以下、本発明の照明装置の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の照明装置10を示した図である。詳細には、図1(A)は第1の実施形態の照明装置10の平面図、図1(B)は図1(A)のA−A線に沿った断面図、図1(C)は図1(A)のB−B線に沿った断面図である。図2は第1の実施形態の照明装置10の要部の斜視図である。
図3〜図5は第1の実施形態の照明装置10の構成部品の部品図である。詳細には、図3(A)は発光素子1と発光素子用基板2とによって構成される光源ユニットの平面図、図3(A)は発光素子1と発光素子用基板2とによって構成される光源ユニットの正面図である。図4(A)は導体パターン6,6c,6dが形成された支持基板3の平面図、図4(B)は図4(A)のC−C線に沿った断面図、図4(C)は図4(A)のD−D線に沿った断面図、図4(D)は図4(A)のE−E線に沿った断面図である。図5(A)は概略半球状のカバー4の平面図、図5(B)は概略半球状のカバー4の正面図、図5(C)は図5(A)のF−F線に沿った断面図である。
第1の実施形態の照明装置10の製造時には、図3(A)および図3(B)に示すように、例えばLEDなどのような発光素子1が、必要に応じて蛍光体(図示せず)、ボンディングワイヤ(図示せず)などと共に例えばセラミック基板などのような発光素子用基板2上に搭載され、光源ユニットが構成される。
また、第1の実施形態の照明装置10の製造時には、図4(A)、図4(B)、図4(C)および図4(D)に示すように、例えば銅箔などの導電性材料によって導体パターン6(6a,6b,6c,6d)が支持基板3の上面に形成される。詳細には、例えばNi、Auなどによるメッキが導体パターン6(6a,6b,6c,6d)の上面に施される。第1の実施形態の照明装置10では、発光素子1(図1参照)が発生した熱の放熱性を向上させるために、例えば銅、アルミニウムなどのような金属によって支持基板3が形成され、支持基板3と導体パターン6(6a,6b,6c,6d)との間に絶縁層(図示せず)が配置されている。
第2の実施形態の照明装置10では、代わりに、例えばセラミック、樹脂などのような電気絶縁性材料によって支持基板3を形成し、導体パターン6(6a,6b,6c,6d)を支持基板3の上面に直接形成することも可能である。
第1の実施形態の照明装置10の製造時には、次いで、図1に示すように、発光素子用基板2が支持基板3上に搭載される。詳細には、発光素子用基板2の下面に例えばエポキシ樹脂系接着剤、シリコーン樹脂系接着剤、共晶半田などのような接合材料(図示せず)が塗布され、次いで、発光素子用基板2が支持基板3上に載置される。次いで、例えば接合材料としてシリコーン樹脂系接着剤が用いられる場合には、130℃〜170℃の接着剤硬化工程において発光素子用基板2と支持基板3との間の接合材料が硬化せしめられる。次いで、接合材料による発光素子用基板2と支持基板3との接合状態の目視検査が行われる。
詳細には、例えば接合材料としてシリコーン樹脂系接着剤が用いられる場合、例えばシリコーン樹脂系接着剤の硬化時などに硬化組成物から発生する低分子シロキサンなどのアウトガスが、後述する隙間7(図1参照)を介してカバー4(図1参照)の内側から外側に排出される。
第1の実施形態の照明装置10では、発光素子1と支持基板3との間に発光素子用基板2が介在せしめられるが、第3の実施形態の照明装置10では、代わりに、発光素子用基板2を省略することも可能である。
第1の実施形態の照明装置10では、図4に示すように、発光素子用基板2(図1参照)が支持基板3の平坦な上面に搭載されているが、第4の実施形態の照明装置10では、代わりに、発光素子用基板2を収容するための凹部を支持基板3の上面に形成することも可能である。
第1の実施形態の照明装置10の製造時には、次いで、図1に示すように、光源ユニットの発光素子用基板2と、支持基板3の導体パターン6cとが、例えばボンディングワイヤ8などによって電気的に接続される。その結果、例えばプラス電位が導体パターン6cから発光素子1に供給される。また、光源ユニットの発光素子用基板2と、支持基板3の導体パターン6dとが、例えばボンディングワイヤ8などによって電気的に接続される。その結果、例えばマイナス電位が導体パターン6dから発光素子1に供給される。次いで、ボンディングワイヤ8による光源ユニットの発光素子用基板2と導体パターン6c,6dとの接合状態の目視検査が行われる。詳細には、例えば、支持基板3の導体パターン6c,6dにスルーホール電極(図示せず)を形成し、そのスルーホール電極を介することにより、支持基板3の下面などから支持基板3の上面の発光素子1に電力を供給することができる。あるいは、例えば、支持基板3の上面の導体パターン6a,6bの外側に、導体パターン6a,6bに電気的に連続している給電用の導体パターン(図示せず)を形成し、その導体パターン(図示せず)、導体パターン6a,6bおよび導体パターン6c,6dを介して発光素子1に電力を供給することも可能である。
次いで、第1の実施形態の照明装置10の製造時には、図1に示すように、例えばシリコーン樹脂系接着剤などのような接着剤5が、支持基板3の導体パターン6(6a,6b)(図4(A)参照)の上面に塗布される。次いで、発光素子1および発光素子用基板2が概略半球状のカバー4によって覆われるように、概略半球状のカバー4の下端部4b(図5参照)のフランジ4b1(図5参照)が支持基板3の導体パターン6(6a,6b)上に載置される。次いで、例えば接着剤5としてシリコーン樹脂系接着剤が用いられる場合には、130℃〜170℃の接着剤硬化工程においてカバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面と導体パターン6(6a,6b)の上面との間の接着剤5が硬化せしめられる。つまり、第1の実施形態の照明装置10では、図1(A)に示すように、支持基板3の導体パターン6(6a,6b)の形状と、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面の一部の形状とが、ほぼ一致せしめられている。
