JP4800501B2 - 水道機材を含む配管の洗管方法及び耐圧検査方法、該方法に使用する補足管、並びの該方法を実施するに適したメータユニット - Google Patents

水道機材を含む配管の洗管方法及び耐圧検査方法、該方法に使用する補足管、並びの該方法を実施するに適したメータユニット Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、水道機材を敷設した後の洗管及び耐圧検査を実施するための洗管方法及び耐圧検査方法に関する。さらに本発明は、該洗管方法及び耐圧検査方法に使用する補足管に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高層集合住宅等の水道設備として、所謂メータユニットが使用されている。メータユニットは、例えば特開平9−280919に示されるように、集合住宅の各戸毎に設けられた狭い収納スペースであるパイプシャフトに設置するのに便なるように、ベースに例えば止水栓と逆止弁とを一体的に取付け、これら止水栓と逆止弁との間にメータを着脱自在に取付けられるようにして、ユニット化したものである。これにより、狭いパイプシャフト内でのこれら機材の取付け作業がきわめて容易になる。
【0003】
ところで、高層住宅の場合、当然に上側の階ほど水圧は低くなる。しかし、水道の使い勝手を考慮して、最上階で所定の水圧、例えば1kg/cmの水圧を確保するよう要求される。この場合、例えば1階では逆に水圧が高くなりすぎ、そのままでは水はね等が生じ、使い勝手が悪く、これに対応するために減圧弁を設置する。
【0004】
減圧弁を設置するのは上記の場合に限られず、配管の上流側になるほど水圧は高く、必要に応じて適宜減圧弁が設置されている。減圧弁を設置する場合、後日減圧弁の補修等を行う際のことを考慮して、減圧弁の上流側にゲートバルブを設けるのが一般的で、その場合の各機材の配置の一例を図7に示す。
【0005】
図7(イ)において、符号1、2、3、4はそれぞれメータ、逆止弁、減圧弁、ゲートバルブである。これらは現場で、既に敷設済みの上流側及び下流側配管5、6に、適宜長さに切断された接続管或はジョイント7、8、9等を用いて適宜間隔に配置、接続される。なお、メータ1は、後日水道管理者から支給されるようになっているのが通常であり、敷設工事の際にはこれに代えて図(ロ)に示す所定寸法の代用管10を用いて工事を行う。敷設工事が終了すると、敷設工事の際に行った管の切断或はねじ切り等の作業で生じ、配管内に残っている可能性のある切り粉等を除去するための洗管を行うが、その際、減圧弁3を一旦取外し、これに代えて代用管11を接続して行う。これは減圧弁3内に切り粉などが侵入してその機能を損なうのを避けるためである。また、減圧弁3にはその上流側にストレーナが付属して設けられており、このストレーナに切り粉その他のごみが付着するのを防止するためでもある。また、代用管10、或は11に穴を明けるなどしかるべき処理をして別途バルブを取付け、これに圧力計、テストポンプを取付けるなどして耐圧検査を行う。
【0006】
ところで前述の如く、高層住宅においてはメータユニットが使用されるが、減圧弁を設置する必要がある場合は、メータユニットから止水栓を取り除き、ユニットと別に減圧弁及びゲートバルブを設置して配管しているのが実情である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記説明から明らかなとおり、メータユニットの使用にもかかわらず、減圧弁を設置しなければならない場合には、狭いパイプシャフト内での各機材の敷設工事はきわめて困難を伴う作業となる。また、洗管作業及び耐圧検査も多大な労力を要する。
【0008】
