JP4798635B2 - プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 - Google Patents

プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法に関し、特に細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置及びプラズマ発生方法に関するものである。
従来より洗浄やエッチング、成膜等を行うのにプラズマを利用して行う方法が知られている。
特許文献1には、ヘリウムガスを使用することなく大気中で安定した放電を行うべく、反応ガスを供給する反応管と、反応管を挟んで対向配置され反応ガスに作用する第1,第2の電極とを備え、第1,第2の電極に高周波電力を供給して反応ガスを励起し、発生させたプラズマで被処理基板を処理するプラズマ処理装置が開示されている。
特許文献2には、処理の際のガス雰囲気を問わず、大気圧近傍の圧力下で均一な放電プラズマを発生させるため、対向電極の少なくとも一方の対向面に固体誘電体を設置し、対向電極間にパルス化された電界を印加する技術が開示されている。
特許文献1に開示されている技術は反応管中を流れる反応ガスをプラズマにして、そのプラズマを反応管から被処理物に噴射させるものであり、特許文献2に開示されている技術は、第2電極板上に載せられた被処理物の表面処理を行うものであり、いずれも比較的大きな装置を前提としている表面処理の技術である。
一方、プラズマを滅菌や殺菌に用いる研究も進められている。従来の医療用滅菌方法として、高圧蒸気滅菌、酸化エチレンガス滅菌、放射線滅菌とともに過酸化水素ガスプラズマ滅菌が実際に行われているが、これらは高温であったり、用いるガス(酸化エチレンガス)が危険なものであったり、大気下での使用ができないものであったり、脱気に1週間以上かかったりするなどの問題があった。このような問題を解決するとともに、現在では実用的な滅菌方法がほとんど見当たらない細管内の滅菌を行うために、特許文献3〜5には細管内用のプラズマ滅菌装置が開示されている。
特開2002−184759号公報 特開平10−154598号公報 特開2003−135571号公報 特開2003−210556号公報 特開2005−46264号公報
特許文献1,2に記載されている技術は比較的大きな装置を前提としており、また、表面処理を目的としているので、細管内の滅菌に応用することは非常に困難である。
特許文献3〜5に記載されている技術は細管内用のプラズマ滅菌装置の技術ではある。しかしながら、特許文献3に記載の技術では、管内にガスを導入してから管内にプラズマ発生器を挿入して滅菌を行うが、プラズマ発生器は複数の電極と誘電体ベースからなるのであまり小さくすることができず、数mm以下の管径の細管内の滅菌には使用できないという課題がある。特許文献4に記載の技術では、管内に放電部を挿入してその放電部を移動させるのであるが、放電部が針状電極と面状電極とを有しているので内径が数mmよりも小さい管内に挿入することは非常に困難であり、細い管に用いることができないという課題がある。特許文献5に記載の技術では、放電プラズマにより滅菌作用を有する化学的活性種を形成して、それを管内に導入するため、管が長いと途中で活性が消失して滅菌効果が消滅したり、管全体を殺菌するのに非常に長時間かかってしまうという課題がある。
また、細管内の表面処理をプラズマを用いて行おうとする場合も、特許文献1〜5に記載されている技術では、同様の理由で管径が数mm未満の細管には適用することができないため、径が数mm以下の細管の空孔内をプラズマを用いてエッチング等の表面処理することは従来はできなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、管径が小さい細管内に確実にかつ簡便にプラズマを発生させる方法及び装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のプラズマ発生装置は、細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置であって、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備え、前記細管の空孔内に挿入されてプラズマを発生させる第1の電極と、前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源とを備えた構成を有している。このような構成を有していると、誘電体バリア放電などの放電によって絶縁体または誘電体からなる被覆の表面にプラズマが発生する。細管の内径に応じて導電性部材の径と被覆の厚みを調整すればよく、細管の内径が数mm以下(例えば3mm以下)であっても細管の空孔内にプラズマを発生させることができる。第1の電極の扱いやすさを考えると、細管内径は、0.05mm以上が好ましい。
ある好適な実施形態において、前記細管の外側に設置されるとともに、前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される第2の電極をさらに備えている。
ある好適な実施形態において、前記細管の外側に設置されるとともに、前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される接地電極をさらに備えている。
ある好適な実施形態において、前記細管の空孔内に設置されるとともに、前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される第2の電極をさらに備えている。
ある好適な実施形態において、前記細管の空孔内に設置されるとともに、電気的にフローティング状態である第2の電極をさらに備えている。
ある好適な実施形態において、前記細管の空孔内に設置されるとともに、前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される接地電極をさらに備えている。
ある好適な実施形態において、前記細管の空孔内にガスを流入させるガス流入部材をさらに備えている。
