JP7474972B2 - テープフィーダ - Google Patents

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Description

本発明は、基板に部品を装着する部品実装装置の部品供給部として用いられるテープフィーダに関する。
装着ヘッドによりピックアップした部品を基板に装着する部品実装装置の部品供給部として知られているテープフィーダは、部品収納用のポケットに部品が収納されたベーステープをトップテープで覆って構成されたテープ部材を搬送し、所定の剥離位置でトップテープを剥離して部品供給位置に部品を供給する構成となっている。テープフィーダは、テープ部材の通路であるテープ通路を有するフレームと、テープ通路内のテープ部材の送り孔にスプロケットの外周歯を係合させてスプロケットを回転させることによりテープ部材を搬送するテープ搬送部を備えている。
テープフィーダの前方(テープ部材の搬送方向の下流側)には、水平な上壁部と上壁部の左右の両端から下方に延びた左右の側壁部とを備え、下方に開口してフレームの前後方向に延びたチャンネル型(溝形)の形状を有したカバー部材が取り付けられている。テープフィーダのテープ通路はフレームの前方部ではフレームの上部に露出した領域(フレーム上面領域)となっており、カバー部材はこのフレーム上面領域の少なくとも一部を覆っている。カバー部材がフレーム上面領域の一部を上方から覆っている状態では、カバー部材の上壁部はフレーム上面領域の上方に位置し、左右の側壁部はフレームの左右の側面の外側に位置する。このためフレーム上面領域を搬送されるテープ部材はその両側面が左右の側壁部の内面によってガイドされ、これによりテープ部材に収納された部品は確実に部品供給位置に供給される(例えば、下記の特許文献1参照)。
ところで、テープフィーダに用いられるテープ部材は、近年の部品サイズの極小化に伴って幅方向寸法が小さくなってきており、従来よりも小さい幅方向寸法を有する(すなわち従来よりも幅狭な)テープ部材を搬送して部品供給ができるテープフィーダが必要となってきている。この場合、従来よりも幅狭なテープ部材に対応した(すなわち、幅方向寸法が従来よりも小さい)テープ通路を有する薄型フレームのテープフィーダを新たに製造することで実現できるが、既存の顧客資産を利用可能な(互換性を有する)テープフィーダの提供を望む顧客の要望に応え、従来のフレームをそのまま利用しつつ、従来よりも幅狭なテープ部材を用いた部品供給ができるようにすることが製造コストと部品供給装置の運用面の観点から望ましい。
特開2014-116347号公報
しかしながら、従来のフレームのテープ通路内で従来よりも幅狭なテープ部材を搬送しようとすると、カバー部材によって覆われるフレーム上面領域内でテープ部材が幅方向に大きく移動してしまい、テープ部材に収納された部品が部品供給位置を通らなくなる場合が生じて部品の供給ロスが生じるおそれがある。
そこで本発明は、従来のフレームを利用しつつ従来よりも幅狭なテープ部材を搬送して部品供給を行うにおいて、部品の供給ロスの発生を低減することができるテープフィーダを提供することを目的とする。
本発明のテープフィーダは、部品が収納されたテープ部材を搬送して所定の部品供給位置に部品を供給するテープフィーダであって、前記テープ部材の通路であるテープ通路を有するフレームと、水平な上壁部で前記テープ通路の前記フレームの上面に露出した領域であるフレーム上面領域の少なくとも一部を上方から覆って設けられたカバー部材と、前記テープ通路のうち前記カバー部材によって覆われる領域に位置する前記テープ部材の送り孔にスプロケットの外周歯を係合させて前記スプロケットを回転させることにより前記テープ部材を搬送するテープ搬送部と、前記カバー部材の前記上壁部の下面に前記フレーム上面領域に向かって突出して設けられ、前記テープ通路のうち前記カバー部材によって覆われる領域を搬送される前記テープ部材の側面をガイドすることにより前記テープ部材の幅方向への移動を規制し、前記テープ部材に収納された部品が前記部品供給位置を通過するように前記テープ部材を誘導するテープガイドとを備え、前記フレーム上面領域に、前記テープガイドとの干渉を避ける逃げ部が形成された
また、本発明のテープフィーダは、 部品が収納されたテープ部材を搬送して所定の部品供給位置に部品を供給するテープフィーダであって、前記テープ部材の通路であるテープ通路を有するフレームと、水平な上壁部で前記テープ通路の前記フレームの上面に露出した領域であるフレーム上面領域の少なくとも一部を上方から覆って設けられたカバー部材と、前記テープ通路のうち前記カバー部材によって覆われる領域に位置する前記テープ部材の送り孔にスプロケットの外周歯を係合させて前記スプロケットを回転させることにより前記テープ部材を搬送するテープ搬送部と、前記カバー部材の前記上壁部の下面に前記フレーム上面領域に向かって突出して設けられ、前記テープ通路のうち前記カバー部材によって覆われる領域を搬送される前記テープ部材の側面をガイドすることにより前記テープ部材の幅方向への移動を規制し、前記テープ部材に収納された部品が前記部品供給位置を通過するように前記テープ部材を誘導するテープガイドとを備え、前記テープガイドは、前記カバー部材の前記上壁部の下面に前記フレーム上面領域に向かって突出して設けられた複数の凸状部が前記フレーム上面領域における前記テープ部材の搬送方向に連なって成る。