詳細には、第1の実施形態の照明装置10では、図5(C)に示す断面形状をカバー4の中心軸線4’を中心に回転させることにより得られる回転体によって、概略半球状のカバー4が形成されている。そのため、第1の実施形態の照明装置10では、図5に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面が環状になっている。
一方、第1の実施形態の照明装置10では、図4(A)に示すように、支持基板3の導体パターン6(6a,6b)が環状にはなっておらず、支持基板3の隣接する2つの導体パターン6(6a,6b)の間に隙間7(図2参照)が形成されている。つまり、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面と支持基板3の上面との間のすべてに導体パターン6(6a,6b)が配置されるのではなく、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面と、それに対向する支持基板3の上面との間の一部分のみに(支持基板3上の領域の一部分のみに)導体パターン6(6a,6b)が配置されている。
更に、第1の実施形態の照明装置10の製造時には、図1に示すように、支持基板3の導体パターン6(6a,6b)の上面に接着剤5が塗布されるものの、2つの導体パターン6(6a,6b)の間の隙間7の部分には接着剤5が塗布されない。つまり、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面と、それに対向する支持基板3の上面との間のうち(支持基板3上の領域のうち)、導体パターン6(6a,6b)が位置しない部分には、接着剤5が配置されない。すなわち、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面と、それに対向する支持基板3の上面との間の一部分のみに(支持基板3上の領域の一部分のみに)接着剤5が配置される。
その結果、第1の実施形態の照明装置10では、図1(C)および図2に示すように、支持基板3の導体パターン6(6a,6b)の上面と、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面の一部分とが、接着剤5によって接合される。一方、支持基板3のうち、導体パターン6(6a,6b)が形成されていない隙間7(図4(A)参照)の部分では、図1(B)および図2に示すように、支持基板3の上面とカバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面との間に、カバー4の内側と外側とを連通する空気流路が形成される。すなわち、導体パターン6(6a,6b)および接着剤5が空気流路(隙間7)を確保するためのスペーサの役割を果たしている。
カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面全体のうち、接着剤5によって導体パターン6(6a,6b)に接合される部分の割合は40%以上であることが好ましいが、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面と導体パターン6(6a,6b)とが接着剤5によって確実に固定され、カバー4の内側と外側とを連通する必要十分な隙間7(空気流路)が確保されるのであれば、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面全体のうち接着剤5によって導体パターン6(6a,6b)に接合される部分の割合を任意の値に設定することができ、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面の任意の位置に接着剤5を配置することができる(フランジ4b1と導体パターン6(6a,6b)との接着箇所、接着面積については特に規定しない)。
つまり、第1の実施形態の照明装置10の製造時には、図1に示すように、接着剤5の硬化中、カバー4の内側の膨張した空気が、隙間7を介してカバー4の外側に排出される。次いで、接着剤5の硬化後に、接着剤5によって隙間7が塞がれていないか等が目視検査において確認される。その結果、図1に示すような第1の実施形態の照明装置10が完成する。第1の実施形態の照明装置10では、発光素子1から放射された光が、カバー4のレンズ部4aを透過せしめられ、照明装置の照射方向(図1(C)の上側)に照射される。
詳細には、第1の実施形態の照明装置10では、カバー4の内側の膨張した空気を排出する空気流路(隙間7)を形成するために、カバー4に対する追加工が行われない。そのため、第1の実施形態の照明装置10によれば、カバー4の内側の膨張した空気を排出する空気流路を形成するためにカバー4に対する追加工が行われるのに伴って、カバー4のレンズ部4aが変形してしまうおそれを排除することができる。
第1の実施形態の照明装置10では、図1に示すように、接着剤5としてシリコーン樹脂系接着剤が用いられると共に、カバー4がシリコーン樹脂によって形成されている。そのため、第1の実施形態の照明装置10によれば、接着剤5とは異なる材料によってカバー4が形成されている場合よりも、カバー4と接着剤5との接合強度を向上させることができる。
第1の実施形態の照明装置10では、シリコーン樹脂によってカバー4が形成されているが、第5の実施形態の照明装置10では、代わりに、例えばシリコーン樹脂以外の樹脂、ガラスなどのような透明材料によってカバー4を形成することも可能である。また、第6の実施形態の照明装置10では、カバー4を形成する材料に蛍光体を含有させることも可能である。
