暖房運転スイッチ20が1回押されて予備暖房運転モード(以下、予備暖房運転スイッチのON状態と呼称する)が指令されると、予備暖房運転を開始し(ステップ1,2)、予備暖房運転スイッチのON状態が指令されてから設定時間経過するか、または、暖房運転スイッチ20がOFF操作されると、予備暖房運転を終了する。
【0050】
また、暖房運転スイッチ20が2回押されて入浴中暖房運転モード(以下、入浴中暖房運転スイッチのON状態と呼称する)が指令されるとともに、ミスト運転スイッチ25がON操作されると、ミスト暖房同時運転を開始し(ステップ3〜5)、暖房運転スイッチ20が2回押されて入浴中暖房運転モード(以下、入浴中暖房運転スイッチのON状態と呼称する)が指令されるだけのときには、入浴中暖房運転を開始する(ステップ3,4,6)。
そして、ミスト暖房同時運転では、入浴中暖房運転スイッチのON状態が指令されてからまたはミスト運転スイッチ25がON操作されてから設定時間が経過するか、または、暖房運転スイッチ20またはミスト運転スイッチ25がOFF操作されると、ミスト暖房同時運転を終了し、入浴中暖房運転では、入浴中暖房運転スイッチのON状態が指令されてから設定時間が経過するか、または、暖房運転スイッチ20がOFF操作されると、入浴中暖房運転を終了する。
なお、入浴中暖房運転中に、ミスト運転スイッチ25がON操作されると、ミスト暖房同時運転に移行される。
【0051】
ちなみに、ミスト暖房同時運転では、入浴中暖房運転スイッチのON状態が指令されてから設定時間が経過するか、または、暖房運転スイッチ20がOFF操作されると、ミスト運転に移行し、ミスト運転スイッチ25がON操作されてから設定時間が経過するか、または、ミスト運転スイッチ25がOFF操作されると、入浴中暖房運転に移行するようにしてもよい。
【0052】
前記換気運転スイッチ22がON操作されると、換気運転を開始し(ステップ7,8)、換気運転スイッチ22がON操作されてから設定時間経過するか、または、換気運転スイッチ22がOFF操作されると、換気運転を終了する。
【0053】
前記涼風運転スイッチ24とミスト運転スイッチ25がON操作されると、ミスト涼風同時運転を開始し(ステップ9〜11)、涼風運転スイッチ24だけがON操作されると、涼風運転を開始する(ステップ9,10,12)。
そして、ミスト涼風同時運転では、涼風運転スイッチ24またはミスト運転スイッチ25がON操作されてから設定時間が経過するか、または、涼風運転スイッチ24またはミスト運転スイッチ25がOFF操作されると、ミスト涼風同時運転を終了し、涼風運転では、涼風運転スイッチ24がON操作されてから設定時間が経過するか、または、涼風運転スイッチ24がOFF操作されると、涼風運転を終了する。
なお、涼風運転中に、ミスト運転スイッチ25がON操作されると、ミスト涼風同時運転に移行される。
【0054】
ちなみに、ミスト涼風同時運転では、涼風運転スイッチ24がON操作されてから設定時間が経過するか、または、涼風運転スイッチ24がOFFされると、ミスト運転に移行し、ミスト運転スイッチ25がON操作されてから設定時間が経過するか、または、ミスト運転スイッチ25がOFF操作されると、涼風運転に移行するようにしてもよい。
【0055】
前記乾燥運転スイッチ23がON操作されると、乾燥運転を開始し(ステップ13,14)し、ミスト運転スイッチ25がON操作されると、ミスト運転を開始する(ステップ15,16)。
乾燥運転およびミスト運転の夫々の運転の終了については、各スイッチがON操作されてから設定時間が経過するか、または、各スイッチがOFF操作されると、夫々の運転を終了する。
【0056】
そして、ミスト運転、ミスト暖房同時運転およびミスト涼風同時運転において、運転開始時に、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向に調整し、温水サーミスタ27の検出温度と噴出許容設定範囲との関係で、噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向と作用方向のいずれかに変更するので、その制御動作について、ミスト運転を挙げて図11のフローチャートに基づいて説明する。
【0057】
まず、ミスト運転スイッチ25がON操作されて、ミスト運転が開始されると、温水供給断続弁28を開弁させて、ミスト噴出部4に温水を供給する(ステップ21)。
そして、温水サーミスタ27の検出温度tが噴出許容下限温度Tmin未満であれば、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向に調整した非作用状態にする(ステップ22,23)
【0058】
また、温水サーミスタ27の検出温度tが噴出許容上限温度Tmaxよりも高ければ、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向に調整した非作用状態にし、温水供給断続弁28を閉弁させて、リモコン操作部Rの表示部にエラー表示してエラー停止する(ステップ24〜26)。
【0059】
そして、温水サーミスタ27の検出温度tが噴出許容下限温度Tmin以上でかつ噴出許容上限温度Tmax以下の噴出許容設定範囲内になると、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を作用方向に調整した作用状態にするようにしている(ステップ22,24,27)。
【0060】