本発明によれば、従来のフレームを利用しつつ従来よりも幅狭なテープ部材を用いて部品供給を行うにおいて、部品の供給ロスの発生を低減することができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の要部側面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるテープフィーダの斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の拡大斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダによって搬送されるキャリアテープの斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダによって搬送されるキャリアテープの一部の拡大斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の分解斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備えるカバー部材の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の平面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の断面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の断面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の断面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダのフレーム上面領域の斜視図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装装置1を示している。部品実装装置1は上流工程側から搬入した基板KBに部品BHを装着して下流工程側に搬出する部品装着作業を繰り返し実行する装置である。ここでは説明の便宜上、部品実装装置1における基板KBの搬送方向(作業者OPから見た左右方向)をX軸方向とし、X軸方向と直交する水平方向(作業者OPから見た前後方向)をY軸方向とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、部品実装装置1は、基台11、基板搬送コンベア12、テープフィーダ13、装着ヘッド14、ヘッド移動機構15、基板カメラ16、部品カメラ17および制御装置18を備えている。基台11は床面FL上に設置されており、基板搬送コンベア12は基台11上をX軸方向に延びて設けられている。基板搬送コンベア12は、上流工程側から送られてきた基板KBを搬入したうえで、その基板KBを所定の作業位置に位置決めする。
図1において、基台11の手前側(作業者OP側)の端部にはフィーダ台車DSが連結されている。フィーダ台車DSの上部にはフィーダベースFBが設けられており、テープフィーダ13はフィーダベースFBに着脱自在に取り付けられている(図2も参照)。フィーダベースFBには複数のテープフィーダ13をX軸方向に並べて取り付けることができる。フィーダ台車DSを基台11に連結させると、フィーダベースFBに取り付けられている複数のテープフィーダ13が一括して基台11に接続される。
図1において、フィーダ台車DSにはキャリアテープ20が巻き付けられたリールRLが保持されている。リールRLはテープフィーダ13ごとに用意されており、リールRLから引き出されたキャリアテープ20は対応するテープフィーダ13に取り付けられる。テープフィーダ13は取り付けられたキャリアテープ20を前方(基板搬送コンベア12に向かう側)に搬送し、所定の部品供給位置13K(図2および図3も参照)に部品BHを供給する。
図4および図5(a),(b)(図5(a),(b)は図4における領域ARの拡大図)において、キャリアテープ20は、ベーステープ21とトップテープ22を有して構成されている。ベーステープ21には、上方に開口した多数の部品収納用のポケット23がベーステープ21の長手方向に一列に等間隔で並んで設けられている。各ポケット23には部品BHがひとつずつ収納されている。トップテープ22はベーステープ21の上面に貼り付けられており、ポケット23内からの部品BHの脱落を防止している。ベーステープ21のポケット23の列と平行に並ぶ位置には、複数の送り孔24が一列に等間隔で並んで設けられている。
