JP5126488B2 - 空調機への付属装置の取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室暖房機やその他の空調機にミスト発生装置などの所望の付属装置を取り付けるのに適用される空調機への付属装置の取付け構造に関する。
ミスト発生装置を浴室内に設置する場合、このミスト発生装置を浴室暖房機の下部に取り付けることがよく行なわれている(たとえば、特許文献1を参照)。このような手段を採用すれば、浴室暖房機とミスト発生装置との集約化が図られ、全体の見栄えなどを良好にすることができる。また、ミスト発生装置によって発生されたミストを、浴室暖房機からの送風を利用して浴室内の所望領域に進行させるような作用を得ることも可能となる。
しかしながら、従来においては、次に述べるように、改善すべき点があった。
すなわち、ミスト発生装置は、浴室暖房機とは個別の理由で故障などを生じる可能性がある。このため、ミスト発生装置については、浴室暖房機から容易に取り外して、浴室暖房機とは個別にその修理や点検などを行なうことができるようにすることが望まれる。その一方、ミスト発生装置を浴室暖房機に取り付ける場合、単に、ミスト発生装置を浴室暖房機から取り外し易くするだけでは不十分であり、取り付けの信頼性を高くすることも望まれる。たとえば、ミスト発生装置に適当なブラケットを連結し、このブラケットを浴室暖房機に対してネジ止めすれば、その取り外し作業などが容易化されるものの、このような手段を採用しただけでは、前記ネジ止め部分が万一緩んだ場合にミスト発生装置の取り付け状態が解除される可能性は高い。したがって、そのような取り付け手段のみでは、ユーザに不安感を与えてしまうため、このようなことを解消することも望まれる。これに対し、従来においては、前記したような要望を十分に満足させ得る手段が提供されていないのが実情である。したがって、この点において改善すべき余地があった。なお、この点は、浴室暖房機にミスト発生装置を取り付ける場合に限らず、浴室暖房機以外の空調機にミスト発生装置とは異なる他の付属装置を取り付ける場合においても同様である。
特開2002−336155号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、空調機に対する付属装置の着脱が容易であるとともに、空調機に付属装置が取り付けられた状態においてその取り付けの信頼性をも高めることが可能な空調機への付属装置の取付け構造を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される空調機への付属装置の取付け構造は、空調機と、この空調機の下部に1または複数のブラケットを介して取り付けられる付属装置と、を備えている、空調機への付属装置の取付け構造であって、前記ブラケットは、一対の水平板部と、これらの水平板部から下向きに垂下し、かつ前記付属装置が連結される一対の垂下部とを有しており、前記空調機には、略水平方向に奥行きがあり、かつ少なくとも一側部が開口した一対の凹溝が水平方向に間隔を隔てて設けられており、前記ブラケットは、前記一対の水平板部が前記一対の凹溝に挿入されていることにより前記空調機に掛止されており、前記空調機には、前記ブラケットの一対の水平板部をこの空調機にネジ止めするためのネジ止め部が設けられているとともに、前記付属装置は、前記ネジ止め部の直下領域を避けた配置とされて、前記ネジ止め部のネジ止め作業およびその解除作業を前記空調機の下方から行なうことが可能な構成とされており、前記一対の凹溝は、前部が閉塞し、かつ後部が開口した形態を有しているとともに、前記一対の水平板部は、前記一対の凹溝に対してその後部の開口部分から挿入されており、前記空調機が所望の壁部に取付けられたときには、前記一対の水平板部が前記一対の凹溝の後方に脱出することが前記付属機器または前記ブラケットが前記壁部に当接することによって阻止可能な構成とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、付属装置がブラケットを介して空調機の下部に取り付けられることとなるが、空調機に対するブラケットの連結は、ブラケットの一対の水平板部を空調機に設けられている一対の凹溝に挿入することによって行なうことができる。