JP4800165B2 - 部品供給装置及び表面実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、部品供給装置及び表面実装機に関する。
従来より、表面実装機に搭載されて実装用の部品を供給する手段の1つとしていわゆるテープフィーダーとも称される部品供給装置が知られている。この部品供給装置は、一定間隔おきに多数の部品を収納した部品供給テープをリールから導出しつつ所定の部品取出位置に導くように作動するものが一般的である。
上記のような部品供給装置に用いられる部品供給テープは、部品を保持するキャリアテープと、キャリアテープをカバーするカバーテープによって構成されるものが一般的である。例えば、特許文献1の部品供給装置では、カバーテープ(トップテープ)をキャリアテープから剥がしつつその剥離後のキャリアテープを部品取出位置に送り出し、部品装着用の吸着ヘッドによる部品吸着を可能としている。他方、剥離されたカバーテープについては、引き取り機構により所定方向に引き取り、テープ収容箱に回収するようにしている。
特開2005−93670公報
ところで、上記のような構成の場合、剥離されたカバーテープに接着媒体が残存していることが多く、この接着媒体の残存に起因してカバーテープがテープ収容箱内で貼り付いてしまうという問題がある。このようにカバーテープがテープ収容箱内で貼り付いてしまうと、カバーテープのスムーズな移動を妨げて詰まり等の不具合を誘発し、ひいては部品供給装置の正常な作動を阻害する虞がある。
このような問題を解決する方法として、特許文献1には、テープ収容箱の内壁面を覆うように非粘着性を有する表面処理が施された内部カバー部材を設け、この内部カバー部材の介在によりカバーテープの貼り付きを抑えようとする技術が開示されている。しかしながら、特許文献1の技術は、テープ収容箱からカバーテープを取り出す際の取出性が良好であるとはいえず、更なる取出性の向上が求められる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、テープ収容箱に対するカバーテープの貼り付きを効果的に抑制でき、カバーテープの取出性に優れた構成を提供することを目的とする。
本明細書により開示される第一の部品供給装置は、部品を一定間隔で収納したキャリアテープと前記キャリアテープに対して収納部品を覆うように貼り付けられるカバーテープとを備えた部品供給テープを所定の部品取出位置に向けて送り出す送り出し手段と、前記送り出し手段による送り出し方向とは異なる方向に前記カバーテープを引き取ることにより前記キャリアテープから前記カバーテープを剥離させる剥離手段と、前記剥離手段によって剥離された前記カバーテープを収容する構成をなすと共に、前記送り出し方向とは逆方向後端部に開閉可能な後壁部が設けられたテープ収容箱と、を備えた部品供給装置、或いはそのような部品供給装置を備えた表面実装機において、前記テープ収容箱が、前記送り出し手段を保持する本体フレームに対して相対変位又は脱着可能な第1の壁部材と、前記第1の壁部材以外の第2の壁部材とを有し、少なくとも前記第1の壁部材の内壁面が非粘着性を有する表面とされていることを特徴とするものである。
なお、「開閉可能な後壁部」とは、テープ収容箱本体(テープ収容箱における後壁部以外の部分)に連結された状態で変位することにより開閉する構成であってもよく、テープ収容箱本体に対し脱着することにより開閉する構成であってもよい。
第一の部品供給装置によれば、テープ収容箱の後端部に開閉可能な後壁部が設けられているため、例えば表面実装機本体に並設される場合であってもこの後壁部を介してカバーテープを取り出すことができるようになる。その上、本体フレームに対して相対変位又は脱着可能な第一の壁部材の内壁面が非粘着性を有する表面とされているため、第一の壁部材を開放した際にカバーテープがこの第一の壁部材に粘着することがなく、カバーテープの取出性に優れた構成となる。
この構成では、後壁部を第一の壁部材として機能させ、この後壁部の内壁面を非粘着性を有する表面としてもよい。また、テープ収容箱における後壁部以外の壁部を第一の壁部材として機能させ、この後壁部以外の壁部の内壁面を非粘着性を有する表面としてもよい。
本明細書により開示される第二の部品供給装置は、部品を一定間隔で収納したキャリアテープと前記キャリアテープに対して収納部品を覆うように貼り付けられるカバーテープとを備えた部品供給テープを所定の部品取出位置に向けて送り出す送り出し手段と、前記送り出し手段による送り出し方向とは異なる方向に前記カバーテープを引き取ることにより前記キャリアテープから前記カバーテープを剥離させる剥離手段と、前記剥離手段によって剥離された前記カバーテープを収容するテープ収容箱と、を備えた部品供給装置、或いはそのような部品供給装置を備えた表面実装機において、前記テープ収容箱が、前記送り出し手段を保持する本体フレームに対して開閉又は脱着可能に構成され、かつ前記送り出し方向に対する側方側に設けられた第1の壁部材と、前記第1の壁部材以外の第2の壁部材とを有し、少なくとも前記第1の壁部材の内壁面が非粘着性を有する表面とされていることを特徴とするものである。
なお、「第1の壁部材」は、テープ収容箱本体(テープ収容箱における第1の壁部材以外の部分)に連結された状態で変位することにより開閉する構成であってもよく、テープ収容箱本体に対し脱着することにより開閉する構成であってもよい。
第二の部品供給装置によれば、テープ収容箱の第1の壁部材が開閉又は脱着可能とされているため、この第1の壁部材を介して良好にカバーテープを取り出すことができるようになる。その上、本体フレームに対して開閉又は脱着可能な第1の壁部材の内壁面が非粘着性を有する表面とされているため、第1の壁部材を開放した際にカバーテープがこの第1の壁部材に粘着することがなく、カバーテープの取出性に優れた構成となる。
