JP2011155182A - フィーダ及び電子部品装着装置 - Google Patents

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勉 柳田
Katsunao Usui
克尚 臼井
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Abstract

【課題】本発明は、供給テープを自動装着しカバーテープをカットした後カバーテープを適切に処理し、電子部品を取出位置から確実に取り出せるフィーダを提供し、それを用いることによって電子部品装着装置の稼働率を向上させることである。
【解決手段】本発明は、電子部品を収納するキャリアテープと前記キャリアテープを覆うカバーテープを有する供給テープを走行させるテープシュートと、前記電子部品を取り出す取出口へ前記供給テープを移動させる駆動手段と、カバーテープを切断する切断手段と、前記切断された切断カバーテープが移動する前記テープシュートの外側に設けられた外側収納部と、前記外側収納部に設けられ前記切断カバーテープを斜め下方に強制的に落し込む強制的落込手段とを有することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、フィーダ及び電子部品装着装置に係わり、特に電子部品を確実に供給できる、あるいは稼働率の高い電子部品装着装置を実現できるフィーダに関する。
近年、プリント基板に電子部品を装着し回路基板を生産することにおいては、電子部品装着装置の稼働率向上が望まれている。そのためには、電子部品を確実に供給すると共に、電子部品の補充時間または段取り替えを短時間で完了させることが重要である。
従来技術としては、電子部品を収納する供給テープの一端をフィーダの挿入することによって供給テープを自動装着する方法が下記の特許文献1に記載されている。
特表2005−539370号公報
上記従来技術は、供給すべき電子部品が終了すると、新たに供給テープを装着している間は当該電子部品の装着を行なうことができず電子部品装着装置の稼動率が低下するという課題が生じる。前記課題を解決するために自動装着をするには、図4に示すように供給テープ60を構成するカバーテープ62を電子部品の収納部63を有するキャリアテープ61から剥離する必要がある。剥離する方法としてはカバーテープをカットする方法がある。その方法では電子部品の取出位置に邪魔にならないようにカットしたカバーテープを処理する必要がある。このように処理するためには次のような課題があることが分かった。図4を用いてその課題を説明する。なお、キャリアテープ61にはその両端側に後述するスプロケットと係合し供給テープを移動させるスプロケット孔64を一定間隔毎に有する。
例えば、このような供給テープにおいてカバーテープ62を中央でカットし、電子部品の取出口の位置に来たときは電子部品を取り出せるようにカバーテープを左右に開き、取出口を通過した後は再びカバーテープがキャリアテープを覆うようにする。図4はその時のカバーテープ62とキャリアテープ61の展開図を示したものである。
図4に示す両側に完全に切り開かれたカバーテープ62dを単に水平に開くのみではフィーダ2の外に広がり、隣のフィーダの邪魔にとなってしまい、フィーダの間隔を空けるかフィーダの幅を広くしなければならない。そこで、フィーダ2の幅を低減するためにフィーダの側部に落し込む必要がある。カバーテープの厚さは数十μmから数百μmと非常に薄いためにカバーテープ62dの自重だけで落し込んでもカバーテープ62dは後述する影響もありスムーズに流れないという課題があることが分かった。この課題はカバーテープの厚さが薄いほど、供給テープ幅TWが広い程大きい。
上記従来技術は、自動装着することを開示しているが、上記課題を把握しておらず、当然その課題に対する解決策の開示もない。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたもので、本発明の第1の目的は、供給テープを自動装着しカバーテープをカットした後カバーテープを適切に処理し、電子部品を取出位置から確実に取り出せるフィーダを提供することである。
また、本発明の第2の目的は、電子部品装着装置の稼働率を向上できるフィーダを提供し、それを用いることによって電子部品装着装置の稼働率を向上させることである。
本発明の第1の目的を達成するために、電子部品を収納するキャリアテープと前記キャリアテープを覆うカバーテープを有する供給テープを走行させるテープシュートと、前記電子部品を取り出す取出口へ前記供給テープを移動させる駆動手段と、カバーテープを切断する切断手段と、前記切断された切断カバーテープが移動する前記テープシュートの外側に設けられた外側収納部と、前記外側収納部に設けられ前記切断カバーテープを斜め下方に強制的に落し込む強制的落込手段とを有することを第1の特徴とする。
また、本発明の第1の目的を達成するために、第1の特徴に加え、前記強制的落込手段は前記切断カバーテープを挟み込む挟込部を具備し前記切断カバーテープを前記フィーダの出口側に送出する送出手段と前記送出手段を駆動する送出駆動手段とを有することを第2の特徴とする。
さらに、本発明の第1の目的を達成するために、第2の特徴に加え、前記送出手段は前記挟込部を形成し前記切断カバーテープに対し傾斜した一対の回転部材を有することを第3の特徴とする。
また、本発明の第1の目的を達成するために、第3の特徴に加え、前記回転部材は細長い回転棒であり、前記送出駆動手段は前記供給テープを前記取出口に移動させるスプロケットの回転力を前記回転棒に伝達する回転力伝達手段を有することを第4の特徴とする。
