JPH09248325A - ミスト発生装置 - Google Patents

ミスト発生装置

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JPH09248325A
JPH09248325A JP6066396A JP6066396A JPH09248325A JP H09248325 A JPH09248325 A JP H09248325A JP 6066396 A JP6066396 A JP 6066396A JP 6066396 A JP6066396 A JP 6066396A JP H09248325 A JPH09248325 A JP H09248325A
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JP
Japan
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mist
hot water
generating device
temperature
mist generating
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JP6066396A
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English (en)
Inventor
Seiya Nagayoshi
誠也 永吉
Kyosuke Sakino
恭介 崎野
Hiroyuki Iwashita
裕之 岩下
Tomohiro Nishi
智寛 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室内に置かれるミスト発生装置において、
運転開始時に配管内に残留水があっても、適温のミスト
だけを使用者に提供する。 【解決手段】 霧化装置7へ温水を供給する流路5に、
霧化装置7をバイパスする排水路27を設け、その分岐
点に温度センサ35を設ける。運転スイッチ39が押さ
れると、まず、排水路27を開いて低温の残留水を排出
し、温度センサ35の検出温度が適温まで上昇すると、
排水路27を閉じ、霧化装置7に適温の温水を供給して
ミストを発生させる。温度センサ35を用いる代りに、
運転スイッチ39が押された後一定時間だけ排水路27
を開き、その後に排水路27を閉じてミスト発生を開始
してもよい。排水中は、ブザー45又はランプ41で使
用者にその旨を通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室でのミストサ
ウナ等に供するミスト発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室内で高湿・中高温のミストを浴びる
ことの出来るミストサウナが広く知られている。例え
ば、外部の蒸気発生器より蒸気を浴室内へ導入する方法
(特開昭63−207927号公報)、温水を超音波加
湿器で霧化するスチームサウナ装置(実開平1−138
439号公報)、温水をポンプで加圧し、ノズル噴霧す
るミストサウナ装置(特開平4−241866号公報、
特開平4−241867号公報)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、浴室内に置かれ
る可搬式のミスト発生装置は、浴室内の既設の配管(水
道管等)に接続するのみでよく、ミスト発生装置に設け
られている運転スイッチを操作すれば、すぐにミストを
発生する事が出来る利点がある。
【0004】この種の従来のミスト発生装置は、使用者
が操作しやすいように、運転スイッチは一般に装置本体
の前面に設けられている。このため、使用者が運転スイ
ッチをONするとすぐにミストを吐出するので、うっか
りすると服を濡らしてしまうことがある。また、運転開
始時、最初に配管内の低温の残留水がミストになるの
で、冷たいミストを被って不快な思いをするおそれが
る。
【0005】そこで本発明は、上記の問題点を改良し
て、従来に比べ使い勝手の良いミスト発生装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
うミスト発生装置は、温水供給源から温水を供給する供
給流路と、この温水を霧化して吐出する霧化装置と、供
給流路内の温水を排出する排水手段と、供給流路内の温
水が所定温度以下の時に排水手段を作動させる制御手段
とを備える。この装置によれば、運転開始時に配管内の
低温の残留水を排水してから、所定温度以上の温水だけ
を用いてミストを発生させることができる。
【0007】排水手段の一例は、供給流路から分岐した
排水流路を通じて、所定温度以下の温水を霧化装置に供
