JP2004342699A - テープ式部品供給装置 - Google Patents

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Tomoyuki Takanashi
知幸 高梨
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Abstract

【課題】各種の不具合を改善したスライド式着脱方式のテープ式部品供給装置を提供する。
【解決手段】a部分にあるテープ押さえ板の先端を斜めに形成し、その斜め部分で部品供給ステージに立設される規制板に当接するようにして浮き上がらないようにする。b部分にあるテープ押さえ板ロックプレートの2つの固定部を遊びのある長孔で調整しながら揺動プレートに固定できるようにする。c部部にあるキャリヤテープ走行面終端部をスプロケットの複数の歯が十分に出るように形成する。d、e、f部分の部品テープ剥離部において、トップテープ当接部にトップテープの幅より1/2狭い凸部を設ける。押さえ板後端部を滑性面を有し弾性のある薄プレートで覆う。g部分の噛み込み搬送ギアの手前に断面が上コの字型のトップテープ規制板を設ける。h部分の噛み込み搬送ギアの軸可動ギアを軸固定ギアに均等に付勢する。j部分のトップテープ回収容器の内面を非粘着性又は非接着性の物質で塗装処理する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップ状電子部品を部品搭載装置に供給するテープ式部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、基板ユニット生産ラインにおいて、部品搭載装置に装着され、側端部を貼り合わされた二種類のテープ部材の間にチップ状電子部品(以下、単に部品という)を保持して、この部品を部品搭載装置に供給するテープフィーダ又は単にフィーダとも呼称されるテープ式部品供給装置がある。(例えば、特許文献1参照。)
図18(a) は、そのようなテープ式部品供給装置が装着されて用いられる部品搭載装置の外観斜視図であり、同図(b) は、その部品搭載装置の部品供給ステージ上に配設された状態のテープ部品供給装置の例を示す斜視図である。
【0003】
同図(a) に示す部品搭載装置1は、天井カバー上の前後に、それぞれCRTディスプレイからなるモニタ装置2と、同じく天井カバー上の左右に、それぞれ稼動状態を報知する警報ランプ3を備えている。また、上部保護カバー4の前部と後部の面には、液晶ディスプレイとタッチ式入力装置からなり外部からの操作により各種の指示を入力することができる小型の表示入力パネル5が配設されている(図の左斜め上方向になる後部の表示入力パネル5は陰になって見えない)。
【0004】
下部の基台6の上には、中央に、固定と可動の1対の平行する基板案内レール7が不図示のプリント基板(以下、単に基板という)の搬送方向(X軸方向、図の斜め左下から斜め右上方向)に水平に延在して配設される。これらの基板案内レール7の下部に接して、図には見えないが、ループ状の搬送ベルト(コンベアベルト)が走行可能に配設される。
【0005】
搬送ベルトは、それぞれ数ミリ幅のベルト脇部を基板案内レール7の下から基板搬送路に覗かせて、不図示のベルト駆動モータにより駆動されて基板搬送方向に走行し、基板の裏面両側を下から支持しながら装置本体内に部品搭載前の基板をライン上流側から搬入し、部品搭載済みの基板を順次ライン下流側に搬出する。
【0006】
基台6の前後には、それぞれ部品供給ステージ9が形成されている(左斜め上方向になる後部の部品供給ステージ9は、同図(a) では陰になって見えない)。この部品供給ステージ9には、部品搭載装置に部品を供給する同図(b) に示すテープ式部品供給装置11が、50個〜70個と多数配置される。
【0007】
図18(b) は、部品搭載装置1の部品供給ステージ9上に配設されたテープ式部品供給装置を一つのみ取り上げて詳しく示す斜視図である。同図(b) に示すように部品供給ステージ9には多数の取り付け固定孔16が前後に設けられ、これらの取り付け固定孔16によってテープ式部品供給装置11が部品供給ステージ9に位置固定して配置される。テープ式部品供給装置11には電子部品を収容した部品テープが巻着されているリール17がリール保持部に保持されている。
【0008】
この部品供給ステージ9に位置固定して配置されたテープ式部品供給装置11において、実稼動時には、まず、リール17の部品テープが部品供給口18まで引き出され、上面を覆うトップテープ19と部品を収容しているキャリヤテープ21とに分離され、キャリヤテープ21に収容されている部品が部品供給口18に露出する。この露出した部品を、部品搭載装置1の不図示の部品搭載ヘッドが吸着ノズルによって吸着して取り出し、その吸着した部品を画像認識して吸着状態の位置(姿勢)の補正を行った後、基板上に搭載する。
【0009】
上記分離されたトップテープ19は巻取リール22に巻き取られ、部品を供給して空になったキャリヤテープ21は部品供給ステージ9の下方に自由落下して堆積する。
この図18(b) に示す例では、テープ式部品供給装置11には部品テープの繰り出し駆動と巻取リール22の回転駆動を行うモータが備えられている。そして、このモータを駆動には部品搭載装置1の電源を利用するようにしている。このために、部品供給ステージ9の側面に、取り付け固定孔16に対応する数だけの電源供給コネクタ23を配設し、この電源供給コネクタ23にテープ式部品供給装置11の電源受給コネクタ24を接続するようにしている。