詳細には、第1の実施形態の照明装置10では、図4(A)に示すように、隣接する2つの導体パターン6(6a,6b)の間の図4(A)の上側に位置する隙間7と、隣接する2つの導体パターン6(6a,6b)の間の図4(A)の下側に位置する隙間7とが、概略半球状のカバー4の中心軸線4’(図1(B)および図1(C)参照)を中心に180°回転対称に配置されている。
そのため、第1の実施形態の照明装置10の製造時には、図1に示すように、接着剤5の硬化中、カバー4の内側の膨張した空気が、図1(A)の上側の隙間7を介してカバー4の外側に排出されるのみならず、図1(A)の下側の隙間7を介してカバー4の外側に排出される。
その結果、第1の実施形態の照明装置10によれば、接着剤5の硬化中にカバー4の内側の膨張した空気によってカバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面が支持基板3の導体パターン6(6a,6b)から剥離してしまうおそれを低減することができる。
更に詳細には、第1の実施形態の照明装置10では、図1に示すように、複数の発光素子1が図1(A)の左右方向に配列され、2個の隙間7が図1(A)の上下方向に配列されている。そのため、第1の実施形態の照明装置10では、例えば照明装置10の使用中などに、例えば、図1(A)の上側の隙間7を介してカバー4の内側に流入し、発光素子1を通過し、図1(A)の下側の隙間7を介してカバー4の外側に流出する空気の流れが形成される。その結果、第1の実施形態の照明装置10によれば、例えば照明装置10の使用中などに、カバー4の内側で結露などが生じてしまうおそれを低減することができる。
第1の実施形態の照明装置10では、図1に示すように、2ヵ所の空気流路(隙間7)が設けられているが、第7の実施形態の照明装置10では、1ヵ所以上の任意の数の空気流路(隙間7)を設けることも可能である。つまり、隙間7が1ヵ所のみであってもよい。本発明によれば、空気流路の数を変更しても、製造工程数が増加しないため、照明装置10全体のコストも増加しない。カバー4の内側と外側とを連通する隙間7(空気流路)は少なくとも1つ形成されていればよい。隙間7(空気流路)の数を多くしたり、隙間7(空気流路)のサイズを大きくしたりすることにより、カバー4の内側の膨張した空気をカバー4の外側に効率的に排出することができる。また、複数の隙間7(空気流路)をカバー4の中心軸線4’(図1(B)および図1(C)参照)を中心に対称に配置することにより、カバー4の内側の膨張した空気をカバー4の外側に効率的に排出することができる。
また、第1の実施形態の照明装置10では、図1および図5に示すように、概略半球状のカバー4の下端部4bにフランジ4b1が形成され、フランジ4b1の底面と支持基板3の導体パターン6(6a,6b)の上面とが接着剤5によって接合されているが、第8の実施形態の照明装置10では、代わりに、フランジ4b1を省略し、概略半球状のカバー4の下端部4bの底面と支持基板3の導体パターン6(6a,6b)の上面とを接着剤5によって接合することも可能である。
更に、第1の実施形態の照明装置10では、図1に示すように、概略半球状のカバー4の下端部4bのフランジ4b1と複数の導体パターン6(6a,6b)とを接合するために無色透明の接着剤5が用いられるが、第9の実施形態の照明装置10では、代わりに、概略半球状のカバー4の下端部4bのフランジ4b1と複数の導体パターン6(6a,6b)とを接合するための接着剤5を着色することも可能である。詳細には、第9の実施形態の照明装置10では、例えばカーボンを接着剤5に含有させることにより、接着剤5が黒色に着色されている。そのため、第9の実施形態の照明装置10では、接着剤5の硬化後の目視検査時に、接着剤5が存在する部分が黒色に見え、接着剤5が存在しない空気流路(隙間7)の部分が黒色に見えない(白っぽく見える)。その結果、第9の実施形態の照明装置10では、接着剤5が拡がることによって隙間7が塞がれてしまい、空気流路(隙間7)が適切に形成されていない不良品を目視確認によって容易に取り除くことができる。
第1の実施形態の照明装置10では、図1および図5に示すように、概略半球状のカバー4が用いられているが、第1の実施形態の照明装置10の変形例では、代わりに、例えば概略半円柱状、円錐状、直方体形状などのような任意の形状のカバー4を用いることも可能である。例えば概略半円柱状あるいは直方体形状のカバー4では、カバー4の下端部4bの底面の形状が直線状になる。
図6は概略半球状のカバー4の下端部4bのフランジ4b1および支持基板3の導体パターン6(6a)の拡大断面図である。詳細には、図6(A)は第1の実施形態の照明装置10のカバー4の下端部4bのフランジ4b1および導体パターン6(6a)の拡大断面図、図6(B)は第10の実施形態の照明装置10のカバー4の下端部4bのフランジ4b1および導体パターン6(6a)の拡大断面図である。
第1の実施形態の照明装置10では、図6(A)に示すように、カバー4の中心軸線4’(図1(C)参照)に直交する方向におけるフランジ4b1の幅寸法W4b1と、導体パターン6(6a)の幅寸法W6とが等しくされている。そのため、第1の実施形態の照明装置10では、接着剤5のフィレットが図6(A)に示すような形状に形成され、接着剤5によって導体パターン6(6a)の側面が確実に覆われる。その結果、第1の実施形態の照明装置10では、接着剤5によってフランジ4b1と導体パターン6(6a)とを確実に接合することができる。
一方、第10の実施形態の照明装置10では、図6(B)に示すように、カバー4の中心軸線4’(図1(C)参照)に直交する方向におけるフランジ4b1の幅寸法W4b1よりも、導体パターン6(6a)の幅寸法W6が大きくされている。そのため、第10の実施形態の照明装置10では、製造誤差によってフランジ4b1の幅寸法W4b1あるいは導体パターン6(6a)の幅寸法W6がばらついたり、導体パターン6(6a)に対するフランジ4b1の取り付け位置がばらついたりした場合であっても、フランジ4b1の真下に導体パターン6(6a)が位置することになる。また、第10の実施形態の照明装置10では、接着剤5のフィレットが図6(B)に示すような形状に形成され、接着剤5によってフランジ4b1と導体パターン6(6a)とが確実に接合される。