ある好適な実施形態において、前記細管の空孔内の気体を除去する気体除去部材をさらに備えている。
ある好適な実施形態において、前記プラズマによって前記細管の内壁の表面処理を行う。
ある好適な実施形態において、前記プラズマによって前記細管の空孔内の滅菌を行う。
本発明の第1のプラズマ発生方法は、細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、前記細管の空孔内に絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極を挿入する電極挿入工程と、前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生工程とを含む。
ある好適な実施形態において、前記プラズマ発生工程では、前記第1の電極と前記細管の外側に置かれた第2の電極との間に交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる。
ある好適な実施形態において、前記プラズマ発生工程では、前記第1の電極と前記細管の外側に置かれた接地電極との間に交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる。
ある好適な実施形態において、前記プラズマ発生工程では、前記第1の電極と前記細管の管壁内部に設置された第2の電極との間に交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる。
ある好適な実施形態において、前記プラズマ発生工程では、前記第1の電極と前記細管の空孔内に置かれた第2の電極との間に交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる。
ある好適な実施形態において、前記電極挿入工程では、前記細管の空孔内に電気的にフローティング状態である第2の電極をさらに挿入する。
ある好適な実施形態において、前記プラズマ発生工程では、前記第1の電極と前記細管の空孔内に置かれた接地電極との間に交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる。
ある好適な実施形態において、前記プラズマ発生工程では、前記細管の空孔内にガスを流入させる。
ある好適な実施形態において、前記プラズマ発生工程の後に、前記細管の空孔内にガスを流入させる工程をさらに含む。
ある好適な実施形態において、前記プラズマ発生工程の後に、前記細管の空孔内から気体を除去する工程をさらに含む。
ある好適な実施形態において、前記プラズマ発生工程では、前記プラズマによって前記細管の内壁の表面処理を行う。
ある好適な実施形態において、前記プラズマ発生工程では、前記プラズマによって前記細管の空孔内の滅菌を行う。
本発明の第2のプラズマ発生方法は、絶縁体また誘電体よりなるとともに管壁内部に導電体を有する細管の外側および空孔内の少なくとも一方にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、前記細管の外側に電極を設置する電極設置工程と、前記電極と前記導電体との間に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の外側および空孔内の少なくとも一方にプラズマを発生させるプラズマ発生工程とを含む。
本発明の第3のプラズマ発生方法は、絶縁体または誘電体よりなるとともに管壁内部に導電体を有する細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、前記細管の空孔内に電極を設置する電極設置工程と、前記導電体に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生工程とを含む。
本発明の第4のプラズマ発生方法は、絶縁体または誘電体よりなるとともに管壁内部に導電体を有する細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、前記細管の空孔内に電極を設置する電極設置工程と、前記電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生工程とを含む。
絶縁体または誘電体からなる被覆を有する第1の電極を細管に挿入してプラズマを発生させるので、内径が数mm以下の細管内であってもプラズマを発生させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。
(実施形態1)
実施形態1のプラズマ発生装置を図1に示す。このプラズマ発生装置は、細管10の空孔内にプラズマを発生させる装置であり、細管10の空孔内に挿入される(図1では既に挿入されている)第1の電極30と、細管10の外側に設置されている第2の電極20と、第1の電極30と第2の電極20との間に交流電圧あるいはパルス電圧を印加する電源40とを備えている。
第1の電極30は、図2に示すように導電性部材31の表面に絶縁体または誘電体からなる被覆32が施されている構成を有している。導電性部材31は金属やカーボン、有機導電性材料など導電性を有していればどのようなものであっても構わない。本実施形態では銅線としている。
被覆32を構成する絶縁体は、PFAやPTFE、FEPなどのフッ素樹脂、ポリイミド樹脂などの電気絶縁性のポリマー、あるいはダイヤモンドライクカーボン(DLC)のような電気絶縁性の無機物などを挙げることができる。また、被覆32を構成する誘電体としては、チタン酸バリウムなどの誘電率が高い物質を挙げることができる。本実施形態ではフッ素樹脂であるテフロン(登録商標)により被覆32を形成した。
ここで仮定として被覆32がない場合を考えると、導電性部材31の特定部位に放電が集中してしまい、プラズマ発生箇所が当該特定部位の周辺のみとなって細管10の空孔内全体にプラズマが生じなかったり、細管10が放電により破壊されてしまう可能性が非常に高い。
また、第1の電極30と第2の電極20との間に交流電圧あるいはパルス電圧を印加して第1の電極30の周囲にプラズマを発生させると第1の電極30の温度が上がるため、導電性部材31および被覆32は耐熱性が高いもの、具体的には50℃で1時間保持したときに劣化しないものが好ましい。耐熱性の点からは、導電性部材31は金属やカーボン等が好ましく、被覆32はフッ素樹脂やポリイミド樹脂、DLC、チタン酸バリウムなどが好ましい。