【0010】
上記のトップテープ19をキャリヤテープ21から剥離しながらキャリヤテープ21を搬送するスプロケットの配置や、トップテープ19を剥離後の部品の脱落を防止するために部品テープ剥離部にシャッタを設けることなどを提案しているものもある。(例えば、特許文献2及び3参照。)
ところで、多数のテープ式部品供給装置が密接に隣接して配置される部品供給ステージ上の狭い作業空間で、テープ式部品供給装置の着脱を部品供給ステージに対し上下移動で行うのは非常な手数と困難を伴う作業となるので、部品供給ステージに対し製造ラインの作業通路側から横方向に水平に移動させて着脱を行う方式のテープ式部品供給装置が実用化されている。(例えば、特許文献4参照。)
図19は、そのようなテープ式部品供給装置の側面図である。このテープ式部品供給装置25は、部品搭載装置の部品供給ステージに水平にスライドさせながら装着するようになっており、装着時の上下の作業空間が狭くて済むように構成されている。
【0011】
図20(a),(b) は、上記のテープ式部品供給装置25の部品供給ステージへの着脱状態を示す図である。図19を参照しながら、テープ式部品供給装置25の部品供給ステージへの着脱状態を簡単に説明する。
作業従事者は、先ず、テープ式部品供給装置25の後端(図では左端)上部に設けられている操作桿26を支持ピン27を支点にして図20(a) の矢印Bで示す反時計回り方向に回動させて上後方(図では左上方向)に引き起こした状態にする。これによりこれに連動するローラ付き固定フック28が前方上向き(図20(a) では右方上向き)つまり図20(a) の反時計回り方向に回動して持ち上がった状態になる。
【0012】
図20(a),(b) に示す部品搭載装置1´の部品供給ステージ9´には、テープ式部品供給装置25の各装着位置ごとに、テープ式部品供給装置25のスライドレール係合部29に対応する係合溝31が穿設されている。
上記のように前上方に回動して持ち上がったローラ付き固定フック28が、係合溝31へのスライドレール係合部29の進入路を開放していることにより、作業従事者は、取っ手30でテープ式部品供給装置25を保持しながら、スライドレール係合部29の先端を、係合溝31の手前端部(図の左端部)に容易に差し込むことができる。そして、作業従事者は、そのままスライドレール係合部29を、図20(a) に示すように、係合溝31に挿通させながら、同図(b) に示すように、最終位置までテープ式部品供給装置25を押し込んでいく。
【0013】
そして、作業従事者が、図20(b) の矢印Cで示すように、操作桿26を時計回り方向へ回動させてテープ式部品供給装置25本体に接する方向に倒し込むと、これに連動してローラ付き固定フック28が矢印Dで示すように時計回り方向に回動して、ローラ付き固定フック28のローラが付いた鉤型の先端が部品供給ステージ9´の端部を咥え込むように下面に回り込んで、部品供給ステージ9´に係止し、テープ式部品供給装置25が部品供給ステージ9´に固定される。取り外すときは上記と逆の操作になる。
【0014】
このテープ式部品供給装置25は、図19に示すように、部品リール保持部32に保持される部品リール33から不図示の部品テープが引き出され、装置本体内部の搬送経路34を通り抜け、テープへの案内と浮き上がり防止を兼ねるテープ押圧部材35の下を通って、部品供給口36まで引き出される。
【0015】
部品供給口36まで引き出された部品テープは上下のトップテープと収容テープに剥離されて部品が収納部から露出し、この露出した部品が部品搭載装置1´の不図示の部品搭載ヘッド先端の吸着ノズルによって吸着されて取り出される。
上下に剥離された上側のトップテープはテープ回収容器37に回収され、下側のキャリヤテープ38(図20(b) 参照)はテープ式部品供給装置25本体内の排出路39を通過して、図19の矢印Eで示すように外部下方に落下して、図20(b) に示すように製造ラインの作業通路に堆積する。
【0016】
【特許文献1】
特開2002−246789号公報(段落[0003]〜[0005]、図3)
【特許文献2】
特公平06−062248号公報(発明の効果の欄、第1図)
【特許文献3】
特公平03−045560号公報(実施例の説明の欄、第6図)
【特許文献4】
特開2003−078284号公報(要約、段落[0002]、図1、図3)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記部品供給ステージにスライド式に着脱される図19および図20(a),(b) に示すテープ式部品供給装置25は、部品供給ステージ上の狭い作業空間での着脱を容易に出来るようにした改良型のテープ式部品供給装置ではあるが、各部各部で不具合が発見され、まだまだ改善の余地のあるものであった。
【0018】