また、ブラケットの水平板部を空調機の凹溝から抜き外せば、空調機から付属装置を取り外すことが可能となる。このようなことから、空調機に対する付属装置の着脱が容易となり、付属装置を空調機とは分離させて、個別に保守・点検などを行なうのに便利となる。その一方、付属装置が空調機に取り付けられている際には、ブラケットの一対の水平板部が略水平状の一対の凹溝に挿入し、このブラケットが空調機に対して安定的に掛止された状態にあるために、たとえば前記ブラケットを空調機に対して単にネジ止めする場合とは異なり、ネジの緩みによってそれらの連結状態が容易に解除されないようにすることが可能となる。したがって、付属装置の取り付けに対する信頼性を高める効果も得られる。
さらに、前記構成によれば、ブラケットの一対の水平板部を空調機にネジ止めすることによって、ブラケットの取り付けの信頼性をより高めることができることは勿論のこと、ネジ止め作業やその解除作業は、空調機の下方から行なうことが可能であるために、空調
機が設置されている現場での作業性も良好となる。
さらに、空調機が取り付けられる壁部を利用して、ブラケットの水平板部が空調機の凹溝から脱出することを阻止することができ、ブラケットが空調機から不用意に外れることをより徹底して防止することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記空調機の上部には、前記壁部に固定された取付板にこの空調機を掛止させるための係合部が形成されているとともに、前記空調機の下部には、前記取付板に対してこの空調機の下部を連結するための連結手段が設けられており、前記取付板に対して前記空調機の下部が連結されているときには、前記一対の水平板部が前記一対の凹溝の後方に脱出することが前記付属機器または前記ブラケットが前記壁部に当接することによって阻止される一方、前記連結が解除されたときには、前記空調機を前記取付板に掛止させたまま、前記空調機の下部を前記壁部から離間させて、前記一対の凹溝から前記一対の水平板部を脱出させるためのスペースを確保することが可能な構成とされている。
このような構成によれば、空調機を取付板に掛止させたまま、ブラケットの各水平板部を空調機の凹溝から脱出させる作業、および凹溝から脱出させた各水平板部を凹溝に再度挿入する作業を行なうことができ、付属装置の着脱作業がより容易化される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記空調機は、浴室暖房機であるとともに、前記付属装置は、供給されてきた液体をミストとして噴出するミスト発生装置である。もちろん、本発明でいう空調機および付属装置は、これに限定されるものではない。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ミスト発生装置のミスト用液体を受けるための配管用接続具は、前記ブラケットに取り付けられている。
このような構成によれば、ミスト用液体を受ける配管用接続具の配置が定位置に維持されることに加え、その位置は、浴室暖房機とミスト発生装置との取り付け箇所の境界部分またはその近傍部分となるために、この部分に対する配管の着脱作業も容易化される。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図14は、本発明に係る空調機への付属装置の取り付け構造の一例、およびこれに関連する構成を示している。図1によく表われているように、本実施形態においては、浴室暖房機Aの下部に、ミスト発生装置MGがブラケット2A,2Bを介して連結されている。
浴室暖房機Aは、図2によく表われているように、浴室の側壁90に取り付けて使用される壁掛け型であり、ケース50内に、熱交換器51および吸排気用のファン52が収容された構成を有している。ケース50の上壁部50cは複数の吸気口50dを有する吸気グリルであり、ファン52が駆動すると、浴室の空気は吸気口50dからケース50内に流入して熱交換器51によって加熱され、その後ケース50の前面下部に設けられたルーバ53の送風口53aから浴室に向けて送風されるようになっている。熱交換器51は、たとえばファン52の周囲を囲む複数のブロック51a〜51cに区分されているが、これらはともにフィン付きチューブを用いて構成されており、このチューブ内に温水が供給されることによって空気加熱が可能である。