さらに、本発明の第1の目的を達成するために、第4の特徴に加え、前記回転力伝達手段は前記スプロケットと同軸状に回転する回転棒駆動部に前記回転棒駆動部に同軸円状に配置された回転棒駆動部伝達手段と、前記回転棒の前記回転棒駆動部伝達手段の対応した位置に前記回転棒駆動部伝達手段から前記回転力を受ける回転棒伝達手段を有することを第5の特徴とする。
また、本発明の第1の目的を達成するために、第2の特徴に加え、前記挟込部における挟み込む力を保持する挟込力保持手段を有することを第6の特徴とする。
さらに、本発明の第1の目的を達成するために、第3または第4の特徴に加え、前記一対の回転棒は前記切断カバーテープの先端が前記挟込部と係合する位置に前記切断カバーテープ幅よりも広い案内空洞部を形成することを第7の特徴とする。
また、本発明の第1の目的を達成するために、第1乃至第4のいずれかの特徴に加え、前記切断カバーテープを前記取出口の上部にくるのを回避する取出口回避手段を具備する前記テープシュートの上部に設けられた案内機構を有することを第8の特徴とする。
さらに、本発明の第1の目的を達成するために、第8の特徴に加え、前記案内機構の下部の前記テープシュートは前記供給テープを一旦降下し再び上昇させるシュート形状を有することを第9の特徴とする。
また、本発明の第1の目的を達成するために、第8の特徴に加え、前記取出口回避手段はその先端に前記切断手段を設け、前記先端から前記取出口に向かって前記取出口の幅以上の幅まで徐々に広がる内側カバーテープガイドを有することを第10の特徴とする。
さらに、本発明の第1の目的を達成するために、第10の特徴に加え、前記内側カバーテープの両側に前記切断カバーテープをガイドする外側カバーテープガイドを有する第11の特徴とする。
また、本発明の第1の目的を達成するために、第1乃至第11のいずれかの特徴に加え、前記供給テープの移動を監視する監視手段を設けたことを第12の特徴とする。
最後に、本発明の第2の目的を達成するために、第12の特徴を有するフィーダを具備し、前記監視手段の情報に基づいて前記フィーダを、あるいは電子部品の装着を制御することを第13の特徴とする。
本発明によれば、供給テープを自動装着しカバーテープをカットした後カバーテープを適切に処理し、電子部品を取出位置から確実に取り出せるフィーダを提供できる。
また、本発明によれば、電子部品装着装置の稼働率を向上できるフィーダを提供し、それを用いることによって電子部品装着装置の稼働率を向上できる。
本発明の一実施形態である電子部品装着装置の平面図である。 本発明の一実施形態におけるフィーダカートの斜視図である。 本発明の一実施形態におけるフィーダの構成を示す図である。 供給テープの構成と本発明の課題を説明する図である。 テープシュートの迂回路の一実施形態とそのときのカバーテープガイドの斜視図を示した図である。 図3において太線枠Gで示した電子部品取出部の主要部分をより詳細に示した図である。 カットされたカバーテープが存在する電子部品取出部の状態を示す断面図で、図6に示すカット側から順にA−AからC−Cの各断面図を示す図である カットされたカバーテープが存在する電子部品取出部の状態を示す断面図で、図6に示すカット側から順にD−DからF−Fの各断面図を示す図である 本発明の第1の実施形態である強制的落込手段とその周辺部も含めて構造を主体に示した図である。 図9(a)は図6(a)に示す回転方向Pに対し垂直方向であって図8に示す回転力伝達部βの断面を、図9(b)は同様に図8に示す挟込部αの断面を模式的に示した図である。 本発明の第2の実施形態である強制的落込手段とその周辺部も含めて構造を主体に示した図である。 図11(a)は図6(a)示す回転方向Pに対し垂直方向であって図10に示す回転力伝達部βの断面を、図11(b)は同様に図10に示す挟込部αの断面を模式的に示した図である。
以下、図面に基づき、電子部品装着装置とフィーダカート50の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態である電子部品装着装置1の平面図である。本電子部品装着装置1(以下、必要によって本体1と略す)は、左側の奥と手前に2ブロックLU,LD、右側の奥と手前に2ブロックRU,RDの計4ブロック(符号は基本的にLUブロックのみ記す。)と制御装置80とを有している。それぞれのブロックにはテープ・フィーダが多数設けられている部品供給エリア13、装着ヘッド6、装着ヘッドを移動させる装着ヘッド体11、装着ヘッドにおける電子部品の吸着保持状態を撮像する部品認識カメラ19が設けられている。装着ヘッド体1は、リニアモータで構成する左右移動用レール18上を左右に移動し、左右移動用レール18と同様にリニアモータで構成する前後移動用レール16を図2においては上下方向に移動する。
このような構成によって、装着ヘッド体11に固定された装着ヘッド6が部品供給エリア13から電子部品を吸着し、部品認識カメラ19で電子部品の吸着保持状態を監視して、基板Pの所定の位置まで移動し、吸着した電子部品を基板Pに装着する。
このような動作が4つのブロックで行なわれる。そのために中央には、基板Pを搬送する4つのシュート5a〜5dがあり、奥側2本のシュート5c、5dが上側ブロック用の基板搬送ラインUを、下側2本のシュート5a、5bが手前側ブロック用の基板搬送ラインDを構成する。基板Pは、受渡部7により振分けられ基板搬送ラインU又はDに搬入される。
また、以下の図面において、基板Pの搬送をX方向、Xに垂直な方向をY方向、XとYに垂直な方向をZ方向とする。そして、ブロックにてフィーダカート50が本体1に装着される方向をY+方向とする。