本明細書により開示される第三の部品供給装置は、部品を一定間隔で収納したキャリアテープと前記キャリアテープに対して収納部品を覆うように貼り付けられるカバーテープとを備えた部品供給テープを所定の部品取出位置に向けて送り出す送り出し手段と、前記送り出し手段による送り出し方向とは異なる方向に前記カバーテープを引き取ることにより前記キャリアテープから前記カバーテープを剥離させる剥離手段と、前記剥離手段によって剥離された前記カバーテープを収容するテープ収容箱と、を備えた部品供給装置、或いはそのような部品供給装置を備えた表面実装機において、前記テープ収容箱が、前記送り出し手段を保持する本体フレームの後方に取出し可能に配されると共に、前記送り出し方向とは逆方向後端部に後方壁が設けられ、かつ一部が開放してなるケース部材を有し、少なくとも前記ケース部材の内壁面が非粘着性を有する表面とされていることを特徴とするものである。
第三の部品供給装置によれば、テープ収容箱において、後方壁を有しかつ一部が開放するケース部材が設けられているため、ケース部材内にカバーテープを良好に収容しつつ、回収時にはこのケース部材の開放を介してカバーテープの回収作業を容易に行なうことができるようになる。その上、ケース部材の内壁面が非粘着性を有する表面とされているため、ケース部材に粘着させることなくカバーテープを回収することができ、一層取出性に優れた構成となる。
また、上記部品供給装置の実施態様として、次の構成が好ましい。
前記テープ収容箱に、前記カバーテープを導入する導入口と、前記カバーテープを取り出す取出口とを形成し、かつ、前記取出口を閉塞する開閉可能な閉塞部を設け、前記閉塞部の内壁面を非粘着性を有する表面とすることもできる。
このようにすれば、閉塞部の内壁面に対してカバーテープが貼り付くことを効果的に抑制でき、テープ収容箱からカバーテープを取り出す際に特に有利となる。
また、前記テープ収容箱を、前記送り出し手段を保持するフレームと一体形成される又は前記フレームに固定される第1ケース部と、前記第1ケース部に対して相対的に移動可能に構成され、一部が開放してなる前記第2ケース部とを有し、前記第2ケース部の相対移動に応じて収容容積が変更可能となる構成とし、前記第2ケース部を前記ケース部材とすることができる。
このようにすれば、カバーテープがそれほど収容されていないときにはテープ収容箱全体をコンパクトに構成でき、テープ収容量が増大した場合にはそれに応じてテープ収容箱の収容容積を増大させることができる。その上、回収の際には、非粘着性の内壁面を備えた第2ケース部の開放部を介してカバーテープを取り出すことができるため、取出し作業を容易かつ良好に行なうことができる。
前記第1ケース部において、少なくとも前記第2ケース部の開放側の内壁面を非粘着性を有する表面とすることもできる。
このようにすると、第2ケース部の開放側に飛び出るカバーテープが第1ケース部に付着しにくくなり、カバーテープ及び第2ケース部の相対移動がスムーズに行なわれることとなる。
また、前記ケース部材の前記後方壁を、開閉可能又は脱着可能に設けてもよい。
このようにすれば、後方壁を開放又は取り外すことによって、開放領域をより好適に確保でき、より一層取出性を良好なものとすることができる。
また、前記テープ収容箱を、前記送り出し方向に対する側方側の少なくとも一部が開放する構成としてもよい。
このようにすれば、側方側からテープ収容箱内にアクセスしやすくなり、カバーテープの取出性をより一層高めることができる。
また、前記テープ収容箱を、上方側の少なくとも一部が開放する構成としてもよい。
このようにすれば、上方側からテープ収容箱箱内にアクセスしやすくなり、カバーテープの取出性をより一層良好にできる。
本発明によれば、テープ収容箱に対するカバーテープの貼り付きを効果的に抑制でき、カバーテープの取出性に優れた部品供給装置を提供できる。
<実施形態1>
本明細書により開示する部品供給装置及び表面実装機の実施形態1を、図面を参照して説明する。
1.全体構成
図1は、実施形態1にかかる表面実装機を示す正面図である。図2は、図1の表面実装機の平面図である。また、図3は部品供給装置50が部品供給装置取付部60に取り付けられた状態を示す説明図であり、図4は、部品供給装置50においてフレーム59からテープ収容部100を取り外した状態を示す説明図である。なお、図3、図4では、フレーム59及びテープ収容部100の一方側の側壁部を省略して内部を説明している。
図1、図2に示すように、表面実装機10は、基台11上に配置されてプリント基板Pを搬送するコンベア20,20と、このコンベア20,20の両側に配置された部品供給部30と、基台11の上方に設けられた電子部品実装用のヘッドユニット40とを備えている。
ヘッドユニット40は、部品供給部30から電子部品をピックアップして基板P上に装着し得るように、部品供給部30と基板P上の実装位置とにわたる領域を移動可能となっている。具体的には、ヘッドユニット40は、X軸方向(コンベア20の基板搬送方向)に延びるヘッドユニット支持部材42にX軸方向に移動可能に支持され、このヘッドユニット支持部材42はその両端部においてY軸方向(水平面内でX軸と直交する方向)に延びるガイドレール43,43にY軸方向に移動可能に移動可能に支持されている。そしてヘッドユニット40は、X軸モータ44によりボールねじ軸45を介してX軸方向の駆動が行われ、ヘッドユニット支持部材42は、Y軸モータ46によりボールねじ軸47を介してY軸方向の駆動が行われるようになっている。
また、ヘッドユニット40には、複数のヘッド41がX軸方向に並んで搭載されている。各ヘッド41は、Z軸モータを駆動源とする昇降機構により上下方向(Z軸方向)に駆動されるとともに、R軸モータを駆動源とする回転駆動機構により回転方向(R軸方向)に駆動されるようになっている。
