WO2023026457A1

WO2023026457A1 - 部品装着機

Info

Publication number: WO2023026457A1
Application number: PCT/JP2021/031459
Authority: WO
Inventors: 寛芝杉山
Original assignee: 株式会社Fuji
Priority date: 2021-08-27
Filing date: 2021-08-27
Publication date: 2023-03-02
Also published as: JPWO2023026457A1; DE112021008150T5; CN117837285A

Abstract

部品装着機は、テーブル取り付け部を有する基台と、複数の部品を収容したキャリアテープを送って所定の供給位置に前記部品を供給するテープフィーダを搭載して、前記テーブル取り付け部に取り付けられるフィーダテーブルと、前記テープフィーダの前記供給位置を除いた上方を覆う閉状態、および前記上方を開放した開状態に変化可能に前記フィーダテーブルに設けられるカバーと、を備える。

Description

部品装着機

　本明細書は、テープフィーダを用いる部品装着機に関する。

　回路パターンが形成された基板に対基板作業を実施して、基板製品を量産する技術が普及している。対基板作業機の代表例として、部品の装着作業を実施する部品装着機がある。多くの部品装着機は、複数の部品を収容したキャリアテープをリールから引き出して送るテープフィーダを用いる。装着作業が進捗してキャリアテープが終端まで使用されたときに、作業者は、リールを交換し、またはテープフィーダを交換して部品を補給する。一方、基板製品の種類を変更する多くの場合に、作業者は、複数のリールまたは複数のテープフィーダをまとめて交換する。従来、稼働中のテープフィーダの安全性を確保する等の目的で、カバーが設けられていた。テープフィーダを覆うカバーに関する一技術例が特許文献１に開示されている。

　特許文献１に開示された部品装着装置は、台車の挿入によって部品供給ユニット（テープフィーダ）が配置される部品供給空間と、ノズルを有するヘッドユニットを用いて基板への部品の装着を行う装着空間と、装着空間を部品供給空間から分離して台車の交換中にヘッドユニットを動作可能とするカバーユニットと、カバーユニットに設けられたノズル準備ユニットと、を備える。これによれば、ノズル準備ユニットの部品装着装置内での占有率を低減させることができる、とされている。さらに、実施形態の記載によれば、カバーユニットを構成するシャッター部材を水平移動させることにより、ノズルが部品を吸着するための開口部を塞いで、装着空間と部品供給空間とを完全に隔離することができる。

特開２０１７－１５７６８８号公報

　ところで、特許文献１の構成に限らず部品装着機では、一般的に、使用途中のキャリアテープが巻回されたリールに代えて別のリールを用いる段取り替えを行う場合がある。この場合、テープフィーダは、キャリアテープを通常動作時の逆方向に巻き戻し、作業者は、リールを取り外してキャリアテープを巻き取る必要が生じる。キャリアテープの巻き戻しの際に、特許文献１に例示されるカバーユニット等のカバーが存在すると、キャリアテープの巻き戻し動作が阻害されたり、キャリアテープがダメージを受けたり、作業者の段取り替え作業が煩雑化したりする場合が生じる。

　それゆえ、本明細書は、テープフィーダにおいて使用途中になっているキャリアテープを円滑に逆方向に巻き戻すことができる部品装着機を提供することを解決すべき課題とする。

　本明細書は、テーブル取り付け部を有する基台と、複数の部品を収容したキャリアテープを送って所定の供給位置に前記部品を供給するテープフィーダを搭載して、前記テーブル取り付け部に取り付けられるフィーダテーブルと、前記テープフィーダの前記供給位置を除いた上方を覆う閉状態、および前記上方を開放した開状態に変化可能に前記フィーダテーブルに設けられるカバーと、を備える部品装着機を開示する。

　開示した部品装着機では、使用途中になっているキャリアテープを逆方向に巻き戻すときに、カバーを開状態としてキャリアテープが戻る方向を広く開放することができるので、キャリアテープを円滑に逆方向に巻き戻すことができる。また、キャリアテープを逆方向に巻き戻さないときは、カバーを閉状態として、カバーの本来の機能を維持することができる。

実施形態の部品装着機の全体構成を模式的に示す平面図である。フィーダテーブルを含んで構成された部品供給台車の斜視図であり、カバーの閉状態が示されている。フィーダテーブルにテープフィーダを搭載した状態を示す側面図であり、カバーの閉状態が示されている。部品供給台車の斜視図であり、キャリアテープを逆方向に巻き戻すときのカバーの開状態が示されている。フィーダテーブルにテープフィーダを搭載した状態を示す側面図であり、カバーの開状態でキャリアテープが逆方向に巻き戻された様子が示されている。図１の矢印Ａ１方向からみた進入規制部の構成を示す部分斜視図である。開放規制部および検出部の構成を示す部分斜視図であり、フィーダテーブルをテーブル取り付け部に取り付ける途中の状態を示している。開放規制部および検出部の構成を示す部分斜視図であり、フィーダテーブルをテーブル取り付け部に取り付けた状態を示している。図８の状態を側方からみた部分側面図であり、検出部は複数のテープフィーダの良好な搭載状態を検出している。