図7は第11の実施形態の照明装置10のカバー4などを示した図である。詳細には、図7(A)は第11の実施形態の照明装置10のカバー4の底面図、図7(B)は図7(A)のG−G線に沿った断面図、図7(C)は第11の実施形態の照明装置10のカバー4の下端部4bのフランジ4b1が接着剤5によって支持基板3の導体パターン6(6a)に接合された状態を示した拡大鉛直断面図である。
第11の実施形態の照明装置10では、図7に示すように、概略半球状のカバー4の下端部4bにフランジ4b1が形成されている。更に、接着剤5によって支持基板3の導体パターン6(6a)の上面に接合されるカバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bに凹部4b1b1が形成されている。
詳細には、第11の実施形態の照明装置10の製造時には、図7(C)に示すように、接着剤5が支持基板3の導体パターン6(6a)の上面に塗布される。次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置される。その結果、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bの凹部4b1b1内に接着剤5が充填される。
そのため、第11の実施形態の照明装置10によれば、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bが平面によって構成されている場合よりも、カバー4の下端部4bのフランジ4b1と接着剤5との接触面積を増加させることができ、その結果、接着剤5による支持基板3の導体パターン6(6a)の上面とカバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bとの接合強度を向上させることができる。
図8は第12の実施形態の照明装置10のカバー4などを示した図である。詳細には、図8(A)は第12の実施形態の照明装置10のカバー4の底面図、図8(B)は図8(A)のH−H線に沿った断面図、図8(C)は図8(A)のI−I線に沿った断面図、図8(D)は第12の実施形態の照明装置10のカバー4の下端部4bのフランジ4b1が接着剤5によって支持基板3の導体パターン6(6a)に接合された状態を示した拡大鉛直断面図である。
第11の実施形態の照明装置10では、図7(A)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bの凹部4b1b1が、環状になるようにフランジ4b1の全周にわたって形成されているが、第12の実施形態の照明装置10では、図8(A)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bの凹部4b1b1が、支持基板3(図1(A)参照)の導体パターン6(6a,6b)に対応する位置(図8(A)中のハッチング部分)にのみ設けられ、概略円弧状になるように形成されている。
詳細には、第12の実施形態の照明装置10の製造時には、図8(D)に示すように、接着剤5が支持基板3の導体パターン6(6a)の上面に塗布される。次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置される。その結果、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bの凹部4b1b1内に接着剤5が充填される。
そのため、第12の実施形態の照明装置10によれば、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bが平面によって構成されている場合よりも、カバー4の下端部4bのフランジ4b1と接着剤5との接触面積を増加させることができ、その結果、接着剤5による支持基板3の導体パターン6(6a)の上面とカバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bとの接合強度を向上させることができる。
第11および第12の実施形態の照明装置10では、図7(C)および図8(D)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bの凹部4b1b1の鉛直断面形状が四角形に設定されているが、第13の実施形態の照明装置10では、代わりに、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bの凹部4b1b1の鉛直断面形状を例えば三角形、半円形などのような四角形以外の形状に設定することも可能である。
図9は第14の実施形態の照明装置10のカバー4などを示した図である。詳細には、図9(A)は第14の実施形態の照明装置10のカバー4の底面図、図9(B)は図9(A)のJ−J線に沿った断面図、図9(C)は図9(A)のK−K線に沿った断面図、図9(D)は第14の実施形態の照明装置10のカバー4の下端部4bのフランジ4b1が接着剤5によって支持基板3の導体パターン6(6a)に接合された状態を示した拡大鉛直断面図である。
第11の実施形態の照明装置10では、図7(A)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bの凹部4b1b1が、環状になるようにフランジ4b1の全周にわたって形成されているが、第14の実施形態の照明装置10では、図9(A)に示すように、複数の概略円柱状の凹部4b1b1が、支持基板3(図1(A)参照)の導体パターン6(6a,6b)に対応する位置(図9(A)中のハッチング部分)にのみ設けられ、概略円弧状に配列されている。