各ヘッド41の先端には、電子部品を吸着して基板に装着するための吸着ノズルが設けられている。各ノズルは、部品吸着時には図外の負圧手段から負圧が供給されて、その負圧による吸引力で電子部品を吸着してピックアップできるようになっている。
なお図2において、符号12はカメラであって、ヘッドユニット40で吸着された部品の状態を撮像して、部品の吸着ノズル41に対する位置ずれなどを検出できるようにしている。
部品供給部30は、コンベア20,20に対してフロント側とリア側のそれぞれ上流部と下流部の合計4箇所に設けられている。各部品供給部30には、テープフィーダ等の部品供給装置50を複数並列配置して取り付け可能な部品供給装置取付部60が設けられている。各部品供給装置50は、部品供給装置取付部60に対して、その並列配置方向に直交する水平方向にスライドさせて取り付けられるようになっている。
この実施形態では、各部品供給部30に、部品供給装置取付台車39が表面実装機10の本体に対して脱着自在に取り付けられ、部品供給装置取付部60は、各部品供給装置取付台車39に設けられている。
2.部品供給装置
次に、部品供給装置50について詳述する。図1、図3に示すように、表面実装機10に設けられた部品供給装置取付部60には、複数の部品供給装置50が並列配置して取り付けられるフィーダプレート61が備えられており、各部品供給装置50はこのフィーダプレート61に対して脱着可能に装着されるようになっている。なお、本明細書では部品供給装置50の長手方向において、送り出し装置80が配される側を前方側とし、テープ収容箱100が配される側を後方側としている。
図3に示すように、本実施形態に係る部品供給装置50は、電動式のテープフィーダとして構成されており、部品を一定間隔で保持してなる部品供給テープTPを、フレーム59に保持された送り出し装置80によって送り出し、図示しないリールホルダに保持されるリール(図示略)から部品供給テープTPを順次引き出す構成となっている。なお、図2、図3では、リール及びリールホルダを省略して示しているが、リールは、部品供給装置の後方側或いは下方側などに配する構成とすることができ、例えば、部品供給装置50に保持されていてもよく、部品供給装置50とは別体に形成されるリール保持ユニットに保持される構成であってもよい。
部品供給装置50に用いられる部品供給テープTPは、ICやトランジスタ等の小片状の部品を所定間隔毎に収納してなるものであり、部品を一定間隔で収納したキャリアテープCAと、このキャリアテープCAに対して収納部品を覆うように貼り付けられるカバーテープCVとが重なり二層構造をなしている。
送り出し装置80(送り出し装置80は、送り出し手段の一例に相当する)は、部品供給テープTPに収納された部品を所定の部品供給位置(部品取出部51の位置)に向けて送り出すように作動するものであり、駆動モータ81と、この駆動モータ81の駆動を受けるギヤ83と、ギヤ83との歯車伝導により駆動するギヤ84と、ギヤ84によって駆動されるスプロケット82とを備えている。
スプロケット82は、部品取出部51の前方位置において、リール(図示略)から案内通路55を介して送られてくる部品供給テープTPのうちのキャリアテープCAと係合しており、駆動モータ81の駆動に応じて回転することでキャリアテープCAを前方へ送り出すように機能する。なお、部品供給テープTPにおいてキャリアテープCAを貫通するように図示しない係合孔が所定ピッチで形成されており、カバーテープCVが剥されたキャリアテープCA側の係合孔にスプロケット82の外周部に形成された各突起が挿入され、これらが互いに係合するようになっている。
引き取り装置90は、剥離手段の一例に相当するものであり、カバーテープCVを送り出し装置80による送り出し方向とは異なる方向に引っ張り取ることによりキャリアテープCAからカバーテープCVを剥離させるものであり、駆動モータ91と、この駆動モータ91の駆動力を受けるギヤ92と、このギヤ92に回転に応じた歯車伝動によって回転する送り出しローラ93と、送り出しローラ93と共にカバーテープCVを挟持しながら連れ回る押圧ローラ95とを備えている。
送り出しローラ93は、駆動モータ91の駆動力がギヤ92を介して伝達されることで回転し、カバーテープCVを押圧ローラ95と共に挟持しつつテープ収容箱100側に送り出す。カバーテープCVは、部品取出部51の後方位置で後方に折り返されて送り出しローラ93及び押圧ローラ95によって挟持されており、送り出しローラ93及び押圧ローラ95によってキャリアテープのCAの送り出し側とは異なる方向に順次引っ張り取られることでキャリアテープCAから剥される。なお、本実施形態では、スプロケット82によるキャリアテープCAの送り出し速度と送り出しローラ93及び押圧ローラ95によるカバーテープCAの送り出し速度とがほぼ同じとなっている。
上記のように送り出し装置80及び引き取り装置90が作動することで、キャリアテープCAからカバーテープCVが順次剥され、部品取出部51においてキャリアテープCAに収納される部品が露出するようになる。そして、この露出する部品は、図1、図2に示すヘッドユニット40(具体的には、吸着ノズル41)によって順次ピックアップされ、実装に用いられることとなる。
また、部品供給装置50の下部には、駆動モータ81,91等を駆動制御するコントローラ57が配置されている。コントローラ57の前方には、このコントローラ57を部品供給装置取付部60側のケース64に収容された制御部63と電気的に接続するコネクタ58が配置されている。このコネクタ58は、部品供給装置50を部品供給装置取付部60に取り付ける際のスライド動作によって部品供給装置取付部60側のコネクタ68に挿し込まれ、電気的に接続されるようになっている。部品供給装置50は、こうして部品供給装置取付部60と電気的に接続されることによって、駆動モータ81,91を駆動する駆動電力が部品供給装置取付部60側から供給され、かつこれら駆動モータ81,91等を駆動させる制御信号を部品供給装置取付部60側との間で送受する。なお、制御部63は、部品供給装置取付台車39を介して表面実装機10本体に設けられた電源回路や制御部に電気的に接続されている。