また、それら改善すべき不具合は、スライド式に限るものではなく、図18(b) に示した上下着脱方式のテープ式部品供給装置にも見られるものが含まれていた。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、各種の不具合を改善したスライド式着脱方式のテープ式部品供給装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明のテープ式部品供給装置は、部品搭載装置の部品供給ステージに装着され、部品テープに収容する部品を上記部品搭載装置に供給するテープ式部品供給装置において、上記部品供給ステージの内側端部に立設された位置規制板の上端外側にほぼ直角に形成された屈折部に下から当接して浮き上がりを抑止される傾斜面を先端上部に形成されたテープ押さえ板と、該テープ押さえ板の側面に係止して前記テープ押さえ板の浮き上がりを防止すべく配置されたロックプレートを保持して所定の範囲で上下に揺動可能な保持プレートと、該保持プレートにねじ止めにより保持される上記ロックプレートのねじ止め部に形成された上下に長い長孔ねじ孔と、スプロケットの歯の谷の円周に沿い、上記スプロケットの複数の歯の根元よりも上記スプロケットの中心方向に引き込むように円弧状の斜面が形成されたキャリヤテープ走行面の終端部と、テープ押さえ板後端部とテープガイド前端部とで形成される部品テープ剥離部の間隙においてテープ押さえ板後端部のエッジ部分を丸みを持って屈曲して覆う表面が滑らかな滑性面薄プレートと、テープ押さえ板後端部とテープガイド前端部とで形成される部品テープ剥離部の間隙においてテープ押さえ板後端部にトップテープの幅の少なくとも1/2以下の幅で突設されたトップテープとの当接部と、トップテープを噛み込み搬送する一対の噛み込み搬送ギアの手前に配置された断面が上にコの字型のトップテープ規制板と、トップテープを噛み込み搬送する一対の噛み込み搬送ギアの軸可動ギアの支持軸をギア両側面に突出させ、該ギア両側面の突出部をそれぞれ同一付勢力を有する引きバネで軸固定ギア側に付勢し、軸固定ギアと軸可動ギアとの噛み合い部が傾くことなく常に均等に噛み合うように構成された噛み込み搬送ギアと、内面に非粘着性または非接着性の物質が塗布されているトップテープ回収容器と、を備えて構成される。
【0020】
このテープ式部品供給装置において、例えば請求項2記載のように、上記キャリヤテープ走行面の終端部の円弧状の斜面は、スプロケットの少なくとも3個の歯の根元より上が当該斜面よりも外側に飛び出すように形成される。
また、上記滑性面薄プレートは、例えば請求項3記載のように、弾性体で丸みを持たせて大きく屈曲させた薄形の弾性体滑性面薄プレートであることがより好ましい構成となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施の形態におけるテープ式部品供給装置の側面図である。同図に示すテープ式部品供給装置40は、外見的には、図19に示したテープ式部品供給装置20に似ているが、図19のテープ式部品供給装置20には施されていなかった各種の改良、すなわち、図1にa、b、・・・、kで示す各部において、それぞれ改良が施されている。以下、その改良点について説明する。なお、以下の説明では、図の右方を先端方向、図の左方を後端方向として説明する。
【0022】
図2(a),(b) は、図1に示すテープ式部品供給装置40のテープ押さえ板のaで示す部分の固定状態が不十分な場合に生じる不具合を示す図である。図2(a) に示すようにテープ押さえ板部41は、その下面を走行する部品テープのキャリヤテープを、図の矢印fで示すように下方に押さえて、キャリヤテープが上方に浮き上がらないようするために設けられている。
【0023】
部品搭載装置の部品搭載ヘッドの部品吸着ノズル42は、そのテープ押さえ板部41によって押さえ込まれているキャリヤテープの部品を吸着するために矢印gで示すように下降して、次に部品供給口43まで移動しようとする。そのとき、部品搭載装置本体の振動で、テープ押さえ板部41が、図2(b) の矢印hで示すように上方に浮き上がるようなことがあると、部品吸着ノズル42の動作エリア内に飛び出して、部品吸着ノズル42との衝突iを引き起こし、障害発生となって基板ユニット生産ラインの停止を招く要因となる。
【0024】
図3(a),(b) は、本例のテープ式部品供給装置40における上記テープ押さえ板部41の浮き上がりを防止する構成を示す図である。同図(a),(b) に示すように、まず、部品搭載装置の部品供給ステージ9´の内側端部に、テープ式部品供給装置40の位置を規制する規制板44を立設し、その規制板44の上端44−1を外側にほぼ直角に屈折させて形成する。
【0025】
そして、テープ押さえ板部41の先端上部に下方に傾斜する傾斜面4−1を形成する。これによって、テープ式部品供給装置40を、部品供給ステージ9´上にスライドさせて装着したとき、テープ押さえ板部41の先端の傾斜面4−1が、規制板44の横に直角に屈折した上端44−1に下から当接して、テープ押さえ板部41の跳ね上がりを抑止する。
【0026】
したがって、図3(a) に示す部品搭載ヘッドの部品吸着ノズル42が、矢印jで示すように降下し、同図(b) に示すように、部品供給口43から部品を吸着すべく矢印k方向に移動したときに、図2(b) に示したように部品吸着ノズル42がテープ押さえ板部41に衝突するような不具合が解消される。
【0027】
図4は、上記テープ押さえ板部41を揺動自在に且つその後方の浮き上がりを強制的に抑止すべくロックするテープ押さえ板ロックプレート45の、図1のbで示すテープ式部品供給装置40本体フレームへの係止部の改良点を示す図である。