詳細には、第14の実施形態の照明装置10の製造時には、図9(D)に示すように、接着剤5が支持基板3の導体パターン6(6a)の上面に塗布される。次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置される。その結果、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bの凹部4b1b1内に接着剤5が充填される。
そのため、第14の実施形態の照明装置10によれば、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bが平面によって構成されている場合よりも、カバー4の下端部4bのフランジ4b1と接着剤5との接触面積を増加させることができ、その結果、接着剤5による支持基板3の導体パターン6(6a)の上面とカバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bとの接合強度を向上させることができる。
第14の実施形態の照明装置10では、図9(A)および図9(D)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bの凹部4b1b1が概略円柱状に形成されているが、第15の実施形態の照明装置10では、代わりに、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面4b1bの凹部4b1b1を例えば多角柱状、円錐状、多角錐状などのような円柱状以外の形状に形成することも可能である。
図10は第16の実施形態の照明装置10のカバー4などを示した図である。詳細には、図10(A)は第16の実施形態の照明装置10のカバー4の平面図、図10(B)は図10(A)のL−L線に沿った断面図、図10(C)は第16の実施形態の照明装置10のカバー4の下端部4bのフランジ4b1が接着剤5によって支持基板3の導体パターン6(6a)に接合された状態を示した拡大鉛直断面図である。
第16の実施形態の照明装置10では、図10に示すように、概略半球状のカバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aに凹部4b1a1が形成されている。
詳細には、第16の実施形態の照明装置10の製造時には、図10(C)に示すように、まず最初に、カバー4の下端部4bのフランジ4b1が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置される。次いで、フランジ4b1の上面4b1aおよび側面ならびに導体パターン6(6a)の上面に広がるように、接着剤5が塗布される。その結果、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aの凹部4b1a1内に接着剤5が充填される。
そのため、第16の実施形態の照明装置10によれば、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aが平面によって構成されている場合よりも、接着剤5による支持基板3の導体パターン6(6a)とカバー4の下端部4bのフランジ4b1との接合強度を向上させることができる。
図11は第17の実施形態の照明装置10のカバー4などを示した図である。詳細には、図11(A)は第17の実施形態の照明装置10のカバー4の平面図、図11(B)は図11(A)のM−M線に沿った断面図、図11(C)は図11(A)のN−N線に沿った断面図、図11(D)は第17の実施形態の照明装置10のカバー4の下端部4bのフランジ4b1が接着剤5によって支持基板3の導体パターン6(6a)に接合された状態を示した拡大鉛直断面図である。
第16の実施形態の照明装置10では、図10(A)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aの凹部4b1a1が、環状になるようにフランジ4b1の全周にわたって形成されているが、第17の実施形態の照明装置10では、図11(A)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aの凹部4b1a1が、支持基板3(図1(A)参照)の導体パターン6(6a,6b)に対応する位置(図11(A)中のハッチング部分)にのみ設けられ、概略円弧状になるように形成されている。
詳細には、第17の実施形態の照明装置10の製造時には、図11(D)に示すように、まず最初に、カバー4の下端部4bのフランジ4b1が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置される。次いで、フランジ4b1の上面4b1aおよび側面ならびに導体パターン6(6a)の上面に広がるように、接着剤5が塗布される。その結果、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aの凹部4b1a1内に接着剤5が充填される。
そのため、第17の実施形態の照明装置10によれば、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aが平面によって構成されている場合よりも、接着剤5による支持基板3の導体パターン6(6a)とカバー4の下端部4bのフランジ4b1との接合強度を向上させることができる。
第16および第17の実施形態の照明装置10では、図10(C)および図11(D)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aの凹部4b1a1の鉛直断面形状が四角形に設定されているが、第18の実施形態の照明装置10では、代わりに、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aの凹部4b1a1の鉛直断面形状を例えば三角形、半円形などのような四角形以外の形状に設定することも可能である。