　１．実施形態の部品装着機１の全体構成
　実施形態の部品装着機１の全体構成について、図１を参考にして説明する。部品装着機１は、基板Ｋに部品を装着する装着作業を実施する。図１の紙面左側から右側に向かう方向が基板Ｋを搬送するＸ軸方向、紙面下側（前側）から紙面上側（後側）に向かう方向がＹ軸方向となる。部品装着機１は、基板搬送装置２、部品供給装置３、部品移載装置４、基台１０、および図略の制御装置などで構成されている。

　基板搬送装置２は、一対のガイドレール２１、図略の一対の搬送ベルト、およびクランプ機構２３などで構成される。一対のガイドレール２１は、基台１０の上面のやや後方寄りを横断してＸ軸方向に延在し、互いに平行して基台１０に組み付けられる。一対の搬送ベルトは、基板Ｋの平行する二辺が戴置された状態でガイドレール２１に沿って輪転し、基板Ｋを基台１０の中央付近の作業実施位置に搬入する。クランプ機構２３は、搬入された基板Ｋを押し上げ、ガイドレール２１との間にクランプして位置決めする。部品移載装置４による部品の装着作業が終了した後、クランプ機構２３は基板Ｋを解放し、搬送ベルトは基板Ｋを機外に搬出する。

　部品供給装置３は、フィーダテーブル５および複数のテープフィーダ９などで構成される。フィーダテーブル５は、基台１０の前側の上部に設けられたテーブル取り付け部１１に対して、着脱可能に設けられる。フィーダテーブル５は、平面視で概ね長方形に形成される。フィーダテーブル５には、複数のテープフィーダ９が左右方向に配列される形態で搭載される。フィーダテーブル５は、移動や着脱作業の作業性を高めるために、部品供給台車３１に組み込まれる（詳細後述）。これに限定されず、フィーダテーブル５は、可搬形の単体形状に形成されてもよい。

　テープフィーダ９は、リールＲからキャリアテープＴを引き出して送り（図３参照）、後端寄りの供給位置９１で部品を採取可能に供給する。テープフィーダ９は、左右方向の幅寸法が小さな薄型に形成される。テープフィーダ９は、キャリアテープＴのテープ幅寸法の違いに対応する複数種類の混用が許容され、かつ、内部構成が相違する複数種類の混用が許容される。テープフィーダ９の構成例については、後で詳述する。

　部品移載装置４は、一対のガイドレール４０、Ｙ軸移動体４１、Ｘ軸移動体４２、装着ヘッド４３、ロータリツール４４、吸着ノズル４５、基板認識用カメラ４６、および部品認識用カメラ４９などで構成される。一対のガイドレール４０は、基台１０の左縁および右縁に配置され、互いに離隔しつつ平行して、Ｙ軸方向に延在する。Ｙ軸移動体４１は、Ｘ軸方向に長い部材で形成され、一対のガイドレール４０に装架される。Ｙ軸移動体４１は、図略のＹ方向駆動機構に駆動されてＹ軸方向に移動する。Ｘ軸移動体４２は、Ｙ軸移動体４１に装架され、図略のＸ方向駆動機構に駆動されてＸ軸方向に移動する。

　装着ヘッド４３は、Ｘ軸移動体４２の前面に設けられ、Ｘ軸移動体４２と共に水平二方向に移動する。装着ヘッド４３の下側に、ロータリツール４４が自転可能に設けられる。ロータリツール４４は、垂直中心軸の回りに自転する。ロータリツール４４は、複数（図１の例では１２本）の吸着ノズル４５を垂直中心軸から等距離に有する。吸着ノズル４５は、基板Ｋの所定の装着位置に部品を装着する部品装着具の一形態である。吸着ノズル４５は、昇降動作、および垂直軸の回りの自転動作を行う。また、ロータリツール４４が自転したときに、吸着ノズル４５は、ロータリツール４４の垂直中心軸の回りを公転する。吸着ノズル４５は、図略のエア供給機構から負圧や正圧のエアが選択的に供給されて、部品の吸着および装着を行う。なお、ロータリツール４４が省略されて、装着ヘッド４３の下側に１本の吸着ノズル４５が自転可能に設けられる構成でもよい。

　基板認識用カメラ４６は、装着ヘッド４３と並んでＸ軸移動体４２に設けられる。基板認識用カメラ４６は、光軸が下向きとなるように配設され、基板Ｋに付設された位置基準マークを上方から撮像する。取得された画像データは画像処理され、基板Ｋの作業実施位置が正確に求められる。基板認識用カメラ４６として、ＣＣＤ（Charge Coupled Device）やＣＭＯＳ（Complementary Metal Oxide Semiconductor）等の撮像素子を有するデジタル式の撮像装置を例示できる。