ケース50は、浴室の側壁90に対して取付板8を利用して取り付けられる。より具体的には、図3に示すように、取付板8は、上部に一対の係合用突起80を有し、かつ下部に受板部81を有する金属板であり、ネジ体94を用いて側壁90に固定される。ケース50の背面部には、取付板8の係合用突起80に係合可能な下部開口状の凹部50a’を有する係合部50aが形成されており、これらの係合によってケース50は取付板8に掛止される。ケース50の背面部の下部には、取付板8の受板部81に当接されるブラケット片部50bが形成されており、これらの部分は、孔部81a,50b’およびネジ体95(図2を参照)を利用して互いに連結される。
ミスト発生装置MGは、図4および図5によく表われているように、カバーケース1にミスト噴出機構Bや2つのモータMが組み付けられてユニット化されたものである。また、カバーケース1には、一対のブラケット2A,2Bも取り付けられている。
カバーケース1は、たとえばABS樹脂などの合成樹脂製であり、一定方向に延びた形態を有している。このカバーケース1の背面部(図4および図5の手前側)は開口しており、この開口部分からカバーケース1内にミスト噴出機構BやモータMが収容されている。
ブラケット2A,2Bは、たとえばステンレス製などの金具である。これらのブラケット2A,2Bは、ともに略水平に設定される水平板部20と、この水平板部20からその下方に延びた垂下部21とを有している。
ミスト噴出機構Bは、接続具30の受給口30aに供給されてきた湯水(温水または非加熱の水)を複数のミストノズル31に導き、カバーケース1の前方に向けてミストを噴出する機能を備えている。このミスト噴出機構Bは、接続具30に配管部32を介して連結された回転自在継手33、開閉バルブVa、およびこれら開閉バルブVaや回転自在継手33に対して複数のミストノズル31を接続する複数の配管部34を具備している。このミスト噴出機構Bは、複数の配管部34に設けられているブラケット部35がネジ体91を利用してカバーケース1の複数箇所にネジ止めされていることにより、カバーケース1に固定されて搭載されている。図面には示されていないが、好ましくは、回転自在継手33や開閉バルブVaについても、カバーケース1に対してネジ止めされている。接続具30は、ネジ体92を利用してブラケット2Aの水平板部20に固定されている。接続具30に接続された配管部32には、回転自在継手33が連結されているために、ミスト噴出機構Bのうち、接続具30や配管部32以外の部分については、回転自在継手33の回転中心となる中心軸C1周りにカバーケース1と一緒に回転させることが可能である。
複数のミストノズル31は、カバーケース1の長手方向に適当な間隔を隔てて並んでおり、図6に示すように、カバーケース1の前部10aに設けられている複数のノズル用開口部11からその前方に向けてミスト噴出が可能に設けられている。ミストノズル31としては、たとえば2種類のものが用いられている。より具体的には、カバーケース1の幅方向両端部寄りのミストノズル31aは、幅方向中央部寄りのミストノズル31bよりもミスト噴出量が多いものとされている。噴出されるミストの粒径は、ミストノズル31bの方がミストノズル31aよりも微小である。
ミスト噴出機構Bは、図7に模式的に示すような配管構造とされており、開閉バルブVaが開状態の際には、受給口30aに供給された湯水がミストノズル31a、31bの全てに導かれて噴出される。これに対し、開閉バルブVaが閉状態の際には、ミストノズル31aへの給水が阻止されて、ミストノズル31bのみからミスト噴出が行なわれるようになっている。