部品供給装置50の下側には、部品供給装置50を部品供給装置取付部60に固定するための固定手段70が設けられている。この固定手段70は、部品供給装置取付部60に形成された固定凹部62に係合する係合ローラ79と、係合ローラ79が取り付けられた切替動作部材75と、付勢バネ73とを備えている。切替動作部材75は、側面視L字状に形成され、屈曲する中間部に設けられた中間軸74が部品供給装置50のフレーム59に対して回転自在に取り付けられている。付勢バネ73は切替動作部材75の中間軸74に巻き掛けられ、一端側が部品供給装置50のフレーム59に固定され、他端は係合ローラ79を固定凹部62側に押し付ける方向(上方向)に切替動作部材75を付勢するようになっている。この固定手段70は、部品供給装置50が部品供給装置取付部60に取り付けられたとき、係合ローラ79が付勢バネ73によって固定凹部62に押し付けられ、固定凹部62に係合することによって部品供給装置50が部品供給装置取付部60に固定された固定状態となる。また、切替動作部材75を付勢バネ73に抗して回転動作させることにより、係合ローラ79を押し下げて固定凹部62との係合を解除した解除状態となる。
部品供給装置50の上側には、固定手段70の固定状態と解除状態とを切り替える操作手段として機能する操作レバー71が設けられている。操作レバー71は、把持部76の根本部77がケース収容箱100の突出部分に回転自在に取り付けられている。また、部品供給装置50の一側部には、その両端がそれぞれ操作レバー71と固定手段70とに連結されたリンク板72が配置されている。リンク板72は、操作レバー71に入力された操作力を固定手段70に伝達するものであり、正面視において、その長さ方向の各所にて複数回屈曲し、部品供給装置50の並列配置方向に厚みを有する金属板から構成されている。リンク板72は、操作レバー71を回転動作させる操作力を、主にリンク板72に作用する軸力として伝達し、切替動作部材75を回転動作させ、係合ローラ79を係合/解除動作させるようになっている。
次に、テープ収容箱100について説明する。なお、図4は、部品供給装置50のフレーム59からテープ収容箱を取り外した状態を示す説明図であり、図5は、テープ収容箱の背面図である。また、図6は、図5から後壁部を開放した状態を示す説明図である。本実施形態に係るテープ収容箱100は、図3、図4に示すように、部品供給装置50のフレーム59に対して脱着可能とされるものであり、図3のようにフレーム59に対してねじ等の締結部材113によって固定される構成をなしている。また、コントローラ57に対してもねじ等の締結部材113によって固定されている。
テープ収容箱100は、図2に示すように、表面実装機10に装着したときの並び方向(図2でいうX軸方向)を幅方向とする平たい形状をなしており、この幅方向と直交する平面方向(所定の面方向)に沿って部品供給テープTPが移動する構成をなしている。
テープ収容箱100は、引き取り装置90によって剥離されたカバーテープCVを収容するものであり、一部が当該部品供給装置50の外部に露出してなるものである。より詳しくは、図3、図5に示すように、幅方向において互いに対向して配される一対の側壁部105、106と、上下に配される上壁部101及び下壁部102と、前後に配される前壁部103及び後壁部104とを備え、略直方体形状を呈している。 なお、前壁部103は、前面側のほぼ全体がフレーム59の壁部59Aに支持されてこの壁部59Aに対して締結部材112によって固定されている。
このテープ収容箱100は、上壁部101、下壁部102、側壁部105、前壁部103、後壁部104によって構成されるケース体に対し、側壁部106がねじ部材110、111により脱着可能に取り付けられている。この側壁部106は、上壁部101、下壁部102、側壁部105、前壁部103、後壁部104によって構成されるケース体を介して本体フレーム59に脱着できるようになっており、第1の壁部材の一例に相当している。この場合、上壁部101、下壁部102、側壁部105、前壁部103、後壁部104によって構成されるケース体は、第2の壁部材の一例に相当している。
また、テープ収容箱100には、カバーテープCVを導入する導入口107と、カバーテープCVを取り出す取出口108とが形成されている。導入口107は、前壁部103においてフレーム59側の誘導路97の後方位置に開口部として形成されている。なお、誘導路97は、送り出しローラ93の後方側においてフレーム59に設けられた一対の壁部97A,97Bによって形成されており、導入口107の存在により、誘導路97とテープ収容箱100の内部とが連通する形態をなしている。
取出口108は、一対の側壁部105、106、上壁部101、下壁部102の後端部によって構成されるものであり、図5のように背面視長方形状の開口部となっている。図3、図5、図6のように、本実施形態のテープ収納箱100は、引き取り装置90とテープ収容箱100とが並ぶ並び方向(図2のX軸方向)において導入口107側とは反対側の端部に後壁部104が配され、かつ後壁部104が取出口108を塞ぐ閉塞部として開閉可能に配されている。この後壁部104は、全体として略長方形状の板部材によって構成されており、軸109を中心として回動するように配されている。
なお、後壁部104を閉塞状態で保持しておく方法としては各種方法が考えられるが、例えば、後壁部104に係合片を形成し、閉塞状態でこの係合片を上壁部101や側壁部105、106などに係合させるようにしてもよく、上壁部101や側壁部105、106などに磁石を設け、これを後壁部104に配される磁石や磁性体などに当接させるようにしてもよい。