細管10の材質はどのようなものでも構わない。ただ、細管10の絶縁性が高いほど第1の電極30と第2の電極20との間に高い電界を印加することができ、結果としてプラズマが容易に発生するようになる。
第2の電極20は接地線50により接地されている接地電極であり、電源40と接続線60により接続されている。第2の電極20の形状や材質は特に限定されない。例えば、第2の電極20の形状は、平板状、円筒状、メッシュ状あるいはワイヤ状など、どのようなものであってもよい。第2の電極20の材質は、金属、カーボンあるいは有機導電材料など導電性であればどのようなものでもよい。さらに第2の電極20の表面は絶縁体で覆われていても構わない。本実施形態では金属板の表面に絶縁体を被覆したものを第2の電極20とした。
電源40は交流電圧あるいはパルス電圧を印加するものであるが、第1の電極30の形状や材質、長さなど、細管10の材質や厚みなど、第1の電極30と第2の電極20との距離、第1の電極30の周囲のガス種や温度等々でプラズマが発生するかしないかということ及びプラズマの強度が大きく影響されるため、また、プラズマの発生にとって重要なのは印加電圧ではなく第1の電極30の周囲の電界強度であるため、交流電圧あるいはパルス電圧の周波数や電圧の大きさは特に限定されない。パルス電圧は図3に示すように、極性の変わる(+から−、または−から+)パルス、あるいは0Vから立ち上がるパルスが好ましく、パルス電圧が時間的に連続して供給されるとプラズマが連続して発生するので、好ましい。このように連続して供給されるパルス電圧は、方形波の交流電圧とも言える。
なお、電源40の周波数や電圧は特に限定されないと上で述べたが、周波数は0.1Hz〜100MHzが電源装置として実用上好ましく、プラズマの発生しやすさを考慮すると50Hz〜1MHzが好ましい。電圧は、1V〜500kVがプラズマが発生し易くで好ましく、装置の扱いやすさの点で1V〜100kVが好ましい。また、電源40にyり交流電圧またはパルス電圧が第1の電極30に印加された際の第1の電極30近辺の電界強度は、10V/m以上1010V/m以下が好ましい。
次に本実施形態のプラズマ発生装置を用いたプラズマを発生させる方法を説明する。
まず、例えばカテーテルのような細管10に線状である第1の電極30を挿入する。細管10がPVCやポリウレタン、シリコーン、テフロン(登録商標)のような柔軟性のある材質からなる場合は、細管10は比較的自由に曲げられるが、第1の電極30も銅線(導電性部材)31とテフロン(登録商標)被覆32からなるので、細管10の曲がりに応じて第1の電極30も曲がって挿入されていく。
プラズマを発生させたい領域の全てに第1の電極30が挿入されたら、第1の電極30が挿入された状態の細管10を第2の電極20の上に置く。この時図1に示すように細管10を真っ直ぐにして第2の電極20上に置いてもよいが、第2の電極20の大きさ(面積)に比べて細管10が長い場合は、細管10を湾曲させて第2の電極20の上に載せても構わない。
それから、第1の電極30と第2の電極20との間に交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる。細管10を第2の電極20の上に真っ直ぐに置いた場合は、第1の電極30と第2の電極20との距離が、第2の電極20上では第1の電極30の長さ方向においてどこでもほぼ一定になるし、細管10を湾曲させておいた場合も同様に第1の電極30と第2の電極20との距離は第1の電極30の長さ方向においてどこでもほぼ一定になるので、発生する電界強度は第1の電極30の長さ方向においてほぼ一定になる。従って、第1の電極30の長さ方向において連続してほぼ一定のプラズマが発生する。なお、プラズマの発生度合いは第1の電極30周囲の発光度合いや、第1の電極30の長さ方向における単位長さあたりの放電電流によって判断することができる。プラズマの発光度合いは、細管10が透光性を有していれば目視により容易に確認できる。この場合、細管10が透明ではなくても、プラズマが発する光を数%以上透過させれば目視による確認は可能である。
これまで説明したように、本実施形態では絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材31を備えた第1の電極30を細管10の空孔内に挿入し、この第1の電極30に交流電圧またはパルス電圧を印加させてプラズマを発生させるので、第1の電極30を小さくしたり細くすることで、細管10の内径が小さくなっても空孔内でプラズマを発生させることが可能である。例えば導電性部材31に0.08mmの銅線を用い、被覆32として厚み0.01mmのテフロン(登録商標)を用いれば、内径が0.1mmよりも大きい細管10であればこの第1の電極30を挿入することが可能である。このように内径が小さい細管10には、特許文献4に記載のプラズマ発生装置を挿入することは非常に困難である。また、本実施形態では第1の電極30の周囲全体にプラズマが発生するので、細管10の空孔内全体を一度にプラズマ処理することができ、短時間でプラズマ処理を行うことができる。また、本実施形態のプラズマ発生装置は非常に簡単な構造であり、製造コストを低くできる。そして、プラズマ発生も容易にかつ被熟練者でも行える。
本実施形態のプラズマ発生装置において、第1の電極30の長さ方向において連続してほぼ均一にプラズマを発生させるためには、第1の電極30の先端を第2の電極20から遠く離しておくか、第1の電極30の先端の被覆32を他の部分よりも厚くする又は絶縁性や誘電性が他の部分よりも高い素材とすることが考えられる。前者は、細管10の両端が開口している場合に簡単に適用することができる。
また、第1の電極30のうち先端以外の部分においても、ある一部が他の部分よりもプラズマ発生強度が大きかったり小さかったりしても、プラズマ処理の目的によっては何ら問題とならない場合があるので、第1の電極30の長さ方向においてプラズマの発生が均一でなくても構わない。つまり、第1の電極30の長さ方向においてプラズマの発生が不連続であったり、プラズマ発生強度が不均一であっても構わない。
