JP5193483B2 - プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 - Google Patents
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Description
実施形態1のプラズマ発生装置を図1に示す。このプラズマ発生装置は、細管10の空孔内にプラズマを発生させる装置であり、細管10の空孔内にその先端が挿入される(図1では既に先端が挿入されている)第1の電極30と、細管10の外側に設置されている第2の電極20と、第1の電極30と第2の電極20との間に交流電圧あるいはパルス電圧を印加する電源40と、細管10中にガス流を発生させるガス流発生部材80とを備えている。ガス流は細管10の中を、図の左側から右側へ、第1の電極30の先端に向かって進んでいき、プラズマは第1の電極30の先端からガス流中を、ガス流の進行方向とは反対側に、即ち図の左側へ伸びていく。
実施形態2ではガス流の流路として、細管ではなく板状部材に形成された溝部分が用いられている点が実施形態1とは異なり、その他の点は実施形態1と同じであるので、実施形態1とは異なっている点を説明する。実施形態1と同じ点は説明を省略する。
実施形態3では、実施形態1とはガス種を変更して細管10内のプラズマ処理を行っている点以外は実施形態1と同じであるので、実施形態1とは異なっている点を説明し、実施形態1と同じ点は説明を省略する。
実施形態4では、図5に示すように、細管10,10,10が3本存しており、それぞれの細管10,10,10に第1の電極36,36,36の先端が挿入されている。即ち本実施形態の流路を構成しているのは、複数の細管が集合した多孔管(各細管は平行に並んでいる)である。3つの第1の電極36,36,36は一つに繋がって集合電極35となり、集合電極35が電源40に接続している。
上記の実施形態は本発明の例示であり、本発明はこれらの例に限定されない。例えば、第1の電極の導電性部材の形状は線状に限定されず、板状、箔状等どのような形状でもよい。ガス流のガスは、Arに限定されず、He、Ne、Xeなどの他の希ガスでも構わない。また、希ガスを50%以上とし、残りの50%未満の割合で他のガスを混合させても構わず、他のガスの種類も特に限定されない。つまり、管内や溝内に施したい表面処理、滅菌や殺菌などのプラズマを発生させる目的に応じて混合させるガスの種類を選べばよい。
12 板状部材
15,16,17 溝
20 第2の電極
30 第1の電極
31 導電性部材
32 被覆
40 電源
50 接地線
60 接続線
80 ガス流発生部材
Claims (9)
- プラズマを発生させ、被処理物の表面に当該プラズマを作用させてプラズマ処理を行うプラズマ発生装置であって、
絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極と、
前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源と、
ガスを吹き出してガス流を発生させるガス流発生部材と、
前記ガス流に沿って置かれた第2の電極と
を備え、
前記第1の電極の少なくとも一部は、前記ガス流の中に置かれており、
前記第1の電極には交流電圧またはパルス電圧が印加され、
前記ガス流が前記第1の電極に接した部分から、該ガス流の上流に向かって前記第1の電極から離れていく方向に且つ前記第2の電極に沿ってプラズマを発生させ、
プラズマ処理が行われる前記被処理物の表面は前記ガス流に触れており、
前記第2の電極は前記被処理物の表面に沿ってプラズマ処理が行われる領域全域にわたって設置されている、プラズマ発生装置。 - 前記ガスには構成成分として希ガスが含まれている、請求項1に記載されているプラズマ発生装置。
- 前記第1の電極のうち前記ガス流の中に置かれた部分には、前記導電性部材が露出している部分が存する、請求項1または2に記載されているプラズマ発生装置。
- 前記ガス流発生部材は、管の空孔内に前記ガスを吹き出して前記ガス流を発生させており、
前記第1の電極の一部は、前記ガス流が流出する前記管の端部から該管の中に挿入されている、請求項1から3のいずれか一つに記載されているプラズマ発生装置。 - 前記管の外側に設置されるとともに、前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される第2の電極をさらに備えた、請求項4に記載のプラズマ発生装置。
- 前記管は枝分かれをした部分を有しており、前記ガス流は前記管の一部に発生している、請求項4または5に記載されているプラズマ発生装置。
- プラズマを発生させ、被処理物の表面に当該プラズマを作用させてプラズマ処理を行うプラズマ発生方法であって、
絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極を所定の位置に設置する設置工程と、
前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する印加工程と、
前記第1の電極に向かってガスを流してガス流を発生させるガス流工程と
を含み、
プラズマ処理が行われる前記被処理物の表面は前記ガス流に触れており、
前記ガス流及び前記被処理物の表面に沿いプラズマ処理が行われる領域全域にわたって第2の電極が設置されており、
前記ガス流が前記第1の電極に接触した部分から、該ガス流の上流に向かって前記第1の電極から離れていく方向に且つ前記第2の電極に沿ってプラズマを発生させる、プラズマ発生方法。 - 前記ガスには構成成分として希ガスが含まれている、請求項7に記載されているプラズマ発生方法。
- 前記ガス流工程では、管の空孔内にガス流を発生させる、請求項7または8に記載されているプラズマ発生方法。
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JP2007080112A JP5193483B2 (ja) | 2007-03-26 | 2007-03-26 | プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 |
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