このようなテープ収容箱100において、一対の側壁部105、106の内壁面105A,105B及び後壁部104の内壁面104Aは、カバーテープCVに残存する接着媒体に対して非粘着性を有する表面とされている。このような非粘着性の表面処理としては、テープ収容箱100に形成された微細な凹部内に、フッ素樹脂系材料やシリコーン樹脂系材料などの非粘着性材料を固定する方法(例えば特開2000−158157号公報参照)などを用いることができる。また、テープ収容箱100の内壁面に微細な凹凸を形成する処理(例えば、シボ加工処理等)を施すことにより非粘着性を有する表面としてもよい。
なお、上記側壁部105、106及び後壁部104に加え、上壁部101の内壁面101A、下壁部102の内壁面102A、及び前壁部103の内壁面103Aを同様に非粘着性を有する表面とし、テープ収容箱100の内壁面全体が非粘着性を有する表面とすることが好ましい。
また、上述のようにテープ収容箱100は、送り出し装置80や引き取り装置90を保持するフレーム59とは別部材として構成され、かつフレーム59に対して脱着可能に装着されているため、フレーム59とテープ収容箱100とを異なる材料とすることができるようになっている。その一例として、本実施形態では、フレーム59が金属材料(アルミニウム、鉄、各種合金等)によって構成されており、テープ収容箱100が樹脂材料によって構成され、上記表面処理が施されている。
なお、上述したように、部品供給装置50には、キャリアテープCAから剥離されたカバーテープCVを、剥離位置(キャリアテープCAから剥される位置、即ち、部品取出位置の少し後方の位置)からテープ収容箱100までの経路において支持する回転可能な支持ローラ95が設けられているが、この支持ローラ59によるカバーテープCVの支持面59Aも、上記テープ収容箱100の内壁面と同様に非粘着性を有する表面とされている。
以上のように、実施形態1によれば、本体フレームたるフレーム部59に対して脱着可能な第一の壁部材(側壁部106)の内壁面が非粘着性を有する表面とされているため、第一の壁部材を取り外した際にカバーテープCVがこの第一の壁部材に粘着することがなく、カバーテープCVの取出性に優れた構成となる。
また、テープ収容箱100の少なくとも一部を外部に露出させて部品供給装置50のフレーム部材として兼用できるため部品供給装置50全体として部品点数が抑えられる。また、そのようなフレーム部材として構成されるテープ収容箱100の内壁面そのものを非粘着性を有する表面としているため、部品点数を増大させることなくテープ収容箱100に対するカバーテープCVの貼り付きを抑制できる。
また、テープ収容箱100の側壁部105、106を部品供給装置50のフレーム部材として利用できるようになっているため、部品点数削減及び軽量化をより効果的に達成できることとなる。また、比較的広い領域を確保しやすい上記側壁部105、106の内壁面105A,106Aを非粘着性を有する表面としているため、テープ収容箱100内においてカバーテープCVをより良好に移動させうる構成を、部品点数抑制及び軽量化を図りつつ実現できる。
また、テープ収容箱100に、カバーテープCVを導入する導入口107と、カバーテープCVを取り出す取出口108とを形成し、かつ、取出口108を閉塞する開閉可能な閉塞部を設け、この閉塞部の内壁面(即ち後壁部104の内壁面104A)を非粘着性を有する表面としている。これにより、閉塞部(後壁部104)の内壁面104Aに対してカバーテープCVが貼り付くことを効果的に抑制でき、テープ収容箱100からカバーテープCVを取り出す際に特に有利となる。
また、テープ収納箱100を、引き取り装置90とテープ収容箱100との並び方向(X軸方向:図2)における導入口107側とは反対側の端部に後壁部104を配する構成とし、かつこの後壁部104を閉塞部としている。このようにすれば、図2のように部品供給装置50の側方に他の部品供給装置が隣接配置される場合であっても後壁部104側からカバーテープCVを好適に取り出すことができる。一方、このように後壁部104を閉塞部として後壁部104側からカバーテープCVを取り出す構成とすると、取出口108をそれほど大きく確保しにくく(即ち、取出口108の拡大は部品供給装置50の幅方向の拡大、或いは上下方向の拡大に直結するためそれほど大きくしにくく)、カバーテープCVのテープの貼り付きが生じてしまうと、取り出し作業が一層困難なものとなる。上記構成では、後壁部104の内壁面104Aを非粘着性を有する表面としているため、後壁部104側からであっても作業性良くカバーテープCVを取り出すことができるようになる。
また、テープ収容箱100を、送り出し装置80を保持するフレーム59とは別部材として構成し、かつフレーム59に対して脱着可能に装着される構成としている。このようにすれば、フレーム59についてはフレームに適した材料とすることができ、テープ収容箱100については非粘着性付与に適した材料とすることができる。
また、テープ収容箱100は、内壁面全体が非粘着性を有する表面とされている。このようにすれば、テープ収容箱100全体に亘ってカバーテープCVが貼り付きにくい構成となるため、カバーテープCVがより良好にテープ収容箱100に収容されるようになり、かつカバーテープCVをより作業性良くテープ収容箱100から取り出すことができるようになる。
また、キャリアテープCAから剥離されたカバーテープCVを剥離位置からテープ収容箱100までの経路において支持する回転可能な支持ローラ95を備える構成とし、支持ローラ95によるカバーテープCVの支持面を非粘着性を有する表面としている。従って、テープ収容箱100内外においてカバーテープCVがスムーズに移動し、カバーテープCVがより良好にテープ収容箱100に収容されることとなる。
<実施形態2>