その後、ミスト運転スイッチ25がON操作されてから設定時間が経過するか、または、ミスト運転スイッチ25がOFF操作されて、停止タイミングになるまで、上述の制御動作を繰り返し実行する(ステップ28)。
そして、停止タイミングになると、ミスト用電動モータ19にて噴出ノズル4bの噴出方向を非作用方向に調整した非作用状態にして、温水供給断続弁28を閉弁する停止処理を実行する(ステップ28,29)。
【0061】
なお、ミスト運転中に、暖房運転スイッチ20が2回押されて入浴中暖房運転モード(入浴中暖房運転スイッチのON状態)が指令されると、ミスト暖房同時運転に移行され、涼風運転スイッチ24がON操作されると、ミスト涼風同時運転に移行される。
【0062】
〔別実施形態
【0063】
)上記実施形態では、非作用方向を真下から60度浴槽A側に向けた方向としたが、例えば、非作用方向を真下に向けた方向とするなど、非作用方向は、人体存在予定箇所と異なる方向であれば適宜変更が可能である。
【0066】
)上記実施形態では、通風手段Tが、加熱空気を通風する状態と、浴室1内から吸引した空気を通風する状態とのいずれの状態も現出するように構成したが、通風手段Tは、加熱空気を通風する状態と、浴室1内から吸引した空気を通風する状態とのいずれか一方の状態のみ現出するように構成してもよい。また、通風手段Tを屋外などから吸気した空気を通風するように構成して実施することも可能である。
【0067】
)上記実施形態では、通風手段Tを備えた装置本体部3にミスト噴出部4を支持させ、ミスト噴出部4が支持された装置本体部3をグリル板8にて覆うことによって、ミスト噴出部4と通風手段Tとを一体状に構成するようにしているが、ミスト噴出部4を浴室1の天井に吊り下げ支持されるなどして、ミスト噴出部4と通風手段Tとを別体状に構成して実施することも可能である。
【0068】
)上記実施形態では、制御部5が、通風運転状態、ミスト運転状態、および、同時運転状態に切換可能に構成されているが、制御部5が、同時運転状態に切換可能であればよく、通風運転状態およびミスト運転状態については必ずしも切換可能でなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴室空調装置を設置した浴室の斜視図
【図2】浴室空調装置の分解斜視図
【図3】浴室空調装置の横断平面図
【図4】浴室空調装置の縦断側面図
【図5】浴室空調装置の縦断側面図
【図6】浴室空調装置の縦断側面図
【図7】浴室空調装置の要部を示す斜視図
【図8】浴室内への空気の吹き出し方向を示す概略側面図
【図9】浴室内へのミストの噴出方向を示す概略側面図
【図10】制御動作を示すフローチャート
【図11】ミスト運転における制御動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ミスト対象室
3 装置本体部
4 温水噴出手段
5 制御手段
8 カバー体
13 加熱手段
B 人体存在予定箇所
T 通風手段

Claims (6)

  1. 入浴者の存在が予定されている人体存在予定箇所に向けてミストを噴出する温水噴出手段が設けられている温水噴出装置であって、
    前記温水噴出手段及び通風手段が、ミスト対象室としての浴室における浴槽の上部に相当する箇所に、前記通風手段の吹き出し口を前記温水噴出手段よりも前記人体存在予定箇所としての洗い場に接近させた状態で、かつ、前記吹き出し口と前記温水噴出手段とを水平方向に並べた状態で設けられ、
    前記温水噴出手段が、起動するときには、前記人体存在予定箇所と異なる方向にミストを噴出し、その温水の温度が噴出許容設定範囲内になると、前記人体存在予定箇所に向けてミストを噴出するように構成され、
    前記通風手段が、前記温水噴出手段にて噴出されるミストが前記人体存在予定箇所に存在する人体の頭部側に飛散するのを抑制すべく、前記洗い場に存在する人体の頭部側に向けた方向に通風するように設けられ、かつ、前記温水噴出手段が、前記人体存在予定箇所に向けてミストを噴出するときに、噴出されたミストが前記通風手段にて通風される空気の流れの下方側空間を通って前記人体存在予定箇所に流動するように、ミストを噴出するように構成されている温水噴出装置。
  2. 前記通風手段が、加熱手段にて加熱された加熱空気を通風するように構成されている請求項1に記載の温水噴出装置。
  3. 前記通風手段が、前記ミスト対象室内から吸引した空気を通風するように構成されている請求項1に記載の温水噴出装置。
  4. 前記温水噴出手段と前記通風手段とが一体状に構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の温水噴出装置。
  5. 前記通風手段を備えた装置本体部が、前記ミスト対象室の天井裏に入り込ませた状態で設置され、その設置状態において、前記温水噴出手段を前記ミスト対象室の天井の表面側箇所に支持するように構成され、
    前記ミスト対象室内側において、前記温水噴出手段が支持された前記装置本体部を覆うカバー体が設けられている請求項4に記載の温水噴出装置。
  6. 前記温水噴出手段および前記通風手段の作動状態を制御する制御手段が設けられ、
    前記制御手段が、前記通風手段のみを作動させる通風運転状態、前記温水噴出手段のみを作動させるミスト運転状態、および、前記通風手段および前記温水噴出手段を作動させる同時運転状態に切換可能に構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の温水噴出装置。
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