本願発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、各種機材を取付けて配管作業が完了した後に洗管或は耐圧検査を行う際に、わざわざ取付けた機材を取り外すことなく、しかも機材に支障をきたすことなく、実施することの出来る洗管方法及び耐圧検査方法を提供することをその課題とする。特に減圧弁が取付けられたときに、そのストレーナを外すのみで、減圧弁そのものは取付けたままで実施できる洗管方法及び耐圧検査方法を提供することを課題とする。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決すべく、上記洗管方法及び耐圧検査方法に使用して好適な補足管を提供することもその課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために、本発明に係る、ベースを用いて複数の水道用機材をユニット化し、メータを着脱自在に構成したメータユニットを、上流側及び下流側配管に接続した後洗管する方法においては、そのメータユニットは、上流側から止水栓と、減圧弁と、逆止弁を配置し、減圧弁と逆止弁との間には、減圧弁と逆止弁のいずれか一方に接続された着脱装置を備え、該着脱装置は、配置されるメータの一端を支持し、前進することにより該メータを前記減圧弁と逆止弁のうちの他方へ向けて押圧して保持し、後退することによりメータの取外しを可能にするスライダを備え、減圧弁の上流側には、ケーシングと該ケーシングの所定の取付け位置に外部から着脱自在に取付けられるストレーナ体とを備えたストレーナが取付けられており、洗管をするには、ストレーナ体をケーシングから外し、内部に連通孔を有する補足管のその連通孔の一端をケーシングのストレーナ体の取付け位置に取付け、連通孔の他端を逆止弁の上流側接続部に取付け、この補足管で減圧弁をバイパスすると共に、少なくともストレーナから減圧弁への流れを遮断して行うこととした。これにより、減圧弁を外すことなく洗管を行える。
【0015】
上記課題を解決するために、本発明に係る、ベースを用いて複数の水道用機材をユニット化し、メータを着脱自在に構成したメータユニットを、上流側及び下流側配管に接続した後に行う耐圧を検査する方法においては、メータユニットは、上流側から止水栓と、減圧弁と、逆止弁を配置し、減圧弁と逆止弁との間には、減圧弁と逆止弁のいずれか一方に接続された着脱装置を備え、該着脱装置は、配置されるメータの一端を支持し、前進することにより該メータを減圧弁と逆止弁のうちの他方へ向けて押圧して保持し、後退することによりメータの取外しを可能にするスライダを備え、減圧弁の上流側には、ケーシングと該ケーシングの所定の取付け位置に外部から着脱自在に取付けられるストレーナ体とを備えたストレーナが取付けられており、耐圧検査は、ストレーナ体をケーシングから外し、内部に連通孔を有する補足管のその連通孔の一端をケーシングのストレーナ体の取付け位置に取付け、連通孔の他端を逆止弁の上流側接続部に取付けて、補足管で減圧弁をバイパスすると共に、少なくともストレーナから減圧弁への流れを遮断し、補足管の連通孔の所定の位置に、加圧用のテストポンプを取付けて行うこととした。
【0016】
上記課題を解決するために、本発明は、ベースを用いて複数の水道用機材をユニット化し、メータを着脱自在に構成したメータユニットに、減圧弁をバイパスするように取付けられる補足管を提供する。そのメータユニットは、上流側から止水栓と、減圧弁と、逆止弁を配置し、減圧弁と逆止弁との間には、減圧弁と逆止弁のいずれか一方に接続された着脱装置を備え、該着脱装置は、配置されるメータの一端を支持し、前進することにより該メータを減圧弁と逆止弁のうちの他方へ向けて押圧して保持し、後退することによりメータの取外しを可能にするスライダを備え、減圧弁の上流側には、ケーシングと該ケーシングの所定の取付け位置に外部から着脱自在に取付けられるストレーナ体とを備えたストレーナが取付けられている。そして補足管は、内部に両端が開口した連通孔を有し、開口の一方において、ケーシングのストレーナ体の取付け位置に取付けられるとともにストレーナから減圧弁への連通を遮断し、開口の他方において、逆止弁の上流側接続部に取付けられるようになっている。この補足管の連通孔の所定の位置において、他の配管あるいは機材を取付ける事の出来る分岐部が設けられ、テストポンプを取付けることにより耐圧検査も行うことが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本願発明の具体的実施の形態を説明するが、本願発明の範囲は以下に説明される実施の形態に限定されるものではない。
【0018】
図1は本発明の具体的実施の形態に係るメータユニット21を示す一部側断面図であり、図2はそのA−A断面端面図である。
【0019】