本明細書により開示する部品供給装置及び表面実装機の実施形態2について説明する。図7は、実施形態2の部品供給装置に用いられるテープ収容箱120を背面側から例示する説明図であり、図6の変形例を示すものである。実施形態2は、テープ収容箱の構成のみが実施形態1と異なり、それ以外の構成は実施形態1と同様である。従って、異なる部分について重点的に説明し、同様の部分については同一の符号を付し詳細な説明は省略することとする。なお、本実施形態のテープ収容箱120も実施形態1と同様に、フレーム59に対して脱着可能な第1の壁部材と、第1の壁部材以外の第2の壁部材とを有し、少なくとも前記第1の壁部材の内壁面が非粘着性を有するものである。
図3と同様に、本実施形態の部品供給装置50も、実施形態1と同様に所定の面方向に沿って部品供給テープTPが移動する構成をなしており、図7のように、テープ収容箱120は、所定の面方向と直交する幅方向(図2のX軸方向)において互いに対向して配される一対の側壁部125、126を有している。そして、一対の側壁部125、126の一方の側壁部126が閉塞部とされ、軸126Bを中心として回動する構成をなし、実線に示す開放位置と二点鎖線に示す閉塞位置とで開閉するようになっている。なお上壁部121は、実施形態1の上壁部101と同様であり、図示しない下壁部も前壁部も実施形態1と同様の構成をなしている。なお、側壁部126を閉塞位置で保持する構成は、実施形態1の後壁部104と同様である。
この構成において、テープ収容箱120の上壁部121には、当該上壁部121に形成された開口部(図示略)を閉塞可能な蓋部材(図7では図示略)が設けられている。この蓋部材は、図9の仮想線にて示す蓋部材300と同様の構成をなしている。即ち、図9は後述する実施形態3の図であるが、図7の上壁部121に装着される蓋部材300及びねじ部材301、302の構成を概念的に図示しており、図9のような形態で、蓋部材300がねじ部材301、302によって上壁部121本体(上壁部121から蓋部材300を除いた部分)に装着され、上壁部121を貫通する形態で形成された開口部(図示略)を閉塞している。そして、このような蓋部材300の内壁面が非粘着性を有する表面とされている。
また、側壁部126を閉塞部として開閉可能に構成しているため、側方に他の部品供給装置50が配されない場合にテープ収容箱120内へアクセスしやすくなり、カバーテープCVの取出しを良好に行うことができる。その上、開閉する側壁部126の内壁面126Aが非粘着性の表面とされているので、カバーテープCVの取出しの容易化を相乗的に高めることができる。なお、このような内壁面の表面処理は実施形態1にて説明した非粘着性の表面処理と同様である。また、実施形態1と同様に、上壁部121、後壁部124、側壁部125、及び図示しない前壁部、下壁部の内壁面も非粘着性の表面処理が施されている。
<実施形態3>
次に、本明細書により開示する部品供給装置及び表面実装機の実施形態3について説明する。なお、図8は、実施形態3の部品供給装置を説明する説明図であり、図9は、実施形態3の部品供給装置に用いられるテープ供給箱を例示する斜視図である。また、図10は、図9から第2ケース部を移動させた状態を例示する斜視図であり、図11は、図9から第2ケース部を取り外した状態を例示する斜視図である。さらに、図12は、図9のテープ収容箱の断面図であり、図13は、図12の状態から第2ケース部を移動させた状態を例示する断面図である。
図8に示すように、実施形態3は、テープ収容箱の構成のみが実施形態1と異なり、それ以外の構成は実施形態1と同様である。従って、異なる部分について重点的に説明し、同様の部分については同一の符号を付し詳細な説明は省略することとする。
本実施形態のテープ収容箱200は、送り出し装置80を保持するフレーム59(フレーム59は本体フレームに相当する)の後方に設けられ、かつ一部が開放してなるケース部材を備えており、このケース部材の内壁面が非粘着性を有する表面とされるものである。具体的には、図8に示すように、送り出し装置59を保持するフレーム59に固定される第1ケース部210と、第1ケース部210に対して相対的に移動可能に構成され、一部が開放してなる第2ケース部220とを有しており、この第2ケース部220が上記ケース部材の一例に相当している。図9、図10及び図12、図13に示すように、テープ収容箱200は、第2ケース部220の相対移動に応じて収容容積が変更可能とされており、第1ケース部210及び第2ケース部220双方の内壁面が非粘着性を有する表面とされている。
より詳しくは、図11に示すように、第1ケース部210は、天井壁211と、天井壁211と対向する底壁212と、天井壁211と底壁212との対向方向と交差する方向に対向する一対の対向壁215,216と、前壁213を備え略直方体形状をなしている。なお、第1ケース部210の後方側は天井壁211、対向壁215、216、及び底壁212の後端部によって開口部208が形成されている。そして、図8、図12、図13に示すように、これら天井壁211、底壁212、及び一対の対向壁215、216により第2ケース220を案内する案内路219が形成され、第2ケース部220は、案内路219に案内されて第1ケース210の内外を移動する構成をなしている。
図10、図12、図13に示すように、第2ケース部220は、第1ケース部210の天井壁211側及び前壁213が開放されてなるものであり、一対の側壁223、224、下方壁222、後方壁221によって下方側、両側方側、及び後方側を囲む形態をなしている。このように構成されているため、前壁213に形成された導入口207から送られてくるカバーテープCVが前側或いは上方側から良好に第2ケース部220内に進入し、第1ケース部210及び第2ケース部220に囲まれる空間内でカバーテープCVが保持されることとなる。このように構成されるテープ収容箱200において、天井壁211の内壁面211Aが非粘着性を有する表面とされており、第2ケース部220から上方に溢れ出たカバーテープCVが天井壁211に接触しにくく、図10、図13のような第2ケース部220の移動が良好に行われることとなる。