図8(a),(b)に示すように、ミストノズル31は、配管部34に連結されており、この配管部34から内部に進行してきた湯水を先端のノズル口310からミストとして噴出可能である。ミストノズル31内に流入した湯水をミスト化する原理は、従来のミストノズルと同様であり、たとえばミストノズル31内において湯水の高速旋回流を生じさせて、これを内径の小さい流路に導いて絞りつつ、その開口部から噴出させる方式である。ミストノズル31は、配管部34の起立部34aに対して、この起立部34aの中心軸C2を中心として回転可能に設けられている。このことにより、ノズル口310の向きを左右方向(カバーケース1の長手方向)に変更させることが可能である。
ノズル口310の向きを安定させるための手段として、カバーケース1には、複数の凹部を有する被係合部12が一体または別体に設けられ、かつミストノズル31には、凸部35aを有する係合部材35が取り付けられている。ミストノズル31を回転させた際に、係合部材35の凸部35aを被係合部12のいずれかの凹部に係入させることによって、ミストノズル31が不用意に回転しないように位置決め可能である。図6に示すように、ノズル用開口部11は、カバーケース1の長手方向に延びた長孔状とされ、ミストノズル31の向きが左右いずれに変更されてもカバーケース1の前方にミストを適切に噴出し得るようになっている。なお、ミストノズル31の向きを変更するには、カバーケース1の前面側から作業者またはユーザなどが、指あるいは適当な部材を用いて、ミストノズル31の先端部を押圧し、回転させればよい。
図4および図5に示すように、2つのモータMは、カバーケース1の長手方向両端部内に収容され、かつネジ体93を用いてカバーケース1に固定されており、それらの駆動軸70の中心は、中心軸C1と一致している。また、2つのモータMは、ともに駆動軸70がブラケット2A,2Bに連結された構成とされている。この連結により、2つのモータMがブラケット2A,2Bに支持されて、カバーケース1やミスト噴出機構Bについても、ブラケット2A,2Bに間接的に支持された状態となっている。前記した連結は、後述するように、ブラケット2A,2Bと駆動軸70との相対回転が阻止されるようになされている。このことにより、モータMの駆動時にはモータMの本体部71がカバーケース1と共に回転するようになっている。
モータMの駆動軸70とブラケット2Aとの具体的な連結手段としては、たとえば図9(a),(b)に示すような手段が用いられている。すなわち、駆動軸70には、連結用のキャップ73が相対回転不能に装着されており、このキャップ73が、ブラケット2Aの垂下部21の孔部22に挿通することにより、駆動軸70とブラケット2Aとの連結が図られている。ただし、キャップ73は、その先端部に形成されたフランジ73a、このフランジ73aに隣接する幅狭部としての切欠部73b、およびこれに隣接する非切欠部73cを有している。これに対し、孔部22の上部22aと下部22bとは、その形状およびサイズが相違しており、たとえば上部22aは円形状であるのに対し、下部22bはそれよりも幅狭な矩形状である。駆動軸70をブラケット2Aに連結する作業手順としては、まず同図(a)の矢印N1に示すように、駆動軸70に装着されたキャップ73のフランジ73aを、孔部22の上部22aに挿通させる。次いで、矢印N2に示すように、キャップ73を下降させて切欠部73bを下部22bに進入させる。このような作業を行なうと、切欠部73bと下部22bとの嵌合作用により、キャップ73および駆動軸70がブラケット2Aに対して相対回転不能な状態に連結され、かつモータMがブラケット2Aに支持される。キャップ73のフランジ73aおよび非切欠部73cは、垂下部21をその厚み方向において挟むために、キャップ73が垂下部21の厚み方向に位置ずれすることも適切に規制される。詳細な説明は省略するが、他方のブラケット2Bに対するモータMの駆動軸70の連結構造も、前記したのと同様である。