図において、符号23はユニット21のベースであり、その上面側において、一端側すなわち下流側に設けられた逆止弁載置部23aに、逆止弁25がボルト、ナット等適宜な手段で固定されている。逆止弁25は公知のものを使用でき、その詳細な説明は省略する。
【0020】
ベース23の反対側すなわち上流側には、やはり上面側に減圧弁載置部23bが設けられ、そこには図示の通り減圧弁27がやはりボルト、ナット等適宜な手段で固定されている。この減圧弁27も公知のものを使用できる。減圧弁27の内部には、その両端において後述するストレーナ28及びメータ着脱装置37内の流路に連通する流路(図示せず)が形成され、ストレ−ナ28への接続口は図1において上部に、着脱装置37への接続口は右側部に形成されている。
【0021】
減圧弁27の上部には、ストレーナ28が取付けられている。ストレーナ28は、減圧弁27の上流側に設けられて、上流からの水の中に存在する可能性のあるごみ等を捕捉するためのものである。ストレーナ28は、減圧弁27に取付けられ、内部の流路29aが減圧弁27内部に連通しているストレーナケーシング29を備え、このストレーナケーシング29には、ごみ等を捕捉するためのメッシュ33を備えたストレーナ体31が、そのメッシュ33をケーシング29内の流路に臨ませた状態で、着脱自在に取付けられている。
【0022】
すなわち図3に示されるように、ストレーナ体31は、雄ねじ32aを備えたメッシュ保持体32の先端に、図示の通り両端を閉じた円筒状に形成されたメッシュ33を取付けて構成され、この雄ねじ32aをケーシング29の側壁に形成された雌ねじ29bに螺合させ、メッシュ33の先端33aを、ケーシング29の内部流路29aに沿って、雌ねじ29bに対向した位置に形成されたメッシュ受け部29cに当接させた状態でケーシング29に取付けられる。このようなストレーナ28の構成も公知である。なお、ストレーナ体31の取付け口は、図1においてケーシング29の右側部に設けられており、ストレーナ体31は、図1において水平方向に、すなわち前述の減圧弁27と逆止弁25とを結ぶ方向にその軸心が伸びた状態で取付けられるようになっている。
【0023】
ストレーナケーシング29の上側にはボール止水栓34が取付けられ、さらに回転式伸縮ジョイント35が取付けられている。
【0024】
ベース23の逆止弁載置部23aと減圧弁載置部23bとの間で、減圧弁載置部23b寄りの位置に、着脱装置載置部23dが設けられ、そこに着脱装置37がボルト、ナット等適宜手段で固定されている。この着脱装置37は、メータ41をこのユニット21に着脱自在に取付けるための装置である。
【0025】
着脱装置37は、内部に両端で減圧弁27とメータ41に連通する流路28aを備えた筒状のスライダ38と、このスライダ38に螺合して前後進させるハンドル39aを備えた回転部材39とを備えている。そして、スライダ38の先端部(図1において右側)にはメータ41の一端を受け止めて支持するメータ受け部38aが形成されている。このメータ受け部38aでメータ41の一端を受け止めた状態でスライダ38を前進(図1において右側方向)させることによりメータ41を前述の逆止弁25に押し付け、所定の位置で保持し、後退させることによりメータ41を取り外すことが出来る。回転部材39は回転可能であるが軸方向移動は不能に取付けられ、スライダ38は軸方向移動可能であるが回転不能に取付けられている。この構成についても前述の特開平9−280919等により公知であるので、詳細な説明は省略する。なお、図1には説明の都合上メータ41を取付けて示してあるが、従来例に関連して説明した通り、上記メータユニット21の設置工事を行う際には通常まだメータ41は水道管理者から支給されておらず、メータ41に代えて、メータ41の両端面間寸法と同じ寸法を有する代用管を使用してユニット21の設置が行われる。
【0026】
逆止弁25の下流側には回転式のエルボ43が取付けられ、さらに回転式ジョイント45が取付けられている。
【0027】