図12は第19の実施形態の照明装置10のカバー4などを示した図である。詳細には、図12(A)は第19の実施形態の照明装置10のカバー4の平面図、図12(B)は図12(A)のP−P線に沿った断面図、図12(C)は図12(A)のQ−Q線に沿った断面図、図12(D)は第19の実施形態の照明装置10のカバー4の下端部4bのフランジ4b1が接着剤5によって支持基板3の導体パターン6(6a)に接合された状態を示した拡大鉛直断面図である。
第16の実施形態の照明装置10では、図10(A)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aの凹部4b1a1が、環状になるようにフランジ4b1の全周にわたって形成されているが、第19の実施形態の照明装置10では、図12(A)に示すように、複数の概略円柱状の凹部4b1a1が、支持基板3(図1(A)参照)の導体パターン6(6a,6b)に対応する位置(図12(A)中のハッチング部分)にのみ設けられ、概略円弧状に配列されている。
詳細には、第19の実施形態の照明装置10の製造時には、図12(D)に示すように、まず最初に、カバー4の下端部4bのフランジ4b1が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置される。次いで、フランジ4b1の上面4b1aおよび側面ならびに導体パターン6(6a)の上面に広がるように、接着剤5が塗布される。その結果、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aの凹部4b1a1内に接着剤5が充填される。
そのため、第19の実施形態の照明装置10によれば、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aが平面によって構成されている場合よりも、接着剤5による支持基板3の導体パターン6(6a)とカバー4の下端部4bのフランジ4b1との接合強度を向上させることができる。
第19の実施形態の照明装置10では、図12(A)および図12(D)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aの凹部4b1a1が概略円柱状に形成されているが、第20の実施形態の照明装置10では、代わりに、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aの凹部4b1a1を例えば多角柱状、円錐状、多角錐状などのような円柱状以外の形状に形成することも可能である。
図10〜図12に示す例では、フランジ4b1の底面と導体パターン6(6a)との間に接着剤5が配置されていないが、フランジ4b1の底面と導体パターン6(6a)との接合強度を向上させる場合には、フランジ4b1を導体パターン6(6a)上に載置する前に、導体パターン6(6a)上に接着剤5を塗布し、フランジ4b1の底面と導体パターン6(6a)との間に接着剤5を介在させることも可能である。
図13は第21の実施形態の照明装置10のカバー4などを示した図である。詳細には、図13(A)は第21の実施形態の照明装置10のカバー4の平面図、図13(B)は図13(A)のR−R線に沿った断面図、図13(C)は図13(A)のS−S線に沿った断面図、図13(D)は第21の実施形態の照明装置10のカバー4の下端部4bのフランジ4b1が接着剤5によって支持基板3の導体パターン6(6a)に接合された状態を示した拡大鉛直断面図である。
第21の実施形態の照明装置10では、図13(A)に示すように、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aと底面4b1bとを貫通する貫通穴4b1cが、支持基板3(図1(A)参照)の導体パターン6(6a,6b)に対応する位置(図13(A)中のハッチング部分)にのみ設けられ、概略円弧状になるように形成されている。
詳細には、第21の実施形態の照明装置10の製造時には、図13(D)に示すように、接着剤5が支持基板3の導体パターン6(6a)の上面に塗布される。次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置される。その結果、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の貫通穴4b1c内に接着剤5が充填され、接着剤5の一部がカバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aよりも上側(図13(D)の上側)に溢れ出る。
そのため、第21の実施形態の照明装置10によれば、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aあるいは底面4b1bが平面によって構成されている場合よりも、カバー4の下端部4bのフランジ4b1と接着剤5との接触面積を増加させることができ、その結果、接着剤5による支持基板3の導体パターン6(6a)の上面とカバー4の下端部4bのフランジ4b1との接合強度を向上させることができる。
第21の実施形態の照明装置10では、図13(D)に示すように、まず最初に、接着剤5が支持基板3の導体パターン6(6a)の上面に塗布され、次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置されるが、第22の実施形態の照明装置10では、代わりに、まず最初に、カバー4の下端部4bのフランジ4b1を支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置し、次いで、フランジ4b1の上面4b1aおよび側面ならびに導体パターン6(6a)の上面に広がるように接着剤5を塗布し、その結果、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の貫通穴4b1c内に接着剤5が充填されるようにすることも可能である。