ここで、図5(a)はベーステープ21の全体が平面状になっている平面タイプのキャリアテープ20を示しており、図5(b)はベーステープ21が下方に突出したエンボス部21Eを有しているエンボスタイプのキャリアテープ20を示している。いずれのタイプのキャリアテープ20が用いられるのであっても構わないが、本実施の形態では、エンボスタイプのキャリアテープ20が用いられるものとする。
図1において、装着ヘッド14は下方に延びた複数のノズル14Nを備えている。各ノズル14Nは装着ヘッド14に対する昇降動作とZ軸まわりの回転動作が可能である。装着ヘッド14は、テープフィーダ13が部品供給位置13Kに供給する部品BHを各ノズル14Nの下端に吸着させてピックアップする。ヘッド移動機構15は例えばXY移動機構から成り、装着ヘッド14を水平面内方向および上下方向に移動させる。
図1において、基板カメラ16は装着ヘッド14に取り付けられている。基板カメラ16は撮像光軸を下方に向けており、装着ヘッド14とともに移動することによって、基板搬送コンベア12によって作業位置に位置決めされた基板KBを撮像する。
図1において、部品カメラ17は基台11上の基板搬送コンベア12とテープフィーダ13の間の領域に設けられている。部品カメラ17は撮像光軸を上方に向けており、複数のノズル14Nそれぞれに部品BHを吸着させた装着ヘッド14が部品カメラ17の上方領域をX軸方向に通過するように移動したとき、各部品BHを下方から撮像する。
制御装置18は部品装着プログラムのほか種々のデータを記憶している。制御装置18は部品装着プログラムに従って部品実装装置1の各部を動作させることによって、基板KBに部品BHを装着する部品装着作業を実行する。
部品装着作業では、先ず基板搬送コンベア12が作動し、上流工程側から送られてきた基板KBを受け取って作業位置に位置決めする。基板KBが作業位置に位置決めされたらヘッド移動機構15が装着ヘッド14を基板KBの上方に移動させる。これにより基板カメラ16は基板KBを撮像し、制御装置18は基板カメラ16が撮像した画像に基づいて基板KBを認識する。
制御装置18が基板KBを認識したら、装着ヘッド14は装着ターンを繰り返し実行する。装着ヘッド14はひとつの装着ターンにおいて、テープフィーダ13が供給する部品BHをピックアップする動作、部品カメラ17の上方をX軸方向に通過するように移動して部品カメラ17に部品BHを撮像させる動作、基板KB上に定められた部品装着位置に部品BHを装着する動作をこの順で行う。
制御装置18は、部品カメラ17が部品BHを撮像して得られた画像に基づいて部品認識を行う。装着ヘッド14は部品BHを基板KBに装着するとき、制御装置18が行った部品認識の結果に基づいて、部品BHの基板KBに対する位置補正等を行う。
上記の装着パターンが繰り返し実行されることによって、基板KBに装着すべき部品BHが全て装着されたら、基板搬送コンベア12は、基板KBを下流工程側に搬出する。これにより基板KBの1枚当たりの部品装着作業が終了する。
このような構成の部品実装装置1において、一実施の形態ではテープフィーダ13の構成に特徴があり、以下にその説明を行う。
図2において、テープフィーダ13は、フレーム31、カバー部材32、テープ搬送部33およびトップテープ回収部34を備えている。フレーム31は全体としてYZ面内に広がった箱形状を有している。フレーム31の下面には下方に突出した突起(図示せず)が形成されており、この突起をフィーダベースFBに設けられたスロットSLに係合させることでテープフィーダ13をフィーダベースFBに取り付けることができる。
図2において、フレーム31には、キャリアテープ20の通路であるテープ通路31Lが形成されている。テープ通路31Lは、フレーム31の一方側の側面(ここでは作業者OPから見た右側の側面)に開口した溝形状に形成されている。
テープ通路31Lは、キャリアテープ20の幅方向寸法W1(図4)よりも大きい幅方向寸法W2(図2)を有している。これは、本実施の形態におけるテープフィーダ13が、本来は、幅方向寸法W1よりも大きい幅方向寸法を有するキャリアテープ(「幅広のキャリアテープ」と称する)を搬送して部品供給を行うテープフィーダのフレームを利用(流用)しているためである。
図2において、テープ通路31Lは、フレーム31の後端部(作業者OP側の端部)から前方にほぼ水平方向に延びた後、フレーム31の前後方向の中央付近で前方斜め方向へ上昇して延びている。そして、その前方端部は、フレーム31の上面に露出している。フレーム31の前方部の上面は、テープ通路31Lの一部がフレーム31の上部に露出した領域となっている。以下、この領域を「フレーム上面領域31R」と称する(図6)。