上記の通り、本実施の形態に係るメータユニット21では、減圧弁27を一体的に取付けてなるものであるので、止水栓34、逆止弁25等と共に設置する場合でも、事前にそれらとユニット化されているので、現場で接続管を用いてこれら機材間を接続する作業が不要であり、そのまま設置し、ユニット21の両端の回転式伸縮ジョイント35、45をそれぞれ設置済みの上流側及び下流側の配管に接続する作業だけでよい。したがって、狭いパイプシャフト内へ設置する場合にはきわめて好都合である。また、メータ41の一端部を受けるメータ受け部38aを備えたスライダ38を有する着脱装置37を備えている点と、減圧弁に付設して設けられるストレーナ28のケーシング29の、ストレーナ体31が取付けられる穴すなわち雌ねじ29bが、前述の如くケーシング29の右側部に設けられている点は、後述する如くきわめて好都合である。
【0028】
図4は、前述の如く構成されたメータユニット21を設置した後、洗管及び耐圧検査を行う状態を示した側断面図である。洗管及び耐圧検査を行うには、先ず設置したユニット21から、メータ41の代わりに取付けておいた前述の代用管と、ストレーナ体31を取り外す。代用管を取り外すには前述の通り着脱装置37を操作してスライダ38を後退(図1において左方向へ移動)させればよい。また,ストレーナ体31は保持体32を回してケーシング29との螺合を外せばよい。減圧弁27と、ストレーナ28のケーシング29は取り外す必要はない。
【0029】
次に補足管51を図示の通り取付ける。補足管51は図5に示されるように、二つの部材から構成されている。第1の部材すなわちL字管53は、図5において水平方向に伸びる水平部54と、この水平部54に対して略直角に上方へ伸びる垂直部59とを有する。水平部54の内部には軸方向に伸びる孔55が形成され、図における右端部56には孔55に通じる開口57を備え、左端部58は閉じている。
【0030】
垂直部59は、水平部54の左端部に寄った位置で上方へ垂直に伸びており、その内部には軸方向に伸びる孔60が形成され、その上側端部は垂直部59の上端部59aにおいて開口61となっており、その下端は開口62となって水平部54の孔55に連通している。上端部59a近くの外周には雄ねじ63が刻設されている。また、垂直部59の長手方向途中において、図において左右方向がその軸心方向となる円柱部64が、垂直部59を左右に僅かに越えた位置まで伸びて形成され、この円柱部64には、径が垂直部59の孔60より大きい、後述の真直管66用の取付け孔65が左右に貫通して形成されている。したがって、垂直部59の孔60は、取付け孔65により上下二つの部分に分断された形となり、それぞれの下端と上端において取付け孔65に連通している。
【0031】
第2の部材は真直管66であり、円柱状のL字管挿入部67が前述の取付け孔65に挿入された状態でL字管53に取付けられる。挿入部67の右側には径の大きくなったフランジ68が形成され、真直管66のL字管53に対する左方向への移動を規制する。フランジ68の上には、リブ状の摘み69が向かい合って一対形成されている。また、挿入部67の軸方向の略中央で、円周方向に伸びる円周溝70が形成されている。
【0032】
挿入部67の図中左側は、挿入部67より径の小さくなった真直部71となっており、それに続いて径の大きくなった第2のフランジ72、さらに径の小さくなった雄ねじ部73となっている。この雄ねじ部73は、前述のストレーナ28のケーシング29に形成された雌ねじ29bと螺合するようになっている。そしてこの雄ねじ部73よりさらに、径の小さくなったケーシング挿入部74が形成されており、そのさらに若干径小にされた先端部75が、前述のケーシング29のメッシュ受け部29cに当接し、受け止められるようになっている(図6参照)。
【0033】
真直管66には、先端部75の先端開口75aから軸方向右へ、前述の円周溝70の右側縁部に対応する位置まで伸びる孔76が形成されている。また、円周溝70の部分で、円周方向所定の間隔で、周壁を貫通する連通孔77が形成され、真直管66の孔76と、L字管53の取付け孔65、及び孔60とはこの貫通孔77を介して連通している。したがって図5の状態では、真直管66の先端開口75aからL字管53の水平部54の開口57まで伸びる流路と、垂直部59の上端の開口61まで伸びる流路が画成される。
【0034】
この補足管51をユニット21に取付けるには、補足管51の真直管66をL字管53から外しておくか、或は図5の状態よりL字管53に対して右側へ移動させておく。一方ユニット21の着脱装置37のスライダ38は後退させておく。この状態でL字管53の左端部58を着脱装置37のスライダ38のメータ受け部38aにより受け止め、ハンドル39aを操作してスライダ38を前進させ、L字管53の右端部56を逆止弁25のメータ41と連結する連結部に押圧して固定する。