【0028】
改良前では、テープ押さえ板ロックプレート45のテープ式部品供給装置40本体フレームへの係止位置は、テープ押さえ板部41の下を走行するキャリヤテープの上面にテープ押さえ板部41の下面がちょうど当接するように、テープ押さえ板部41の側面部を引き下げ、キャリヤテープを押えつけている。
【0029】
しかし、排出されるキャリヤテープが、テープ式部品供給装置本体内部を通過して排出されるという機構上、排出抵抗によりテープガイドが持ち上げられる場合がある。したがって、その持ち上げに対処するべくキャリヤテープを強く押し付けなければならない。
【0030】
ところが、テープガイドの押し付けを強くすると、その摩擦抵抗に打ち勝ってスプロケットがキャリヤテープを送らなければならなくなり、このためスプロケットの送り歯と係合するキャリヤテープのエンボス孔が送り方向へ変形し、部品供給口での部品の吸着位置に位置ずれを生じてしまうという不具合を生じる可能性があった。
【0031】
そこで、図4に示すように、テープ押さえ板ロックプレート45の裏面に揺動保持部材46を設け、この揺動保持部材46にテープ押さえ板ロックプレート45を捩じ止めする2箇所の係止ねじ46−1および46−2に対応するテープ押さえ板ロックプレート45の部分に、上下に長い長孔ねじ孔45−1、45−2を形成する。
【0032】
このようにテープ押さえ板41の側面を引き下げているロックプレート45と揺動部材46との係止部に長孔ねじ孔45−1、45−2を形成することにより、キャリヤテープの厚さが厚いときには、これに応じてロックプレート45を長孔ねじ孔45−1、45−2により上方にスライドさせることができる。
【0033】
そして、このロックプレート45がねじ止めされる揺動部材46は、引きバネ50により下方に付勢されてロックプレート45を介してテープ押さえ板41の側面を引き下げているが、揺動部材46の下端部がストッパ60に当接してそれ以上は下に下がらないため、上記のスライドによって調整した位置以上にはロックプレート45ひいてはテープ押さえ板41が下に下がらず、これによりキャリヤテープへの押し付けを軽減させることができ、これにより、より厚みある部品テープのキャリヤテープがテープ押さえ板部41の下を走行することがあっても、テープ押さえ板部41の押し付けが強すぎてキャリヤテープのエンボス孔を変形させる不具合が解消される。
【0034】
尚、上記の引きバネ50は、キャリヤテープの排出摩擦抵抗でテープ押さえ板部41に持ち上げられる力が働いた場合でも、これを十分に押え込むに足る引き付勢力を備えている。
図5は、図1のcで示すテープ式部品供給装置40のキャリヤテープ搬送部に生じる不具合を示す図である。図5に示すキャリヤテープ49を搬送するスプロケット48は、図1ではテープ式部品供給装置40の反対側面に在るので見えないが、スプロケット48は、図5に示すように、その歯48−1をキャリヤテープ49のエンボス孔49−1に嵌入させながら矢印Lで示す反時計回り方向に回転して、キャリヤテープ49を図の左方に搬送(搬出)する。
【0035】
図5に示す例では、キャリヤテープ49のエンボス孔49−1に完全に嵌入しているスプロケット48の歯48−1は、1個だけであり、これでキャリヤテープ49を搬送している。キャリヤテープ49が厚みのあるものであれば良いが、キャリヤテープ49の厚さが薄いと、エンボス孔49−1に完全に嵌入するスプロケット48の歯48−1が1個だけでは、スプロケット48の回転によるエンボス孔49−1に掛かる負荷が強すぎて、エンボス孔49−1が搬送方向に変形し、前述したような部品吸着位置の位置ずれなど、スプロケット48の搬送力に不具合をきたすという問題が発生しやすい。
【0036】
図6(a),(b) は、本例のテープ式部品供給装置40における上記スプロケット48の歯48−1とキャリヤテープ49との係合状態を改良した構成を示す図である。なお、同図(b) は、同図(a) のスプロケット部分をテープ式部品供給装置40の反対面から見た拡大図である。
【0037】
同図(b) に示すように、テープ式部品供給装置40本体のキャリヤテープ走行面51の終端部には、スプロケット48の歯48−1の谷の円周に沿って、その円周部よりもスプロケット48の中心方向にやや引き込むように形成された円弧状の斜面51−1が設けられている。この斜面51−1の円弧のスプロケット48の中心から成す同図(a) に示す角度αは、スプロケット48の少なくとも3個の歯48−1が斜面51−1よりも外側に飛び出すように斜面51−1が形成される角度である。
【0038】
これにより、スプロケット48の少なくとも3個の歯48−1がキャリヤテープ49の3個のエンボス孔49−1に完全に嵌入して搬送力をエンボス孔49−1に伝達するため、エンボス孔49−1の1個当りの搬送負荷が1/3に分散され、これにより、キャリヤテープ49が薄いキャリヤテープの場合であっても、エンボス孔49−1が変形する不具合が解消される。
【0039】
図7(a) は、図1のd、e、fで示すテープ式部品供給装置40のテープ押さえ板の後端とテープガイドの前端とで形成される部品テープ剥離部の間隙を示す図であり、図7(b) はその部分の反対側から見た側断面図、図7(c) は図7(b) の丸Mで囲んで示す部分に発生する可能性のある不具合を示す拡大図である。