図2および図3において、カバー部材32はフレーム31の前方上部に、フレーム上面領域31Rの少なくとも一部を上方から覆って設けられている。カバー部材32は、図3、図6および図7に示すように、水平な上壁部32aと上壁部32aの左右の両端から下方に延びた左右の側壁部32bとを備えており、下方に開口してフレーム31の前後方向(Y軸方向)に延びたチャンネル型(溝形)の形状を有している。
図6、図7および図8において、カバー部材32には、部品供給位置13Kに位置したキャリアテープ20のポケット23から部品BHを取り出すための部品取出口32Gが設けられている。図3および図6に示すように、カバー部材32の前端は枢結ピン32Pによってフレーム31の前端側上部に枢結されている。カバー部材32は枢結ピン32Pを支点として、後端側をフレーム上面領域31Rに対して上昇させる方向にわずかに揺動させることができる。
図3および図9(図9は図8における矢視V-V断面図)において、カバー部材32がフレーム上面領域31Rの一部を上方から覆っている状態では、カバー部材32の上壁部32aの下面32Kはフレーム上面領域31Rの上方に位置する。また、左右の側壁部32bは、フレーム31の左右の側面の外側に位置する。なお、左右の側壁部32bの間隔は、幅広のキャリアテープに対応した幅方向寸法W2となっている。
図9において、カバー部材32の上壁部32aの下面32Kと、フレーム上面領域31Rとの間には、キャリアテープ20の厚みとほぼ同一の間隙CLが形成されている。この間隙CLが形成される空間はテープ通路31Lの一部を構成しており、この空間を通るキャリアテープ20は、カバー部材32によって、フレーム上面領域31Rからの浮き上がりが押さえられる。
作業者OPは、キャリアテープ20をフレーム31に取り付けるときには、先ず、キャリアテープ20の先頭部を、フレーム上面領域31Rとカバー部材32との間の空間にカバー部材32の後方から挿入する。そして、その挿入した部分よりも後側の部分を、フレーム31に形成されたテープ通路31Lにその開口側(フレーム31の右側)から挿入する。
ここで、キャリアテープ20の先頭部をフレーム上面領域31Rとカバー部材32との間の空間に挿入するときには、カバー部材32の後端側をフレーム上面領域31Rに対して浮かせるようにする。これによりカバー部材32の後部の間隙CLを一時的に大きくすることができ、作業者OPはキャリアテープ20の先端部をフレーム上面領域31Rとカバー部材32の間の空間に挿入し易くなる。
図2において、テープ搬送部33は、フレーム31に設けられたスプロケット33A、駆動モータ33Bおよび伝達ギヤ部33Cから構成されている。スプロケット33Aはフレーム31の前端側上部に、X軸まわりに回転自在に取り付けられている。スプロケット33Aが有する外周歯33G(図3)のうち、スプロケット33Aの回転中心の直上に位置するもの(最上部の外周歯33Gと称する)は、フレーム上面領域31Rから上方に突出している(図6および図9)。
駆動モータ33Bを作動させ、伝達ギヤ部33Cを介してスプロケット33Aを回転させると(図2および図3中に示す矢印A)、スプロケット33Aの最上部の外周歯33Gは前方へ移動する。スプロケット33Aの最上部の外周歯33Gは、フレーム上面領域31Rとカバー部材32との間に挿入されたキャリアテープ20の送り孔24と係合しており(図9)、スプロケット33Aを回転駆動させて、最上部の外周歯33Gを前方へ移動させると、キャリアテープ20はその全体が前方へ牽引される。これによりキャリアテープ20はテープ通路31L内を前方へ搬送される(図2および図3中に示す矢印B)。
このように本実施の形態において、テープ搬送部33は、テープ通路31Lのうちカバー部材32によって覆われる領域に位置するキャリアテープ20の送り孔24にスプロケット33Aの最上部の外周歯33Gを係合させてスプロケット33Aを回転させることにより、キャリアテープ20を搬送する構成となっている。
図3、図6、図7および図8において、カバー部材32のうち、スプロケット33Aの回転中心の直上に位置する部分には、フレームの前後方向(Y軸方向)に延びた逃げ開口32Mが設けられており、スプロケット33Aの最上部の外周歯33Gはこの逃げ開口32M内を通過する(図9)。このためスプロケット33Aは外周歯33Gをカバー部材32と干渉させることなく回転することができる。
図2において、トップテープ回収部34はフレーム31の上部の後方寄りの位置に設けられており、一対の送りローラ34aとテンション付与部34bを有している。キャリアテープ20のトップテープ22は、図10に示すように、カバー部材32の部品取出口32Gの後縁(作業者OP側の縁)を剥離位置32H(図7も参照)としてベーステープ21から剥離されて後方へ折り返され(図2および図3も参照)、一対の送りローラ34aに挟み込まれている。剥離位置32Hと送りローラ34aとの間のトップテープ22には、テンション付与部34bによって適度なテンションが与えられている。