給せずに排出する。また、別の例は、所定温度以下の温
水を霧化装置に供給するものの、霧化装置からのミスト
の吐出を待機させることにより、実質的にその供給水を
排出する。ミストの吐出を待機させる方法としては、霧
化装置を停止させておく方法が最も単純であるが、霧化
装置と送風装置とが別になっている構成では、霧化装置
は作動させるが送風装置を停止しておくことにより、ミ
ストが外へ出ないようにする方法などがある。また、ミ
ストの吐出を待機させる方法に代えて、ミストを吐出さ
せるが、その吐出方向を使用時の方向とは全く異なる方
向とすることによって、そのミストが実質的に使用され
ないようにすることもできる。いずれにしても、低温の
残留水はミストとして使用されることなく捨てられるか
ら、使用者が低温のミストを浴びて不快な思いをするこ
とはない。
【0008】排水手段は、通常、使用者が運転を指令し
た時に起動される。しかし、運転指令が近く入るであろ
うことを事前に予測して、この予測時点で排水手段を起
動することもできる。例えば、使用者が近づくのを人体
センサで感知したり、浴室の照明が点灯したことを照度
センサなどで感知して、その時点で排水手段を起動する
ことができる。これにより、実際に運転指令が入るより
先に排水が行えるので、運転指令に即応して暖かいミス
トを発生させることができる。
【0009】尚、予測時点で排水を開始する場合、排水
している間は霧化装置からのミストの吐出を待機させる
ことが望ましい。これにより、使用者が装置の誤動作と
勘違いするおそれがなくなる。
【0010】供給流路内の水温が所定温度より低いか否
かを判断する方法は、基本的には供給流路に設けた温度
センサを用いる。しかし、温度センサを用いずに、温水
の供給開始後所定時間を経過したかで判断してもよい。
つまり、所定時間を経過するまでは、所定温度以下と看
做して、供給水を排出する。尚、後者の場合に、最後の
運転停止時点からの経過時間も監視して、その経過時間
が非常に短い場合には、温水の温度はまだ低下していな
いと看做して、運転指令が入力されたならば、排水をせ
ずに直ちにミスト吐出を開始するようにしてもよい。
【0011】さらに、排水手段が残留水を排出している
間、ブザーやランプなどで使用者にその旨を報知するよ
うにしてもよい。
【0012】本発明の第2の側面に係るミスト発生装置
は、ミストの使用時刻を予約するタイマを備え、タイマ
に予約した使用時刻より所定時間だけ先に、ミスト吐出
を開始する。これにより、使用時刻には、適温のミスト
サウナを提供することができる。
【0013】
【実施の形態】以下、本発明のミスト発生装置の実施形
態を図面により詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態にかかるミス
ト発生装置の概略構造図である。
【0015】図1に示すように、ミスト発生装置1は浴
室の床に置かれる。浴室内の給湯栓2基端の分岐管4か
ら延びた給湯ホース6が、ミスト発生装置1の流入管3
に接続される。
【0016】ミスト発生装置1内では、流入管3から供
給流路5が延びて、ミスト発生円板7の中央開口部9ま
で至る。ミスト発生円板7は、温水を回転飛散させて霧
化するものであり、かつ、ミストを吐出させる送風器と
しての羽根車11も備える。ミスト発生円板7の円周方
向外方には、複数の衝突板13が、飛散してきたミスト
を更に微細化し、かつその方向をガイドするために配設
されている。ミスト発生円板7と衝突板13は、内部ケ
ーシング15に収納されている。内部ケーシング15の
外枠にはモータ17が取り付けられ、モータ出力軸19
が内部ケーシング15の貫通穴の軸封装置21を通っ
て、ミスト発生円板7の底部に結合されている。外部ケ
ーシング23には、ミストを外部へ吐出させる吐出口2
5が設けられている。これで全体として、送風器と一体
化した霧化装置が構成される。
【0017】一方、供給流路5の途中から排水流路27
が分岐して、排水口29まで至る。その分岐点又はその
上流側に、温度センサ35が取り付けられる。供給流路
5のミスト発生円板7の中央開口部9に至る部分の適当
な位置に、給湯弁31が設けられ、排水流路27の適当
な位置に排水弁33が設けられる。内部ケーシング15
の底部からドレイン排水管37が延びて、ミスト発生装
置1の外部に導かれている。尚、排水弁33や給湯弁3
1は、これを開または閉の状態に保持する為にソレノイ
ドバルブを常時通電しておくと電池の消耗が著しいの
で、ラッチ式ソレノイドバルブ、つまり、バルブを開ま
たは閉に切り替える時のみ、コイルに通電し、保持は永
久磁石によって行うタイプのソレノイドバルブを用い
る。
【0018】ミスト発生装置1の外表面の適当箇所に
は、運転スイッチ39及び運転ランプ子41が取り付け