(実施形態2)
実施形態2に係るプラズマ発生装置は、図4に示すように、実施形態1に係るプラズマ発生装置にガス導入部80を加えたものである。本実施形態に係るプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法は実施形態1と大部分が同じであるので、異なっている点を主に説明する。
本実施形態では、細管10の第1の電極30を挿入させる細管10の開口部にアダプタ70を取り付けてガス導入部80から細管10の空孔内に所定のガスを導入する。アダプタ70とガス導入部80とは管によって連結されている。ガス導入部80としては、例えば圧縮ガス容器に減圧弁を取り付けた装置を例としてあげることができる。所定のガスというのは、種々のガスの中からプラズマ発生の目的によって選択されたガスである。例えばArやHeを細管10内に導入すると大気下よりもプラズマが発生しやすくなる。また、酸素を導入するとオゾンや酸素ラジカルが発生する。細管10の内壁に例えば特定の有機物分子を結合させたい場合は、当該有機物分子を含むガスを導入すればよい。また、細管10の内壁に樹脂コーティングしたい場合は、モノマーを含むガスを導入すればよい。
次に本実施形態のプラズマ発生装置を用いたプラズマを発生させる方法について説明する。
まず細管10の開口部にアダプタ70を取り付ける。アダプタ70にはガス導入部80が連結されている。それからアダプタ70を通して第1の電極30を細管10の空孔内に挿入する。そして、細管10を第2の電極20の上に置く。
その次にガス導入部80から所定のガスを細管10の空孔内に流入させ、さらに第1の電極30と第2の電極20との間に交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる。ガスは電圧印加時にずっと流し続けてもよいし、最初に空孔内にガスを流入させた後にガスの導入を止めて電圧印加を行ってもよい。細管10のアダプタ70を取付ているのとは反対側の端部が開口している場合は、ガスを電圧印加時にずっと流し続けることが好ましい。
それからプラズマの発生を終了させた後に、プラズマ発生中に導入していたガスと同種のあるいは異種のガスを細管10の空孔内に流入させて、空孔内に残っているプラズマ発生時導入ガスあるいはプラズマにより化学変化したガスや活性種を細管10から全て排出し除去する。なお、ガス除去が不要な場合にはこの工程を行う必要はない。
また、最初の工程において、先に第1の電極30を細管10の空孔内に挿入して、後からアダプタ70を細管の開口に取り付けてもよい。
本実施形態では、実施形態1の効果に加えて、任意のガスを空孔内に導入できるので、プラズマ処理の目的に応じてより有効な処理を行うことができる。例えば、オゾンや他の活性種による滅菌処理を短時間且つ低い電圧で行ったり、細管10内壁のエッチング処理を短時間で且つ全面的に均一に行ったり、細管10内壁に活性基を化学結合させたり、コーティングを行ったり等を行うことができる。また、プラズマ処理後に細管10内に残っている活性種や有害気体などを別のガスを流入させることにより速やかに除去できるので、内部汚染が残っている心配のないプラズマ処理を行うことができる。
次に本実施形態のプラズマ処理装置を用いた実施例により、プラズマを用いた滅菌と表面処理について説明をする。
<実施例1>
外径5mm、内径3mm、長さ1mのPVC製細管の空孔内に、径0.254mmの銅線にテフロン(登録商標)を被覆した第1の電極を挿入して交流電圧を印加し、細管内の滅菌を行った。細管の両端は封止した。また、電源は周波数6kHzの正弦波である交流電源を用いた。印加電圧の大きさはピークトゥピークで表している。
電圧の大きさと、処理時間(電圧印加時間)とを変えてプラズマ照射した結果を図5に示す。滅菌できたか否かの判定には、3M社のATTEST290及び290Gを用いた。図5の上段と下段に示すNo.1291および1294は、判定に用いたバイオインジケータの番号である。なお、滅菌できたか否かの判定は、菌数が5桁以上減少したか否かで行った。プラズマ処理によって菌数が5桁以上減少したら、滅菌できたと判定(図では○で表している)し、減少しなかったら滅菌できなかったと判定(図では×で表している)した。表の数字は、○または×と判定した回数(試験数)である。なお、controlは、プラズマ処理を行わなかったものである。
図5の上段からわかるように、印加電圧を13kVにすると、処理時間5分で5回の試験のうち5回とも滅菌ができた。一方印加電圧を10kVにすると処理時間が10分になって初めて複数回の試験において全ての試験で滅菌成功となった。また、図5下段の結果より、印加電圧15kVでは少なくとも印加電圧13kVと同等の滅菌能力があることがわかった。従来の酸化エチレンガスを用いた滅菌装置や過酸化水素ガスを用いた滅菌装置を使用して滅菌を行うと、滅菌が終了するのに数時間以上かかる上、酸化エチレンガスはだっきに1週間かかるので、本実施例は従来の方法に比べて桁違いに早く滅菌を行うことができる。
<実施例2>
外径0.7mm、内径0.5mm、長さ48mmのポリウレタン製細管の空孔内に、径0.018mmの銅線にテフロン(登録商標)を被覆した第1の電極を挿入して交流電圧を印加し、細管内の表面処理(エッチング)を行った。細管の両端は開放とした。また、電源は周波数6kHzの正弦波である交流電源を用いた。印加電圧は8kVとした。
図10は電圧を2分間印加した細管内壁のレーザ顕微鏡写真(3000倍)である。また、比較のために図11にプラズマ処理を行っていない(未処理)細管内壁のレーザ顕微鏡写真(3000倍)を示す。未処理の内壁には微細な凹凸があるが、プラズマ処理を行うと内壁がエッチングされるため、この凹凸が消失していることがわかる。
(実施形態3)
実施形態3に係るプラズマ発生装置は、細管中に埋め込まれた導電性部材を利用してプラズマ発生を行うものである。
本実施形態において用いられる細管は、図6に示すように細管11の管壁の内部に導電体22が埋め込まれていて、絶縁体または誘電体からなるものである。このような細管11としては、ある種のカテーテルを例として挙げることができる。本実施形態では細管はポリウレタンよりなり導電体22は銅線である。