まず、図2の本実施形態におけるフィーダカート50の斜視図を用いてフィーダカート50の構成を、図3を用いて本実施形態におけるフィーダ2の構成を説明する。その後、フィーダ2の動作を説明する。
図2に示すフィーダカート50は、大別してベース部51、図3に示すフィーダを固定するフィーダ固定部52、ハンドル部53、部品供給リール69(図3参照)を格納している部品供給リール格納部54から構成されている。ベース部51には、移動用車輪(図示せず)を固定する車輪固定部51aが四隅に4箇所あり、また、フィーダカート50が電子部品装着装置1の本体に固定された時にフィーダカート50を床面に固定するロックピン51bを有する。フィーダ固定部52は、フィーダカート50の上部にあり、図3に示すようにフィーダ固定部ガイド52cにフィーダ2のフィーダ固定部35を案内させてフィーダ2をベース52aに載置し、フィーダ信号コネクタ52dにフィーダ2のフィーダコネクタ36を接続する。前記フィーダ固定部コネクタ52cはフィーダベース52aに規則正しく配列され、多数のフィーダが搭載できるようになっている。各フィーダには供給リール格納部54から電子部品が搭載した供給テープ60が各フィーダ2に供給される。
また、フィーダベース52aの両端は、本体1にフィーダカートを挿入する際に、本体1に設けられたカートガイド板(図示せず)を摺動する役目を果たすフィーダガイド52eがある。また、フィーダガイド52eには、フィーダカート50を本体1に固定する位置決め孔52bがある。最後に、フィーダカート50を移動操作できるようにハンドル部53があり、取手53aにより本体1の方向であるY方向に移動させてフィーダカート50を本体に挿入する。この時、ハンドル部53の側板53bの先端53cはフィーダカート50をこれ以上挿入できないようにするストッパの役目を果たす。
図3はフィーダ2の一実施形態を示した図である。フィーダ2は、大別して、供給テープ60の掛け違い防止手段を構成する挿入ゲート部20、供給テープを挿入するため供給テープ挿入部30、取出手段である吸着ノズル17による電子部品の取出(吸着)位置Sに移動させる電子部品取出部40、供給テープ挿入部30及び電子部品取出部40を構成する後述する3つのスプロケットを一体に駆動するスプロケット駆動部48、フィーダをフィーダカート50に固定するカセット固定部35、図2に示す信号授受ケーブルを介して本体1との信号の授受をするインターフェイス36及び本体からの情報やフィーダ2に内在する後述するセンサからの信号を受け各部を制御し、本体1との信号授受を行なう供給カセット制御部37を有する。
課題のところで図4を用いて説明したように、供給テープ60は電子部品の収納部63を有するキャリアテープ61とその収納部を有するキャリアテープをカバーするカバーテープ61とを有し、キャリアテープ61にはその両端側に後述するスプロケットと係合し供給テープを移動させるスプロケット孔64を一定間隔毎に有する。両端側に設ける理由は幅広の供給テープ60を両側から同期して駆動して位相ズレを起こすことなく安定して移動させるためである。
以下、図3に示す各部を順に説明する。まず、挿入開閉部である挿入ゲート部20は、供給テープ60を挿入可能な挿入口21と挿入口を開閉するゲート22、ゲートを上下させる小型モータ23及び後述するように部品供給テープを挿入するフィーダであることを認識させるLED25を有する。挿入ゲート部20は、新たな供給テープ60をフィーダ30にセットするときに、掛け違いを防止するために本体1から指令に基づきゲートを開閉する。
供給テープ挿入部30は、挿入ゲート部20における供給テープ60の存在の有無を検出するゲート部テープ検出センサ31と供給テープ60を吸着位置S側に送る挿入スプロケット32とを有する。ゲート部テープ検出センサ31はVの字型の板バネ31aと光センサ31bを有する。供給テープ60の存在の有無は板ばね31aの中央に設けた光路遮断板31cが光センサの光路を遮断することで検出される。その結果、ゲート部テープ検出センサ31は2つの役割を果たす。一つ目は挿入ゲート部20から供給テープ60が挿入されたことを検出する、2つ目は供給テープ60の後端部がゲート部テープ検出センサ31を通過することで供給テープが終了したことを検出することである。一方、スプロケット32はスプロケット駆動部48に駆動され、供給テープ60のスプロケット孔64(図3参照)と噛み合い供給テープ60を矢印Aの方向に移動させる。
電子部品取出部40は供給テープ60を主として駆動する駆動スプロケット41、駆動スプロケットがスプロケット孔64(図3参照)を確実に押し出すために供給テープ60を駆動スプロケット41側に押付ける押付手段を有する案内機構42、供給テープ60のセット時にその先端を案内機構42に押し込む押込スプロケット43、駆動スプロケット41と押込スプロケット43の間に設けられ吸着ノズル17が電子部品を吸着するための取出口44、押込スプロケット43の手前に設けられ供給テープの有無の検出する駆動部テープ検出センサ45及び供給テープが移動しているかを監視する監視手段である監視カメラ49を有する。駆動部テープ検出センサ45の構成は基本的にはゲート部テープ検出センサ31と同じ構成である。
案内機構42は後述する図6に示すように供給テープ60の挿入側でカバーテープをカットし、取出口44から電子部品を取り出すことを可能とする構成を有する。