　部品認識用カメラ４９は、基板搬送装置２と部品供給装置３の間の基台１０上に設けられる。部品認識用カメラ４９は、光軸が上向きとなるように配置される。部品認識用カメラ４９は、装着ヘッド４３が部品供給装置３から基板Ｋに移動する途中で、吸着ノズル４５に保持された部品を下方から撮像して認識する。これにより、部品の種類の正誤が判定され、また、吸着ノズル４５に対する部品の位置や向きが検出されて装着作業に反映される。部品認識用カメラ４９として、ＣＣＤやＣＭＯＳ等の撮像素子を有するデジタル式の撮像装置を例示できる。

　部品移載装置４は、位置決めされた基板Ｋに対して、複数回の吸着装着サイクルを繰り返すことができる。吸着装着サイクルにおいて、まず、装着ヘッド４３が部品供給装置３の上方に移動し、各吸着ノズル４５が部品を吸着する。次に、装着ヘッド４３が部品認識用カメラ４９の上方に移動し、部品認識用カメラ４９が撮像を行う。その次に、装着ヘッド４３が基板Ｋの上方に移動し、各吸着ノズル４５が部品を基板Ｋに装着する。そして、装着ヘッド４３が、再び部品供給装置３に向かって移動する。吸着装着サイクルとは、上記した一連の動作の総称である。

　図略の制御装置は、基台１０に組み付けられており、その配設位置は特に限定されない。制御装置は、ＣＰＵを有してソフトウェアで動作するコンピュータ装置により構成される。なお、制御装置は、複数のＣＰＵが機内に分散配置され、かつ通信接続されて構成されてもよい。制御装置は、基板Ｋの種類ごとに作成された装着作業データに基づいて、基板搬送装置２、部品供給装置３、および部品移載装置４を制御し、部品の装着作業を進める。装着作業データは、装着作業の詳細な手順や実施方法などを記述したデータである。装着作業データは、装着する部品の種類や個数、使用するテープフィーダ９などの情報を含む。

　２．テープフィーダ９の構成例
　次に、テープフィーダ９の構成例について、図３を参考にして説明する。図示されるように、テープフィーダ９は、後部が小さく形成され、前部が下方に拡がるように大きく形成されている。テープフィーダ９は、後部の底面から下方に突出する突条部（図略）を有する。テープフィーダ９は、前下部分にリールＲの周縁を回転自由に保持するリール保持部９２を有する。リールＲは、複数の部品を収容したキャリアテープＴ（図３および図５に太線で示す）が巻回される回転体である。キャリアテープＴは、部品を一つずつ収容するキャビティ部が一定ピッチで形成される。さらに、キャリアテープＴは、テープ幅方向の片側にスプロケット孔が所定ピッチで多数設けられる。

　テープフィーダ９は、キャリアテープＴを供給位置９１まで案内するテープガイド９３を有する。テープガイド９３は、リール保持部９２の後側上方を始点とし、始めのうちは斜め後上方に傾斜し、途中から水平後方に延在して供給位置９１まで達している。テープフィーダ９は、さらに、テープ剥離部９４を備える。テープ剥離部９４は、テープガイド９３の後部および供給位置９１を含んで形成される。テープ剥離部９４は、キャリアテープＴのキャビティ部を一時的に開放して部品の取り出しを可能とする。

　供給位置９１を通過したキャリアテープＴは、さらに後方に送られた後に下降して、基台１０に設けられたテープ切断機構１２に達する。テープ切断機構１２は、キャリアテープＴの先端側の使用済み部分を切断して排テープを生成する。切断された排テープは、下側に配置された排テープ収納部３８に向かって落下する。したがって、キャリアテープＴの先端側の使用済み部分は、通常一定長さ以下となる。

　テープフィーダ９は、キャリアテープＴを送る駆動機構として、スプロケット９５および駆動モータ９６を有する。スプロケット９５は、供給位置９１よりも前側のテープガイド９３の下側に回転可能に設けられる。スプロケット９５の歯は、テープガイド９３に形成された切り欠き部を上方に突き抜けて、キャリアテープＴのスプロケット孔に係入する。

　駆動モータ９６は、スプロケット９５の回転軸に連結される。駆動モータ９６は、正転することにより、キャリアテープＴを所定の供給方向へ送るようにスプロケット９５を正回転駆動する。かつ、駆動モータ９６は、逆転することにより、キャリアテープＴを供給方向の逆方向へ戻すように（巻き戻すように）スプロケット９５を逆回転駆動する。駆動モータ９６は、通常の動作時に自動制御され、待機時等には作業者からの手動操作が可能となっている。なお、スプロケット９５は、テープガイド９３の異なる位置に複数設けられてもよく、対応して駆動モータ９６が複数設けられてもよい。

　テープフィーダ９からリールＲを取り外す場合に、使用済みのリールＲは、キャリアテープＴが無くなっている。このため、作業者は、リール保持部９２からリールＲを簡単に取り外すことができる。一方、使用途中のリールＲは、未だキャリアテープＴが残っており、スプロケット９５の歯がキャリアテープＴのスプロケット孔に係入している。このため、作業者は、キャリアテープＴをリールＲに巻き取ることができない。