スプロケット33Aが回転してキャリアテープ20が前方へ搬送されると、一対の送りローラ34aはスプロケット33Aの回転と同調して回転する。これによりトップテープ22は一対の送りローラ34aによって後方に引っ張られ(図2および図3中に示す矢印C)、フレームの後部に形成されたトップテープ収容空間31K(図2)内に送り込まれて回収される。
テープ通路31L内のキャリアテープ20がスプロケット33Aの回転によって前方に搬送されることで、ベーステープ21に形成された各ポケット23が剥離位置32Hのすぐ前方に位置する部品取出口32G(部品供給位置13K)に順次到達する。ポケット23が部品供給位置13Kに到達した時点では既にトップテープ22が引き剥がされているので、装着ヘッド14は部品供給位置13Kにおいて(部品取出口32Gから)部品BHをピックアップすることが可能となる(図10)。カバー部材32を通過したキャリアテープ20(ベーステープ21)は、フレーム31の前端から外部に排出される(図3)。
ここで、図6および図7に示すように、カバー部材32の上壁部32aの下面には、テープガイド41がフレーム上面領域31Rに向かって突出して設けられている。ここでは、テープガイド41は、カバー部材32の上壁部32aの下面にフレーム上面領域31Rに(すなわち下方に)向かって突出して設けられた複数の凸状部41Tが、フレーム上面領域31Rにおけるキャリアテープ20の搬送方向に連なった構成となっている。
テープガイド41は、テープ通路31Lのうちカバー部材32によって覆われる領域を搬送されるキャリアテープ20の側面をガイドすることにより(図11)、キャリアテープ20の幅方向への移動を規制し、キャリアテープ20に収納された部品BHが部品供給位置13Kを通過するようにキャリアテープ20を誘導するように設けられている。このため本実施の形態におけるテープフィーダ13では、フレーム上面領域31Rを搬送されるキャリアテープ20に収納された部品BHは必ず部品供給位置13Kを通ることとなる。
このように本実施の形態におけるテープフィーダ13は、カバー部材32の上壁部32aの下面にフレーム上面領域31Rに向かって突出して設けられたテープガイド41を備えており、テープガイド41は、テープ通路31Lのうちカバー部材32によって覆われる領域を搬送されるキャリアテープ20の側面をガイドすることによりキャリアテープ20の幅方向への移動を規制し、キャリアテープ20に収納された部品BHが部品供給位置13Kを通過するようにキャリアテープ20を誘導するようになっている。
ここで、テープガイド41は、キャリアテープ20の左右の側面のうち、送り孔24が形成された側(作業者OPから見て左側)とは反対側(右側)の側面をガイドする位置に設けられている。キャリアテープ20の左右の側面のうち左側の側面は、送り孔24を介してスプロケット33Aの外周歯33Gによって幅方向の移動が規制されており、キャリアテープ20の右側がテープガイド41によってガイドされることで、キャリアテープ20が幅方向に大きく移動することが抑制され、ポケット23(すなわち部品BH)が部品供給位置13Kを確実に通るようにすることができる。
図6、図11および図12において、フレーム上面領域31Rには、カバー部材32の上壁部32aから突出して設けられたテープガイド41との干渉を避ける逃げ部42が形成されている。このためテープガイド41の高さを、フレーム上面領域31Rとカバー部材32の上壁部32aの下面32Kとの間の寸法よりも高くすることができ(図9)、キャリアテープ20の側面を安定的にガイドすることができる。
図12において、フレーム上面領域31Rには、エンボス通過溝43がY軸方向(すなわち、キャリアテープ20の搬送方向)に延びて設けられている。このエンボス通過溝43は、キャリアテープ20の下面から突出したエンボス部21E(図9)との干渉を避けるために設けられている。このためキャリアテープ20がエンボスタイプである場合であってもエンボス部21Eによってキャリアテープ20がフレーム上面領域31Rから浮き上がるようなことがなく、キャリアテープ20の側面(右側面)をテープガイド41によって確実にガイドすることができる。