スプロケット駆動部48は三つのスプロケット(挿入スプロケット32、駆動スプロケット41及び押込スプロケット43)、それぞれのスプロケットに同心円状に設けられたウオームホイール32H、41H及び43H、それらウオームホイール噛み合うウオームギア46、及びウオームギアを介して各スプロケットを同時に駆動するスプロケット駆動モータ47を有する。このことによりスプロケット駆動機構が簡略化され、3つのスプロケットの駆動タイミイングをとる必要がなく制御もし易くなる利点がある。
以上説明したように本発明の実施形態では、供給テープの自動装着し、供給テープのカバーテープをカットし、電子部品の取り出しに邪魔にならないようにカットしたカバーテープを処理する必要がある。このように処理するためには次のような第2の課題もあることが分かった。図4を用いて第2の課題を説明する。
図4は前述したようにカバーテープ62とキャリアテープ61の展開図を示したものである。図4から分かるようにカバーテープの左右切断辺62aの端部62bは取出口44にきたときは62cの位置に来ていなければならない。しかしながら図4に示すように両者にはギャップあり、このギャップによりカバーテープ62がスムーズに流れ難くなっている第2の課題があることが分かった。このギャップは前記あるべき位置62cにくるために移動すべき距離L3と切断されて図5に示すカバーテープガイド(取出口回避手段)422に沿って移動する距離L2の距離差に起因するものと考える。そこで、前記距離差をなくし端部62bが62cの位置にくるようにする第2のか解決手段(距離調整手段)が必要である。ギャップの大きさは供給テープ幅TWが広い程大きく、カット位置からカバーテープが最大開く位置までの距離L1が短いほど大きい。なお、取出口回避手段は前記切断されたカバーテープが取出口44の上部にくるのを回避する機能を有する。
以下、上述した第2の課題を含めて本発明の課題であるカバーテープをスムーズに移動させるために、カバーテープをフィーダの側部に落し込む強制的落込手段の一実施形態の構成及び動作を説明する。まず、第2の課題の解決手段を主体に説明し、その次に強制的落込手段の実施形態を説明する。
第2の課題の解決手段としては前記ギャップをなくすためにキャリアテープを一旦降下し再び上昇させて遠回しさせるテープシュートの迂回路(迂回手段)を設けている。
図5は第2の解決手段であるキャリアテープ61を遠回りさせるテープシュート2Sの迂回路2Uとそのときのガイド機構428である内側カバーテープガイド422、外側カバーテープガイド427の斜視図を示した図である。図6は図3において太線枠Gで示した電子部品取出部40の主要部分をより詳細に示した図である。図6(a)はフィーダ2を側面から見た場合に重要な部分を示した側面図で、図6(b)は後述する案内機構42の上蓋を除いた状態で上部から見た上面図である。
図6(a)に示す71は本発明の特徴である強制的落込手段の構成要素で、後述するようにフィーダ上部からはみ出したカットされたカバーテープを挟み込み、矢印M方向に落し込む一対の回転棒である。
図6における斜線部は、取出口44での電子部品の取り出しの邪魔にならないように、カットされたカバーテープをガイドするガイド機構428を示す。ガイド機構は内側カバーテープガイド422と外側カバーテープガイド427で構成され、カットされたカバーテープはその間を走行する。図7A及び図7Bは図6におけるカットされたカバーテープが存在する電子部品取出部の状態を示す断面図でカット側から順にA−AからF−Fの各断面図を示す図である。
以下、図5乃至図7A及び図7Bを用いて電子部品取出部40の構成を説明する。
図6に示すように本実施形態では前述したテープシュート2Sの凹状の迂回路2Uをフィーダ2の両側部の側部外枠2Fに設けている。迂回路の形状は両端に緩やかなアプローチ有する円弧形状としている。ガイド機構428のそれぞれの底部は迂回路2Uの形状と同様な形状を有する。
内側カバーテープガイド422の上から見た形状は、図6(b)に示しように供給テープ60が挿入されるその先端部側422aが三角形を有し、その後端部側422bが電子部品4の取出口44を具備する四角形を有する。先端部側の先端にはカバーテープ(図4参照)をカットする切断手段であるカッター423が設けられている。一方、外側カバーテープガイド427は左右に分かれ、その上から見た形状は内側カバーテープガイド422を補完するような直角三角形を有する。
次に、図7A及び図7Bに示す図5におけるA−AからF−Fの各断面図を用いて電子部品取出部40の構成の変化と内側カバーテープガイド422の幅WI、高さHI及び外側カバーテープガイド427の幅WO、高さHO(図7A(b)を参照)の変化やテープシュート2Sの位置変化を説明する。
図7A(a)は図6に示すA−A断面図である。A−A断面図はフィーダ2の上部本体2Hと案内機構42とを示している。この構成はB−B断面図以下においても同じである。上部本体2Hは両側にテープシュート2Sを有する側部外枠部2Fと供給テープ60の収納部63が走行する走行空間部2Kを有する。走行空間部2Kの下側には図3に示した駆動スプロケット41、ウオームホイール41H及ウオームギア46等が設けられている。
一方、案内機構42は上蓋421、内側カバーテープガイド422、外側カバーガイド427及びカッター423の他、カットされたカバーテープを収納する内側収納部424並びにキャリアテープ61をテープシュート2Sに押付ける押付手段426を有する。内側収納部はカバーテープガイド422の両側に設けている。また、押付手段426も両側の側部外枠部2Fに設けている。