また、第1ケース部210は、天井壁211以外の底壁212の内壁面212A、対向壁215,216のそれぞれの内壁面215A、216A、前壁213の内壁面213Aも非粘着性の表面とされている。
一方、第2ケース部220の一対の側壁223、224の内壁面223A,224A、下方壁222の内壁面222A、後方壁の内壁面221Aも非粘着性を有する表面とされている。即ち、ケース収容箱220の内壁面全体に亘って非粘着性を有する表面とされている。なお、非粘着性を付与する表面処理は実施形態1にて説明した処理と同様の処理とすることができる。この構成では、第2ケース部220が移動し、テープ収容量が増大した場合において、カバーテープCVは、内壁面223A、224A、222Aに接触することとなるが、粘着することはなく、カバーテープCVの取出性を低下させることはない。
本実施形態では、カバーテープCVがそれほど収容されていないときにはテープ収容箱全体をコンパクトに構成でき、テープ収容量が増大した場合にはそれに応じてテープ収容箱の収容容積を増大させることができる。なお、この収容容積の増大は作業者の操作(即ち第2ケース部220の引き出し操作)によって行うようにしてもよく、カバーテープCVの蓄積による押し出し力によって行われる構成であってもよい。
上記のような構成とすると、第1ケース部210にカバーテープCVが貼り付くことに起因して第2ケース220或いはカバーテープCVの移動が阻害される虞があるが、第1ケース部210の内壁面を非粘着性を有する表面としているためカバーテープCVが第1ケース部210に貼り付きにくくなり、カバーテープCVが第2ケース220によって良好に運ばれることとなる。
また、第1ケース部210を、天井壁211と、天井壁211と対向する底壁212と、天井壁211と底壁212との対向方向と交差する方向に対向する一対の対向壁215、216とを備える構成とし、これら天井壁211、底壁212、及び一対の対向壁215、216により第2ケース220を案内する案内路219を形成し、第2ケース部220を、案内路219に案内されて第1ケース部210の内外を移動しかつ天井壁211側が開放された構成としている。その上で天井壁211の内壁面211Aを非粘着性を有する表面としているため、第2ケース部220内にカバーテープCVを良好に収容しつつ第1ケース部210外に移動した部分の上方側(天井壁211側の開放部分)からカバーテープCVを取り出しやすくなり、また、第1ケース部210の天井壁211の内壁面211Aが非粘着性を有する表面とされているため、第2ケース部220の上方に溢れ出たカバーテープCVが第1ケース部210の天井壁211に貼り付きにくくなり、第2ケース部220及びカバーテープCVの移動がスムーズに行われることとなる。
<他の実施形態>
本明細書により開示される技術は、下記のように適宜変更してもよい。
上記実施形態1では、側壁部106を脱着可能な構成としたが、上壁部、下壁部、後壁部などを脱着可能な構成とし、その内壁面を非粘着性の表面としてもよい。同様に、実施形態2では、上壁部の一部を脱着可能としたが、開放側とは反対の側壁部や、後壁部、下壁部を脱着可能とし、その内壁面を非粘着性の表面としてもよい。
上記実施形態では、ケース収容箱の内壁面全体に亘って非粘着性を有する表面としているが、一部の内壁面を非粘着性を有さない表面としてもよい。例えば、実施形態1の前壁部103の内壁面103Aなどを非粘着性を有さない表面としれもよい。
上記実施形態では、ケース収容箱とフレーム59とが別体の構成を例示したが一体的に形成されるものであってもよい(即ち、ケース収容箱がフレーム59の一部であってもよい)。
第3実施形態では、第2ケース部が第1ケース部に対して後方側へ相対移動する構成を例示したが、相対移動構成はこれに限られず、例えば、第1ケース部の上方側、側方側に相対移動する構成であってもよい。
実施形態1では後壁部104がフレーム59(本体フレーム)に対して相対変位する構成(詳しくは、後壁部104がテープ収容箱100本体に対し回動する構成)を例示したが、後壁部104がフレーム59(本体フレーム)に対して脱着する構成であってもよい。即ち、テープ収容箱100本体に対して後壁部104を脱着可能とすることで後壁部104をフレーム59に対して脱着できるようにしてもよい。
実施形態3では、ケース部材(第2ケース部220)の後方壁221が他部(第2ケース部220における後方壁221以外の部分)に対して変位不能な構成を例示したが、後方壁221が他部(第2ケース部220における後方壁221以外の部分)に対して脱着可能とされていてもよく、当該他部に対して開放可能な構成(例えば他部に対して後方側に傾倒するように回動する構成)であってもよい。このようにすれば、後方壁221を開放又は取り外すことによって、上方のみならず後方側にも開放領域を確保でき、より一層取出性を良好なものとすることができる。
また、実施形態1又は実施形態3の構成において、テープ収容箱を、送り出し方向に対する側方側の少なくとも一部が開放する構成としてもよい。
例えば、実施形態1の場合、側壁部105或いは側壁部106の一部又は全部を開放可能な構成とすることができる。側壁部105或いは106の一部を開放する場合には、常時開放する構成とすることもできる。このように常時開放する構成とすれば、開放のための特別な操作(閉塞部材の操作等)が必要とならず、取出し作業の一層の容易化を図ることができる。
逆に、側壁部105、106の一部或いは全部を開放する構成において、その開放部分を閉塞するべく、開閉可能な或いは脱着可能な閉塞部材を設けるようにしてもよい。このようにすれば、テープの漏洩を抑えつつ必要なときのみ閉塞部材を開放して開放領域を確保できるようになる。