られ、これらは装置1内部で制御装置43に配線され
る。また、警報用のブザー45も設けられる。電源(電
池)47に接続された制御装置43は、モータ17、給
湯弁31、排水弁33及び温度センサ35等にも配線さ
れる。
【0019】以上の構成よりなるミスト発生装置1にお
いて、制御装置43が本発明に従って行い得る幾つかの
運転制御例を以下に説明する。
【0020】第1の制御例は、まず使用者が運転スイッ
チ39をONすると、制御装置43は供給流路5の給湯
弁31を開き、温水の供給を開始する。この時、温度セ
ンサ35が温水の温度を検出し、この温度情報を制御装
置43に送る。そして、温水の温度が所定値以下の時
は、制御装置43はモータ17を起動しない。従って、
配管内の残留水のような所定温度以下の水が、ミスト発
生円板7の中央開口部9に供給されても、霧化装置は作
動しないためミストは発生しない。そして、供給された
水は内部ケーシング15内に流れ込み、ドレイン排水管
37を通して浴室内の床に排出される。
【0021】やがて、配管内の残留水が全て排出され、
適温の温水に置き換わると、温度センサ35の温度情報
に基づき、制御装置43はモータ17の回転開始を指令
する。これにより、霧化装置が動作してミストを発生
し、ミスト発生装置1の吐出口25より吐出する。これ
により、快適な温度のミストだけを浴びることが出来
る。
【0022】尚、この制御例では、排水流路27の排水
弁33を常時閉じておくか、少なくともミスト発生中は
閉じておく必要がある。或は、排水流路27自体を設け
なくてもよい。
【0023】次に、第2の制御例を、図2に示す制御装
置43の制御フローチャートを用いて説明する。尚、こ
の制御例の場合、配管(給湯側、排水側)の圧損バラン
スにより、排水弁33が開いていると給湯側へ湯が殆ど
流れない場合には、給湯弁31は常時開いたままにして
おいても、給湯弁31自体を設けなくてもよい。また、
そうでない場合には、排水弁33が開いている間は給湯
弁31は閉じておき、排水弁33が閉じる給湯弁31を
開くようにする。
【0024】図2に示すように、運転スイッチ39がO
Nされると(S1)、制御装置43はまず排水弁33を
開き(S2)、排水流路27より残留水の排出を開始す
る。この時、温度センサ35により、供給流路5内の温
水の温度が検出され、制御装置43で所定温度T1と比
較される(S3)。温水が所定温度T1以下の間は、上
記排水が継続され、やがて、残留水がT1以上の温度の
温水に置き替わった(即ち、湯温≧T1)時、制御装置
43は排水弁33を閉じ(S4)、同時にモータ17を
回転させてミストを発生させる(S5)。その後、運転
スイッチ39がOFFされると(S6)、制御装置43
はモータ17を停止しミスト発生を止める(S7)。
【0025】次に、第3の制御例を、図3の制御フロー
チャートに従って説明する。この制御例は、運転スイッ
チ39のON後所定時間が経過するまでは、供給流路内
5の温水は所定温度以下にあるものと看做して、ミスト
発生の開始を待たせるものである。従って、温度センサ
35を利用しないので、温度センサ35を設けなくても
よい。
【0026】図3に示すように、運転スイッチ39がO
Nされると(S11)、制御装置43はまず排水弁33
を開き(S12)、同時に内蔵タイマをスタートする
(S13)。タイマの設定時間は、残留水が排出されて
適温の温水に置き替わるのに要する所定の時間(例えば
数十秒)である。次に、タイマ設定時間に達したかどう
か判定し(S14)、設定時間に至るまでは排水を継続
する。タイマ設定時間に達すると、排水弁33を閉じ
(S15)、同時にモータ17を起動してミストを発生
させる(S16)。その後、運転スイッチ39がOFF
されると(S17)、モータ17を停止しミスト発生を
止める(S18)。
【0027】次に、第4の制御例を、図4の制御フロー
チャートを参照して説明する。これは、第3の制御例に
加えて、短いインターバルをおいて繰り返し運転を考慮
した改良(S11A、S18A)を付加したものであ
る。
【0028】図4に示すように、運転スイッチ39がO
Nされると(S11)、制御装置43はまず、前回の運
転スイッチOFF(運転停止)からの時間が所定時間T
2より短いかどうか判定する(S11A)。尚、所定時
間T2は温水が所定温度以下に下がらない時間に選ばれ
ている。その結果、OFF時間がT2より長い場合は、
温水温度が下がっていると判断し、以下、図3のフロー
チャートと同じ処理を行う。一方、OFF時間がT2よ
り短い場合は、供給流路5内の温水は所定温度以上を保
っているものと看做し、排水は行わずにステップS16
にジャンプし、直ちにモータ17を回転しミストを発生
する。
【0029】その後、運転スイッチ39がOFFされ