ミスト発生装置MGは、図10および図11に示すような構造で浴室暖房機Aに取り付けられている。より詳細には、図12によく表われているように、ケース50の一対の側壁部50cの下部には、凹溝54aを有する支持部54が設けられている。凹溝54は、略水平方向に奥行きがあり、後部(図12の手前側)および内側部がそれぞれ開口し、かつ前部および外側部が閉塞した形態である。支持部54には、ネジ止め用の孔部54bも設けられている。この部分は、本発明でいうネジ止め部の一例に相当する(なお、図11および図12においては、図10よりも支持部54が後方に位置するように示されているが、これは図11および図12において、左側の支持部54を見易くするためである)。
ブラケット2A,2Bの各水平板部20は、各凹溝54aに対してその後部の開口部分から挿入される。このことにより、図10および図11に示したように、支持部54にブラケット2A,2Bが掛止され、ミスト発生装置MGは、ブラケット2A,2Bを介して浴室暖房機Aの下部に取り付けられている。この取り付け状態においては、ミスト発生装置MGのカバーケース1の後部が浴室の側壁90に比較的接近した配置となっている(このことの意義は、後述する)。ブラケット2A,2Bの水平板部20は、ネジ体96を用いて支持部54に固定されている。水平板部20は、ミスト発生装置MGのカバーケース1よりも幅方向外方にはみ出している。このことにより、図11に示すように、ミスト発生装置MGのカバーケース1は、支持部54の直下領域を避けた配置となっており、支持部54の直下領域には、ネジ体96の締め付けなどを行なうための空間スペースSが確保されている。ミスト発生装置MGの受給口30aに対しては、ケース50の背後において適当な配管59が接続され、湯水供給が可能となっている。
次に、前記したミスト発生装置MGおよび浴室暖房機Aの作用について説明する。
まず、前記したミスト発生装置MGの取り付け状態において、ブラケット2A,2Bは、水平板部20が略水平状の凹溝54aに挿入されていることによって浴室暖房機Aの支持部54に掛止されている。このため、本実施形態とは異なり、たとえば適当なネジ体のみを用いてブラケット2A,2Bを浴室暖房機Aに取り付ける場合と比較すると、ブラケット2A,2Bの取り付けが確実化される。すなわち、万一、ネジ体96の締め付けが緩み、このネジ体96が脱落したとしても、ブラケット2A,2Bがケース50に掛止された状態は維持されるために、ミスト発生装置MGの落下は適切に防止される。また、ネジ体96が脱落した場合において、仮に、ブラケット2A,2Bが後方に大きく位置ずれした場合には、支持部54からブラケット2A,2Bが離脱する可能性がある。ところが、本実施形態においては、ブラケット2A,2Bが後方に大きく位置ずれしようとすると、カバーケース1の後部が壁部90に当接する。この当接の作用により、ブラケット2A,2Bが後方に大きく位置ずれしないこととなり、水平板部20が凹溝54aから抜け外れることも好適に阻止される。このようなことから、ミスト発生装置MGの脱落を徹底して防止する効果が得られ、ユーザに対して大きな安心感を与えることができる。
次いで、ミスト発生装置MGを浴室暖房機Aとは別個に保守・点検する場合には、次のようにして対処することができる。すなわち、浴室暖房機Aの下部と取付板8の受板部80とを連結するネジ体95を緩めて、これらの部分の連結を解除すると、図13に示すように、浴室暖房機Aの下部を浴室の側壁90から離反させることが可能である。なお、ネジ体95を緩める作業は、たとえば図14に示すように、ミスト発生装置MGを回転させて、このミスト発生装置MGの上方にその前方側からドライバを差し込み可能とする空間スペースを確保した状態で行なうことが可能である。図13に示すように、浴室暖房機Aの下部を側壁90から離反させると、ミスト発生装置MGを側壁90寄りに大きく後退させることが可能となる。このため、ブラケット2A,2Bの水平板部20を凹溝54aから抜き外すことが可能となり、ミスト発生装置MGを浴室暖房機Aから取り外すことができる。このような作業を行なう際、浴室暖房機Aについては、取付板8の係合用突起80に掛止させておくことができるために、作業者の負担は少ない。また、事前に、ブラケット2A,2Bを支持部54aに固定していたネジ体96を緩めておく必要もあるが、この作業は、浴室暖房機Aの下方の空間スペースS(図11を参照)を利用して行なうことができるために、やはり容易である。