図14は第23の実施形態の照明装置10のカバー4などを示した図である。詳細には、図14(A)は第23の実施形態の照明装置10のカバー4の平面図、図14(B)は図14(A)のT−T線に沿った断面図、図14(C)は図14(A)のU−U線に沿った断面図、図14(D)は第23の実施形態の照明装置10のカバー4の下端部4bのフランジ4b1が接着剤5によって支持基板3の導体パターン6(6a)に接合された状態を示した拡大鉛直断面図である。
第23の実施形態の照明装置10では、図14(A)に示すように、複数の概略円柱状の貫通穴4b1cが、支持基板3(図1(A)参照)の導体パターン6(6a,6b)に対応する位置(図12(A)中のハッチング部分)にのみ設けられ、概略円弧状に配列されている。
詳細には、第23の実施形態の照明装置10の製造時には、図14(D)に示すように、接着剤5が支持基板3の導体パターン6(6a)の上面に塗布される。次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置される。その結果、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の貫通穴4b1c内に接着剤5が充填され、接着剤5の一部がカバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aよりも上側(図14(D)の上側)に溢れ出る。
そのため、第23の実施形態の照明装置10によれば、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の上面4b1aあるいは底面4b1bが平面によって構成されている場合よりも、カバー4の下端部4bのフランジ4b1と接着剤5との接触面積を増加させることができ、その結果、接着剤5による支持基板3の導体パターン6(6a)の上面とカバー4の下端部4bのフランジ4b1との接合強度を向上させることができる。
第23の実施形態の照明装置10では、図14(D)に示すように、まず最初に、接着剤5が支持基板3の導体パターン6(6a)の上面に塗布され、次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置されるが、第24の実施形態の照明装置10では、代わりに、まず最初に、カバー4の下端部4bのフランジ4b1を支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置し、次いで、フランジ4b1の上面4b1aおよび側面ならびに導体パターン6(6a)の上面に広がるように接着剤5を塗布し、その結果、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の貫通穴4b1c内に接着剤5が充填されるようにすることも可能である。
図15は第25の実施形態の照明装置10の導体パターン6(6a,6c,6d)が形成された支持基板3の部品図である。詳細には、図15(A)は導体パターン6(6a,6c,6d)が形成された支持基板3の平面図、図15(B)は図15(A)のV−V線に沿った断面図、図15(C)は図15(A)のW−W線に沿った断面図、図15(D)は図15(A)のX−X線に沿った断面図である。
第25の実施形態の照明装置10の製造時には、図15に示すように、接着剤5(図1参照)が、支持基板3の導体パターン6(6a)の上面に塗布される。次いで、発光素子1(図3参照)および発光素子用基板2(図3参照)が概略半球状のカバー4(図5参照)によって覆われるように、概略半球状のカバー4の下端部4b(図5参照)のフランジ4b1(図5参照)が支持基板3の導体パターン6(6a)上に載置され、次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面と導体パターン6(6a)の上面との間の接着剤5が硬化せしめられる。つまり、第25の実施形態の照明装置10では、支持基板3の導体パターン6(6a)の形状と、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面の一部の形状とが、ほぼ一致せしめられている。
詳細には、第25の実施形態の照明装置10では、図5に示すように、カバー4の下端部4bが環状になっているのに対し、図15(A)に示すように、支持基板3の導体パターン6(6a)が環状にはなっておらず、支持基板3の隣接する導体パターン6(6a)の間に複数の隙間7が形成されている。更に、第25の実施形態の照明装置10の製造時には、支持基板3の導体パターン6(6a)の上面に接着剤5(図1参照)が塗布され、支持基板3の導体パターン6c,6dの上面には接着剤5(図1参照)が塗布されない。また、隣接する導体パターン6(6a)の間の複数の隙間7の部分にも接着剤5が塗布されない。
その結果、第25の実施形態の照明装置10では、図15に示すように、支持基板3のうち、導体パターン6(6a)が形成されていない複数の隙間7の部分に、カバー4(図5参照)の内側と外側とを連通する空気流路が形成される。
図16は第26の実施形態の照明装置10の導体パターン6(6a,6c,6d)が形成された支持基板3の部品図である。詳細には、図16(A)は導体パターン6(6a,6c,6d)が形成された支持基板3の平面図、図16(B)は図16(A)のA’−A’線に沿った断面図、図16(C)は図16(A)のB’−B’線に沿った断面図、図16(D)は図16(A)のC’−C’線に沿った断面図である。