カッター423はカバーテープガイド422の先端に設けられ、図6(a)に示すように案内機構42の挿入口42aからやや下側に固定されている。このやや下側に固定されるとカバーテープ62は下側に押し込まれる力が働き確実にカットされる。カバーテープのカット位置はカバーテープ62のほぼ中間点である。また、本実施形態では幅の広い電子部品4、例えばコネクタを供給テープ60の収納部63に収納しているので、フィーダ幅のほぼ中間点でもある。
押付手段426は、本実施形態ではフィーダの側部外枠部2Fと上部本体2Hとの間に設けられた押付バネ426aと上蓋421に設けられた供給テープの離脱防止部426bとを有する。離脱防止部426bの先端はキャリアテープ61の走行の負荷にならず、確実にキャリアテープ61をテープシュート2Sに押付けることができる押付波面426cを有する。この押付手段によって、キャリアテープの振動を抑え、確実にキャリアテープをカットすることができる。
従って、電子部品4の重さ等によってこの振動が小さければ離脱防止部426bは必ずしも必要はない。不要な場合は離脱防止部426bに押付波面を設けず、離脱防止部426bの他の役目を果たすべく離脱防止部426bをキャリアテープ61からやや離間させた離脱防止空間426d(図7A(b)参照)を設ける。他の役目とは、キャリアテープ61がテープシュート2Sから離脱しないように、かつキャリアテープの走行の負荷とならないようにするものである。
図7A(b)は図6におけるB−B断面図であり、カバーテープ62の半分程度が切り離され、キャリアテープ61がガイド機構428の最下部を走行している状態を示した図である。キャリアテープ62が最下部を走行するためにテープシュート2Sも最下部の位置まで降下している。このとき、内側カバーテープガイド422はその分だけ幅WIが広くなり、高さHIも長くなる。一方、外側カバーテープガイド427は逆にその分だけ幅WOが狭くなり、高さHIは内側カバーテープガイドと同様に長くなる。切り離されたガイドテープ62は内側カバーテープガイド422沿って立ち上がっていき、その後は内側カバーガイド422と外側カバーテープガイド427との間である内側収納部424を外側カバーテープガイド427に沿って走行する。外側カバーテープガイド427に沿って走行する理由は、カバーテープ62は薄いことにより自重で倒れ込むこと、また後述する強制的落込手段によって外側及び下側方向に力が掛かるからである。そのために外側カバーテープガイド427の内側には丸みを設けている。図7(a)から図7(b)に示すように、内側及び外側カバーテープガイドの幅WI,WO、高さHI,HOは変化する。内側カバーテープガイドの幅は図6(b)に示すように取出口44に向かって徐々に広くなり、その高さは図6(a)に示すように段々長くなりその後再び短くなっていく。一方、外側カバーテープガイドの幅は図6(b)に示すように取出口44に向かって徐々に狭くなり、その高さは図6(a)に示すように段々長くなりその後再び短くなっていく。また、離脱防止部426bとテープシュート2U(2S)との間はキャリアテープ61が離脱しないように離脱防止空間426dを形成している。離脱防止空間426dの形成は後述する図7(c)、図7(d)及び図7(f)においても同様である。
図7A(c)は図6におけるC−C断面図であり、さらに取出口44側に近づき、キャリアテープ61がガイド機構の最下部から再び上昇し走行する状態を示した図である。カバーテープ62はさらに切り離され、切り離されたガイドテープ62aは外側カバーテープガイド427に沿って走行し内側収納部424にさらに収納されていく。内側カバーテープガイド及び外側カバーテープガイドの幅は前述したように変化していくが、高さは共に上昇に伴い短くなっていく。
図7B(d)は図6におけるD−D断面図であり、さらに取出口44側に近づき、キャリアテープ61が図6(a)に示す案内機構42の挿入口42aの高さまで戻った位置で走行している状態を示した図である。カバーテープ62はより一層切り離され、切り離されたカバーテープ62は狭くなっていく内側収納部424で収納しきれずフィーダの側部外枠部2Fの外側に設けた外側収納部425に収納されていく。なお、74gは後述する強制的落込手段の構成要素でカバーテープ62を所望の位置にガイドする案内板(案内手段)である。
図7B(e)は図6におけるE−E断面図であり、駆動スプロケット41の位置にきたときの状態を示した図である。駆動スプロケットの上部には電子部品4を取り出すための取出口44がある。カバーテープ62はキャリアテープ61との融着部61bを除いて一層切り離され、内側収納部424はほとんどなくなり、カバーテープの大部分は外側収納部425に収納される。内側カバーテープガイド422は取出口44を形成する枠部のみとなる。破線で示す70は後で詳細に説明する強制的落込手段を示す。左右に切り開かれたカバーテープ対しそれぞれフィーダの側部に左用の70Lと右用の70Rが設けられている。
駆動スプロケット41はフィーダの両側に設けられ、右側の駆動スプロケット41はウオームギア46からの駆動力を軸受41Bに支持された回転軸41Sを介して駆動される。駆動スプロケット41を供給テープ60のスプロケット孔64と確実に係合させるために、図7A(a)に示した押付手段426を設ける。即ち、離脱防止部426bでキャリアテープを押付けることにより、キャリアテープの振動を抑制し、駆動スプロケット41がスプロケット孔64を確実に駆動できるようになる。但し、押付バネ426aはこの部分機構が複雑であるの図7B(d)に示すように少し手前に設けている。