　したがって、作業者は、まず、手動操作により駆動モータ９６を逆転させ、キャリアテープＴを巻き戻させて、スプロケット９５との係合状態を解消させる。作業者は、次に、リール保持部９２からリールＲを取り外して、キャリアテープＴをリールＲに巻き取る。上記したリールＲの取り外し作業は、部品装着機１の機外の外段取りエリアで実施される。つまり、リールＲの取り外し作業は、フィーダテーブル５がテーブル取り付け部１１に取り付けられた状態では行われず、フィーダテーブル５が取り外された後に行われる。

　３．フィーダテーブル５および部品供給台車３１
　次に、フィーダテーブル５を含んで構成される部品供給台車３１について、図２～図５を参考にして説明する。部品供給台車３１は、フィーダテーブル５に加え、底板３２、左右一対の脚部材３３、収納ボックス３５、左右一対の側板材３９などで構成される。底板３２は、左右方向に長い平板状の部材であり、床面の近くに、床面に平行して配置される。

　左右一対の脚部材３３は、前後方向に延在する細長い部材である。左右一対の脚部材３３は、底板３２の上面の左寄りおよび右寄りに離隔しつつ平行して設けられ、底板３２よりも前後方向に突出している。脚部材３３の各々は、例えば、下方に開口するクランク形状の断面をもつ型鋼によって形成される。脚部材３３の下面の前端部および後端部に、床面を走行する車輪３４が設けられる。前後の車輪３４の少なくとも一方は、進行方向が可変の自在車輪となっている。

　収納ボックス３５は、上方に開口する直方体形状に形成される。収納ボックス３５は、底板３２の上側に配置され、前方への引き出しが可能とされている。収納ボックス３５は、前後方向の中間辺りに傾斜配置された仕切り板３６によって、前側の機材収納部３７および後側の排テープ収納部３８に区画される。機材収納部３７は、部品装着機１で交換して使用する吸着ノズル４５などの器具類や汎用の工具類、およびリールＲなどの部品類の収納が可能となっている。排テープ収納部３８は、前記した排テープを収納する。

　左右一対の側板材３９は、底板３２の左縁および右縁から起立して設けられる。側板材３９の各々の前寄りに、上方に向かいつつ屈曲した丸棒形状の操作ハンドル３Ａが設けられる。作業者は、左右の操作ハンドル３Ａを操作することによって、部品供給台車３１の移動、およびフィーダテーブル５の取り付けを行うことができる。側板材３９の各々の内側面には、後方に向かいさらに上方に屈折する平板形状のアーム３Ｂが設けられる。フィーダテーブル５がテーブル取り付け部１１に取り付けられたとき、アーム３Ｂは、部品装着機１の前端に至近して配置される。左右のアーム３Ｂの上端に架け渡されるように、フィーダテーブル５が水平に設けられる。

　フィーダテーブル５は、底板部５１、接続部５３、左右一対の側板５４、固定カバー５５、および可動のカバー５７などで構成される。底板部５１は、水平配置される長方形板状の部材である。底板部５１の上面に、前後方向に延びるとともに左右方向に所定のピッチで配列された複数の溝形状のスロット５２が形成されている（図６参照）。スロット５２は、テープフィーダ９を搭載する搭載位置の一形態である。図２および図４において、複数のスロット５２の形状を表す多数の外形線が重なって黒く見えている。

　テープフィーダ９の後部の底面の突条部は、スロット５２の前側から後方に向かって挿入される。これにより、テープフィーダ９は、フィーダテーブル５に搭載される。また、幅寸法が大きな大型のテープフィーダ９は、複数のスロット５２を占有して搭載される。図２および図４において、１個のテープフィーダ９が例示されており、実際には複数のテープフィーダ９が左右に並んで搭載される。

　接続部５３は、底板部５１の後縁から直立して設けられる。接続部５３の前面には、各スロット５２の位置に対応して、テーブル側位置決め部およびテーブル側コネクタ（図略）が設けられる。一方、テープフィーダ９の後面には、フィーダ側位置決め部およびフィーダ側コネクタ（図略）が設けられる。テープフィーダ９がスロット５２の最奥部まで挿入されるときに、フィーダ側位置決め部がテーブル側位置決め部に自動的に係合して、テープフィーダ９の搭載位置が定まる。同時に、フィーダ側コネクタがテーブル側コネクタに自動的に嵌合して、フィーダテーブル５からテープフィーダ９への電源供給および通信接続が行われる。

　左右一対の側板５４は、底板部５１の左側および右側のアーム３Ｂの上側の位置に起立して設けられる。固定カバー５５は、左右方向に長い板状の部材である。固定カバー５５は、左右の側板５４の上縁の前寄りの位置に、水平に架け渡されている。固定カバー５５は、その後部が斜め後下方向に屈折された傾斜部５６となっている。

　カバー５７は、左右方向に長い板状の部材である。カバー５７は、左右の側板５４の上縁の後寄りの位置に架け渡される。カバー５７の左右両側には、前方に延びる揺動アーム５８が設けられている。揺動アーム５８の先端は、左右の側板５４の外側面に設けられた揺動軸５９に回転揺動可能に支持されている。これにより、カバー５７は、作業者の開閉操作にしたがい、揺動軸５９を中心にして回転揺動する。側板５４の外側面の揺動軸５９よりも後側の位置に、後側ストッパ５Ａが設けられる（図４参照）。さらに、側板５４の外側面の揺動軸５９よりも前側の位置に、前側ストッパ５Ｂが設けられる（図２参照）。