【0040】
図7(b) に示すように、テープ押さえ板部41の後端とテープガイド部52の前端とで形成される部品テープ剥離部の間隙53から、キャリヤテープ49から剥離されたトップテープ54が引き出され、図1のjで示すトップテープ回収容器に収容される。
【0041】
ところで、部品テープ剥離部の間隙53を形成するテープ押さえ板部41の後端部が図7(a),(b) に示す状態のままであると、図7(c) に示すように、トップテープ54の剥離直後にキャリヤテープ49上で外部に露出した部品55が、テープ押さえ板部41後端のエッジ41−2によって傷を付けられてしまうという不具合が発生する可能性がある。
【0042】
ところが、テープ押さえ板部41とテープガイド部52は後述する図11に示すように、一体に形成された薄板部材の中間に部品テープの幅に対応するだけの切り欠きを入れて形成された間隙53によって前後に分割されている部分であるので、テープ押さえ板部41後端のエッジ41−2は、部品55を傷付けないように滑らかに研磨するためには技術的に困難を伴う極めて狭い場所に形成されている。しかし、本例のテープ式部品供給装置40では、この問題を解決している。
【0043】
図8(a) は、本例のテープ式部品供給装置40における部品テープ剥離部の間隙53の改良型を示す図であり、同図(b) は、その丸Mで囲んで示す部分の拡大図である。
図8(b) に示すように、部品テープ剥離部の間隙53には、テープ押さえ板部41の後端部エッジ41−2部分を下から上方に丸みを持って屈曲して覆う表面が滑らかな滑性面薄プレート56が設けられる。
【0044】
このようにテープ押さえ板部41の後端部エッジ41−2部分を覆う滑性面薄プレート56の表面が滑らかであり且つ丸みを持って屈曲していることにより、トップテープ54の剥離直後にキャリヤテープ49上で外部に露出した部品55が振動で浮き上がっても、滑らかで丸みを持って屈曲した面を有する滑性面薄プレート56によって遮られ、テープ押さえ板部41の後端部エッジ41−2部分に直接衝突することはなく、したがって、傷が付くこともなくなる。
【0045】
図9(a) は、上記と同じく図1のd、e、fで示すテープ式部品供給装置40のテープ押さえ板部41の後端とテープガイド部52の前端とで形成される部品テープ剥離部の間隙を示す図であり、図9(b) はその丸Mで囲んで示す部分に発生する可能性のある不具合を示す拡大図である。
【0046】
図9(b) に示すように、トップテープ54の剥離直後にキャリヤテープ49上で外部に露出した部品55が振動等で浮き上がって部品テープ剥離部の間隙53を通って外部に脱落しないように、間隙53は出来るだけ狭く形成されている。
他方、基板ユニット製造ラインでは、部品テープはリールを交換したときに前の部品テープの終端部と、新らしい部品テープの始端部とをスプライシングテープ57で接続して、そのまま基板ユニット製造ラインを停止させることなく生産を続行する。
【0047】
このスプライシングテープ57で前後を接続された部分が部品テープ剥離部を通過すると、スプライシングテープ57の分だけトップテープ54の厚さが厚くなっているため、スプライシングテープ57の付いていないトップテープ54だけの厚さに対応して形成されている部品テープ剥離部の間隙53では、間隙が狭すぎて、トップテープ54が引き出されにくくなり剥離不具合の要因となる。
【0048】
図10(a) は、本例のテープ式部品供給装置40における部品テープ剥離部の間隙53の他の改良型を示す拡大図であり、同図(b) は、その動作状態を示す図である。
図10(a) に示すように、部品テープ剥離部の間隙53には、図8(a),(b) に示した滑性面薄プレート56に代わって、更に改良された、弾性体で丸みを持たせてやや大きく屈曲させた薄形の弾性体滑面薄プレート58がテープ押さえ板部41の後端部を包み込むように且つテープ押さえ板部41からやや離れて配置される。
【0049】
この間隙53の構造において、スプライシングテープ57で接続されてスプライシングテープ57の分だけ厚くなっているトップテープ54がキャリヤテープ49から剥離されて間隙53から引き出されると、図10(b) に示すように、より厚くなっているトップテープ54に当接された弾性体滑面薄プレート58が、屈曲自在な弾性体であることにより、間隙53から引き出されるトップテープ54に連れ出されるように上に持ち上げられ、テープ押さえ板部41後端のエッジ41−2から直接屈曲して間隙53内に在る弾性体滑面薄プレート58全体が上方に移動する。
【0050】
これにより、それまでテープガイド部52の前端と弾性体滑面薄プレート58とで形成されていた狭い間隙53が、弾性体滑面薄プレート58がテープ押さえ板部41後端のエッジ41−2から直接屈曲して上方に持ち上げられた分だけ広くなり、これにより、より厚くなっているトップテープ54は容易に間隙53より外部に引き出されるようになり、図9(b) に示したような不具合が解消される。
【0051】
図11(a) は、上記と同じく図1のd、e、fで示すテープ式部品供給装置40のテープ押さえ板部41の後端とテープガイド部52の前端とで形成される部品テープ剥離部の間隙53において、通常の構成では発生する虞のある不具合を示す図であり、図11(b) はその不具合を解消する改良された構成を示す図である。