本実施形態に係るプラズマ発生装置は、図7に示すように電源40と細管11の外側に設置される電極20とを備えている。なお、細管11中の導電体22を第1の電極、細管11の外側に設置される電極20を第2の電極と言うこともできる。電極(第2の電極)20と電源40に関しては、実施形態1と同じであるので、説明を省略する。
本実施形態では、まず電極20の上に細管11を載せる。これにより細管11の外側に電極20が設置されたことになる。次に導電体22と電源40とを接続し、電極20と電源40とを接続線60を介して接続する。本実施形態では、電極20は接地していない。なお、これらの接続は、細管11を電極20の上に載せる前に行っておいても構わない。
それから、導電体22と電極20との間に電源40によって交流電圧またはパルス電圧を印加する。この印加により導電体22の周囲である細管11の外側および空孔内の少なくとも一方にプラズマが発生する。プラズマの発生場所は導電体22と電極20との相対的な位置関係によって決まる。例えば導電体22が空孔を挟んで電極20と対向するような位置にある場合は、プラズマは主に空孔内に発生し、細管11の外側にはほとんど発生しない。このようにプラズマを発生させることにより、滅菌を行ったり、細管11の内壁および外壁の少なくとも一方の表面処理(粗化、コーティング、親水化など)を行うことができる。
本実施形態では細管11中の導電体22を利用してプラズマの発生を行わせるので、装置自体の構造が簡単なものになり、容易にプラズマを発生させることができる。また、空孔の径によらず空孔内にプラズマを発生することができ、非常に径の小さな空孔内のプラズマ処理を行うことができる。
(実施形態4)
実施形態4に係るプラズマ発生装置は、図9に示すように実施形態2のプラズマ発生装置に気体除去部90を追加したものである。気体除去部90以外の部分は実施形態2と同じであるので、実施形態2と異なるところを説明する。
気体除去部90は、管を介してアダプタ70に連結されている。本実施形態では、プラズマを発生させて細管10の空孔内の滅菌や表面処理などを行った後に気体除去部90により空孔内に残っているガスや活性種を除去する。気体除去部90としては、真空ポンプを例示することができ、細管10の残存している、あるいは内壁に吸着されているガスや活性種を速やかに除去できるものが好ましい。この場合、細管10の、アダプタ70が取り付けられている端部とは反対側の端部は閉じていることが好ましい。
なお、気体除去部90はプラズマを発生させる前に用いても構わない。例えば、特定のガス雰囲気下でプラズマ処理を行いたい場合は、予め細管10の空孔内の空気を気体除去部90により除去してからガス導入部80からガスを導入してプラズマ処理を行うことができる。これにより特定のプラズマ処理を確実にかつ副作用となる別の処理が生じることなく行うことができる。
本実施形態では、実施形態2の効果に加えて、プラズマ処理後の空孔内のガスや活性種を速やかに且つほぼ全て除去することが簡単にできるという効果、およびプラズマ処理を行う前に空孔内のクリーニングを行えるという効果を奏する。
(実施形態5)
実施形態5に係るプラズマ発生装置は、実施形態1とは電源と第2の電極との接続が異なるだけで他は同じであるので、異なっているところのみを説明する。
本実施形態においては、図8に示すように第2の電極20は接地されているだけであり、電源40とは直接には接続されていない。しかしながら、電源40も接地電極65によって接地しているので第2の電極20と電源40とはグラウンドを介して間接的に接続されているといえる。なお、第2の電極20および電源40の双方において、接地電極をわざわざ設けないで実質的に接地させている場合も本実施形態に含まれる。例えば電源40はプラズマ発生装置の外壁に接続されていて、プラズマ発生装置の外壁が接地されている床材と接触している場合などである。
本実施形態は、実施形態1と同じ効果を奏する。
(実施形態6)
実施形態6に係るプラズマ発生装置は、実施形態4と第2の電極の構成が異なっており他はほぼ同じであるので、実施形態4とは異なっているところを中心に説明する。
本実施形態においては、図12、図13に示すように、第2の電極132はワイヤ状の導電性部材102に絶縁体または誘電体からなる被覆105がなされている構成であり、ワイヤ状の導電性部材101に被覆105がなされている第1の電極131と同じ構成である。第1の電極131と第2の電極132とは互いに平行に配置され、その平行関係が固定されるように両電極131,132の被覆105の一部が繋がって一体となって平行電極対100となっている。従って、第1の電極131を細管10の空孔内に挿入しても、両電極131,132の平行状態は保持される。なお、両電極131,132の導電性部材101,102および被覆105の材料や構成などは実施形態1の第1の電極30と同じである。
第2の電極132は、実施形態1乃至5とは異なり、第1の電極131とともに細管10の空孔内に挿入される。そして電源40に接続されて第1の電極131との間に交流電圧あるいはパルス電圧が印加される。交流電圧あるいはパルス電圧については実施形態1で説明したものと同じである。
本実施形態では、被覆電線である第1の電極131に沿って被覆電線である第2の電極132がほぼ平行に配置されて平行電極対100として細管10内に挿入され、両電極131,132間に交流電圧あるいはパルス電圧が印加されているので、実施形態1と同様に細管10内にプラズマを容易に発生させることができる。また本実施形態は、実施形態4と同じプラズマ処理(表面処理や滅菌など)を同様の方法で行うことができ、同じ効果を奏する。
なお、第1の電極131の先端にプラズマの発生が集中しないように、第1の電極131の先端のみを被覆105を他の部分よりも厚くする又は絶縁性や誘電性が他の部分よりも高い素材とすることが好ましい。このようにすると第1の電極131の長さ方向においてほぼ均一にプラズマを発生させることが可能となる。
(実施形態7)
実施形態7に係るプラズマ発生装置は、実施形態6と第2の電極132と電源40との接続が異なっており他はほぼ同じであるので、実施形態6と異なっているところを中心に説明する。