　カバー５７は、後側ストッパ５Ａに当接するまで後方へ回転揺動して、概ね水平姿勢となる。このとき、カバー５７は、テープフィーダ９の供給位置９１を除いた上方を覆う閉状態となっている。そして、カバー５７は、その前縁が傾斜部５６に重なって固定カバー５５と組み合わせられることにより、等価的に一つの大きなカバーとして機能する。また、カバー５７は、前側ストッパ５Ｂに当接するまで前方へ回転揺動して、概ね６０°の傾斜姿勢となる（図５参照）。このとき、カバー５７は、固定カバー５５の上方に位置する。換言すると、カバー５７は、閉状態から前方へ概ね１２０°回転揺動して、テープフィーダ９の上方を開放した開状態に変化する。

　図３に示されるように、固定カバー５５および閉状態のカバー５７は、テープフィーダ９の上方のうちリールＲとテープ剥離部９４の間の領域の少なくとも一部分を覆う。換言すると、固定カバー５５および閉状態のカバー５７は、テープガイド９３の上方が開放された範囲を覆う。閉状態のカバー５７は、テープ剥離部９４に接するまで延びた形態であってもよい。固定カバー５５および閉状態のカバー５７は、テープガイド９３に沿って送られるキャリアテープＴが上方に湾曲して弛むことを防止している。

　ここで、固定カバー５５および閉状態のカバー５７の本来の機能は、安全カバーと言い換えることができる。つまり、固定カバー５５および閉状態のカバー５７は、動作中のテープフィーダ９に作業者が接触することを防止する。とりわけ、固定カバー５５および閉状態のカバー５７は、送られるキャリアテープＴに作業者が接触することを防止して、高い安全性を確保する。

　これに限定されず、固定カバー５５および閉状態のカバー５７の本来の機能は、案内カバーであってもよい。つまり、固定カバー５５および閉状態のカバー５７は、作業者が持つテープフィーダ９の高さ位置が高くなり過ぎないように調整して、スロット５２（搭載位置）に案内することができる。

　一方、図３に示されるように、閉状態のカバー５７とテープガイド９３との間は、隙間寸法Ｇ１が小さな隘路となっている。このため、駆動モータ９６を逆転させてキャリアテープＴを巻き戻させると、カバー５７によって巻き戻し動作が阻害される場合が生じる。つまり、太線の破線に示されるように、キャリアテープＴがカバー５７に引っ掛って上方に湾曲する場合が生じる。特に、キャリアテープＴの引っ掛かりは、テープ幅寸法が大きな大型のテープフィーダ９で発生しやすい。

　キャリアテープＴが引っ掛かると、折れ曲がって使用できない長さ領域が発生したり、一部のキャビティ部から部品が脱落したりするダメージが発生し得る。さらに、キャリアテープＴをリールＲに巻き取る作業者の段取り替え作業が煩雑化する。これらの問題点は、固定カバー５５および閉状態のカバー５７を合わせた大きさに匹敵する大きな固定カバーを備えた従来構成では、たびたび発生していた。

　本実施形態において、作業者は、駆動モータ９６を逆転させる前に、図４および図５に示されるように、カバー５７を開状態に開操作する。これにより、隙間寸法Ｇ１の隘路は消失する。代わりに、固定カバー５５とテープガイド９３との間に、隙間寸法Ｇ２の隘路が発生する（図５参照）。それでも、隙間寸法Ｇ２は、隙間寸法Ｇ１の３倍程度以上が確保される。つまり、カバー５７が開状態に変化することで、キャリアテープＴが戻る方向を広く開放することができる。この結果、キャリアテープＴを円滑に逆方向に巻き戻すことができ、引っ掛りは殆ど発生しなくなる。

　４．進入規制部６
　次に、進入規制部６について、図１および図６を参考にして説明する。図１に示されるように、進入規制部６は、テーブル取り付け部１１の左側および右側の前端付近の位置に、左右一対の形態で設けられる。進入規制部６は、カバー５７の閉状態でフィーダテーブル５がテーブル取り付け部１１へ進入することを許容し、カバー５７の開状態でフィーダテーブル５がテーブル取り付け部１１へ進入することを規制する。進入規制部６は、必ずカバー５７の閉状態でフィーダテーブル５を取り付けることにより、部品装着機１の稼働中にカバー５７の本来の機能を確実に維持させるものである。

　進入規制部６は、カバー５７に設けられる被規制部材と、基台１０に設けられる進入規制部材６１とで構成される。被規制部材は、カバー５７の閉状態と開状態とでその位置または姿勢の少なくとも一方が変化する部材である。本実施形態において、カバー５７の揺動アーム５８、または、カバー５７自体が被規制部材として機能する。