この結果、図7A(a)に示した2つの押付手段426と合わせて4つの押付手段426で案内機構42を供給テープに押付けて確実に取出作業を実施できるようにしている。図7A(a)に押付手段426を設けない場合は、図7(a)に押付手段の代わりに、図7B(d)に示した押付バネ426aによる押付け力の支点となる支点部を設ける。
図7B(f)は図6におけるF−F断面図であり、取出口44を通過した後、フィーダ2の出口2Eのところまでの状態を示した図である。基本的には図7B(d)と同じであり、図7B(d)との違いは、押付バネ426aを設けていない点である。出口2Eから出てきたカバーテープ62はキャリアテープを再び覆うことになる。
図7A及び図7Bに示したようにキャリアテープはガバーテープの切断部のギャップを調整する迂回路を有するテープシュートに沿って走行させることによって、カットされたカバーテープを安定して移動させることができる。
図8は図7B(e)に示した強制的落込手段70の第一の実施形態とその周辺部を含めて構造を主体に示した図である。左右の強制的落込手段70L,70Rは互いに線対称の構造を有するので、代表して左側の強制的落込手段70Lを含む側で説明する。
まず、図6(a)、図7B(e)、図8及び図9を用いて本実施形態における強制的落込手段70の主な構成要素とその概略動作を説明する。図6(a)に示すように、強制的落込手段70は、図7B(e)の外部収納部425に収納されたカバーテープ62を挟込部αで挟みこみ、駆動スプロケット41の回転方向Pの接線方向Mに落し込む送出手段を構成する一対の回転棒(回転部材)71(図8の71aと71b)と駆動スプロケットに同軸状に固定された回転棒駆動部73とを有する。
回転棒駆動部73はその周囲にはN極とS極が交互に配置された駆動部磁石部73j(回転棒駆動部伝達手段)を有する。図6(a)、図8に示す駆動部磁石部73jに隣接する回転力伝達部βの回転棒71a、71bの周囲には、図9(a)に示すようにN極とS極が交互に配置された回転棒磁石部(回転棒伝達手段)72ad、72bdを有する。図9(a)は図6(a)に示す回転方向Pに対し垂直方向の回転力伝達部βの断面を、図9(b)は同様に挟込部αの断面を模式的に示した図である。本実施形態では、送出駆動手段は回転棒駆動部、駆動駆動部磁石部及び回転棒磁石部などで構成される。
図6(a)に示すように、駆動スプロケット41の回転に伴い回転棒駆動部73はP方向に回転すると、回転棒駆動部の周囲にある駆動部磁石部73jもP方向に回転する。そこで、図9(a)に示すように、駆動部磁石部の回転に伴い回転棒駆動部側の回転棒71aが回転棒磁石部72adの磁力によって回転し、回転棒71aの回転に伴い回転棒71bもその回転棒磁石部72bd磁力によって回転する。その結果、回転棒71aと回転棒71bに挟み込むような回転Qが生じる。この回転Qが上部にある挟込部αにおいて、図9(b)に示すようにカバーテープ62を挟み込み、図6(a)に示すM方向にカバーテープを引張り落し込む。即ち、キャリアテープの進行方向に移動させるながら側方にカバーテープを落し込んで行くことができる。回転棒71a、71bの挟込部αにおいてもカバーテープ62を挟み込む必要な力を保持するために挟込力保持手段として回転棒磁石部72au、72buを設けている。また、回転棒磁石部72au、72buは駆動部磁石部73jの影響を受けないよう位置に設ける。影響を受ける位置に設けると挟込部αでは駆動部磁石部73jの流れは図9(a)と反対に流れるから回転棒磁石部72au、72buには破線で示すように回転Qとは逆の回転Q´が生じるからである。
この落し込み力よって、カバーテープ62は適度な張力を受けながら、図7A、図7Bに示した各断面において、外側カバーテープガイド427に沿いながら安定して移動できる。このようにカバーテープ62は挟込部αに挟み込まれ、引っ張られるため、自重及び押出される力のみが働く場合に比較して確実にフィーダ側面に落し込まれる。また、押出し力のみの場合、座屈してガイド機構428内で詰まってしまう虞がある。このことに比べてスムーズに流れ、電子部品の取出口が塞がれてしまうことのない。さらに、図4に示すようにギャップによりカバーテープのカット辺がキャリアテープの走行方向と反対側に引っ張られる場合であっても、その引張力に抗してカバーを図6のM方向に送ることができる。なお、図9に示す諸寸法は、例えばカバーテープ62の厚さTWは60μmであり、回転棒71a、71bの直径BWは約0.2mm、駆動部磁石部73jと回転棒71aとの間隔Ljは約0.1mmである。図8において、強制的落込手段70を含む外側収納部425の幅Wを大きく描いているが、実際は1〜2mm程度である。
つぎに、図8を用いて強制的落込手段70の全体構成とその動作を説明する。強制的落込手段は、上述した構成の他に、回転棒71を回転可能に支持する下部軸受部79、上部軸受部75、案内空洞部74及び図7B(d)及び図9(b)に示す案内板74gを有する。強制的落込手段70は上蓋421や内側カバーテープガイド422や外側カバーテープガイド427と共に案内機構42を構成している。従って、強制的落込手段全体は押付手段426(図7A(a)、図7B(d)参照) によって多少上下する。また、上部軸受部75は回転棒71a、71bの間をカバーテープが通過するので別々に案内機構42の構成部材に支持された構造を有する。