本実施形態において、第2の電極132は、図14に示すように細管10内においては実施形態6と同様に第1の電極131と平行である平行電極対100の一部として存しており、細管10およびアダプタ70の外側で第1の電極131から離れていき、その離れた第2の電極接続部分132’は接地している。また、電源40も接地されている。
本実施形態のプラズマ発生装置は、実施形態6と同じプラズマ処理を同じ方法で行うことができ、同じ効果を奏する。
(実施形態8)
実施形態8に係るプラズマ発生装置は、実施形態7と第2の電極132が接地していないことが異なっており他はほぼ同じであるので、実施形態7と異なっているところを中心に説明する。
本実施形態において、第2の電極132は、図15に示すように細管10内においては実施形態6と同様に第1の電極131と平行である平行電極対100の一部として存しており、細管10およびアダプタ70の外側で第1の電極131から離れていき、その離れた第2の出極接続部分132’は電源40、第1の電極131のどちらにも接続されず接地もされておらず、電気的にフローティング状態となっている。また、電源40は接地されている。第2の電極132が電気的にフローティング状態であっても細管10内の第1の電極131の周辺にはプラズマが発生する。
本実施形態のプラズマ発生装置は、実施形態7と同じプラズマ処理を同じ方法で行うことができ、同じ効果を奏する。
(実施形態9)
実施形態9に係るプラズマ発生装置は、実施形態6と第2の電極の構成が異なっており他はほぼ同じであるので、実施形態6と異なっているところを中心に説明する。
本実施形態においては、図16、図17に示すように第2の電極133は、被覆を有しておらず導電性部材が剥き出しとなっている構成である。この導電性部材の材料としては、金属、カーボン、有機導電体などが挙げられる。
第2の電極133は第1の電極131の被覆105の外表面に接着されて第1の電極131とほぼ平行に配置されている。そして細管10の内外において実施形態6と同様に、第2の電極133は第1の電極131とともに平行電極対109として存しており、電源40に接続されていて第1の電極131との間に交流電圧またはパルス電圧を印加される。交流電圧あるいはパルス電圧については実施形態1で説明したものと同じである。
本実施形態のプラズマ発生装置は、実施形態6と同じプラズマ処理を同じ方法で行うことができ、同じ効果を奏する。
(実施形態10)
実施形態10に係るプラズマ発生装置は、実施形態3と第2の電極の構成およびガス導入部、気体除去部が存していること及び電源が接地されていることが異なっており他はほぼ同じであるので、実施形態3と異なっているところを中心に説明する。
本実施形態のプラズマ発生装置は、図6に示すように、細管11の管壁内部に埋め込まれた導電体22を有しており、そして、図18に示すように細管11の空孔内に挿入されている、絶縁体または誘電体により被覆されたワイヤ状の導電性部材からなる電極134を有している。導電体22および電極134は電源40に接続されており、それらの間には実施形態1と同様に交流電圧あるいはパルス電圧が印加される。電源40は接地されており、電極134が接地線に接続されている。交流電圧あるいはパルス電圧が印加されると、導電体22の周囲にプラズマが発生するが、電極134が細管11の空孔内に配置されているので、細管11内にプラズマがより多く発生する。
本実施形態のガス導入部80は実施形態2で説明したものと同じであり、気体除去部90はは実施形態4で説明したものと同じである。従って本実施形態のプラズマ発生装置は実施形態4と同じプラズマ処理を同じ方法で行うことができ、同じ効果を奏する。また、実施形態3の効果も奏する。
(その他の実施形態)
上記の実施形態は本発明の例であり、本発明はこれらの例に限定されない。例えば、第1の電極の導電性部材の形状は線状に限定されず、板状、箔状等どのような形状でもよい。
また実施形態1,2,4,5において、細管を導電性部材(例えば金属)により形成しても構わない。この場合は、細管の外部に第2の電極が不要となり、細管を接地したり、電源と接続させたり等すれば細管内にプラズマが発生する。
第1の電極に発生する放電は、誘電体バリア放電やグロー放電、コロナ放電など特に限定されない。プラズマが発生すればどのような放電形態であっても構わない。
実施形態3,5の装置において、実施形態2,4のようにガス導入部や気体除去部を取り付けて、所定のガスを導入してプラズマ処理を行っても構わない。
実施形態1〜4において、第2の電極と電源40との接続を行わなくても構わない。
実施形態1〜3において、第2の電極は接地しなくても構わない。
細管の形状や径の大きさ、長さ、素材などは特に限定されない。細管の横断面において外形や空孔の形状が円形以外の多角形や楕円、その他の形状であっても構わないし、細管の長さ方向において形状や内径が変化していても構わない。また、細管の一方の端部または両方の端部が閉鎖されていても構わない。
いずれの実施形態においても第1の電極の先端は、細管の中に入れておいても構わないし、細管の外に出しても構わない。また、実施形態6乃至10において第2の電極132,133や電極134の先端も細管の中に入れておいても構わないし、細管の外に出しても構わない。
実施形態6乃至10において、ガス導入部80および気体除去部90の少なくとも一方は設置しなくても構わない。
また、実施形態6から8の何れかにおいて、第2の電極は被覆を有していなくても構わない。
実施形態10において、電極134は電源40に接続させないで接地させてもよいし、電気的にフローティング状態としておいても構わない。また、電極134に被覆の無い剥き出しの導電性部材を用いてもよい。また、導電体22を電源40に接続させないで接地させたり電気的に浮かせておき、電極134に交流電圧あるいはパルス電圧を印加しても同じようにプラズマが発生するので構わない。
さらに第1の電極または平行電極対を細管内に挿入させる挿入部材を備えていても構わない。挿入部材は細管が曲がっていても第1の電極又は平行電極対の進行方向を自在に調整できる機能を有していることが好ましい。