　一方、基台１０に設けられた進入規制部材６１は、図６に示されるように、前後方向に移動するフィーダテーブル５の側板５４の外方に近接して配置される。進入規制部材６１は、側板５４に向かう内側に開口するクランク形状の切り欠き部６２を有する。切り欠き部６２は、閉状態で水平姿勢となっているカバー５７の進入および通行を許容する。一方、切り欠き部６２は、開状態で傾斜姿勢となっているカバー５７の進入を規制する。

　つまり、傾斜姿勢のカバー５７または揺動アーム５８は、図６に示されるように、切り欠き部６２の上縁に当接して、切り欠き部６２に進入することができない。進入規制部材６１が上記した作用を果たすように、切り欠き部６２のクランク形状の大きさおよび位置が設計される。これにより、カバー５７の開状態でフィーダテーブル５が取り付けられることが、未然に防止される。

　５．開放規制部７
　次に、開放規制部７について、図１および図７～図９を参考にして説明する。図１に示されるように、開放規制部７は、テーブル取り付け部１１の左側および右側の進入規制部６よりも後側の位置に、左右一対の形態で設けられる。開放規制部７は、フィーダテーブル５が取り付けられた状態において、カバー５７の閉状態から開状態への変化を規制する。開放規制部７は、部品装着機１の稼働中断時などに作業者が誤ってカバー５７を開状態にすることを未然に防止して、カバー５７の本来の機能を確実に維持させるものである。

　開放規制部７は、カバー５７に設けられた被係止部材７１と、基台１０に設けられた開放規制部材７２と、を有する。被係止部材７１は、図７に示されるように、閉状態のカバー５７の左右両側の後部に付属して設けられる。被係止部材７１は、水平配置された板状の部材であり、カバー５７本体よりも低い位置に配置される。

　一方、基台１０に設けられる開放規制部材７２は、水平配置された板状の部材である。開放規制部材７２は、取り付け材７３を用いて被係止部材７１よりもわずかに高い位置に固定される。開放規制部材７２は、閉状態のカバー５７の被係止部材７１を係止して、カバー５７の回転揺動を規制する。本実施形態において、開放規制部材７２は、後述する光電センサ８６を支持する部材を兼ねている。これにより、構成部品の点数が少なくなり、材料費や組み立て作業費が削減される。

　フィーダテーブル５が取り付けられたとき、図８および図９に示されるように、被係止部材７１は、開放規制部材７２の下側に入り込む。したがって、仮に作業者がカバー５７の開操作を試みた場合、被係止部材７１は、上昇して開放規制部材７２に当接するが、以降の上昇が開放規制部材７２によって規制される。結果として、カバー５７は、回転揺動せずに閉状態を維持する。

　６．検出部８
次に、検出部８について、図１および図７～図９を参考にして説明する。図１に示されるように、検出部８は、開放規制部７と重なる位置に主要な構成部材が配置され、左右一対の形態で設けられる。検出部８は、フィーダテーブル５に搭載された複数のテープフィーダ９の搭載状態を検出する。検出部８は、検出バー８１、センサドッグ８２、および光電センサ８６などで構成される。

　図７および図８に示されるように、検出バー８１は、カバー５７の後側に設けられる。検出バー８１は、カバー５７の左右方向の幅寸法と同程度に大きな帯板状の部材である。検出バー８１は、フィーダテーブル５に搭載された複数のテープフィーダ９の上面よりもわずかに高い位置に配置される。検出バー８１は、複数のテープフィーダ９の高さ寸法の個体差等に対応するために、カバー５７に対する高さ位置の微調整が可能となっている。

　センサドッグ８２は、閉状態のカバー５７の左右両側の被係止部材７１の上方に設けられる（図９参照）。センサドッグ８２は、起立して配置される板状の部材であり、後側に遮光部８３をもつ。また、センサドッグ８２は、上下方向に長い二つの長孔８４をもつ。長孔８４の各々は、カバー５７側のピン部材８５に対して上下方向に変位可能とされている。これにより、センサドッグ８２は、光電センサ８６に対する高さ位置の微調整が可能となっている。センサドッグ８２は、カバー５７および検出バー８１と一体的に昇降する。

　一方、光電センサ８６は、基台１０側の開放規制部材７２の上面に支持されている。光電センサ８６は、投光部８７、受光部８８、および出力ケーブル８９を有する。投光部８７および受光部８８は、センサドッグ８２の遮光部８３を挟んで左右に配置される。投光部８７は、受光部８８に向けて検出光８Ａ（図９参照）を照射する。受光部８８は、検出光８Ａの受光量を検出し、換言すると、遮光部８３によって検出光８Ａが遮光されたか否かを検出する。光電センサ８６は、出力ケーブル８９を経由して、検出結果を制御装置に出力する。

　図９に示されるように、複数のテープフィーダ９が良好な搭載状態である場合に、センサドッグ８２の遮光部８３は、検出光８Ａの経路よりも下方に位置する。このとき、受光部８８は、十分な量の検出光８Ａを検出し、光電センサ８６は、搭載状態が良好であるという検出結果を出力する。また、遮光部８３の上縁と検出光８Ａの経路の離間距離Ｄ１は、開放規制部７における被係止部材７１と開放規制部材７２の離間距離Ｄ２よりも小さく設定されている。