以上説明したように、本実施の形態におけるテープフィーダ13は、フレーム上面領域31Rの少なくとも一部を上方から覆って設けられたカバー部材32の上壁部32aの下面にフレーム上面領域31Rに向かって突出して設けられたテープガイド41を備えており、テープガイド41は、テープ通路31Lのうちカバー部材32によって覆われる領域を搬送されるキャリアテープ20の側面をガイドすることによりキャリアテープ20の幅方向への移動を規制し、キャリアテープ20に収納された部品BHが部品供給位置13Kを通過するようにキャリアテープ20を誘導するようになっている。このため本実施の形態におけるテープフィーダ13によれば、フレーム上面領域31Rを搬送されるキャリアテープ20に収納された部品BHは必ず部品供給位置13Kを通ることとなる。よって、本実施の形態におけるテープフィーダ13によれば、従来のフレーム31を利用しつつ従来よりも幅狭なキャリアテープ20を搬送して部品供給を行うにおいて、部品BHの供給ロスの発生を低減することができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されず、種々の変形等が可能である。例えば、上述の実施の形態において、テープガイド41は、複数の凸状部41Tがフレーム上面領域31Rにおけるキャリアテープ20の搬送方向に連なった構成となっていたが、テープガイド41は必ずしも複数の凸状部41Tから構成されていなければならないわけではなく、ひとつの凸状部41Tから成っていてもよい。また、逃げ部42も必ずしも複数設ける必要はなく、凸状部41Tとの干渉を避けることができる位置に少なくとも設けていればよい。
従来のフレームを利用しつつ従来よりも幅狭なテープ部材を搬送して部品供給を行うにおいて、部品の供給ロスの発生を低減することができるテープフィーダを提供する。
13 テープフィーダ
13K 部品供給位置
20 キャリアテープ(テープ部材)
21E エンボス部
24 送り孔
31 フレーム
31L テープ通路
31R フレーム上面領域
32 カバー部材
33 テープ搬送部
33A スプロケット
33G 外周歯
41 テープガイド
41T 凸状部
42 逃げ部
43 エンボス通過溝
BH 部品

Claims (4)

  1. 部品が収納されたテープ部材を搬送して所定の部品供給位置に部品を供給するテープフィーダであって、
    前記テープ部材の通路であるテープ通路を有するフレームと、
    水平な上壁部で前記テープ通路の前記フレームの上面に露出した領域であるフレーム上面領域の少なくとも一部を上方から覆って設けられたカバー部材と、
    前記テープ通路のうち前記カバー部材によって覆われる領域に位置する前記テープ部材の送り孔にスプロケットの外周歯を係合させて前記スプロケットを回転させることにより前記テープ部材を搬送するテープ搬送部と、
    前記カバー部材の前記上壁部の下面に前記フレーム上面領域に向かって突出して設けられ、前記テープ通路のうち前記カバー部材によって覆われる領域を搬送される前記テープ部材の側面をガイドすることにより前記テープ部材の幅方向への移動を規制し、前記テープ部材に収納された部品が前記部品供給位置を通過するように前記テープ部材を誘導するテープガイドとを備え
    前記フレーム上面領域に、前記テープガイドとの干渉を避ける逃げ部が形成されたテープフィーダ。
  2. 部品が収納されたテープ部材を搬送して所定の部品供給位置に部品を供給するテープフィーダであって、
    前記テープ部材の通路であるテープ通路を有するフレームと、
    水平な上壁部で前記テープ通路の前記フレームの上面に露出した領域であるフレーム上面領域の少なくとも一部を上方から覆って設けられたカバー部材と、
    前記テープ通路のうち前記カバー部材によって覆われる領域に位置する前記テープ部材の送り孔にスプロケットの外周歯を係合させて前記スプロケットを回転させることにより前記テープ部材を搬送するテープ搬送部と、
    前記カバー部材の前記上壁部の下面に前記フレーム上面領域に向かって突出して設けられ、前記テープ通路のうち前記カバー部材によって覆われる領域を搬送される前記テープ部材の側面をガイドすることにより前記テープ部材の幅方向への移動を規制し、前記テープ部材に収納された部品が前記部品供給位置を通過するように前記テープ部材を誘導するテープガイドとを備え、
    前記テープガイドは、前記カバー部材の前記上壁部の下面に前記フレーム上面領域に向かって突出して設けられた複数の凸状部が前記フレーム上面領域における前記テープ部材の搬送方向に連なって成るテープフィーダ。
  3. 前記テープガイドは、前記テープ部材の両側面のうち、前記送り孔が形成された側とは反対側の側面をガイドする請求項1または2に記載のテープフィーダ。
  4. 前記テープ部材が下面から突出するエンボス部を有するエンボスタイプである場合に、前記テープ部材が前記フレーム上面領域を搬送されるときに前記エンボス部との干渉を避けるエンボス通過溝が前記フレーム上面領域に設けられた請求項1~のいずれかに記載のテープフィーダ。
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