実施形態6乃至9において第1の電極と第2の電極とは繋がっておらず、離れていてもよい。この時、第1の電極と第2の電極との距離を調整する距離調整部材をさらに備えていてもよい。任意の位置で2つの電極間距離を調整することができるとプラズマの発生位置を任意に調節できる。
いずれの実施形態においても電源は接地されていても接地されていなくてもどちらでもよい。接地されている場合、第2の電極が存しているときは、第2の電極が電源の接地側に接続されていることが好ましいが第2の電極の接続方法はこれに限定されない。
以上説明したように、本発明に係るプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法は、細管中で簡単にプラズマを発生させることができ、細管中の滅菌処理や、細管内壁の表面処理等として有用である。
実施形態1に係るプラズマ発生装置の模式的な斜視図である。 第1の電極の断面図である。 パルス電圧を示す図である。 実施形態2に係るプラズマ発生装置の模式的な斜視図である。 実施例1の滅菌テストの結果を示す表である。 実施形態3に係る細管の断面図である。 実施形態3に係るプラズマ発生装置の模式的な斜視図である。 実施形態5に係るプラズマ発生装置の模式的な斜視図である。 実施形態4に係るプラズマ発生装置の模式的な斜視図である。 実施例2に係る処理品の表面の拡大写真代用図面である。 実施例2に係る未処理品の表面の拡大写真代用図面である。 実施形態6に係るプラズマ発生装置の模式的な斜視図である。 実施形態6に係る平行電極対の断面図である。 実施形態7に係るプラズマ発生装置の模式的な斜視図である。 実施形態8に係るプラズマ発生装置の模式的な斜視図である。 実施形態9に係るプラズマ発生装置の模式的な斜視図である。 実施形態9に係る平行電極対の断面図である。 実施形態10に係るプラズマ発生装置の模式的な斜視図である。
符号の説明
10,11 細管
20 第2の電極
22 導電体
30 第1の電極
31 導電性部材
32 被覆
40 電源
50 接地線
60,65 接続線
70 アダプタ
80 ガス導入部
90 気体除去部
101 導電性部材
102 導電性部材
105 被覆
131 第1の電極
132 第2の電極
133 第2の電極
134 電極

Claims (26)

  1. 内径0.05〜3mmの細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、
    前記細管の空孔内に絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極を挿入する電極挿入工程と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含み、
    前記プラズマ発生工程では、前記第1の電極と前記細管の管壁内部に設置された第2の電極との間に交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる、プラズマ発生方法。
  2. 前記プラズマ発生工程では、前記細管の空孔内にガスを流入させる、請求項1に記載のプラズマ発生方法。
  3. 前記プラズマ発生工程の後に、前記細管の空孔内にガスを流入させる工程をさらに含む、請求項1または2に記載のプラズマ発生方法。
  4. 前記プラズマ発生工程の後に、前記細管の空孔内から気体を除去する工程をさらに含む、請求項1から3のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法。
  5. 前記プラズマ発生工程では、前記プラズマによって前記細管の内壁の表面処理を行う、請求項1から4のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法。
  6. 前記プラズマ発生工程では、前記プラズマによって前記細管の空孔内の滅菌を行う、請求項1から4のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法。
  7. 絶縁体または誘電体よりなるとともに管壁内部に導電体を有する内径0.05〜3mmの細管の外側および空孔内の少なくとも一方にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、
    前記細管の外側に電極を設置する電極設置工程と、
    前記電極と前記導電体との間に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の外側および空孔内の少なくとも一方にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含む、プラズマ発生方法。
  8. 内径0.05〜3mmの細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置であって、
    絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備え、前記細管の空孔内に挿入されてプラズマを発生させる第1の電極と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源と
    を備え、
    前記細管の空孔内に設置されるとともに、前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される第2の電極をさらに備えた、プラズマ発生装置。
  9. 内径0.05〜3mmの細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置であって、
    絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備え、前記細管の空孔内に挿入されてプラズマを発生させる第1の電極と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源と
    を備え、
    前記細管の空孔内に設置されるとともに、電気的にフローティング状態である第2の電極をさらに備えた、プラズマ発生装置。
  10. 前記第2の電極は、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えている、請求項8または9に記載のプラズマ発生装置。