　ここで、１個以上のテープフィーダ９の搭載状態が良好でない場合を想定する。前述したように、テープフィーダ９は、底面の突条部がスロット５２に挿入されて搭載される。しかしながら、テープフィーダ９は、突条部がスロット５２に挿入されずに底板部５１に乗り上げた状態で搭載されることが皆無でない。この場合、テープフィーダ９は、正規の高さ位置よりも浮上して搭載（良好でない搭載状態）されるので、検出バー８１を押し上げる。

　この結果、検出バー８１、カバー５７、被係止部材７１、およびセンサドッグ８２が一体的に上昇した状態となる。カバー５７について厳密に表現すると、カバー５７は、閉状態から開状態の方向に向かって回転揺動しながら上方に変位する。そして、被係止部材７１が開放規制部材７２に当接する以前に、センサドッグ８２の遮光部８３が検出光８Ａを遮光する。したがって、受光部８８は、検出光８Ａの消失または減少を検出し、光電センサ８６は、搭載状態が良好でないという検出結果を出力する。なお、検出部８が左右一対設けられているので、仮に検出バー８１およびカバー５７が左右方向に傾斜しつつ上昇した場合でも、搭載状態が良好でないという検出結果が得られる。この検出結果を受け取った制御装置は、部品装着機１の装着作業を開始せず、部品供給装置３の異常を作業者に通知する。

　７．部品装着機１に係る段取り替え作業
　次に、部品装着機１に係る段取り替え作業について説明する。部品装着機１では、或る基板製品の生産実績数が目標数に到達すると、使用途中のキャリアテープＴが巻回されたリールＲに代えて別のリールＲを用いる段取り替え作業が必要となる。この段取り替え作業は、前述したように外段取りエリアで実施されて、次の基板製品の生産準備が整えられる。

　段取り替え作業の始めに、作業者は、部品供給台車３１を部品装着機１から切り離して外段取りエリアに移動する。外段取りエリアには、フィーダテーブル５に電源を供給するとともにテープフィーダ９の動作を制御可能な段取り装置が有る。このため、フィーダテーブル５を経由して電源が供給されるテープフィーダ９の各々は、動作可能な状態となっている。次に、作業者は、カバー５７を閉状態から開状態に開操作する。この開操作は、テープフィーダ９が稼働中でなくカバー５７を閉状態にして安全性を確保する必要がないことから、実施しても支障は生じない。かつ、この開操作は、開放規制部材７２が部品装着機１の側に残されていて開放規制部７が機能しないため実施可能である。

　その次に、作業者は、テープフィーダ９の各々において、使用途中になっているキャリアテープＴを逆方向に巻き戻させる。このとき、段取り装置に制御されて複数のテープフィーダ９が同時に巻き戻しを行うことで、作業者の待ち時間を短縮させることができる。また、作業者は、次の基板製品に継続して使用するテープフィーダ９については、キャリアテープＴの巻き戻しを行わずに現状の搭載状態を維持する。

　巻き戻しに際してカバー５７が開状態となっているので、キャリアテープＴは、カバー５７に引っ掛ることが無い。この結果、キャリアテープＴは、図５に示されるように、リールＲの内部や近傍で弛んだ状態となる。したがって、キャリアテープＴにダメージが発生するおそれが解消される。

　さらに、作業者は、フィーダテーブル５からテープフィーダ９の各々を取り外す。このとき、キャリアテープＴが閉状態のカバー５７に引っ掛かっていないので、取り外し作業は容易である。次いで、作業者は、各テープフィーダ９のリール保持部９２からリールＲを取り外すとともに、キャリアテープＴをリールＲに巻き取る。このとき、キャリアテープＴがリールＲの近傍で弛んでいるので、巻き取り作業は容易である。なお、テープフィーダ９の構造にもよるが、作業者は、テープフィーダ９がフィーダテーブル５に搭載された状態のままで、リールＲの取り外しおよびセットを行ってもよい。この場合でも、作業は容易である。

　その次に、作業者は、複数のテープフィーダ９の各々について、新しいリールＲをリール保持部９２にセットし、キャリアテープＴを引き出してスプロケット９５に係合するまで装填する。さらに、作業者は、カバー５７を開状態から閉状態に閉操作した後、複数のテープフィーダ９をフィーダテーブル５に搭載する。これにより、部品供給台車３１の段取りが終了する。この後、作業者は、部品供給台車３１を部品装着機１まで移動させ、フィーダテーブル５をテーブル取り付け部１１に取り付ける。

　取り付けの際、仮にカバー５７が開状態のままであれば、進入規制部６の作用により、フィーダテーブル５の取り付けができない。したがって、作業者は、その場で（部品装着機１の前側位置で）カバー５７を閉状態に閉操作して、フィーダテーブル５の取り付けを再試行する。これで、フィーダテーブル５の取り付けが終了し、次の基板製品の生産準備が整う。