【0052】
図11(a) に示すように、キャリヤテープ49から剥離されたトップテープ54の裏面両端には、キャリヤテープ49に接着していたときの糊や剥離後の滓59が付着している。この糊・滓59が、トップテープ54が狭い間隙53を通過するときにテープ押さえ板部41に摺接して、糊・滓59がテープ押さえ板部41の両外側端部に付着する。この糊・滓59の付着が堆積すると、トップテープ54の間隙53からの引き出しに支障を来たすようになる。
【0053】
本例のテープ式部品供給装置40では、図11(b) に示すように、上記の不具合を解消する構成を備えている。即ち、図11(b) に示すように、本例のテープ式部品供給装置40では、テープ押さえ板部41の後端部に、トップテープ54の幅に対して1/2以下の幅でテープガイド部52の方向に、つまり間隙53内に突設される凸部61が形成されている。
【0054】
これにより、トップテープ54は、その糊・滓59が残留していない中央部のみが凸部61に摺接しながら間隙53から外部に引き出されることになり、キャリヤテープ49から剥離されたトップテープ54の裏面両端の糊・滓59がテープ押さえ板部41の後端部に付着する不具合が解消される。
【0055】
ところで、図1のjで示すトップテープ回収容器へのトップテープ54の回収では、トップテープ回収容器の入り口に係合する噛み込み搬送ギアにトップテープ54を噛み込ませて、この噛み込み搬送ギアによりトップテープ54をトップテープ回収容器内に回収している。
【0056】
ところが、トップテープ54が噛み込み搬送ギア方向に向かって回収走行中に幅方向に位置ずれして巻き取りギアに正しく噛み込まれなくなることがしばしば発生する。この不具合を解消するために、本例のテープ式部品供給装置40では、特には図示しないが噛み込み搬送ギアの手前に断面が上にコの字型の規制板を設けている。トップテープ54をこの規制板内に通過させることにより、幅方向の位置ずれを規制して、噛み込み搬送ギアに大してトップテープ54を正しく送り込むことができる。
【0057】
ところが、このようにトップテープ54を噛み込み搬送ギアに対して正しく送り込んでも、軸が固定と可動の一対の噛み込み搬送ギアの可動側のギアが片持ち軸となっているため、せっかくトップテープ54を正しく送り込んでも、トップテープ54を正しく噛み込むことが出来ないという不具合が発生する。
【0058】
図12(a) は、トップテープ回収容器を取り外し、その入り口において装置本体側のフレームに配置されている上記一対の噛み込み搬送ギアを示す図であり、同図(b) は噛み込み搬送ギアがトップテープ54を噛みこんでトップテープ回収容器内に送り込む様子を模式的に示す図、同図(c) は、その時に生じ易い不具合を示す図である。尚、同図(c) は、同図(a) および同図(b) を矢印N方向から見た図である。
【0059】
同図(c) に示すように、いままでの構造では、一対の噛み込み搬送ギアのうち下方の軸固定ギア62は装置本体側のフレーム63に軸が固定されて常に水平に保たれているが、上方の軸可動ギア64の支持軸65は、装置本体側のフレーム63側に形成されている不図示の縦長の長穴溝内で揺動可能に片持ちされ、その片持ちされている支持軸65が、引きバネ66によって軸固定ギア62側に付勢されている。このため、この上方の軸可動ギア64が傾いて、両ギアに噛み込まれたトップテープ54が片方に寄ってしまうという不具合が発生する。
【0060】
図13は、上記噛み込み搬送ギアの軸可動ギアが傾いて両ギアに噛み込まれたトップテープが片方に寄ってしまう不具合を解消した改良型の構成を示す図である。
図13に示すように、軸可動ギア64の支持軸65を、長穴溝内で片持ちされている側だけでなく、反対側にも突出させ、この突出部を、片持ち側を付勢している引きバネ66と同じ引き付勢力を有する他の引きバネ67によって、軸固定ギア62側に付勢するようにする。
【0061】
これにより、軸固定ギア62と軸可動ギア64との噛み合い部が、傾くことなく常に均等に噛み合うことが出来るようになり、両ギアに噛み込まれたトップテープ54が片方に寄ってしまうという不具合が解消される。
図14は、図1のiで示したトップテープ回収容器の入り口部分の改良型の構成を示す図である。同図に示すように、トップテープ回収容器68の外側に配設される容器蓋69には、少なくとも噛み込み搬送ギアの軸固定ギア62の中心と軸可動ギア64の中心とを結ぶ線以上外側(図の右方)に突出して、噛み込み搬送ギアの噛合部側面を覆う突設部70が設けられる。
【0062】
このように、噛み込み搬送ギアの両ギアの噛合部側面をトップテープ回収容器68側で覆う構造としたことにより、図12までに示してきたトップテープ54が、噛み込み搬送ギアにかみこまれたとき、ややもすれば両ギアの側面からはみ出してしまう不具合が防止される。
【0063】
図15は、図1のjで示したトップテープ回収容器の改良点を説明する図である。トップテープ回収容器68をテープ式部品供給装置40本体から取り外し、図15に示すように、トップテープ回収容器68の容器蓋69を開くと、中には噛み込み搬送ギアによって取り込まれて回収されたトップテープ54が折り畳まれるようにして詰め込まれるようになっている。
【0064】