  11. 内径0.05〜3mmの細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置であって、
    絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備え、前記細管の空孔内に挿入されてプラズマを発生させる第1の電極と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源と
    を備え、
    前記細管の空孔内に設置されるとともに、前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される接地電極をさらに備えた、プラズマ発生装置。
  12. 前記接地電極は、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えている、請求項11に記載のプラズマ発生装置。
  13. 前記細管の空孔内にガスを流入させるガス流入部材をさらに備えた、請求項8から12のいずれか一つに記載のプラズマ発生装置。
  14. 前記細管の空孔内の気体を除去する気体除去部材をさらに備えた、請求項8から13のいずれか一つに記載のプラズマ発生装置。
  15. 前記プラズマによって前記細管の内壁の表面処理を行う、請求項8から14のいずれか一つに記載のプラズマ発生装置。
  16. 前記プラズマによって前記細管の空孔内の滅菌を行う、請求項8から14のいずれか一つに記載のプラズマ発生装置。
  17. 内径0.05〜3mmの細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、
    前記細管の空孔内に絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極を挿入する電極挿入工程と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含み、
    前記プラズマ発生工程では、前記第1の電極と前記細管の空孔内に置かれた第2の電極との間に交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる、プラズマ発生方法。
  18. 内径0.05〜3mmの細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、
    前記細管の空孔内に絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極を挿入する電極挿入工程と、
    前記第1の電極とアースとの間に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含み、
    前記電極挿入工程では、前記細管の空孔内に電気的にフローティング状態である第2の電極をさらに挿入する、プラズマ発生方法。
  19. 内径0.05〜3mmの細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、
    前記細管の空孔内に絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極を挿入する電極挿入工程と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含み、
    前記プラズマ発生工程では、前記第1の電極と前記細管の空孔内に置かれた接地電極との間に交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる、プラズマ発生方法。
  20. 前記プラズマ発生工程では、前記細管の空孔内にガスを流入させる、請求項17から19のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法。
  21. 前記プラズマ発生工程の後に、前記細管の空孔内にガスを流入させる工程をさらに含む、請求項17から20のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法。
  22. 前記プラズマ発生工程の後に、前記細管の空孔内から気体を除去する工程をさらに含む、請求項17から21のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法。
  23. 前記プラズマ発生工程では、前記プラズマによって前記細管の内壁の表面処理を行う、請求項17から22のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法。
  24. 前記プラズマ発生工程では、前記プラズマによって前記細管の空孔内の滅菌を行う、請求項17から22のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法。
  25. 絶縁体または誘電体よりなるとともに管壁内部に導電体を有する内径0.05〜3mmの細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、
    前記細管の空孔内に電極を設置する電極設置工程と、
    前記導電体とアースとの間に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含む、プラズマ発生方法。
  26. 絶縁体または誘電体よりなるとともに管壁内部に導電体を有する内径0.05〜3mmの細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生方法であって、
    前記細管の空孔内に電極を設置する電極設置工程と、
    前記電極とアースとの間に交流電圧またはパルス電圧を印加して前記細管の空孔内にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含む、プラズマ発生方法。
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