　仮にテープフィーダ９の搭載状態が良好でない場合、検出部８の検出結果に基づいて、制御装置から作業者にその旨が通知される。作業者は、一旦部品供給台車３１を部品装着機１から切り離し、その場で当該のテープフィーダ９を目視確認して、スロット５２に挿入し直す。なお、搭載状態が良好でないテープフィーダ９は１個と限らないので、作業者は、漏れ落ちが生じないように目視確認および挿入を注意深く行う。さらに、作業者がフィーダテーブル５の再度の取り付けを行うことで、次の基板製品の生産準備が整う。

　実施形態の部品装着機１では、使用途中になっているキャリアテープＴを逆方向に巻き戻すときに、カバー５７を開状態としてキャリアテープＴが戻る方向を広く開放することができるので、キャリアテープＴを円滑に逆方向に巻き戻すことができる。また、キャリアテープＴを逆方向に巻き戻すとき以外は、カバー５７を閉状態として、カバー５７の本来の機能を維持することができる。

　８．実施形態の応用および変形
　なお、実施形態において、固定カバー５５を省略して、回転揺動するカバー５７を大型化することが可能である。また、進入規制部６、開放規制部７、および検出部８のうち一つ以上を省略してもよい。さらに、進入規制部６および開放規制部７については、左右一対である必要はなく、いずれか一方を省略してもよい。実施形態は、他にも様々な応用や変形が可能である。

　１：部品装着機　　１０：基台　　１１：テーブル取り付け部　　２：基板搬送装置　　３：部品供給装置　　３１：部品供給台車　　４：部品移載装置　　５：フィーダテーブル　　５１：底板部　　５２：スロット　　５５：固定カバー　　５７：カバー　　６：進入規制部　　６１：進入規制部材　　６２：切り欠き部　　７：開放規制部　　７１：被係止部材　　７２：開放規制部材　　８：検出部　　８１：検出バー　　８２：センサドッグ　　８３：遮光部　　８６：光電センサ　　８７：投光部　　８８：受光部　　８Ａ：検出光　　９：テープフィーダ　　９１：供給位置　　９２：リール保持部　　９３：テープガイド　　９４：テープ剥離部　　９５：スプロケット　　９６：駆動モータ　　Ｒ：リール　　Ｔ：キャリアテープ

Claims

　テーブル取り付け部を有する基台と、
　複数の部品を収容したキャリアテープを送って所定の供給位置に前記部品を供給するテープフィーダを搭載して、前記テーブル取り付け部に取り付けられるフィーダテーブルと、
　前記テープフィーダの前記供給位置を除いた上方を覆う閉状態、および前記上方を開放した開状態に変化可能に前記フィーダテーブルに設けられるカバーと、
　を備える部品装着機。
　前記フィーダテーブルは、前記テーブル取り付け部に着脱可能に取り付けられ、
　前記部品装着機は、
　前記カバーの前記閉状態で前記フィーダテーブルが前記テーブル取り付け部へ進入することを許容し、前記カバーの前記開状態で前記フィーダテーブルが前記テーブル取り付け部へ進入することを規制する進入規制部を備える、
　請求項１に記載の部品装着機。
　前記進入規制部は、
　前記カバーに設けられ、前記カバーの前記閉状態と前記開状態とでその位置または姿勢の少なくとも一方が変化する被規制部材と、
　前記基台に設けられ、前記カバーの前記閉状態で前記被規制部材の進入を許容し、前記カバーの前記開状態で前記被規制部材の進入を規制する進入規制部材と、を有する、
　請求項２に記載の部品装着機。
　前記フィーダテーブルは、前記テーブル取り付け部に着脱可能に取り付けられ、
　前記フィーダテーブルが前記テーブル取り付け部に取り付けられた状態において、前記カバーの前記閉状態から前記開状態への変化を規制する開放規制部を備える、
　請求項１～３のいずれか一項に記載の部品装着機。
　前記開放規制部は、
　前記カバーに設けられた被係止部材と、
　前記基台に設けられて、前記閉状態の前記カバーの前記被係止部材を係止する開放規制部材と、を有する、
　請求項４に記載の部品装着機。
　前記フィーダテーブルに搭載する複数の前記テープフィーダの搭載状態を検出する検出部を備える、請求項１～５のいずれか一項に記載の部品装着機。
　前記検出部は、複数の前記テープフィーダの一つ以上の前記搭載状態が良好でないときに、前記カバーが前記閉状態から前記開状態の方向に向かって変位することを検出する、請求項６に記載の部品装着機。
　前記部品装着機は、前記カバーに設けられた被係止部材と、前記基台に設けられて、前記閉状態の前記カバーの前記被係止部材を係止する開放規制部材と、を有する開放規制部を備え、
　前記検出部、または前記検出部を支持する部材が前記開放規制部材を兼ねる、
　請求項６または７に記載の部品装着機。
　前記カバーは、前記テーブル取り付け部に取り付けられた前記フィーダテーブルに搭載された前記テープフィーダに作業者が接触することを防止する安全カバーである、請求項１～８のいずれか一項に記載の部品装着機。
　前記カバーは、前記フィーダテーブルに設けられた搭載位置に前記テープフィーダを案内する案内カバーである、請求項１～９のいずれか一項に記載の部品装着機。