このトップテープ54の両端には図11(a),(b) で説明しような糊・滓が付着しているので、この糊・滓がトップテープ回収容器68の内面68−1に付着する。そうすると、付着した部分がそれ以上移動できなくなり、上記のように折り畳まれて整頓されながらトップテープ回収容器内に順次押し込まれて回収されることが困難になる。このため、回収できるトップテープ54の量が予定以下に減ってしまう。
【0065】
そこで本例のテープ式部品供給装置40において装着して使用されるトップテープ回収容器68には、その内面68−1に、非粘着性または非接着性の処理が施されている。この処理は非粘着性または非接着性の物質を塗布することによって実現する。これにより、回収されたトップテープ54がトップテープ回収容器68の内面68−1に付着することが無くなり、トップテープ54の回収量が設計通りの回収量となって、回収量が予定以下に減るという不具合が解消される。
【0066】
尚、非粘着性または非接着性の物質としては、比較的永続性のあるものとしては例えばフッ素系の化合物がよく、比較的安価に使用できるものとしては蝋性の物質を塗布することでも目的を達することはできる。また、細かい粒子を含んで成り塗布後には微細な凹凸のある塗布面を形成する塗料などで表面処理しても良い。
【0067】
図16(a) は、図1のkで示した部品テープ収容リールの保持部の好ましくない構成を示す図であり、図16(b) は、この構成における不具合を示す図である。図16(a) に示すように、テープ式部品供給装置のリール保持部71には、縦長孔72と、この縦長孔72からリールの大きさに応じた位置毎にほぼ横に直角に切り込まれて形成されたリール保持用の複数の溝孔73が設けられている。図16(a) に示す例では、複数のリール軸受溝孔73のうち、上から3番目のリール軸受溝孔73に、リール74のリール軸75が係合して保持されている。
【0068】
ところが、このリール保持部71に振動等が加わると、それまで上から3番目のリール軸受溝孔73に保持されていたリール軸75が、図16(b) の矢印pで示すように、そのリール軸受溝孔73から逸脱して下方に脱落するなどの不具合が発生する。
【0069】
図17は、本例のテープ式部品供給装置40における改良されたリール保持部の構成を示す図である。図17に示すように、リール保持部71の縦長孔72には、横から下方に傾斜する複数のリール軸受傾斜溝孔76が形成されている。
このリール軸受傾斜溝孔76の傾斜角θは、そのリール軸受傾斜溝孔76の傾斜した底部に係合して保持されたリール軸75が、リール保持部71に加わる多少の振動でも容易にリール軸受傾斜溝孔76から脱落しな程度に、水平から下方に開く角度を形成している。
【0070】
これにより、リール軸受傾斜溝孔76により保持されるリール軸75は、リール保持部71に多少の振動が加わっても容易に脱落することがなく、安定してリール保持部71に保持される。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、テープ押さえ板、テープ押さえ板ロックプレート、キャリヤテープ走行面終端部、部品テープ剥離部、部品テープ剥離部のトップテープ当接部、トップテープ規制板、噛み込み搬送ギア、トップテープ回収容器等における種々の不具合な点を改良したことにより、極めて使い勝手の良いテープ式部品供給装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるテープ式部品供給装置の側面図である。
【図2】(a),(b) はテープ式部品供給装置のテープガイド先端部分の固定状態が不十分な場合に生じる不具合を示す図である。
【図3】(a),(b) はテープ式部品供給装置におけるテープガイド先端の浮き上がりの不具合を防止する構成を示す図である。
【図4】テープガイドを揺動自在に且つその後方の浮き上がりを強制的に抑止すべくロックするテープガイドロックプレートの改良点を示す図である。
【図5】テープ式部品供給装置のキャリヤテープ搬送部に生じる可能性のある不具合を示す図である。
【図6】(a),(b) はテープ式部品供給装置におけるキャリヤテープ搬送部の改良した構成を示す図である。
【図7】(a) はテープ式部品供給装置のテープガイドの後端と押さえ板とで形成される部品テープ剥離部の間隙を示す図、(b) はその部分の反対側から見た側断面図、(c) は(b) の丸Mで囲んで示す部分に発生する可能性のある不具合を示す拡大図である。
【図8】(a) はテープ式部品供給装置における部品テープ剥離部の間隙の改良型を示す図、(b) はその丸Mで囲んで示す部分の拡大図である。
【図9】(a) はテープ式部品供給装置における部品テープ剥離部の間隙を示す図、(b) はその丸Mで囲んで示す部分に発生する可能性のある不具合を示す拡大図である。
【図10】(a) はテープ式部品供給装置における部品テープ剥離部の間隙の他の改良型を示す拡大図、(b) はその動作状態を示す図である。
【図11】(a) はテープ式部品供給装置の部品テープ剥離部の間隙において通常の構成では発生する虞のある不具合を示す図、(b) はその不具合を解消する改良された構成を示す図である。
【図12】(a) はトップテープ回収容器を取り外して装置本体側フレームに配置されている巻き取りギアを示す図、(b) は巻き取りギアがトップテープを噛みこんでトップテープ回収容器内に送り込む様子を模式的に示す図、(c) はその時に生じ易い不具合を示す図である。