第26の実施形態の照明装置10の製造時には、図16に示すように、接着剤5(図1参照)が、支持基板3の導体パターン6(6a)の上面および導体パターン6c,6dの一部の上面に塗布される。次いで、発光素子1(図3参照)および発光素子用基板2(図3参照)が概略半球状のカバー4(図5参照)によって覆われるように、概略半球状のカバー4の下端部4b(図5参照)のフランジ4b1(図5参照)が支持基板3の導体パターン6(6a)上および導体パターン6c,6dの一部の上に載置され、次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面と導体パターン6(6a)の上面および導体パターン6c,6dの一部の上面との間の接着剤5が硬化せしめられる。つまり、第26の実施形態の照明装置10では、支持基板3の導体パターン6(6a)および導体パターン6c,6dの一部の形状と、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面の一部の形状とが、ほぼ一致せしめられている。
詳細には、第26の実施形態の照明装置10では、図5に示すように、カバー4の下端部4bが環状になっているのに対し、図16(A)に示すように、支持基板3の導体パターン6(6a,6c,6d)が環状にはなっておらず、支持基板3の隣接する導体パターン6(6a,6c,6d)の間に複数の隙間7が形成されている。更に、第26の実施形態の照明装置10の製造時には、隣接する導体パターン6(6a,6c,6d)の間の複数の隙間7の部分に接着剤5が塗布されない。
その結果、第26の実施形態の照明装置10では、図16に示すように、支持基板3のうち、導体パターン6(6a,6c,6d)が形成されていない複数の隙間7の部分に、カバー4(図5参照)の内側と外側とを連通する空気流路が形成される。
図17は第27の実施形態の照明装置10の導体パターン6(6a,6c,6d)が形成された支持基板3の部品図である。詳細には、図17(A)は導体パターン6(6a,6c,6d)が形成された支持基板3の平面図、図17(B)は図17(A)のD’−D’線に沿った断面図、図17(C)は図17(A)のE’−E’線に沿った断面図、図17(D)は図17(A)のF’−F’線に沿った断面図である。
第27の実施形態の照明装置10の製造時には、図17に示すように、接着剤5(図1参照)が、支持基板3の導体パターン6(6a)の上面および導体パターン6c,6dの一部の上面に塗布される。次いで、発光素子1(図3参照)および発光素子用基板2(図3参照)が概略半球状のカバー4(図5参照)によって覆われるように、概略半球状のカバー4の下端部4b(図5参照)のフランジ4b1(図5参照)が支持基板3の導体パターン6(6a)上および導体パターン6c,6dの一部の上に載置され、次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面と導体パターン6(6a)の上面および導体パターン6c,6dの一部の上面との間の接着剤5が硬化せしめられる。つまり、第27の実施形態の照明装置10では、支持基板3の導体パターン6(6a)および導体パターン6c,6dの一部の形状と、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面の一部の形状とが、ほぼ一致せしめられている。
詳細には、第27の実施形態の照明装置10では、図5に示すように、カバー4の下端部4bが環状になっているのに対し、図17(A)に示すように、支持基板3の導体パターン6(6a,6c,6d)が環状にはなっておらず、支持基板3の隣接する導体パターン6(6a,6c,6d)の間に複数の隙間7が形成されている。更に、第27の実施形態の照明装置10の製造時には、隣接する導体パターン6(6a,6c,6d)の間の複数の隙間7の部分に接着剤5が塗布されない。
その結果、第27の実施形態の照明装置10では、図17に示すように、支持基板3のうち、導体パターン6(6a,6c,6d)が形成されていない複数の隙間7の部分に、カバー4(図5参照)の内側と外側とを連通する空気流路が形成される。
図18は第28の実施形態の照明装置10の導体パターン6(6a,6c,6d)が形成された支持基板3の部品図である。詳細には、図18(A)は導体パターン6(6a,6c,6d)が形成された支持基板3の平面図、図18(B)は図18(A)のG’−G’線に沿った断面図、図18(C)は図18(A)のH’−H’線に沿った断面図である。
第28の実施形態の照明装置10の製造時には、図18に示すように、接着剤5(図1参照)が、支持基板3の導体パターン6(6a)の上面および導体パターン6c,6dの一部の上面に塗布される。次いで、発光素子1(図3参照)および発光素子用基板2(図3参照)が概略半球状のカバー4(図5参照)によって覆われるように、概略半球状のカバー4の下端部4b(図5参照)のフランジ4b1(図5参照)が支持基板3の導体パターン6(6a)上および導体パターン6c,6dの一部の上に載置され、次いで、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面と導体パターン6(6a)の上面および導体パターン6c,6dの一部の上面との間の接着剤5が硬化せしめられる。つまり、第28の実施形態の照明装置10では、支持基板3の導体パターン6(6a)および導体パターン6c,6dの一部の形状と、カバー4の下端部4bのフランジ4b1の底面の一部の形状とが、ほぼ一致せしめられている。
詳細には、第28の実施形態の照明装置10では、図5に示すように、カバー4の下端部4bが環状になっているのに対し、図18(A)に示すように、支持基板3の導体パターン6(6a,6c,6d)が環状にはなっておらず、支持基板3の隣接する導体パターン6(6a,6c,6d)の間に複数の隙間7が形成されている。更に、第28の実施形態の照明装置10の製造時には、隣接する導体パターン6(6a,6c,6d)の間の複数の隙間7の部分に接着剤5が塗布されない。
その結果、第28の実施形態の照明装置10では、図18に示すように、支持基板3のうち、導体パターン6(6a,6c,6d)が形成されていない複数の隙間7の部分に、カバー4(図5参照)の内側と外側とを連通する空気流路が形成される。
第29の実施形態では、上述した第1から第28の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。