(S17)、ミスト発生を止めると(S18)、制御装
置43は、前回OFFからの経過時間をカウントしたタ
イマを新たにスタートして(S18A)、次回の運転に
備える。
【0030】次に第5の制御例を、図5の制御フローチ
ャート及び図6のタイムチャートに従って説明する。こ
の制御例は、図3に示した第3の制御例に加え、運転ス
イッチ39がONされた後ミスト発生を待っている間、
その旨をブザー45の鳴動で使用者に報知する処理を付
加したものである。
【0031】図5及び図6に示すように、運転スイッチ
39がONされると(S21)、制御装置43は運転ラ
ンプ41を点灯し(S22)、同時にブザー45を鳴動
し(S23)、タイマをスタートさせる(S24)。こ
の後、図示してないが、図3の制御と同様に、排水弁3
3を開いて残留水の排出を開始する。次に、タイマをチ
ェックして所定時間T1を経過したかどうか判定し(S
25)、T1を経過するとブザー45をOFFし(S2
6)、そして、排水弁33を閉じ、モータ17を起動し
てミスト発生を開始する(S27)。その後、運転スイ
ッチ39がOFFされると(S28)、運転ランプ41
を消灯し(S29)、モータを停止してミスト発生を止
める(S30)。
【0032】尚、上記制御例では、ブザー45の鳴動に
代えて、運転ランプ41の点滅やランプ色の切り替え等
の報知方法を採用してもよい。運転ランプ41の点滅を
用いる場合は、図5のフローで、運転ランプ点灯のステ
ップS22を除去し、ブザーONのステップS23を運
転ランプ点滅に代え、T1経過後のブザーOFFのステ
ップS26を運転ランプ点灯に代えればよい。また、ラ
ンプ色の切り替えを採用する場合は、図5のフローで、
運転ランプ点灯のステップS22を除去し、ブザーON
のステップS23を例えばランプ赤色点灯に代え、ブザ
ーOFFのステップS26を例えばランプ青色点灯に代
えればよい。
【0033】次に、本発明の第2の実施形態に係るミス
ト発生装置について説明する。このミスト発生装置は、
上述した第1の実施形態に加えて、使用されることを事
前に予測して、使用時には出来るだけ早く適温のミスト
が発生できるよう予めスタンバイしておく機能を付加し
たものである。
【0034】図7は、このミスト発生装置のスタンバイ
機能の部分を示した概略図である。人体センサ51が、
使用者52を検知しやすい位置、例えば、ミスト発生装
置53の正面の外表面に配置されている。人体センサ5
1は、発行素子と受光素子とを有し、所定範囲に投光し
て、人体からの反射光を受信することにより人体を検知
する。この人体センサ51と運転スイッチ54とが制御
装置55に接続され、また、霧化装置56を駆動するモ
ータ57が制御装置55に接続されている。
【0035】使用者52がミスト発生装置53に近ずく
と、人体センサ51の発光素子からの投光は、使用者5
2に反射して、人体センサ51の受光素子に入射され
る。人体センサ51はこの受光信号を制御装置55に送
る。すると、制御装置55は運転スイッチ54のONを
待たずに直ちに、排水弁33(図1参照)を開いて残留
水の排出を開始するとともに、温度センサ35(図1)
の検出温度を監視する。
【0036】その後、運転スイッチ54がONされる
と、その時点で温度センサ35(図1)の検出温度がす
でに所定温度以上になっていれば、直ちにモータ57を
起動してミストを発生させる。もし、検出温度が所定温
度以上になっていなければ、なるまで待ってからモータ
57を起動する。いずれにしても、運転スイッチONか
ら速やかに快適温度のミストが得られる。
【0037】次に、スタンバイ機能を持った別の実施形
態を図8を参照して説明する。ミスト発生装置61の上
面の浴室灯62からの照度が出来るだけ高くなる位置
に、照度センサ63が設けてある。照度センサ63、運
転スイッチ66及びモータ65等が制御回路64に接続
されている。
【0038】使用者が浴室灯62を点灯すると、ミスト
発生装置61の照度センサ63がこれを検出する。この
検出に応答して、制御装置64が排水弁を開き残留水の
排出を開始し、かつ温度センサ35の検出温度を監視す
る。その後、運転スイッチ66がONされると、図7の
実施形態と同様にしてミスト発生が開始される。
【0039】尚、照度センサ63の代わりに焦電センサ
を用いてもよい。この場合は、焦電センサ63が浴室灯
62の赤外線に照射されると、焦電センサ63は温度変
化を起こし電圧を発生するので、制御装置64がこれに
応答して排水を開始する。
【0040】次に、本発明の第4の実施形態を説明す
る。これは、図9に示すように、ミスト吐出口に設けた
ルーバ73を用いてミストの吐出方向を変更するように
したもので、(a)は運転停止時の状態、(b)は温水