【図13】巻き取りギアの軸可動ギアが傾いて両ギアに噛み込まれたトップテープが片方に寄ってしまう不具合を解消した改良型の構成を示す図である。
【図14】トップテープ回収容器の入り口部分の改良型の構成を示す図である。
【図15】トップテープ回収容器の改良点を説明する図である。
【図16】(a) は部品テープ収容リールの保持部の好ましくない構成を示す図、(b) はこの構成における不具合を示す図である。
【図17】本例のテープ式部品供給装置における改良されたリール保持部の構成を示す図である。
【図18】(a) は従来のテープ式部品供給装置が装着されて用いられる部品搭載装置の外観斜視図、(b) はその部品搭載装置の部品供給ステージ上に配設された状態のテープ部品供給装置の例を示す斜視図である。
【図19】従来のテープ式部品供給装置の他の例を示す側面図である。
【図20】(a),(b) は図18に示す従来のテープ式部品供給装置の部品供給ステージへの着脱状態を示す図である。
【符号の説明】
1 電子部品搭載装置
2 モニタ装置
3 警報ランプ
4 上部保護カバー
5 表示入力パネル
6 基台
7 基板案内レール
9、9´ 部品供給ステージ
10 撮像カメラ
11 テープ式部品供給装置
12 X軸レール
13 Y軸レール
14 作業ヘッド支持塔
15 作業ヘッド
16 取り付け固定孔
17 リール
18 部品供給口
19 トップテープ
21 収容テープ
22 巻取リール
23 電源供給コネクタ
24 電源受給コネクタ
25 テープ式部品供給装置
26 操作桿
27 支持ピン
28 ローラ付き固定フック
29 スライドレール係合部
30 取っ手
31 係合溝
32 部品リール保持部
33 部品リール
34 搬送経路
35 テープ押圧部材
36 部品供給口
37 テープ回収容器
38 収容テープ
39 排出路
40 テープ式部品供給装置
41 テープ押さえ板部
41−1 傾斜面
42 部品吸着ノズル
43 部品供給口
44 規制板
44−1 上端
41−2 後端エッジ
45 テープ押さえロックプレート
45−1,45−2 長孔ねじ孔
46−1、46−2 係止ねじ
47 ロックピン
48 スプロケット
48−1 歯
49 キャリヤテープ
49−1 エンボス孔
50 引きバネ
51 キャリヤテープ走行面
51−1 斜面
52 テープガイド部
53 部品テープ剥離部間隙
54 トップテープ
55 部品
56 滑性面薄プレート
57 滑りシート
58 弾性体滑面薄プレート
59 糊・滓
60 ストッパ
61 凸部
62 軸固定ギア
63 装置本体側フレーム
64 軸可動ギア
65 支持軸
66、67 引きバネ
68 トップテープ回収容器
69 容器蓋
70 突設部
71 リール保持部
72 縦長孔
73 リール保持用溝孔
74 リール
75 リール軸

Claims (3)

  1. 部品搭載装置の部品供給ステージに装着され、部品テープに収容する部品を前記部品搭載装置に供給するテープ式部品供給装置において、
    前記部品供給ステージの内側端部に立設された位置規制板の上端外側にほぼ直角に形成された屈折部に下から当接して浮き上がりを抑止される傾斜面を先端上部に形成されたテープ押さえ板と、
    該テープ押さえ板の側面に係止して前記テープ押さえ板の浮き上がりを防止すべく配置されたロックプレートを保持する所定の範囲で上下に揺動可能な保持プレートと、
    該保持プレートにねじ止めにより保持される前記ロックプレートのねじ止め部に形成された上下に長い長孔ねじ孔と、
    スプロケットの歯の谷の円周に沿い、前記スプロケットの複数の歯の根元よりも前記スプロケットの中心方向に引き込むように円弧状の斜面が形成されたキャリヤテープ走行面の終端部と、
    テープ押さえ板後端部とテープガイド前端部とで形成される間隙においてテープ押さえ板後端部のエッジ部分を丸みを持って屈曲して覆う表面が滑らかな滑性面薄プレートを備える部品テープ剥離部と、
    テープ押さえ板後端部とテープガイド前端部とで形成される部品テープ剥離部の間隙においてテープ押さえ板後端部にトップテープの幅の少なくとも1/2以下の幅で突設されたトップテープとの当接部と、
    トップテープを噛み込み搬送する一対の噛み込み搬送ギアの手前に配置された断面が上にコの字型のトップテープ規制板と、
    トップテープを噛み込み搬送する一対の噛み込み搬送ギアの軸可動ギアの支持軸をギア両側面に突出させ、該ギア両側面の突出部をそれぞれ同一付勢力を有する引きバネで軸固定ギア側に付勢し、軸固定ギアと軸可動ギアとの噛み合い部が傾くことなく常に均等に噛み合うように構成された噛み込み搬送ギアと、
    内面に非粘着性または非接着性の物質が塗布されているトップテープ回収容器と、
    を備えたことを特徴とするテープ式部品供給装置。
  2. 前記キャリヤテープ走行面の終端部の円弧状の斜面は、スプロケットの少なくとも3個の歯の根元より上が当該斜面よりも外側に飛び出すように形成されることを特徴とする請求項1記載のテープ式部品供給装置。
  3. 前記滑性面薄プレートは、弾性体で丸みを持たせて大きく屈曲させた薄形の弾性体滑性面薄プレートであることを特徴とする請求項1記載のテープ式部品供給装置。
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