実施形態3の場合には、例えば、第1ケース部210の一対の対向壁215、216の一部或いは全部を開放可能な構成とすることができる。一対の対向壁215、216の一部を開放する場合には、常時開放する構成とすることもできる。この場合も開放のための特別な操作(閉塞部材の操作等)が必要とならず、取出し作業の一層の容易化を図ることができる。
逆に、対向壁215、216の一部或いは全部を開放する構成において、その開放部分を閉塞するべく、開閉可能な或いは脱着可能な閉塞部材を設けるようにしてもよい。このようにすれば、テープの漏洩を抑えつつ必要なときのみ閉塞部材を開放して開放領域を確保できるようになる。
また、第2ケース部の一対の側壁223、224の一部或いは全部を開放可能な構成とすることもできる。一対の対向壁215、216の一部又は全部を開放する場合には、常時開放する構成とすることもできる。この場合も開放のための特別な操作(閉塞部材の操作等)が必要とならず、取出し作業の一層の容易化を図ることができる。
逆に、対向壁215、216の一部或いは全部を開放する構成において、その開放部分を閉塞するべく、開閉可能な或いは脱着可能な閉塞部材を設けるようにしてもよい。この場合もテープの漏洩を抑えつつ必要なときのみ閉塞部材を開放して開放領域を確保できるようになる。
いずれにしても、このようにすれば、側方側からテープ収容箱内にアクセスしやすくなり、カバーテープの取出性をより一層高めることができる。
また、実施形態1ないし3のいずれの構成においても、テープ収容箱を、上方側の少なくとも一部が開放する構成としてもよい。例えば、実施形態1においては上壁部101の一部又は全部が開放する構成とすることができる。実施形態2においは、上壁部121の一部又は全部が開放する構成とすることができる。また、実施形態3にいては天井壁211の一部又は全部が開放する構成とすることができる。
いずれの場合においても、常時開放する構成として取出し作業の一層の容易化を図ってもよく、開放部分を閉塞するべく、開閉可能な或いは脱着可能な閉塞部材を設けるようにして、テープの漏洩を抑えるようにしてもよい。
このようにすれば、上方側からテープ収容箱箱内にアクセスしやすくなり、カバーテープの取出性をより一層良好にできる。
実施形態1に係る表面実装機を例示する正面図 図1の表面実装機の平面図 図1の表面実装機において、部品供給装置が部品供給装置取付部に取り付けられた状態を示す説明図 図3の部品供給装置においてフレームからテープ収容箱を取り外した状態を示す説明図 図3の部品供給装置に用いられるテープ収容箱の背面図 図5から後壁部を開放した状態を示す説明図 実施形態2の部品供給装置に用いられるテープ収容箱を例示する説明図 実施形態3の部品供給装置を説明する説明図 実施形態3の部品供給装置に用いられるテープ供給箱を例示する斜視図 図9から第2ケース部を移動させた状態を例示する斜視図 図9から第2ケース部を取り外した状態を例示する斜視図 図9のテープ収容箱の断面図 図12の状態から第2ケース部を移動させた状態を例示する断面図
10・・・表面実装機
50・・・部品供給装置
59・・・フレーム(本体フレーム)
80・・・送り出し装置(送り出し手段)
90・・・引き取り装置(剥離手段)
100,200・・・テープ収容箱
104・・・後壁部(閉塞部)
106・・・側壁部(第1の壁部材)
107・・・導入口
108・・・取出口
210・・・第1ケース部
220・・・第2ケース部(ケース部材)
CA・・・キャリアテープ
CV・・・カバーテープ
TP・・・部品供給テープ

Claims (4)

  1. 部品を一定間隔で収納したキャリアテープと前記キャリアテープに対して収納部品を覆うように貼り付けられるカバーテープとを備えた部品供給テープを所定の部品取出位置に向けて送り出す送り出し手段と、前記送り出し手段による送り出し方向とは異なる方向に前記カバーテープを引き取ることにより前記キャリアテープから前記カバーテープを剥離させる剥離手段と、前記剥離手段によって剥離された前記カバーテープを収容するテープ収容箱と、を備えた部品供給装置において、
    前記テープ収容箱は、前記送り出し手段を保持するフレームと一体形成される又は前記フレームに固定され、前方に前記カバーテープを導入する導入口と、後端に開口部と、上方に天井壁と、下方に底壁と、両側方に対向壁とを備えた第1ケース部と、後方から前記開口部を通して前記第1ケース部内に前後方向に移動可能に挿入されるとともに、前記送り出し方向とは逆方向の後端部に後方壁が設けられ、前方部および上方部が開放し、下方に下方壁と、両側方に側壁とを備えてなる第2ケース部とを有し、
    前記第2ケース部の移動に応じて収容容積が変更可能とされており、前記第2ケース部は前記第1ケース部から後方に移動した状態において、開放した前記上方部が前記第1ケース部の後方側において露出されるとともに、
    前記第1ケース部の内壁面と、前記第2ケース部の内壁面とが非粘着性を有する表面とされていることを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記第1ケース部の前記天井壁、前記底壁、及び両側方の前記対向壁により前記第2ケースを前後方向に案内する案内路が形成されることを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記天井壁には、開閉可能或いは着脱可能な閉塞部材が設けられ、前記閉塞部材を開閉或いは着脱させることで、前記天井壁の一部又は全部が開放する構成であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の部品供給装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の部品供給装置によって部品の供給を行うことを特徴とする表面実装機。
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