温度が低いときに、ミストを使用者のいない方向へ吐出
している状態、(c)は温水が適温であるときに、ミス
トを正常な方向へ吐出している状態を示す。
【0041】図9に示すように、霧化装置72のミスト
吐出口に、多数の案内板をもつルーバ73が配置されて
いる。ルーバ73は、ルーバモータ74によって、案内
する方向が変えられる。そして、制御装置75が、霧化
装置72のモータ71及びルーバモータ74を制御す
る。
【0042】今、運転スイッチがONされた時、供給水
の温度が所定温度より低いと、制御装置75はルーバモ
ータ74を駆動してルーバ73の案内方向を図9(b)
の様に上向きに変更した上で、霧化装置72を起動す
る。これにより、ミストは使用者に当たらないように上
向きに吐出される。
【0043】その後、温水が所定温度に達すると、制御
装置75は、ルーバモータ74を駆動してルーバ73の
案内方向を図9(c)の様に変更して、使用者のいる正
面方へミストを吐出させる。尚、使用者がルーバを任意
の方向に変更できる機構を更に設ければ、ミストの吐出
方向を使用者の望む方向に変える事が出来る。
【0044】次に、本発明の第5の実施形態えお説明す
る。これは、予約タイマを用いて、予約時刻には適温の
ミストサウナ状態を提供できる機能をもつものである。
【0045】図10は、ミスト発生装置に設けた予約タ
イマの操作パネルを示し、予約時刻の設定スイッチや、
予約時刻と現在時刻を表示するLCDパネル等を備え
る。
【0046】図11は、予約タイマにより、浴室内をサ
ウナ温度に上昇させる原理を説明するための浴室内温度
の変化特性図である。特定の予約時刻が設定されると、
これよりt1時間前に残留水の排出処理が終わり、ミス
ト発生が開始されるように、運転制御が行われる。ここ
で、t1時間は、その間ミスト発生を続けることによ
り、浴室内の温度がΔT℃上昇して、ほぼ適温のミスト
サウナ状態が形成される時間である。これにより、使用
者は希望の時刻にミストサウナを使う事が出来る。尚、
ΔTは季節毎の室温や使用者の好みの適温によって異な
り、このΔTに応じて、及び入水温度や浴室の広さに応
じてt1が異なるため、このt1は手動で又は自動的に
調整できることが望ましい。
【0047】以上幾つかの実施形態を説明したが、本発
明は他にも種々の実施形態で使用することができる。例
えば、ロータを用いた霧化装置だけでなく、他の原理に
よる霧化装置を採用したミスト発生装置にも適用でき
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ミスト発生装置を使用する前に、自動的に残留水を排出
するので、適度な温度のミストだけを使用者に提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るミスト発生装置の概
略構造図。
【図2】同実施形態で採用できる第2の制御例のフロー
チャート。
【図3】第3の制御例のフローチャート。
【図4】第4の制御例のフローチャート。
【図5】第5の制御例のフローチャート。
【図6】第5の制御例のタイムチャート。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るミスト発生装置
の概略構造図。
【図8】第3の実施形態に係るミスト発生装置の概略構
造図。
【図9】第4の実施形態に係るミスト発生装置の概略構
造図。
【図10】第5の実施形態の予約タイマの操作パネルを
示す正面図。
【図11】第5の実施形態の原理を説明するための浴室
内温度の変化特性図。
【符号の説明】
1、53、61 ミスト発生装置 17、57、65、71 モータ 27 排水流路 31 給湯弁 33 排水弁 35 温度センサ 37 ドレイン排水管 39、54、66 運転スイッチ 41 運転ランプ 43、55、64、75 制御装置 45 ブザー 51 人体センサ 56、67、72 霧化装置 62 浴室灯 63 照度センサ 73 ルーバ 74 ルーバモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩下 裕之 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 西 智寛 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水を霧化し吐出する霧化装置と、温水
    供給源から前記霧化装置へ温水を供給する供給流路とを
    備えたミスト発生装置において、 前記供給流路内の温水を排出する排水手段と、 前記供給流路内の温水が所定温度以下の時、前記排水手
    段を作動させる制御手段とを備えたことを特徴とするミ