その後、ミスト発生装置MGを浴室暖房機Aに再度取り付ける場合には、浴室暖房機Aを図13に示したように傾斜させて、ブラケット2A,2Bの水平板部20を凹溝54aに対してその後部の開口部から挿入し、ネジ体95,96の締め付け作業を行なえばよい。これらの作業は、ミスト発生装置MGを取り外した場合と同様に、やはり容易に行なうことが可能である。また、ミスト発生装置MGの着脱に際しては、接続具30に対する湯水供給配管の着脱を行なう必要もある。これに対し、接続具30は、ブラケット2Aに取り付けられて定位置に維持されており、またその位置は、浴室暖房機Aとミスト発生装置MGとの取り付け箇所の境界部分またはその近傍部分であって、浴室暖房機Aやミスト発生装置MGの幅方向端部にも近いために、この部分に対する湯水供給配管の着脱作業も容易となる。このように、本実施形態においては、ミスト発生装置MGの着脱を容易に行なうことができ、浴室暖房機Aとは別個に保守・点検などを行なうのに好ましいものとなる。
ミスト発生装置MGは、カバーケース1にミスト噴出機構BやモータMが搭載された構成を有しており、これらがユニット化されているために、その取り扱いは一層容易となる。
2つのモータMを駆動させると、カバーケース1は図4に示した中心軸C1を中心として回転するが、このことによりミストノズル31もカバーケース1に伴って回転することとなり、ミストノズル31からのミストの噴出方向を上下に変化させることができる。モータMを一定角度で正転および逆転させてカバーケース1をスイングさせる制御も可能である。加えて、図6および図8を参照して説明したように、ミストノズル31の向きは、左右水平方向にも変化させることができる。このため、ユーザが要望する場所にミストをより適切に噴出することが可能となる。さらに、図7を参照して説明したとおり、ミストノズル31a,31bの全てからミストを噴出させる状態と、ミストノズル31bのみからミストを噴出させる状態とを切り換えて、ユーザが要望するミスト噴出量を得ることもできる。
ミストの噴出方向を上下に変化させる場合、ミストノズル31とカバーケース1との相対動はないために、ノズル用開口部11としては、上下に延びた長孔に形成する必要はない。本実施形態においては、ノズル用開口部11を横長状に形成しているが、このノズル用開口部11を上下方向にも長く形成する必要がない分だけ、このノズル用開口部11のサイズを比較的小さくし、体裁が良く、また外部の水がノズル用開口部11に進入するような虞も生じ難いものにすることができる。さらに、カバーケース1を回転させる手段として、2つのモータMが用いられていれば、各モータMとしては比較的出力の小さい、小サイズのものを用いることができる。したがって、カバーケース1のうち、モータMが収容されている部分を大きなサイズに形成する必要がなくなり、カバーケース1をその全長域にわたって細幅な形態とし、体裁が良く、かつ大きな取り付けスペースを占有しないものにすることができる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る空調機への付属装置の取り付け構造の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
既述したとおり、空調機は浴室暖房機に限らず、また付属装置はミスト発生装置に限定されない。空調機としては、たとえば一般室内用の空調機を用いることができる。また、空調機は、壁掛け型に限らず、天井設置型とすることもできる。付属装置としては、空調に関連する装置であるか否かには関係なく、種々の装置を適用対象とすることができる。
本発明においては、ブラケットを1つとし、その両端部に一対の水平板部や垂下部が設けられた構成(たとえば、上述の実施形態の2つのブラケット2A,2Bを適当な部材で接続し、一体化した構成)とすることもできる。ブラケットの水平板部および垂下部は、平板状でなくてもよい。一方、水平板部が挿入される空調機の凹溝についても、その具体的な形状や形成手段などは限定されない。