【0035】
次いで、真直管66をL字管53に取付け、その雄ねじ部73をケーシング29の雌ねじ29bに螺合させて、ケーシング挿入部74を、その先端部75がメッシュ受け部29cに当接するまでケーシング29の中へ挿入する。この状態で、前述の通り、真直管66の円周溝70がL字管53の垂直部59の孔60に対応する位置に達し、真直管66の孔76と垂直部59の孔60は連通する(図6参照)。
【0036】
この状態で、補足管51の垂直部59の上端部の開口61に図4に示すとおり、圧力計81、止水バルブ82、テストポンプ83を接続する。そして先ずバルブ82を閉じた状態で上流側から例えば図示しない下流側末端の蛇口まで水を流し、配管内に存在する切り粉その他のごみを排出する。これによって洗管作業が終了する。
【0037】
次に配管の所定の位置すなわち耐圧試験を施すべき部分の両端でバルブ等を閉め、止水バルブ82を開ける。そしてテストポンプ83を使用して水を送り、検査部分の水圧を高める。水圧は圧力計81で計測され、所定の検査圧力になるとポンプ83を停止し、止水バルブ82を閉める。この状態で所定の時間放置し、管の接続個所等において水漏れがないかどうかを調べる。これにより耐圧検査が終了する。
【0038】
検査終了後に、補足管51を取外し、前述のメータ41用の代用管を再度取付け、ストレーナ体31をケーシング29に取付ける。代用管の取付けは着脱装置により簡単に行うことが出来、ストレーナ体31の取付けもケーシング29に外部から着脱自在なので簡単に行うことが出来、減圧弁27をユニットから取外し,再度取付けることに比較すれば、その作業は各段に容易である。ストレーナ体31の洗浄なども行う必要はない。
【0039】
また、本願のメータユニットは、メータ41の一端部を受けるメータ受け部38aを備えたスライダ38を有する着脱装置37を備え、減圧弁に付設して設けられるストレーナ28のケーシング29の、ストレーナ体31が取付けられる穴すなわち雌ねじ29bが、前述の如くケーシング29の右側部に設けられているので、使用する補足管の構成がきわめて簡単で、製造も容易な形状とすることが出来、また、その補足管の取付けも、着脱装置を用いてきわめて簡単に行うことが出来る。
【0040】
なお、上記において本願発明のを、同じく本願発明に係るメータユニットに適用した例を説明したが、これら洗管方法、耐圧検査方法、補足管がそれに限定されるものではなく、ユニット化してない水道機材を用いて配管した場合にも適用可能であり、本願発明はそれを包含するものである。
【発明の効果】
上記説明から明らかなとおり、本発明によれば、従来の配管工法においては、配管完了後に洗管或は耐圧検査を行う際に、わざわざ取り外していた、例えば減圧弁の如く、切り粉或はごみ等によりその機能を損なわれる可能性のある機材を、取り外すことなく、洗管或は耐圧検査を行うことが出来、きわめて作業高率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るメータユニットの側断面図である。
【図2】図1のA−A線での断面端面図である。
【図3】ストレーナの拡大断面図である。
【図4】洗管及び耐圧検査の方法を示す側断面図である。
【図5】補足管の拡大断面図である。
【図6】ストレーナへの補足管の取付け状態を示す拡大断面図である。
【図7】従来の減圧弁を含んだ配管の各機材の配置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
21 メータユニット
23 ベース
25 逆止弁
27 減圧弁
28 ストレーナ
29 ケーシング
31 ストレーナ体
32 メッシュ保持体
33 メッシュ
34 止水栓
37 着脱装置
38 スライダ
39 回転部材
51 補足管
53 L字管
54 水平部
59 垂直部
66 真直管
74 ケーシング挿入部

Claims (6)