供給テープ60をフィーダ2に挿入する時は、カバーテープ62の先端が一対の回転棒71に旨く挟まれる必要がある。供給テープが挿入されると図3で説明したように駆動スプロケット41は回転する。駆動スプロケットに回転に伴い回転棒駆動部73も回転し、回転棒71a、71bも動作し、カバーテープを引き落とし可能な状態になる。その後、切り開かれたカバーテープ62は図7B(d)に示すように外側収納部425に入り、その後、図9(b)に示すように案内板74gに沿って回転棒71a、71bの間に導かれる。このとき、回転棒71は出口2E(図3参照)側に傾斜しているので、外側収納部内で垂下したカバーテープの下部、即ち切り開かれた箇所が案内空洞部74に挿入され、更に進むと回転棒71a、71bの間に絡み、引き込まれ、挟まれる。一度挟まれると後は安定してカバーテープは移動していき、電子部品4の取り出しが行なわれる。
以上説明した、実施形態によれば、供給テープを自動装着しカバーテープをカットした後カバーテープを適切に処理し、取出位置から電子部品を確実に取り出せることができる
図10は強制的落込手段70の第2の実施形態を示した図である。図11は図9に対応する図で、図11(a)は図6(a)に示す回転方向Pに対し垂直方向の回転力伝達部βの断面を、図11(b)は同様に挟込部αの断面を模式的に示した図である。
以下の第2の実施形態を第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
第1に、回転棒駆動部73から回転棒71aへ及び回転棒71aから回転棒71bへの回転力の伝達を磁石ではなく歯車を用いている点である。従って、第2の実施形態では、図11(a)に示すように駆動部磁石部73jの代わりに回転棒伝達手段として駆動スプロケット41の周囲に駆動部歯車77gを、回転力伝達部βに設けた回転棒磁石部72ad、72bdの代わりに回転棒伝達手段として回転棒歯車部77ad、77abを設けている。従って、第2の実施形態では、送出駆動手段は回転棒駆動部、駆動部歯車及び回転棒歯車部などで構成される。
第2に、強制的落込手段70は案内機構42に固定されているのではなく、図7A(a)に示す上部本体2Hに固定されている点である。そのために、外側収納部425の外枠425Hは分離部425Bで分離されている。これは回転棒駆動部73から回転棒71aへの回転力伝達を歯車で実施しているために押付手段426による両歯車の摺動を回避するためである。また、押付手段426の負担を軽くできる利点もある。それ故、第1の実施形態でも本方法を採用することも可能である。
第3に、落し込み部である挟込部αの回転棒間の挟込力保持手段として磁石ではなくバネを用いている点である。従って、第2の実施形態では、図10に示すように上部軸受部75のうち回転棒71bを支持する75bを外枠425Hに固定し、回転棒71a支持する75aを回転棒71aに押付ける構造を介してフィーダの側部外枠2Hに固定している。具体的には引き出し図Zに示すように軸受部75jを押付バネ75sで押付ける構造としている。押付構造を回転棒71a側に設けている理由は回転棒71a側の方がスペースに余裕があるためであり、基本的には回転棒71b側に設けてもよい。
第4に、図11(b)に示すように、供給テープの挿入時おいて、カバーテープ62の先端が振れても回転棒71に確実に挟まれように両側に案内板74gを設けている点である。
その他の点は第1の実施形態と基本的には同じであり、第2の実施形態においても第1の実施形態と同様に、供給テープを自動装着しカバーテープをカットした後カバーテープを適切に処理し、電子部品を取出位置から確実に取り出せることができる
また、図3に示す監視カメラ49によって供給テープ走行状態を監視し、万が一カバーテープの処理が上手できなく供給テープを走行しなくなった場合、本体1の制御装置80に送信し、本体1は当該フィーダからの電子部品の取り出しを中止し、他のフィーダから取り出しに変更したりする。当該フィーダはスプロケットの駆動を停止する。また、フィーダに電子部品切れが発生しても、新たな供給テープを本体1の処理に影響を与えることなく確実に自動装着できる。
上記の構成によれば、電子部品装着装置の稼働率を向上できるフィーダを提供し、それを用いることによって電子部品装着装置の稼働率を向上できる。
上述した実施形態では回転棒の回転力を駆動スプロケットから得たが、専用の駆動源を用いてもよい。例えば、図10において回転棒71aまたは回転棒71bを直接モータで駆動してもよい。その場合は、回転棒というよりもモータに接続されたローラ形状でもよい。また、落し込み位置を駆動スプロケットとは関係なく設定してもよい。
また、上述した実施形態では一対の回転棒を設けたが、片方を摺動し易い材質または構造で構成した板状体とし、回転棒と板状体間にカバーテープを挟みこんで落し込みを実現してもよい。
さらに、上述した実施形態では、カバーテープを中央でカットしたが、カットする位置はどこでもよく、ガイド機構等の左右対称性が崩れるだけではあり、使用上問題はない。供給テープ幅が小さければ片側でカットしてもよい。
また、供給テープ幅が小さければ第2の課題に対する迂回手段も必要もない。
さらに、上述した実施形態では外側カバーテープガイドを設けたが、スプロケットとの干渉をなければ、あるいは干渉を防ぐ手段を設ければ、必ずしも設ける必要はない。
以上に説明した他の実施形態においても、先の実施形態と同様な効果を奏することができる。
以上のように本発明の実施形態について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1:電子部品装着装置 2:フィーダ
2F:フィーダの側部外枠 2H:フィーダの上部本体
2S:テープシュート 2U:テープシュートの迂回路
4:電子部品 5:基板シュート
11:装着ヘッド体 13:部品供給エリア
16:装着ヘッド 17:吸着ノズル
20:供給テープ自動装着部 30:供給テープ挿入部
40:電子部品取出部 41:駆動スプロケット