本発明が適用された浴室暖房機およびミスト発生装置の一例を示す斜視図である。 図1に示す浴室暖房機およびミスト発生装置を模式的に示す要部断面図である。 図1に示す浴室暖房機を浴室の側壁に取り付ける状態を示す斜視図である。 図1に示すミスト発生装置の一例を示す背面側の斜視図である。 図4に示すミスト発生装置の分解斜視図である。 図4に示すミスト発生装置の正面側の斜視図である。 図4に示すミスト発生装置を構成するミスト噴出機構の配管構造を模式的に示す説明図である。 (a)は、図4に示すミスト発生装置のミストノズルの装着箇所の構造を示す要部正面断面図であり、(b)は、(a)のVIII−VIII断面図である。 (a)は、図4に示すミスト発生装置においてブラケットにモータを取り付ける構造の一例を示す分解斜視図であり、(b)は、その組み立て状態を示す斜視図である。 図1および図2に示す浴室暖房機およびミスト発生装置の他の部分を示す要部断面図である。 図1および図2に示す浴室暖房機およびミスト発生装置の背面側の斜視図である。 図11の分解斜視図である。 ミスト発生装置を取り外す際の状態を示す要部断面図である。 浴室暖房機の下部の締結状態を解除するための作業スペースが確保される状態を示す要部断面図である。
符号の説明
A 浴室暖房機(空調機)
MG ミスト発生装置(付属装置)
2A,2B ブラケット
8 取付板
20 水平板部
21 垂下部
31 ミストノズル
54 支持部(ネジ止め部)
54a 凹溝(空調機の)
90 壁部

Claims (4)

  1. 空調機と、
    この空調機の下部に1または複数のブラケットを介して取り付けられる付属装置と、
    を備えている、空調機への付属装置の取付け構造であって、
    前記ブラケットは、一対の水平板部と、これらの水平板部から下向きに垂下し、かつ前記付属装置が連結される一対の垂下部とを有しており、
    前記空調機には、略水平方向に奥行きがあり、かつ少なくとも一側部が開口した一対の凹溝が水平方向に間隔を隔てて設けられており、
    前記ブラケットは、前記一対の水平板部が前記一対の凹溝に挿入されていることにより前記空調機に掛止されており、
    前記空調機には、前記ブラケットの一対の水平板部をこの空調機にネジ止めするためのネジ止め部が設けられているとともに、
    前記付属装置は、前記ネジ止め部の直下領域を避けた配置とされて、前記ネジ止め部のネジ止め作業およびその解除作業を前記空調機の下方から行なうことが可能な構成とされており、
    前記一対の凹溝は、前部が閉塞し、かつ後部が開口した形態を有しているとともに、前記一対の水平板部は、前記一対の凹溝に対してその後部の開口部分から挿入されており、前記空調機が所望の壁部に取付けられたときには、前記一対の水平板部が前記一対の凹溝の後方に脱出することが前記付属機器または前記ブラケットが前記壁部に当接することによって阻止可能な構成とされていることを特徴とする、空調機への付属装置の取付け構造。
  2. 前記空調機の上部には、前記壁部に固定された取付板にこの空調機を掛止させるための係合部が形成されているとともに、前記空調機の下部には、前記取付板に対してこの空調機の下部を連結するための連結手段が設けられており、
    前記取付板に対して前記空調機の下部が連結されているときには、前記一対の水平板部が前記一対の凹溝の後方に脱出することが前記付属機器または前記ブラケットが前記壁部に当接することによって阻止される一方、
    前記連結が解除されたときには、前記空調機を前記取付板に掛止させたまま、前記空調機の下部を前記壁部から離間させて、前記一対の凹溝から前記一対の水平板部を脱出させるためのスペースを確保することが可能な構成とされている、請求項1に記載の空調機へ
    の付属装置の取付け構造。
  3. 前記空調機は、浴室暖房機であるとともに、前記付属装置は、供給されてきた液体をミストとして噴出するミスト発生装置である、請求項1または2に記載の空調機への付属装置の取付け構造。
  4. 前記ミスト発生装置のミスト用液体を受けるための配管用接続具は、前記ブラケットに取り付けられている、請求項3に記載の空調機への付属装置の取付け構造
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