    スト発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のミスト発生装置におい
    て、 前記排水手段が、前記供給流路から分岐した排水流路を
    有し、温水供給源からの温水を前記霧化装置に供給せず
    に前記排水流路を通じて排出することを特徴とするミス
    ト発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のミスト発生装置におい
    て、 前記制御手段が、前記霧化装置からのミストの吐出を待
    機させる待機手段を有し、ミストの吐出を待機させたま
    まで、温水供給源からの温水を前記霧化装置に供給する
    ことにより、温水供給源からの温水を排出することを特
    徴とするミスト発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のミスト発生装置におい
    て、 前記霧化装置の起動を指令する操作手段を備え、 前記制御手段が、前記操作手段からの起動指令に応答し
    て、前記排水手段を作動させることをことを特徴とする
    ミスト発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のミスト発生装置におい
    て、 前記霧化装置の起動を指令する操作手段と、 前記操作手段が近く操作されることを事前に予測する予
    測手段とを備え、 前記制御手段が、前記予測手段による予測に応答して、
    前記排水手段を作動させることを特徴とするミスト発生
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のミスト発生装置におい
    て、 前記制御手段が、前記排水手段が排水を行っている間、
    前記霧化装置からのミストの吐出を待機させることを特
    徴とするミスト発生装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のミスト発生装置におい
    て、 前記霧化装置が、ミストを吐出させるための吐出力を発
    生する送出手段を含み、 前記待機手段が、ミストの吐出を待機させるために、前
    記送出手段の作動を待機させることを特徴とするミスト
    発生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のミスト発生装置におい
    て、 ミストの吐出方向を制御する吐出方向制御手段を備え、 前記排水手段が、前記吐出方向制御手段を制御して前記
    霧化装置からのミストの吐出方向を使用時と異なる方向
    に向けることにより、温水供給源からの温水を実質的に
    排出することを特徴とするミスト発生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のミスト発生装置におい
    て、 前記供給流路内の温水の温度を検出する温度検出手段を
    備え、 前記制御手段が、前記温度検出手段の検出信号に基づい
    て、前記供給流路内の温水が所定温度以下であるか否か
    を判断することを特徴とするミスト発生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1項記載のミスト発生装置にお
    いて、 前記霧化装置の起動を指令する操作手段を備え、 前記制御手段が、前記操作手段からの起動指令が入って
    から第1の時間が経過するまでの間、前記供給流路内の
    温水が所定温度以下であると看做して前記排水手段を作
    動させることを特徴とするミスト発生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のミスト発生装置にお
    いて、 前記制御装置が、ミストの吐出が最後に終了してから第
    2の時間が経過するまでの間は、前記操作手段からの起
    動指令が入ると、前記排水手段を作動させずに直ちに前
    記ミストの吐出を開始させることを特徴とするミスト発
    生装置。
  12. 【請求項12】 請求項1項記載のミスト発生装置にお
    いて、 前記排水手段が作動していることをユーザに報知する報
    知手段を更に備えたことを特徴とするミスト発生装置。
  13. 【請求項13】 温水を霧化し吐出するミスト発生装置
    において、 ミストの使用時刻を予約するタイマと、 前記タイマーに予約された使用時刻より所定時間前に、
    ミストの吐出を開始する制御手段とを備えることを特徴
    とするミスト発生装置。
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