  1. ベースを用いて複数の水道用機材をユニット化し、メータを着脱自在に構成したメータユニットを、上流側及び下流側配管に接続した後洗管する方法において、前記メータユニットは、上流側から止水栓と、減圧弁と、逆止弁を配置し、前記減圧弁と逆止弁との間には、前記減圧弁と逆止弁のいずれか一方に接続された着脱装置を備え、該着脱装置は、配置されるメータの一端を支持し、前進することにより該メータを前記減圧弁と逆止弁のうちの他方へ向けて押圧して保持し、後退することにより前記メータの取外しを可能にするスライダを備え、前記減圧弁の上流側には、ケーシングと該ケーシングの所定の取付け位置に外部から着脱自在に取付けられるストレーナ体とを備えたストレーナが取付けられており、前記洗管方法は、前記ストレーナ体を前記ケーシングから外し、内部に連通孔を有する補足管の前記連通孔の一端を前記ケーシングのストレーナ体の取付け位置に取付け、前記連通孔の他端を逆止弁の上流側接続部に取付け、前記補足管で前記減圧弁をバイパスすると共に、少なくとも前記ストレーナから前記減圧弁への流れを遮断して行うことを特徴とする、洗管方法。
  2. ベースを用いて複数の水道用機材をユニット化し、メータを着脱自在に構成したメータユニットを、上流側及び下流側配管に接続した後に行う耐圧を検査する方法において、前記メータユニットは、上流側から止水栓と、減圧弁と、逆止弁を配置し、前記減圧弁と逆止弁との間には、前記減圧弁と逆止弁のいずれか一方に接続された着脱装置を備え、該着脱装置は、配置されるメータの一端を支持し、前進することにより該メータを前記減圧弁と逆止弁のうちの他方へ向けて押圧して保持し、後退することにより前記メータの取外しを可能にするスライダを備え、前記減圧弁の上流側には、ケーシングと該ケーシングの所定の取付け位置に外部から着脱自在に取付けられるストレーナ体とを備えたストレーナが取付けられており、前記耐圧検査方法は、前記ストレーナ体を前記ケーシングから外し、内部に連通孔を有する補足管の前記連通孔の一端を前記ケーシングのストレーナ体の取付け位置に取付け、前記連通孔の他端を逆止弁の上流側接続部に取付けて、前記補足管で前記減圧弁をバイパスすると共に、少なくとも前記ストレーナから前記減圧弁への流れを遮断し、前記補足管の前記連通孔の所定の位置に、加圧用のテストポンプを取付けて行うことを特徴とする、耐圧検査方法。
  3. ベースを用いて複数の水道用機材をユニット化し、メータを着脱自在に構成したメータユニットを上流側及び下流側配管に接続したのち行う洗管方法に使用する補足管において、前記メータユニットは、上流側から止水栓と、減圧弁と、逆止弁を配置し、前記減圧弁と逆止弁との間には、前記減圧弁と逆止弁のいずれか一方に接続された着脱装置を備え、該着脱装置は、配置されるメータの一端を支持し、前進することにより該メータを前記減圧弁と逆止弁のうちの他方へ向けて押圧して保持し、後退することにより前記メータの取外しを可能にするスライダを備え、前記減圧弁の上流側には、ケーシングと該ケーシングの所定の取付け位置に外部から着脱自在に取付けられるストレーナ体とを備えたストレーナが取付けられており、前記補足管は、内部に両端が開口した連通孔を有し、前記開口の一方において、前記ケーシングのストレーナ体の取付け位置に取付けられるとともに前記ストレーナから前記減圧弁への連通を遮断し、前記開口の他方において、前記逆止弁の上流側接続部に取付けられることを特徴とする、補足管。
  4. 請求項3に記載の補足管において、前記連通孔の所定の位置において、他の配管部材或は機材を取付け可能な分岐部が設けられていることを特徴とする、補足管。
  5. 請求項4に記載の補足管において、前記分岐部には加圧用のテストポンプが取付け可能であり、これにより耐圧検査を行うことが可能になっている、補足管。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1に記載の補足管において、前記補足管は、前記メータユニットの着脱装置のスライダによって着脱自在に支持されることを特徴とする、補足管。
JP2001111681A 2001-04-10 2001-04-10 水道機材を含む配管の洗管方法及び耐圧検査方法、該方法に使用する補足管、並びの該方法を実施するに適したメータユニット Expired - Fee Related JP4800501B2 (ja)

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