41H:ウオームホイール 42:案内機構
42a:案内機構42の挿入口 43:押込スプロケット
44:取出口 48:スプロケット駆動部
421:上蓋 422:ガイド機構(カバーテープガイド)
423:切断手段(カッター) 424:内側収納部
425:外側収納部 426:押付手段
426a:押付バネ 426b:離脱防止部
426c:押付波面 426d:離脱防止空間
427:外側ガイド機構(外側カバーテープガイド)
50:フィーダカート 60:供給テープ
61:キャリアテープ 62:カバーテープ
63:電子部品の収納部 64:スプロケット孔
70(70L、70R):強制的落込手段 71(71a,71b):回転棒
72ad、72bd、72au、72au:回転棒磁石部(回転棒伝達手段)
73:回転棒駆動部 73j:駆動部磁石部
74:案内空洞部 74g:案内板(案内手段)
75:上部軸受部 75s:押付バネ
77g:駆動部歯車(回転棒伝達手段)
77ad、77b:回転棒歯車部(回転棒伝達手段)
79:下部軸受部 80:制御装置
α:挟込部 β:回転力伝達部。

Claims (19)

  1. 電子部品を収納するキャリアテープと前記キャリアテープを覆うカバーテープを有する供給テープを走行させるテープシュートと、前記電子部品を取り出す取出口へ前記供給テープを移動させる駆動手段と、前記供給テープを前記テープシュートに押える押付手段とを有するフィーダにおいて、
    カバーテープを切断する切断手段と、前記切断された切断カバーテープが移動する前記テープシュートの外側に設けられた外側収納部と、前記外側収納部に設けられ前記切断カバーテープを斜め下方に強制的に落し込む強制的落込手段とを有することを特徴とする
    フィーダ。
  2. 前記強制的落込手段は前記切断カバーテープを挟み込む挟込部を具備し前記切断カバーテープを前記フィーダの出口側に送出する送出手段と前記送出手段を駆動する送出駆動手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のフィーダ。
  3. 前記送出手段は前記挟込部を形成し前記切断カバーテープに対し傾斜した一対の回転部材を有することを特徴とする請求項2のフィーダ。
  4. 前記回転部材は細長い回転棒であり、前記送出駆動手段は前記供給テープを前記取出口に移動させるスプロケットの回転力を前記回転棒に伝達する回転力伝達手段を有することを特徴とする請求項3のフィーダ。
  5. 前記回転力伝達手段は前記スプロケットと同軸状に回転する回転棒駆動部に前記回転棒駆動部に同軸円状に配置された回転棒駆動部伝達手段と、前記回転棒の前記回転棒駆動部伝達手段の対応した位置に前記回転棒駆動部伝達手段から前記回転力を受ける回転棒伝達手段を有することを特徴とする請求項4に記載のフィーダ。
  6. 前記回転棒駆動部伝達手段はN極とS極が交互に配置された磁石で構成され、前記回転棒伝達手段は前記回転棒の周囲にN極とS極が交互に配置された磁石で構成されたことを特徴とする請求項5に記載のフィーダ。
  7. 前記回転棒駆動部伝達手段は歯車で構成され、前記回転棒伝達手段は前記回転棒の周囲に設けられた歯車で構成されたことを特徴とする請求項5に記載のフィーダ。
  8. 前記挟込部における挟み込む力を保持する挟込力保持手段を有することを特徴とする請求項2に記載のフィーダ。
  9. 前記挟込力保持手段は前記一対の回転部材の対応する箇所の周囲にN極とS極が交互に配置された磁石で構成されたことを特徴とする請求項3または4に記載のフィーダ。
  10. 前記挟込力保持手段は前記一対の回転部材のうち一方の回転部材を他方の回転部材に押付ける押付手段であることを特徴とする請求項3または4に記載のフィーダ。
  11. 前記一対の回転棒は前記切断カバーテープの先端が前記挟込部と係合する位置に前記切断カバーテープ幅よりも広い案内空洞部を形成することを特徴とする請求項3または4に記載のフィーダ。
  12. 前記切断供給テープの前記取出口への移動に伴い前記切断カバーテープを前記挟込部に案内する案内手段を有することを特徴とする請求項2に記載のフィーダ。
  13. 前記送出駆動手段はモータであることを特徴とする請求項2に記載のフィーダ。
  14. 前記切断カバーテープを前記取出口の上部にくるのを回避する取出口回避手段を具備する前記テープシュートの上部に設けられた案内機構を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフィーダ。
  15. 前記案内機構の下部の前記テープシュートは前記供給テープを一旦降下し再び上昇させるシュート形状を有することを特徴とする請求項14に記載のフィーダ。
  16. 前記取出口回避手段はその先端に前記切断手段を設け、前記先端から前記取出口に向かって前記取出口の幅以上の幅まで徐々に広がる内側カバーテープガイドを有することを特徴とする請求項15記載のフィーダ。
  17. 前記内側カバーテープの両側に前記カバーテープをガイドする外側カバーテープガイドを有することを特徴とする請求項16に記載のフィーダ。
  18. 前記供給テープの移動を監視する監視手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれかに記載のフィーダ。
  19. 請求項18に記載のフィーダを具備し、前記監視手段の情報に基づいて前記フィーダを、あるいは電子部品の装着を制御することを特徴とする電子部品装着装置。
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